遊戯「カードでもダンジョンダイスモンスターズだ!」 (33)

御伽龍児「インダストリアル・イリュージョン社と提携したことで、決闘者にもダンジョンダイスモンスターズが知られるようになってね」

御伽「さらなるプレイヤー獲得のために、カード上で手軽にDDMがプレイできる、スペシャルルールを作ることになったのさ」

城之内「へぇー」

本田「元々のやつは結構な長期戦になるもんな」

御伽「それが、ダンジョンダイスモンスターズ・スピードカードバトルさ!」

御伽「遊戯君、これで君に再び挑戦するよ」

闇遊戯「いいぜ、受けて立つ!」

『ダンジョンダイスモンスターズ・スピードカードバトル』


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1499384369

御伽「ルールを説明しながらやってみようか」

みんな「!?」

御伽「ん、どうかしたかい?」

闇遊戯「いや・・・」

みんな「(説明してくれるんだ・・・)」

御伽「まず。プレイヤーが使うのは、デュエルモンスターズのカード20枚のみだ」

闇遊戯「ダイスは使わないのか?」

御伽「ああ。デュエルモンスターズのプレイヤーに、デュエルモンスターズのカードだけでプレイしてもらうのが目的だからね」

杏子「デッキって、たった20枚でいいの?」

御伽「最近、デュエルモンスターズの新ルールでスピードルールっていうのができたろ?」

杏子「?」

城之内「それなら知ってるぜ。デッキ20枚に、3体のモンスターで戦うルールだったよな」

御伽「そうだ。あれも、デュエルのプレイ難度を下げるためにIイリュージョン社とKC社が共同で開発したルールでね」

御伽「どうやらペガサスは、ゲーム全般におけるプレイ時間の短縮を図っているようなんだ」

本田「時代の流れだな」

杏子「現代人は忙しいからね」

御伽「僕のところにも、そういうデザインにしてくれと要望があってね」

御伽「だから今回は、'簡単にプレイできる'をコンセプトに調整したんだ」

以下、基本ルール説明は『●』付近だけ読んでもOK!

御伽「デッキは20枚。モンスターが10枚の魔法・罠が10枚だ」

御伽「このゲームでは、バトルを行うモンスターと、能力を秘めた紋章:【クレスト】を使用する」

御伽「ゲームに使うカードとクレストの数・種類は以下の通りだ」


●みんなも集めてやってみよう!

一人分:デッキ20枚。(効果などは使用しないので好きなカードを入れよう!)

モンスターカード10枚:【モンスター召喚/攻撃クレスト】(召喚か攻撃に使用する)・配分は下記

速攻魔法カード3枚:【進行クレスト】(速攻・防御に使用する)

フィールド魔法カード3枚:【防御クレスト】(防御の要)

通常魔法カード3枚:【魔法クレスト】(魔法攻撃に使用する)・レアカード1枚

通常罠カード1枚:【罠クレスト】(最大の破壊力)


城之内「ん?」

闇遊戯「モンスター召喚と攻撃クレストは共にモンスターカードなのか」

御伽「ああ。少ないカード数でモンスターとクレストを増やすための苦肉の策さ」

御伽「それからモンスターにはカードに印された星があるが、DDMではその星を独自の召喚Lvへと再編している」


星1・2:召喚Lv1/ATK100(デッキ内に4体・レアカード2枚)

星3・4:召喚Lv2/ATK200(デッキ内に3体・レアカード1枚)

星5・6:召喚Lv3/ATK300(デッキ内に2体・レアカード1枚)

星7以上:召喚Lv4/ATK400(デッキ内に1体のみ)


本田「弱いのが多くて、強いのが少ないんだな」

御伽「そうだ。どのLvも、手札に引くことだけが召喚条件だ。それから」

御伽「このゲームでは、カードごとの特殊な能力や、本来の効果等は一切使用しない。参照するのは星とアイコンだけだ」

御伽「好きなカードや余り物のカード、何でも自由に使ってくれよ」

>闇遊戯「ダイスは使わないのか?」

御伽「ああ。デュエルモンスターズのプレイヤーに、デュエルモンスターズのカードだけでプレイしてもらうのが目的だからね」


ダイス使わないでダンジョンダイス……?

御伽「ゲームは、●『メインフェイズ』で互いにモンスター3体を召喚し、『バトルフェイズ』で敵を全滅させると勝利となる。プレイ時間は数分程度だ」

御伽「それじゃスタートだ。デッキをシャッフルしたら、先攻後攻を決める」

闇遊戯「説明がある、お前が先攻でいいぜ」

御伽「そうするよ。因みに、このゲームは先攻絶対有利だ」

闇遊戯「・・・」


御伽「●先攻プレイヤーから交互に、デッキからカードを3枚オープンする。掛け声はもちろんこれだ!」

御伽「ダイスロール!!」

城之内「ダイス関係ねーだろ」

御伽「伝統は守らないと。引いたカードは・・・」

御伽「【召喚】【魔法】【召喚】!」


御伽「【召喚】、つまりモンスターカードが2つある。●ダイスロールでモンスターを2枚揃えたら召喚成功」

御伽「どちらか1枚を、フィールドに召喚するんだ」

御伽「モンスターを召喚したら、残りの手札を処理する。●クレストは、クレストプール(その辺)に保留する」

御伽「そして召喚しなかった方のモンスターは」


御伽「次の召喚のため手札に残しておくか」

闇遊戯「【攻撃】としてクレストプールに保留できる」


闇遊戯「そうだな?」

御伽「さすが、理解が速いね」


御伽「僕は『コダロスLv2』を召喚だ!」

御伽「左側のゾーンに、ディメンションダイス!」

御伽「モンスターゾーンは3つ。好きな所に召喚できるが、いくつかルールがある」

御伽「●左右のゾーンには縦向きで召喚、真ん中のゾーンには横向きで召喚するんだ」

闇遊戯軍
『????』『????』『????』

『↑コ名ス』『????』『????』
御伽軍

御伽「さ、遊戯君。君のターンだ」

闇遊戯「いくぜ、ダイスロール!」

杏子「【召喚】【進行】【召喚】!やったわ、召喚成功ね」

闇遊戯「だが、『緑光の宣告者』に『八汰烏』。どっちも召喚Lvは1、『コダロスLv2』には敵わないな」

御伽「弱いモンスターは、とりあえず敵モンスターとずらして召喚しておくといいよ。それから」

御伽「デッキ内のカードには、ノーマルカードとレアカードが入っている。これがそうだ」

本田「『緑光の宣告者』。字が光っているレアカードだな」

城之内「それが何だ?」

御伽「●レアカードはバトルにおいてクレストとして使用する際、2枚分の効力を発揮する。ダイス版にも×2の紋章があっただろう?」

闇遊戯「ああ、覚えているぜ」

御伽「なるべくクレストプールへ流した方が得策だろうね」

闇遊戯「ん、ならば中央のモンスターゾーンに召喚、ディメンションダイス!」

闇遊戯「『八汰烏Lv1』!」

闇遊戯軍
『????』『八汰烏→』『????』

『↑コ名ス』『????』『????』
御伽軍

御伽「さて、僕のターンだが。僕の手札には前のターンで引いて保留してある【召喚】が既に1枚ある」

御伽「2ターン目以降は、●保留分のモンスターを含め、手札が3枚になるようにオープンするんだ。ダイスロール!」

御伽「【召喚】【魔法】【防御】、召喚失敗だな。クレストをプールへ」

御伽「このとき、気が変わったら保留していたモンスターもプールへ送れる。ほぼないが、念のため言っておくよ」

闇遊戯「俺のターン、ダイスロール!【召喚】【防御】【召喚】!」

御伽「ダイス版と違い、モンスターを召喚する際に手札の召喚Lvを揃える必要はないよ」

杏子「遊戯のモンスターは、星4に星5。召喚Lvは2と3ね」

城之内「そりゃ、Lv4は1体しか入ってないんだから当たり前だぜ」

闇遊戯「うん。『霊水鳥シレーヌ・オルカLv3』を右のゾーンに召喚、ディメンションダイス!」

御伽「ダイスロール!【召喚】【召喚】【召喚】!!」

御伽「来た、トリプルクレストだ!」

闇遊戯「トリプルクレスト・・・!」

御伽「●【召喚】を3つ揃えた場合、召喚するモンスターのLv/ATKを1ランクUPできるんだ」

城之内「じゃあ、デッキ内ではLv4が最高だけど、召喚Lvは最大5ってことか」

御伽「そういうことさ。ま、よっぽどの運がないとLv5は無理だろうけどね」

御伽「それから●トリプルクレストで1体を召喚したら、残り2体の内必ず1体以上、クレストプールへ流さなければならないよ」

本田「何でだ?」

杏子「召喚しなかった2枚を残したら、次のターン必ずモンスターを召喚できるんじゃない?」

御伽「それじゃ、ダイスロールの楽しみがないだろう?」

杏子「・!。ああ、そういうことね」

城之内「たまには良いこと言うじゃねえか」

御伽「・・・、『魔法剣士トランスLv3→4』を、右ゾーンに召喚、ディメンションダイス!」

闇遊戯「ダイスロール!【召喚】【進行】【魔法】」

闇遊戯「召喚失敗か!」

御伽「よし、ダイスロール!【召喚】【召喚】【防御】!!」

御伽「『水精鱗アビスパイクLv2』を・・・」

闇遊戯「?」

御伽「中央ゾーンへ召喚、ディメンションダイス!」

城之内 「これで、御伽のフィールドに3体のモンスターが揃っちまった!」

杏子「遊戯のモンスターはまだ2体よ!」

本田「次のダイスロールで遊戯が召喚に成功しなかったらどうなるんだ?」

御伽「先攻の陣が先に完成したら、直後の後攻のダイスロールは通常通り行う。ま、当たり前だね」

御伽「●一方のみが3体揃えた場合、他方が揃うまで両者1セットでダイスロールを続ける」

御伽「けどその場合、未完成側にはペナルティーがある」

御伽「未完成側はオープンしたカードをクレストプールへ送ることはできず、全てデッキの下に戻すんだ」

御伽「一方、完成側は全てクレストプールへ送ることとなる」

闇遊戯「つまり、陣の完成に失敗すると、その次のターンからクレスト数に大きな差をつけられるってことだな」

御伽「そういうことさ。さ、最後のモンスターを召喚するんだ」

闇遊戯「いくぜ、ダイスロール!!」

闇遊戯「【召喚】【召喚】【召喚】!トリプルクレスト!!」

闇遊戯「『ゴブリン突撃部隊Lv2→3』を左ゾーンへ召喚、ディメンションダイス!!」

城之内「よっし!これで差はつけられねぇぜ!」

御伽「最後のダイスロール時、残りの手札は全てクレストプールへ送る。残す意味はないからね」


御伽「これで両者の陣が完成した!遊戯君、フィールドを見るんだ」

闇遊戯「これは・・・?」

闇遊戯軍
『↓霊水鳥』『八汰烏→』『ゴブ突↓』

『↑コ名ス』『水精鱗→』『魔法剣↑』
御伽軍

闇遊戯「6体のモンスターがドーナツ状に並んでいる・・・!」
(実際に並べてみよう!自陣カードはくっつけて下側で揃えると分かりやすいぞ!)

御伽「そう、左右のモンスターは互いに縦向きに相手と接し、中央モンスターは左右の自軍を繋いでいるだろう?」

御伽「このゲームはあくまでもダンジョンダイスモンスターズを再現したものだ。だから」

御伽「このカード自体が、ダイス・ダンジョンを表しているんだ」

御伽「●6体のモンスターをくっつけて並べる」

御伽「これが新たなる闘いの舞台、カード・ダンジョン・サーキットさ!」

御伽「モンスターを円形に配置する。その意味は分かるかい?」

闇遊戯「そうか、これはモンスターの進行方向を表しているんだ!」

御伽「ご名答!各モンスター達は、カードの向いている方向に従い、サーキットを時計回り・反時計回りで進んでいくことになる」

闇遊戯「それは、モンスターの攻撃対象が限定されているということだ!」

御伽「そう。●モンスターが攻撃する場合、接地している直近の相手から攻撃していくんだ」

杏子「じゃあ、左に置いたモンスターは時計回りに、右のモンスターは反時計回りに」

本田「目の前、中央、反対側って、攻撃対象が移動するんだな」

御伽「その通り。そして」

御伽「中央モンスターは、相手と接地していないから、最初は攻撃できない。だが、中央モンスターには左右のモンスターとは異なる点がある」

闇遊戯「中央モンスターだけは、右向きと左向き、自分で選んで配置することができる。つまり、進行方向を選んで召喚できるのか」

相棒「(そうか、だから御伽君は、最後に『アビスパイク』を召喚する時、一瞬手が止まったんだ!)」

御伽「あと、●中央モンスターは進行方向の自分モンスターがいなくなれば攻撃可能になるよ」

御伽「いよいよバトル前最後の段階だ。お互いに、●クレストプールからクレストを4枚選んで、バトルスタート時の手札とするんだ!」

御伽「選ばなかったクレストはデッキに戻しシャッフルする」

城之内「なるほど、クレストプールが多ければ、最初の手札の質が良くなるわけだ」


御伽「それじゃバトルスタートだ!」

御伽「●攻撃権は、先に陣を完成させたプレイヤーが得る。先攻絶対有利とはそういうことさ」

闇遊戯「なるほどな」

御伽「●攻撃は一度ずつ交互に行う。攻撃可能なモンスターを選び、クレストを使うんだ」

御伽「クレストの能力を詳しく説明しよう」


【攻撃】:攻撃宣言+ターン中のみATK100アップ
・使うことでATKによる攻撃宣言ができ、さらにそのターンATKが100アップする。
・防御側も使え、ATKアップだけ得られる。
・同値の場合、相打ちとなる。
・同時に2枚以上使うこともできる。
・レアカードはATK200アップとなる。

【魔法】:魔法攻撃宣言
・使うことで、魔法攻撃宣言ができる。
・ATKに関係なく相手を破壊できる。
・同じモンスターは2ターン連続で魔法は使えない。
・同時に2枚以上使うこともできる。
・レアカードは2重魔法となる。

【防御】:破壊無効
・使うことで、攻撃・魔法による破壊を無効にできる。
・いかなるATKの数値でも1枚で防げる。
・魔法を防ぐには同数の防御が必要となる。
・同時に2枚以上使うこともできる。
・レアカードはない。

【進行】:速攻・身代わり
・攻撃・魔法と共に使うことで、速攻能力を得る。
・速攻時、相手はクレストを1枚しか使えない。
・防御時、進行方向の同じ中央自軍を身代わりにできる。
・身代わりはクレストを使えない。
・同時に2枚以上は使えない。
・レアカードはない。

【罠】:防御不可・リフレクト
・攻撃・魔法と共に使うことで、防御発動不可となる。
・防御と共に使うことで、リフレクトとなる。
・リフレクトは攻撃・魔法の数値を無視し相手のみを破壊する。
・罠はデッキに1枚のみ。
・レアカードはない。

・闇遊戯軍
『↓霊水鳥3』『八汰烏1→』『ゴブ突3↓』

『↑コ名ス2』『水精鱗2→』『魔法剣4↑』
・御伽軍

御伽「バトルは一瞬だ!気を抜くなよ!」

闇遊戯「来い!」

御伽「いくぞ!【魔法×2】を使用し!」

御伽「『魔法剣士トランスLv4』で『ゴブリン突撃部隊Lv3』に魔法攻撃だ!」

闇遊戯「【進行】を使用!『八汰烏Lv1』を身代わりにする!」

『魔法剣士トランスLv4:魔法×2』>『八汰烏Lv1:無』

御伽「『八汰烏Lv1』撃破!!」

闇遊戯「フンッ・・・」

御伽「●モンスターが破壊されたら、その場で裏向きにするんだ」

御伽「モンスターがいなくなってもダンジョンは残る。いつも通りさ」

闇遊戯「OK」

御伽「いきなり身代わりとは酷いことをするね」

闇遊戯「よく言うぜ、そういうシステムだろ?」

御伽「そう。真ん中のモンスターを上手く使うことが勝利の秘訣なんだ」

御伽「先に攻撃できる左右には強力モンスターを出し、中央のモンスターで援護する」

御伽「基本戦術だ!」


闇遊戯軍
『↓霊水鳥3』『XXXXX』『ゴブ突3↓』

『↑コ名ス2』『水精鱗2→』『魔法剣4↑』
御伽軍

御伽「●戦闘が終了したら攻守交代、お互いに手札が4枚になるようデッキからドローするんだ!」

御伽「ドロー!」

闇遊戯「いくぜ!」

闇遊戯「【進行】【魔法×2】!ダブル速攻魔法攻撃だ!」

闇遊戯「【進行】によりお前はクレストを1つしか使えず、【魔法×2】を防ぐには【防御】が2枚分必要、だったよな!」

御伽「いいね、ノークレストだ!」

闇遊戯「行け、『ゴブリン突撃部隊Lv3』!」

『魔法剣士トランスLv4:無』<『ゴブリン突撃部隊Lv3:魔法×2』

闇遊戯「『魔法剣士』を粉砕!!」

闇遊戯軍
『↓霊水鳥3』『XXXXX』『ゴブ突3↓』

『↑コ名ス2』『水精鱗2→』『XXXXX』
御伽軍

御伽「まだまだ!僕のターン、互いに手札補充!」

御伽「『コダロスLv2』で『霊水鳥シレーヌ・オルカLv3』に攻撃をしかける!」

御伽「クレスト【攻撃】【攻撃×2】を使用!『コダロス』ATK500!!」

闇遊戯「甘いぜ、【攻撃×2】【攻撃×2】使用!」

『コダロスLv2:ATK500』<『霊水鳥シレーヌ・オルカLv3:ATK700』

御伽「!!」

闇遊戯「『コダロスLv2』撃破!!」


闇遊戯軍
『↓霊水鳥3』『XXXXX』『ゴブ突3↓』

『XXXXX』『水精鱗2→』『XXXXX』
御伽軍

御伽「分かっていると思うが、●モンスターのいないダンジョンは素通りし、その先のモンスターに攻撃できる」

闇遊戯「ああ、分かっているぜ!」

闇遊戯「【魔法】使用!『霊水鳥シレーヌ・オルカLv3』で魔法攻撃!」

御伽「よし!【防御】を使う!」

『水精鱗アビスパイクLv2:防御×1』=『霊水鳥シレーヌ・オルカLv3:魔法×1』

御伽「【防御】と【魔法】が同値なら破壊されない!」

御伽「反撃だ!速攻魔法攻撃【進行】【魔法】!!」

闇遊戯「【防御】!」

『水精鱗アビスパイクLv2:魔法×1』=『ゴブリン突撃部隊Lv3:防御×1』

闇遊戯「破壊されないぜ」

闇遊戯軍
『↓霊水鳥3』『XXXXX』『ゴブ突3↓』

『XXXXX』『水精鱗2→』『XXXXX』
御伽軍

闇遊戯「【攻撃】【攻撃】を使い行け!『ゴブリン突撃部隊Lv3』!」

御伽「【防御】クレスト!!」

『水精鱗アビスパイクLv2:防御』=『ゴブリン突撃部隊Lv3:ATK500』

闇遊戯「くっ!」

御伽「そして反撃の・・・!」


御伽「【進行】【罠】【攻撃】【攻撃×2】!!」

闇遊戯「!!」

御伽「くらえ、トリプル速攻トラップ攻撃!!!」

本田「と!」

城之内「トリプル速攻トラップ攻撃ぃ~!?」

闇遊戯「【防御】できず、【1枚】しか使えない・・・!」

闇遊戯「勝負に出たな、御伽!」

御伽「(それでもATK500止まり・・・。レアモンスターがあれば僕の負けだ!)」

闇遊戯「ノークレストだ!」

『水精鱗アビスパイクLv2:ATK500』>『ゴブリン突撃部隊Lv3:ATK300』

御伽「撃破!これでモンスター数は並んだぞ!」

闇遊戯軍
『↓霊水鳥3』『XXXXX』『XXXXX』

『XXXXX』『水精鱗2→』『XXXXX』
御伽軍

闇遊戯「これで最後だ!『霊水鳥』の【魔法】攻撃!!」

御伽「負けるものか!【防御】!反撃の【魔法】!」

闇遊戯「【防御】!!」

『水精鱗アビスパイクLv2:魔法×1』=『霊水鳥シレーヌ・オルカLv3:防御×1』

御伽「くっ!」

闇遊戯「【攻撃】【攻撃】!!」

御伽「【攻撃】【攻撃×2】!!」

闇遊戯「!!」

『水精鱗アビスパイクLv2:ATK500』=『霊水鳥シレーヌ・オルカLv3:ATK500』

御伽「【攻撃】が同値の場合、相打ちとなる!」

闇遊戯「・・・引き分けか!」


『XXXXX』『XXXXX』『XXXXX』

『XXXXX』『XXXXX』『XXXXX』


~ゲーム終了~

闇遊戯「やるな、俺と引き分けるとは」

御伽「残念、勝てると思ったんだけどね」

闇遊戯「フン」

本田「あっという間に終わるもんだな」

杏子「スピードカードバトルって言うのも頷けるわね」

城之内「バトルより、召喚するまでの方が長かったんじゃねえか?」

御伽「それは、説明しながらやったからさ。本来はもっともっと手早くプレイできるはずだよ」

城之内「そうか?」

御伽「ああ。そうだ、ここまででだいたいのルールは説明したけど、補足をしておこうか」


・プレイヤーは毎ターン必ず攻撃しなければならない。

・攻撃系クレストがない場合、手札を全て捨てパスとなる。

・お互いにドローできずクレストもない場合、強制終了となる。

・強制終了の場合、生存モンスターが多い方の勝ちとなる。同数は引き分け。

デッキから4枚になるようドローしてるよ

御伽「こんなものかな。どう、やれそうかい?」

本田「よし、次は俺がやる。城之内、勝負だ!」

城之内「へっ、いいぜ。俺様にかかりゃおめえなんて一捻りよ!」


本田「いくぜ、ダイスロール!」

『アレキサンドライドラゴンLv2』:1体目
『サイバー・シャークLv3』:2体目
『ミンゲイドラゴンLv1』3体目

城之内「こっちもダイスロール!」

『戦士ダイ・グレファーLv2』:1体目
『裁きを下す者ボルテニスLv4』:2体目
『サンライト・ユニコーンLv2』:3体目

城之内「どうよ!召喚Lvは俺の方が圧倒的に上だぜ!!」

本田「勝負はこれからさ!」

城之内軍
『↓裁きを4』『←ユニコ2』『ダイ・2↓』

『↑サイバ3』『←民芸ド1』『アレキ2↑』
本田軍

本田「バトルだ!【進行】【魔法×2】のクレストを使用!」

『サイバー・シャークLv3:魔法×2』>『裁きを下す者ボルテニスLv4:無』

本田「ボルテニスを撃破だ!」

城之内「げえ、Lv4があっさり!?」

城之内「ならこっちも!【罠】【攻撃×2】だ!」

本田「【進行】を使い、『ミンゲイドラゴン』を身代わりに!」

『ミンゲイドラゴンLv1:ATK100』<『サンライト・ユニコーンLv2:ATK400』


城之内軍
『XXXXX』『←ユニコ2』『ダイ・2↓』

『↑サイバ3』『XXXXX』『アレキ2↑』
本田軍

本田「そして【魔法】【魔法】の魔法攻撃!!」

城之内「いっ!?」

『サイバー・シャークLv3:魔法×2』>『サンライト・ユニコーンLv2:無』

本田「ユニコーンを破壊し、あと1体!」

城之内「ぐぅ~~~!!【攻撃】【攻撃】【攻撃】だぁ!」

本田「甘いぜ!【攻撃×2】【攻撃×2】!!」

城之内「げぇ!!」

『アレキサンドライドラゴンLv2:ATK600』>『戦士ダイ・グレファーLv2:ATK500』

本田「戦士玉砕!!」

城之内軍
『XXXXX』『XXXXX』『XXXXX』

『↑サイバ3』『XXXXX』『アレキ2↑』
本田軍


御伽「瞬殺されたーーー!」

杏子「ダサッ・・・」

相棒「城之内君・・・」

城之内「そ、そんな・・・」

本田「なるほど、こりゃ手軽でいいな」


御伽「ま、まあこのゲームは運次第で誰にでも勝機はあるから」

御伽「それに手軽さがウリなんだ、何度でもプレイすればいいさ」

城之内「よし、もっかいだ!!」

本田「おうよ!」

杏子「じゃ、遊戯は私と勝負しよ」

相棒「OK!」


みんな「ダイスロール!!」

おわり

今回は完全に割り切って、一切のダイス要素を排除する形にしてみました
実際にダイス版でもスピードルールを作ってやってみたし、カード版も他にいくつか別タイプを作ったけどこれが一番やりやすい形式だったのです

ダイスを使いたいのはもちろんなんだけど、ダイスを絡めたルールにするとプレイの手間が非常に多くなり、かえってプレイ機会の減少につながるという悲しい連鎖が有り・・・


ダイスを使わないならせめて名前を変えるべきだと思うな。ダイスロールの掛け声も消して
DMSK(ダンジョンモンスターズ・スピードカードバトル)にするべき

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