ガヴリール「サターニャの様子がおかしい」ゴローニャ「?」 (10)

ガヴリール「なあヴィーネ、最近サターニャの様子がおかしくないか?」

ヴィーネ「そう?別に変わったところは無いと思うけど」

ゴローニャ「~♪」ガリガリ

ガヴリール「いや絶対におかしいって!平然と岩食べてるし!」

ヴィーネ「きっとメロンパンが飽きたのよ」

ガヴリール「そもそも顔つきが丸っきり違うだろ!!」

ヴィーネ「人は簡単に変われるものよ?ガヴだって半年くらいで堕落したくらいじゃない」

ガヴリール「そ、そんなものか……?これ……?」

ゴローニャ「グルルルルル」ゴロンゴロン

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ヴィーネ「こらサターニャ!女の子が無防備な姿晒しちゃ駄目でしょ!」

ゴローニャ「グァアアアアアアアアア!!!」ボゴゴゴゴゴ

ガヴリール「なんかめちゃくちゃ怒ってるみたいだぞ」

ガヴリール「痛ッ!!なんか泥かけてきたし!!」

ヴィーネ「サターニャッ!!!!」ドンッ

ゴローニャ「……」チョロロロ

ガヴリール「ヴィーネが一喝したら収まったな……」

ガヴリール「てかもう朝のホームルーム始まる時間じゃん」

ガヴリール「とりあえずグラサンに怒られたら嫌だし、席につこうよ二人共」

ヴィーネ「それもそうね」

ゴローニャ「グルルルルル」ゴロンゴロン

グラサン「お前ら席に着けー、ホームルーム始めるぞー」

グラサン「ってその顔はなんだ?胡桃沢?」

ガヴリール「やっぱり……グラサンもサターニャの様子がおかしいと気付いて……!」

グラサン「どうも顔色が悪いみたいだな、保健室に行ってきたどうだ?」

ゴローニャ「グルルル……」

ヴィーネ「先生!サターニャ一人では辛いと思うので、私が送っていきます!」

ガヴリール「突っ込むところ違うだろ……」

ヴィーネ「ほら行くわよ!サターニャ!」

ゴローニャ「…………」

ヴィーネ「何甲羅に隠れてるのよ!それじゃあ保健室に行けないじゃない!」

グラサン「体調が悪いんだろう……誰かもう一人、運ぶのを手伝ってくれる奴はいないか?」

ヴィーネ「ガヴリール!友達の為だと思って…!お願い…!」

ガヴリール「えぇ……わ、わかったよ……でも運ぶだけだからな」

数分後

ガヴリール「サターニャ重すぎ……一体何キロあるんだよ…」

ヴィーネ「感覚的に300キロはありそうね」

ガヴリール「そんなの運べないだろ……サターニャには申し訳ないけど」

ガヴリール「転がして保健室まで運ぼうよ?丁度丸いし転がるはずだよ」

ヴィーネ「さっきからゴロゴロして、サターニャ自身も転がるのが大好きみたいだし」

ヴィーネ「きっと転がしても怒らないでしょう」

ガヴリール「じゃあ決まりだな!」ゴロロロロ

ゴローニャ「…………」ゴロロロロロロ

ガヴリール「おー結構楽しいなこれ、ちょっとしたスポーツをやってる気分だ」

ヴィーネ「これを気にアウトドアな趣味に目覚められたらいいわね」

ガヴリール「私を舐めるな!絶対にアウトドアには目覚めないからな!」

保健室

ガヴリール「やっと保健室についた……」

ヴィーネ「どうやら別の生徒がいるみたいよ」

ガヴリール「別の生徒?」

ラティアス「…………」

ガヴリール「なんだあれ……(困惑)」

ヴィーネ「何言ってるの?ラフィエルじゃない」

ガヴリール「あれがラフィ!?冗談も程々にしてよヴィーネ……」

ヴィーネ「ガヴの方こそ何を言ってるの?どこからどう見てもラフィエルじゃない!」


ガヴリール「どう見ても違うだろ!色だって違うじゃん!赤じゃん!」

ヴィーネ「きっと、髪でも染めたんじゃない?」

ガヴリール「髪……?私には体が赤くなっているようにしか見えないぞ……」

ヴィーネ「本当にどうしたのガヴ?おかしいわよ?」

ガヴリール「おかしいのは私の周りだよ……!」

ガヴリール「サターニャもラフィエルも一体どうなっちゃってるんだ!」

ヴィーネ「ガヴも二人と一緒に、ちょっと保健室で休んだほうがいいんじゃない?」

ヴィーネ「疲れてるのよ」

ガヴリール「そうするよ……グラサンには私も体調が悪くなったって言っといてくれ」

ヴィーネ「わかったわ」

数分後

ガヴリール「はぁ……サターニャもラフィエルも……本当どうしちゃったんだろ」

ゴローニャ「グルルルル!!」

ガヴリール「サターニャ!さっきから岩飛ばすなよ!」

ラティアス「~~~~♪」

ガヴリール「ラフィエルは水遊びするなよ……ここ室内だぞ」

ガラララ

ガヴリール「うわっ……こんな時に誰か来たし……」チラッ

ウィンディ「…………」ボワッ

ガヴリール「またこのパターンか……」

委員長「歩ける?ベッドまでもうすぐだから頑張って!」

ガヴリール「委員長……ちょっと聞くけど、そのもふもふした奴って誰…?」

委員長「天馬さん何を言ってるの?月乃瀬さんよ?」

ガヴリール「ヴィーネ!?」


ガヴリール「ダメだ……何がなんだかさっぱりわからない……」

ガヴリール「うっ……急に胸が……!苦しくなって……!」ボンッ

ガブリアス「?」

サターニャ「うぅ……変な夢でも見てたみたいね……」

サターニャ「私がよくわからない生物になって岩を食べてる夢を見たわ……」ゴシゴシ

サターニャ「んっ……ここは保健室かしら?」

ガブリアス「………」

サターニャ「な、何このかっこいい生き物!?私の使い魔にふさわしいレベルだわ!」

サターニャ「貴方!!私の使い魔にしてあげる!光栄に思いなさい!」

ガブリアス「~~~~♡」ズリズリ

サターニャ「ふふっ頭を擦り付けてくるなんて可愛いやつじゃない♪」

ラフィエル「あら?サターニャさんどうしたんですか?」

サターニャ「げっ!ラフィエル!どうしてこんなところに!!」

ラフィエル「いえ、目を覚ましたらここにいまして……」

サターニャ「私も目が覚めたら何故か保健室にいたわ……」

ヴィーネ「二人共、元気になったのね!」

ラフィエル「ヴィネットさんもいらしたんですか」

ヴィーネ「えぇ、サターニャが朝のホームルームで体調を崩したから保健室に運んだのよ」

ヴィーネ「そしたラフィエルも保健室で休んでて……」

ヴィーネ「あれ?その後どうしたんだったけ……記憶があやふや……」

ヴィーネ「そうだ!ガヴは?一緒に保健室で休んでたはずよ」

ラフィエル「ガヴちゃんは見かけませんね」

サターニャ「いないみたいね、どっか行ったんじゃない?」

ヴィーネ「ガヴったら勝手に…!後でちゃんと怒らないと!」

ヴィーネ「ところで、そこの凶悪そうな見た目の生き物は何?」

ヴィーネ「また魔界からサターニャが持ってきたの?」

サターニャ「ち、違うわよ!起きたら隣にいたの!」

ガブリアス「~~~~♪」スリスリ

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