及川雫「ぎゅーっ」 (28)

こちら、アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です、地の文無しの台本形式となっております

よろしければ最後までお楽しみください

及川雫ちゃん2回目のSSRデビューおめでとう!(遅刻)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500301127

とある日の朝、事務所

モバP「ふわ~ぁ、おはようございまーす」ガチャ

及川雫「あっ、Pさん!」

P「やあ、雫」

雫「おはようございますー!」ギューッ

P「はい、おはよう。これからレッスン?」ギューッ

雫「はいー。Pさんからこうして元気をもらって、今日も頑張りますよー!」

P「うん、怪我に気を付けて頑張っておいでね。」

雫「ありがとうございますー。Pさんも、私で充電できてますかー?」

P「もちろん。雫のおかげで今日も一日頑張って仕事できそうだよ、ありがとうね」ナデナデ

雫「どういたしましてー!じゃあ、私はそろそろレッスンルームに向かいますねー。」パッ

P「いってらっしゃい」パッ

雫「いってきますー!」ガチャッ バタン

P「さて、俺も仕事するか」

千川ちひろ「あのー、プロデューサーさん?」

P「あ、ちひろさん。おはようございます」

ちひろ「はい、おはようございます。……ってそうじゃなくて!」

P「どうしたんですか?そんなにテンション上げて」

ちひろ「あのですねPさん、前々からずっと言おうと思ってたんですけど」

P「はい」

ちひろ「いくらなんでも雫ちゃんとくっつきすぎじゃありませんか?」

P「……はい?」

雫のパイズリ最高

ちひろ「はい?じゃありません!さっきだって、会話してる間中ずーっと抱き合ってたじゃないですか!」

P「ああ、なんのことかと思えば……別に普通じゃないですか?」

ちひろ「全然まったくもって普通じゃありませんよ!」

P「そう言われましても、朝の挨拶みたいなものですし。」

ちひろ「……まあ百歩ゆずって、本当に挨拶だけならいいとしましょう。でもプロデューサーさんの場合隙あらばくっついてるじゃないですか!」

P「いやいや、そんなことはないと思いますけど……」

ちひろ「ありますって!この間のライブの時だって――」

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ライブ開始前、ステージ袖

雫「Pさーん!」ダッ

P「雫!どうだ、準備は出来てるか?」ギュッ

雫「はいー!もぉーばっちりですよー!」ギュッ

P「よし!それじゃあいつも通り、ファンの皆と一緒に思いっきり楽しんでこい!」

雫「まかせてくださいー!」オイカワサーンスタンバイオネガイシマース

雫「じゃあPさん、いってきますー!」ダッ

P「ああ、行ってこい!」

ライブ終了後

雫「Pさーん!」ダキッ

P「お疲れ様雫!大成功だったな!」ギューッ

雫「えへへ、ありがとうございますー。とぉーっても楽しかったですー!」

P「ああ、ばっちり伝わってきたぞ!客席も盛り上がってたしな」

雫「はいー!Pさん、今日の私はどうでしたかー?」

P「そりゃもちろん、最高だったぞ!ダンスも歌ものびのびとしてて、雫の魅力を存分に発揮できてたと思う」

雫「ありがとうございますー!Pさんに褒められると、自信になりますねー♪」

P「どういたしまして。さ、そろそろ撤収の準備しよう、着替えておいで」パッ

雫「はいー、Pさん、またあとで!」フリフリ

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ちひろ「ほら!もう完全にプロデューサーさんの腕の中からステージに出て、終わったらやっぱり腕の中に帰ってきてるじゃないですか!」

P「ええまあ、たしかにそのときはそんな感じでしたけれど」

ちひろ「このときだけじゃなくて!Pさんの場合ほぼずっとこんな感じじゃないですか!」

P「いやそんな、ずっとなんてことは……」

ちひろ「ありますって!ほらちゃんと思い出してください、つい先日だって――」


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とある日の夜、事務所の廊下

P「やーっと終わった、いくらなんでも会議長引きすぎだろ……」

雫「あっPさん、お疲れ様ですー」

P「雫もお疲れ様、これから帰り?」

雫「はいー。Pさんはまだお仕事ですかー?」

P「しばらく会議に出てたからな、その間に溜まったぶんをこれから片付けないと」

雫「大変そうですねー。私にも、何かお手伝いできればいいんですけどー」

P「まだアイドルには見せられない段階の書類とかメールばっかりだしなあ」

雫「ですから、代わりに私の元気を分けてあげたいと思いますー!」

P「というと?」

雫「いつもは私がPさんにぎゅーってしてもらってばっかりですから、今度は私がPさんをぎゅーってしてあげますー!」

P(いまいちその二つの違いがわからんけど……まあいいか)


雫「いいですかー?」

P「はい、どうぞ」

雫「はいー!」ギュッ

P(お、なんだかいつもより柔らかい気がする。いや俺の体の前に密着しているもののことではなくて、手の回し方とかがね?)

雫「Pさん、もぉーちょっと、寄りかかってみてくださいー」

P「うん?それだと雫にだいぶ負担がかかると思うんだけど」

雫「大丈夫ですよー、鍛えてますから!任せてくださいー」

P「そういうことなら……」ギューッ


雫「どうでしょうかー?」

P「ちからがぬけていく……」グンニャリ

雫「リラックスしてもらえてよかったですー」

P「しかしいいのかねこれ、ほとんど甘えてるみたいになってるけど……」

雫「いいんですよー、私だって、Pさんの力になってあげたいんですからー」

P「ありがとう……さて、そろそろ戻らないと」グイッ

雫「元気出ましたかー?」

P「ああ、雫のおかげでな!」

雫「うふ、よかったですー!それじゃあ、お仕事がんばってくださいね―」

P「ありがとう、雫も気をつけて帰ってな」

雫「はいー、また明日!」


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P「あれ見てたんですか!?」

ちひろ「ええ、それはもうばっちりと」

P「周りに誰もいないと思ったのに……」

ちひろ「ところで、これではっきりしましたよね?やっぱり四六時中抱き合ってるじゃないですか!」

P「言われてみれば本当ですね……いつの間にか習慣になってたみたいです」

ちひろ「いつの間にかって……。そもそも、何がきっかけで始まったんですか?」

P「えっと、確か雫が事務所に所属したころ、まだアイドルとしてデビューする前だったかな……」


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数年前、レッスンルーム

P「失礼しまーす」ガチャ

雫「あっ、Pさん。お疲れ様ですー」

P「お疲れ様。ちょうどレッスンが終わったとこか。今日はどうだった?」

雫「そうですねー。やっぱり、歌もダンスも、まだまだ上手くいかないことが多いですー。特にダンスは、足元が見えないので、なかなかステップが上手に踏めなくてー」ユサリ

P「お、おお、そうか」メソラシ

雫「あのー、Pさん?」

P「ああいや、なんでもないんだ」

雫「そうですかー。あっ、でも私、体力には自信がありますから!」

P「うん?」

雫「牧場のお仕事でいっぱい鍛えましたからー。ですから大丈夫ですー!きっと、立派なアイドルになってみせますからー!」

P「……そうか」


P「ところでさ、雫」

雫「はいー、なんでしょうか?」

P「勘違いだったらそれでいいんだけどさ。ちょっと、無理してないか?なんだか気を張り詰めてるように見えたから」

雫「うーん……そうですねー、確かに、少しだけ疲れてるかもしれません。心配してくれて、ありがとうございますー。」

P「どういたしまして。俺にできることがあれば、何でも言ってくれていいからね?」

雫「なんでも、ですかー?」

P「ああ、どんな些細なことでも、アイドル活動に直接関係ないことでも構わない」

雫「関係ないことでも……」

P「確かに俺の仕事はアイドルのプロデューサーだけど、できれば公私両面から雫をサポートしていきたい……と思うからさ」

雫「Pさん……」


雫「あの、じゃあ、ひとつだけお願いしてもいいですか?」

P「ああ、もちろん」

雫「えーっと、私のことをぎゅーってして欲しいんです!」

P「……へっ?」

雫「私、実家で暮らしてた頃は、いつもお母さんやお父さんにぎゅーってしてもらってたんです。でも、こっちに引っ越してきてから、やっぱり少し寂しくて……。だめでしょうかー?」

P「……いや、だめなんてことはないさ。それが雫の望みなら尚更」

雫「ありがとうございますー!では、お願いしますー」


P「失礼しまーす……こんな感じか?」ソーッ

雫「もっと強くしてもらってもいいですかー?」

P「こう?」ギューッ

雫「えへ、ありがとうございますー!」ギューッ

P「大丈夫?痛かったりしない?」

雫「全然平気ですよー」

P「その、思いっきり潰してるから苦しくないか心配なんだけど……」ムニュ

雫「私の場合、こうしてもらわないと、なんだか遠くなっちゃうのでー。すみませんー」

P「いや、謝る必要はないさ……こっちこそなんかごめん」


雫「ふぅー、落ち着きます―……」

P「そうなのか?」

雫「はいー!やっぱり、こうやって誰かにぎゅーって抱きしめてもらうと、安心できますー。元気になれますねー♪」

P「それはよかった。……雫」

雫「はいー」

P「雫はさ、まだ16歳なのに親元から離れて、一人で東京に出てきててさ。アイドルのレッスンも大変なのに、全部真面目にやってるよな。だから……偉いよ、とてもよく頑張ってると思う」ナデナデ

雫「えへへ、ありがとうございますー」

P「だけど、全部一人でやろうとすると、いつか壊れちゃうかもしれないから。だから、雫はもっと頼って、甘えていいんだよ」

雫「……私、甘えちゃってもいいんでしょうかー」

P「ああ、もちろん」

雫「じゃあ、また時々、こうしてぎゅーっとしてもらっていいですか?」

P「いいとも、ちょっとでも寂しくなったらいつでもおいで」

雫「Pさん……!ありがとうございますー!」ギューッ

P「まだまだ先は長いけど、二人で頑張っていこうな」

雫「はいー!私、Pさんから元気をもらって、もぉーっとがんばりますよー!」


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P「と、こんな感じでしたね」

ちひろ「なるほど……普段しっかりしてるからついつい忘れがちですけど、雫ちゃんってまだ16歳なんですよね」

P「ええ。ですから、少しでも安心してこちらでの生活を送ってほしかったんです」

ちひろ「その心意気自体はまあ、否定しないですけど」

P「でしょう?」

ちひろ「でも、本当に大丈夫ですか、プロデューサーさん」

P「何がですか?」

ちひろ「雫ちゃんをハグしてるとき、一切下心がないって言い切れますか?」

P「そりゃあ勿論、下心なんて欠片たりともありませんとも」

ちひろ「ずいぶん自信満々ですねえ」

P「いやね?そりゃあ俺だって男の子ですから、普段そういうことを考えないでもないんですが」

ちひろ「ええ……」


P「でも、雫と抱き合ってるとそういう邪な気持ちがまったく沸いてこないんですよ」

ちひろ「いやいや、その言い訳は無理があるでしょう。同性の私から見たって凄まじいモノを持ってるんですよ?それが密着しているというのに」

P「いやいやそれがですね、その辺は雫の癒しオーラで全部浄化されちゃうんですよ」

ちひろ「浄化、ときましたか」

P「そうとしか表現できないんですよね。こう、雫の暖かさと柔らかさに包まれてると、何とも言えず優しい気持ちになれるんですよ」

ちひろ「なんか言ってることが変態っぽいんですけれど……」

P「ちひろさんも実際に体験してみればわかりますって。今度頼んでみたらどうです?きっと喜んでハグしてくれますよ」

ちひろ「えー、本当ですかあ?」

P「本当ですって」

雫「あの、Pさん?」ガチャ


ちひろ「わあ!?」

P「あれ、雫?レッスンはどうした?」

雫「それが、時間を過ぎてもトレーナーさんが来なくってー。何かあったんでしょうかー?」

P「うん?いやとくに連絡は……あ、来てるな。どれどれ……道中で怪我人見かけて、その方を病院まで連れてくから送れるってさ」

ちひろ「あら。トレーナーさんらしい理由ですね」

P「そういうわけだから雫、悪いがちょっと待っててくれ。そんなに時間はかからないと思うから」

雫「わかりましたー」


P「そうだちひろさん、今やってもらったらどうですか?」

ちひろ「ええ、今ですか?」

雫「何のお話でしょうー?」

P「いや、さっきまでちひろさんに雫のハグがいかに素晴らしいかを説いててな」

雫「そうなんですかー?えへ、それはちょっと恥ずかしいですねー」

ちひろ「あれおかしいですね、どちらかといえばわたしが問い詰めている流れだったはず……」

P「そこでだ、その素晴らしさを是非ちひろさんにも体験してもらおうじゃないかと思ったわけだ」

雫「つまり、私がちひろさんをぎゅーってすればいいんですか?」

P「そういうことだ」

ちひろ「あの、当事者を置いて話をすすめないd」

雫「わあー、いいですね!私、Pさんとぎゅーってするのも好きですけど、ちひろさんともぎゅーってしてみたいですー!」

P「というわけですので、ちひろさん、どうぞ」

雫「どうぞー!」

ちひろ「もう、しかたありませんね……では、失礼して」ギュッ


ちひろ「あら、これは本当に……。暖かくて、柔らかくて、そして心なしか牛乳のいい香りが……癒されます~」グンニャリ

雫「喜んでもらえたみたいでよかったですー!あの、ちひろさん」

ちひろ「なあに?雫ちゃん」

雫「いつも、私たちアイドルやPさんのために、色々頑張ってくれてありがとうございますー。私たちみんな、ちひろさんの頑張りにとぉーっても感謝してるんですよー!」

ちひろ「雫ちゃん……ううん、こちらこそありがとうね。あなたたちが頑張ってくれてるから、私も頑張ろうって思えるの。だから、これからもよろしくね?」

雫「もちろんですー!こちらこそ、これからも一緒に頑張りましょうねー」ギューッ

P「うんうん、いい話だ」


P「っと、トレーナーさんからメールだ。……雫!トレーナーさん今レッスンルームに到着したってさ」

雫「わかりましたー。それじゃあちひろさん、私はもう行きますねー」パッ

ちひろ「……ハッ!え、ええ、行ってらっしゃい」パッ

雫「Pさんも、行ってきますー」

P「ああ、頑張っておいで!」

雫「はいー!」ガチャ バタン

ちひろ「ふぅ……」


P「どうでしたか?」

ちひろ「……たしかに、Pさんの言っていたことは本当のことでした」

P「そうでしょうそうでしょう」ドヤァ

ちひろ「あんな癒し空間が存在するなんて……というか、それをほぼ毎日味わってるPさんは幸せ者ですね」ジトーッ

P「はっはっは、そこはまあ、プロデューサーの役得ということで勘弁してください」

ちひろ「まったく、しょうがないですねえ……。それだけいい思いをしてるんですから、ちゃんと彼女をトップまで導いてくださいよ?」

P「もちろんですとも!そうだちひろさん」

ちひろ「はい」

P「さっき雫も言ってましたけど俺からも。いつもサポートありがとうございます、これからもよろしくお願いします」

ちひろ「いえいえ、こちらこそ!さあて、そろそろお仕事に戻りましょうか」

P「そうですね、今日も一日頑張りましょう!」


おしまい

以上になります。読んでくださった方々、大変ありがとうございました!

ご感想やアドバイス等お待ちしております、よろしければぜひ一言お願いいたします

>>4
その気持はめっちゃわかるんですが今回は要素を盛り込めませんでした……いつかトライしてみたいところ

今回のと繋がりはありませんが、前作もあったりしますのでこちらも是非是非。

「海老原菜帆「もっと、近づきたい」」
海老原菜帆「もっと、近づきたい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485282250/)

ちひろさん本題忘れとるやん

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