[Fate] 禁忌を犯したマスターの物語 (21)

FGO×Apocrypho

注意

R15かも

主人公がイカレテル

アニメApocryphoを見ながら進行

更新 激遅

書き溜めなし

それでもいいのならどうぞ

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カルデア

ぐだ子「じゃあ、行ってくるね。マシュ」

マシュ「行ってらっしゃい。先輩」


レイシフト開始します



不夜キャス「すみません・・・」

ダヴィンチ「ん?不夜城のキャスターか、なんのようだい」

不夜キャス「実はマスターの部屋の隣にある部屋なのですが・・・」

ダヴィンチ「それがどうかしたのかい?」

不夜キャス「なぜ、至るところに傷があるのですか?」

ダヴィンチ「あ・・・。それはマスターに聞けば良いんじゃないのかな」

不夜キャス「聞きましたが話そうとはしませんでした。となると、ここに前からいるあなたが適任かと思いましたので」

ホームズ「それは私も気になっていた。・・・いや、訂正しよう、その部屋の男はどこに行ったのか気になっている」

ダヴィンチ「げっ。いつのまに・・・。・・・彼はバビロニアで消息不明になったよ」

ホームズ「そうか、あれほどの野心の塊がか・・・」

不夜キャス「二人ともわかっているのなら教えてくださいませんか?」

ダヴィンチ「ごめんごめん。・・・その部屋の持ち主は、藤丸立香。魔術師としての腕は最高だったけど」


「人間としては史上最悪最低の男だよ」



シュゥウッ・・・・ドォン!!


「うおっ!?」ドサッ!

「いてて。・・・・数百年前の時代では・・・なさそうだな」

「エミヤ、偵察」

自分の影から褐色肌を持つ男がでてくる

エミヤ・オルタ「了解した。マスター」

立香「・・・・さてと、おい起きてるか?・・・・いつも通り、反応なしか・・・まぁ、いい。パスは繋がってるみたいだし」

「・・・お前の力は俺が有効活用してやるから安心して眠ってな」

エミヤ・オルタ「マスター。周囲に人影はなかったが近くに小さい集落がある」

立香「そうか、じゃあ・・・・住民を皆殺しにして食料を奪うぞ!!」

エミヤ・オルタ「・・・・了解した」

立香「ジャンヌ!クーフーリン!出番だ。存分に暴れまくれ!!!」

シュゥン  シュゥン

クーフーリン・オルタ「了解した」

ジャンヌ・オルタ「ええ、存分に」

集落

うわぁああああ   きゃぁああああ


クーフーリン・オルタ「ふんっ」ブォン

男「ぎゃぁあああ!」

ジャンヌ・オルタ「吼え立てよ、我が憤怒」

ボォオオオオオッ!!!

女「きゃぁあああ。熱い、熱いぃぃいいいいいっ!!!」

エミヤ・オルタ「・・・・」ドキュン  ドキュン


男「なんなんだ。あいつらうぐっ!?、あれ・・・なんで撃たれて・・・」ドサッ


立香「スゲェスゲェ、いい惨劇だぜ!!」トンッ

「ん?」

子供「お兄ちゃん・・・・、お母さんを助けて!」

立香「お母さん・・・・」


パシィン!!

どうしてこんな事もできないの!

あなたはいい子ね~。それにくらべて・・・・

早くあのこ・・・


立香「・・・・」

子供「お兄ちゃ」

立香「黙れ・・・」 パチィン!

シュィン

立香「男ならお前一人でも生きられるだろ」



ゴォオオオッ

エミヤ・オルタ「マスター、こいつらで最後だ」

「ヒィイイイイ!!」 「神よ・・・・神よ・・・」 「どうかこの子だけ」 「助けてくれぇ!」

立香「おいおいおい、勘違いするなよ。別に俺らはそこまで悪魔じゃない。それにお前らは運がいい、なにせここにいる全員は助けてやる」

恐怖に追い詰められた人間達が俺を黙視する

立香「殺された奴は俺の仲間に勝てると錯覚していた愚か者達だけだ。だが・・・生き残りたいなら、契約だ」

「この時代で俺が助けを必要とした時に必ず駆けつけること。そして今、飢え死にしない程度に食料を残し、残りを俺たちにくれることだ」

「さぁ、どうする?」

「契約するよ!」 「俺もだ!」 「私も!」

立香「そうか・・・。ならば、賢明な判断をしたお前らに農作物、家畜を元に戻してやろう」

両手を前に突き出し、詠唱し呪文を唱えた

立香「holy earth」

唱え終わると火は消えていき、大地からは芽が出たと同時にぐんぐん成長し、実をつけ、逃げた家畜は何事もなかったように戻ってきた

安っぽくってすみません

それをふまえてみてくれるとありがたいです

「奇跡だ・・・」 「神よ、ありがとうございます」

パン!

手を叩いた瞬間、全員俺のほうに目をやった

立香「ほら、戻してやったんだ。早く食料を持ってこい」

住民達はあわてて自分達が住んでいたと思われる、焦げた家、焼かれた家に走って行き、食べられるものを急いで探し始めた


数分後


立香「これで全部か?」

「は、はいっ」

住民達がかき集めた食料は手押し車の荷台程度に収まった

立香「これだけあれば街に着くまでもつかな。そうだ、お前に聞くがこの近くに街はあるのか?」

「ええ・・・、目の前の森を抜ければトゥリファスという街があります」

立香「辿りつくのに何日かかる?」

「半日はかかるかと」

立香「わかった。食料、譲ってくれてありがとう。よいっしょ、と」ギイィッ

立香「あっ、そうだ。穀物や果物、ミルクを飲むときは神に祈ってから食すといいよ」

「?」

立香「じゃないと悪魔が体に入りやすくなってしまうからね。じゃっ!」グッ

勢いをつけた車に乗り、目の前の下り坂を一気に下っていく

ゴロゴロゴロゴロゴロッ!!!

「うおぉおおおおっ!」

「(*・ω・)ン?」

「ト、ト、ト、トマラネェエエエ!!!ダレカタスケテェ・・・・」


「そのまま、どこかぶつかって死ね、山賊」


立香「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!」

エミヤ・オルタ「マスター、あいつらは生き残ると思うか?」

立香「エミヤ!座ってないで少しは助けろ!いや、助けてください。お願いします」

エミや・オルタ「質問に答えたら考えてやる」

立香「たぶん、数十人の内、何人かは生き残ると思う」

エミヤ・オルタ「根拠は?」

立香「神を信じてるって奴はいないが純粋な人がいたからって!目の前に岩壁だ!早く止めてくれ!」

エミヤ・オルタ「ハァ・・・森への道は?」

立香「たぶん、右だ!」

エミヤ・オルタ「了解した。失敗しても恨むなよ。マスター」

立香「いや恨む、王と共に恨む」

エミヤ・オルタ「知らんな。元々はお前が招いた事態だ。自業自得だと」カチャッ

「思うがね」バシュン

クルルルルッ ビイィン!

アーチャーが放った即席ワイヤーは木の幹に巻きつかれ、車は向きを変えていき、右の道へ入っていった

立香「・・・流石」

エミヤ・オルタ「お褒め頂き光栄だ。マスター」

カルデア


不夜キャス「しかし、そのような人物がなぜ人理復元をマスターと共に行っていたのですか?」

ダヴィンチ「人理復元を手伝っていたのは、自らの理想を叶えられるサーヴァントを探すためだけにしていただけさ」

不夜キャス「自らの理想・・・?」

ダヴィンチ「ああ、そうだ。悪が正義に勝つというシンプルな理想を体現できる英霊を彼は欲していた」

「それらは簡単に見つかった。ファーストレイシフト時に冬木の聖杯を守っていたセイバー」

「竜の魔女として存在した聖女、聖杯により出現した騎士王、力による支配を行った光の獅子、鬼を嫌うが鬼の血を持つ武士」

「などといった本来のあり方とは違う英霊に目をつけた。それらの英霊達は彼の下に集まるのはそう遅くはなかった」

「そしてバビロニアで元凶と決着をつける直前で裏切り、激闘のすえ深手を負ったまま撤退した」

「回収しようとしたけど何故か、強制レイシフトが発動せず、そのまま時空の歪みと共に消息が途絶えた」

不夜キャス「その彼を・・・探したりはしないのですか?」

ダヴィンチ「探さない。彼はもう死んだ事にしたし、なにより探しだしたりしても徳にはならないしね」

立香「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」ゴロゴロゴロッ

邪ンヌ「・・・」

クーオル「ドロー4」

ヘシアン「(ドロー4)」

オルタ「・・・」

邪ンヌ「・・・・」

オルタ「・・・」フッ・・・

邪ンヌ「!」ニヤッ

オルタ「残念だったな。ドロー2だ」

邪ンヌ「なんですって!?」

クーオル「ドロー系持ってねぇなら早く10枚引け」

邪ンヌ「ふんっ。たかが10枚ごときで決まるとは思わないことね」

クーオル「そうか、じゃあ、またドロー4」

邪ンヌ「!」

ヘシアン「(ドロー4)」

邪ンヌ「!!」

オルタ「ドロー2」

邪ンヌ「!!!」

クーオル「手札にドロー系はないな。ならまた10枚引け」

邪ンヌ「ウゾヨ゛ドンドコドーン!」

立香「お前ら!呑気にUNOやってんじゃねぇよ!っていうかヘシアン」

ヘシアン「(なに?)」

立香「ロボをだして、これ引っ張らせれば俺は楽になるのになんであいつは出てこないんだ?!」

ヘシアン「(面倒だからだって)」

立香「ふざけやがって・・・・疲れた、クーフーリン後は頼んだZ」

クーオル「断る」

立香「令呪を持って命ずるクーフーリンよ。街にたどり着くまで荷車を引っ張れ」

クーオル「なんだと?!」

立香「がんばってね~」

クーオル「こいつ・・・いつか絶対殺してやる」



立香「5カード。はい、俺の逆転勝利!」

邪ンヌ「デザートのオレンジが・・・」

オルタ「いや、今の勝負は無効だ」

立香「アルトリア、いくら全部取られたからってそれは」

オルタ「なら袖の中を見させてもらおうか」

立香「いやだ・・・って言ったら」

オルタ「お前の首は道端においていく」

立香「俺、お前らのマスターなんだけど・・・。はい、どうぞ」

オルタ「・・・・ない」

邪ンヌ「そうではなさそうよ」ピッ

立香「あっ!?」

邪ンヌ「襟に5のカードが2枚とジョーカー。ってことはシャッフルした時にもイカサマやってたわね」

立香「ばれた・・・か?」

邪ンヌ「ん?ああ、なにか」

オルタ「来てるな」

立香「クーフーリン、戦闘は・・・・」

クーフーリン「・・・・」ギロッ

立香「できそうにないよね・・・」

ドォン・・・ドォン・・・

立香「・・・ちょっと遠いけどゴーレムもいるな。で、近くにいるのはなんだ?」

オルタ「おそらく、ホムンクルスだろう」

立香「エミヤ、近くに集落は」

エミヤ・オルタ「ない」

立香「そっかー、じゃあ、アルトリアはゴーレムをメインに倒して」

オルタ「了解した」

立香「ヘシアンはホムンクルスを、ロボのストレス解消にもなるしね」

ヘシアン「(頷く)」

立香「ロボー。人間もどきが来たから出てきて、暴れて良いよー」

シュウンッ

ロボ「アォオオオオオンッ!!!!」

ヘシアン「(よっこいしょ)」

立香「ジャンヌは・・・」

邪ンヌ「・・・」

立香「なにもしなくていいや」

邪ンヌ「ちょっ?!」



ホムンクルス「サーヴァン」ザシュ ゴトッ・・・

ロボ「ウォオオオオン!!!」

雄たけびを上げながら、獣は次なる獲物を噛み砕き、切断していく



オルタ「・・・・」

目を閉じ、精神を落ち着かせているオルタにゴーレムが一斉に襲い掛かるが

バシュン!

ゴーレム「」ぼろぼろ

一瞬の閃光と共に全てがバラバラに砕け散る



立香「うわー。本当、容赦ねぇな、あいつら。もう少し戦いを楽しもうとは思わないのか」

邪ンヌ「面倒だから早く切り上げようとしてるんでしょ。まぁ、あの犬は違うでしょうけど」

立香「・・・・それにしても、気づいてるか。ジャンヌ」

邪ンヌ「ええ。この最悪な感じ、間違いないでしょうね」

立香「ルーラー、ジャンヌ・ダルクがこの世界のどこかにいる」

邪ンヌ「あーあ。会いたくない自分に会える可能性があるなんて、最悪です」

立香「じゃあ、どうする。もし、あいつにあったら倒すか?見逃すか?」

邪ンヌ「もちろん倒すに決まっています」

立香「まぁ、そうだよね。俺も、あいつにはそろそろ消えて欲しいと以前から思っていたところだし」

立香「戦うときはちゃんと言ってくれよ。お前と本物の決着、必ず立ち会うからさ」

邪ンヌ「嫌です。めんどくさい」

立香「ひでぇ!立ち会うぐらいいいだろ?!」

邪ンヌ「以前、立ち会ったらどうなったか、忘れたんですか?!どこかに行ったと思えば!巨大猪つれて逃げてくるとかふざけてますよね!」

立香「お前が「邪魔だからどっかいってなさい!」って言ったからそうした結果がそうなったんだろうが!」

邪ンヌ「(うざい)じゃあ、今すぐここであなたと決着でもつけます?!」

立香「望むところだ!どちらが上か、決着つけたらぁ!」

エミヤ・オルタ「(また、始まったか、痴話喧嘩。毎回毎回、あきないものだな)」

因みにアポの時代設定は2000年代な。
当然インフラは確立されてる。
2chの開設が1999年だから一般的にネットも広まってる。
近くの町まで半日かかるって書いてあるが、徒歩で半日ならほんの50㎞程度。
車で数時間程度だから「辺境だからインフラ整備が遅れてる」ってのも有り得ない。

その状況で手押し車に食糧乗せてくってのは、判断能力がなさすぎる。
前後の会話からして思考能力や観察力が枯渇してるとしか思えん。
必然的それに従ってる鯖も「馬鹿が馬鹿に従ってる」としか見えないから戦闘で格好つけても全く面白みが無い。

主人公が去った後の集落かどうなるか例を挙げとくね。


1 備え付けの電話で警察に通報(特に通報するなとは言われてないので)
2 怪我人連れて車でトゥリファスへ、片道2時間程度
3 怪我人を医師に見せて警察で再度事情話して場合によっては軽く食事
4 警察と共に集落へ戻り現場検証(場合によっては魔術協会の介入有り)


この段階になってもまだ主人公はまだトゥリファスに到着してません。
何故かというと半日歩けば町について食事出来るにも関わらず、わざわざ手押し車一杯の食糧持って移動してるからです。
町に入ると目立つから、町の外に拠点を作るためにそんな事をしてるのでしょうか?
それならそもそも集落を襲って生存者を残すのはおかしいですね。

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