幼馴染「ボクはどうすればいいんだ」
男「俺に聞くなよ」
幼馴染「もしかしてボクは君のことが好きなのでは?」
男「そりゃあすげえや」
幼馴染「ちょっと真面目に聞いてる? こっちは真剣なんだよ!」
男「そんなこと言われたってなんて返答すればいいんだよ」
幼馴染「『俺もお前の匂いを嗅いでいると落ち着くんだ』とかあるだろ!」
男「なるほど」
幼馴染「全く......そんなこともわからないのか」
男「なあ幼」
幼馴染「ん? なんだい?」
男「俺、幼の匂いすごい好きだよ」
幼馴染「......」
男「どうした?」
幼馴染「急に何言ってんだよ君はぁ......」ぷしゅー
男「お前は一体何がしたいんだ」
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【読書】
男「......」ぺら
幼馴染「......」
男「......」ぺら
幼馴染「ちょっと、まだボクが読んでる」
男「知らんがな」
幼馴染「ほら、ページ戻して」
男「えー」
幼馴染「......」
男「......」
幼馴染「次のページいっていいよ」
男「お前が先に読んでていいよ。俺は後で読むから」
幼馴染「それは別にいいや」
男「でも、読みたいんだろ?」
幼馴染「そういうわけではない」
男「意味がわからん」ぺら
幼馴染「......」
男「......」ぺら
幼馴染「まだ読んでる」
男「......」ぺら
幼馴染「おい!」
男「あーやべー手が止まんねー。ちょー面白いわこの漫画ー」ぺら
幼馴染「ボクが読み終わってないだろ!」
男「お前が読むの遅いのが悪い」ぺら
幼馴染「ぬー......」
男「......」ぺら
ー
ーーー
男「ふー」ぱたん
幼馴染「あ。読み終わった?」
男「うん」
幼馴染「ボクも読むから貸して」
男「結局読むかい」
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【忘却】
男「雨だ」
幼馴染「天気予報通りだね」
男「傘持ってきて正解だったな」
幼馴染「そうだね」
女子「あーん、傘忘れちゃったー。どうあいようー」
男子「なんだ忘れちゃったの? しょうがないなー。俺の傘に入っていいよ」
女子「ほんと!? ありがとっ!」
男子「それにしてもおっちょこちょいだなー女子は」
女子「えー、そんなことないもーん」
幼馴染「......なるほど」じー
男「どうした幼? 帰るぞ」
幼馴染「ねえ」
男「なんだ?」
幼馴染「ボク、傘を忘れてしまったようだ」
男「......は?」
幼馴染「君の傘に入れてもらえないだろうか?」
男「......お前の右手にある物はなんだ」
幼馴染「バスターソード」
男「そんな物騒なもの学校に持ってくるなよ」
幼馴染「ね? いいだろう?」
男「お前、相合傘したいだけだろ」
幼馴染「そんなやましい考え、ボクの頭の中にあると君は思うのか?」
男「うん」
幼馴染「それは心外だな。ボクの頭の中は常に数式に埋まってるよ」
男「やべえ奴だな」
幼馴染「とにかく入れさせてくれ」
男「えー」
幼馴染「別に減るものでもないわけだし」
男「はあ......しょうがないな。ほら、早く帰るぞ」
幼馴染「うん!」
【真偽】
幼馴染「ボクってなに?」
男「人間」
幼馴染「もっと詳しく」
男「女性」
幼馴染「もっと」
男「幼なじみ」
幼馴染「もう一声」
男「俺の好きな人」
幼馴染「へ......」
男「嘘だけど」
幼馴染「......」
男「あっはっは、顔真っ赤だ」
幼馴染「世の中にはついて良い嘘と悪い嘘があるとボクは思う!」
男「これはついて良い嘘だな」
幼馴染「悪い嘘だよ!」
男「じゃあ、幼に取っての俺は何?」
幼馴染「人間」
男「もっと詳しく」
幼馴染「男性」
男「もっと」
幼馴染「幼なじみ」
男「もう一声」
幼馴染「ボクの好きな人!」
男「そうか」
幼馴染「......」
男「......」
幼馴染「照れろよ!」
男「お前って馬鹿だよな」
幼馴染「な......!」
男「まあ、幼のそういうところ、俺は好きだよ」
幼馴染「こ、今度こそ本当だな......?」
男「うん」
幼馴染「そ、そっか」
男「嬉しそうだな」
幼馴染「別に嬉しいなんて思ってないよ」
男「そう?」
幼馴染「微塵も思ってない」
男「あのさ、幼」
幼馴染「なんだい?」
男「これはついて良い嘘だよな?」
幼馴染「......」
男「......」
幼馴染「悪い嘘だよ!」
【価値】
男「アイスの当たり棒とハズレ棒ならあたりの方が価値あるだろ?」
幼馴染「そりゃあね」
男「でもさ、美少女が食べたアイスのハズレ棒とおっさんが食った当たり棒なら、断然ハズレ棒の方が価値あるよな?」
幼馴染「......」
男「......」
幼馴染「......は?」
男「すみません。なんでもないです」
【連呼】
幼馴染「ボクって可愛いと思うかい?」
男「ああ、可愛いと思うぞ」
幼馴染「そっかそっか」
男「めっちゃ可愛いぞ」
幼馴染「うんうん」
男「やばいくらい可愛いぞ」
幼馴染「もういいよ。満足したから」
男「この世のものとは思えないほど可愛いと思うぞ」
幼馴染「もういいって」
男「世界で一番可愛いかもしれないな」
幼馴染「もう結構だ」
男「いや、宇宙で一番かもしれないな」
幼馴染「やめろー」ぎゅー
男「そうやって顔にクッション押し付けてくる行動でさえ可愛いくみえてくるよ」
幼馴染「もー!」
男「そうやって叫ぶ姿も可愛いなんてさすがだな」
幼馴染「もういいから!」
男「そう?」
幼馴染「はぁ......やっと収まった」
男「なあ幼」
幼馴染「なんだい?」
男「可愛いよ」
幼馴染「やめろー!」
ガチャ バタバタバタ!
男「あら、どっか行っちゃった」
【逆襲】
男「なんで女性のパーカー姿ってあんなに可愛いんだろうな」
幼馴染「そう?」
男「男だったら、オタクやらインキャやらダサいやら言われるだろ」
幼馴染「そんなこと言うのはごく一部だと思うよ?」
男「いやー、結構いるよ」
幼馴染「まあ、着たい服を着ればいいよ」
男「ちょっとパーカー着てみてよ」
幼馴染「ボク、パーカー持ってないんだよ」
男「じゃあ俺の貸すからさ」
幼馴染「君のは大きいだろ」
男「まあまあ、いいからいいから」
幼馴染「しょうがないな全く」
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よく分かりませんが、書き込めないので時間置きます。
ーーー
男「おお!」
幼馴染「やっぱ君のじゃ大きいね」
男「そのだぼっとした感じいいと思う」
幼馴染「そういうもんなのか」
男「じゃあ、もう一つ頼みがあるんだけどさ」
幼馴染「まだあるのか」
男「裸エプロンってあるだろ?」
幼馴染「......は?」
男「そのパーカーバージョン。裸パーカーというものをして欲しいんだ」
幼馴染「......君、病院行ったほうがいいと思うよ」
男「生で裸パーカーを見るのが小さい頃からの夢なんだよ」
幼馴染「なぜこんな人が幼なじみなんだろうか」
男「五千円払うから!」
幼馴染「安い」
男「じゃあ七千円!」
幼馴染「まだまだだね」
男「じゃあ一万円!」
幼馴染「ふむ......わかったよ。それで手を打つよ」
男「まじか!」
幼馴染「じゃあ一万円。先払いだからね」
男「はい」つ一万円
幼馴染「ちょっと待ってて」
男「ここで脱いでくれてもいいんだよ?」
幼馴染「お断りだ」
ー
ーーーーーー
幼馴染「これで......いいのかい......?」
男「これは......やばい」
幼馴染「あまりじろじろ見ないでくれ......」
男「触ってもいいか......?」
幼馴染「それは......」
男「一万円払ったんだ。これぐらいはいいと思うんだが」
幼馴染「う......じゃ、じゃあ......」
男「ん?」
幼馴染「き、君が脱がしてくれ......」
男「え? 生でいいの?」
幼馴染「へ? あ、ああ、服の上からがいいならそれでも......」
男「いや、大丈夫だ! 生で!」
幼馴染「それじゃあ......」
男「行くぞ?」
幼馴染「う、うん......」
男は、パーカーのジッパーの引き出に手を添えると、そっと下ろした。
そして......その先にあったのはーーーーーー
男「......水着」
幼馴染「夏だからね」
男「おかしいだろ」
幼馴染「いつもバカにする仕返しだ。ばーか」
男「この世にはやって良い事と悪い事がある」
幼馴染「これは良い事だね」
男「悪いから! この世の悪事を凝縮したような悪い事だから!」
幼馴染「まあまあ、ちょうどさっき臨時収入があったからそれで何かご飯でも奢ってあげるよ」
男「それ俺の金だろ! 返してもらうぞ!」
幼馴染「やだ」
男「どう教育を間違えたらそんな悪女になるんだ!」
幼馴染「ふん、君に言われたくないね。変態野郎」
男「もういいよ! その一万円で飯食べに行くぞ! 焼肉だ! 焼肉食べ放題だ!」
幼馴染「やった~焼肉~」
続く予定
【正座】
幼馴染「正座して」
男「なんだ急に」
幼馴染「いいから」
男「?」
男は幼馴染に言われるがままに正座をした。
すると、幼馴染は正座をした男の膝に頭を乗せて寝転がった。
男「えーと......これは一体」
幼馴染「膝枕」
男「それは見ればわかりますがなんで急に」
幼馴染「したくなったからに決まってるだろ」
男「はあ......」
ー
ーーーー
三十分後
男「あの、幼さん」
幼馴染「なんだい」
男「足が痺れてきました」
幼馴染「そうかい」
男「正座を崩したいのですが」
幼馴染「ダメ」
男「えー」
幼馴染「ボクは少し寝るよ。それじゃ」
男「......」
幼馴染「......」zzz
男「本当に寝たよこの人」
幼馴染「......」zzz
男「......」
幼馴染「......」zzz
男「......しょうがない。最終手段だ」
男はそう言うと、幼馴染の胸を触った。そして揉んだ。
幼馴染「!?」
驚きのあまり起き上がる幼馴染。
男「お、やっと退いてくれた」
幼馴染「き、君......今何を......」
男「できればもう少し揉んでいたかった」
幼馴染「......」
男「幼さん......?」
幼馴染「今、君の足は痺れているんだろ?」
男「うん。とても」
幼馴染「そうか」
男「うん」
幼馴染「......」
男「幼さん......?」
幼馴染「とあっ!」
幼馴染は男の足に触った。そして揉んだ。
男「ぎゃあぁああ!」
幼馴染「どうだ!」
揉み続ける幼馴染。
脚をバタつかせる男。
男「どあぁぁああ!」
幼馴染「もっと苦しめ! 胸を触った罰だ!」
男「やめろおおおぉおお!」
幼馴染「あっはっはっは!」
ーーーーー
幼馴染が男の足を揉み続けること約一分、男の足の痺れは取れてきた。
男「はぁはぁ......」
幼馴染「ふぅ、スッキリした」
男「お前......」
幼馴染「よかったな。ボクの胸を揉めて、さらに足の痺れも取れて」
男「くっそー......」
いつかまた胸を揉んでやろうと思う男であった。
【弁当】
昼休み 教室
幼馴染「そのミートボール美味しそうだね」
男「食べるか?」
幼馴染「いいのかい?」
男「構わんよ」
幼馴染「それじゃお言葉に甘えて」
男「はい」
幼馴染「ん」もぐもぐ
佐藤「時に桜木よ」←男子(男の友人)
桜木「どうした佐藤よ」←女子(幼馴染の友人)
佐藤「あーん、してるぞ此奴ら」
桜木「そうだな」
男「どうした? こっち見て」
佐藤「ねえ幼ちゃん」
幼馴染「なんだい?」
佐藤「俺の手作り玉子焼き美味しいから食べてみてよ。はい、あーん」
幼馴染「いや、結構だ」
佐藤「......」
桜木「うわー、断られてやんの。恥ずかしー」
佐藤「黙れ桜木」
桜木「しょうがないなー。"本当は嫌"だけど、かわいそうだから私が食べてあげるよ。しかも、あーんで」
佐藤「はは、冗談は顔だけにしてくれよ。お前なんかにあーんしたら箸が汚れるだろ」
桜木「殺すぞ」
佐藤「なんだ、素直になれよ。本当はめっちゃ俺の玉子焼き食べたいんだろ? しょうがないな、このコンビニもらったプラスチックのフォークあげるからそれで食べていいぞ」
桜木「冗談は顔だけにしてよ。佐藤の玉子焼きなんて食べたら腹下して午後の授業に出られなくなるでしょ」
佐藤「は?」
桜木「あ? 何だやるのか? この童貞やろうが」
佐藤「受けてやろうじゃねえかこのビッチが」
幼馴染「この二人って仲良いよね」
男「そうだな」
佐藤・桜木「「お前らが言うな」」
おしまい
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