二年生「Aqoursで一番カワイイのは誰だっ!? 」 (14)

短めで。

似たようなタイトルのものとは違う内容です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498210781

千歌「多数決の投票だよ! メンバーのみんなが揃う前にまずはこの三人で話し合おう!!」

曜「千歌ちゃん突然なにを言い出すのさ」

千歌「だっておもしろくない?」

曜「いや、おもしろいとかそんな理由で・・・」

梨子「私も、誰が一番とかは決めないほうがいいと思うよ」

曜「順位をつけるのは角が立っちゃうしね」

梨子「それにみんなそれぞれにカワイイさがあるから意味ないと思う」

千歌「えー・・・なんかめっちゃ攻められるんだけど、私そんな悪いこと言ったかなぁ」

曜「攻めてるわけじゃないよ」

梨子「それに多数決なんて私が一番になるのは目に見えてるしね」

千歌「ん?」

梨子「え?」

千歌「梨子ちゃん今なんて言った? 私聞き間違いしちゃったかも」

梨子「多数決なら私が一番になるって」

千歌「聞き間違いであってほしかったよっ!」ガーン

曜「梨子ちゃんはおかしい!!」

千歌「よーちゃんもビシッと言ってあげて! 梨子ちゃんの目を覚まさせてあげよう!!」

曜「一番はこの私に決まってるでしょ?」

千歌「えぇ!? こっちも!?」

梨子「曜ちゃんそれ本気で言ってるの? 悪い言い方だけど、おかしいわよ?」

曜「それはこっちのセリフ。梨子ちゃんの方こそおかしい」

千歌「ふたりともおかしいよ!!」

千歌「いったいどうしちゃったの? 怖いよ! 私の知ってるふたりじゃないよ!!」

曜「なんでそんなに驚いてるのさ。早く梨子ちゃんの目を覚まさせないとでしょ?」

梨子「目を閉じているのは曜ちゃんのほうでしょ? ちゃんと現実を見ないと」

曜「現実なら見てるよ。私が一番に選ばれるってことだよね?」

梨子「曜ちゃんってホント頑固」

千歌「・・・」

曜「千歌ちゃんが静かなんてめずらしいね。どうかしたの?」

千歌「・・・思ってたのとちがう・・・」

曜「え?」

千歌「だってこういうのって普通さ、自分以外の誰かを指名してきゃっきゃするものでしょ!?」

曜「えぇ?」

千歌「それがこの状況はなに!? ふたりとも実は自分が一番カワイイって思ってたんだね!!」

千歌「さすがにうぬぼれすぎって思うよ!!」

曜「でも私が一番なのは事実だし」

梨子「私が一番なんだけどね」

ようりこ「・・・・・・」

千歌「ケンカはやめて!」

千歌「こんな形でふたりが争うなんて嫌だよ!」

曜「でも梨子ちゃんが」

梨子「曜ちゃんのほうこそ」

千歌「あー、もう!! わかった!!」

ようりこ「?」

千歌「私が一番カワイイっ!」

曜「えぇ?」

梨子「いったいなにを言い出しちゃうの?」

千歌「それはこっちのセリフだよ! ふたりがそんな態度を取るなら私だって!」

曜「つまり?」

千歌「私がAqoursで一番カワイイの!!」

シーン

千歌「あ、あれ?」

曜「いただきましたー!」

梨子「うふふ」

千歌「え?」

曜「今の千歌ちゃんの言葉、私のスマホに録音させてもらったよ!」

千歌「え、えぇ!? どういうこと!?」

スマホポチッ

千歌『私がAqours で一番カワイイの!!』

曜「ね?」

千歌「ね? じゃなくてさ! これいったいどういう状況なの!?」

曜「いままでのは演技ってこと」

千歌「演技?」

曜「そう。千歌ちゃんが突然ヘンなことを言い出したから、ちょっとからかってやろうって梨子ちゃんと話したんだ」

梨子「ウソついちゃってごめんなさい千歌ちゃん・・・」

千歌「でもさっきの話だよね? ふたりとも結託するの早すぎない?」

曜「メッセージアプリが便利になったからね」

千歌「技術の問題じゃなくてさ、ふたりの意気投合っぷりが──」

千歌「・・・ま、いっか!」

曜「いいんだ」

千歌「うん! いつも通りのふたりでよかったよ! 私はほっとした! 騙された私も悪いしね!」

曜「素直すぎない?」

梨子「曜ちゃん、私胸が痛い」

曜「うん、私も・・・でもこれで終わりじゃないから」

千歌「ん? どういうこと?」

曜「私はなんで千歌ちゃんの声を録音したんでしょうか」

千歌「えっと、曜ちゃんが録音したかったから」

曜「そりゃそうだよ」

曜「この音声をAqours のみんなに聞かせる」

千歌「え、なんで?」

曜「聞かせていいかな」

千歌「ダメ、そんなの恥ずかしいよ」

曜「だよね。聞かせてほしくなかったらやってもらいたいことがある」

千歌「脅しっ!?」

曜「怖がらなくていいからさ」

千歌「怖いよ。セリフが悪いことたくらんでる人が言うやつだよ。梨子ちゃん助けて」

梨子「私は曜ちゃん側だから、ごめんね」

千歌「私がこんなひどい目にあってるのに味方してくれないんだ! ひどいよふたりとも!」

曜「私の脅しに答えて」

千歌「脅しって言っちゃったよ」

千歌「・・・そんなのなにをするのか聞いてからだよ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom