裕美「ここ、どうすればいいんだろう？」ｼﾞｯ...


裕美「プロデューサーさんに確認したいけど、今連絡しても邪魔しちゃうだけだよね」


？？？「……」ｺｿｺｿ...


裕美「どうしよう…」ﾜﾅﾜﾅ...


フレデリカ「ボンジュール♪♪」


裕美「きゃぁぁぁぁぁっ！！」

フレデリカ「ボイスレッスンの成果だねー」ｳﾝｳﾝ


裕美「フレデリカさん！」ｷｯ...!


フレデリカ「なにー？」ﾆｺｯ♪

裕美「う……」ﾌﾙﾌﾙ...


裕美「驚かすのはやめてって言ってるでしょ！」


フレデリカ「驚かしてないよー♪後ろから声をかけただけー」ﾌﾝﾌﾝﾌﾌ-ﾝ♪


裕美「急に声をかけられたら驚くよっ！」


フレデリカ「まぁまぁ、ヒロミちゃん♪そんなに怒ったら可愛い顔が台無しだよー」


裕美「台無しにしたのはフレデリカさんでしょ！」ｷﾞﾝｯ!!


フレデリカ「ワオ！アタシとおんなじ名前だね！」


裕美「も、もう！……それで、今日も暇なんですか？」

フレデリカ「ひどーい！アタシが毎日暇みたいに言わないでーしるぶぷれー」


裕美「でも暇なんでしょ？」ﾌｩ...


フレデリカ「暇なのは昨日と今日と明日だけだよー」


裕美「ふふっ三日も暇なの？」


フレデリカ「あはっ、笑ってくれたね♪」


裕美「それはフレデリカさんが……」


フレデリカ「ノンノン、この紙とにらめっこしてたよー」


裕美「あ…そんなに怖い顔だった？」ｱｾｱｾ


フレデリカ「すっごく真剣な顔だったから、邪魔したら悪いかなーって思って後ろから声をかけてみたよー♪」ﾌﾚﾃﾞﾘｶ-


裕美「あの、私こういう番組初めてで…プロデューサーさんには気楽にって言われてるけど最初が肝心でしょう？」


裕美「そうやって考えてたらつい…」ｼｭﾝ...


フレデリカ「うんうんわかる、わかるよー」


フレデリカ「アタシも考え事しちゃうと目が細くなっちゃって、ついつい寝ちゃうなー」ｽﾔｧ

裕美「そんなのフレデリカさんと杏さんだけだよ」ﾌﾌｯ


フレデリカ「志希ちゃんも寝ちゃうって言ってたよー」ﾊｽﾊｽ-


裕美「そう言えば志希さんもそんな感じだね」


フレデリカ「あとこずえちゃんもー」ﾌﾜｧ...


裕美「こずえちゃんはいつも眠そうだね」


フレデリカ「クラリスさんも」ﾅﾝｼﾞﾅﾔﾒﾙ...


裕美「そっか、クラリスさんも大変……って、違う！」


フレデリカ「さすが関西人！」


裕美「富山！」


フレデリカ「関ちゃんがアタシよりも西にいるから関西人だよー」ﾌﾚﾃﾞﾘｶ-


裕美「わかりにくいよ！それにこっちが北だから私はフレデリカさんの南側！」ｼﾞｯ!


フレデリカ「フレちゃん地図読めない系女子だからー」


裕美「そんなの初めて聞いたよ…」


フレデリカ「アタシも初めて使ったー」ﾌﾝﾌﾝﾌﾌ-ﾝ♪


裕美「そんな気がしてた」ｶﾞｸｯ

フレデリカ「ヒロミちゃんはね、自然体でいいよ」ﾏｼﾞﾒﾃﾞﾘｶ-


裕美「え？」


フレデリカ「振られたことにはしっかり返さなきゃーとか、ちゃんと返せなかったらーとか考えてる？」


裕美「うん」


フレデリカ「バラエティなんだから思ったことを言っていいんだよ」


裕美「フレデリカさん…」


フレデリカ「これから収録なんでしょ？」


裕美「うん、そう。だから…」


フレデリカ「プロデューサーからね、ヒロミちゃんの緊張ほぐしてあげてって頼まれてたんだー♪あ、これ言っちゃダメなやつだったー」ﾌﾚﾃﾞﾘｶ-


裕美「そっか、プロデューサーさんが……フレデリカさん、ありがとうございます！」ｵｼﾞｷﾞ


フレデリカ「アタシみたいに適当でいいんだよー」ﾌﾌﾌ-ﾝ♪


裕美「それはちょっと…」ﾌﾌｯ♪


フレデリカ「フレちゃん悲しいっ！その顔だよー♪裕美ちゃん、頑張ってね！」


裕美「あっ…！はい！」


フレデリカ「フンフンフフーン、セキヒロミー♪」


おしまい