こずえ「こずえはねー…しょうらいまおうさまになるのー…」

こずえ「だからみんなにいたずらしてー…わるいこになるのー…」

こずえ「わるいこになってー…まおうさまのだいいっぽだよー…」

こずえ「まずどうしよー…」

こずえ「ゆめー…」

由愛「あ、こずえちゃん…」

こずえ「おえかきしてるのー…？」

由愛「うん、…あ、恥ずかしいからみちゃダメだよ…？」

こずえ「みちゃだめなのー…？」

由愛「うん…」

こずえ「じゃあみるー…みせろー…」

由愛「あ、や、恥ずかしいからダメだって…！」

こずえ「ずいーずいー…わー…」

由愛「ひゃ、お膝の上…？」

こずえ「おえかきのじゃまー…いたずらするのぉー…」

こずえ「…んー…？　これー…こずえとゆめー…？」

由愛「えへへ…かわいく描けてるかな…？」

こずえ「かわいいー…ふわふわしてるー…」

由愛「ふわふわー？」

こずえ「ふわふわぁー…」

由愛「こずえちゃんの髪もふわふわだね…」

こずえ「ふわふわー…？」

由愛「うん…ふわふわでもふもふだよ」なでなで

こずえ「わー…きもちいいー…もっとなでてー…なでろー…」

由愛「なでなでー♪　なでなでー♪」

こずえ「ふわぁ…♪」

こずえ「なでなでうれしかったー…」

こずえ「いたずらできなかったけどー…まあいっかー…」

こずえ「つぎはちゃんといたずらするよー…」

アヤ「…」

こずえ「…」のっぺり

アヤ「…」

こずえ「…」ぐてーん

アヤ「なあ、こずえ…」

こずえ「…」

アヤ「なんで床で寝てるんだ…？」

こずえ「こずえじゃないよー…おにんぎょうさんだよー…」

アヤ「はぁ…？」

こずえ「おにんぎょうさんだよー…うごけないよー…」

アヤ「でも喋れるのか…」

こずえ「てれぱしーだもんー…」

アヤ「テレパシーなのかよ…」

アヤ「んで、結局これはなんなんだ…？」

こずえ「びっくりしたー…？」

アヤ「いや…わりといつものこずえだったぞ…？」

こずえ「えー…こずえいつもお人形みたいなのー…？」

アヤ「なんかいつもそんな感じで寝てる感じがするぞ…」

こずえ「そうなのー…そうかもー…いらずらしっぱいー…？」

アヤ「いたずらと言うよりドッキリだよな、失敗したけど」

こずえ「どっきりだいしっぱいー…たいさんー…」むくり

アヤ「どっか行った…」

こずえ「いたずらしてたらどっきりになってたのー…」

こずえ「つぎはちゃんといらずらするよー…」

こずえ「♪」仮眠室から持ってきたシーツかぶってちょこちょこ動く

マキノ「あら？」

マキノ（何かしら…）

こずえ「あー…まきのー…？」

マキノ「こずえさん…？　どうしたの、その布？」

こずえ「ちがうよー…おばけだよー…」

マキノ「ええ…？」

こずえ「おばけだもんー…ゆらゆらー……おばけってなく鳴くのー…？」

マキノ「自分がおばけなのにわからないの…」

こずえ「まきのなんでもしってるんでしょー…？　おしえてー…」

マキノ「幽霊に関してのデータは無いのよ…」

こずえ「そうなんだー…ざんねんー…」

マキノ「ところでこずえさんは何をしてるのかしら？」

こずえ「んー…こずえじゃないよー…おばけだよー…」

こずえ「おばけはねー…いたずらしにきたんだよー…」

マキノ「先に言っちゃうのね…」

こずえ「いたずらするよー…」

こずえ「わー…」マキノの足の周りぐるぐる

マキノ「…」

こずえ「ぐるぐるー…」

マキノ「…」

こずえ「ぐるぐるー…」

マキノ（この謎のかわいさは何かしら？）

こずえ「ぐるぐるー………めがまわってきたのー……う……」

マキノ「こずえさん！？」

こずえ「またいたずらしっぱいしたのー…」

こずえ「こんどこそー…ちゃんといらずらするよー…」

ｶﾞﾁｬ

ほたる「こんにちは…」

こずえ「…！」

ほたる「あれ…？　こずえちゃん一人…？」

こずえ「ほたるー…ほたるー…」

ほたる「はい…なんですか…？」

こずえ「うえきばちー…くらえー…！」植木鉢投げる

ほたる「え、え？　きゃっ…」ぽす

ほたる「…あれ？」

ほたる「痛くないし割れてない…？」

こずえ「ぬいぐるみもんー…」

ほたる「ぬいぐるみ…？」

こずえ「つくってもらったのー…」

ほたる「ええ…」

こずえ「でねー…ほたるにいたずらー…えへへー…」

ほたる「それでこのぬいぐるみを…」

こずえ「うんー…このぬいぐるみあげるー…」

ほたる「あ、ありがとう…？」

ほたる「これいたずらなのかな…」

こずえ「…あー…」

こずえ「またいたずらしっぱいしたよー…」

こずえ「つぎはほんきをだすよー…さいごですごいのするー…」

こずえ「ここのかげにかくれてー…とおったひとをおどろかすのー…」

こずえ「こずえー…とってもわるいことしてるきがするー…」

こずえ「だれがくるかなー…」

-

ｺﾂｺﾂ

こずえ「だれかきたのー…」

こずえ「こずえのほんきみせるー…！」

こずえ「わー…おどろけー…」ばっ

時子「…あ？」

法子「わーこずえちゃん！」

こずえ「おどろけー……」

時子「ハァ…何？　なんかの企画かしら？」

法子「こずえちゃんドーナツ食べる？」

こずえ「たべるー…あまあまー…」

時子「相手が相手で躾けにくいわね…どうしてやろうかしら？」

法子「ドーナツおいしい？」

こずえ「とってもおいしいよー…あまあまあだいすきー…」

法子「あたしも大好き！」

時子「ちょっと私をおいてそっちで何やってるの？」

法子「ドーナツの布教だよ？」

時子「ハァ…？」

こずえ「どーなつおいしいー…ときこもたべてー…たべろー…」

時子「様をつけろ…やっぱいいわ、アンタと法子がくっついたら調子が狂いすぎるわ…」

法子「時子さんもドーナツ食べる？」

時子「さっき食べたじゃない…」

こずえ「こずえもっとたべたいー…」

法子「もっと食べたいの！？　はい！あげる！」

こずえ「ありがとー…」はむはむ

こずえ「どーなつおいしいー…ときこもたべてー…たべろー…」

時子「様をつけろ…やっぱいいわ、アンタと法子がくっついたら調子が狂いすぎるわ…」

法子「時子さんもドーナツ食べる？」

時子「さっき食べたじゃない…」

こずえ「こずえもっとたべたいー…」

法子「もっと食べたいの！？　はい！あげる！」

こずえ「ありがとー…」はむはむ

時子「なんかすごい疲れるわ…先に言ってるわね」

法子「あー時子さん待ってー！」

こずえ「ばいばいー…」

こずえ「どーなつあまあまでおいしかったー…」

こずえ「いたずらはー…しっぱいしちゃったけどー…」

こずえ「こずえー…まおうさまのそしつないのかなー…？」

こずえ「んー……とりあえずふわふわがんばるよー…」

こずえ「いたずらいがいでー…」