喪黒「私の名は喪黒福造…人呼んで笑ゥせぇるすまん」
喪黒「ただのセールスマンじゃございません」
喪黒「私の取り扱う品物は心…人間のココロでございます」
喪黒「この世は老いも若きも男も女も、心の寂しい人ばかり」
喪黒「そんな皆さんの心のスキマをお埋めいたします」
喪黒「いいえ、お金は一銭もいただきません」
喪黒「お客様が満足されたら、それがなによりの報酬でございます」
喪黒「さて、今回のお客様は…」
雷斗周作(らいと しゅうさく 20歳) 「フリーター」
オーホッホッホッホッホ……
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500085692
深夜2時頃
カタカタカタ…
周作「さーて俺の投稿したSSに感想文はついてるかなぁと」<ポチポチ
※感想 通りすがりより
誤字が多く読みづらい
けどキャラクターの性格は割りと原作に近いから好きかもです
※感想 名無し
つまんね
※感想 あ
まーたつまんねーSS書いてるよ
カタカタカタ…
周作「はぁ…一生懸命書いたのに今日もロクな感想がないや…少しくらいキャラを崩壊させたほうが面白みがあると思うんだけどなぁ」
周作「次はみんなで楽しくご飯を食べるSSにしようっと…」<カチカチカチ
まどか「ほむらちゃん一緒に喫茶店寄って帰ろう!」
ほむら「まどかが行くのなら何処へだって付いて行くわ」
さやか「転校生め~またまどかをたぶらかすつもりか~!」
周作「っと…」<カチカチカチ
周作「続きはまた後だな、バイトもあるし…今日は寝よう…」<Zzzz
アルバイト先にて
先輩「雷斗君すごく眠そうだけど大丈夫~?」
周作「はい、ちょっと夜更かししてSS書いてました」
後輩「またしょうもない事に時間使って…そんな事より今日俺達とメシ食いに行きましょうよ!女の子達もくるんで!」
周作「いや、今日はいいよ、家でやる事たくさんあるし」
先輩「たまには外で遊ばないとだめよ?」
後輩「いつでも来たくなったら言ってくださいね先輩ー!」
周作「はいはい…っと…携帯で俺のSSの評価を確認っ…」<ポチポチ
※感想 名無しンゴ
ほむらやまどかたちが楽しくご飯を食べる無いようは微笑ましかったです
周作「お!高評価か!?」
でも何処でもある普通のSSって感じでした
辛口で申し訳ありませんが
周作「はぁ…今回も駄目か…家に帰ってもっと勉強しないとなあ」
夕暮れの河川敷にて
周作「どうすればみんなに面白いって言ってもらえるんだろうか…はぁ」
周作「こんな風に真っ直ぐどストライク!な高評価もらえないかな」<ぶおん!
ゴッツン!
喪黒「痛あい!」<周作がたまたま投げた石が頭に命中
周作「ひっ!?す、すみませんお怪我はありませんか!?」
喪黒「顔が前面真ッ赤ッ赤!」<でろぉん
周作「ぎゃあああああああああ」<バタンキュー
喪黒「あら…?」
バー『魔の巣』にて
喪黒「いやぁ申し訳ありませんでした。まさかあそこまで驚かれるなんて」
周作「びっくりしましたよ本当!でもすみません…俺が周りを確認もせずに石なんて投げちゃったせいで」
喪黒「お気になさらず、元々私に石なんて当たってませんから」
周作「へ?」
喪黒「あれはただの演技だったんです」
周作「も~人騒がせな事やめてくださいよ~!」
喪黒「いや~何かとても深く悩んでるようだったので…」
周作「へ…俺、そんな風に見えました?」
喪黒「そりゃあもう、何かこうもっと…自分の力を身につけたい…そんな感じがいたしましたよ?雷斗周作さん」
周作「えぇ…なんで俺の名前を知ってるんですか?」
喪黒「おっと失礼しました…私こう言う者です」<名刺
周作「ココロのスキマ、お埋めします?えーっとひょっとしてセールスか何かっすか?俺フリーターで金あまり無いですよ?」
喪黒「いえいえ、お金は一銭も頂きません。私はボランティアでこのようなことをしておりますので」
周作「ボランティア…で、どんな事を?」
喪黒「先ほども言ったとおり貴方は悩みがございますね?その悩みを私が解消してあげようというのです」
周作「解消?はは、そりゃ無理な話ですよ。俺の才能の問題なんですから…ふぅ」<ゴクゴク
喪黒「話してごらんなさい。まずはそこからですよ?でないと何も解決はできませんからね」
喪黒「ほうほう。そうなのですか…SSをお書きになられているのですね」
周作「はい、小説家になんてまずなれません。だから私の好きなアニメや漫画、小説の物語やキャラを二次創作として使わせてもらってせめて楽しいって思ってもらえるSSを考察しておりまして…」
喪黒「インターネットはいろんな人が居ますからね、そう言った方々に自分の作品を見てもらえると言うのは楽しみでもあり一種のスリルでもあります」
周作「そうなんです!もちろん叩かれたりする事の方が多いんですがたまに応援の言葉を頂くとそんな批判どうでもよくなっちゃうんですよ!」
喪黒「そうですかそうですか。ですが難しいものですなあ。二次創作っていうのは…元となるアニメや漫画のキャラクターを壊さず特徴や個性を生かしたまま自分の作った創作物語に打ち込んでいかなくてはならない、貴方は一種の職人さんに近いような感じなのですねえ」
周作「いやぁ…そんな事は…それに最近じゃ叩かれる事の方が多くなって…正直へ込む事の方が多いんです」
喪黒「反論されてはいかがですか?」
周作「だめなんです…だって批判しつつも悪い所をちゃんと指摘してくれるから彼らのことを悪く言えません。読んでくれるだけでも感謝しないと…それなのに」
喪黒「わかりますよ雷斗さん。自分の間違いや落ち度は分ってはいるけれど、他人にそれを指摘されると人間嫌な気分になったら腹が立つものです」
周作「はは、感想のレスを見るのが正直辛く感じるようになってきましたよ最近」
喪黒「よろしい、私がなんとかして差し上げましょう」
周作「ですから俺の才能が無いのがいけないんであって…誰にも何もできませんよ。俺自身の問題なんですから」
喪黒「いいえ、貴方には才能があります。私はその才能を引き出すお手伝いをいたしましょう!」
周作「はあ…」
喪黒「この栄養ドリンクを3本差し上げます」
周作「え…サプリか何かですか?」
喪黒「いいえ、このドリンクは貴方の頭の中をクリーンにしてくれる薬です。ご安心ください毒など入っておりません」
周作「はあ…」
喪黒「騙されたと思ってまずは1本」<カチャカチャ
周作「本当に大丈夫なんですか?…ごくごく」
周作「普通の栄養ドリンクですが…」
喪黒「とりあえず家に帰ってSSの続きをお書きください。きっと効果が出てきますよ?」
周作「そうですか…そりゃどうも…<ガタ
喪黒「一応言っておきますが雷斗さん。この薬を飲むのは2日1度にしてください。依存性が強いので…あくまでこの薬は貴方の才能を伸ばし、自立させるためのものです。くれぐれも無茶な服用はやめるように」
周作「わかってますよ(効果なんてあるわけねぇし…」
雷斗家にて
周作「ただいま」
母親「もう、何時だと思ってるのよ。さっさとご飯食べてお風呂入りなさいよー!それと友達から電話が来てたわよ?」
周作「んー後で連絡しとくよ」
爺さん「周作よお帰り!わしと一緒にボクシングの練習せんか!?」
周作「しねーよ、ったくこの家は体育会系ばかりで嫌になるわ」
姉ちゃん「周作、ストレッチ手伝って~!」
周作「そんくらい彼氏に手伝ってもらえや…」
神主「そんな事はないぞ周作君。汗を流すのはいい事だ!」
爺さん「おお神主さん!今日も一緒にジョギングじゃな!」
神主「うむ!あんたもワシもまだまだこれからじゃからのう!」
父さん「お前もパソコンばかりじゃなくて運動しないか運動!」
周作「気が向いたらね。俺は飯食って風呂はいって寝るよ」
周作の自室にて
周作「さあてさっそくSSを書くか…内容は何が良いかなぁ…そうだ…けものフレンズで楽しくみんなで料理を食べるSSつくろう!」
かばん「サーバルちゃん!調味料入れすぎだよ~!」
サーバル「わ~かばんちゃんどうしよう~!」
博士「真面目にやるのです」
助手「とっとと美味しいシチューとやらを作るのですよ」
周作「あれ…キャラの設定やら性格がどんどん頭の中に入ってくる…凄いな…どんどん発想が浮かんでくるぞ!これはすごい!」<カチャカチャカチャ
そして…
※感想 ななしニキ
すげぇ面白かった!なによりサーバルちゃんが可愛かった!
※感想 たまこ〇も
けものフレンズらしいほんわかした内容でほっこりしました!また書いてください!
周作「すげぇ!皆評価してくれてるじゃねぇか!こりゃたまらんわ!ってあれ…続きを書こうとしても案がさっきみたいに浮かんでこない…薬が切れたのかな…」
周作「よしもういちど…って喪黒さんが駄目っていってたよな・・・我慢だ我慢」
後日バイト先にて
店長「今日はやけに働くな、いい事でもあったのか?」
周作「まあその…」
店長「まあやる気があるのはいい事だ、がんばれよ」
周作「はい!」
周作「今日の朝確認してたら高評価の荒しだったぜ…本当にすげぇなこの薬…明日が来るのが待ち遠しいぜ」
電柱
喪黒「…」
周作の自室にて
周作「ははは、この高評価の感想だけでメシがくえそうだわww」<カチャカチャ
周作「ん…こいつだけ低評価…?なんだこいつ」
※感想 ゴン〇ッサ
つまんね
周作「なんだこいつ?高評価を沢山俺が貰ったから嫉妬でもしてんのか?」
※返信 周作
えぇと何が面白くなかったんでしょうか?
宜しければ教えてください次の作品に活かしたいので
※返信 ゴン〇ッサ
無視…と
周作「何だこいつの態度…なんか気分悪いな…こうなったら……」
回想
喪黒「一応言っておきますが雷斗さん。この薬を飲むのは2日1度にしてください。依存性が強いので…あくまでこの薬は貴方の才能を伸ばし、自立させるためのものです。くれぐれも無茶な服用はやめるように」
周作「けどこいつも納得させてやるようなSS書いて見返してやりたい…1日早く飲んだくらい別に死んだりしないだろ」<カチャカチャ…
周作「ごくごく…」
周作「かー!みなぎってきた~!SS書くぞ~!」
周作「あれ…」<カチャカチャ
周作「なんで文字がみえねぇんだ?全部真っ白じゃねぇか…」
周作「どういうことなんだよ!?なんでレスできねぇんだよ!?」
音声<雷斗さぁん!貴方は私の忠告をやぶりましたねぇ!?!?
突如モニターにドアップで映る喪黒福造
周作「ヒェ!?喪黒さん!?」
喪黒「私はあれほど貴方に忠告しましたよね?このドリンクを飲むのは2日に1度だけと」
周作「だ、だって俺の作品を理由も無く叩いてるやつがいて…そいつを見返してやりたいなと…」
喪黒「そうですかそうですか。そんなに今回の批判感想文が気に入らなかったのですね。宜しい。それなら薬なしで貴方を強くして差し上げましょう!」
喪黒「どーーーーーん!」
周作「あんぎゃああああ!!!」
しばらくして…
※感想 大阪ワールド
どうしてサーバルちゃんに父親が居るんですか?
※返信 周作
サーバルに親が居なければ産まれてこれねぇだろうがこのバカバケツが!
ぼけ!あほ!家の爺ちゃんは格闘技総合組合の会長なんだぞこのブタ猿が!
周作「へへ…へへへこの俺を馬鹿にしやがってやwwその気になったら神主とジジイのコンビでテメェら全員ぶちのめすぞ…と」<カチカチ
周作「ひゃーっはっはっは!やっぱSSは最高だぜ!こいつらマジでクズどもじゃねぇかwwまじうぜぇ!!!!!」
爺さん「辞めなさい周作…!何があったんじゃ!ん?お前何をネットに書き込んどるんじゃ馬鹿者が!ワシは元暴走族じゃない!ラーメン屋じゃ!」
神主「周作君!やめなさい!それにワシは元プロレスラーじゃない!元ムエタイの選手じゃ!」
姉「あんたバカじゃないの!?なんで私が島流しになった事になってんのよ!!!!」
母ちゃん「あら…本当にこの声優さん私と似てるのねぇ…でもあまりうれしくないわ」
周作「うるせぇおまえら黙れや!俺は最強のSS書きライトニングブレイズなんだあああああああ!」<じたばたじたばた
ヒグマ「ひぃ!?」
喪黒「あらあら。人間自分の才能に気づいてそれを生かすというのは中々難しいものですねぇ…」
喪黒「まあ彼の場合はしばらくすれば反省して自分の愚かさに気づくでしょう」
尚今現在でもまったく反省してない模様
完
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