エレン「進撃の決闘者」(69)

遊戯王と進撃の巨人のコラボSSです。

設定は巨人の代わりに遊戯王のモンスター達が外の世界を支配ている設定です。GXの異世界編みたいな感じを連想してください。

ちなみに>>1は半端な気持ちでデュエルの世界に入ったサテライトの屑野郎なのでカード効果他を完全に把握できてない場合があります。ミスがありましたらご指摘ください。

グリシャ「エレン…この鍵を…ずっと…肌身離さず持ってるんだ…」

グリシャ「そしてこの鍵を見るたびに思い出せ…お前が地下室に行かなくてはならないことを…」

グリシャ「今からお前にNo.のカードを与える…」

エレン「ナンバーズ?何を言ってるの?説明してよ父さん!」

グリシャ「このカードのせいで今からお前は記憶障害が起こる…だから今説明してもダメなんだ…」

エレン「や、やめてよ!父さん!何をしようとしやるの!」

グリシャ「使い方はカードが教えてくれるだろう…」

エレン「父さんは母さんが死んでおかしくなったんだ!!」

グリシャ「エレン!!デッキを出しなさい!!」

ズギュウ…

エレン「うわああああああ!!」

………………………………………
……………………………
……………

「エレン!エレン!」

エレン「はっ…!」

アルミン「やっと起きたね、うなされてたみたいけど大丈夫?」

エレン「あ、ああ…」(うなされてた…?オレはどんな夢を見ていたんだ?まったく覚えてねぇ…)

エレン(何か…大切な夢だったような気がするけど…)

アルミン「今日は僕たち訓練兵団の解散式だよ?大丈夫かい?」

ー850年ー

教官「100年の平和の代償は惨劇によって支払われた、当時の危機的意識では突然の『仮面魔術師型モンスター』の出現に対応できるはずがなかった…」

教官「その結果…先端の壁『ウォール・オシリス』を放棄、人類の活動領域は現在我々のいる『ウォール・オベリスク』まで後退した」

教官「今この瞬間にもあの『仮面魔術師型モンスター』が壁を破壊しに来ても不思議ではない」

教官「その時こそ、諸君らはその職務として生産者に代わり自らその命を捧げてモンスターという驚異と決闘をしなければならない!」

教官「心臓を捧げよ!」

「「ハッ!!!」」

教官「本日諸君らは訓練兵を卒業する…その中で最も訓練成績が良かった上位10名を発表する、呼ばれた者は前へ」

主席 ミカサ・アッカーマン

2番 エレン・イェーガー

3番 ライナー・ブラウン

4番 ベルトルト・フーバー

5番 アニ・レオンハート

6番 ジャン・キルシュタイン

7番 マルコ・ボット

8番 コニー・スプリンガー

9番 サシャ・ブラウス

10番 クリスタ・レンズ

教官「以上10名ーー」

………………………………………
…………………………
……………


【解散式会場】

「いーよな…お前らは10番以内に入れてよ!どーせ憲兵団に入るんだろ?」

ジャン「はぁ?当たり前だろ、何のために10番以内目指したと思ってんだよ」

マルコ「オレも憲兵団にするよ、王の下でデュエルができるなんて…光栄だ」

ジャン「まーだお利口さんやってんかよ、マルコ」

ジャン「言えよ本音を…内地に行けるからだろ?」

ジャン「やっとこのクッソ息苦しい最前線の街を脱出できるんだ!!内地での安全な暮らしがオレ達を待ってっからだろが!!」

マルコ「な…お前…」

マルコ「恥を知れよ!それでもお前は誇り高き決闘者か!少なくともオレはーー」

ジャン「あ~すまん、オレが悪かった、お前は優等生だったな」

ジャン「でもよぉ…普通はオレみたいな考えだと思うぜ?外の世界のモンスターとデュエルするなんて馬鹿げてる、勝てるわけがないのに」

マルコ「そ、そうかもしれないけど…」

ジャン「で、お前らはどうする?ベルトルト、アニ?」

ベルトルト「僕は憲兵団を志願するよ」

アニ「私も…だけど、あんたと一緒だと思われたくないね」

ジャン「ハハハッ!」

エレン「なぁ…」

ジャン「…なんだ?」

エレン「内地が快適とか言ったな…でもよ、お前が息苦しいと罵倒したこの街だって5年前まで内地だったんだぞ」

ジャン「…何が言いたい?」

エレン「内地なんかに行かなくても、お前の脳内は快適だと思うってことだよ」

ジャン「オレがめでたい頭してるって言いたいのか?」

エレン「なんだ、自覚なかったのか」

ジャン「てめぇ…喧嘩売ってんのか…ディスク構えろ…」グググ

エレン「ふん…上等だ」

ミカサ「エレン、やめなさい」

エレン「止めるなミカサ、別に良いだろ?こいつと喧嘩するのも今日で最後なわけなんだから」

アルミン「まったく…エレンは喧嘩っ早いんだから…」

ジャン「そういえばお前、調査兵団志望だったな…そうなると、
このデュエルがお前との最後のデュエルになるかもしれないのか、外の世界なんて死にに行くようなもんだからなぁ!」

エレン「寂しいか?」

ジャン「まさか!お前に勝って爽やかな気分で内地に言ってやるよ」

エレン「相変わらず口達者だな」

ジャン「達者なのは口だけじゃないぜ?」

エレン「御託はいい、準備はいいか、行くぞ?」

ジャン「ああ、いつでも来い!」

エレン/ジャン「「デュエル!!」」

エレン「先行はもらうぞ!」

エレン「オレのターン、ドロー!」チラッ

エレン「………」

エレン「オレは《BF-黒槍のブラスト》を通常召喚」

BF-黒槍のブラスト
レベル4
攻1700/守800

エレン「ターンエンド」

手札5枚/LP4000


ジャン「ずいぶん悠長だなぁ!オイ!」

ジャン「セットカードも無しに下級モンスター1体でオレの攻撃に耐えられるのか?」

エレン「…お前のターンだぞ、さっさと引け」

ジャン「チッ…余裕振りやがって…オレのターン、ドロー!」チラッ

ジャン(悪くねぇ手札だ…行ける!)

ジャン「オレは手札の魔法カードを1枚をゲームから除外して、《モノケロース》を特殊召喚!」

モノケロース
レベル3
攻1000/守1000

ジャン「さらに《一角獣の使い魔》を召喚!」

一角獣の使い魔
レベル2/チューナー
攻0/守1000

エレン(チューナー…ということは…)

ジャン「レベル2《一角獣の使い魔》にレベル3《モノケロース》をチューニング!」

ジャン「天駆ける雷よ、猛き烈風と交わりて、幻想の世界より姿を現せ!シンクロ召喚!いななけ!《サンダー・ユニコーン》!」

サンダー・ユニコーン
レベル5/シンクロ
攻2200/守1800

マルコ「いきなりシンクロ召喚!?」

ジャン「驚くのはまだ早いぜ!《モノケロース》の効果発動!このカードと一緒にシンクロ素材にされた獣族のチューナーを特殊召喚することができる!」

ジャン「《一角獣の使い魔》を特殊召喚!」

ジャン「そして、レベル2《一角獣の使い魔》にレベル5《サンダー・ユニコーン》をチューニング!」

ジャン「天駆ける雷よ、雲を切り裂き、その蹄を地上に穿て!シンクロ召喚!轟け、《ボルテック・バイコーン》!」

ボルテック・バイコーン
レベル7/シンクロ
攻2500/守2000

アルミン「シンクロモンスターを素材にした二重シンクロ召喚…やるね…」

ジャン「まだまだ行くぜ!《死者蘇生》発動!墓地の《サンダー・ユニコーン》を再び特殊召喚!」

ジャン(これであいつのフィールドには貧弱なモンスターが1体…伏せカードも無し…行ける!行けるぞ!)

ジャン「バトル!《ボルテック・バイコーン》で《BF-黒槍のブラスト》を攻撃だ!」

ボルテック・バイコーン
攻2500

BF-黒槍のブラスト
攻1700

ジャン「いっけぇ!ボルテック・バイコーン!」

エレン「まったく…やっぱりお前、めでたい頭してるな」

ジャン「なんだと?」

エレン「オレが何のバックも無しにモンスターを棒立ちさせたと思うか?」

ジャン「そんなバカなっ!お前のフィールドはモンスターが1体いるだけで伏せカードは無いはず…」

エレン「その考えが命取りなんだよ!手札からモンスター効果発動!《月影のカルート》!」

マルコ「手札からモンスター効果!?」


エレン「コイツの効果はオレのモンスターがバトルする時に手札から発動できる…そして、そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズまで1400上昇させる能力」

エレン「つまり…今の《BF-黒槍のブラスト》の攻撃力はお前の《ボルテック・バイコーン》を上回る3100だ、返り討ちにさせてもらう!」

エレン「デス・スパイラル!!」

ボルテック・バイコーン
攻2500

BF-黒槍のブラスト
攻1700→3100

ジャン「グッ…」(オレの《ボルテック・バイコーン》がこうもアッサリ…認めたくないが流石に強いな)

LP4000→3400

ジャン「チッ…ボルテック・バイコーンの効果発動…!このモンスターが破壊された時、お互いのプレイヤーはデッキを上から7枚墓地に送る」パララ…

エレン「……」パララ…

ジャン「オレはカードを1枚セットしてターンエンドだ」

手札1枚/LP3600

エレン「オレのターン!ドロー!」チラッ

エレン「今度はこっちから攻めさせてもらうぞ!」

エレン「《BF-そよ風のブリーズ》を通常召喚!」

BF-そよ風のブリーズ
レベル3/チューナー
攻1100/守100

ライナー「チューナーか…」

アルミン「合計レベルは7…あいつを呼ぶ気だね」

エレン「レベル3《そよ風のブリーズ》にレベル4《黒槍のブラスト》をチューニング!」

エレン「黒き旋風よ、天空へ駆け上がる翼となれ!シンクロ召喚!《BF-アーマード・ウィング》!」

BF-アーマード・ウィング
レベル7/シンクロ
攻2500守1500


ジャン(アーマード・ウィング…戦闘では破壊されず戦闘ダメージも受けない戦闘では無敵のモンスター…)

エレン「そして、このモンスターは自分のフィールドにBFが存在する場合手札から特殊召喚できる!」

エレン「来い!《BF-疾風のゲイル》!」

BF-疾風のゲイル
レベル3/チューナー
攻1400/守400

エレン「そして、《疾風のゲイル》の効果発動、相手モンスター1体の攻撃力を永続的に半減させる!」

サンダー・ユニコーン
攻2200→1100

エレン「バトル!《アーマード・ウィング》で《サンダー・ユニコーン》を攻撃!」

エレン「ブラック・ハリケーン!!」

ジャン「させねぇよ!トラップ発動!《聖なるバリア-ミラーフォース》!」

ジャン「アーマード・ウィングと疾風のゲイルを破壊!」

アルミン「ミ、ミラーフォースだって!?」

エレン「ミラーフォースか…ずいぶん高価なカードを使うんだな」

ジャン「訓練兵団の給料でこのカードを買うのはちとキツかったが、期待通りの威力だな」

ジャン「へっへっへっ…憲兵団に入れば特権でもっと高価なカードが手にはいるぜ…」

エレン(チッ…そういう強力なカードは調査兵団に支給しろってんだよ…内地の引きこもり共め…)

エレン「オレはカードを2枚セットしてターンエンドだ」

手札2枚/LP4000

ジャン(あ、危なかった…しかし…オレのフィールドはゲイルによって攻撃力を半減させられたサンダー・ユニコーン1体…このまま何もできなかったら次のターンで確実にやられる…そしてオレの手札にはこの状況を打開するカードはない…)

ジャン(つまり…このドローが頼みの綱だ!)

ジャン「オレのターン!」

ジャン「ド、ドロー!」プルプル

ジャン「………」チラッ

ジャン「…き、きた!!」

ジャン「オレは手札から《マインモール》を通常召喚!」

マインモール
レベル3/チューナー
攻1000/1200

ミカサ「チューナー…」

マルコ「合計レベルは8…来るよ、ジャンのエースモンスター!」

ジャン「レベル3《マインモール》にレベル5《サンダー・ユニコーン》をチューニング!」

ジャン「天駆ける雷よ!漆黒の大気を貫き、その雷撃で大地を燃やせ!シンクロ召喚!照らせ、《ライトニング・トライコーン》!」

ライトニング・トライコーン
レベル8/シンクロ
攻2800/守2000

エレン「攻撃力2800…!」

ジャン「《マインモール》の効果発動!このカードが獣族シンクロモンスターの素材に使用されたとき、カードを1枚ドローできる!」

ジャン「ドロー!」チラッ

ジャン「オレは手札から装備魔法発動!《一角獣のホーン》!」

ジャン「これにより《ライトニング・トライコーン》の攻撃力は700ポイントアップ!」

ライトニング・トライコーン
攻2700→3500

アルミン「更に攻撃力を上げてきた!」

ジャン「バトルの時間だ!貫け、ライトニング・トライコーン!ダイレクトアタックだ!」

ジャン「ギガボルト・チャージ!!」

エレン「…ググっ!」

LP4000→500

ジャン「オラ!どうしたエレン!オレ相手に手間取ってるようじゃ奴らの相手なんか勤まんねぇぞ!!」

エレン「あたりめーだ!この程度でオレを追い詰めた気になるなよ!」

ジャン「ケッ…口の減らねぇ野郎だ」

マルコ(君もね…)

ジャン「ターンエンド」

手札1枚/LP3400

マルコ「ジャンの奴、なかなかやるじゃないか、2位のエレンをここまで追い詰めるなんて」

ライナー「いや、まだエレンにはアレがある…」

マルコ「アレ…?」

エレン「オレのターン…ドロー!」チラッ

エレン「……」

エレン「オレは《BF-極北のブリザード》を通常召喚!」

BF-極北のブリザード
レベル2/チューナー
攻1400/守0

エレン「このカードの召喚に成功したとき、自分の墓地からレベル4以下のBFを特殊召喚できる!」

エレン「墓地から《BF-銀盾のミストラル》を特殊召喚」

BF-銀盾のミストラル
レベル2/チューナー
攻100/守1800

アルミン「ボルテック・バイコーンの時に墓地に落ちたカードだね」

エレン「そしてこのカードは、フィールド上に闇モンスターがいるとき手札から特殊召喚できる」

エレン「《クロクロークロウ》を特殊召喚!」

クロクロークロウ
レベル2
攻900/守600

アニ「レベル2のモンスターが3体…」

ベルトルト「………ゴクッ」

エレン「レベル2の《極北のブリザード》、《銀盾のミストラル》、《クロクロークロウ》でオーバーレイ!3体のモンスターでオーバレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

ジャン「なっ…エクシーズ召喚だと!?」

エレン「現れろ! No.96!! 漆黒の闇からの使者、ブラック・ミスト!!」

No.96 ブラック・ミスト
ランク2/エクシーズ
攻100/守1000

ミカサ「ブラック・ミスト…」(このカードは普通のカードとは違う…)

ジャン「へっ…脅かせやがって…たったの攻撃力100じゃねぇか…」

エレン「それはどうかな?」

ジャン「なんだと!?」

エレン「装備魔法、《進化する人類》発動!」

エレン「このカードは自分のLPが相手のLPより低い時に装備モンスターの攻撃力を2400にすることができる」

エレン「ブラック・ミストに《進化する人類》を装備!」

No.96 ブラック・ミスト
攻100→2400

ジャン「まだまだオレのライトニング・トライコーンには及ばないぜ!」

エレン「オレは《ブラック・ミスト》で《ライトニング・トライコーン》に攻撃!」

ジャン「なっ…血迷ったかエレン!返り討ちにしてやる!」

エレン「やれるもんならやってみな!」

エレン「ブラック・ミストのモンスター効果発動!このカードが戦闘を行う時、オーバレイユニットを1つ取り除くことで相手モンスターの攻撃力を半分吸収することができる!」

エレン「シャドーゲイン!」

No.96 ブラック・ミスト
攻2400→4150

ライトニング・トライコーン
攻3500→1750

ジャン「こ、攻撃力4150!?」

エレン「驚くのはまだ早い!速攻魔法発動!《イージーチューニング》」

エレン「このカードは墓地のチューナーモンスターをゲームから除外するとこによりその除外されたモンスターの攻撃力をオレのモンスターに加算するカード…」

エレン「オレが除外するのは《BF-疾風のゲイル》」

エレン「ブラック・ミストの攻撃力を更に1400ポイント上昇!」

No.96 ブラック・ミスト
攻4150→5650

マルコ「攻撃力5650…す、凄まじい…」

エレン「ぶっ潰せ!ブラック・ミスト!」

エレン「ブラック・ミラージュ・ウェップ!!」

ジャン「ぐ、ぐわあああああああ!!」

LP3400→0

Win エレン・イェーガー


ジャン「く、くそったれ…」ガクッ

今日はここまでにします
遊戯王SS初めてなのでデュエルパートが上手くかけてるか不安

マインモールはチューナーじゃない

>>38
ご指摘ありがとうございます。



エレン「オレの勝ちだな」

アルミン「ナイスファイト、エレン!」

ミカサ「…またナンバーズを使った…あのカードは危険…」

エレン「またその話か…お前も飽きないな…」

ミカサ「あのカードはきっとエレンを不幸にする…だから…!」

エレン「使うな。ってか?」

ミカサ「………」

エレン「オレはこの力…ナンバーズの力を使ってオレの家族…故郷を奪ったモンスター共に復讐する…」

ミカサ「エレン…」

エレン「ミカサ…話がある…外に来てくれ」

ミカサ(エレンと2人っきりでお話…一体なんの話だろう…)ドキドキ

エレン「アルミンも来てくれ」

アルミン「う、うん…」

ミカサ「……」

【解散式会場(外)】

アルミン「エレン…話ってなに?」

ミカサ「……」

エレン「お前ら…配属兵科の希望は?」

ミカサ「私は調査兵団にする」

エレン「……」

エレン「お前は主席だろうが……憲兵団に行けよ、きっとすげぇレアカードが貰えるぞ」

ミカサ「あなたが憲兵団に行くなら私も憲兵団に行こう、エレンは私と一緒にいないと早死する」

エレン「そんなこと頼んでねぇだろ…いつまで続けるつもりだ!?」

ミカサ「人生が続く限り…一度死んだ私を再び生き返らせてくれた恩は忘れない…」

ミカサ「なにより…もうこれ以上家族を失いたくない…」

エレン「………」

エレン「アルミン…お前は?」

アルミン「僕は調査兵団に入る!」

エレン「本気で言ってんのか?お前は…」

アルミン「あぁ…わかってるよ…」

アルミン「僕は人より体力が無い…それにデュエルだってエレンやミカサに比べたら全然弱い…卒業試験デュエルに合格できたもの奇跡だ…」

アルミン「だけど…死んでも足手まといにはならないよ!」

エレン「アルミン…」

アルミン「………」

アルミン「今日はもう遅い…寮に帰ろう…」

エレン「あ、ああ…」


…翌日

【街】

エレン「しっかし…最前線の街だっていうのに…人が増えたよな…」

ハンナ「もう5年も何も無いんだもん、数年前の雰囲気のままとはいかないでしょ」

フランツ「この5年間で壁を纏う神の力もずいぶん強くなったしね!もう壁を壊すモンスターなんて来ないんじゃないかな」

エレン「なに腑抜けたこと言ってんだよ!!バカ夫婦!!そんなことじゃ…」

ハンナ「そ、そんな…夫婦だなんて…」テレテレ

フランツ「お似合い夫婦デュエリストだなんて…気が早いよエレン!」テレテレ

エレン「………」イラッ

エレン「お前らなー」

………………………………………
…………………………
…………

【壁上(前門付近)】

エレン「はぁ……!?調査兵団にするって?前は憲兵団に入るって…」

コニー「憲兵団がいいに決まってるだろ…けどよ…」

トーマス「昨日のお前のデュエルが効いたんだよ」

エレン「は!?」

コニー「ち、違うからな!!オレは…アレだ…そう!ジャンだ」

ミーナ「やっほーみんな!こっちの仕事は終わったよ!」

コニー「よお、ミーナにサムエル、神のカードの力には何の異常もなかったか?」

サムエル「ああ…そこら辺を飛んでる憎たらしいモンスター共が攻めて来ないのがその証拠だ」

トーマス「ははは…モンスター達はこの壁に埋め込まれた神のカードのお陰で壁に近づくことすらできないからね」

トーマス「なぁエレン…本当にウォール・オシリスが突破された時、神のカードはちゃんと機能してたのか?」

エレン「…ああ、シガンシナ区の駐屯兵団は飲んだくれだったけど壁の整備だけはしっかりやってたんだ、それに…」

「あのぅ…みなさん…」

サシャ「上官の食料庫からお肉とってきました」

皆「………!!」ゾクッ

エレン「お前…独房にぶち込まれたいのか…?」

トーマス「お前…本当にバカなんだな」

コニー「バカって怖えぇ…」

サシャ「後で…みなさんで分けましょう…むふふ…」

コニー「戻してこい」

ミーナ「そーだよ、肉なんて凄く貴重なんだから!内地ではレアカードと等価で取引されてるって噂だよ!?」

サシャ「……大丈夫ですよ、土地を奪還すればまた…牛や羊も増えますから」

エレン「え?」

トーマス「なるほど、ウォール・オシリス奪還の前祝いに頂こうってわけか」

サシャ「おっ、流石トーマス!察しが良いですね!」

トーマス「食ったら腹括るしか無いもんな」

サムエル「…オレもその肉食う!」

ミーナ「私も食べるから!取っといてよ…!」

エレン「………」

サムエル「何つっ立ってんだエレン、作業に戻らねぇとバレちまうぞ」

ミーナ「お昼はまだ先だよ」

エレン「……」ブルブル

ギュッ!

エレン(あれから5年経った)

エレン(3分の1の領土と2割の人口を失ってようやく、人類は尊厳を取り戻しつつある)

エレン(勝てる!)

エレン(人類の反撃は、ここからだ!!)


「そろそろ始めるぞ…準備はいいか?」

「ああ…5年前も出来たんだ…今回だって上手くやってやるさ…」


ピカッ…


ドゴオオオオオン!!!


エレン「!!?」

コニー「な、なんだ!この大きな音と衝撃は!?」

トーマス「!!?」

トーマス「あ…あぁ…そ、そんな…ウソだろ…」ガクガク

ミーナ「どうしたのトーマス…そんなに怯えて…」

トーマス「だ、だって…お前ら…下を見てみろよ…」

サムエル「なっ…!!」

サシャ「えっ…!」

ミーナ「前門が……破壊されてる……」

エレン「くっ…!!」ダダッ!

トーマス「エレン!どこ行くんだよ!」

エレン「決まってんだろ!!前門を壊したモンスターとデュエルしに行くんだよ!!きっと5年前と同じ奴だ…絶対にぶっ殺してやる…」

エレン「お前らは早くこの事を上官に知らせろ!ヤツらが…モンスター共が街に入ってくるぞ!!」

コニー「………」ゴクッ

コニー「わ、わかった…!任せとけ…!」

エレン「よし、頼むぞお前ら…オレは前門を壊したモンスターの所に行く」

ミーナ「エレン正気!?」

エレン「奴は突然現れて突然消える!今を逃せばまた奴を逃がしてしまうかもしれない!1秒でも時間が惜しい、オレは行くぞ!!」ダダッ

ミーナ「待って!1人で行くなんて危険!!」

トーマス「よせミーナ!今は緊急事態だ、敵の足止めはエレンに任せよう…」

ミーナ「エレン…」

【前門】

「ハァ…ハァ…流石は神の力を宿した壁だ…穴を開けるだけでCNo.(カオスナンバーズ)化が解除されて《仮面魔踏士シャイニング》の姿に戻されるなんて…僕も衰えたな…」

シャイニング「力が戻るまで…少し時間がかかりそうだ…」

エレン「おい!そこのモンスター!お前が壁に穴を開けたのか!!」

エレン(仮面魔術師型のモンスター!だが…5年前とは姿が違う…?)

シャイニング「……ああ、僕がやった」

エレン「5年前に壁を壊したのもお前の仕業か!?」

シャイニング「そうさ…僕が壊した」

エレン(コイツのせいで母さんが…オレの故郷が…)グググ…

エレン「絶対に許さねぇ…!オレとデュエルしろおおおおおおおお!!」

シャイニング「元より許される気なんて無い、それより…僕にデュエルを挑むのかい…?」

シャイニング「痛い目みるだけじゃ済まないよ?」

エレン「お前のせいで死んだ人達のためにも…オレは絶対に負けない!!」

エレン/シャイニング「「デュエル!!」」

今日はここまでにします

デュエル無くてゴメンね

エレン「オレのターン!ドロー!」

エレン(相手は強敵…序盤だからといって気は抜かない…)

エレン「オレは《BF-精鋭のゼピュロス》を攻撃表示で召喚!」

BF-精鋭のゼピュロス
レベル4
攻1600守1000

エレン「さらに、コイツは自分フィールド上にBFが存在している時、手札から特殊召喚できる!」

エレン「来い!《BF-疾風のゲイル》!!」

BF-疾風のゲイル
レベル3/チューナー
攻1400守400

シャイニング「チューナー…」

エレン「レベル3《疾風のゲイル》にレベル4《精鋭のゼピュロス》をチューニング!」

エレン「黒き旋風よ、天空へ駆け上がる翼となれ!シンクロ召喚!《BF-アーマード・ウィング》!」

BF-アーマード・ウィング
レベル7/シンクロ
攻2500守1500

エレン「ターンエンドだ」

手札4枚/LP4000

シャイニング「いきなりシンクロ召喚…ずいぶん焦ってるみたいだね」

エレン「早くテメェをぶっ殺さねぇとモンスター共が壁内に入って来ちまうからな」

シャイニング「…無駄だよ…君たち人類は外の世界のモンスター達の進撃は止められない」

シャイニング「僕のターン!ドロー!」手札6/LP4000

シャイニング「僕は《アンブラル・グール》を攻撃表示で召喚!」

アンブラル・グール
レベル4
攻1800守0

エレン(攻撃力の劣るモンスターを攻撃表示で召喚…何か狙ってやがる…)

シャイニング「《アンブラル・グール》のモンスター効果」

シャイニング「このカードの攻撃力を0にすることにより、手札からアンブラルと名のつくモンスターを特殊召喚できる」

アンブラル・グール
攻1800→0

シャイニング「《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス》を特殊召喚」

アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス
レベル1
攻0守0

シャイニング「そして、手札から魔法発動、《タンホイザーゲート》」

シャイニング「自分フィールドの攻撃力1000以下のモンスターを2体選択して発動、選択された2体のモンスターのレベルはその2体のレベルの合計になる」

アンブラル・グール
レベル4→5

アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス
レベル1→5

エレン「レベル5のモンスターが2体…エクシーズ召喚か!?」

シャイニング「ご名答…!」

シャイニング「レベル5の《アンブラル・グール》と《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス》でオーバーレイネットワークを構築!」

シャイニング「エクシーズ召喚!現れよ《No.61 ヴォルカ・ザウルス》!!」

No.61 ヴォルカ・ザウルス
ランク5/エクシーズ
攻2500守1000

エレン「ナ、ナンバーズだと!?」

エレン「だが、オレのアーマード・ウィングを戦闘で破壊するとこは不可能だぜ!」

シャイニング「戦闘での破壊が無効なら効果で破壊するまでだよ」

シャイニング「《ヴォルカ・ザウルス》のモンスター効果発動!」

シャイニング「オーバーレイユニットを1個取り除くことにより、相手フィールド上のモンスターを1体破壊して…相手にそのモンスターの攻撃力分のダメージを与える!!」

エレン「なっ…!」

シャイニング「ヴォルカ・ザウルス、アーマード・ウィングを破壊しろ!」

シャイニング「マグマックス!!」

エレン「あっ…熱ッ…!ぐわあああああああ…!!」


LP4000→1500

シャイニング「ずいぶん苦しそうだけど…大丈夫かい?」

エレン「こんな痛み…屁でもねぇよ…」

シャイニング(闇のゲームの最中にNo.の攻撃を食らったら普通は痛みで気を失ったり死んだりするんだけどな…流石にタフだね…)

シャイニング「ヴォルカ・ザウルスはモンスター効果を使ったターン、相手プレイヤーにダイレクトアタックすることはできない…命拾いしたね」

シャイニング「僕はこれでターンエンドだよ」

手札3/LP4000

エレン「ぐっ…オレのターン!ドロー!」手札5/LP1500

エレン「この痛み…数倍にしてお前に返してやる…!」

エレン「オレは手札から魔法発動!《おろかな埋葬》!」

エレン「このカードは、自分のデッキからカードを1枚選択して墓地に落とすことができる」

エレン「オレは《BF-銀盾のミストラル》を墓地に送る」

エレン「そしてこいつは、自分のフィールドにカードが存在しない時手札から特殊召喚できる、来い!《BF-逆風のガスト》!」

BF-逆風のガスト
レベル2/チューナー
攻900守1400

エレン「さらに、《BF-極北のブリザード》を通常召喚!」

BF-極北のブリザード
レベル2/チューナー
攻1400守0

エレン「このカードの召喚に成功したとき、墓地からレベル4以下のBFを特殊召喚できる!」

エレン「墓地の《BF-銀盾のミストラル》を特殊召喚!」

BF-銀盾のミストラル
レベル2/チューナー
攻100守1800

シャイニング「レベル2のモンスターが3体…」(ブラック・ミストか…)

エレン「レベル2の《極北のブリザード》、《銀盾のミストラル》、《逆風のガスト》でオーバーレイ!3体のモンスターでオーバレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

エレン「現れろ! No.96!! 漆黒の闇からの使者、ブラック・ミスト!!」

No.96 ブラック・ミスト
ランク2/エクシーズ
攻100/守1000

エレン「ナンバーズを使えるのはお前だけじゃないんだぜ!」

シャイニング「…」

エレン「バトルだ!ブラック・ミストでヴォルカ・ザウルスに攻撃!」

エレン「そして、ブラック・ミストのモンスター効果発動!オーバーレイユニットを1つ取り除くことにより相手モンスターの攻撃力を半分吸収する!」

エレン「シャドー・ゲイン!」

No.96 ブラック・ミスト
攻100→1350

No.61 ヴォルカ・ザウルス
攻2500→1250

エレン「これで逆転だ!」

エレン「ブラック・ミラージュ・ウィップ!」

シャイニング「ぐわっ…!」LP3900

エレン「オレはカードを1枚セットしてターンエンド!」

手札1/LP1500

シャイニング「僕にダメージを与えるなんて…予想以上だよ」

エレン「へっ…これからが本番だぜ…」

シャイニング「……」

シャイニング「僕のターン!ドロー!」手札3枚/LP3900

シャイニング「僕は手札から魔法発動!《悪夢再び》!」

シャイニング「自分の墓地の守備力0のモンスターを2体、手札に加える」

シャイニング「僕は《アンブラル・グール》と《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス》を手札に加える」

シャイニング「僕は《アンブラル・グール》を通常召喚!」

アンブラル・グール
レベル4
攻1800守0

エレン「またグールを起点にしてのエクシーズ召喚か?」

シャイニング「芸がなくてゴメンね…だけど、今回呼ぶエクシーズモンスターはさっきのより一味違うよ…」

シャイニング「アンブラル・グールの攻撃力を0にして効果発動」

アンブラル・グール
攻1800→0

シャイニング「《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス》を特殊召喚」

アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス
レベル1
攻0守0

シャイニング「《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス》は召喚に成功したとき自分の墓地、またはフィールドのアンブラルと同じレベルにすることができる」

アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス
レベル1→4

シャイニング「そして、魔法発動、《二重召喚》!」

シャイニング「これによりこのターン僕は2回目の通常召喚が可能になった」

シャイニング「《アンブラル・アンフォーム》を召喚!」

アンブラル・アンフォーム
レベル4
攻0守0

エレン「レベル4のモンスターが3体…」ゴクリ

シャイニング「レベル4の《アンブラル・グール》、《アンブラル・アンフォーム》、《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィプス》でオーバーレイ!3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」

シャイニング「いでよ、No.104 仮面魔踏士シャイニング…つまり、僕をエクシーズ召喚!」

No.104 仮面魔踏士シャイニング
ランク4/エクシーズ
攻2700/守1200

エレン「なっ…お前…ナンバーズだったのか…」

シャイニング「今更気がついたのかい?」

今日はここまでにします

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