光「知っているのか、P!!?」グワッ
モバP「あぁ……!気を付けろ、あれを生身で食らえばひとたまりもないぞ!!」ドンッ
クラリス「肌に感じますわ……骨の髄さえ焼き焦がす、禍々しい程に眩い浄光の兆しを……!」タラッ
真奈美「くくっ、面白い……この私がこれほど震えたのはいつぶりかな……!」グッ
きらり「うきゃ……戦闘力がどんどんあがってるにょわ……だけどきらりのきらりんパワーは 5 3 万 だにぃ。
勿論全力で戦うことはないから安心するのー☆」ゴワッ!!
モバP「へっ……頼もしいじゃねえか……!けけけっ、さぁどうするよこずえちゃんよぉ!?格って奴を教えてやろうかぁ!?」ペロッ
真奈美「ふっ……こずえ君。君はよくやったよ。だがそれまでだ……勝ったのは我々だ!!」
クラリス「我等が畏敬する邪神の加護があらんことを……こずえ様、それでも尚、挑むのですか、我々に?」
光「……さぁこいこずえ!! 出来るものなら、その正義をあたしたちに示してみろ!!」
こずえ「……」
智絵里「……何をやっているんですか?」
モバP「ぃやっ、ぁのっ」
智絵里「何 を や っ て い る ん で す か ?」
こずえ「……」グスッ
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こずえ「おねーちゃん……」グスグス
まゆ「……心は痛まなかったんですかぁ?大勢で、こんな幼気な女の子を囲んでぇ? 何をしていたんですかねぇ、Pさん?」
モバP「違う、俺たちはただ」
ビュンッ
智絵里「……言い訳無用、です。イジメ……許せません……!!」
モバP「ちちちちちちがががが」タラァ
麗奈「南条……あんた……」
光「ち、違うんだ麗奈!!あたしたちはただこずえと仲良くなりたかった、それだけだったんだ!!信じてくれ!!」
麗奈「……それが、これ?怖がらせて泣かせただけじゃない」
光「そ、そんなつもりは無かったんだ……本当に微塵も……!」
麗奈「だとしたら……あんたはヒーローどころか根っからの極悪党ね……ひくわぁ」
光「」
聖「……」
クラリス「……」ダラダラ
聖「……」
クラリス「……あ、あの、聖……あのですねこれは……」モジモジ
聖「……許しを乞えると思わない方が良い……」
クラリス「ま、待ってください――」
聖「さよなら」
クラリス「」
杏「……いつかはやると思ってたよ」
きらり「ぅ……」
杏「だからさ、加減しろって言ってたよね?」
きらり「ぅん……」グスッ
杏「きらりはさ……今怒られて、責められて泣いてるよね?」
きらり「はぃ……」ポロポロ
杏「じゃぁさ……こずえは何をしたの?なんでこずえは泣かされたの?……そこ考えてから泣こうよ」
きらり「ごっ、ごめんなさい……」ゴシゴシ
杏「そんなの杏に言ったって仕方ないよね?こずえに言いなよ」
きらり「うん……ごめんなさい……ごめんなさいこずえちゃん……」エグエグ
こずえ「……いいよー……」
きらり「!? こ、こずえちゃん……!」
こずえ「おねーちゃん……こずえとなかよしにー……なりたかったのー……?」
きらり「う、うん!そ、そうなんだ、にぃ……で、でも、ごめんなさい……きらり……こずえちゃんに……酷い事、しちゃった……
ごめんなさい……ごめんなさい……」
こずえ「いいよー……こずえ、許すのー……だってこずえとおねえちゃん……おともだちだからー……」ナデナデ
きらり「……――うきゃあああこずえちゃあああああああああああああん★」ダキッ
杏「ってこら。言った傍からこれか。杏まで巻き添えか。たく……」
こずえ「えへへー……みんなー……なかよし、なのー……」
杏「……はぁ」ポリポリ
あい「人として恥ずかしくないんですか?」
早苗「何を考えてあんなことしちゃったの?ストレス?」
清良「最早精神病の一種ですね」
拓海「普段あれだけ偉そうにしてこれか。失望したよ」
友紀「ケツバットする?ん??」
唯「うっわ……」
瑞樹「わかるわ、こずえちゃんの心の痛みが……」
留美「はぁ……」
未央「あははー……いや、笑えませんわ」
卯月「ははっ……こずえちゃん可哀想」
藍子「こずえちゃん……怖かったでしょうね……」
のあ「悪戯にしては……笑えないわね……」
みく「そういうのはのあチャンの役目だと思ってたにゃぁ……」
のあ「みく、屋上へ行きましょう……久しぶりに……キレたわ……」
アーニャ「ダー……みくの言うとおりです」
のあ「ちょっと」
裕美「裏切られた気分です……」
泰葉「……信じてたのに」
清美「信頼していた私達が馬鹿でした」
珠美「珠美ならこの先恥を晒して生きてはいけませんね……切腹します」
あやめ「切腹ですね」
仁美「切腹だね」
まゆ「此処に丁度良い刃物がありますよぉ♪」
凛「良いねそれ使おう」
真奈美「……正論だ。反省はしている。罪も償うつもりだ。だが、幾らなんでも皆私に集中し過ぎじゃないか!?半分くらいP君のところ
に行ったらどうだ!?」
礼子「毒虫が何か言っているわよ」
志乃「無視よ無視。お酒がまずくなるわ」
楓「問題です。虫が出ました。どうしますか?」
礼「えっ?ええと……無視する?」
楓「残念。潰します」
礼「今それなんの意味があるの!?」
楓「……ふふっ」
拓海「けじめっていうのはどの社会でもあるもんだよな?なぁ?」
早苗「そうよねぇ……それだけの事をこずえちゃんにしたんだから当然罰を受けないとねぇ?」
あい「ちょっと頭高すぎませんか?」
真奈美「(……耐えろ……悪いのは私だ……解かってる……自分でもどうかしていた……本来なら止める立場であるはずがどうしても未だ打ち解けられていなかったこずえ君と
仲良くなるチャンスだとP君の甘言に乗ってしまった自分の愚かさが何よりもの悪だ。彼女を可愛がる者たちに責められても私には反抗する権利などない……しかしあいは後でしばく……
とにかく……誠意さえ伝えればこずえ君は許してくれるんだ……そしたら私も晴れてきらり君のようにこずえ君と仲良しなんだ……
耐えろ、木場真奈美……!今は忍耐の時なのだから……!!)」
バターン
愛海「おはようございまーす! うひひ皆今日も――ってあれ、何この重苦しい空気……?」
美羽「愛海ちゃん、実はね……」
愛海「ふむふむ……」
愛海「うわ木場さん最低」
真奈美「」
智絵里「……反省、しましたか?」
モバP「はい……もう二度とあのような事は致しません……金輪際こずえ様には近づかないのでどうか寛大なるご容赦を……」
ヒュンッ
モバP「ひゃっ……!」
智絵里「……そんなことをしたら、もっとこずえちゃん……悲しみます……」
モバP「じゃ、じゃぁ俺はどうしたら……!」
智絵里「もういじめたりしない……それだけで、良いんです」
モバP「……そんなつもりは、本当に無かったんだ……ただこずえと仲良くなりたかった……光も、クラリスも、きらりも、木場さんも……
皆、それだけだったんだ……」
智絵里「……知ってます。……でも、あれはもう、駄目です」
モバP「あぁ……もう二度と、やらないよ」
智絵里「……」ニコッ
ギュゥッ
響子「一緒に謝りましょう……きっとこずえちゃん、許してくれますから!」
智絵里「……!?」
ドンッ
ゆかり「傍で支えてあげます……貴方なら、出来ますよ♪」
智絵里「……!!」
ドンッ
まゆ「うふっ♪ Pさん……あったかぁい♪」
智絵里「…!!」
ドンッ
凛「さぁ残していこうか……私達の結晶……!」
智絵里「!!」
ヒュゴゥッ
こずえ「……ぷろでゅーさー……」
モバP「こずえ……!」
智絵里「はぁ……はぁ……邪魔」
まゆ「」コクコク
響子「」コクコク
ゆかり「」コクコク
凛「」コクコク
こずえ「……こずえ……こわかったのー……」
モバP「あぁ……ごめんな、怖がらせて……本当に、ごめん!」
こずえ「……でもねー……ぷろでゅーさーと……おねーちゃん達……こずえにいじわるしてたんじゃー、なかったんだねー」
モバP「そ、そんなことしない、絶対にしない!!ただ俺たちもどうしたら良いか解からなくてそれで……!本当は、こずえが笑ってくれると思ったんだ!
それで……仲良くなれると思っただけで……」ポロポロ
こずえ「……こずえねー……みーんなー……だいすきだよー……?おねーちゃんたちもー、ぷろでゅーさーも、あとちっひもー……」
モバP「ありがとう……こずえ……」
こずえ「……えへへー」
ニコッ
こずえの ≪ぴかぴか えがお≫
モバP「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
真奈美「!?」
真奈美「なんだ……一体何が起きたんだ……!?」
愛海「こりゃぁ揉まれて償うしかないね、うん」
拓海「それはねえよ」
早苗「それはないわ」
あい「それはないな」
愛海「あれー?」
こずえ「……おねーちゃん……」
真奈美「なっ、こずえ君!? さっきまであそこにいたはずじゃ……いつの間に……!?」
こずえ「えへへー……だいすきだよー」ニコッ
こずえの ≪ぴかぴか えがお≫
真奈美「うっ――ぐああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
愛海「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
美嘉「エクスタシいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい★ミ」
光「悲鳴!? 一体なんだ!?」
麗奈「うわっ!? たたっ……ちょっといきなり頭上げないでよ、このレイナサマが踏んで上げてたのに!!」
こずえ「だいすきなのー……」ニコッ
≪ぴかぴか えがお≫
光「えっ――そ、そうか!?あたしも――あたしもこずえが大好きだぞ!!」
こずえ「えへへー……」ニコニコ
光「はっ――どうだ、見たかレイナ!?これが、これこそが、あたしが信じるヒーローの力だ!!
ってレイナ、レイナ!?」
麗奈「」
光「レイナああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「一体何が……」
ある者は倒れ、またある者は何が起きたのか気づきさえもしない……しかしそれは間違いなく……!
「えへへー……」
彼女が中心に居た。
「……目を背けては駄目。裁きの時が来た」
「聖……」
彼女はその後、何も言わなかった。無言の質問の返事は、間もなく本人からあるのだから。
「……悪戯が、過ぎたということなのですね……でもこれが赦しだと言うのなら……お受けいたします。
我等が父よ、どうか愚かな子を……救いたまえ……!!」
≪ぴかぴか えがお≫
……何も起こらない? つ、つまり私は……!
「だいすきだよー……」
「えぇ……えぇ!!私も、大好きでございます!!」
「えへへー……」
「聖……やりましたわ!!」
「……」コクッ
歓喜に打ち震え、こずえ様と抱き合い、聖も誘おうと手を伸ばすと、彼女は頷いて一言、こう言った。
「目を瞑るのは卑怯」
エロイムエッサイム、我は求め訴えたり
END
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