真司「羽生蛇村に取材って……マジかよ」Part2 (412)

城戸真司
初日2時44分13秒 大字粗戸

龍騎「あっ……屋根の上になんかあるぞ」

須田「余裕ですねアンタ」

龍騎「よっと……なんだこりゃ?手紙?」

八尾「早く急がないと……」

龍騎「は……はい!」

終了条件2達成 エピソードクリア

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1499896829

手塚海之
初日5時06分52秒 大字粗戸 民家屋上

牧野「このベールは……八尾さんの……」

手塚「求道女の事か……」

手塚(俺の占いによればその女は……おそらく黒幕)

手塚(だがこの男にそれを伝える事は……破滅を意味する)

手塚「俺も探すのを手伝おう……まだこの近辺にいるはずだ」

牧野「手塚さん……ありがとうございます」

手塚(今は……黙っておこう)

終了条件2達成 エピソードクリア

須藤雅志
初日7時20分28秒 大字粗戸 食堂

須藤「……私が変身して突っ込んでもいいのですが」

宮田「ですが変身が解けるとあと5分は変身できないんでしょう?……やはり手拭いと貯金箱を使いましょう」

須藤「どうやるんです?」

宮田「こうするんです」スッ

理沙「シュールですねぇ」

須藤「これで手拭いが溶ければ……策士ですね宮田さん」

数分後

パリ-ン

石田「あ゛」

宮田「まんまと引っかかりましたね」

須藤「みたいですね」

石田「無駄な抵抗は……やめ」

宮田「こっちのセリフだ」ドゴォ

石田「ぐぁぁぁ」

理沙「よくよく考えれば別に倒さなくても良かったんじゃ……手帳さえ手に入ればいいんでしょ?」

須藤「ほっとけば外に出たでしょうから……倒しておいて正解です」

終了条件2達成 エピソードクリア

秋山蓮
17時24分25秒 県道333号線

志村「お前そんな最低な事してたんだなぁ」

芝浦「うっせーよクソジジイ!覚えてねぇって言っただろうが!」

安野「私あいつ嫌い」

蓮「正しい感情だ」

芝浦「お前ら揃いも揃って……あれが海還りってやつか?」

志村「そうだ。山の中で海もなんもねぇとは思ってたが……海から還ってきた奴は……もはや人間じゃない」

安野「そういう事だったんですねー」

蓮「さらに異形の化け物になって襲ってくるって事か……面倒極まりない」

志村「ひょっとしたら……この村は終わりかもしれんな」

芝浦「演技でもないこと言うな……村はどうでもいいけど俺はあんなバケモンになんかなりたくないぞ……」

志村「だが……俺はお前らに賭けてみたくなった」ニィ

安野「そうですよね!なんたって仮面ライダーが居ますから!」

芝浦「志村さん……安野……」

蓮「教えろ……どうすればこの絶望的状況を覆すことができる?」

志村「あの女を消滅させる……それが確実だろうな」

蓮「あの女……?」

志村「求道女の……八尾比沙子だ……奴は……人間じゃない」

蓮「人間じゃないだと……」

芝浦「そいつも屍人ってこと?」

志村「屍人などよりとてつもなく恐ろしい存在だ……あの女のせいで……晃一と……貴文が」

芝浦「……息子か?」

志村「晃一はせがれで貴文は従兄弟だ……27年前の異変によって……2人とも人間でねぇ存在に成り果てちまったよ」

志村「俺は……何もできねぇ自分が憎い……恥を忍んで俺は……」

蓮「…………」

志村「ぐっ……頼む……家族の……仇を……」

芝浦「はっ……その女のせいで俺たちはこんな目にあってんのか……そいつがラスボスだってんなら……ぶっ倒してクリアしてやろうじゃん!!」

蓮「今はライダーを集める方が先決だ。お前がここにいると言うことはおそらく手塚達も……話がわかる奴を集めた方がいい」

志村「かたじけねぇ……」

安野「ワクワクしてきた……ライダーって何人いるの?」

蓮「13人だが……全てが味方になるとは思うな…己の私利私欲の為に戦う奴が多いからな」

真司「羽生蛇村に取材って……マジかよ」龍騎×SIREN
真司「羽生蛇村に取材って……マジかよ」龍騎×SIREN - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499470570/)

前スレです
遅くなりました

今度は反応するなよー
独り言ならともかく安価つけて会話してるとカモだと思われる

蓮「誰を味方にするかだが……城戸と手塚は絶対に協力する。あいつらは根からの善人だからな」

安野「イケメン?」

蓮「まぁ……イケメンじゃないのか?」

芝浦「北岡の奴もこの状況なら協力するだろ。利害の一致って奴だ。高見沢は……透明になってこっちに不意打ちを仕掛けるかもな」

蓮「浅倉は……」

芝浦「ダメだろ」

蓮「あぁ絶対にダメだ」

志村「息ぴったりだな」

芝浦「東條は何考えてるかわかんないからパスだな……佐野は……多分大丈夫だ……霧島もイケるでしょ」

蓮「知らん名前がたくさん出てくるな」

芝浦「なんたってこっちは全員把握してるからね」ニィ

蓮「お前がこれほど頼もしく見えるとは……」

>>13
言われずともそうするつもりです

心配ありがとうございます

蓮「……須藤は論外だな。あんなクズは」

芝浦「なんで?」

蓮「……そうかパラレルだったな。そっちでは善良な刑事なのか?」

芝浦「ライダーの力に溺れかけそうにはなってるっぽいけど基本善良だよ」

蓮「……そんぐらいならいいだろう」

芝浦「そっちじゃなにやらかしてんの?教えてよ」

蓮「死体隠蔽と一般人をモンスターに喰わせ」

芝浦「うわぁ」

志村「お前らの話は聞いてて面白いな」

安野「パラレルだもんねー。蓮さんはどうなんだろ?」

芝浦「ムカつくとこと甘いとこは変わってないっぽいけどね」

蓮「そう言うお前は人間性は多少マシになってるようだな」

芝浦「ちなみに俺どんな最期だったのさ?」

蓮「浅倉に盾にされた。ガードベントの様に」

芝浦「そんな情けない死に方やだなぁ……」

なんか萎えたのでやめます

酉バレたみたいですね……

変えますわ

蓮「話し合いを続けたいとこではあるが竹内がいつ戻ってもおかしくない……神社に戻るぞ」

芝浦「竹内?」

志村「竹内だと!?……今お前竹内と言ったのか!?」ガタッ

蓮「……知り合いなのか?」

志村「……いや竹内が生きているはずは……まさか、竹内のせがれか!」

安野「先生の……お父さん?」

こっちは全然萎えてないので安心してくださいね

あの浅倉も俺好きですよ

須藤雅史
初日4時00分5秒 廃屋 田掘

須藤「おかしいですね……こんな家さっきまでなかったのですが……」

須藤「それにこの能力……視界を見る力……ライダーの新しい力でしょうか?……なんだか気が高ぶってきますね」

ズザザザザ

理沙「このタコ糸……つかえるかも」

須藤「……一般人もいましたか……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

シザース「……」『アドベント』

ボルキャンサー「がああぁぁぁぁ」

シザース「思う存分食らってしまいなさい……彼女以外はね」

今日は終わりです

SIRENって場面がいきなり変わっても違和感ないので書きやすいですね

竹内多聞
初日20時00分22秒 蛭ノ塚 水蛭子神社 赤い池

竹内「お前達……え?増えて……貴方は」

志村「この顔……覚えちゃいねぇかい」

竹内「……志村さん!!……なのか?確か父の……」

志村「やはり竹内君の息子だったか……大きくなったなぁ」

竹内「う……うぅ」

蓮「……泣きそうなのか?」

竹内「そんなわけないだろう……志村さん、ここで一体なにが」

志村「話せば長くなるが……」

竹内「あの尼が……やはりあいつが全ての元凶か!」

志村「察していたのか」

竹内「……ここはもう危ない。何処かに避難しなければ」

ザアアアアア

芝浦「やけに低い目線の視界があるなぁ……四つん這いになってんのかな?」

安野「ちょっと……あの視界……飛んでない!?」

竹内「何処かに奴等の感覚を繋いで……支配している奴がいる……そいつを潰せばいい」

蓮「それなら簡単だな……変身」

芝浦「見つけ出してぶっ殺してやる……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

竹内「あれが化け物どもを束ねている頭脳……ブレインとでも呼ぼうか」

頭脳屍人「フォフォフォフォフォ」

ガイ「きめぇ……なにあれフジツボ?」

志村「なんでもいいだろう……」ダァ-ン

頭脳屍人「ギァァァァァァ」

ナイト「……変身するまでもなかったな」

安野「先生の言う通りだね……周りの奴等が全員……」

竹内「数分は大丈夫のはずだ。今のうちに……」

終了条件達成 エピソードクリア

霧島美穂
初日23時00分5秒 刈割 棚田

霧島「まさかこんなとこでライダーに会うなんてね」

佐野「か……可愛い……驚いたなぁ女の子がライダーって」

高遠「ライダーは戦い合うって佐野君言ってたけど……」

佐野「こんなとこで戦う気なんか起こるわけないじゃん?今はそれどころじゃないって」

霧島「言えてるわ」

春海「誰かこっちに来るよ……」

霧島「ったくもーめんどくさいなぁ……変身!」

佐野「またかっこいいとこ見せますか!!……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

ファム「はっ!」

インペラー「惚れちゃいそう……だめだめ俺には友里恵さんが……」

高遠「惚気てないではやく闘ってよもう……」

婆屍人「ひゃひゃひゃ」

ファム「近づくなババア!」『アドベント』

ブランウィング「キィーン」バサッ

婆屍人「ぎゃあ」

インペラー「きぃつよ……やっぱ友里恵さんのがいいや」『スピンベント』

インペラー「おらぁ!」ブン

爺屍人「あぁ……年寄りをもっと労らんかぁ」

インペラー「うるせぇよさっさと黄泉の国に旅立ちやがれ!!」

高遠「私コントでも見てるのかしら……」

春海「……すてき」

まずいなトリップ間違えすぎだな……

霧島「木る伝?なによそれ」

佐野「玲子さんがいうにはさ……それを4つ灯すとこの状況を打開できるんだってさ」

高遠「私も詳しくは知らないんだけどね……」

春海「みやちゃん……無事かなぁ……ともこちゃん……」

佐野「おともだち?……無事……とは言い切れないよなぁ」

霧島「大丈夫。きっと見つかるよ。元気出して?春海ちゃん」ニコ

春海「お姉ちゃん……」

佐野「マジで惚れそうだな……イヤイヤ浮気はしないぞ」

高遠「以外と純情なのね佐野君は……」

高見沢逸郎
第2日7時19分5秒 蛇ノ首谷

高見沢「あぁ……だいぶ歩いたな」

バイオグリーザ「………」

高見沢「こいつ永らく飯食ってないのに俺を襲う気配がないな……赤い水のせいか?」

高見沢「……誰か来たな……変身」パチン

フォンフォンフォンシャキ-ン

クリアーベント

ベルデ「化け物が来ればこうやって身を隠すに限る」

淳「あいつら……絶対許さないぞ!」ザッザッ

ベルデ「……ガキ?」

手塚海之
初日12時05分3秒 蛭ノ塚 水蛭子神社

手塚「片付いたな……ここからどこへ向かう?」

牧野「……比良境に向かいましょう……その先の道です」

知子「つ……強い」

手塚「……狙撃手がいるな……ここではライダーの変身後には数分ほどラグが存在する。今すぐに変身は不能だ。下手には動けない」

知子「それでもあの強さは反則すぎますよ……」

手塚「これはパトカーか?」

牧野「ええ……陽動に使えるのでは?」

手塚「……今は必要ないだろう……気になるものは特に無いな」

知子「この位置にパトカーか……覚えとこう」

知子「あっ……鍵が……ボロボロだなぁ……なんの鍵だろ?」

牧野「ふんっ」ドゴッ

手塚「なにやってるんだ?」

牧野「この錠を壊そうと……」

手塚「……構う暇などないだろう。行くぞ」

知子「ま……まってー」トコトコ

手塚「この先に病院があるのか」

牧野「ええ……宮田さん……が」

手塚「……兄弟か」

牧野「えっ!?手塚さん……どうして」

手塚(……余計な事を口走ってしまったか)

知子「届かない……」

牧野「引き上げるよ……知子ちゃん」スッ

知子「求道師様……」

手塚「……待て、狙撃手が」

パアン

知子「キャアアアアアアア!!」

牧野「知子ちゃん!?」

手塚「くっ……俺が探しに行く……牧野、お前は先に向かえ!」

牧野「でも!」

手塚「いいから行け!!共倒れになりたいのか!?」

牧野「う……すいません!!」ダッ 

手塚「……知子」

終了条件達成

明日から三連休なのでペースあがりそうですね

今日は終わります

手塚海之
初日12時25分4秒 蛭ノ塚 水蛭子神社

手塚「……奴の視界を見れば……鍵の番号がわかる……」

屍人「3……4……2……6」ガチャ

手塚「3426だな……?」スタッ

屍人「あ!?」

手塚「ふんっ」バキッ

屍人「がぁ」ドサッ

手塚「……倒すなら別に番号見る意味は無かったな……この手帳は……!?」

手塚「知子の……彼女はまだ生きている……ここで待機するか……まだ遠くには逃げていないはずだ」

終了条件2達成 エピソードクリア

浅倉威
初日17時35分 蛭ノ塚 水蛭子神社

浅倉「 俺は今とても気分がいい……ぶちのめして脱出するのもいいが……ここはお前の策とやらで無事に逃げ出してみろ」

知子「し……失敗したら……殺されちゃうよ」

浅倉「そんときは俺が変身して潰すまでだ……ははぁ」

知子「頼もしいけど怖い……」

手塚「俺の占いによれば……その策は成功する……安心していいぞ知子」

知子「手塚さん!助けに来てくれたんですね!?……良かった」グスッ

浅倉「……お前も蘇ってたとは……だがゾンビには見えんな?」

手塚「浅倉……蘇った?……なるほどな、俺はお前に殺される運命だったわけか」

浅倉「運命だったも何も殺したのは俺だがな……覚えてないのか?」

知子「全然話についていけない……」

手塚「まずはどうする?」

前田「……賽銭をばら撒いて……鈴を鳴らします」

浅倉「なんとなくわかったが……ゾンビが金に執着するのか?」

前田「わかんないですけど……陽動にはなって気は引けると思うんですよね」

手塚「ふむ……これだな……」トゴォ

手塚「後は鈴を鳴らして……」カランカランカラン

屍人「おあっ?」

狙撃屍人「むぅ?」

浅倉「来たな」

知子「その隙に社の裏から……」

屍人「うっひょー……金だぁ」

狙撃屍人「おれのもんどぁー!!」ジャラジャラ

浅倉「……笑える光景だな」

手塚「生前はさぞお金好きだったに違いない」

知子「ふふっ……ですね。笑っちゃいけないけど」

手塚「拳銃を持ってる奴までは陽動できなかったか……」

浅倉「ふん……俺が潰してもいいが」

知子「待ってください……パトカーが」

手塚「なるほどそこでパトカーか……」カチッ

ウ-ウ-ウ-ウ-ウ-

拳銃屍人「げはぁ」スタスタ

手塚「今だ……行くぞ」

浅倉「たまには……こういう手も悪くないな」

知子「よしっ……お母さん……お父さん……」

終了条件2達成 エピソードクリア

須藤雅史
初日10時40分52秒

宮田「ここは消えたはずの……なぜ」

須藤「設備が古いですね……病院ですか?ここは」

宮田「ええ……ここは旧病棟です。本来なら……新しい病棟があったはずなんですが」

須藤「そういえばあの廃屋も……突然現れたんですよね」

理沙「はい……お姉ちゃんは……無事でしょうか?」

須藤「誰かが匿ってくれてたらいいんですがね……」

宮田「………そうですね」

須藤「あまり心配そうには見えませんね?」

理沙「失礼ですよ須藤さん……!」

宮田「……こういう性格なもので、すいませんね」

須藤雅史
初日10時40分52秒 旧宮田医院

宮田「ここは消えたはずの……なぜ」

須藤「設備が古いですね……病院ですか?ここは」

宮田「ええ……ここは旧病棟です。本来なら……新しい病棟があったはずなんですが」

須藤「そういえばあの廃屋も……突然現れたんですよね」

理沙「はい……お姉ちゃんは……無事でしょうか?」

須藤「誰かが匿ってくれてたらいいんですがね……」

宮田「………そうですね」

須藤「あまり心配そうには見えませんね?」

理沙「失礼ですよ須藤さん……!」

宮田「……こういう性格なもので、すいませんね」

連投すんません

また地名を入れ忘れました

理沙「あ!あれは……」

美奈「……」ニカッ

理沙「お姉ちゃん!!」

宮田「何だと!」ガタッ

須藤「……どこにもいませんね」

理沙「そんな……でも確かに……」

宮田「……ここを調べてみます。ここが27年前の病院なら……私には調べたいことが」

須藤「気をつけてくださいね……化け物どもが徘徊してますから」

理沙「お姉ちゃん……」

城戸真司
初日18時03分15秒 廃屋 屋内

真司「……ふっざけんなあのババア!!儀式だかなんだか知らないけどそんなふざけた理由で村の女の子が何百年も前から生贄になってるって!?狂ってやがる!頭おかしいだろ!?」

須田「耳がキーンってなったぁ……大声出すなよもう……でもそんな監禁まがいなことされちゃあ……真司に失礼な態度とるのも無理ないよな……常識を知らないんだから」

美耶子「……変な子だって思ってる?」

真司「ぜんっぜん?お前こそ可哀想にな……いいよシンジって呼んでくれ!こいつはキョウヤでいいから」

須田「……よろしくな……美耶子」ニコッ 

美耶子「……シンジ、キョウヤ……ありがとう……ありがとう」グスッ

真司「泣くなってもう……あんのババア絶対とっちめてやる」

ウウウウウウウウウ

須田「またあのサイレン……俺たちあれを聴くと化け物になるって君いったよね?……なんとかならないかなぁ」

美耶子「キョウヤは早くなんとかしないといけないけど……シンジは多分しばらくは大丈夫……らいだー?になってるから」

真司「やっぱり……でも遅いか早いか違いはそれぐらいだよな」

美耶子「方法はある……私の血を使うの」

須田「君の……血?」

美耶子「私の血には不死の効果がある……それをおまえたちの血とマジ合わせれば」

真司「北岡さんが聞いたら飛びつきそうだな……不死になるか……化け物になるよりマシか!なぁ恭也!」

須田「ポジティブすぎるだろアンタ……まぁ俺もそれでいいか、頼む美耶子」

美耶子「うん……」スッ

真司「……その釘は何?」

恭也「……まさか」

美耶子「……つ」ブシュッ

真司「いやその……行動の意味は分かるけど俺注射嫌いだったから痛いのはちょっと」

須田「アホかアンタ!?んなこと言ってる場合かよ!」

美耶子「さあ……シンジたちも」

真司「うっわ……ええいヤケだ!お願いします!」

ザクッ

真司「いっ……たくねぇなぁ……」

須田「赤い水の効力だろうね……」

真司「もう塞がったよ……これで大丈夫かなぁ」

須田「体なんともないけど……」パッパッ

美耶子「これでおまえたちは永久に死ぬ事はない……あの化け物にもならない……安心して?」

真司「ならいいけど……北岡さん戦わずして望み叶っちゃうなぁ……神崎は絶対リタイアさせないだろうけど」

須田「……あの視界は」

美耶子「亜矢子……」

真司「まった美耶子!お前ら姉妹が仲悪いのは知ってるけど……ここは仲直りのチャンスだ!事情を話せばきっと」

美耶子「無理でしょ」

須田「そんな事ないって!……俺たちも一緒に説得するよ!」

廃屋 田堀

亜矢子「……イケメン2人と一緒に屋根の下って」

美耶子「うるさい馬鹿。……お前はこの血についてどれだけ知っている?」

亜矢子「はぁ?あんたが生贄になりさえすれば」

美耶子「やっぱりね。何もわかってない」

亜矢子「なによ!」

真司「喧嘩はやめろって!……俺たちが説明するよ……黒幕は一体誰なのかってな」

亜矢子「……全部説明してよ美耶子。……少しでも隠したら鎌振り下ろすから」

須田「怖いよこの子!?」

亜矢子「あの尼……儀式が終わったら焼き[ピーーー]つもりだったって……ふざけないでよ!!?」

美耶子「結局……お前は騙されてた。あの女に……お前はただの道具に過ぎない。用が済んだら捨てられるだけ」

亜矢子「う……うぅ……こんなの嫌だ……私化け物になんか……化け物になんかぁ!!」

真司「落ち着けよ!!俺が絶対にそんな事させない!!亜矢子ちゃんだって……美耶子ちゃんだって死なせない!!」

須田「根拠のない自信だなぁ……でも俺だって同じだ。俺も結構腹わた煮えくりかえってるからさ……みんなで一緒にこの村から抜け出そう」ニコッ

亜矢子「………美耶子」

美耶子「なに?」

亜矢子「私たち……仲良くなれないかな?……昔みたいに……」

美耶子「お前の性格次第かなぁ……」

亜矢子「生意気……でもいいや。今じゃなくても……私の血で何かできることがあるなら……真司さん!」

真司「よっしゃ!決まりだな」

亜矢子「あの尼……儀式が終わったら焼き殺すつもりだったって……ふざけないでよ!!?」

美耶子「結局……お前は騙されてた。あの女に……お前はただの道具に過ぎない。用が済んだら捨てられるだけ」

亜矢子「う……うぅ……こんなの嫌だ……私化け物になんか……化け物になんかぁ!!」

真司「落ち着けよ!!俺が絶対にそんな事させない!!亜矢子ちゃんだって……美耶子ちゃんだって死なせない!!」

須田「根拠のない自信だなぁ……でも俺だって同じだ。俺も結構腹わた煮えくりかえってるからさ……みんなで一緒にこの村から抜け出そう」ニコッ

亜矢子「………美耶子」

美耶子「なに?」

亜矢子「私たち……仲良くなれないかな?……昔みたいに……」

美耶子「お前の性格次第かなぁ……」

亜矢子「生意気……でもいいや。今じゃなくても……私の血で何かできることがあるなら……真司さん!」

真司「よっしゃ!決まりだな」

須田「そうと決まったら蓮さんを探さないと」

真司「うん……でもどこにいるんだろうなぁ」

亜矢子「どの辺で落ちたんですか?」

真司「俺らは大字粗戸ってとこに落ちたから……」

亜矢子「うーん……ここって景色ぐちゃぐちゃになってるから……私でもよく」

美耶子「確か27年前の地形とごっちゃになってるはずだよ」

真司「なんも手掛かりねぇじゃんかよ……」

屍人「うはぁ」

女屍人「ひひひ」

亜矢子「いやっ……こないで化け物!!」

美耶子「大丈夫だよ……シンジお願い!」

真司「……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

ドラグレッダー「グォォォォォォ」

須田「ドラゴン!?……かっけぇ」

龍騎「しゃあ!……さっさとぶっ倒してさっさとこんな村ぶっ壊すぞ!!」

終了条件達成 エピソードクリア

須藤雅史
初日22時40分22秒 旧宮田医院 病室

須藤「道路の向こう側が消えた……なにをおっしゃってるんですか牧野さん」

牧野「本当です……そこに村人達もいて……まるで海送りみたいだった」

宮田「……一体なにが起こったんです。なにをしでかしたんですか?」

牧野「なにも……儀式は完璧なはずなんです!」

須藤「……儀式とはなんですか?部外者には話せませんか?」

牧野「すいません……勘弁してください」

牧野「神代の方等は皆……どこに行ったしまったのでしょうか」

宮田「奴等のようになってしまったかもしれませんね」

牧野「やめてください!これ以上は」

宮田「そうですね私ごときが口を挟める事ではありませんでしたね……神代と教会の求道師様の言う事は絶対ですから」

牧野「……」

須藤「貴方達双子でしょう?……もう少し仲良くしたらどうですか?」

宮田「口を挟まないで下さい」

須藤「……失礼をば」

牧野「そういえば恩田さんは……」

須藤「そういえば遅いですね……どうしたのでしょうか」

宮田「……何事もなければいいのですが」

今日はここまでにします

旧宮田医院 廊下

理沙「……」

コツ…コツ…

理沙「お姉ちゃん……お姉ちゃんなの?」

コツ…コツ…

美奈(頭脳屍人)「……りーさー」

理沙「!?……キャアアアアアアアアアアアア!!!」ダッ

美奈「……かーごめーかーごめー」コツ……コツ

理沙「やだ……こないで……こないで!!」ブンブン

美奈「ふふっ」スッ

理沙「やだぁぁぁぁ!!」

ファイナルベント

デストワイルダー「ガァー!!」ザクッ

美奈「グオッ!!」

理沙「……え?」

ズザザザザザ

美奈「ギャアアアアアアアアアアアア」ズザザザザザ

理沙「え……ちょ」

タイガ「………はっ!!」グサッ!!

美奈「キィエアアアアアアアアアアアアアアアア」キィィィィン

タイガ「……はぁ」ドサッ

美奈「……せん……せい」シュッ

東條「……これで倒したの何回目かな?……大丈夫?君」

理沙「は……はい……ありがとうございます」

東條「今先生ってあの化け物言ってたけど……誰の事かな」

理沙「……多分、宮田先生……かと」

旧宮田医院 病室

宮田「……驚きましたね。あの視界はモンスターですか」

牧野「ひ……引きずられてましたよあの人」

須藤「東條さん……よもや私以外にもここに来ているライダーが居たとは……」

宮田「一つだけ聞きます……話は通じますか?」

須藤「……あまり期待は出来ませんね。ちょっと言ってきます」ガチャ

宮田「やはり美奈は化け物に……」

牧野「理沙さん……宮田さん……心中お察しします」

東條「そうか……あの怪物、君のお姉さんだったんだね……ごめんね?」

理沙「謝る必要なんかありませんよ……命を助けられたんだから……むしろ感謝するべきです……」

東條「……なんか普通の人も何人かここに居そうだね……ひょっとしてライダーも」

須藤「私のことですよ。東條さん」

東條「あんたが……ライダー?」

須藤「?……私を覚えていませんか?」

東條「初めて見た……かも」

理沙「ライダーが2人……すごいです」

終了条件達成 エピソードクリア

時系列まとめ

真司 本編30話付近 サバイブ烈火不所持

蓮 本編30話付近 サバイブ疾風所持

北岡 本編30話付近

浅倉 本編30話付近 エビルダイバー メタルゲラス 契約済

須藤 TVSP版

手塚 本編退場少し前 サバイブ疾風所持

芝浦 TVSP版

霧島 劇場版 浅倉を倒した後

東條 本編 先生を手にかける前

佐野 本編 彼女が出来て幸せの絶頂にいるとこ

高見沢 TVSP版

リュウガ 劇場版

オーディン ???

またもバレてしまったか……
難しいですねぇ……
また変えます

アドバイスありがとうございます

とりあえず今のやつで投稿してみます

安野依子
初日20時05分24秒 蛭ノ塚 水蛭子神社

竹内「この錠……壊れかかっているな」

志村「箱の中に手掛かりがあるかもしれん……」チャキ

蓮「こんな物の為にそれを使う必要はないだろ。弾の無駄遣いだ……ふん」バキッ

芝浦「おー……開いt」

安野「あぁーっこんなとこにあった!」ドン

芝浦「ぶぼぉ」ドサッ

竹内「それは……学生証か?」

安野「見てないですよね?」

蓮「その手帳に見られたくないものでも書かれてあるのか?」

安野「は……はい!」

芝浦「てめぇ……」ヒクヒク

終了条件2達成 エピソードクリア

城戸真司
第2日 1時11分52秒 廃屋 屋内

真司「ぐごごごご……ぐがぁー」

須田「うるせぇよ!!よく寝てられるなお前!?」

真司「むにゃ……とうとうお前呼びかぁ……あっ……囲まれたな」

亜矢子「危機感無さすぎでしょ」

美耶子「強行突破する?」

須田「でも……逃げる前に……屋内調べた方がいいかもな」

真司「そういうことなら……時間はあるし探索してみるか」

風呂場

真司「うわぁ……浴槽の中が血で」

亜矢子「……この中を調べますか」

須田「俺がやるよ。栓を抜いてと」

ザアアアアア 

ツチノコ「……ヴァア」

真司「え……今のって?」

須田「あっ底に鍵がある」

真司「いや鍵じゃなくてだな……まぁいいか」

明日から書きます

祭壇前

真司「こいつを開けて調べてみるか……引き出しの中に入ってたニッパーで針金を切ってと」パチン

亜矢子「ライダーに変身すれば簡単に壊せるんじゃないの?」

須田「真司は変身の時間が短い上に変身が解けるとあと数分は変身できないんだよ。いざという時変身できなかったら困るでしょ」

亜矢子「そう言うことだったんだ」

真司「……なんだよガラクタしかねぇじゃん」

美耶子「この村独特の宗教。理解なんかしなくていい」

真司「言われなくたって知りたくもないけどさ……」

廃屋 屋外

真司「酒かこれ……大予言か」

須田「俺ら未成年だから飲めるのは真司だけだな」

真司「いや俺も酒はあんまり……持ってくかこれ」

美耶子「飲むの?」

真司「飲まないけど……なんか後々役に立つかもしれないし」

亜矢子「そう言って隠れて飲むつもりでしょ?そんな嘘付かなくても堂々と飲めばいいじゃない。酔い潰れなかったら文句は言わないわよ?」

真司「だから違うって!」

終了条件2達成 エピソードクリア

美浜奈保子
第2日 3時33分33秒 蛭ノ塚 赤い池

美浜「ここに浸かると永遠の若さ……ねぇ。とんだお笑い草よ」

北岡「……しつこい様だけどさ……乱心はないよね?」

美浜「くどいわよ……私はもう……永遠の若さなんていらないわ……醜くなっても天寿を全うしてやるわよ……化け物になんか……絶対になってやるもんか」グッ

北岡「あぁ……今のあんたは玲子さんにも負けてない……プロポーズしたいよ」

美浜「……あんただったら悪くはないけど……ごめんね。私は仕事に専念したいのよ」

前田知子
初日21時27分30秒 県道333号線

知子「ここは……さっききたとこですね」

浅倉「……海かあれは?……こんな山の中で……昂ぶるなぁ」

手塚「……八尾」

八尾「知子ちゃん……ご両親が待っていますよ」

知子「求道女様……ムグ」ガバッ

手塚「待て……この子は俺たちが匿いまして……是非ご両親に会わせて頂きたいのですが」

浅倉「あぁ……そういう事だ。さっさと会わせろ」

八尾「ではこちらに……」スッ

手塚「……知子。あの女はな」ヒソヒソ
 
知子「!?……そんな……信じていたのに……わかりました。手塚さんが言うなら信じます」

浅倉「はっ!……面白くなったなぁ……あいつをぶっ殺せば万事解決か?」

手塚「記憶を無くしている可能性もある……様子を見るんだ」

知子「……本当にそうだったら……どれだけ楽かなぁ……うぅ」

浅倉「あまり期待はするな……ショックが大きくなるだけだ」

廃屋内

八尾「それでは……ごゆっくり」キィィィバタン

知子「……視える」

屍人1「はは♪」

屍人2「ヒヒィ」

知子「っ……やっぱり……」ジワァ

手塚「……」

浅倉「はは」

浅倉「はははははははぁ!あーっはっはっはっはっ!!!」

浅倉「あんなに俺をイライラさせた奴は久しぶりだァ……決めた……あの女殺してやる……変身!」

手塚「……変身!」

フォンフォンフォンシャキ-ン

ライア「絶対に許さん」

王蛇「俺は楽しめればなんでもいい……あぁ!!」ズォォ

今日はここまで

夜見島で物語つくってみたいなー

ライア「はぁ!」『スウィングベント』スパアン

屍人連中「?ぉ!!!」ドサァ

王蛇「……じゃあ俺もだァ……」『スウィングベント』

ライア「!……コピーベントではない……そうか、俺を殺した後エビルダイバーと再契約を……」

王蛇「どうでもいいだろんな事は……はぁ!!」スパァン

屍人「ぐはっ」

犬屍人「ぐぁぁぁい」

羽屍人「……」ブゥ-ン

王蛇「はぁ……騒ぎを聞きつけて鬱陶しい蟲共が湧いて出てきたな」

ライア「長引くとマズイ……一気に決めるぞ」ファイナルベント『ハイドベノン』

王蛇「アァ……やっぱこいつがいい」ファイナルベント『ベノクラッシュ』

知子「ちょ!?……家が壊れ……」

ベノスネーカー「キシャアアア」グネグネ

王蛇「はぁぁぁぁぁ」ダッダッダ

王蛇「はっ!……アァ……アアアアアアアアア!!!」ブシャアアアア

屍人連中「ギャアアアアアアアアアアアアア」ドゴォ-ン

ライア「はっ!」ヒョイ

エビルダイバー「……」ブ-ン

屍人連中「グギャアアアアアアアアアアア」ドゴォ-ン

知子「無茶苦茶すぎるよ!!?私いる事忘れてない!?」

知子「家が跡形も無くなっちゃった……」

手塚「爽快だっただろう?……これで少しは悲しみが紛れたか?」

知子「少しどころかカケラも無くなりましたよ!?」

浅倉「そりゃ良かったな……イライラがすっかり消えた」パキポキ

手塚「……イライラを解消した浅倉は比較的大人しいんだな。覚えておこう」

浅倉「多分あの女は教会だな……追うのか?」

手塚「急いだ方が良いだろうな……知子の両親が危ない」

終了条件達成 エピソードクリア

北岡秀一
第2日 6時32分1秒 不入谷教会

北岡「娘さんが家出をね……心底お辛いでしょう……話し相手ぐらいにはなりますよ?」

隆信「有名な弁護士と名高い北岡さんにそんな事言われるとはなぁ……恐れ多いなぁ」

真由美「しかもハートはドキ土器の主演で名高い美浜さんまで……私あのドラマ好きでしたよ!」

美浜「いやぁそんなありがとうございます……過去形なのがちょっと気になるけど」

北岡「いいでしょそれぐらい」

知子「お母さん!お母さん開けてよ!お母さん!」ドンドン

美浜「ひっ……化け物に……なってないみたいね?」

真由美「知子ぉ!待っててすぐ開けるから」ガラッ

隆信「なんで母さんしか呼んでくれないんだ知子ォ!!無事で良かった!!」

知子「お母さん!お父さん!ふぇぇぇぇん」ダキッ

北岡「あれ?なんか見たような顔……が……」

浅倉「よぉ……べ・ん・ご・し・さん?……やっぱりお前も来てたのかぁ……会えて嬉しいぜ……」

北岡「……一番会いたくない奴に会っちゃったよ」ハァ

隆信「え……あ!あいつは凶悪脱獄犯の浅倉!!」

北岡「で……何用よ一体……闘いなら今そんな気になれないんだけど」

浅倉「それもいいがまずは八尾とかいうエセ尼を潰す……その後はお前だ」

隆信「八尾……?求道女様の事か!?……あんた彼女に何を……」

手塚「……俺が説明しよう……おかしいと思わなかったか?……その女が……何十年も前から姿形が全く変わっていない事に」

真由美「え……?」

隆信「……言われてみれば疑問だった……なんで今まで誰も気付かなかったんだ?」

真由美「……そうよね。私が子供の頃からあの人は……」

知子「あの人は……元から人間じゃなかったんだ……村のみんなは……あの人に騙されてる」

手塚「おそらく村人に何か錯覚させる様な術をあの女は持ってるのだろうな」

北岡「はぁ……ただの息抜きの旅行のつもりが……とんでもない遠出になっちゃったなぁ」

美浜「……まったくよ。こんな仕事引き受けるんじゃなかったわ……」

浅倉「女の正体なんざ知るか……何もかもぶっ潰して楽しむだけだ」

真由美「ほ……本当に野放しにして大丈夫なのこの人……」

知子「こ……怖いけど大丈夫だよ多分……おそらく」

北岡「お宅らの言う事が本当ならさ……ここに隠れてるの危ないんじゃないの?」

手塚「無論だ」

知子「いつあいつが化け物を引き連れて戻ってくるか……ですよね……お父さん、お母さん!……隠れるところを探さないと!」

隆信「何が何だか……ここはこの方達と知子の言う事を聞くしかないな……」

真由美「ええ……」

浅倉「……道中化け物どもをぶちのめす役は俺に任せろ……ハハハ」

美浜「殺人犯の癖に頼もしいわね……あのクソ尼見つけたら唯じゃおかないんだから」

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竹内多聞
第2日 10時06分33秒 蛇ノ首谷 合石岳 橋上

竹内「懐かしいなぁ……この落書きは私が書いたものだ」

芝浦「たけうちたもん……クさい?」

安野「勘違いするにしても酷すぎるでしょ!?7さいだよ7さい!?」

芝浦「分かってるって冗談だよ冗談……」

秋山「確かお前はここの出身だったな」

竹内「あぁ……27年前まではな」

志村「竹内君と俺は親友だった……彼もおそらくこの異界で妻とともに彷徨っているはずだ……無論化け物としてな」

竹内「あぁ……早く見つけ出して……」

秋山「どうするんだ?家族ごっこでもするつもりか?」

竹内「まさか……だが顔だけでも見ておきたいだろう……情けないと笑うかもしれないが」

蓮「……確かに情けないが嫌いじゃない」

芝浦「ほんと甘いよなお前」

蓮「黙れサイコパス」

芝浦「さ…サイコパスぅ……」

竹内「安野……とんでもない里帰りに君を巻き込んでしまったな」

安野「無理やり着いてきたのは……私ですよ?」

竹内「……そうだったな」ニコッ

志村「へっ……お似合いじゃねぇか」

竹内「茶化さないでくださいよ志村さん……」

羽根屍人「……」ブィィィィンチャキ

蓮「!?……危ない!!」ドン

安野「きゃっ」ドサッ 

パァン

蓮「がはっ……」ドサッ

安野「蓮さん!?」

竹内「秋山!……くそっ……お返しだ!」ダァ-ン

羽根屍人「ギィィィィ!!?」ドサッ シュッ

志村「まずいぞ……あいつ橋の下に落ちやがった……赤い川にでも落ちたら」

芝浦「おいおい屍人のライダーとか無理ゲーだろ冗談じゃねぇぞ!!」シュタッ

蓮「ハアハア……すまん竹内……ドジ踏んだ」ドクドク

竹内「喋るな……これ以上水を秋山が吸収したらまずい……」

志村「こうなりゃ頭脳をまた潰すしかなかろうな」

芝浦「任せろ……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

ガイ「3分以内に見つけ出してクリアしてやるぜ」

志村「見つけられなかったら……5分間は俺がフォローしてやるよ……安心して戦え……小童」

ガイ「ふーんまぁいいけど……無理してお迎えが早くなってもしらねぇぞ?ジジイ」

志村「抜かしやがる……」

安野「私達は蓮さんの手当てをしますか……先生」

竹内「そうだな……」

蓮「悪い……」

ガイ「オラァ!」ブン

犬屍人「グゥグァイ……グゥガァギッ!……」シュッ

志村「…」パァン

羽根屍人「ギィィィィ」ドサッ

ガイ「はぁ……こいつよく見りゃ女かよ……やりきれねぇな」

志村「感傷に浸ってる場合じゃあねぇぞ……あそこだ」

頭脳屍人「ポワポワポワポワ」

ガイ「あのやろう……八つ当たりしてやる」ファイナルベント『ヘビープレッシャー』

メタルゲラス「グオォォォォォ」ドガァン

頭脳屍人「ぐ……あ……あぁ」ダッ

ガイ「逃げんな!」カン

ズドドドドドドドト キュイ----ン

頭脳屍人「ぐぎゃあああああああ」ドガァァン

志村「跡形もなく消し飛んだなぁ……これで少しでも復活が遅れりゃいいが」

合石岳 橋下

芝浦「おーい倒し……いねぇし」

志村「んー……川に流されちまったのか?」

芝浦「ちょ……洒落にならないってマジで!……あんな状態で赤い水の中入ったらたちまち屍人じゃん!?」

志村「仮に流されてなくともあんな傷じゃぁ遠くには行けんはずだが……多聞君と助手の女もおらんのはどういうこった?」

芝浦「しらねぇよ……とにかく探すぞ」

終了条件達成 エピソードクリア

今日は終わりです

城戸真司
第2日 7時00分2秒 蛇ノ首谷 合石岳

美耶子「……あ」ガタガタ

亜矢子「美耶子?……震えてるわよ?具合悪いの?」

美耶子「くる……来る」ガタガタ

須田「来るって……何が?」

真司「屍人の事か!?……早く逃げ」

美耶子「待って!逃げても無駄!あいつらを束ねてる奴を見つけてやっつけよう!!」ガシッ

真司「束ねてる奴?……よっしゃ、わかった」

吊り橋

龍騎「はっ」『ソードベント』ズバァ

犬屍人「グァァ」ドサッ

真司「あいつ以外と硬いんだよなぁ……あっライターみっけ」

須田「真司ってタバコ吸うの?」

真司「タバコはさっぱりだけど……なんか役に立つかもな」

宮田の車付近

須田「この車燃やしたら陽動になるんじゃない?」

真司「えぇ……人様の車に……んー……」

亜矢子「ここまできたらしのごの言ってられませんよ!」

真司「わーったよ……じゃあこのライターで……えいっ」ポイッ

ボォォ メラメラメラ

真司「あぁ……車の持ち主ごめんなさい……」

山小屋

真司「えぇとここにはブレインはいな」

パァン

真司「あっぶね!!」ドサッ

須田「あれは!?」

石田(羽根屍人)「ヒヒヒヒ」ブ-ン

亜矢子「け……警官?」

真司「あの人は……よく見りゃあん時俺を撃った警官じゃねぇか!……助けられなかった……くっ!」

須田「自分を責めてる場合じゃないよ!……なんとかしないと」

真司「わかってるよ……」ダッ

山小屋内

真司「銃は蓮が奪ったはずなのに……」

須田「きっと他の屍人から貰ったんだよ……どうしよう……迂闊に動けないぞ」

亜矢子「……あの視界は、送電線?……恭也!送電線が水たまりに」

須田「本当だ……壁に配電盤……あれをうまく利用すれば」

真司「え?な……何?そうでんせん?」

須田「でもどうやってあそこまで誘き出すかだけど……」

真司「あっ……そういやあの人お酒好きだったよな」ガラン

須田「!……そうだ。それだよ真司!!その酒を使うんだよ!まだ中身あるよな!?」

真司「あぁ……ちょっと飲んじゃったけど大丈夫だ」フンス

亜矢子「やっぱ隠れて飲んでんじゃないの!!」

美耶子「……早くそれを水たまりに混ぜよう?」

水溜り前

須田「勿体無いけど……えいっ」
パリ-ン

石田「うぅ?」ブ-ン

須田「来たっ!」ダッ

美耶子「キョウヤ!」

真司「スイッチあげていいか!?」

須田「いやまだ……タイミングを……今だ!」

真司「……しゃっ」ガコン

ビリィ

石田「ぐぉおん」ドサッ シュッ

亜矢子「やった……拳銃落としたわよ!!」

須田「よしっ……また取り上げよう!」

真司「無力化も出来るし武器は手に入るし一石二鳥だなぁ」

美耶子「後は束ねてる奴を……」

宮田の車付近

メラメラメラ

犬屍人「グゥーン」

頭脳屍人「ポワポワポワポワ」

須田「よしっ……まんまと誘き出された」

美耶子「とりあえず原型を留めなくさせれば復活はだいぶ遅れる筈……シンジ!」

龍騎「っしゃあ……最大の火力で……やってみるか!!」ファイナルベント『ドラゴンライダーキック』

須田「やべっ……みんな離れろ!」

亜矢子「うわぁ!?…何あの蛇!?」

美耶子「蛇じゃなくて龍だ!早く逃げろ馬鹿!」

犬屍人「!?」

ドラグレッダー「グォォォォォ」ビュ-ン

龍騎「はぁぁぁぁ……はっ!」ヒュン

龍騎「はぁぁ………だあぁぁぁぁぁ!!!!」ボォォォォォォ

犬屍人「フグラ……ギィィエアアアア」チュドォォォォン

頭脳屍人「ぎぃやぁぁぁぁぁぁ」ドガガァァァン

龍騎「………」シュタッ

ドラグレッダー「グォォォォォ」

須田「やったな真司!」

真司「……あぁ」

美耶子「……辛そうだよ?シンジ……」

真司「だって……あいつら元々人間だったわけじゃんか……分かってても……やっぱいい気しないよ」

亜矢子「どうしようもなく甘いんですね……」

須田「まぁでも……俺真司のそういうとこ好きだよ……元気出せよ!辛い気分はみんなで分け合えばいいんだし」

真司「……ありがとな」

終了条件達成 エピソードクリア

須田恭也
第2日 9時55分22秒 合石岳 吊り橋付近

美耶子「……首が戻ってきた……私が壊した筈の首が」

亜矢子「御神体の首……だっけ?……あんたも大それたことしたわね」

真司「あの柱みたいなの綺麗だなあー……あれ何?」

美耶子「理尾や丹……天の神である堕辰子が君臨する前兆なの……この世界は完全に現世と隔離されちゃった……どうしよう……逃げ場なんか」

真司「言ってること全然わかんねぇけど大丈夫だって!要するにその神紛いのバケモンをぶっ倒せばいいんだろ?」

須田「端折り過ぎな気はするけど間違ってないな!ライダーが付いてるんだから大丈夫だよ!!」

亜矢子「あんな化物を今まで長い間神と崇めてたなんて考えたらゾッとするわ……もう未練も何もない……お願いします真司さん!あの化物を村ごとぶっ壊しちゃって下さい!!美耶子、あんたからも何か言いなさいよ」

美耶子「私……村の外を見てみたい……こんな村大嫌い!!……お願いシンジ……全部消して!……あいつらも……この村も全部……!!」

真司「……おう!任せ……」

淳「やっと見つけた……」ガサッ

亜矢子「淳!」

淳「……観念しろ美耶子!お前が神の花嫁になりさえすれば」チャキッ

亜矢子「まって淳!話を聞いてみんな騙されてんのよ!!」

淳「あ……亜矢子ォ!?……嘘だろどうなって」

ベルデ「オイタはそこまでにしときな坊や……」ス-ッ

淳「へっ?……お前どこかrぶべぇ!」ドサッ 

真司「ら……ライダー!?……ど……どこから現れ……」

ベルデ「ガキにファイナルベントかましても良かったがよ……まぁ殺しちまうと詳しく話を聞けないからなぁ」

淳「ばけ……化物!?」

美耶子「……淳にも真実を話すの?」ヒソヒソ

亜矢子「あんなんでも敵に回すと厄介なもんよ……味方は多い方がいいわ」ヒソヒソ

須田「まぁ猟銃は持ってるし役に立たないってことはないでしょ」

美耶子「分かった……おい許嫁」

淳「あんにゃろう……それで俺を神代に……」

亜矢子「あんたが私の夫になったのも……八尾が自分の欲望を叶える為に計画した事よ……用が済んだら……美耶子は勿論あんたも私も殺されるでしょうね」

淳「……」

真司「ショックがでか過ぎたんだな……さっきまでのムカつく態度が嘘みたいだよ」

高見沢「まぁ取り返しのつかない事態になる前に現実が見れて良かったんじゃないのか?……ところでお前、本当に俺の事は覚えてないのか?」

真司「すんません……貴方が高見沢グループの総帥なのは知ってるんですけど……直接の面識はまだ……」

高見沢「んー……この村のイカれた時空のせいか……パラレルワールドなんざガキの妄想に過ぎんだろうと思ってたが……」

美耶子「事実そうなんだから否定しようがない」

高見沢「おう……この女俺が誰だかわからんのか?口の聞き方が」ヒソヒソ

須田「止むに止まれぬ事情があるんですよ察して下さい!」ヒソヒソ

ちょいと緊急の用事が……明日一日は多分書き込めないかもしれません

投稿は遅れます

すいません

淳「……はぁ、もういい。腹は括った」ガタッ  

真司「おいまさか自害するとか……早まんなって!……生きてりゃ」

淳「誰も自害するなんて言ってねぇよ馬鹿!……死んだらむしろあの女の思うツボだろうが」

淳「……俺は何が何でも生き延びてやる……もう家の名前なんざ糞食らえだ!!」

亜矢子「淳……!!」

美耶子「……人って状況次第でこんなにも変わるものなんだな」ボソツ

真司「あっ……高見沢さん、一応言っときますけど」

高見沢「ふん……言われなくともここで戦いなんぞするつもりはない……ここでお前を殺しても何にもメリットはない……むしろお前が化物になったらこっちが不利に……バトルを行うならここを無事脱出してからだ」

真司「まぁひとまずはそれで……」

八尾比沙子
第2日 10時12分45秒 合石岳 吊り橋付近

八尾「まさか淳まで味方につけてしまうなんて……」

八尾「今……ライダーが2人いる前で私の姿を現わすのは愚策ね……私の正体は既にバレてしまっているはず……」

八尾「片方を燃やして始末しようとしてもその隙をもう1人のライダーに……」

八尾「全く忌々しい……」

八尾「……戻って計画を練り直さなくては……」クルッ

再開します

恩田理沙
第2日 0時15分22秒 旧宮田医院 診察室

須藤「本当に私達に敵意はないんですね?」

東條「僕は……無駄な犠牲を生む戦いなんてしないよ……あんたら殺したって蘇って化物になったら面倒でしょ?……それに僕は英雄にならなきゃいけないんだから……そんな暇なんてない」

須藤「素直に信じきれないのは何故でしょうかね?」

理沙「東條さんはもう英雄だと思いますよ?」

東條「え?」

理沙「少なくとも私にとっては……ですけど……」

東條「……そう言われて悪い気はしないかな……ありが……グゥ!!」グシャ

理沙「東條さん!?」

美奈「キィエアアアアアア」ヒュン

須藤「いつのま……ぐわっ」バキッ

理沙「お姉ちゃん!?」

美奈「……理沙」ピトッ

理沙「お姉ちゃん?……」

理沙(どうして……私は攻撃しないの……?」

キィィィィィン

理沙「これって……」

『お姉ちゃーん』

『理沙ったら……甘えん坊さんね……ふふ』
ザ-.......

『せ……先生……くるし……』

『分かるわけがない……親の愛情を全うに受けてぬくぬくと育ってきたお前なんかに……俺の気持ちがわかってたまるか……!!』

ザザザ-......

理沙「そんな……お姉ちゃんは……殺されたの?……宮田…先生に」

美奈「ふふふふ……一つに……なろ?……理沙……」

理沙「う……うぅ……お姉ちゃん……」ポロポロ

シザース「変身!……はぁ!!」ゲシッ

美奈「グハァ」ドサァ

理沙「須藤さん……はっ!……私は…」

シザース「間一髪でしたね……理沙さん」

美奈「?ぅ……」フラフラ

シザース「並みの奴と違うだけあって固いですね……狭いのであまりこれを使いたくなかったのですがね……」ファイナルベント『シザースアタック』

ボルキャンサー「がぁぁ……」

シザース「ふっ」ピョン

ボルキャンサー「……」トス

シザース「はぁ!」グルグルグル ドゴ-ン!!

美奈「ぎぇあああああ!!!!!」パリ-ン ドサッ

理沙「ま……窓から落ちちゃった」

須藤「これでしばらくは大丈夫……と願いたいですが……」シャキ-ン

理沙「あっ……東條さんは!?」

須藤「当たりどころが偶然良かったみたいで……幸い無事なようです……気は失ってはいますが」

理沙「須藤さん……先生が……先生がお姉ちゃんを……」

須藤「落ち着いて下さい理沙さん……あの化け……貴方のお姉さんに何か吹き込まれたのでしょう?……良かったら話して頂けますか?」

理沙「は……はい……」

…………

須藤「なるほど……道理であまり心配そうな素振りを見せなかったはずです……なぜなら姉を殺した張本人なのですからね」

東條「でもお姉さんが嘘ついてるって可能性もあるかもしれないよ……なんせ化け物に成り果ててるから」

理沙「でも嘘をついてる風には……わっ!」

須藤「目が覚めたなら覚めたと言ってくださいよ東條さん……というか話聞いてたんですか?」

東條「ついさっき目覚めたんだよ……」

理沙「無事そうで良かったです……あの時お姉ちゃんが私に触れた後……頭の中に……姉との記憶と……宮田先生がお姉ちゃんを…こ……殺した記憶が入ってきたんです。……姉との記憶は間違いなく本物です……だから宮田先生がお姉ちゃんを殺したのも……」

須藤「では…………考えがあります。まずはナース服を探しましょうか……この病院をくまなく探せば 1着や2着は見つかるでしょう。理沙さんに着てもらいます」

東條「いきなり何言ってんの……変態?」

理沙「えぇ…」

須藤「違います。お願いですので話を最後まで聞いてください」

秘密を知ったではなく
宮田のコンプレックスに触れたというのが通説けどね

宮田司郎
第2日 0時17分0秒 第一病棟診察室

牧野「……用を足しに行ってきますね」

宮田「お気をつけて……1人で大丈夫なんですか?」

牧野「幻視をして見ましたがトイレの周りは安全なようですので……」

宮田「……それならいいのですが」

牧野「それでは行ってきます」ギィ-バタン

宮田(刑事の奴と美奈の妹があまりにも遅い……まさか既に化け物に……)

ギィ-

理沙「せんせぇー……」

宮田「……美奈か?いや……」

理沙(もうやだすっごく恥ずかしい!!……なんで私がこんな事……)カァァァァ

~回想~

須藤「理沙さん。貴方と美奈さんは双子の姉妹だ。今はあんな顔になってしまっているので分かりにくいですが顔は瓜二つな筈……そうですよね?」

理沙「は……はい」

須藤「私が貴方にお願いする事は……貴方のお姉さん、美奈さんに成り切って頂きたいのです。まず形から入る為に……貴方にナース服を着てほしい……そしてその格好で宮田さんの前に姿を現して……反応を見ます」

東條「事情しらないで話聴いたら間違いなく変態だよ須藤さん……でも危険な賭けなんじゃないの?理沙さん殺されるかも」

須藤「私達は診療室の外から視界ジャックで様子を見るんです……理沙さんに何かあれば私が突入して宮田さんを確保します……刑事なので体力には自信があるんですよ」

宮田医院 第一診療室外

須藤「さぁ……どうくる宮田……」

牧野「びっくりしましたよ……部屋を出たら貴方達が部屋の外で突っ立ってたんですから」

東條「君も部屋の外で幻視しながら中の様子を見てみるといいよ……面白い光景がみられるかも……」

牧野「面白い……って……須藤さん。貴方もとんでも無い事考えましたね……囮じゃないですか」

須藤「一般人を囮捜査に利用するのは良心が痛みますが……宮田の本心を知る為です。貴方も協力してください」

宮田医院 第一病棟診察室

宮田「……」スタ

理沙(き……来た……うっ)ガシッ

宮田「……」ギュウウウウ

理沙「あ……ガ……ア……」ギリギリギリ

診察室外

牧野「宮田さん!?……そんな」

東條「あの人首を……決まりだね」

須藤「早く救出を……」

宮田『やっぱり双子だな……死に際の顔までよく似ているよ」

須藤「!!?……突入です!宮田司郎確保ォ!!」バタ-ン!!

宮田「なっ!?」パッ

理沙「ゲホッゲホッ!!……はぁ……はぁ……」

宮田「くっ」スッ

須藤「ネイルハンマーですか?……ふん」グイッ

東條「へぇー……関節技……」

宮田「がぁ……!!」

須藤「残念ながら貴方の殺害の手口は腐る程見てきたのでね……対抗策を練ってたんですよ……大人しく伏せなさい!」ドサッ ガチャ

宮田「ぐ!…くそっ……手錠……だと」

須藤「元々私は浅倉を追って捕まえる為にこの村に来たんです……手錠ぐらい携帯してて当然でしょう?……これでもう逃げられませんよ?」

牧野「……刑事ドラマでも見てる気分ですね……」

理沙「私……もう少しで……死ぬところだった……」ブルブル

もう遅いのでこの辺で

須藤「……もう身動きは取れませんね……何故美奈さんのみならず理沙さんまで殺害しようとしたのか、包み隠さず全て話してください。前以て言っておきますが拒否権や黙秘権などの権限は貴方には一切無いと御理解下さい」

宮田「はっ…余所者の分際で出しゃばるな」

須藤「……私はその気になれば貴方をモンスターの餌にする事だってできるんですよ?……ただ貴方をそのまま食べさせると話を聞けないので……まずは片腕をボルキャンサーに与えましょうか?」

牧野「け……刑事の人が言う台詞じゃない……」

宮田「モンスターに喰われて死ぬか……化け物になって無様に生き永らえるよりは上等だ」

須藤「貴方は自分の命も軽く見てるフシがありますね……これは口を割らせるのは難しそうだ」

理沙「……」スタスタ

牧野「理沙さん?……宮田さんの前に立って何を」

パシィ-ン!!

牧野「ひっ!」ビクッ

宮田「……」ヒリヒリ

理沙「……人殺し」

宮田「……フン」

理沙「この人殺しっ!!なんでお姉ちゃんを絞め殺したの!?どうしてお姉ちゃんがあんな酷い目に合わなきゃいけなかったの!?……返して……優しかったお姉ちゃんを返してよぉ!!!」ガタガタ

須藤「理沙さん!お気持ちは分かりますが……東條さん!彼女を抑えてください……」

東條「お……落ち着いて理沙さん……」ガシッ

理沙「ふー……ふー……」ワナワナ

宮田「……うるさい女だな……そんな所まで美奈に似なくても良かったのに……」

理沙「……っ!……あんたなんかお姉ちゃんと同じ苦しみを味わえばいいんだ!!」

東條「ねぇ須藤さん……理沙さんは部屋から出しといた方がいいんじゃない?……これじゃ話が進まないよ」

須藤「ええ……牧野さん、彼女を頼みます。頭脳はついさっき倒したので部屋の外もしばらくは安全な筈です」

牧野「は……はい……理沙さん。行きましょう」パシッ

理沙「は……離して!!」ブンブン

牧野「すいませんそう言う訳には……」ズルズル

バタン

東條「牧野君……あの状態の理沙さんと2人きりか……牧野君には同情するよ」

須藤「……この部屋にはライダーが2人、モンスターも2匹……対して貴方はたったの1人……聡明な貴方ならどちらが有利か考えなくともお分かりでしょう?」

東條「なんならこっちは拷問して無理やり吐かせたっていいんだよ?……今の君だったら痛めつける罪悪感なんて全然無いし」

宮田「……俺には」

須藤「はい?」

宮田「俺にはやらなければならない事がある……自分の命を賭してでも……別にお前らに命をくれてやってもいいが……それは俺の役目を果たしてからだ」

東條「役目ってなに?」

宮田「本来ならそれは求道師である牧野さんの役目だ……だが……あの男には務まらない」

須藤「もう少し……その辺を詳しくお聞かせ願えますか?」

宮田「ここまできたら隠す必要性ももうないだろう……覚悟して聞け」

東條「なんでこの人は手錠掛けられてるのに上から目線で話せるのかな……」

…………

須藤「貴方達兄弟の仲があまりよろしくないのはそれが理由ですか」

東條「君達は一度両親と共に27年前の土砂災害で異界に取り込まれた事がある……でも因果律……だかなんだかの関係で君達は無事に現世に帰る事ができた……けど両親は亡くなっていた。それをある兄妹が発見し保護する事になって……兄妹別々の家に養子になり離ればなれになった……って?」

宮田「……牧野さんは当時求道師をやっていた兄に育てられた……成長した後、求道師の跡を継ぎ村の皆に羨望の目を向けられるようになった……」

宮田「一方俺は妹が嫁いでいる家の方に引き取られたが……その家はとてもまともと呼べる様な代物じゃなくてね……表向きは医者の家だが、その実態は村の秘密を暴こうとする者と邪魔者を消す……言わば村の暗部を担う家だった……俺はその稼業を引き継いで……何人もこの手で……同じ双子なのにどうしてこんなにも差が出てしまったのか……」

須藤(……なるほど……嫉妬というワケですか)

宮田「俺は……できる事なら牧野家の養子になりたかった……牧野さんになってみんなから感謝されたかった……いつでも同じ顔に頭を下げてる自分が虚しかった」

診療室 外

牧野「そ……そんな事まで話すなんて……宮田さん……追い詰められてヤケになっちゃったんですか……」

牧野「宮田さん……貴方は求道師の私が羨ましかったんですか?……惨めな道化でしかないこんな私が……?」

牧野「私はただ何もわからず……求められた役割をこなしていただけだよ……羨望の目だなんて……私にはそんなもの……何の安らぎにも希望にもならなかった……逆だったらこんなことには」

理沙(……)

須藤「複雑な家庭環境ですね……貴方が美奈さんを殺した理由は……」

宮田「……美奈は俺を助けたいつもりだったらしいが……俺にとってはありがた迷惑な話だ……よく知りもしない癖に俺の気持ちが分かるなどと抜かしたからな……だから俺は衝動的に首を……」

須藤「半端な気持ちではありません……本気で貴方を助けたい筈でしたよ……美奈さんは」

宮田「……どうしてそんな事が分かる」

東條「あの人は屍人になった後もあんたを心から愛してた……かも。僕が美奈さんを殺した後……死に際にあんたの事先生って……静かに呟いてたよ……とても恨んでいた様には見えなかった……多分だけど……きっと殺した事なんて……美奈さんは恨んでないんじゃないかな?」

宮田「……」

『先生!……私……貴方の助けになりたい……私でよければ……いつでも話し相手になります…… 』

『……その気持ちだけで嬉しいよ』

『先生……私……先生の……』

『何だ?はっきり言え』

『先生の……心からの笑顔……見てみたいなぁ』ニコッ

宮田「美……奈……」

須藤「……今度こそ全てを話してください。この世界から……どうすれば脱出できるのか……出来れば……屍人を完全に消滅させる方法も」

宮田「…………」

宮田「……方法はある。全てを終わらせる方法がな」

終了条件達成 エピソードクリア

北岡秀一
第2日 13時27分54秒 廃屋 田堀

北岡「おっ……この家とか隠れるのにうってつけなんじゃないの?」

手塚「……廃屋の中には化け物はいない様だな……」

美浜「は……早く入って休みましょうよ……私もう歩きすぎてクタクタよ……」

知子「わ……私も」ハァハァ

浅倉「あぁ……確かに少し疲れたな……少し寝るとするか」

隆信「そりゃぁ……あんだけ化け物相手に暴れりゃあなぁ……疲れない方が変だぞ……」

北岡「そいつ人間の形した化け物だから、一般の常識程度で考えない方がいいですよ?」

須田恭也
初日8時16分2秒 刈割 棚田

須田「これ……石碑?」

真司「なんだろこれ……」

須田「……よいしょっと」バタン

真司「え?なんで倒したんだよ?」

須田「何か起こるかと思って……」

シ-ン……

真司「なんにも起きないな……んだよとんだ期待はずれだな」

美耶子「早く行け!モタモタするなグズ!!」

真司「わーったよもう!!」

須田「ほんと口悪いなあの子……」

志村晃
初日8時25分33秒 合石岳 炭鉱内

芝浦「こんなとこに石碑……なんか意味深だよね」

志村「よっと」ガタン

芝浦「あっ、なんかスイッチみたいなのが……これ押すとどうなるかな」

志村「さぁな……試してみるか」カチッ カラカラカラ

志村「……何も起きねぇな」

芝浦「はぁ?何それ……まぁいいや、早く比良境ってとこに行こうぜ」

恩田理沙
初日4時5分45秒 廃屋 台所

理沙「これは……えいっ」ゴロン

須藤「石碑を倒すなんて少し罰当たりなんじゃないですか?」

理沙「なんか無意識に倒しちゃって……」カラカラカラ

須藤「……何かの仕掛けが作動したのでしょうか?」

理沙「この辺は特に変わりないみたいですけど……」

須藤「……あまり長居は出来ません。早く脱出しましょう」

宮田司郎
初日3時45分42秒 蛇ノ首谷

宮田「これは……ふんっ」ゲシッ ゴロン

宮田「……」カラカラカラカラ

宮田「……」

宮田「……時間を無駄にしたな」スタスタ

王蛇「どうしたァ……俺をもっと楽しませろよ……!!」ドガッ
バキッ

屍人「ガハッ……アア」ガクッ

高遠玲子
初日23時05分2秒 刈割 棚田

霧島「獅子、鷲、雄牛、……そして人間……楽園を守る聖獣……この近辺にある4つの灯籠を灯すと……聖獣の力の封印は解かれて……この状況を打開できる……か」

佐野「雄牛までは分かるけど人間が聖獣って……なんかチョイスが謎だよね」

高遠「私に言われても……そういう伝承なんだからしょうがないじゃない……で、灯籠に火を灯すには順番があるんだけど……その肝心な順番が分からなくて」

佐野「えー……順番間違えたらアウトってこと?……どうすっかなー」

春海「あそこ……お婆さんがあちこちぐるぐる回って祈ってるよ……ひょっとしてあのお婆さんの祈ってる順番通りに……」

婆屍人「あーりーがーたーやー」ブツブツ

佐野「おっ!春海ちゃんやるじゃん!まずはどこいけばいいの?」

春海「えーと……獅子……だよ」

廃車付近

高遠「この車の中に何か役立つものが入ってないかしら?」

春海「……鍵が掛かってるみたい」ガチャガチャ

佐野「じゃ変身して扉ぶっ壊すか?……どうせこんなオンボロ車運転もできないでしょ?」

霧島「ちょっと待って……私さっきあそこで鍵拾ったのよ……もしかしたらこれで」ガチャ

佐野「いやいやそんな都合良く……開いちゃったよ」

高遠「ありがとう美穂ちゃん……んー」ガサ

佐野「あ、玲子さん俺が調べるよ……よいせっと」

霧島「乗る必要あんの?」

佐野「乗って中入んないと奥まで調べられないだろ?……あっサイドブレーキが」ガコン

霧島「ちょ、馬鹿こんな坂道で」

佐野「うわぁぁぁぁ!!……」ガクン

ズゴゴゴゴ......ドカ-ン!!

春海「お……お兄ちゃーん!!!」

高遠「坂の下の窪みに……だ、大丈夫佐野君!?」

佐野「だ……出してくれぇ……」ヒクヒク

霧島「急な坂道でブレーキ下ろしたらそりゃそうなるっての……」

春海「お兄ちゃん!」

佐野「ぷはぁ!……死ぬかと思った」ガチャ バタァン!!

霧島「下らない最期を遂げなくてよかったね」プッ

佐野「ホントだよもう……いてて」

春海「お兄ちゃんが手に持ってるの……なあに?」

佐野「……カセットテープだな……こんなの何の役に立つってんだよ」

高遠「わからないけど……残りの灯篭を灯しに行きましょうか!」

最後の灯篭前

佐野「……で、この鷲の灯篭に火を灯せば終わりなの?」

高遠「うん……」ボッ

ポウッ

春海「光った……」

ポワワ-ン……

霧島「綺麗だね……」

佐野「……え、光が空に昇って……そんだけ?……これで本当になんとかなんの?」

高遠「………」

佐野「いや無言になられてもさ……」

春海「せんせいを信じて……きっと……だいじょうぶ」

霧島「そうだね……春海ちゃん」

給油車付近

爺屍人「あぁ……」ガラガラ

高遠「あのリヤカーは……あの屍人、あれを向こうへ運ぶのね……あれの中に春海ちゃんを隠せば……」

霧島「リスク高すぎなんじゃない?……私達と一緒にいた方が安全だと思うんだけど」

佐野「うん、俺もそう思う」

春海「春海も……お兄ちゃん達と一緒がいい」ギュッ

高遠「ううん、そうだよね……私と春海ちゃんの2人だけだったらそうしただろうなって思っただけ……じゃあ早くここから離れ……」

ウウウウウウウウウウウウ!!!!

佐野「うおっ!またあの騒音……あ……頭いてぇ!!」ドサッ

屍人1「ひひひひひ」

屍人2「はっは~」

屍人3「?ぁあ~」

ゾロゾロゾロ.....

春海「いやぁ……」ビクッ

佐野「や……やべぇよ……囲まれる……」

霧島「こうなったらまた……!」フォン

佐野「このぉ……頭痛いけど……やるしか無い……か」フォン

…………

霧島「な……なんでベルトが出てこないの!?」

佐野「……ひょっとして……さっき変身して戦ったばっかだからか!?」

屍人連中「ひひひひひ」ゾロゾロゾロ

佐野「来るな……来るなぁ!!」ブンブン

霧島「っ……」

春海「……」ギュウウウウ

ブッブ-

屍人1「うあ?」クルッ

屍人2「んん?」クルッ

高遠「はぁ……はぁ……」ブッブ-

カポッ ドクドクドク

霧島「給油口?……まさか!!」

高遠「………」カチッ ボッ

佐野「………!!!」

春海「やだ……しんじゃやだぁ!!……せんせぇ!!!」

霧島「近付いちゃ駄目!」ガバァッ

高遠「……春海ちゃんを」

高遠「どうか……頼みます」

ドカァァァァァァァァン

佐野「うわっ!!……そんな……」

霧島「………」

春海「せ……せんせぇぇぇぇ!!!!!」

メラメラメラメラ......

佐野「嘘……嘘だ……嫌だぁぁぁぁぁ!!!」

春海「う……うぅ」ポロポロ

霧島「………」

ブランウイング「キィーン!」ヒュ-ン

佐野「うわぁ!?」ビクッ

ブランウイング「キィーン」ドサッ

春海「せ……せんせぇ!」

高遠「う……春海……ちゃん」クラクラ

霧島「……なんとか……間に合った」

佐野「霧島……!お、お前まさかミラーワールドに玲子さんを……!?」

霧島「ミラーワールドに人間を引きずり込んだら……その人間は2度と外の世界には出られない……でもモンスターかライダーと一緒なら脱出することも出来る……そう考えついてさ」

佐野「そ……そういう……咄嗟に良くそんな事考えついたね……」

霧島「……ここにいつまでもいたら危険だぞ……早く安全な場所に移動しないと」

佐野「……玲子さん。歩けるか?」

高遠「な……なんとか……うっ」ガクッ

佐野「あーもぅ無理すんなっつの……掴まれよ」ガシッ

高遠「ごめんね……」

廃倉庫

霧島「ひとまずここでひと息つくか」

佐野「玲子さん、降ろすよ」スッ

高遠「はぁ……ありがとう」

春海「……」

霧島「さてと……あんたには言いたい事が沢山あるんだけど……まずは」

佐野「あ……あのさ霧島……あまりキツイ言い方は……玲子さんがああしなきゃ俺たちは今頃……ね?」

霧島「この大馬鹿!!」ペチン

高遠「あいたっ!」

佐野「話を聞いてよ!!?」

霧島「私達を助けようとしたのはわかってるよ!!……でもどうして……どうしてあんな危ない真似を……わかってんの!?……助けるのがもう少し遅かったらあんた今頃死んでたんだよ!!」

高遠「私……死ぬのは……凄く怖い……でも」

佐野「で……でも?」

高遠「春海ちゃんを死なせてしまうのは……もっと怖い」

春海「……せ……せんせい」

霧島「……」ギュッ

高遠「美穂ちゃん……」

霧島「お願いだからさ……残された人の気持ちをもうちょい考えてよ……すっごく辛いんだよ?……大好きだった人に……先立たれるのって……」

高遠「美穂ちゃん……まさか貴方も……」

霧島「う……うぅ……お姉ちゃん……」グスッ

高遠「……ごめんね」ナデナデ

今日はもう終わりにします

試行錯誤を繰り返しております

美穂「そっか……あんた娘さんがいたんだ……」

高遠「めぐみっていうんだけどね……昔家族で海に遊びに行った時……大きな津波があって……」

佐野「……その津波が原因で亡くなっちゃったんだ……かわいそうに……」

高遠「私が悪いの……私が見捨てさえしなければ……娘は……めぐみは助かったの……!」

美穂「ど……どういう事よ……」

高遠「私が……娘より先に……他の人の子供の命を優先したから……その子達は助かったけど……発見が遅れて……めぐみは……」

霧島「そういう事か……高遠さんは……凄く立派な事をしたよ……自分を責める必要なんてないじゃんか。他の人だって……一体どこの誰にあんたを責める権利があんの?……もし責めるような奴がいたら……私が一発ぶん殴ってやるよ……」

佐野「ついさっきお宅がこの人ぶっ叩いた癖に何言ってんの……でもそんな辛い過去がありゃあんな無茶な行動とれんのも当然か」

高遠「私……約束したの……春海ちゃんのお母さんになるって……だからもう二度と娘を死なせたくなかったの……命を捨ててでも」

佐野「そんで化け物になってまた春海ちゃんの前に現れんの?そんなの春海ちゃんがますます悲しむだけじゃんか」

高遠「……そこまで考えが至らなかった……春海ちゃん達を助けるのに精一杯だったから……」

高遠「……春海ちゃん……私……貴方の気持ちも考えないで……」

春海「いいの……春海達を助けてくれたこと……とても感謝してる」

春海「ありがとう……お……おか……」

高遠「……」

春海「お母さん……」

高遠「!……春海ちゃん……」ギュッ 

春海「おかあさん……」グスッ

高遠「ごめんね……ごめんねぇ……」ポロポロ

霧島「……あったかいなぁ……昔を思い出すよ」

佐野「……春海ちゃんも落雷で両親を亡くしてたんだよね」

佐野(なーんかこの人達を見てると……親父が死んで……社長継いで喜んでた俺なんか……)

佐野(すっごくちっぽけに見えるなぁ)

終了条件達成 エピソードクリア

秋山蓮
第2日11時34分55秒 蛇ノ首谷 眞魚川近辺

竹内「傷はなんとか塞いだが……」

蓮「ぐ……あぁ……」

安野「凄く苦しそう……先生……蓮さんかなりヤバイんじゃ……」

竹内「屍人化が進んでいるという事か……事態は思ったよりも深刻のようだな」

宮田「こいつは……」スタスタ

竹内「誰だ?」チャキ

須藤「銃を下ろしてください……何をしようという訳ではありませんよ……貴方達を助けようと思いましてね」スッ

蓮「!?……須……藤」

安野「え、デッキ!?……この人も仮面ライダーなの!?」

竹内「その見てくれからして医者のようだが……どうやって助けるつもりなんだ?」

宮田「そいつを助ける方法は……この男が握っている」グイッ

真司「ハァ......ハァ.....」

蓮「き……城戸!!」

須藤「崖下に倒れていたのを私達が見つけたんです……しかしこうも大勢のライダーと鉢合わせする事になろうとは……これはもう13人全員この村に来ていると考えた方が自然でしょうか?」

蓮「お……お前は……加賀を……知ってるか?」ゼェゼェ

須藤「加賀ですか?……そういえばそんな名前の容疑者を検挙した事が前ありましたかね……」

蓮「………」

宮田「ここでは救出は無理だ……あの道の先に……俺が経営している病院がある……化け物になりたくなければ付いて来い」

安野「あ……怪しすぎ……先生どうします?」

竹内「……ここは奴等の言う通りにしよう。拒んだとしてもこのままでは秋山はいずれ……奴等に賭けるしかない」

安野「で……でも志村さん達がまだ」

竹内「事は……一刻を争う……志村さんには悪いが……」

安野「置いてくんですか?……うーんじゃあ……書き置きしてこっと」カキカキ

宮田「早く行くぞ」

須藤「肩を貸しましょうか?秋山さん」

蓮「いらん」

真司「ハァ……ハァ……なんで……あいつが……」

城戸真司?
第2日10時25分24秒 合石岳 吊橋付近

高見沢「……あの女を倒す……って皆の方向性は決まったが……このガキが味方になったのは奴等にとっては大きな痛手になるはずだ。奴等の手の内がこっちには筒抜けになる訳だからな」

淳「ガキっていうな淳って呼べ……粗戸の街に化け物共が建設中の巨大な建造物があってね……屍人の巣って言うのかな?その建物の中枢で儀式を行うんだ」

須田「粗戸……俺と真司が最初に落ちたとこだね」

亜矢子「今粗戸に寄ったら少し様子が変わってるかもしれないわね」

淳「少しどころか大分変わってると思うよ……あいつら馬鹿だから看板とか木の板とかそこら中の建物に無茶苦茶に打ち付けてさ……あれなんていうんだろうね……違法建築?」

高見沢「おいおい……そんな崩れそうな建物もどきの中で儀式を行うのか?……」

美耶子「無尽蔵に木の板を打ち付ける理由は……陽の光を儀式によって復活した天の神に浴びせるのを避ける為だ……屍人の巣の中枢は……陽の光が届かない構造になっている」

高見沢「化け物の親玉は日光に弱いか……ふっ……またまたいい事を聞いたな」

美耶子「それと……これ以上化け物を増やさないために……お前達には私か亜矢子の血を交わらせてもらう」

高見沢「それを行うと俺達は不死になり、永遠を生きられる……って話だな」

淳「俺も……それやるのか?」

亜矢子「あんたは外からやってきた普通の人間だからね……このまま時間が過ぎればあんたもいずれはあっち側よ」

淳「うーん……わ……わかった……どうやって交わらせるんだ?」

美耶子「……」スッ

高見沢「釘……もう少し穏やかな方法は無かったのか?」

美耶子「……文句あるのか」ギロッ

高見沢「いや……なんでもいいから早くしろ」スッ

亜矢子「覚悟を決めなさい!淳!」

淳「あ……あぁ」スッ

美耶子「……」ブシュッ

亜矢子「……ッ」ブシュッ

…………

淳「き……気味悪ぃ……あんだけザックリ斬ったのに……もうなんともないなんて」

高見沢(不死の力……図らずも俺の願いは叶ったって事か?……超人的な力ではあるが)

美耶子「言っとくけど不死と言っても完全なものじゃない……身体は朽ち果てても精神は永遠に生き続ける……そう言う呪いだ」

高見沢「ぐ……ぐぅ……そう都合良くはいかんか……」

明日からまた続きを……

今日はあまり書き込めなかったですね

すんません

亜矢子「……真司さんは?……さっきから姿が見えないけど」

須田「……そういえばションベンに行くっつってここ離れてからだいぶ経つな……」

高見沢「なんとも緊張感の無い……」

淳「まさか……バケモンに襲われたんじゃ」

真司「…………」ガサッ

淳「わっ……びっくりさせるなよ」ビクッ

美耶子「シンジ!遅い!!」

真司「……あぁ」

須田「……真司が無事に戻ってきた所で……屍人の巣ってとこに向かおうか。淳、案内頼む」

淳「余所者が気安く名前を」

高見沢「名前で呼べって言ったのはお前だろうが……ワガママばかり言うなクソガキ」

淳「……付いて来い」ザッ

真司「………」


真司?「………ハハハ」ニヤァ

芝浦淳
第2日18時 18時37分10秒 旧宮田医院

志村「……ここは」

芝浦「今は使われてない廃墟と化した病院ね……ホラーゲームじゃ鉄板のステージだよね」

志村「……晃一」

芝浦「え?……もしかして……息子がここにいんのか?」

志村「……行くぞ」ザッザッ

芝浦「あ……待てよ」

志村「……」ペラッ

芝浦「……手紙?……げぇっ」

晃へ
俺は狂っていない。
おかしいのはこの病院の奴等、いやこの村だ。
ここにいたら本当に俺はくるっていないたすけてくれ晃お前だけだくるっていないたのむここから出してくれくるっていなくるって…

芝浦「き……きっつ……精神的にくんなこれ……晃ってあんたの事だよな……これ晃一って人が……書いたのかな」

志村「この字は……貴文の字だ」

芝浦「従兄弟の方……だっけ」

志村「……貴……文ぃ……」ギリリッ

芝浦「……もうそろそろ行こうよ、秋山達を見つけに」

旧宮田医院地下 隔離室

ガイ「ちっ……また雑魚かよ」『コンファインベント』

蜘蛛屍人「キィ-!!」ガバァ

ガイ「駄目元でやってみたけどやっぱ消えねぇか!……はっ!」バキッ

蜘蛛屍人「アギィ!?」

芝浦「……あ、変身が解けた……志村さん、弾の数は……」シャキ-ン

志村「淳が頑張ってくれたおかげだ……弾はまだまだ余裕がある」

芝浦「……褒めるなんてらしくないじゃんか……調子狂うなぁ……」

芝浦「にしても……病院に牢獄なんてもんがあったとはねぇ……つくづくとんでもない村だよここは」

志村「ここは村の異端者を閉じ込めるための施設だ……あの壁を見てみろ……奇妙な落書きがあるだろう」

芝浦「無数の潰された目……おぇ……吐き気が……」

志村「おそらくここに投獄された患者が描いたもんだろうな……狂気っつーのか錯乱っつーのか……まぁこれを描いた時点ではまともな神経じゃなかったろうよ」

芝浦「ゾッとしないよ……まさかこれも従兄弟の貴文って人が……」

志村「貴文は新しい病棟に隔離されてた筈だから可能性は低いだろう……ここは27年前の時点で使われなくなった旧病棟のはずだからな」

芝浦「あ……新しい病棟にもこんな隔離施設が?……く……狂ってる……」

志村「別次元のお前にも聞かせてやりたい台詞だなぁ……」

芝浦「しつけぇぞジジイ」

旧宮田医院 1階トイレ

志村「……床の金網の下に……タグの付いた鍵か」

芝浦「……」グッ グッ

芝浦「ダメだね……指が網に引っかかって取れないよ」

志村「……ライダーに変身すりゃ金網なんざ容易く壊せるだろうが……」

芝浦「こんなモンの為に無駄なエネルギーを消費したく無いな……」チラッ

志村「窓の隙間……淳、これを持って2階のトイレに行け」

芝浦「何これ……ホース?……OK大体分かった。ちょっと待っててよ」スタスタ

旧宮田医院 2階トイレ

芝浦「ここの蛇口って水出るのかな」キュッ

ジャ-.....

芝浦「出た……赤い水が……」キュッ

芝浦(……まずは水を一旦止めてホースを蛇口につけてと)カポッ

芝浦(窓からホースを垂らして一階のトイレにいる志村さんに……)

1階トイレ

志村「……このホースを金網に目掛けりゃぁ……」

志村「準備は出来たぞ!蛇口を開けてくれ」

芝浦「おう……」キュッ

ジャ-.......

志村「よし……こんなもんでいいだろう。閉めていいぞ」

芝浦「……」キュッ

ポタポタ

志村「金網の中が水でいっぱいになった……これでタグが浮いて鍵が取れるようになったな」

芝浦「はぁ……1階のトイレから水がでりゃあこんなめんどくさい事しなくて済んだのに」

志村「結果オーライって奴だ。まぁいいじゃないか」ジャブ

芝浦「……よくそこに手を突っ込む気になるよな……どこの鍵だろうねそれ」

志村「分からんが……手当たり次第に扉を当たるしかあるめぇな」

芝浦「……めんどくさ」

宮田医院 第二病棟

志村「第二病棟に通じる扉の鍵だったか」ガチャ

芝浦「……」ペラッ

志村さん&しばうらへ
私と先生と蓮さんはいきなり現れた謎の刑事さんとチョー怪しいお医者さんの案内で宮田医院に行く事になりました!
居場所は多分志村さんが知ってると思うので屍人がなんとかなったらそこに直行してください!
幸運を祈ってます!
依子より

芝浦「いつ見ても馬鹿っぽくて気の抜ける書き置きだな……あいつらもうこの病院にはいないのかな」

志村「幻視してもそれらしい視界は無いしな……バケモンの視界ばっかりだ」

芝浦「ったく、またどこフラついてんだよ……」

志村「……この本は」

芝浦「きったねぇなぁ……アルバムかこれ?」

志村「……宮田医院慰問会……撮影日は……昭和41年4月……求導女様……と」

芝浦「この写真に写ってる女がラスボスか……」

志村「やはりあの女は人間じゃねぇ……大昔から姿形が全く変わらず……今も求導女として……この村を巣食っている」

芝浦「と……とんでもねぇ話だな」

志村「ここにはもう用はない……外を探しに行くぞ」

芝浦「えーと……息子さんは見つけなくていいの?」

志村「………」

芝浦「あー……じゃ早く出よっかこんな気味悪いトコ」

終了条件達成 エピソードクリア

明日からまた書きます

四方田春海
第2日 15時20分34秒 廃屋 田堀

佐野「や……やっとついたぁ……ようやく一休み出来そうな所に着いたよ……」

霧島「私達……教会に行くはずだったのに……なんでいきなり進路変更を……」

高遠「ごめんなさいね……春海ちゃんが教会に隠れるのは嫌だって言うから……」

春海「なんだか……とても嫌な予感がして……ワガママ言ってごめんなさい……」

霧島「ううん、そう言う予感って大概当たるもんだよ。気にしないで」

佐野「さてと……まずは視界ジャックで家の中を覗いてみるか……安全確認はしとかないとね」

ズザザザザザ

真由美「北岡先生達……大丈夫かしら……」

隆信「人の心配よりは自分達の心配だぞ……ライダーが1人残らず出て行っちまった状態で化け物に襲われでもしたら……」

知子「手塚さんが言ってた……俺たちが出て行っても新しいライダー2人が駆けつけて……私達を守ってくれるって」

隆信「で……でもそれは占いって言ってただろう?……当てになるか?」

知子「手塚さんの占いは必ず当たるの……信じて」

佐野「……とりあえず化け物ではないみたいね……家族かな?……北岡ってあの弁護士だよな……手塚?……そいつもライダーか?」

霧島「北岡……」

春海「!?……知子ちゃんだ……知子ちゃんだよ先生!!」

高遠「ま……前田さんの所の……無事だったのね!!」

廃屋 屋内

知子「……誰か来たみたい」

隆信「!?……化け物じゃあ……ないみたいだな」

真由美「……ねぇあなた……あの視界に映ってる女の子……」

知子「……春海ちゃんだ!」

廃屋 屋外

霧島「北岡がこの家に……いた……」

高遠「美穂ちゃん?」

霧島「!……なんでもない……向こうも私達の存在に気付いたみたいだね。早く中に入って合流を……」

佐野「うっげ……玄関に木の板が打ち付けられてんじゃん……正面からは入れないなぁ」

知子「ベランダによじ登ってください!そこからなら中に入れます!」コンコン

佐野「うわっびっくりした!……ベランダって……あそこか」

霧島「まずは背の高いあんたが先に登って、そこから春海ちゃんを引き上げてあげなよ」

佐野「わかった……よいせっと」

佐野「春海ちゃん、引き上げるよ」スッ

春海「うん」ギュッ

廃屋 屋内

知子「春海ちゃん!」

春海「……知子ちゃん」ギュッ

隆信「四方田さんの子か……よく無事だったなぁ、あんたらが守ってくれたのか?……高遠さん、あんた教師の鑑だよ」

高遠「……私なんて……そんな……」

佐野「はいはい辛気臭い話はもう無し!……ねぇ、あんたらさ、話し聞くにさっきまでライダーの人と一緒に隠れてたみたいだけど……」

真由美「ライダーをご存知って事は……貴方達も」

佐野「あぁ……これが証拠」スッ

霧島「……」スッ

知子「デッキ……手塚さんの占いはホントすごいなぁ」

佐野「手塚さんってのがそのライダーの1人として……お宅らライダーがあと複数人いた様な口ぶりで話してたよね。他には誰がいたの?」

隆信「北岡先生と……その……」

霧島「……浅倉?」

隆信「え!?……お嬢ちゃんどうして分かったんだ……」

霧島「………」

佐野(浅倉は凶悪殺人犯……あっ……察しちゃったぞ俺)

高遠「確か美穂ちゃんはお姉さんを……まさか」

霧島「……!!」

春海「お……お姉ちゃん?」

佐野「あー……」

霧島「浅倉は……私からお姉ちゃんを……」

…………

隆信「そうか……無抵抗の女の人を……やっぱり最低な奴だなあいつは……」

知子「……そこまで危ない人だったなんて」

佐野(俺……そんな危な過ぎる奴に取り入ろうとしてたのか……)

霧島「私は……お姉ちゃんを殺した浅倉を絶対に許さない……だから……私はお姉ちゃんの仇を取るために……お姉ちゃんを生き返らせる為に……ライダーになったんだ」

佐野「でも北岡まで恨むのはちょっと違うんじゃないの?……あの人も一応仕事でやってるわけだから……」

霧島「本来なら浅倉は死刑になってもおかしくなかった……あいつが浅倉を弁護して……どれだけ減刑されたと思う?」

高遠「……無期懲役?」

霧島「懲役10年」

佐野「ひっでぇ……」

霧島「元々北岡はクロをシロにして膨大な報酬を掻っ攫う超悪徳弁護士だからね……あいつが正義感からじゃなくて……自分の利益の為だけに浅倉を弁護したと思うと……お姉ちゃんがあまりにも報われなくて」

隆信「あの人とは話してみてそう悪い感じはしなかったがなぁ……」

霧島「猫被ってたに決まってんでしょ」

真由美「人は見かけによらないわねぇ」

佐野「……そういや今家には、その3人のライダーはここにはいないんだよね?何処に行っちゃったの?」

隆信「それが……」

~回想~
手塚海之
第2日14時00分42秒 廃屋 田堀

手塚「……」ペラッ ペラッ

隆信「知子……あの人は一体何をやってるんだ?」

知子「カードを使って……黒幕の居場所を突き止めるんだって」

北岡「あいつの占いは良く当たるらしいよ?……早々にライダーバトルから脱落しちゃったのが本当悔やまれるなぁ」

浅倉「はっ……どうせ絶対知られたくない秘密を暴かれずに済んだんで、ホッとしてたんだろ?」

北岡「うるさいよ」

美浜「北岡の……秘密?」ボソッ

北岡「いやなんでもないから、こいつが口から出まかせを言ってるだけだから」ヒソヒソ

美浜「どーせ裏で官僚とかと会って癒着してる……みたいなドス黒い秘密でしょ……いいわよ。黙っとくから」ヒソヒソ

北岡「……まぁそんな感じ……かな」

手塚「……これは」

北岡「あっ……なんか分かったみたいよ?」

知子「手塚さん、どうですか?」

手塚「赤い川の近辺……現代には存在しない街に……木造の建造物が見える……それもかなり巨大な……」

隆信「川の付近……上粗戸らへんか?……」

手塚「間違いない……牧野と初めて出会った所だ」

知子「求導師様……あの人も八尾と組んで」

手塚「……それはない。あの男は赤子の頃から……八尾によって都合のいい存在になるように育て上げられた……求導師とは名ばかりの偶像……いわば彼も被害者の1人だ」

北岡「へぇ……お前達その求導師って奴と一緒に行動してたの?……そいつは今どうしてるわけ?」

手塚「……あの男は先に病院に行かせた……今では弟と無事に合流して何かを画策しているようだ……何を企んでるかまでは分からなかったが」

北岡「そこまで分かっちゃうのは充分凄いと思うけどね……」

手塚「話が逸れたな……八尾は粗戸近辺に屍人達を使って……巨大なアジトを築いている……そのアジトの中枢で儀式をやり直そうとしているようだ」

浅倉「ほぅ……化け物共の作った巣か……どんだけ殺れるんだろうなぁ……楽しみだ」

北岡「お前ちょっと黙ってなよ……で、俺達はそのアジトに向かって……儀式を邪魔すればいいってわけ?」

手塚「この儀式を行う事によって……犠牲になる女の子がいる……邪悪な化け物も生まれてしまう……儀式が行われる事は何としても避けなくてはならない」

美浜「要するにその儀式ってやつが行われる前にその巣をライダーが尼ごとぶっ潰しちゃえばいいって訳でしょ?……楽勝ね!」

手塚「そう簡単に行くはずはないが……最終的な目標としては間違ってはいない」

北岡「ま、俺はマグナギガを使って広範囲を焼き尽くす技を持ってるし?それをアジト目掛けて放てば楽勝でしょ。」

浅倉「あぁ……初めて戦った時にお前が俺に繰り出したアレか……」

北岡「そう……なんでかお前ピンピンしてたけど」

手塚「こいつが近くにいた仮面ライダーガイを盾にしたからな……その後に用済みとしてガイを始末した」

北岡「わかっちゃいたけど本当えげつないよね……お前」

浅倉「ハハハハ……」

知子「……さっきからこの人達怖いことばっか話してるんですけど……」

美浜「貴方聞いてないの?……ライダーって全部で13人いて、そいつらは最後の1人になるまで戦い合う存在なのよ……で、生き残った1人だけがなんでも望みを叶えられるんだって」

期間空けてすみません

今夜から再開します

浅倉「そんじゃ……目的地も分かったところで……今すぐ行って暴れるとするか」ポキポキ

北岡「……勿論そこにこの人達を連れてくワケにはいかないよね?」

手塚「ああ、化け物共の巣窟に戦えもしない一般人を同行させるのは……」

美浜「あら……私も多少は戦力にはなるわよ?」チャキ

手塚「……いやしかし」

北岡「この人ここにきて相当メンタル鍛えられてたからね……連れてって問題はないと思うよ」

手塚「……まぁいいだろう」

北岡「……でも家族の人達を置いてライダー全員で行っちゃうのもなぁ……」

手塚「その辺は問題ない……占いによれば俺達が家を出た後、2人のライダーがここに来るはずだからな」

北岡「おいおい……まともな奴なんだろうなぁ……」

手塚「……」チラッ

浅倉「あ?」

手塚「問題は無い」

浅倉「なんで俺を見た?」

北岡「こいつよりマシならまぁ大丈夫か」

浅倉「おい」

…………

佐野「……占い半端無いなぁ」

霧島「ものの見事に当たっちゃってるね」

春海「会ってみたいなぁ……てづかさんに……どんな人なの?知子ちゃん」

知子「優しくて……強くて……あと……顔が……」

高遠「……顔が?」

佐野「……あれぇ?……君、ひょっとして面食い?……手塚って奴、相当顔がいいんだ?」ニヤニヤ

知子「……///」カァァァァ

霧島「……バーカ」ゲシッ

佐野「痛っ!!」

ズザザザザ

高遠「!?……これって」

名越「ハァ……ハァ……」

犬屍人「ハ……ハ……」ダッダッ

隆信「う……まずいぞ……今度こそ化け物だ!……こっちに来る!!」

知子「いやぁ……」

霧島「時間的に……大丈夫だよな」

佐野「あぁ……化け物共……今度はやられっぱなしだと思うなよ……覚悟しろ……!!」

霧島 佐野「変身!!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

インペラー「反撃開始だよ!」『スピンベント』

ファム「……」『ソードベント』

キリいいとこで終わりにしときます

明日からまた書き込みます

高遠「校長先生……」

ファム「はっ!」ズバッ

犬屍人「グアッ!」ドサッ

ファム「一気に片付けないと……」ファイナルベント『ミスティースラッシュ』

ブランウイング「キィ-ン!!」バサッ!!

ビュオオオオオオオオ

犬屍人A「ぐあっ」

犬屍人B「ぁぁぁぁぁぁ!!」ヒュウウウウウ

隆信「化け物達が……吹き飛ばされ……」

真由美「……」

ファム「……」チャキ

ファム「はっ!やっ!はぁぁぁ!!」ズババババ

犬屍人A「ぐえっ」ベチャ

犬屍人B「が」ドサッ

犬屍人C「ごぼっ」ズザ-

インペラー「ば……化け物共が真っ二つ……これなんてスプラッター映画だよ」

名越「は……はーるーみーちゃーん……」フラフラ

春海「……」ビクビク

高遠「……はっ!!」バキッ

名越「グアッ!!」ドサッ

インペラー「ナイス玲子さん!!バールで脳天ぶん殴られりゃいくら化け物でも……」

名越「……あ、あぁ……」ブン!

高遠「くっ!……」

インペラー「か……硬いな……なら」ファイナルベント『ドライブディバイダー』

ゼール軍団「アアアアアアア!!!」ピョンピョンピョン

真由美「きゃあぁぁぁ!!ふ……増えた!?」

知子「も……もうどっちが敵なんだかまるでわかんないよ……」

ギガゼール「フン!」ズバッ

マガゼール「ハッ!」ドゴ

オメガゼール「ガァ!」バキン

名越「ぐはっ……あ……あぁ……」

インペラー「はあぁ!!!」ズドォン!!

名越「ギェアアアアアアアアア!!!!」ゴシャッ

…………

佐野「……考えたんだけどさ、こいつらをミラーワールドに引きずり込んじゃえばもう蘇る事はないんじゃない?モンスターは喰いたがらないけど消滅させる事はできるんじゃ……」

霧島「……鏡が物理的に引っかかって駄目みたい。……これは推測だけど、ミラーワールドに引きずり込めるのは生きてる人間だけで死体は無理……みたいな制約があるのかもね」

佐野「そんな制約あったっけ?……はぁ……そんぐらいの融通は利かせてほしいもんだよなぁ……」

霧島「……浅倉は今粗戸って場所に向かっている……私達もそこに……」

佐野「仇討ちなら好きにすればいいけど……ここでそれをやっちゃうのは駄目だからね?」

霧島「……分かってるよ」

佐野「ホントかな……でも向かおうにも俺ら占い師と違って詳しい場所が分からないしこの村の人に案内してもらわないと……」

高遠「私が……案内するわ。粗戸でいいのよね?」

佐野「玲子さん……」

春海「せんせえ……」

高遠「前田さん……お願いがあります…春海ちゃんを……しばらく預かっては貰えないでしょうか……」

隆信「あ……あぁ、それはいいんだが……でも高遠さん……付いて行って大丈夫かい?かなり危ない場所なんだろう?」

高遠「私は……佐野君達に何度も命を救われました。だから私も……こんな私にも何か出来ることがあるのなら……佐野君達の助けになりたいんです」

高遠「助けられてばかりなんて……もう嫌なんです」

真由美「高遠先生……」

隆信「……情けないなぁ」ボソッ

知子「……お父さん?」

隆信「あんたみたいな若い女性が……幼い女の子を守りながら命懸けで戦ってたってのに……それに比べて俺ときたら……」

高遠「……」

隆信「安心してくれ高遠さん、あんたが託した女の子は……俺が責任を持って守り通す……勿論……俺の家族もな」

真由美「あなた!」

隆信「それとライダーのみんなも……俺達はもう大丈夫だ。自分達の身は自分達で守る……あんたらはアジトとやらに急いで向かって……手塚さん達をサポートしてやってくれ」

佐野「おっさん……」

知子「お父さんが……かっこいい……?」

佐野「……分かった。お互いに無事だったらまた会おうよ……そんじゃ行こっか、霧島、玲子さん」

霧島「うん……高遠さん。お願いします」ペコッ

高遠「春海ちゃん……もう少しの辛抱だからね?……待ってて……絶対に生きて戻ってくるから」

春海「うん……春海……待ってる……約束だよ……お母さん」

終了条件達成 エピソードクリア

城戸真司
第2日 16時3分10秒 旧宮田医院 第一病棟診察室

真司「……あ……あぁ」ムクッ

安野「あっ……意識が……良かったぁー……」

真司「え……え?……島田さん?なんで羽生蛇村に……?」

安野「いや誰?……私安野だから……」

蓮「やっと目が覚めたか……」

真司「……蓮!?無事だったんだ……俺確か……黒い俺に襲われて……きょ……恭也は……」

蓮「言ってることが支離滅裂だぞ……寝ぼけてるのか?」

宮田「新しい目覚めはどうだ?」ガチャ

竹内「……」

蓮「竹内……」

真司「お医者さん?……あ……あんたは!?」

須藤「城戸さん……目を覚まされた様ですね……」

蓮「お前……城戸の前には姿を現わすなと……」ガタッ

須藤「いずれはバレてしまう事です……今存在を隠したとしても無意味でしょう?」

真司「あんた……モンスターに喰われたんじゃなかったのか……」

須藤「……いくら別世界とはいえ……自分の無残な最期を二度も告げられるのはあまりいい気がしませんね」

今日はここまでにします

…………

真司「ぱ……パラレルワールド?……よくわかんないけどこの刑事は俺が知ってる悪徳刑事とは別人って事でいいのか?」

蓮「そういう事になる……まだ信用はしきれんがな……ちなみにガイに変身する芝浦も別世界からきた人間だ……」

真司「芝浦……あぁ、ウチの会社乗っ取ったりした最低な奴だな……」

安野「蓮さん曰く人間性は少しはマシになってる……らしいよ?……」

真司「そーなの?……この村、一体ライダーが何人来てるんだよ」

須藤「全員か……それとも一部か……それはまだ分かりませんが……神崎が一枚噛んでいるのは間違いないでしょうね」

蓮「あぁ、じゃなきゃ、同時期に複数のライダーがここに集まるなんて偶然、ある訳がない……神崎の奴が八尾と結託して何かを企んでいるのか……或いは八尾とは別に思惑があるのか……」

真司「やっぱあいつの仕業かよ……んじゃあ北岡さんと浅倉もここに来てるかもしれないって事か……」

竹内「神崎とは誰だ?……そいつもライダーか?」

蓮「……そもそもライダーというのは……」

…………

宮田「ライダー同士のバトルロイヤル……」

安野「最後の1人になるまで殺しあって……生き残ったライダーはどんな願いでも一つだけ叶えられる……すごい設定ですね」

竹内「その戦いを主催してライダー同士を戦わせている男が……神崎士郎か……」

真司「俺は……モンスターから人間を守る為に……ライダーになったんだ……あいつがどんな目的でこんな戦いを始めたのかは……まだよくわかんないけど」

真司「でも絶対に……あいつの思い通りになんかさせない」

蓮「……こいつは人間だけでなく……ライダーの命も守ろうと本気で考えている……どうしようもない大馬鹿だ」

竹内「そうか?……私からすれば君も……この男と同じ大馬鹿に見えるが……」

蓮「……何?」

竹内「君は自分の命も顧みず身を挺して安野を救ってくれたじゃないか……君は思ったよりも冷たい人間じゃない……ドライな態度を取っていても実は……」

蓮「……」ガシッ!!

竹内「ぐっ……」ググッ

安野「な……なにやってんの蓮さん!!」

真司「ストップ蓮!暴力は無し!!」

蓮「……はぁ」パッ

竹内「うっ……言葉には気をつけるよ……すまない」ドサッ

須藤「……穏やかじゃないですね」

安野「……蓮さんって、どんな願いでライダーに……」

竹内「やめろ安野、それ以上言うな」

宮田「さもないとあんたもこの男のように胸倉を掴まれるぞ」

安野「あ……ハイ」

蓮「すまない……ついカッとなった」

真司「いやでもさすがに女の子相手に……やりかねないかも……」

須藤「私はお教えできますよ?……私はライダーになって刑務所から逃亡した浅倉威を捕まえるために……神崎と取引をしてシザースになったんです」

安野「浅倉…どっかで聞いた事あると思ったら……いまニュースで超話題になってる凶悪殺人犯じゃないですか!!?……あいつもライダーに?……うわぁ」

真司「えぇー?……スッゲェまとも……パラレルだからライダーになった理由からして違うんだ……」

真司「……ってそんな事言ってる場合じゃないんだよ!!やばいんだって!このままだと恭也が……美耶子ちゃんが!!」

牧野「美耶子様!?……貴方は美耶子様の居場所をご存知なんですか!?」バッタ-ン!!

真司「へ?……貴方は……あぁ、キリシタンの……お方ですか?」ア-メン

牧野「あ……その」オタオタ

宮田「………ハァ」

宮田「牧野さん……外にいてください……これ以上話をややこしくしないように」ギィ-

牧野「え、みやt」バタン

真司「あれ?今の人お医者さんと顔が……」

宮田「…………」ギラッ

真司「ひっ……すんません……なんでもないっす」

須藤「命が惜しければあまりそこには触れない方がいいですよ」

宮田「……あんたが急ぎたい気持ちもわかるが……まずはあんたの血について詳しく説明させてくれ」

真司「え……不死の血のこと?」

竹内「不死……だと?」

宮田「驚いたな……そこまで知っていたのか……」

明日から書きます

火曜からはペースが少し落ち気味になりますかね……

…………

真司「俺の血を……蓮達に……輸血?」

宮田「神代の血を体内に取り入れ不死となった人間の血液……その血液をまた別の人間の体内に取り入れると……そいつもまた不死になるんだ」

蓮「屍人に撃たれて瀕死だった所に、偶然この男がお前を担いで通りかかってな……こいつが病院でお前の血を俺に輸血したことによって俺は事なきを得た」

竹内「私と安野の体内にも君の血を取り込ませてもらった……礼を言うよ。君とこの医者のおかげでこの部屋にいる全員が……もう化け物にならずに済む」

真司「そ……そうだったんだ……お医者さん……蓮を救ってくれてありがとうございます!!」

宮田「……礼などいらん」

蓮「それで?……先程お前は黒い俺だとかなんとか言ってたが、あれはどう言う意味だ?」

真司「あぁ……それは」

須藤「もしかすると……黒い龍騎の事ですか?」

蓮「お前……そいつを知ってるのか!?」

須藤「……私も一目見ただけで詳しくは知らないのですが……」

須藤「仮面ライダーリュウガ……体色が黒い龍騎……それ以外の事は何もわかりません……どんな能力を持っているのか……変身者は誰なのかすらも……」

蓮「……そういえば海還りを目撃した時に芝浦の奴からチラッと聞いた事があるな……」

真司「変身前の顔なら俺見たよ……俺とそっくりな奴だった……顔も服装も……全く同じで……」

蓮「姿形が瓜二つ……ミラーワールドが存在するなら鏡像の偽物が存在したとしてもおかしくはない……か」

竹内「君を襲った目的はおそらく……君を亡き者とし、本物として成り代わる為だろうな……今その偽物は城戸真司そのものとなり……同行者と行動している筈だ」

安野「じゃあ……その美耶子ちゃん?って子……今ちょーピンチ!?」

真司「だからさっきからそう言ってるだろ!!……早く」ガタン

蓮「落ち着け……お前そいつらが今何処にいるのかわかってるのか?」

真司「それは……」

宮田「粗戸に建てられた屍人の巣……断定はできないがおそらくそこだ」

城戸「お……お医者さん……!!」

申し訳無いですが今日はここまでで……

真司「そこって……昨日俺と恭也が崖から落ちたとこだよな……よっしゃ!」

竹内「どうせ止めた所で君は聞く耳を持たないだろうな……案内なら任せてくれ……私はこの村の生まれだからな」

真司「ありがとうございます!……えっと……貴方は」

竹内「大学で講師をやっている竹内だ」

安野「私は助手の安野!次は間違えないでよね!!」

竹内「『自称』助手……だろ」

安野「せんせぇー……」

真司「竹内さん!ありがとうございます!」

蓮「ここまで来たら乗り掛かった船だ。このふざけた怪異……必ず叩き潰すぞ。城戸」

真司「おう蓮!力を合わせて戦おうな!!」

蓮「……調子にのるな。一時的に共闘するだけだ」

須藤「……申し訳ないのですが私は別行動を取らせてもらいます。宮田さんと共にやらなければならない事があるので」

真司「そうなんすか?……いいですよ助けてもらっただけで充分嬉しいんで……刑事さん、俺今のあんたとなら仲良くなれそうな気がするよ!!」

須藤「……それはどうも」

宮田「ま、……後はあんた達同士仲良くやってくれ」バタン

高見沢逸郎
第2日 18時02分45秒 大字粗戸 屍人ノ巣

高見沢「近くで見てみると……ますますとんでもないな」

淳「……前寄った時より更に大きくなってやがる」

亜矢子「たった数日で良くもここまで……八尾の奴、やる気ね」

美耶子「……」ゴクッ

高見沢「……」

ズザザザザ

拳銃屍人「ア-……」

狙撃屍人「フ-……フ-……」

犬屍人「ハッ……ハッ……」ダッダッダッ

高見沢「……要の拠点だけあって厳重な警備だな……考えも無しに突入するのは愚策か……」

真司「……別々に分けて進入すればいい……大人数で固まって行動すれば化け物に気付かれる可能性はかなり高まる……」

高見沢「それが得策か……まともに戦えない奴もいる事だしな」

須田(……あれ?なんか違和感が……)

須田「じゃあ俺ら全部で丁度6人いるから……3対3で2チームに別れようか?」

高見沢「2つのチームで分けるとなると……こんなところか」

チームA
高見沢

亜矢子

チームB
城戸
須田
美耶子

淳「おっ……両方のチームに仮面ライダーが……こりゃ中々バランスがいいかも……」

須田「非戦闘員も両チームに一人ずつ……伊達に大企業の総帥をやってませんね」

高見沢「こんな程度で褒められても嬉しくねぇよ」

淳「ところで須田……お前今どんな武器を持ってんだよ」

須田「火?き棒と……あと警官から奪った拳銃」

淳「火?き棒はともかく拳銃を装備してんのは心強いな……義妹を頼んだぞ」

須田「……あんたこそ、将来の妻をしっかり守れよな」

須田「じゃあ俺ら全部で丁度6人いるから……3対3で2チームに別れようか?」

高見沢「2つのチームで分けるとなると……こんなところか」

チームA
高見沢

亜矢子

チームB
城戸
須田
美耶子

淳「おっ……両方のチームに仮面ライダーが……こりゃ中々バランスがいいかも……」

須田「非戦闘員も両チームに一人ずつ……伊達に大企業の総帥をやってませんね」

高見沢「こんな程度で褒められても嬉しくねぇよ」

淳「ところで須田……お前今どんな武器を持ってんだよ」

須田「火かき棒と……あと警官から奪った拳銃」

淳「火かき棒はともかく拳銃を装備してんのは心強いな……義妹を頼んだぞ」

須田「……あんたこそ、将来の妻をしっかり守れよな」

火かき棒が漢字変換出来ないとは……

すんません修正して再投稿します

神代淳
第2日18時20分13秒 大字粗戸 屍人ノ巣内部

淳「……高台に1人……いるな」

亜矢子「高見沢さんの透明になれる能力って……私達には……」

高見沢「期待してるとこ残念だが俺にしか効果がない」

淳「はぁ……だよな……じゃあここから」チャキッ

亜矢子「淳……あんた命中させられんの?」

高見沢「やるからには一発で仕留めろよ……外したらこっちの居場所がバレちまうからな」

淳「わかってるよ……」

ダァ-ン

狙撃屍人「ぐぉ!!」ドサッ

淳「や……やったか!?」

狙撃屍人「あぁ……うぁ!!」チャキッ

ダァ-ン!!

淳「うわぁー!!」キュイ-ン

亜矢子「ぜんっぜん駄目じゃん!!」

高見沢「ったく……どうせこうなるとは思ってたよ!」

高見沢「……変身」パチン

フォンフォンフォンシャキ-ン

ベルデ「……」パシッ シュルシュルシュル 『クリアーベント』

ス-ッ......

亜矢子「消えたっ……」

淳「あんにゃろ……まさか自分だけ……!?」

狙撃屍人「ああっ!!」ダ-ン ダ-ン

ベルデ「……後ろだ間抜け」ス-ッ

狙撃屍人「!?……がぁ!」チャキッ

ベルデ「ふんっ」トンッ

狙撃屍人「あっ……あぁぁぁぁ!!!」ヒュ-...ゴシャ!!

淳「あ……あいついつの間に高台に……!!」

狙撃屍人「あ……あぁ」フラフラ

亜矢子「嘘でしょ……あんな高い所から落ちたのにまだ……」

ベルデ「はっ……さすがは化け物……生命力はゴキブリ並だなぁ……なら、派手にぶちかますとするか」パシッ シュルシュルシュル ファイナルベント『デスバニッシュ』

バイオグリーザ「……」ス-ッ シュバッ

ベルデ「はっ!」グルン

淳「……カメレオンの舌を足に巻きつけて……な……なにすんだ?」

ベルデ「……」ブンッ

狙撃屍人「あ?……ぐおっ」ガシッ

亜矢子「と……捕らえた……」

ギュルルルルルル......ドッゴ-ン!!

狙撃屍人「が……あ……」ドサッ シュッ

淳「……プロレスかよ」

亜矢子「こんな技格闘漫画で見た事がある……」

ベルデ「はっはっはっはっ……おい何ぼさっとしてんださっさと案内しろ。俺は道がわかんねえんだぞ」

淳「は……はい」

遅くなったので続きは明日書きます!

須田恭也
第2日18時09分21秒 大字粗戸 屍人ノ巣

須田「うわっ……高見沢さん派手に騒いじゃって……おかげでこっちの道の警戒が強くなっちゃったよ」

美耶子「大迷惑……」ムスッ

須田「……まずはあいつらの警戒が解けるまでここでちょっと待ってよっか……」

ピシャ ゴロゴロゴロ

美耶子「うっ……」ビクッ

須田「落ち着いて美耶子。ただの雷だよ」

真司「……」

真司(鏡像)「……頃合いか」

須田「真司……?何か言っ…」

真司(鏡像)「はっ!」バキッ

須田「ぐぅ……!!」ドサッ

美耶子「キョウヤ!!……シンジ!…何……を」

真司(鏡像)「はははははは……」

ドラグブラッカー「グルォォォォォ」ビュ-ン

美耶子「お前……シンジじゃない!!」

須田「何……だって!?」ムクッ

真司(鏡像)「……変身!」カシャ

フォンフォンフォン シャキ-ン

リュウガ「…………」

須田「……っ!?……お前……真司をどうしたんだ!」

リュウガ「………」カシャ 『ス゛ト゛ラ゛イ゛ク゛へ゛ント゛』

須田「……!」チャキッ

リュウガ「……奴ならまだ生きている……奴を殺してしまえば俺の望みは叶えられないからな」

須田「の……望み?」

リュウガ「……一回しか言わない……大人しくこの女を差し出せ……そうすればお前の命は取らないでおいてやろう」

美耶子「お前……まさか八尾に……!!」

須田「………」

須田「ふざけんな」

ダァ-ン

リュウガ「……」シュウウウウ

須田「……野郎!!」パ-ンパ-ンパ-ン!!

リュウガ「……」パシッ パシッ パシッ

リュウガ「無駄だ」パラパラパラ

須田「あ……あぁ」カチッ カチッ

リュウガ「いい加減目障りだ……消えろ……はぁぁぁ!!!」

ドラグブラッカー「グォォォォォォ」ボォォォォォ!!

須田「ぐっ……あ……あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」メラメラメラメラ

美耶子「い……嫌ぁぁぁ!!!」

須田「……あ」ドサッ メラメラメラ......

美耶子「嫌……キョウヤ……キョウヤァ!」

リュウガ「……」ドゴッ

美耶子「がはっ……」ガクッ

リュウガ「…………」ヒュン

須田「み……美耶子……」ピク......ピク......

終了条件達成 エピソードクリア

今日はここまでで……

神崎士郎
?日?時?分?秒

神崎「……変身」

フォンフォンフォンシャキ-ン

オーディン「……修正が必要になった」カシャ

『タイムベント』

ボ-ン...ボ-ン...

カチッ カチッ カチッ カチッ

オーディン「まだ足りん……このままではまだ……」

continue to next loop……

秋山蓮
初日2時26分02秒 大字波羅宿 吉村家

竹内「……これは」

ピ-……ガ-……ガ-......

蓮「ラジオか?……随分と古い型の様だが……」

安野「壊れてるみたいだし……そんなのに構ってる暇なんか無いですよー……早くここから……」

竹内「いや……何かに使えるかもしれん……持っていこう」

安野「ええ……こんなのただのガラクタじゃないですかー……」

大字波羅宿 井戸

竹内「……井戸の底に桶が……」

竹内「……」ギィ-...ギィ-...

蓮「……桶を引き上げてどうするつもりだ?」

竹内「これの中にラジオを……」ガシッ

?「うぅ……」ペトォ

竹内「!?」

蓮「……どうした?」

竹内「……いや、なんでもない」

ザ-....ザ-...
屍人「……?」スタスタ

安野「化け物が雑音に釣られて井戸を覗きに……先生、これチャンスじゃ」

竹内「……」チャキッ

蓮「待て……」スタスタ

安野「……?」

蓮「……」チョンチョン

屍人「ん?……」クルッ

蓮「……ふっ!」バキッ

屍人「ぐふぅ…あ…あぁぁぁぁ」ヒュウウウウ...ボチャン

蓮「……落ちたな」

安野「な……ナイスパンチ……」

続きは明日から

リアルが忙しいので中々投稿が……

盆休み中には早く進めたいですね

大字波羅宿 河原

ナイト「はぁ!!」ズバッ

屍人「がぁ!……あぁ」シュッ

竹内「この配管は……」

安野「……今度はこれが気になるんですか?」

竹内「……秋山、このバルブに巻き付けてある鎖、壊す事はできるか?」

ナイト「容易い……はっ!」ザクッ

ジャラッ

竹内「これでバルブを操作できるな……」ガシ

ギギギギ...ギィ-

蓮「この行動には何か意味があるのか?」

竹内「私にもわからない、……だがこの行動は必ず達成しないといけない……何故だかそういう衝動に駆られてな」

安野「なんですかそれ……変な電波でも受信しちゃったんですか?」

竹内「……もうここに用は無いな、付いて来い」スタスタ

安野「ま……待ってくださいよ~」ダッ

蓮「本当にまともな人間なのか……不安になってきたな」ハァ

終了条件2達成 エピソードクリア

東條悟
第2日1時25分52秒 旧宮田医院 第一病棟診察室

須藤「……」ガチャ

宮田「……ふぅ」スクッ

東條「須藤さん……ホントに手錠を外しちゃっていいの?」

須藤「何か不穏な動きを見せればまた組み伏せればいいだけの事です……」

宮田「ふん……今更見苦しく抵抗するつもりはない」

須藤「全てを終わらせる方法……貴方はそう言いましたが……具体的には?」

宮田「……この病院の中庭に地下室がある……まずはそこへ向かう」

理沙「……信用……していいんですか?」

牧野「……ええ、宮田さんの言う事に嘘はありません……私も……あの方に……呼ばれていますから」

理沙「……呼ばれる?」

宮田「やはり牧野さんも聞こえていたんですね……やっぱり双子って事なのかな」

ズザ-....

蜘蛛屍人A「キィ-...キィ-...」

蜘蛛屍人B「カカカ」

美奈「う……あぁ……」ムクッ

理沙「お姉ちゃん……」

東條「復活したみたいだね」

須藤「……探索の邪魔になりますので……隠し部屋を探す前にまた頭脳を倒して無力化しておきますか」フォン

東條「待って……僕に任せてよ……いい考えがあるんだ」フォン

東條「……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

タイガ「……」

美奈「ふー……ふー……」ポワポワポワ

タイガ「……」ザッ

牧野「東條さん……一体何を……」

美奈「!……キェェェェェェェ!!!」ザッ

理沙「と……東條さん!!」

タイガ「……」カシャ

『フリーズベント』

美奈「アアアア!!!...ア...ア...」パキパキ

美奈「」カチ-ン

宮田「止まった?……いや、凍ったのか……」

タイガ「……」コツ...コツ...

タイガ「はっ!!」ブンッ!

パリ-ン!!

理沙「うっ……!!」ギュッ

東條「……こうやってバラバラにしちゃえば復活は大分遅れる……かも」シャキ-ン

須藤「なるほど……考えましたね」

宮田「……美奈」

牧野「宮田さん?」

宮田「なんでもありません……急ぎましょう……また復活したら面倒だ」

旧宮田医院 霊安室

須藤「……隠し部屋は中庭にあるのでは?」

宮田「美奈が復活するまでまだ時間はある……そこに行く前にここに寄ろうかと思ってな」

牧野「ここに一体何が……」ガチャ

須藤「あれは……木箱ですか」

宮田「……一箇所だけ釘が打ち付けられて箱の蓋が固定されてるな、こいつで抜くか」スポッ

東條「ネイルハンマーか…ここにきてやっと正しい使い方を……」

宮田「…牧野さん、蓋を動かします。手伝って下さい」

牧野「はい……」

ギィ-...

牧野「うっ……こ、これは……」

理沙「……黒いビニール袋?中に何が……」

東條「……これもしかして……人?」

宮田「……杭が打ち付けられた木乃伊か」ガシッ

ズブッ ニチニチニチ...

理沙「うわっ……」

須藤「よくそんな物を触る気になれますね……その杭をどうなさるおつもりで?」

宮田「いずれ役に立つ時がくる……だから手に入れておくんだ」

須藤「では……目的の物を手にしたところで……はやく中庭に……」

ガタッ!ガタッ!

理沙「ひぃ!!」ビクッ

シ-ン......

東條「……今動かなかった?これ」

牧野「も……もう動く事はないみたいです……は、はやくここから出ましょう……」

旧宮田医院 ダストシュート前

狙撃屍人「……」

宮田「ちっ……外に邪魔な奴が……」

東條「あれ?でも美奈さんはまだ……」

須藤「あの化物はまだ人型なので……頭脳から支配されず独立して行動してる様です……このままでは中庭を調べるのは難しいですね」

東條「頭脳が操れるのは異形の化物だけか……じゃあまた変身して……」

宮田「待て、そんな事をせずとも……来たな」

牧野「ハァ...ハァ...お、重い……」ゴトッ

理沙「……これでいいんですか?」スッ

宮田「ええ……ありがとうございます」

須藤「蛍光灯と……これはなんです?医療機器の様ですが」

宮田「脳波測定機だ」

東條「この2つをどうするの?」

理沙「さ、さぁ……私はこの人の言う通りに蛍光灯をここに持ってっただけで……用途はまだ…」

牧野「私も宮田さんの考えがよく……」

宮田「黙って見てて下さい……まずは蛍光灯をこの中に……」ポイッ

ヒュ-...…パリン

狙撃屍人「……ん?」クルッ

ズザザ-...

理沙「あっ……割れた音に釣られてダストシュートの前まで来たみたいですよ」

宮田「馬鹿な奴め……罠とも知らずに……」

狙撃屍人「……?」チラッ

東條「中を覗いた……」

宮田「……ふっ」ヒョイ

須藤「?……その測定機をどうす……」

宮田「ん……はぁ」ポイッ

ヒュウウウウウウウウ

狙撃屍人「う゛」ゴシャ

牧野「……!」ビクッ

理沙「え……エグい……」

宮田「これで邪魔者はいなくなったな……」

須藤「本当に躊躇いが無いですね……」

すいません

今日はここまでにします

旧宮田医院 中庭

牧野「……」ギィ-...

蜘蛛屍人「」

牧野「うわぁ!」ビクッ

宮田「落ち着いて下さい牧野さん……そいつはもう死んでます」

牧野「わ……分かっていても心臓に悪いですね……」

須藤「ですがモタモタしていたらいずれ復活してしまいます……早く隠し部屋を見つけなければ」

宮田「声は……この銅像の下から聞こえますね」

牧野「えぇ……」

理沙「さっきから呼ばれてるだとか声とかって……あの人たちの耳には何が聴こえているんですか?」

須藤「それはまだ不明ですが……手掛かりはお二人が聴こえるという『声』だけです……今は宮田さんの言う事に従いましょう」

旧宮田医院 地下監禁室

東條「へえ……像の下に部屋が……」

宮田「この扉の奥に……」ガチャ

理沙「ちょっと……まだ心の準備が……!!?」

須藤「うっ……こ、これは……」

東條「血生臭い……な、なにここ……どこも血塗れだよ……」

宮田「これが……この病院の裏の顔……宮田の家の正体だ……」

須藤「村の異端者を秘密裏に消す……でしたよね……なるほど」

理沙「うっ……すいません……外に……出てます」ダッ

牧野「……」

宮田「貴方は出てなくていいんですか?……牧野さん」

牧野「いえ……私は……!?……この人は……」

宮田「俺達を呼んでいた者の正体は……こいつだったという訳か」

美耶子(先代)「……」

須藤「……拘束された遺体……体格からして女性と推測できますが……一体彼女は…」

宮田「遺体じゃない……そいつは生きている……その女は……永遠に死ねない体なんだ」

東條「え……」

美耶子「……」ギギギ

東條「う……動いた」

須藤「……何か握ってますよ?」

宮田「……受け取れって事か」

美耶子「……」...コクッ

牧野「この目で見るまでは……とても信じられなかったですが……やっぱり、八尾さんは……」ガクッ

須藤「八尾?」

宮田「27年前、こいつをここに監禁した張本人だ……当時は神代家の女中、澄子と名乗っていたようだが」

牧野「私と宮田さんは……この方から27年もの間、ずっと助けを求められていたんです……その声を聴く度……私は怖くて…」

牧野「八尾さんは気にしなくていいと仰ってくれてたんですが……今だったら分かります」

牧野「私はずっと……あの人に騙されていたんです…は、はは」

東條「牧野君……大丈夫?」

牧野「私と父は……八尾さんにとって都合のいい操り人形でしかなかった……ただの道具でしか無かったんだ」

牧野「とんだ道化ですよ……父も……私も」

宮田「……」

旧宮田医院 中庭

理沙(……すごく雰囲気が重たい……)

理沙(どうしよう……考えたら外にずっと出てるのってかなりマズイんだよね……でもあんな重たい空気の中また部屋に入るのも……)

蜘蛛屍人A「ギ...ギィ...」ムクッ

蜘蛛屍人B「グァ...」フラフラ

理沙「あっ……ヤバ……」

蜘蛛屍人A「!……オオオオオオオ!!!」

旧宮田医院 地下監禁室

須藤「宮田さん…先程何かをこの方に手渡された様ですが…その人形は何ですか?」

宮田「これこそが全てを終わらせる事が出来る鍵だ……これさえあれば……」

イヤァァァァァァ!!!

東條「……思ったより復活が早かったね」

宮田「ったく……面倒な」スッ

牧野「……」

宮田「……牧野さん。いつまで呆けているんです?立ってください」

牧野「……はい」

須藤「東條さんは休んでいてください……お疲れでしょう」

東條「僕そんな疲れてないし……いけるよ」

須藤「……そうですか」

須藤 東條「変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

シザース「さて……暴れますか……ライダーバトルで頂点を極めるのもいいですが……」

シザース「この村の化け物を全て叩いて……真の英雄となってみるのも……とても興味深い」『アドベント』

ボルキャンサー「ガァァァ!!!」

タイガ「…真の英雄か……面白いかも」『アドベント』

デストワイルダー「グルルルルル」

終了条件2達成 エピソードクリア

北岡秀一
初日19時47分21秒 合石岳 サイレン小屋

北岡「……」ガチャ ギィ-

美浜「うっす汚い小屋……」

北岡「ここ相当設備が古いね……まるで昭和時代にタイムスリップしたみたいだよ」

美浜「……なんのスイッチだろ?」カチッ

北岡「え?」

ウウウウウウウウウウウ!!

北岡「ちょ……なにやってんの!?」

美浜「しょ……しょうがないでしょ!音が鳴るなんて思わなかったんだから!!」

北岡「だからって不用心にスイッチなんか……」

ズザザザザ

屍人A「アアアア....」

屍人B「グォォォォォォォ...」

屍人C「かーぎー……かーぎー……」

北岡「……倒した奴らが復活したみたいね」

美浜「ちょっと……こっちに来るわよ!!早くなんとかしなさいよ!!」

北岡「……やるしかないか」

美浜「……何を?」

北岡「美浜さん……急いでここから離れてくれない?……できればうんと遠くに」

美浜「え……ええ」ダッ

炭鉱

美浜「ハァ……こんだけ離れればいいかしら?……北岡の視界をジャックして……」

ズザ-...

北岡「……」グイッグイッ

美浜「はぁ?……もっと遠くに離れろって事?……何をするつもりなのよ」ダッ

サイレン小屋付近

北岡「……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

ゾルダ(まだだ……もっと引きつけて……)

蛇頭峠

美浜「ゼェ...ゼェ...流石にここまで来ればもう……」

ズザザザ-……ザ-

美浜「うわ……だいぶ離れたからノイズと砂嵐が酷いわね」

ゾルダ「……」グッ

美浜「はぁ……やっとだわ……」

ゾルダ「……」チョンチョン

美浜「え?……今のジェスチャーってなんの意味?」

美浜「……耳を塞げって事?」

ゾルダ「……」b

美浜「……ホントに何する気よ」ギュッ

ゾルダ「こんだけ引きつけりゃ充分でしょ…」

ゾルダ「……」ファイナルベント『エンドオブワールド』

マグナギガ「……」キ-ン

屍人「うぅ?」

マグナギガ「……」ズゴゴゴゴ

ゾルダ「じゃあね」カチッ

マグナギガ「……」パカッ

ズドドドドドド
バキュ-ン バキュ-ン
ガガガガガガガ
ボカァ-ン

ズドォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!

屍人連中「ギィアアアアアアアアアアアア!!!!」

蛇頭峠

美浜「ひ……ヒィィ~~!!!?」

シュウウウウウ......

美浜「な……な……」

北岡「……さてと、そろそろ移動しますか……あ、美浜さん大丈夫?」

美浜「……これが大丈夫に見えんの?腰が抜けちゃったんだけど」

北岡「おやおや……ひょっとしてこれがお望みかな?」ヒョイ

美浜「ば……降ろしなさいよ!!」ジタバタ

北岡「立てないんだからしょうがないでしょ……はいはい暴れない暴れない」

終了条件2達成 エピソードクリア

城戸真司
第2日1時32分40秒 廃屋 納戸

須田「……この部屋の中……美耶子達を隠せるかも」

真司「おっ……ナイスアイデアじゃん恭也……ってあれ?…鍵掛かってる?」ガチャガチャ

須田「……もしかしてこれで」ガチャ

真司「開いた!」

美耶子「キョウヤ……その鍵どこで……」

須田「今朝田んぼの辺りで拾ったんだよ……まさかここの鍵だなんて思わなかったけどさ」

亜矢子「すごい偶然ね……」

真司「よっしゃ!……この部屋のスペースなら2人ぐらいは……」スッ

バキッ

真司「へ?」

バキバキバキ

真司「うわぁ!!」ズッコケ ドシ-ン

亜矢子「真司さん!?」

須田「床が抜けた……大丈夫かよ真司!!」

美耶子「クスッ……ぐーず」

真司「……」

美耶子「な……なに?愚図って言ったから怒っちゃった?」

真司「……いや……むしろ嬉しくなっちゃって……やっぱ女の子ってツンツンしてたり泣いてたりしてる時より……」

真司「笑ってる時の方が……一番可愛いよな」ニッ

美耶子「う……///」

亜矢子「うわぁ……」

真司「え……俺なんか引かれる様な事言ったか?」

須田「自覚ナシ?……あんたって……ホントバカだな」

真司「だ……だれが馬鹿だだれが!!」

須田「そんじゃ……次は2階を調べるか……美耶子と亜矢子はここに隠れててくれ」

真司「もし屍人に見つかったら大声で叫べよ?すぐ駆けつけてやっつけちゃうからな!!」

亜矢子(?……ちょっと待って)

亜矢子(つまりそれって……しばらく美耶子とここで2人きりってこと……!!?)

美耶子「え……わ……わかった」

亜矢子(露骨に嫌がってるんじゃないわよ!!……無理もないけど)

亜矢子(……気まずいにも程があるでしょ)

なんかここ最近報告したりしなかったりで申し訳ないです

明日から続き書きます

ギィ- バタン

美耶子「……」

亜矢子「……」

亜矢子(……やっぱり超気まずい!!!)

亜矢子(ここ数年顔合わせたらずっと喧嘩ばっかしてたから……いざ仲直りとなると……何から話せば……えーと)

亜矢子「ね……ねぇみや」

美耶子「亜矢子」

亜矢子「はひっ!」ビクッ

美耶子「……何今の返事?」

亜矢子「いや……あんたから話ふっかけられるとは思ってなかったからちょっと驚いただけよ」ドキドキ

亜矢子「……覚悟は出来てるよ。私あんたに消えちゃえばいいとか早く生贄になればいいのにとかずっと非道い事言ってきたんだもんね」

美耶子「……」

亜矢子「あんたもさ……言いたい事があるならここでハッキリ言っときなさい……どんな言葉を浴びせられても私は今更動じたりなんか……しない。しっかり受け止めるつもりよ」

美耶子「じゃあ……」

亜矢子「……」ゴクッ

美耶子「亜矢子……」

亜矢子「……なに?」

美耶子「学校……通ってたんだよね?」

亜矢子「……は?」

亜矢子「……そりゃあ、小中と通って……今はそこそこ良い高校に進学させてもらったけど……」

美耶子「私ね……言った事ないんだよ……学校」

亜矢子「そっか……あんた戸籍上じゃ存在していないから……」

美耶子「そう……私は天の神に実を捧げる為だけに育てられた存在だから……学校にいって友達とお話ししたりとか……遊びに行ったりとか……なんにも許してもらえなかった」

美耶子「ケルブだけが……唯一心を許せる家族だったの」

亜矢子「あんたが目の代わりにしてた犬ね……ケルブは今どこに……」

美耶子「ケルブは死んだ……化け物から私を庇ってくれたの」

亜矢子「ご、ごめん……悪い事聞いちゃったわね……」

美耶子「う……うぅ……」フルフル

亜矢子「あーもう泣くんじゃないわよ!!実の姉である私が側にいるじゃない!」

美耶子「ふざけるな…お前を家族だなんて思ったことは一度だってない」

亜矢子「う……」グサッ

亜矢子「だよね……散々非道い仕打ちしといて今更何ムシのいい事いってんのって話よ……」

美耶子「……」

亜矢子「……この際だから正直に打ち明けるけど」

美耶子「……?」

亜矢子「私……あんたに嫉妬してたのよ」

美耶子「嫉妬?」

亜矢子「小さい頃はお家の事情なんて知らなかったからそれなりに仲良くしてたけど……あんたが家のみんなからチヤホヤされて特別扱いされるのを見続けているうちに……次第にあんたの存在が疎ましくなっていった」

亜矢子「挙句……許婚の淳まであんたに執着するようになって……」

亜矢子「だから早くあんたが儀式で生贄になっちゃえばいいと思ってたのよ……そうなれば、次にみんなの注目の的になるのは長女の私……ってね」

美耶子「……バカだな」

亜矢子「言われなくたってわかってる……私は……大バカよ」

亜矢子「私……なんにも気がついてやれなかった……あんたがどれだけ辛い思いをしてたか……どれだけ寂しい思いをしてたか」

亜矢子「私の……私の身勝手な劣等感のせいで……美耶子に……や、八つ当たりまでしちゃって……」

亜矢子「ごめん……ごめんなさい」ポロポロ

美耶子「……」ガサゴソ

美耶子「これ……」スッ

亜矢子「グスッ……え?これって……」

美耶子「ビーズ人形……友達が作ってくれたの」

亜矢子「え……この人形あんたがモデル?……友達って……あんた友達がいたの?」

美耶子「春海っていうの……秘密の友達なんだ……私の……ただ一人の友達……」

美耶子「この人形は春海が手作りでプレゼントしてくれたの……私、プレゼントなんて初めてもらったから……すっごく嬉しかった」

亜矢子「そ……それをなんで……私に見せたの?」

美耶子「……もし……もしもだよ?……生きてこの異界から……脱出できたら……」

美耶子「春海に……亜矢子のこと……紹介してあげる……私のお姉ちゃんだって」

亜矢子「え……」

明日からまた書きます
まだまだ長くなるかもしれないです

亜矢子「な……何言ってんの……冗談でしょ?さ……さっき私の事……家族じゃないとか……言ってたくせに……」

美耶子「確かに今のお前は馬鹿だし……口悪くてムカつくし私だってはやく目の前から消えてくれればいいって……思ってたけど」

亜矢子「……口悪くてムカつくのはお互い様でしょうよ」

美耶子「でも……昔みたいに仲良くしたい……あの時、亜矢子はそう言ったよね?」

美耶子「凄くびっくりしたけど……嬉しかった」

亜矢子「う……嬉しかった?」

美耶子「どんだけ憎まれ口叩いたって……やっぱり私たち……血を分けた姉妹なんだよ」

美耶子「私だって……喧嘩なんかしたくない……ずっと仲良くしていたい………!」ギュッ

亜矢子「美耶子……」

美耶子「でも……駄目なの……私もうすぐ死んじゃうから……長生き……できないから」

亜矢子「……『亜矢子ちゃんだって……美耶子ちゃんだって死なせない』」

美耶子「……!」

亜矢子「あの人の言葉……疑うつもり?」

美耶子「……シンジ」

亜矢子「あの人は……上辺だけじゃない……本気で私達を助けたいって考えて……必死に頑張ろうとしてる……そんな気がするの」

亜矢子「……あんたがそんな後ろ向きな考え方でどうすんの?……生き延びて友達に会いたいんでしょ!」

美耶子「……会いたい」

亜矢子「あの尼の為に死んでやる必要なんかないわ……これまで犠牲になってきたご先祖様の仇は……真司さんと恭也が必ず……」

美耶子「うん……」

美耶子「……ありがとう」

廃屋 2階

須田「……」

真司「……恭也?……きょーやー?……おーい?」ブンブン 

須田「え?…なに?」

真司「2階はもう大体調べ終わっただろ?……そろそろ美耶子ちゃん達を迎えに行こうぜ?」

須田「……あぁ」

真司「なんかさ……お前ちょっと嬉しそうじゃない?」

須田「……そうかな?」

ズザザ-...

女屍人「あ゛あ゛ぁ゛…ひひひ」ヌッ

須田「げ……」

真司「嘘だろ!?……もう一人増えやがった!!?……一体どこから……」

須田「……トイレの便器から侵入したみたい」

真司「え?……おぇ」ウップ

須田「あいつ野放しにしとくとマズイかな……早く納戸に…」

廃屋 納戸

美耶子「アイツら……増えた」

亜矢子「なんつーとこからはいってきてんのよ……ってこっちに向かってきてない!?」

女屍人「ハァ-...ハァ-...」ヨロ...ヨロ...

美耶子「キョウヤ……シンジ……早く」

須田「はっ!」バキッ

女屍人「ギャッ...」ドサッ

真司「美耶子ちゃん!……無事か!?」ガチャ

美耶子「シンジ!」

須田「ここから移動しよう……あまり騒ぐと拳銃を持った奴まで部屋から出てくるかも……」

亜矢子「そうね……行くわよ美耶子」スッ

美耶子「うん…亜矢子」ギュッ

ポトッ

美耶子「あっ……」

真司「ん?どうした?」

美耶子「……なんでもない、急がないと……」

終了条件2達成 エピソードクリア

続きは明日から書きます
龍騎見直し&SIRENプレイ動画見直し中です
なるべく口調とか性格とか違和感の無いように進めたいとこですね…

浅倉威
第2日6時0時2秒 刈割 棚田

手塚「……何故彼等が生きた人間を襲い、殺そうとするか……考えた事があるか?」

浅倉「……そんなもん興味あるか」

手塚「彼等は俺達に害を成そうと襲ってきてるわけじゃ無い……救おうとしているんだ……俺達に『楽園』を視せる為に」

知子「……楽園?」

手塚「屍人にはこの世界が素晴らしい楽園に視えている……恍惚とした表情を浮かべながら人間に襲い掛かるのは……仲間に引き入れてこの世界を共に楽しみたい……そう考えているからだ」

知子「……」

浅倉「あぁ……とことんイライラさせる奴等だァ!!!」ドゴッ!

知子「キャッ!」ビクッ

手塚「粗相はよせ浅倉……知子が怯えているだろ」

浅倉「……化け物と同類になんざなってたまるか……あいつらはただの獲物だ……黙って俺に潰されればいい……ハハハ」

知子(もう充分化け物だと思う……)

ツチノコ「ウォレ-」ピョン

浅倉「……なんだ今のは」

知子「あの特徴的なフォルムは……もしかしてツチノコじゃないですか!?」

手塚「ツチノコだと……さすがは異界だな……あんな珍しい生き物が容易に発見できるとは」

浅倉「……焼いたらうまそうだな」

知子「真顔でなんか恐ろしいこといってる!!?」

浅倉「ハハハハハ……」コン

知子「あぁ……浅倉さん!」

手塚「やめろ浅倉!……未確認生物だぞ!?これは貴重な」

浅倉「どけ!」ドンッ

手塚「うっ…」ドサッ

ツチノコ「……!」ピョ-ン

知子「逃げた!」

浅倉「待て逃げるな……俺の食い物ォ!!」ガサガサ

犬屍人「グァァァァ!!」ダッ

浅倉「なんだお前は……お呼びじゃ無いんだよ!!」グシャ

犬屍人「ギィ!!?」ドサッ シュッ

知子「い……一撃で仕留めちゃった……」

浅倉「どこだ……どこに逃げた……ツチノコォォォォ!!!!」

手塚「騒ぎに乗じていなくなったか……遊んでないで早く教会に向かうぞ」

知子「えっと……この門を超えたらもうすぐの筈です」

昨日はちょっとバタバタして書き込めませんでしたすいません

今日から再開します

佐野満
第2日 15時34分4秒 廃屋 納戸

佐野「うー……トイレトイレ」ダッダッ

佐野「ここかな?」ガチャ

佐野「違うか……わっ床に穴あいてんじゃん…危ないなぁ」

知子「床が腐っちゃったんですね……ここだいぶ古い家みたいだし」

佐野「へー……ってそれどころじゃないや……トイレはどこかな?ずっと我慢してたからそろそろ限界……」

知子「あそこの部屋ですけど……」

佐野「あそこ?……急がないとやばいやばい」ダッダッダ

知子「あっでも……行っちゃった」

春海「……あれ?」

知子「春海ちゃん……どうしたの?」

春海「これ……みやちゃんの……」スッ

知子「ビーズ人形?」

知子「みやちゃん……お友達?」

春海「あっ……」バッ

知子「……?」

春海「……ほんとはみやちゃんのこと……他の人には内緒にしないといけないんだけど……」

春海「このお飾り……春海が編んでみやちゃんにあげたんだ」

知子「ふーん……結構かわいいねこれ……なんでそのお人形がこの家に落ちてるの?」

春海「多分……前にここに来てたんだよ……みやちゃん」

知子「あぁ……今の私たちみたいにこの家に身を隠してたんだね」

春海「……」ギュッ

知子「えっと……だ…大丈夫だよ!みやちゃんは無事だよ……ほら、この村ってライダーの人がたくさんいるみたいだから……きっとその人達に守ってもらって……」

春海「……うん」

知子(あーでも……浅倉さんみたいな危ないライダーと出くわしちゃったら……逆に危ないかも……)

ガチャ

佐野「きったねぇ便器だったなぁ……外でしてくりゃ良かった……」スタスタ

知子「……そこの便器ってほんと汚いですよね」

佐野「えぇ……君知ってたの?……そういう事は入る前にちゃんと教えてよ」

知子「だ……だって言い終わる前にそそくさと入って行っちゃったから……」

終了条件2達成 エピソードクリア

八尾比沙子
第2日 20時00分25秒 屍人ノ巣 水鏡

八尾「あのお方の首は……海の向こうから……お戻りになった」

八尾「そして強い御印を持った実は……今私の手の本に……」

美耶子「……」

八尾「あなたには感謝しなくてはね……よく彼女を取り戻してくれた……これで儀式がやり直せる」スッ 

真司(鏡像)「……ふん」

八尾「おめでとうございます……恵みに満ちた方よ……全ての祝福は……御身に」スッ

八尾「この時を私は……どれだけ待ち望んでいたか」

八尾「本当に永かった……自分が何者なのか忘れてしまうくらい……」

八尾「でももう終わり……」

八尾「これでようやく……全ての罪が……洗い流される」

真司(鏡像)(……哀れな女だ……本気で救われると思い込んでいるのか)

真司(鏡像)(あの女が大昔に犯した罪……たった一度の咎……その償いの手段として奴はさらに罪を重ねている)

真司(鏡像)(今の今まで……その事実に気づく様子も無いとは……つくづく救えない)

ズザザザザザ

八尾「……!!」

真司(鏡像)「ようやく来たか……」ニヤッ

城戸真司
第2日 20時35分22秒 大字粗戸 屍人ノ巣

真司「……」アングリ

蓮「な……なんだこれは……」

安野「さすがにもう何があっても驚かないと思ってたけど」

安野「……物凄い違法建築だね」

竹内「幼い頃、慣れ親しんでいた村に……まさかこんな要塞が築かれるとはな……」

真司「こ……こんなハリボテに気圧されてたまるかよ」ブンブン

真司「……早く助けに行かなきゃ」

北岡「待ちなよ……お前に闇雲に突っ走られたらこっちが迷惑だからさ」

真司「だからって……き……北岡さん!?」

北岡「ハァ……覚悟はしてたけどやっぱりお前らも来てたんだねぇ……」

蓮「……こんな所でお前のツラを拝みたくはなかったんだがな」

北岡「へーそりゃ奇遇だねぇ……俺もだよ」

手塚「いがみ合ってる場合じゃない!……今はライダー同士力を合わせなければ活路を開けないんだぞ!」

北岡「……ったく」

秋山「!……お前は」

真司「………」

手塚「どうした?……鳩が豆鉄砲を喰ったような顔をして」

秋山「お前……さては分かってて聞いているだろ……」

真司「……ゾンビじゃないよな?体は……ちゃんとあるよな……生きてるんだよな!!?」

手塚「……俺はゾンビでも幽霊でもない……ちゃんと生きてる……心配するな……城戸」

真司「……手塚アァァー!!!」ガバァ

真司「こ……このヤロー……なんで俺を庇って死んじゃったんだよ……ライダー同士の戦いを止めるって……お前言ってたじゃんかよぉ……!!」

蓮「落ち着け……こいつはおそらく浅倉に殺される前の時間から……」

手塚「あぁ……秋山達の時間軸では、既に俺は脱落してしまったようだな……俺の占い通りに……運命を変える事は出来なかったというわけか」

真司「よく言うよ……次に死ぬライダーは俺だって……俺にそう言い遺した癖に……」

手塚「……バレていたか」

真司「でも良かった……こうしてお前と……また逢うことができて……」

北岡「感動の再会のトコ悪いんだけどさぁ……」

美浜「誰よこいつら……あんたの知り合いみたいだけど」

北岡「ただの腐れ縁だよ……」

蓮「そういえば……あの秘書はどうした?……ここにはいないのか」

北岡「ゴローちゃん?……この村にはいないよ。今回はちょっとお暇をね……それが見事に仇になっちゃったけど」

真司「えぇ……あの人来てないのかよ……かなり腕っぷし強いのに残念だなぁ」

北岡「しょうがないでしょ……プライベートの旅行のつもりでこの村に来たんだからさ」

美浜「……仲良さそうじゃないのよ」

安野「とても殺しあう仲には見えないね……」

蓮「……お前浅倉は見たか」

北岡「さっきまで一緒にいたんだけどねぇ……」

竹内「……さっきまで?どういうことだ」

美浜「……一足先にあの巣窟に突入しちゃったのよ……30分くらい前かしらね?」

屍人ノ巣 第二層付近

王蛇「はははは!!……ァァ!!」ドゴッ

屍人「グギャアァァァァァァ!!!」

キ-ンキ-ンキ-ン

王蛇「……この気配は」

王蛇「丁度いい……こいつらで遊ぶのもそろそろ飽きてきたところだ」

王蛇「俺と戦えぇぇぇ!!!!!」ブン

大字粗戸

真司「はぁ……ホンットブレないよなアイツ」

蓮「できれば自滅してくれればありがたいが……」

北岡「無駄な期待だと思うよ?……あいつ実際かなり狡猾だからさ」

蓮「それもそうか……だがまぁ、蘇って化け物になられるよりマシか」

手塚「浅倉の屍人か……想像もしたくないな」

手塚「…このアジトの中は想像以上に厄介な状況になっていてな……幻視をして中を覗いてみろ」

真司「えーと……」

ズザザ-

狙撃屍人「フ-...フ-...」

ゲルニュート「ギギギ」

拳銃屍人「あー……」

ディスパイダー「……」カサカサ

真司「!?……蓮、これってまさか」

蓮「間違いない……モンスターだ」

竹内「ライダーと契約していない野良モンスターと言ったところか」

手塚「屍人だけではなく、大多数のモンスターが巣のあちこちに配置されている……仮面ライダーリュウガの仕業だ」

真司「あ……あんの偽物野郎……!!」

美浜「巣の中がこんな有様じゃあ迂闊に入り込めないから……私達ここでどうしようか話し合ってたのよ」

北岡「ま、浅倉の奴はそんなの関係ねぇってんで大喜びして突っ込んで行っちゃったけどね」

蓮「となると浅倉を先に行かせたのはむしろ好都合かもしれんな……奴が暴れまくってモンスターを次々と潰してくれれば……」

竹内「我々が巣の中を探索するのは少しは楽になるということか……」

手塚「モンスターは屍人と違って倒しても復活する事は無い……とはいえ油断はするな。この異界ではライダーの活動時間がかなり短くなっているからな」

真司「あ、そういやそうだった……」

手塚「……また浅倉がモンスターを1匹潰したようだな」

真司「っしゃあ……じゃあ俺達も浅倉に続こうぜ!」

手塚「できればもう少しライダーが集まってから突入したかったが……生憎もう時間が無い。行こう」

北岡「良しきた……やっとこさ戦えるわけね」スクッ

美浜「モンスターはあんた達に任せるわ。屍人の方は私達がなんとかしないとね……」チャキッ

竹内「そうだな」チャキッ

安野「うわぁ銃刀法を守ってない人が多すぎ……」チャキッ

美浜「なーにを呑気な事を……ってあんたも拳銃所持してんじゃないのよ」

屍人ノ巣内部 ミラーワールド

ナイト「……」ファイナルベント『飛翔斬』

ダークウイング「キキィ-!!」バサッ

ナイト「とう!……はぁぁぁぁぁ!!!」ギュルルルルル

ゲルニュート「ギィアアアアアアアアア」ドゴォォォォン

ナイト「はぁ……」シュタッ

シュウウウウウウウウ

ナイト「くっ……もう時間か」シュン

屍人ノ巣 現実世界

蓮「思ったよりもシビアだな……3分というのはあまりにも短すぎる」

真司「おぅお疲れ蓮!次モンスターが現れた時は俺に任せろよ!!」

北岡「1体ずつならこーやってローテーションしてりゃなんとか対処は出来るけど……」

竹内「集団で襲ってくるケースも考えられる……一瞬たりとも気が抜けないな……」

屍人ノ巣 ミラーワールド

シールドボーダー「ブルルルル」

ゾルダ「どっかで見たことあると思ったら……めぐみを狙った奴か」『シュートベント』

ゾルダ「はっ!」ドカ-ン

…………

シールドボーダー「ブハァ」ゴロゴロゴロ

ゾルダ「くそ……早く倒されてよ……もう時間が」

シュウウウウウウウ

ゾルダ「ちっ」ヒュン

屍人ノ巣 現実世界

北岡「はいバトンタッチ!……後は任せたよ?」ヒュン

手塚「あぁ……変身!」フォンフォンフォン シャキ-ン

ライア「ふっ!」ヒュン

屍人ノ巣 ミラーワールド

ライア「トドメだ」ファイナルベント『ハイドベノン』

ライア「はっ」シュタッ

エビルダイバー「……」ブ-ン

ドゴォォォン

シールドボーダー「ガアアアアアアアアア!!」

屍人ノ巣 現実世界

手塚「……ふぅ」ヒュン

安野「お疲れ様~」

竹内「この一帯の屍人は全員無力化させておいたぞ」

美浜「そりゃまぁ……拳銃を持った奴が3人もいりゃあ楽勝でしょ」

安野「先生が弾を見つけて来てくれて助かったよ~」

蓮「……モンスターの気配が消えた。早く行くぞ」

屍人ノ巣 上層部

安野「うわー……看板が足場になってるんだ……」

美浜「足乗せた途端に崩れやしないでしょうね……」

北岡「んー…大丈夫じゃない?……1人ぐらいなら」コンコン

…………

屍人ノ巣 中枢への道

北岡「あーあ……せっかくのスーツが赤い雨でビショビショ……いくらしたと思ってんの」

安野「私の服も……早く着替えたいよー」

蓮「結局モンスターを3分以内に倒せなかったのはお前だけか……情けない奴だ」プッ

北岡「喧嘩売ってんのか?」

手塚「秋山!」

蓮「ふん……」

美浜「ガキっぽい掛け合いだこと……」

竹内「この道を進んだ先にあの尼が……もう引き返せないぞ?覚悟はいいな?」

蓮「無論だ」スタスタスタ

ヒュン

真司「いててて……やっと倒した……あっおい置いてくなよ!!」

終了条件達成 エピソードクリア

明日から続き書きます
ようやく明日から3日目に突入できそうです
だがまだやらなきゃいかんエピソードがあるもんで……ゴールは遠いですね……

芝浦淳
第3日 0時0分12秒 屍人ノ巣 第二層

芝浦「……今俺らってどこにいんの?」

志村「さぁな」

芝浦「いやいやいやさぁなじゃねぇし!!あんたがわかんきゃ俺らもう何処にも進めないじゃんか!!」

志村「こんだけ景色が変貌してりゃ俺だってお手上げだ……せめて何か目印になるもんがありゃあいいんだが……」

芝浦「はぁ……俺生きてここから出られるのかなぁ」

キ-ンキ-ンキ-ン

芝浦「……来たな」

志村「モンスターか?」

芝浦「あぁ……変身!」

フォンフォンフォンシャキ-ン

ガイ「……」ヒュン

ミラーワールド

ビュ-ン...

インペラー「……ライドシューター!?」

ファム「まさか……」

ガイ「あれ?……先客がいたんだ?」

シアゴーストA「ウ...ウ...」

シアゴーストB「ウ゛」

シアゴーストC「ウー……」

ガイ「多いなぁ……あんたらあとどんぐらい時間残ってんの?」

インペラー「ほとんど無い……んじゃない?」

ファム「……」コクッ

ガイ「あっそ……じゃあ同時に決めるぞ」ファイナルベント『ヘビープレッシャー』

インペラー「あ……あぁ!!」ファイナルベント『ドライブディバイダー』

ファム「……」ファイナルベント『ミスティースラッシュ』

早いですが今日は終わりにします

屍人ノ巣 現実世界

志村「そうか……おめぇさんも家族を……」

高遠「志村さんの家族は27年前の土砂災害で……お辛かったでしょうに…心中お察しします」

志村「おめぇさんほどじゃねぇさ……2歳っつったら一番可愛い年頃だろうによ……」

高遠「……」

須田(……重たい)

ヒュン

芝浦「ただいま……そっちも増えてんじゃん」

霧島「え?お……お爺ちゃん?」

佐野「えー……こちとら介護なんかしてる余裕ないよ?」

芝浦「大丈夫だよ……この人年の割に強いから」

志村「若造の足を引っ張りゃしねぇよ……心配すんな」

須田「ら……ライダーが3人も……」

芝浦「……こいつは?」

佐野「あの辺で倒れてたのを玲子さんが見つけてさ……化け物にはなってないみたいだから手当てしてあげたんだよ」

芝浦「こんな時に人助けかよ……こいつ役に立つんだろうな」

佐野「さぁねぇ……そこそこの見返りは期待したいとこだけど」

高遠「もう佐野君……こんな時に見返りがどうとか言わないの」

佐野「ゴメンゴメン……」

霧島「男の子か……君高校生?」

須田「は……はい。須田っていうんですけど……俺、真司達と一緒に」

霧島「真司!?……あんた真司と一緒にいたの!!?」

佐野「しんじ?……って誰?」

須田「城戸真司……ライダーの1人なんですけど……知り合いですか?」

霧島「そっか……やっぱアイツもここに……」

高遠(気のせいかしら……美穂ちゃんちょっと嬉しそう……)

佐野「城戸……もしかして花鶏で働いてたアイツ!?……うっわ」

須田「あとり?」

芝浦「ああ……あのバカか。まぁ秋山がいたぐらいだし、いるだろうなとは思ってたけど」

須田「いや……一緒に居たのは真司なんだけど……実はそいつ、真司じゃなくて」

志村「……詳しく話をしてみな」

…………

須田「……というわけなんですけど」

芝浦「あぁ……多分あいつだね」

霧島「うん……あいつだ」

佐野「あんたら心当たりあんの?」

霧島「浅倉に殺されかけてピンチだった所に颯爽と現れて……私、そいつに命を救われたの……てっきり私は真司本人かと思ってたけど」

芝浦「まー……俺は黒いライダーっていう特徴ぐらいしか知らないんだけどね……けどあんた悪運強いねぇ……ライダーの技をまともに喰らってピンピンしてるなんてさ」

須田「……美耶子のおかげだ」

高遠「美耶子?……もしかして……」

…………

志村「神代の血に……そんな秘密があったとはなぁ」

高遠「不死の血……」

霧島「恭也は美耶子って子から血を与えられたから……九死に一生を得た……ってわけね」

佐野「えぇー……ずりぃよあんただけ屍人にならないなんてさー……俺らにもその血を分けてよ」

須田「分けるって簡単に言うけどさ……んー……試してみるか」

霧島「試してみる……?」

須田「えーと……あ、ここに釘が」

ブシュ

…………

志村「……何だか妙な感覚だ」

佐野「げぇー……もう治った」

芝浦「……これでホントに大丈夫なんだろうな」

須田「断言はできない……でもこうすれば……化け物になる事はない……そんな気がする」

高遠「いきなり自分の手首を切ったりして……一体何事かと思ったけど……」

志村「……これでもう、逃げ出すことはできないってわけだな」

芝浦「……逃げ出す?」

今日は終わります

屍人ノ巣 近藤家

芝浦「……アイドルオタクって27年前にもいたんだね」

霧島「うわぁ……押入れの中にまでアイドルのポスターがびっしり……」

高遠「東エリ……70年代に活躍した超人気アイドル歌手……ちょうど私の両親の世代かしら」

志村「デビュー曲は確か……私の……彼の……なんだったか」

高遠「『私の彼の左手に肉球』です」

佐野「な……何その『部屋とTシャツと私』みたいなタイトル……」

霧島「あれはYシャツでしょ」

ズザザザ

犬屍人「グルルルルル...」

須田「外に1匹いる……」

佐野「どうしよっか?あれ1匹の為だけに変身するのもね……」

須田「俺が行きます……」スッ

高遠「須田君無理しないで……怪我が治ったばかりなんだから…ここは私が」

須田「いえ……助けられてばかりは性に合わないし、俺も何か役に立たないと……バール貸してください」ガシッ

高遠「あっ……」

芝浦「威勢いいねぇ……口だけじゃないとこ見せてくれよ?」

須田「はっ!!」ドゴッ

犬屍人「グァイ!!」ドサッ

霧島「やった!」

犬屍人「ガ...ア...」ピクピク

須田「……まだ息があるのか」ゴシャ

犬屍人「」

佐野「よ……容赦無いなぁ~」

志村「…奴も相当修羅場をくぐって来たようだな」

須田「……」スタスタ

芝浦「やるじゃんお前……正直そんな期待してなかったんだけどさ」

須田「……こんなの全然大したことないですよ。それよりコイツを家の中に運びたいんで手伝ってもらえますか?」

霧島「……なにするつもり?」

近藤家 外

須田「……これでよしと」ガチャ

佐野「鍵もかけてないのに大丈夫?」

須田「あいつらにはもう、手を使って扉を開けるほどの知能は残ってないんですよ……だからここに閉じ込めておけば蘇っても二度と邪魔してこない……」

志村「ほぅ……そりゃ新発見だ……」

芝浦「 あの蜘蛛みたいな奴もそうだったよな……あれは物理的に開けるのは無理そうだったけど」

志村「さ、そろそろ出発するとしようか」

須田「はい…待ってろよ……美耶子」

屍人ノ巣 千曳橋

犬屍人「グァ-...」

霧島「まぁたここに犬が……やんなるなぁ」

高遠「あいつの目を盗んで先に進むのは……地形的に難しいわね」

須田「じゃあまた倒すしか……」

芝浦「待ってよ……正面から倒すばっかじゃ芸がないでしょ」

芝浦「近くに流れの速い川があるわけだし?……たまには頭を使わないとね」コンコン

志村「なんか策でもあるのか?」

芝浦「策って程のもんでもないけどさ……おーい!!」

犬屍人「グ!?......ガァァァァァ!!!」ダッ

佐野「え……おい何やってんだよ!こっち来ちゃうよ!?」

芝浦「いいから黙って見てろよ……」

犬屍人「グァァ」シュタ

霧島「……橋の上に」

バキ

犬屍人「……ギ?」

バキバキ ズボッ

犬屍人「ギィ!?」ボチャァン

犬屍人「ガ!?……ガボッ!……ズボボボボボ」ザアアアア

高遠「な……流されていっちゃった」

芝浦「へっ…まんまと引っかかった……ざまぁないね」

志村「この木の橋……よく見りゃぁ大分脆くなってんな……」

須田「そういうことだったんですか……」

佐野「でも屍人を川に沈めたはいいけどさ……ここ通れなくなっちゃったんじゃないの?」

芝浦「まぁそれは……ちょいと遠回りすりゃ充分でしょ」

屍人ノ巣 中央交差点付近

芝浦「……いきなり景色が現代っぽくなったんだけど」

志村「さっきまでの街並みは……27年前の風景そのまんまだった……おそらくここは数日前に取り込まれたばかりの……現代の風景だろうな」

須田「美耶子が言ってたんだ……この異界は27年前の地形と現代の地形が混ざり合って出来ているって」

高遠「そうか……橋が途中から新しくなっていたのはそれが理由なのね……」

志村「ったく、せっかく目印になるもんが見つかったかと思ったら……ますます道が分からなくなっちまったなぁ」

キ-ン...

須田「…聞こえる」

キョウヤ...シンジ...

須田「声が……聞こえる……美耶子に……呼ばれている気がする……」

佐野「は?……いきなり何?」

須田「多分この声……真司にも……あっちか」ダッ

佐野「あっ……行っちゃった……どうする?」

志村「こうなりゃ……あいつが聞こえるっていう声に従ってみるしかねぇか」

芝浦「今のまんまじゃあなんの手がかりもないからねー……いいんじゃない?」

高遠「決まりね……」

霧島「……真司」ギュッ

終了条件達成 エピソードクリア

宮田司郎
第2日4時44分44秒 旧宮田医院 地下監禁室

ギャアアアアアアアアア....ア...アアアアアアアアアア!!!

牧野「こ……これは」ウップ

東條「……宮田君がいきなり美奈さんを解剖するって言い出した時はびっくりしたよ」

須藤「しかもよりにもよってそれを理沙さんがいる前で宣言しましたからね……やはりまともな神経じゃありませんよあの人は」

牧野「自分で殺しておいてシレッと表情一つ変えずに言い放ちましたよねあの人……我が弟ながら狂ってる……」

東條「あの時の理沙さん……凄まじかったね」

牧野「ええ……宮田さんに対して殴る蹴るの嵐でしたから……でもまぁ」

牧野「……宮田さんが外にいた狙撃屍人と数匹の蜘蛛で妥協してくれてよかったです」

狙撃屍人「ギィヤァアアアアアアアアアアアア」グチュグチュ

蜘蛛屍人「……」グッタリ

宮田「……」ボロッ

宮田「……」ガチャ

東條「……血塗れだね宮田君」

須藤「お疲れ様です……永遠の命の種明かし……終わりましたか?」

宮田「…このカルテを見てくれ」スッ

須藤「……大腿静脈切断…腹部切開…頭部切開」

牧野「お……おえっ」

宮田「そこじゃない……所見の欄を見ろ」

須藤「体内の赤い液体に赤血球が存在せず……別種の結晶?……この結晶とは」

宮田「おそらくそいつが……この化け物どもの体を再生させているんだろう」

宮田「奴らの体をどんなに細かく切り刻んでも……たちまち自己再生しちまう……これじゃあ俺も用無しだな」

須藤「…数時間前、東條さんが美奈さんに気絶させられ……その後彼がすぐに意識を取り戻したのは……」

東條「僕の中に入ってた赤い水のおかげ……なのかな」

宮田「あぁ……」

東條「なんだか複雑な気分だよ……」

須藤「しかし……どんな方法を使っても殺せない……ミラーワールドに引きずり込む事も不可能……となると現状……」

宮田「これを使うことでしか……奴等を完全に消滅させることは出来ない……」スッ

須藤「2体の人形……『宇理炎』ですか」

須藤「それを使えば……この異変の黒幕と言われる八尾とやらも……」

宮田「宇理炎は……不死の力と相対する力を宿している……永い時を生きてきたあの女も……煉獄の炎を浴びてしまえば瞬く間に消滅するだろう……これはあの女の唯一の弱点とも言える」

宮田「だから奴はこの部屋に宇理炎を封印していたんだ……先代の美耶子と共に……27年もな」

牧野「なんて惨いことを……そういえば」

牧野「先代の美耶子様は何処に?……姿が見えませんが」

宮田「開放してやりましたよ……あの姿のまま放置しておくのもしのびなかったので」

牧野「え……大丈夫なんですか?」

宮田「あの女は放っておいても害はありません……身体はミイラのように干からびてはいますが人間としての理性はちゃんと残っている様ですから……」

須藤「逆を言えば……彼女はこの部屋に監禁されて……飲まず食わずのまま死ぬことも狂うことも許されず……はっきりとした意識の中、助けを求めながら苦しんでいた……というわけですね」

須藤「なぜこんな残酷な仕打ちを……14歳の少女が受けなければならなかったのか……」

東條「僕、その八尾って人……許せないよ」

続きは明日
申し訳ないですが来週からもちょくちょく投下できない日があるかもしれないです……

宮田「……すみませんが少し出掛けてきます」スタスタ

牧野「どちらへ?」

宮田「蛇ノ首谷です……我々の救世主となるかもしれない男がそこに倒れている……との事でね」ギィィバタン

東條「……また何か変な声をキャッチしたのかな」

牧野「心配ですね……あそこは地盤が緩いから……土砂崩れが起きるかも……」

須藤「では……私が彼と同行しましょう……留守を頼みます」ダッ ガチャ

東條「……」

牧野「私は……一体どうすれば……」

秋山蓮
第2日23時24分12秒 屍人ノ巣 ミラーワールド

龍騎「うおりゃぁ!!」ドゴォ

ガルドサンダー「グァ!!」ドサッ

ライア「はっ」スパ-ン

ガルドストーム「ギャア!!」ドサッ

龍騎「……しゃあ!」『ストライクベント』

ライア「……」『コピーベント』

ドラグレッダー「グォォォォォォ」ビュ-ン 

龍騎&ライア「はぁぁぁぁ!!」ボォォォォォッ!!

ガルドサンダー&ガルドストーム「グギャアアアアア!!!」ドカァァァァァン

屍人ノ巣 現実世界

ヒュン

真司「はぁ……こうしてお前と共闘するのも久しぶりだな!」

手塚「あぁ……まさか再び親友の仇を打ち倒す事ができるとはな…」

竹内「親友?」

真司「あ、竹内さんその話はちょっとここじゃ……」

蓮「奥に進めば進むほど…モンスターも強化されている様だな…」

美浜「めんどくさいわねぇ…モンスターとは必ず戦わなきゃいけないの?スルーできないワケ?」

北岡「そりゃできればそうしたいけどねぇ……」

蓮「モンスターには一度狙った獲物は執念深く狙い続ける厄介な習性がある……一旦逃げ切れたもしても…奴らは決して捕食を諦める事はない」

美浜「つまり一度狙われたらそいつはキッチリやっつけとかないといけないワケね……ったく」

安野「でもあんなの一々相手にしてたら時間がいくらあっても…」

キ-ンキ-ンキ-ン

真司「…って言った側から……!!?」

真司(鏡像)「……」

竹内「城戸…いや、こいつは…!?」

蓮「いよいよ偽物のお出ましか」

北岡「城戸がもう1人?…どういう事よこれ……」

真司(鏡像)「…変身」

フォンフォンフォンシャキ-ン

リュウガ「……」

安野「へ…変身した……」

蓮「黒い龍騎…須藤が言っていた特徴と当てはまるな」

真司「あのやろ……」バッ

蓮「待て…お前はさっき変身したばかりだろう」

真司「あっ…そっか時間が……」

蓮「ここは俺がやる…変身!」

フォンフォンフォンシャキ-ン

ナイト「お前らは先に行け」

真司「蓮!」

北岡「そんじゃまぁ……お言葉に甘えますか?」

リュウガ「……誰が行かせると言った?」『ア゛ト゛ヘ゛ン゛ト゛』

ドラグブラッカー「グォォォォ」ビュ-ン

真司「うわぁ!?…」

竹内「くっ…このままでは……」

ナイト「…」『アドベント』

ダークウイング「キキ-ッ」ドゴォ

ドラグブラッカー「グァ!?」ドサッ

真司「蓮!?」

ナイト「行けッ!!」

手塚「城戸…ここは秋山の言う通りにするんだ」

真司「あ…あぁ」ダッ

リュウガ「貴様……」

ナイト「……」スッ

ビュオオオオオオ...

リュウガ「……そのカードは」

ビュオオオオオオ...

ナイト「……」カシャ

『『サバイブ』』

シャキ-ン

ナイトサバイブ「お前と遊んでいる時間はない……さっさと終わらせてもらうぞ」

八尾比沙子
第3日 0時32分00秒 屍人ノ巣 水鏡

テレレ-レ-...テレ-レ-...

八尾「さぁ……」

美耶子「……」

八尾「楽園の門が開かれる」

ボゥ!!

美耶子「」メラメラメラ

ス-...

ベルデ「な…あいつはまさか……!!」

亜矢子「嘘…美耶子……美耶子ォ!!」

淳「おい……おい!……須田の奴は何やってたんだよ!!?」

八尾「あら…来てたの?……でも遅かったわね」

メラメラメラ

堕辰子「キェアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

淳「う……」

亜矢子「あ……あぁ……」

シュタッ

宮田「……」

牧野「あ…あんな化け物が……そんな……」

八尾「これで実は全て揃った……」

八尾「次の実は……もういらない」

亜矢子「ひっ…」ビクッ

淳「こ……このっ!」チャキッ

八尾「……なんのつもりかしら」

淳「化け物がっ……俺達を散々利用しやがって……いざとなったら用済みかよ……この……このっ……」フルフル

八尾「……」

淳「……う」

八尾「ええ……用済みよ……だから消えなさい」スッ

淳「あ……あああああぁぁぁぁ!!!!!」

『ホールドベント』

ベルデ「はっ!」シュイ-ン

八尾「ぐっ」スパァン

淳「高見沢!」

ベルデ「くそ……結局間に合わなかったって事か…!!」

宮田「……」

八尾「まぁいいわ……御主様は復活なされた……これで私の罪は……」

堕辰子「ギュルルルル...ギィィィ...」

八尾「……え?」

堕辰子「ギュアアアアアアアアアア」

八尾「そんな…何故……!?」

牧野「様子が変ですよ……一体」

堕辰子「ギュイイイイイイイ」ビュ-ン

ベルデ「ちっ……やるしか」シャキ-ン

亜矢子「あぁ!」

高見沢「ぐっ…変身が」

ドゴォン

高見沢「ぐはぁ!!」ドサッ

淳「高見沢ァ!」

牧野「あの人……生身でまともに……!?」

高見沢「あ……ゴボッ」ビチャビチャ

宮田「内臓にダメージを負ったな……あいつはもう……」

堕辰子「ギィィィ」

淳「あいつに狙いを……やめろォ!」パァン

堕辰子「……」キ-ン

淳「畜生!ききやしねぇ!」

亜矢子「このままじゃ……」

高見沢「ぐ…ぐぅ……こんな……こんなところでぇ……!」ポタポタ

堕辰子「ギィアアアアアアアアアアア」ブンッ

『アドベント』

ドラグレッダー「グォォォォォ!!!」ガキィン

堕辰子「ギュイイ!?」

高見沢「こ……このモンスターは……」

龍騎「高見沢さん!大丈夫ですか!?」

八尾「!……貴方達、もうここまで」

手塚「!?…あいつは……」

美耶子「」

竹内「くそっ!……遅かったか」

安野「え……あの女の子……死んじゃったの?」

堕辰子「ギュルルルルルル」

美浜「な……何よ……あの化け物は……」

北岡「あれが神?……冗談キツイよ全く」

美耶子「」

龍騎「美耶子ちゃん?……嘘だろ…そんな」

堕辰子「ギィアアアアアアアア」ブン

ドラグレッダー「グォォォォォ!!?」バシャ-ン

龍騎「ぐっ……」ドサ

北岡「っ……変身!」

フォンフォンフォンシャキ-ン

手塚「北岡!城戸を頼む!」ダッ

ゾルダ「え?……あぁ分かったよ」『シュートベント』

手塚「高見沢と言ったか……大丈夫か?」

高見沢「!?……お……お前は……ゴフッ」ビチャ

手塚「動くな!……傷が開くぞ」

宮田「普通なら、致命傷の筈だ。だがここの赤い水のおかげで、肉体の治癒が……」

手塚「お前は……まさか牧野の」

牧野「手塚さん!」

手塚「牧野!」

牧野「手塚さん……知子ちゃんは」

手塚「心配するな…あの子は無事だ。今は家族と一緒に避難している」

牧野「そう……ですか」ホッ

ゾルダ「はっ!」ドゴォ-ン

堕辰子「ギュイ!?……ギュルルルルル」

ゾルダ「……一瞬怯みはするけどまるで効いてないみたいね」

八尾「無駄よ……天の神であらせられる方に……そんな攻撃は通じない」

ゾルダ「あんたは…」

竹内「この女が……!!」チャキ

八尾「私を殺してももう遅い…あのお方はもう止められないわ」

美浜「あんた…!!」

バタァン!!

八尾「!?」

浅倉「アァァ!!……なんだあれは?」

龍騎「浅倉!!」

ゾルダ「ちっ、こんな時に……いや、むしろいいタイミングかも……」

浅倉「こいつが何者かは知らんが……その辺の野良モンスターとは一味違うみたいだなぁ」ユラユラ

八尾「これ以上近づく事は…」バッ

浅倉「お前あの時のエセ尼か……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

王蛇「化け物諸共吹き飛ばしてやるよ……」『ユナイトベント』

ベノスネーカー「シャアアアアア」グネグネ

エビルダイバー「……」

メタルゲラス「グォォォォ!!」

キュイ-----ン

ジェノサイダー「グァアアアアアアアアアアアアアアア」

手塚「が…合体しただと?」

ゾルダ「初っ端から飛ばすねぇアイツ…」

八尾「!……なんと醜い」

王蛇「はっ……そういうセリフは後ろのヤゴもどきに言え」

手塚「……俺も彼らに加勢する。アンタはここで安静にしていろ」

高見沢「フン……皮肉なもんだな……倒したはずのライダーに……情けをかけられるとは……」

淳「は?どういう意味……」

手塚「変身!」

フォンフォンフォンシャキ-ン

ライア「……」ダッ

堕辰子「ギィィィィ」ユラ...

ジェノサイダー「ギィアアアア」ベチャッ

堕辰子「……」ジュウウウウウ

堕辰子「ギギギ」ブンッ

王蛇「ちっ……」ヒョイ

龍騎「あいつ……毒液も効かないのかよ……くそ!美耶子ちゃん……」

ゾルダ「マズイね……このままじゃ時間だけが……」

長らく投稿できずにすいませんでした
ボチボチ再開していきます

バタァン

龍騎「!?……恭也!」

須田「……美耶子?」

堕辰子「……」クルッ

志村「こ…こいつは……!」

佐野「…何あれ?」

芝浦「多分……ラスボス?」

秋山蓮
第2日23時25分13秒 屍人ノ巣 ミラーワールド

ナイトサバイブ「……」『『ソードベント』』

ナイトサバイブ「はぁ!」ブン

リュウガ「くっ」『ソ゛ート゛へ゛ン゛ト゛』

ガキィン!

リュウガ「やはりサバイブの力が相手では……分が悪いか」

ナイトサバイブ「一応言っておくが…時間がないんでな、手は抜かんぞ」ズバァン

リュウガ「ぐはっ……」

リュウガ「そんなにすぐ終わりにしたいのなら……望み通りにしてやる」カシャ

フ゛ァ゛イ゛ナ゛ル゛へ゛ン゛ト゛『ドラゴンライダーキック』

ドラグブラッカー「グルォォォォォ!!!」ビュ-ン

ナイトサバイブ「……!!」カシャ

ファイナルベント『疾風断』

ナイトサバイブ「ふっ!」スッ

ダークレイダー「キィ-!!」カシャン カシャン シャキ-ン

ブォォォォォォォ

リュウガ「ハァァァ……アアアアアアアアアアアアアア!!!」ボォォォォォ

ナイトサバイブ「はぁぁぁぁぁ!!!!」キュイ----ン

ドゴォォォォォォォン...

ナイトサバイブ「……」シュタッ

シ-ン...

ナイトサバイブ「…やったのか?」

カタン

ナイトサバイブ「……何かが落ちた音だ」ヒョイ

ナイトサバイブ「これは……」

シュウウウウウウ

ナイトサバイブ「っ……時間か」ヒュン

牧野慶
第3日 9時52分14秒 大字粗戸 眞魚川近辺

東條「……宮田君と牧野君、いくらなんでも遅すぎないかな?」

須藤「ええ…早く出発しないと時間が」

バタン

理沙「!?……宮田さん」

宮田「……」

牧野「ハァ…」

東條「2人共無事だったんだね」

須藤「一体中で何があったんです?……」

牧野「そ…それは……」

宮田「……儀式を止められなかった」

須藤「それはつまり……神紛いの化け物が復活した……という事ですか」

東條「厄介な事態になっちゃったね……加勢しようか?」

牧野「あの化け物の体は……どんな物理的な攻撃も通じないんです。加勢したとしても……」

理沙「そんな……それじゃあもう……」

宮田「だが希望を託すことが出来た…ごくわずかな希望をな」スッ

須藤「宇理炎……1体足りませんね、誰にくれてやったんです?」

宮田「お前がよく知ってる人物だ」

須藤「……なるほど」

宮田「儀式を止められなくとも、俺のやる事は変わらない……早く水門へ……」ザッ 

牧野「宮田さん……少し休まれた方が」

宮田「そんな時間はない……!!」ザッザッ

須藤「やれやれ……危なっかしいですね」

東條「水門……炭鉱の奥にあるんだっけ?」

牧野「ええ……ここから徒歩となると、かなりの距離です。」

東條「そっか……理沙さんどうする?無理して付いてこなくても」

理沙「こ…こんなとこに一人で置き去りとかやめてくださいよ……わ、私も行きますから……」

須藤「付いていくなら早くした方がいいですよ?モタモタしてるとあの人どんどん先に進んでしまいますから」

宮田「……」スタスタ

東條「いつの間にあんな遠くに…」

牧野「ま…待ってください宮田さん!」ダッ

理沙「置いてかないで!!」ダッ

タッタッタッ

美奈「……せーんせぇー……」ガサッ

城戸真司
第3日 屍人ノ巣 第四層 07時32分25秒

真司「……んあ」パチ

須田「真司!……目が覚めたか?」

真司「え……恭也!無事だったんだな!?…良かった」

須田「あ……うん」

真司「……あれから俺たちどうなったんだ?……あの化け物は……八尾は」

芝浦「あの女なら死んだよ」

真司「お、お前!?…いや死んだって……八尾が!?」

芝浦「お宅覚えてないの?……だってあいつは……」

第3日 0時42分05秒 屍人ノ巣 水鏡

ガイ「ちっ……」ファイナルベント『ヘビープレッシャー』

メタルゲラス「グアアアアアア」

キュイ---ン ドゴォォォォォン

堕辰子「ギィィィィィ」ケロッ

インペラー「ピ…ピンピンしてるよ」

ファム「ライダーの攻撃が…まるで通じてないの!?」

八尾「……またしてもライダーが増えた……でも何人集まろうと……神の体には傷一つつけられないわ」

北岡「ったく……このままじゃ……」

王蛇「……」ファイナルベント

八尾「何度やっても同じ事よ……あのお方は」

王蛇「……何を勘違いしている」

『ドゥームズデイ』

ジェノサイダー「グォォォ」カパッ

ズォォォォォォォォォォ

八尾「!!?」

王蛇「俺が狙っているのは……お前だ」

八尾「!……私を殺してもあのお方は!!」

王蛇「知るか……目障りなんだよお前は」

王蛇「消えろ」ダッ

八尾「う…」

王蛇「ハァァァ……アアアアア!!!」ゲシッ

八尾「グッ…」ドゴォ

ジェノサイダー「……」ビュオオオオオ

八尾(そんな…やっと……全ての罪が……洗い流されたというのに…こんなところで……」


八尾「あ…あああああああああああああああ!!!!!」

ズォォォォォォ

………

真司「浅倉が……あの人を」

芝浦「そ、今頃あの女はあの合体モンスターの胃袋の中ってワケ」

真司「……」

芝浦「元凶は死んだんだけど……あの化け物は依然健在でさ、今もこの巣の中で暴れまわってるんだよね」

真司「え…」

今日は終わります
不定期にはなりますがエタらせない様に努力します

芝浦「あいつが死んだせいで制御が効かなくなってんのかもね……縦横無尽に暴れ回るもんだから手が付けられなくてさ、で今俺ら、散り散りになって逃げ回ってる訳だよ」

須田「今ここにいるのは俺と真司、芝浦さんと…あと様子を見に出掛けてる竹内さんの4人だけだ。他のみんなとはぐれちゃって、みんな今頃無事でいるのかどうか……」

芝浦「あいつ不死身なのかなんなのか知んないけどライダーの攻撃がまるで効かないからさ……今は逃げるしか方法が…」

真司「……そっか」

真司「なぁ恭也、さっきあそこで黒焦げになって横たわってたのって……美耶子ちゃんなのかな?」

須田「……」

真司「俺……美耶子ちゃんを死なせないって約束……守れなかったって事……なんだよな」ギリリ

須田「真司……」

芝浦「あのさぁ……そんな事言って何になんだよ。死んじゃったもんはしょうがないじゃん。今はあのバケモンなんとかしないと」

真司「しょうがないってなんだよ!!」ガシッ

芝浦「は……離せよ!!」

須田「おい!……喧嘩してる場合じゃ」

竹内「無闇に騒ぐな……ここの居場所が奴に知られてしまうぞ」ガサッ

須田「竹内さん!」

須田「外の様子はどうでしたか?」

竹内「幻視をしながらこの辺りを調べて見たが……屍人の他には何も視えない……生存者を見つける事は出来なかった」

須田「…そうですか」

竹内「……全ての元凶であるあの女は死んだ。だが事態は何一つ好転しちゃいない」

竹内「幸いにも奴の復活は完全なものではないらしい……ならばまだ付け入る隙はあるかもしれない」

芝浦「……けどどうすりゃいいんだよ。さっきも言ったけどこっちの攻撃は何一つ効かないんだぞ……」

真司「……あ、そういえば」ガサゴソ

竹内「?……なんだその人形は」

真司「この人形……たしかあの時お医者さんに投げ渡されて」

ボウ!

真司「わぁぁぁぁ!!!燃えたぁぁぁぁぁ!!!??」

須田「真司!?」

竹内「青い炎……これは一体」

芝浦「あ…あんた今人形掴んでる手が燃えてるけど熱くないの?」

真司「い……言われてみれば……全然熱くない……」

須田「不思議な力を感じる……この炎を使えば……」

真司「もしかして……あいつを倒せるのか?」

芝浦「おいおいホントかよ……何を根拠に」

竹内「だが他に方法はないんだ……こいつに賭けるしか……」

ズザァァァァ

屍人「ハ-...ハ-...」

犬屍人「ギギギギ」

竹内「……来たか、ここに長居してもいい事は無さそうだ」

真司「……」

須田「真司……美耶子との約束……まだ終わっちゃいないだろ?」

真司「え……」

須田「この村を……全てを終わらせる事が、美耶子との約束だった筈だ」

須田「美耶子がいなくなったとしても……俺達はここで立ち止まっちゃいけない……そんな事美耶子は望んじゃいない」

真司「須田……」

須田「立てよ真司!あの化け物をぶっ潰して、今度こそ完全に終わらせてやろうぜ!!」

真司「…ああ」

芝浦「……アイツらもう目の前まで来てるよ。立ち直ったんなら早く戦う準備しなよ」

真司「わかってるよ……」

屍人A「アハハハハハ」

屍人B「ヒ-ヒヒヒ...」

真司「……変身!!」

芝浦「変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

ガイ「雑魚はとっとと片付けてやるよ」『ストライクベント』

龍騎「……」スゥ-

龍騎「…っしゃあああああ!!!!」

ガイ「うっせ」ビクッ

龍騎「うおおおぉぉぉぉー!!!」『ソードベント』

終了条件達成

牧野慶
第3日 12時21分10秒 大字粗戸 耶辺集落

牧野「……」

牧野「私が……私自身としてやるべき事……」

須藤「牧野さん?いきなりどうしたんです?」

牧野「いえ、なんでもありません……少し考え事を」

理沙「……」

ズザザザザ

犬屍人「ハッ…ハッ…」

石田「ヒヒ…」ブゥゥゥゥン

理沙「かなりの数いますよ……このままだとまともに探索する事は……」

須藤「ですね……東條さん達、うまくやってくれればいいんですが……」

耶辺集落 火の見櫓付近

宮田「ふん」ゴシャ

頭脳屍人「ゴワッ!?……ぐっ」ダッ

宮田「チッ……逃げ足の速い……」

頭脳屍人「ハッ……ハッ……」

ダッダッダッ

宮田「……」

頭脳屍人「ハァ……ハァ……」

頭脳屍人「……」クルッ

シ-ン...

頭脳屍人「……」フゥ

ファイナルベント『クリスタルブレイク』

デストワイルダー「グルルルル...ガァ-!!!」シュバッ

頭脳屍人「!?……グォォォォォ!!?」ザクッ

デストワイルダー「………」ズザザザザザ

頭脳屍人「ギィアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

タイガ「……はぁ!!」ザシュッ

頭脳屍人「グハァ……ア...アァ...」ドサッ シュッ

タイガ「……」

犬屍人「グ...グガギ...」シュッ

石田「ギギギギギィ....ギ」シュッ

理沙「!……死んだ?……という事は……」

須藤「東條さんがやってくれましたか……これで探し物に集中できる」

耶辺集落 井戸

牧野「宮田さんの話では、確か井戸の底に……」

須藤「……すっかり枯れてしまってますね。まぁこちらとしては好都合ですが」

理沙「で…でもどうやって降りるんですか?見た所かなり深いみたいですよ?」

牧野「これを垂らしておけば降りられると思います」スッ

理沙「ロープですか……」

牧野「……では早速私が降りて」

須藤「待ってください」

牧野「え?」ピタッ

ザアアアアア....

屍人「あぁー.……」

須藤「……井戸の底に1匹いますね」

理沙「うわっ…本当だ」

牧野「あ……あのまま降りてたら今頃……」

須藤「仕方ありませんね……変身!」

フォンフォンフォン シャキ-ン

シザース「少し眠ってもらいましょうか」『アドベント』

ボルキャンサー「グアアアアアア」 ズバァン

屍人「グアッ!?」ドサッ

井戸の底

牧野「これは……」

理沙「ば、爆弾!?……こんなに大量に」

宮田「どうやら目当ての物は見つけられた様だな」

須藤「ええ……これさえ手に入れたら後は……」

東條「……どうやって持ち運ぶのこれ?」

終了条件達成

また期間空けてすみません
続きは明日以降また書きます

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