【コンマ】崩壊した世界を旅する14【安価】 (1000)
コンマによる判定と安価による選択で、崩壊した世界を旅するSSです。
結末はあなたの選択、そしてコンマによる運で決められます。
最終目標はストーリーの展開で変わります。デッドエンドも当然あり得ますが、一応できうる限りキリのいいところまではやるつもりです。
なお、スレ主は主にスマホから打つため、進行が遅くなりがち&まとまった投下がしにくい点ご容赦ください。
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編集者の方に、心より御礼申し上げます。
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再開します。
「マリアが裏切りを!?そんな馬鹿な!」
ジェイクが大声を上げた。
「……勘づいてなかったか。昨日、ここを辞めたと聞いたが」
「……体調がずっと悪そうでしたから、てっきりそのせいかと。しかし、確かに言われてみれば、ですね。動機もある。
しかし、どこに消えたのか……」
ジェイクは首を振った。何か嫌な予感がする。
どこに行くべきだろうか?
1 教団に戻ってブレイズに聞く
2 処刑場となる領事府前広場を探す
3 地下牢で襲撃未遂犯に聞く
安価下5多数決、考察必要
上げます。
「領事府前広場を探そう。処刑を見に、人がかなり集まっている。……多分、まだ何か起こすつもりだ。
木を隠すなら森、という格言もある。少し顔を隠すだけでも、かなり見つけにくくなるはずだ」
私たちは急いで外に出た。処刑を控えた広場には、断頭台が2台。それを取り囲むようにして、街の人々が集まっている。
もし仮に、マリアがここで何かしたならば?彼女にそんな力はないはずだ。しかし、協力者がいれば、あるいは。予断を持って動くべきではない。
とにかく、探さねばならない。……どこだ?
70-賢さ(27)×2=16以上で部分成功、70以上で成功
※75…成功
恐らく、彼女は変装しているはずだ。普通に探しても見つかりはしない。とすれば……これだ。
私は鉢金の力を使った。魔力がある人物は限られている。もし何かするなら、そいつである公算が大きい。そこに、マリアもいるはずだ。
……あそこに3つ固まっているのは、恐らくはアレス一行だろう。……右の方に、かなりの魔力を感じる。それも、歪んだ魔力を。
「あっちだ!!」
私は駆け出した。ダナたちが驚いて後を追ってくる。
01~70 小柄なケープの人影は、私たちに気付いて逃げ出した!
71~90 小柄なケープを羽織った人影は驚いたように動きが固まった。そして、そのケープを脱ぐ!
91~99 小柄なケープを羽織った人影は、私たちにあっさり捕まった。
中断します。
魔力はあの小柄なケープを羽織っている人物から感じる。私たちが近付くと、そいつは街の入り口に向けて走り出した!
「マリアっ!近くにいるんだろう?出てきてくれ!」
※95以上で登場
※登場せず
呼び掛けたが答えはない。当然と言えば当然だが。周囲にも彼女らしい人影はない。
「シデっ!早くしないと逃げ切られるよ!」
ダナが叫びながら後を追っている。向こうも相当に速い。訓練を受けた者の走りではないが、基本体力が違う印象だ。追い付けるだろうか?
75-器用さ(28)×2=19以上で成功
※92…クリティカル(主体がダナのため)
「捕まえたっ!」
ダナはケープの人物に後ろから飛び付き、押し倒した。
「さあ、何者なんだい?正体、明かしてもらうよ!」
彼女がケープを剥ぎ取ったそこには……
※85以下で?????、86以上で????????
※フェリル登場
夜再開。コンマ神は気紛れですね。
そこには、黒い長髪の女がいた。……見覚えはない。
だが、追い付いたジュリアが驚愕の声を上げた。
「……フェリル??」
チッと舌打ちをし、女がダナの拘束から抜けようとした。
※75-筋力(24)=51以上で成功
偶奇判定です。
奇数 「そこまでだ」
偶数 「……そこまで」
「……そこまでだ」
背後から男の声がする。……こいつは!?
「久し振りだね。……僕が来る予定はなかったんだが。
さすがにその女は、返して貰うよ」
振り返ると、そこには……ザッシュがいた。……以前会った時の比ではない、猛烈な魔力と邪気を感じる。目も金色と化し、彼がもはや人外に成り果てていることを示していた。
「ザッシュかっ!!?」
奴は一瞬でダナとの間合いを詰め、強烈な当て身を食らわせた。
ダメージ
コンマ下一桁×20+200-耐久力(18)×5-90
※一応説明。ダナはファンブル全般が無効ですが、アルドゥヴェイの効果は「ダメージ判定時の55以上ゾロ目」でダメージ自体を無効にします。
分かりにくく申し訳ありません。
※「アルドゥヴェイ」特殊効果発動、ダメージ無効
ダナは超人的な身のこなしで横っ飛びに跳び、ザッシュの一撃を避けた!
「……あぶなっ!!」
「今のを交わすか、貴女も相当強くなったみたいだね」
ククっとザッシュが笑う。既に奴の腕の中には、フェリルがいた。彼女も不敵な笑みを浮かべる。
「……貴様……何の用だ??」
「僕は保険さ。……モリブスを確実に潰すための、ね。こうあっさりと露呈するのは計算違いだったが……。まあいい」
そう言うと、奴は魔力の閃光を周囲に放った。周囲の建物が、瞬く間に瓦礫と化す。悲鳴と叫びが、辺りにこだました。
「何をする貴様!」
「見て分からないのかい?破壊活動さ。……次に破壊されるのは君だけどね」
ザッシュが光弾を放つ!
70-器用さ(28)×2=14以上で回避
※69…成功、夢想転生発動
私は光弾を避けると、一瞬でザッシュとの差を詰めた。……身体が羽のように軽い。これもあの薬の力か?
その勢いのままに、奴に4連打を食らわす!
ダメージ
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
コンマ下2一桁×7+筋力(26)×7+25
コンマ下3一桁×7+筋力(26)×7+25
コンマ下4一桁×7+筋力(26)×7+25
この後カウンターとは別に殴りかかれるって事でしょ…?これかなりやばいんじゃ
>>58
(夢想転生には使用制限付けるべきでしょうね。2回ぐらいが妥当でしょうか)
ダメージ 1024
ザッシュ残りHP 8000-1024=6976
※朦朧ストック3回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 221
ザッシュ残りHP 6755
※朦朧ストック3回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 256
ザッシュ残りHP 6499
※朦朧ストック2回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 242
ザッシュ残りHP 6257
※朦朧ストック2回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
※夢想転生の運用、了解です。
シデに窮地に陥ってもらう手段は、別の手法でやります。(構想済)
ダメージ 277
ザッシュ残りHP 5980
※朦朧ストック2回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 242
ザッシュ残りHP 5738
※朦朧ストック2回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 270
ザッシュ残りHP 5468
※朦朧ストック1回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 228
ザッシュ残りHP 5240
※朦朧ストック1回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 968
ザッシュ残りHP 4272
※朦朧ストック1回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 228
ザッシュ残りHP 4044
※朦朧ストック1回
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 214
ザッシュ残りHP 3830
※離脱判定 70以下で離脱
※離脱せず
「うおおおおおおっっ!!!」
一瞬で懐に潜り込んだ私は、傍らのフェリルに構わず腹打ちの連打をザッシュに食らわせた!!
肋骨の折れる手応えがする。……相当に効いたはずだ。
「……うげぇぇっ!?」
胃液を吐きつつ、ザッシュは大きく後ろに跳ねとんだ。辛うじて倒れるのを拒否したが、激しい苦痛は隠せない。
「……き、貴様っ!!化物、めっ……!!」
「お前ほどではないよ。まだ人間はやめてないのでな」
ザッシュは何かを探したが、「けっ」と一言吐いて私に向き合った。
「ザシュフォード様っ!!」
フェリルが周囲に霧を作った。視界が遮られる。
その時、ミドルが憎しみを込めた目をザッシュがいるはずの方向に向けた。
「……やっと会えたよ……せっかくだから、死んでくれ!!」
80-知力(28)=52以上で成功(コンマ下、ザッシュ)
80-知力(28)=52以上で成功(コンマ下2、フェリル)
コンマ下3、80以上でジュリアが何かに気付く
※両方命中
※ジュリア、何かに気付く
※ミドルの弱点看破の判定
80-知力(28)×2=24以上で成功
※二人とも弱点はなし、ただしミドルの攻撃のみボーナス
ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(28)×7-10)×2.25(ザッシュ)
(コンマ下2一桁×7+知力(28)×7+20)×2.25(フェリア)
ダメージ
1089(ザッシュ)
560(フェリア)
ザッシュ残りHP 2741
フェリア残りHP 3500-560=2940
※連射発動
(コンマ下一桁×7+知力(28)×7-10)×2.25
※ジュリアとの絆効果発動
ダメージ 932
ザッシュ残りHP 1809
※連射継続
(コンマ下一桁×7+知力(28)×7-10)×2.25
ダメージ 450
ザッシュ残りHP 1359
※連射継続
(コンマ下一桁×7+知力(28)×7-10)×2.25
ダメージ 450
ザッシュ残りHP 909
ミドルは無言でクリムゾンを撃ち続けた。無表情のようにも見えるが、凄まじい殺意だ。次々と打ち出された実弾は、ザッシュの身体を撃ち抜いていった。
「ぐああああっ!!!」
霧の向こうから、ザッシュの叫び声が聞こえる。やがて霧は消え、ボロボロになったザッシュと彼を支えるフェリルの姿が見えた。
「『治癒の霧』に構わず撃つなんて……これほどまでとはっ」
フェリルが唇を強く噛み締めた。
「……もういい。フェリル、一緒に死んでくれるか?……多分、生命力ごと吹き飛ばさないと、こいつらには勝てない。
……『調整』がほぼ済んだからか、油断があったようだ」
「ザシュフォード様っ?そんな弱気で、どうされるのです!」
「また言ったね。『ザシュフォード』。……ザッシュの身体と精神が別物と知ってもしやと思ったけど、なぜその名で彼を呼ぶ、フェリル?」
二人がはっとしたようにジュリアに目を向けた。
「何なんだ、その『ザシュフォード』とは」
ジュリアがザッシュたちの方を睨みながら言った。
「ジェスタル帝国ヴィルエール朝の、廃された王族の名です。僕にとっては大叔父に当たる人です。
王族でありながら魔候国と通じていた罪を問われ、獄死したとネモから教わりましたが……。
貴方が、ザシュフォード廃太子ですね?」
ザッシュが乾いた笑いを浮かべた。
「……その肩書で、呼ばれるのは、25年ぶりだな。そうだ、僕はザシュフォード・ド・ヴィルエール・ジェスタル。
帝国に関わる者、全てを滅ぼす者だ」
ここまで。
これは>>1の想定内なのか…?乙
>>145
ザッシュが出る&逃げ切れないのは想定外ですね。というより、ミドルの殺意が凄すぎて、残り3桁まで一瞬で削るとは……
ザッシュの正体は相当前のスレ(5スレ)辺りでうっすら匂わせていました。
(「初期からやたら強かった」という下りがそれです)
ただ、ジュリアが戦闘中に気付いてしまったのは想定外です。
80以上の判定を突破しても、ザッシュが瀕死にさえならなければなお逃げていた可能性が高かったわけで。
そんなわけで、少し話は急展開気味です。マリアの居場所は不明ですが、そのうち分かります。
……鬱展開を用意してたのですが、どうしてこうなった。
再開します。
廃太子?どういうことだ。
確かに、魔法が効かない「ゲイル」の構成員は、呪病の生き残りに別の人間の精神を移植したものと聞いていた。
ザッシュもそうだと言われれば納得できるが、まさか帝国関係者だったとは。
「15年前の災厄の日に、既に貴方は近衛騎士団にいた。それはネモから聞いています。恐らくはその前から、貴方はザシュフォード卿としてではなく、ザッシュとして潜り込んでいた。
帝国への復讐は、既にその時から考えていたのではないですか?」
「……だからどうした」
ザッシュは僅かに身体を後ろにずらした。逃げる?いや、そんなタマではない。
「ジュリア、無駄なお喋りはやめてくれ。こいつは僕が殺す。それでいいはずだ」
ミドルが再びクリムゾンを彼らに向けた。ザッシュが何かしたら、すぐに撃つ構えだ。
75-ジュリア賢さ(20)=55以上で成功
※54…失敗
ザッシュが後ろに飛び退くか、ミドルが撃つか、状況は膠着しはじめていた。
フィリアにはライラが杖を向けている。私が踏み込めば一気に事態が動きそうだが、ザッシュの奥の手が読めない。
1 攻撃を仕掛ける
2 ザッシュに話し掛ける
※安価下5多数決、考察必要
※ある点において重要選択肢です。よく考えて下さい。
フェリルからフェリア、はてにはフィリアになってる
安価下
>>169
失礼しました。どうにも混同しがちです。気を付けます。
中断します。
私はチラリとミドルを見た。既にクリムゾンには、魔力が溜められている。恐らくは、強力な実弾が打ち出されるはずだ。
ミドルもそれを感じ取ったのか、小さく頷いた。『シデさんが行ったら撃ちます』と、その目は語っていた。
左足の指に力を溜め、一気に解放する。猛然と突っ込む私に、ザッシュは……
※60以上で不意を突かれる
※攻撃を読んでいる
ザッシュはニヤリと笑って大きく上に飛びはねた。……3、いや4メドか?人間の跳躍力ではない!
「そう来るのを待っていた!」
奴の身体が日光に照らされる。……いや、奴自身が光っているのか??
これはまずい!確実に、何かをやろうとしている!!
「ミドルっ!!」
私が叫んだのと、ミドルのクリムゾンが、火を吹いたのとは、ほぼ同時だった。
※80-知力(28)×2=24以上で成功
※66…クリティカル
※リザレクション判定省略(確定連射のため)
「……くたばれ……!!!」
クリムゾンから放たれた弾丸は、上空のザッシュの眉間を的確に撃ち抜いた。
羽がもがれた鳥のように、ザッシュは身体の制御を失い地面に叩き付けられる。……生死は、見るまでもない。
「はぁっ、はぁっ……やっと、終わった……」
緊張から解放されたのか、ミドルが肩で息をしていた。フェリルは絶望に満ちた表情を浮かべている。
私は、ザッシュの死骸に近付いた。口と目を大きく開け、嘲笑っているかのようにも見える。
……それは、私たちを殺せると確信したからなのか、それとももっと別の何かを嘲笑ったのだろうか。
私は、そっと目に手をやり、それを閉じさせた。……敵ではあったが、この男も自分では抗いきれない何かに翻弄されていたのだろうか。
気が付くと、私は祈りを捧げていた。
……奴の身体の近くに、何かが落ちているのが見える。……それは……
01~70 若い男が魔族の女と、幸せそうに写っている写真が入ったペンダントだ
71~94 帝国と魔候国の紋章が入り交じったような指輪だ
95~99 ???????
落ちていたのは、若い男が魔族の女と、幸せそうに写っている写真が入ったペンダントだった。
男の鎧には、帝国の紋章が刻まれている。……これがジュリアが言っていた、ザシュフォード卿なのか。
私はそれを、懐にしまいこんだ。サーリャには、これを見せることになるだろう。
「シデ!こっちは捕まえたよ!」
ダナが座り込んでいるフェリルを縛っていた。領事府からは騒ぎを聞き付けた何人かの冒険者が駆け付けている。
マリアはまだ捕まっていない。だが、恐らくはこれで窮地は脱したはずだ。
私は長い溜め息をついた。
再開は夜です。
写真なんてあるの?
>>198
写真はある設定だったはずですが……勘違いなら肖像画に直します。
ガラスはとりあえず存在します。文明レベルは18世紀欧州の産業革命前夜ぐらいを想定してますが、写真はあってもモノクロですね。
(なお、カメラの発明は19世紀初頭です)
ルカン戦と似た状況だったとはいえ一方的にボコったなあ。ダナが確定ヒットを無傷で避けたのも凄すぎる
ザッシュと会話続けようとしてたらどうなってたんだろう
ミドルブチギレ→ザッシュ逃亡、ミドルもPT離脱、とかかな
1930ぐらいから再開、かもしれません。
>>204
こんなに楽勝になるはずはなかったんです。ダナが重傷を負って、シデが逆襲するもフェリルが回復→全体魔法連発とか、逃走からの領事府前広場で大量殺戮とかが本筋でした。
シデが4000削るまではともかく、ミドルが瀕死に追い込んだり、ジュリアがザッシュの正体に気付いたり(これがないと膠着しないのでミドルが溜め攻撃できない)、
果ては自爆しようとするザッシュをミドルがクリティカルで撃ち落としたり…とご都合主義にも程がありますね。
>>205
ある超重大事実が中確率で判明していました。ただし、コンマによってはその展開も十二分にあり得たでしょう。
(判明時はザッシュを殺しにくい状況になったはずです)
すみません、2200以降に延びます。
再開します。
########
「そうでしたか、まさかザッシュが」
ゼファーたちの処刑を間近に控え、ジェイクが額に皺を寄せた。
「……情婦のフィリアという女とマリアが繋がっていた、と考えるのが自然だな。どういう経緯かは知らないが。
フィリアの捕縛がほぼ確実になった所で、ザッシュが現れたというわけだ。……街の被害は?」
「不幸中の幸いか、怪我人数人で済んでいるようです。皆、処刑を見に来てましたからね。復旧費はかさみますが、どうということは」
「うおおおっ」という歓声が外から聞こえた。いよいよ本格的に処刑が始まるらしい。
「いいのか?見ないで」
「あれが悪趣味な見世物というのは、私も分かっています。必要性は感じますが、わざわざ見たいとも思いません」
「同感だ。……フィリアは黙秘か」
ジェイクが頷いた。
「感応術も聞きません。あるいは、彼女もザッシュと同じ身体なのかもしれないですね」
「そうか。……マリアの居所を聞き出したいところだが」
ザッシュは消えたが、誰かを呼ばないとも限らない。彼女を探すという所期の目的は、未だに達成されていないのだ。
※80以上で追加イベント、ファンブルなし
※追加イベントなし
私たちは地下牢に向かった。フェリルと奥にいるルカン以外の囚人は、死を待ちに広場にいるところだ。
真ん中の辺りに、フェリルはいた。両手両足を、鎖で縛られている。
「……!!」
彼女は顔をあげ、私たちを睨みつけた。彼女にとって、私たちはザッシュの仇だ。翻意の可能性は、薄いと言わざえるをえない。
だが、これを見せればどうだろうか?私はペンダントとその中身を見せた。
※85以上で成功
※ゾロ目のため部分成功
「この男がザシュフォード卿、つまりザッシュの中身だ。直感だが……これはお前の血縁者か」
フェリルは少し動揺した様子だ。なぜ動揺するのか?
70-賢さ(27)=43以上で成功
※55…クリティカル
「……いや、違うな。あるいは、お前自身か」
フェリルがうなだれる。……やはりか。
「ザッシュがこの男ならば、お前がこの女である可能性はあると見ていたが……。
人間にも関わらず、魔候国の貴族であったのは妙だと思っていたが、これなら理由になる。
しかも魔法が効かないというなら、なおさらだ」
私はフェリルを見下ろした。彼女はしばらく黙っていたが、やがて哀しそうに笑い始めた。
「……その通りよ。ここにいるのは私の『前世』。『皇女イパネマ』、と言ってもあなたたちは知らないでしょうね」
私たちは顔を見合わせた。今から25年前のことなど、わかるはずもない。
「私たちは愛し合っていた。でも、所詮許されぬ愛。ザシュフォード様も私も、力づくで引き離された挙げ句に体制転覆の疑いで幽閉されたわ。
……私は、いや私たちは許せなかった。帝国も魔候国も、滅びてしまえと思った。私の中には、赤ちゃんがいたわ。……生まれなかったけど。
赤ちゃんを殺したのは、奴らだ。そう思って乏しい食事にも、なんとか耐えてきた」
私たちはフェリルの独白を静かに聞いていた。彼女は続ける。
「そんなある日の深夜。誰かが私の牢を開けたわ。仰天したわ、そこにいたのは宰相ケーヒルだったから。
私はありったけの恨みを彼にぶつけた。一通り済んだ後、彼は、あの方はこう言ったの。『生まれ変わってみる気はないか』と」
やはりケインが噛んでいたか。……ということは?
※80以上で成功
86…成功
酒が回りすぎているようです。中途半端ですが、ここで切ります。
再開は明日昼になるでしょう。……ある重大事実が明らかになるはずです。
再開します。
「……そして、『帝国と魔候国に復讐してみないか』と誘われた、そうだな」
フェリルは頷いた。
「どういうことかと思ったわ。……ただ、あの方は『それに見合う力を与えてやる、根回しもしてやろう』と言った。そして、その通りになった」
何かおかしい。ザッシュは「廃太子と呼ばれたのは25年ぶりだ」と言っていた。つまり、恐らくその辺りでザッシュは今の身体を手に入れたことになる。フェリルもそうだろう。
そして、この二人の目的は帝国と魔候国への復讐。
……つまりは。
「ケイン――ケーヒルは、災厄の日が起きることを知っていた?」
「どういうことなの??」
ダナが驚きを隠さず訊いてきた。私は視線を彼女に向ける。
「ケインは、25年前の時点でこの絵を書いていた、ということだ。
事前に魔法の効かない身体にした人間を揃え、災厄の日でそうでない人物をふるい落とす。あとは、生き残った連中を『ゲイル』なりなんなりで消していくだけだ。
災厄の日から15年たった今動き始めたのは、恐らく元の素体の成長を待っていたからだろうな」
「…………!!じゃあ、災厄の日はっ……!!」
「ケインが引き起こしたかまでは分からない。ただ、前から災厄の日が起きるのを知っていて、こいつらの精神を入れ替えた可能性は高いと思っている。
……お前も、災厄の日については知っていたのか?」
フェリルは首を振り笑った。
「知らないわ。ただ、ケーヒル様には『近いうちに何かあるだろうから、5年以内にテルモンかモリブスまでとにかく逃げろ』と言われた。
それが災厄の日だったのは、後で知ったわ。……世界が滅びたと聞いて、ざまあみろと思ったけど。
ザシュフォード様に再会できたのはその後。ケーヒル様からの指示があるまで、モリブスの情報を流したり、『死の行商人』の手助けをしたりした」
「随分口が軽いんだな」
ミドルがクリムゾンの銃口を彼女に向けた。
「……どうしてかしらね。ザシュフォード様がいないこの世に未練はないし、あなたたちを殺したくても殺せないもの。助けも来ないでしょうし。
……あと、私もザシュフォード様も殺しすぎたわ。もしかしたら、私なりの懺悔なのかもしれないわね」
ふふっと笑う彼女のこめかみに、ミドルは怒りの表情を浮かべ銃口を突き付けた。
「……ご託はもういいよ。復讐だかなんだか知らないが、今すぐここで死んでくれ」
ミドルの目が据わっている。
「ミドル、まだ尋問は終わっていない。しばらく待ってくれ」
70-魅力(22)×2=26以上で成功
63…成功
「……分かりました」
ふうと息をついて、ミドルは銃を一旦下ろした。
「助かる。……さて、聞きたい」
1 マリアはどこだ?
2 なぜザッシュが来た?
3 ケインはどこだ?
4 自由安価
安価下5多数決、考察必要
※複数の話題を振れますが、段々ミドルが切れやすくなります
※本件は自由安価歓迎です。
1に決定したところで中断。
賢さは人間的成長度が云々とか言ってたような気がするけど賢さ上げとけば多少は切れづらくなってたりしたんだろうか
>>261
切れるかどうかは賢さ判定なので、その通りです。(ただし、先程のはシデによる説得判定なのでシデの魅力で判定)
ミドルの賢さは一行で一番低い(12)ので、ある意味描写と一致していると言えます。
モリブス編なっがいなー
そろそろテルモン行きたい
再開します。
>>264
多分明日には終わります。
「マリアはどこだ?お前とは協力関係にあったはずだ。領事府内部の情報を流し、偽造の証明書を作ったのは彼女だろう。
実際の破壊工作を行うのはお前だったはずだ。ザッシュは万が一の予備、といったところか。だから、マリアの危険性は単独ではもうない。
……それでも、一時は私たちと共に旅をした者だ。捕まえるなら、私たちでと思っている。知っていることを話してくれ」
そう簡単に口を割るとは思えない。フェリルが多少自棄になっているとしてもだ。
だが、訊くだけはただだ。
※70-魅力(22)×3=04以上で成功
※71…成功、若干の追加情報
フェリルはふっと笑った。
「まだ生きているかしら?あの子、重い病気に冒されてる。私は医学には疎いけど、永くないのは分かった。
先がないからかしらね。随分熱心だった。……昨日辞めたらしいけど、むしろよくもった方よ」
私は一瞬、何を言うべきか言葉に詰まった。マリアは健康そのものに見えたが……ジェイクに言った話は、本当だったということか?
「……だから、マリアの居場所はどこだ、と聞いている」
「途中で死んでいないなら、彼女の家よ。どちらにせよ、モリブスは安泰ってわけ。
……あの子も、不幸な子だわ。最愛の兄を殺され、仇が死ぬのも見れず……。少しでもザシュフォード様といれた私は、まだ幸せだったのかもね」
フェリルは苦笑した。……そうだろうか?
70-賢さ(27)×2=16以上で成功
※58…成功
いや、救う手段は一応持っている。ユミナから貰った薬だ。あれならば、恐らくは救える。
ただ、彼女は罪を犯している。法に照らせば、処刑が妥当なのも確かだった。……彼女に会ってから、決断するよりほかない。
「シデ、これは……」
ダナも同じことを考えたようだ。十分、考えねばならないだろう。
「さてと。こんなところでいい?……ザシュフォード様の処に逝かせてはくれないかしら」
フェリルは穏やかに笑う。……まだ、聞くことはないだろうか。
1 なぜザッシュが来た?
2 ケインはどこだ?
3 自由安価
安価下3多数決、考察必要
※安価下のコンマが80-ミドル賢さ(12)×3=42以下なら処刑
「いや、まだだ。第三研究所の戦力はどうなっている?
相応の戦力がいるのは知っている。ケイン直属の部下がいるのもな。
問題は、どの程度か、だ。ザッシュほどの奴がまだいるのか、そうでないのか」
ザッシュと相対して分かった。奴は今まで「穴」で会ったどの「作り物」よりも強かった。無論「ゲイル」の隊長であるはずのゼファーよりも。倒せたのは、単に幸運だっただけだ。
なぜあれほど強くなったのかは私には分からない。奴がケイン陣営でどのような地位だったのかも、いまいち不明確なままだ。
だが、奴ほどの、あるいは奴以上の人物がまだ多いなら、先はまだ長いと言えそうだ。
※50以上で部分成功、80以上で成功
※78…部分成功
「知らないわ、そんなの。ザシュフォード様ならいざ知らず。
ただ、ザシュフォード様より強いのは、ほとんどいないわ。彼は、ある意味特別な存在だったから」
「……どういうことだ?」
※70-魅力(22)÷2=59以上で成功、ファンブルなし
※83…成功
「ザシュフォード様は、魔力が効かない『反魔法兵』の第一号、らしいわ。私が第二号。
だから『拡張性』に優れていた。帝国への潜入調査の関係上、互いに能力は解放してなかったけど、ね。それにあのネモなら、すぐに異常に感付いたでしょうから。
それに、彼は王族だった。……ケーヒル様が重用したのは、そのせいもあったでしょうね」
なるほど、あの急激な強化にようやく納得がいった。
ただ、厄介なこともある。……ザッシュの死は、ケインの警戒を相当高めるだろうということだ。
……まだ訊けるだろうか。
1 なぜザッシュが来た?
2 ケインはどこだ?
3 処刑しよう
4 自由安価
安価下3多数決、考察必要
「分かった、感謝する。……奴の下に、逝きたいのだったな」
フェリルは微笑んで頷いた。
「ええ。……いつかこうなることは、分かっていた。復讐のため、罪のない人も大勢殺した。
それでも、彼と一緒にいれた時間がそれなりにあったのは、良かったかもしれない。
……あたしにとっての死神は、その子なんでしょ?ザシュフォード様と同じ武器で殺されるなら、それも悪くないわ」
ミドルはクリムゾンを構え、静かに言った。
「……あなたは、僕の仇の一人です。許すことはできない。
ただ、苦痛の果てに殺そうとも思わない。望み通り、一撃で送ってあげます」
フェリルが目を閉じるのと、彼女の眉間に銃弾が撃ち込まれるのとはほぼ同時だった。
########
「……つくづく、気分が晴れませんね」
ポツリと、ミドルがこぼした。
「怒りや憎悪で行動しても、爽快感なぞないよ。……レッドドラゴンの一件で、分かっていたはずだろう?」
「ええ。全く同感です。……やはり、僕には誰かを護るための力を振るう方がいいようです。もう、これきりにしたいものですね」
私たちは、教えられたマリアの家に向かっていた。既に処刑は終わり、街は普段通りの賑わいになっている。
ザッシュとフェリルの遺体からは「電話」が見付かった。恐らくは、「ゲート」を開く機能があるものだ。
将来のことを考え、ジェイクはそれらの破壊を選択した。賢明な考えだろう。
※80以上でアイテム入手、ファンブルなし
※アイテムなし
重い空気のなか、教えられた住所に来た。ここにマリアがいるはずだ。
私は玄関のドアをノックした。……返事はない。ただ、ドアには鍵はかかっていなかった。私たちは静かに、家に立ち入る。
01~03 ?????
04~10 彼女は、既に息を引き取っていた。
11、22 ????????
12~30 彼女の意識は、既にない。まだ息はあるようだが。
33、44 ???
31~94 何、よ……
95~99 彼女はナイフを首に押し当てた。
「何、よ……今更、捕まえる気……?」
彼女はベッドに横たわっていた。息も絶え絶えで、顔色はすこぶる悪い。
確かに永くないのは疑いがなかった。
「……フェリルは死んだよ。ザッシュもだ。私たちが殺した。
もうモリブス転覆などできまい。あとは、君だけというわけだ」
彼女は一瞬驚いた様子だったが、ふっと笑った。
「……まあ、そうよ、ね。考えてみれば、あなたザッシュに一度勝っていたもの、ね。
……勝てるはずは、なかったということね」
「……領事府を裏切った理由は、見当がついている。ネモの件だな。そして、彼と協力している私たちも復讐の対象になった」
「そう、よ!……アンリの仇を討つかと、思えば……協力して、テルモンの統領府に立ち向かおう、ですって……?ふざけるにも、ほどが……ゲフッ、ゲーッフ……!!」
激しい咳と共に、マリアは吐血した。
「……それは、いつから?」
「……あなたたちと別れ、ここにきて少しした時、ぐらいから。最初は、気だるさと熱だけだった。次は貧血と首の痛み。歯茎から血も出て、止まらなくなったわ……。
今は、見ての通りよ……ゲーフゲフっ!!」
「分かった、もう話すな」
※85以上で成功
※43…失敗
どのような病かは、私には分からなかった。専門の医者……ハーニスなら、あるいは何かわかるのだろうか。
私は無駄というのを承知で、彼女の腹部に手を当てた。治癒術を使えば、あるいは。
※95以上か77、88で成功(55、66なら病名だけ判明)
※56…失敗
やはり私の術では、いかんともし難いようだ。体力が相当弱りきっている。
そうなると、残す手段は一つしかない。ユミナの霊薬を使うことだ。
……しかし、そうしたところで何になるのだろう?処刑させるために生かすのか??
※70-賢さ(27)=43以上で成功
※75…成功、若干のボーナスあり
いや、救う方法はないわけではない。……ブレイズに、記憶を操作してもらうことだ。その上で、「穴」の中の村に送れば……第三十一階層の、クレッグがいる村なら、きっと歓迎してくれるだろう。
問題は、それでよしとすべきかだが。
1 救う
2 見放す
※安価下5多数決、考察必要
※選択ミスで好感度が下がります
記憶操作が部分的に今回の騒動に関する記憶を消す程度なら1。人格否定レベルで魔改造なら2
>>317
一応前者です。このため1に決定します。
しかし、想像以上に割れましたね。
ここで切ります。(0100過ぎに戻るかもですが)
少し余談。
どちらがシデらしい選択肢か、と問われれば1ですが、別の主人公(例えば今のミドル)なら2を選ぶことがあるかもですね。
これはメタ的視点抜きだと選びにくい選択なのかもしれません。
2030より再開。
遅れました。再開します。
「……マリアを救おう」
その言葉に、ダナが真剣な表情で反応した。
「……まあシデならそう言うかなと思ったけどさ。でも、マリアをどうやって治すの?
それに、治したとしてどうするの?……おそらく、ずっと追われることになる。それに、復讐心はそう簡単には消えないよ?
そこまで考えた上で、言ってるんだよね?」
私は、マリアに聞こえないよう小声で答えた。
「もちろんだ。治療には、ユミナの作ってくれた薬を使う。あれならば、死の淵にある者を回復させることができるはずだ。
治した後は……ブレイズに頼んで彼女の記憶を一部消す。そして、地上とは縁のない場所で平穏に暮らしてもらうつもりだ」
「記憶を、消すんですか??」
ミドルが怪訝そうに言った。
「……私も相当悩んだ。一部とはいえ、彼女が彼女でなくなるということだからな。それに対する抵抗がないわけでは決してない。
だが、彼女に根深く巣食った復讐心を消し去るには、これしかないんじゃないか?
……アンリの殺害に関する記憶を、彼が病死したというものに変えてもらうつもりだ。
これで、ネモや帝国に対する復讐心は消えるだろう。嫌悪感ぐらいは残るかもしれないが」
「……確かに、ボクたちにも非はある。マリアのことを、すっかり無視していた。
それに、彼女は『一族』のことを知らない。説明しても分かってもらえないだろうけど……。
マリアのことは、ボクたちが始末をつけるのが筋だと思う。でも、どこに彼女を?」
「既に行ったことがある場所だ。第三十一階層、クレッグたちがいた村だ。
彼らにとって最大の問題は、日常が平穏すぎることだ。
全てが終われば、ジェラードによって地上との交流も再開するかもしれないが、
目先は『全くの他人』がいないことが問題だと思う。……彼らなら、きっと受け入れてくれるさ。
マリアには、道に迷ってここにたどり着いたという認識を持たせておく。
……復讐心を忘れ、普通の女性として、生きていってほしい。それが私の願いだ。……甘いだろうか」
私は皆に呼びかけた。
※70-魅力(22)×3=04以上で成功
※81…成功
「甘いね。でも、シデらしいや」
ダナが笑った。
「僕にも、ネモを止められなかった責任はあります。……すみません」
「いや、ジュリアのせいでもない。ネモたちの力を借りると決めた時、マリアに思いが至らなかった私の責任だ。
幸い、マリアの裏切りによる直接の死者は出なかった。そこが本当に救いだ」
マリアは依然、激しく咳き込んでいる。呼吸困難になる手前だろう。
私は霊薬を取り出すと、咳がいったん収まったのを見計らい無理やり彼女に流し込んだ。
「……な……なに……ゴクっ……」
こぼさせないよう注意しながら、全てを飲ませた。やがて、彼女の瞼は閉じ、深い眠りについた。ジャックの時と同じだ。
「後は、ブレイズの所に運ぶだけだ。私が背負う」
###########
「レイズ猊下はいらっしゃるだろうか」
※30以上でいる
※14…不在
「猊下は不在にしておりますが、ご用件は?」
受付の女性が答えた。第三十一階層に行くには、彼の手を借りなければならないが。
※70以上で追加イベント、ファンブルなし
※フローラはいる
「いや、猊下でなければ頼めない用事がありまして……」
「あら、どうなさいましたの?」
そこに顔を出してきたのは、フローラだった。彼女なら、あるいは。
「ブレイズに、彼女の記憶を一部改竄してほしいのです。……理由は後でご説明します。
その上で、彼女を第三十一階層の『ハーテル』という村に連れて行ってほしいのです。
突然かつ、わがままな申し出というのは理解しているつもりです。……どうでしょうか」
「どうでしょうか、と言われましても、ねえ。ただ、貴方がたには借りがありますわ。
一旦彼女はわたくしたちの方で預かります。わたくしから頼み事を言えば、ブレイズ様もその通りになさるでしょう。
さして、難しくないご依頼のようですし」
フローラは笑って快諾した。
############
私はフローラに事の顛末と頼み事の内容を告げ、教団の支部を去った。
「確かにわがままな申し出ですわね」と苦笑されたが。
マリアの意識は、当面は戻らないという。おそらく、もう二度と会うことはないだろう。
ジェイクには「私が処刑した」と伝えるつもりだ。彼のことだから、今回の一件のことを全て読まれてしまうかもしれないが。
ただ、結果としては似たようなものだ。それで問題があるようには思えない。
空には少し赤みがかかり始めていた。そろそろ、第三研究所の襲撃計画について相談せねばならないだろう。
#########
「シデさん!決着はつきましたか」
ジェイクが私に呼びかける。会議は既に始まっていた。
「……ああ。マリアは、私の手で殺した」
ジェイクはしばし私の目を見た後、ふっと笑った。
「そういうことにしておきましょう。……では、配置ですが……」
黒板には、白墨で第三研究所の図が書かれていた。彼が廃人にした、「死の行商人」から得た情報であるらしい。
見た感じでは、相当に大きなもののようだ。地上からはただの小屋にしか見えないが、地下は4層もある。
「さしあたり、個々の部屋を調べる部隊を二つ、真っすぐに最下層を目指す部隊を二つという感じですか。
恐らく、リリアは第三層に監禁されています。最下層には研究所所長の部屋があります」
「一つ聞こう。……最下層の、この空間は何だ」
ホッズが黒板を指さした。……確かに、一つ不自然に大きな空間がある。
「平たく言えば『ここから先は分からない』のだそうです。
フィリアという女は、ここにザッシュ以上の誰かがいる確率は低そうなことは言っていましたが……油断は禁物でしょうね」
竜人のような存在を作り出している可能性ぐらいは、念頭にいた方が良さそうだ。
ただ、ヴォラスを納得させる何かがあるかもしれない。少なくとも、精神転移装置が見つかるか、その被験者がいればいいのだが。
「とにかく、班の振り分けをしておこう。僕たちは、最下層に行きたい。……ちょっと、決着をつけないといけないことがあってね」
アレスが鋭い目つきで言った。普段ののほほんとした彼からは、あまり想像がつかない。
「そうですか。僕はホッズと個々の部屋を調べることにします。リリアを探すのが第一です」
「女探しというのは気に食わないがな。まあ、向こうにとってもそれなりに重要な存在のようだ、手伝ってやるさ」
ホッズが少し不満そうに言った。
「あたしらはどっちでも構わないよ。統領府の思惑を潰して、安心できる環境ができればそれでいいわけだし」
クシャナはさして興味がなさそうだ。ソールも頷いている。
さて、どうすべきだろうか。
1 探索班
2 強攻班
※1ならばアイテム入手の確率があります。
ただし、アレス一行とクシャナ&ソールが最下層にいるかもしれない何かに対処できるかは別問題です。
※安価下5多数決、考察必要
2
多分あんだけ神ってたコンマの後だからろくなもん拾えないと思う(諦め)
あとまたフィリアになってる(小声)
>>341
何で間違えるんですかねえ……猛省します。
クシャナってこんなキャラだったっけ
「私たちは真っすぐ下に行こう。疑いなく、この中で一番の戦力は私たちだ。
それだけでも、大分違うだろう」
「そうですね。ルカンのような存在には、僕たちでは誰も対処できない。お願いできますか」
私は頷いた。妥当な選択だろう。
「後は、いつ行くかだね。一応、馬車を使えば2日で着くけど。
今日でも明後日でもどちらでもいいけど、個人的には一日準備する時間は欲しいな。ねえ、アリア、シーラ」
「そうねえ。あたしたちとしては、できるだけの準備はしたいけど」
「ちょっと待った。俺は賛同しかねる」
ホッズが眉をひそめ、アレスの意見に反論した。
「ザッシュって言ったか。そいつは相当な大物なんだろう?そいつが死んだと知られたら、それなりに向こうも整えてくるはずだ。
戦力が整う前に一気に叩くってのが、戦いの本筋だと思うが、違うか?」
彼の意見にも理はある。ブランドの限界が来るのは、後3日ほど。ヴォラスの期限は1週近く余裕がある。
どちらにしても問題ないと言えばそうだが……
1 明日出る
2 明後日出る
安価下5多数決、考察必要
>>346
(久々の登場で、口調を間違えたようです。以後気を付けます)
「私もホッズの意見に同感だ。一気に潰してしまおう。
作戦の結果にもよるが、早めにテルモンに駆け上がってしまいたいというのもある」
ジェイクが頷いた。
「それはその通りですね。アレスさん、すみませんがそれでいいですか」
「僕としてはちょっと不安だけどね。これから買い出しに行って、何とかするさ」
アレスが苦笑した。アリアとシーラはかなり不安そうだが……。
確かに力量だけで言えば、アレスはともかくこの二人は劣る。アレスに何か秘策があるのだろうか。
「馬車はこちらで用意してあります。怖いのは、万一留守中にモリブスが誰かに襲われることですが……」
「一応抜かりない。私も『電話』を持っている。何かあれば、ネモ様から何かあるはずだ」
クシャナが黒い板――「電話」を見せた。言われれば、モリブスにはネモが残っているわけだ。
よほどの相手でない限りは、彼が対処するだろう。
……そう言えば、彼にマリアのことを伝えるべきだろうか。何も考えていないはずはないが、いつかは伝えねばなるまい。
#########
※追加イベント判定
80以上で追加イベント、ファンブルなし
※追加イベントなし
今日はここまで。明日からやっとテルモン攻略編です。
再開します。
翌朝、8の刻。宿屋の前には2台の馬車が横付けされていた。
「おはようございます。では、行きますか」
ジェイクやアレスらと共に、杖をついた白いフードの人物がいる。ルカンか。
「テルモンまで世話になる」
「作戦中、ルカンはどうする?誰かついているべきだと思うが」
「そうですね……ルカンが逃げるとは思えませんが、万一ケインの手に落ちると厄介ですね」
ジェイクのその言葉を聞いたルカンは、鼻で笑った。
「見くびるなよ人間。多少力は失えど、自分の身は自分で守れる」
本人は見張りがつくのを嫌がっているようだ。……さて。
1 見張りをつける
2 見張りをつけない
1の場合は「誰に」も合わせて。
安価下3多数決、考察必要
2
電話を持たせとく
んで何かあったらゲートで駆けつければ?アングヴィラ行く用事も(今の所は)なくなったし惜しみなく使って行っていいかと
362を採用します。
昼に再開。
「ルカンだが、こちらで預からせてもらえないだろうか?道中連れ回すのは、襲撃を考えると危険だ。多少戦力になっても、まだ満足に歩けない現状を考えると、そうした方がいい」
「ではどうするんです?」
ジェイクの言葉を聞き、私はジュリアの方を見た。「あっ」と一声上げ、彼女は頷いた。
「安全な場所がある。『一族』のことは、知っているだろう?一旦彼らの下に、ルカンを送るつもりだ。テルモンに着き次第、彼を迎えに行く。
『扉』は、ジュリアが開いてくれるはずだ。ルカン、異論は」
「癪だが仕方がない。そう簡単にやられるつもりはないが、ヴォラス様に謁見するのが最優先だ」
次元牢に彼を預けるのが、恐らくは最善だろう。ブランドが暴走する可能性はあるが、限界までには間に合う日程のはずだ。
##########
※70以上で追加イベント
※追加イベントなし
#########
次元牢の様子はさして以前と変わらなかった。ジュリアンが真剣にモニターを見ている。フィオナは魔力増幅装置の開発に専念しているらしい。
コーウィンに事情を話すと、「騒乱の危険性は、確かに薄そうだが、ここに置くよりはいい場所がある」と言って「電話」を取り出した。誰かとの短い会話が終わると、彼はこちらを向いた。
「今から迎えが来る。一服するまでは、そこにいてもらうことになるだろう。……変な気を起こしたら、躊躇わず消すのでそのつもりで」
「貴方がコーウィン殿、か。話には聞いていたが……ケーヒルとは、似ているようで似ておりませぬな」
「……同じ血を引いていても、私とあの男は全く別だ。……私もかつては、ああだったのかもしれんが」
コーウィンが少し遠い目をした。やがて、空間に歪みができる。現れたのは、コーウィンの執事長、ドワーキンだ。
「コーウィン様、お変わりなく何よりです。……この竜人をお預かりしろと、そういうことですな」
「ああ。……シデ、彼を呼び戻す必要ができたら、私に繋いでくれ。手配する」
「ありがとうございます。……次ここに来るのは、おそらく2日後です」
「そうか、ジェラード兄さんとブレイズ、ランダムには伝えておこう。エリックは……どうだかな」
コーウィンは何かが入ったカップを一口すすり、視線をモニターに向けた。その目は、何かもの思いにふけっているようにも見えた。
#########
ルカンを預け、私たちは出発した。歩かずに済むから、疲労もなく実に快適だ。
半面、襲われると危険が多いだろう。……このまま何もなければいいが。
※15以上で一日目終了
一旦中断。次より本番です。
アヴァロン邸に送ったのか
コーウィンもちょくちょく伏線っぽい発言してるけどいつになったら真の目的を教えてくれるのかねぇ
ところでドワーキンも一族ハーフなのかな?
再開します。藤井君凄いっすね。
>>370
考えてみれば、この後次元牢で起きる&発覚する諸出来事に対しルカンが反応できるはずもないですし、
そもそも万一のことを考えればこれが無難な感じがします。
なお、ドワーキンはハーフというよりは、フローラやデアドラの兄というべきでしょう。
(普通の一族ハーフの寿命はせいぜい150年ぐらいです。マリーンはちょっと特殊なので、一族並みですが)
初日は何事もなく過ぎていった。宿場町で旅の汗を流す。……明日が勝負だ。
#########
「ここが、『第三研究所』??」
翌日。情報を頼りに辿り着いた先には、一軒の掘っ立て小屋があった。帝国のアジトに、少し似ている。
私たちは、そこから大分離れた位置に馬車を停めた。
「この地下に、リリアがいるはずです。……ただ、見張りぐらいはいるはず」
ジェイクが言う。ここから小屋の内部は勿論見えないが、周囲に何もない以上気付かれずに忍び込むのは不可能に近い。
「一気に近付くか、無理を承知で徐々に近付くか、だな。……小屋ごと見張りを吹き飛ばす手も、あるにはあるが」
私はミドルを見た。彼のクリムゾンなら、小屋を消し去ることはできなくはない、が。
80以上で追加イベント
※追加イベントなし
さて、どうすべきだろうか?
1 強行突破
2 誰かが忍び寄る
3 ミドルのクリムゾンに託す
4 自由安価
安価下5多数決、考察必要
「まず、中に誰がいるかを調べよう。その上で考えてからでも遅くはない」
私は精神を研ぎ澄まし、鉢金の力を使った。
70-賢さ(27)=43以上で成功
※99…強クリティカル
「……??どういうことだ??」
「どうしたの、シデ?」
ダナが訊いてくる。私は何かの間違いかと、もう一度精神を集中した。
「間違いない。……見張りはいないぞ」
「何ですって!?そんなはずが……」
ジェイクが小屋の方を見る。
「いや、間違いない。この鉢金には、離れた場所の魔力を感知する力がある。
どんな生物にも、多少なりとも魔力はあるからな。……だが、あの中にはいない。信じがたいが」
「ということは?」
「……分からない。ただ、千載一遇の好機だ、一気に行くぞ」
私たちは小屋に向け駆け出した。……中は確かにもぬけの殻だ。
私はもう一度、鉢金の力を使った。
※70-賢さ(27)×2=16以上で成功
※90…成功、70以上のため……
「……!!中で色々動いているぞ!?これは、恐らくは……!」
ジェイクの顔が明るくなった。
「リリアが、動いている!?」
「多分。見張りがいなかったのも、そのせいだ。たまたまだろうが、リリアが反乱するのと同時に来たというわけか。
何にせよ、絶好機だ!行くぞっ」
私たちは一気に階段を駆け下りた。遠くから叫び声と悲鳴が聞こえてくる。
作戦通りに二手に分かれ、私たちは下に向かった。リリアらしき人物が何物かと戦っているのは、第三層だ。
※50以下で敵兵発見
「くそっ、何てことだっ!……たった一人の女に……」
下は混乱した兵士と研究員でごった返していた。7、8人といったところか?
そのうちの一人が、私たちとアレス一行に気付いた。
「う、上からも敵襲ーッッ!!?」
※30以上で不意討ち
※不意討ち、戦闘省略
「せっかくだから、消えてくれないかな」
ミドルが一歩前に出ると、クリムゾンから巨大な魔弾が打ち出された!
……そしてそれは兵士と研究員を呑み込み、彼らを跡形もなく消し去った。
アレス一行は、それを見て唖然としている。
「……ミドル、容赦なさすぎじゃない?」
「『死の行商人』に絡む連中に、慈悲など不要です。先を急ぎましょう」
ひきつった笑いを浮かべるライラに、ミドルは静かに答えた。本当に、ペラでの一件の後から、ミドルには迷いがなくなった。……冷酷、冷徹になったともいうが。
それが彼にとって良いことかは、私には分からない。
私たちはなおも先を急いだ。目の前に、下に向かう階段が見える。
「……ざ……るな!!……う、始末……!!」
「甘……わね!!……ること……想定……かなっ!!」
下で誰かが戦っている。凄まじい腐臭と死臭だ。
※コンマ下40以上で追加イベント1
※70-賢さ(27)=43で成功(コンマ下2)
※追加イベントあり
※賢さ判定には失敗(30)
「その声はっ!!」
アレスが剣を抜いて駆け下りた。私も慌てて後を追う。
「グラハムっ!終わりだ!!」
※85以上で攻撃ヒット(コンマ下)
攻撃ミス時、70-賢さ(27)×2=16以上でシデが何かに気付く(コンマ下2)
※攻撃はミス
※判断はファンブルのため、ダナとの絆効果で再判定
グラハムと呼ばれた男は背後からのアレスの一撃に、即座に反応した。素早く振り向くと、持っていた剣で受ける。相当の腕前だ。
「……!!アレスかっ!!諦めの悪い男め!!」
「故郷を滅ぼした貴様の顔は、忘れたくても忘れられないんでね!ここで死んでもらおうか!!」
目の前には、リリアがいる。死体を三体操っているようだが……これは異様だ。死体がドロドロに溶けている。これは?
「シデさん??死にたくなかったら、近付かない方がいいわよ!!
そこの無謀な彼にも、そう言ってやって!」
リリアが叫ぶ。……これはっ!
「『呪病』の死体かっ!アレス、彼女のいう通りだ、引いた方がいい!」
よく見ると、グラハムの前にも3人ほど倒れている。グラハムという男が無事なのは、恐らくはザッシュや「ゲイル」と同じ身体だからだ。
※30以上でアレス気付く
※アレス気付く
ここで一旦中断。
「本当ですか??……クソッ」
アレスはそう言うと一歩飛び退いた。グラハムが私たちを睨む。
「……それはこちらのセリフだ。『前門の虎後門の狼』とは、よくぞ言ったものだな」
「ええ、その通りよ。あんたに魔法は効かない。でも、純粋な病原菌はちゃんと効くのでしょ?
新型の『呪病』の研究と、その対抗薬の開発をあたしに任せたのは失策も失策だったわね。
一瞬でも目を離せば、屍術師(あたし)が何をやらかすか読めたでしょうに」
グラハムが一瞬懐に視線を落とした。何かを操作しようとしている?
70-器用さ(28)=42以上で成功
※33…失敗、小ファンブル
私は一歩出遅れた。グラハムはニヤリと笑い、懐の中の何かを押す。
「……何とか間に合ったな。お前がおしゃべりで助かったよ」
「何を押した!?」
「まあ、じきに分かることだ」
次の瞬間、けたたましい警告音が辺りに鳴り響いた。下の方からは、獣の咆哮のようなものも聞こえてくる。
ここにいても分かる。凄まじい魔力だ。こんな魔力は、さっきは感じ取れなかったが?
「『あれ』を解放したのね。……死ぬ気なのあんた」
「どっちみち、私は助からん。お前の攻撃も多少は食らった。あと数日の命だ。
死出の旅路には、連れ合いは多くいた方が良かろう?」
咆哮は徐々に大きくなってくる。リリアは屍をどこかに引っ込めた。
「まずいわ……逃げなさいっ!」
70-賢さ(27)×2=16以上で成功
※すみません、確認します。
上の記述はなかったことになるかもしれません。
小ファンブル回避はないの?
装備:
神器「フィンゴルの手甲」
HP+20、腕力、器用さ、魅力すべて+4、ダメージ修正60、ダメージ軽減40、コンマ判定15、朦朧修正60以上で発動(継続判定は40以上)
軽ファンブル無効(00奇数、11、22のみファンブル)
※大変失礼しました。軽ファンブル回避なので、単なる失敗ですね。
とすると、上の記述は取り消しです。失礼しました。
※420からの差し替えです。
私は一歩出遅れた。グラハムはニヤリと笑い、懐の中の何かを押す。
「……何とか間に合ったな。お前がおしゃべりで助かったよ」
「何を押した!?」
「まあ、じきに分かることだ」
銀髪の男がそう言うや否や、彼の姿は徐々に薄くなっていった。……これは??
「プレーンウオーク!?」
「その名をよく知っているな。それに近いが、外れだ。
ゲート発生装置の改良版だよ。よりケイン様のそれに近くなるよう、工夫が施されたものだ。
そういうわけだ。残念だったなあ、アラン。君の親と想い人の仇は、またまた討てずじまいというわけだ」
「クソぉぉぉ!!」
アランが大きく振りかぶって剣を振るう。しかし、それはグラハムの残像を斬っただけに終わった。
「無駄なことだ。まあ、また会うかもしれんな。それまで君たちが生きているといいが。いや、それは良くないのかな?
ふふふ、まあどちらでもいい。さらばだ諸君」
男はそう言うと、虚空に消えていった。
(アランになってる)
ここまで。手甲の件、大変失礼しました。
多分、これまで1、2回ぐらい弱ファンブル発動しているっぽいですね。
なお、「ダメージ食らって数日の命」は忘れてください。弱ファンブル時のイベントでは、上の記述通り下から???が登場する予定でした。
(通常ファンブルで?????が登場、00奇数だと……)
>>428-429
失礼しました。どうにもいけません。
これだけキャラが多くなると、脳内で整理するには限界がありますね…。
ステータスの説明にファンブル無効と回避の二つあるけど違いはあるの?あと再判定は絆ボーナスによるものだけ?
越前ってザッシュより強いん・・・?
ガチャピンに殺された・・・
少し遅れました。再開します。
>>436
ガチャピンに殺されるのはよくあることです。
「……何者だ、あいつは」
私はグラハムがいた辺りを見た。間違いなく、ここの責任者かそれに準ずる存在だろう。
だが、アレスとの因縁含め、期になる男ではある。
「グラハム・カーバイド。元はテルモンの大病院の医者です。統領府の研究機関にいると知ったのは、比較的最近ですが。
『死の行商人』の元締めの一人ですよ。……僕の故郷を滅ぼした、張本人でもある」
唇を嚙みながら、アレスが言った。アリアとシーラも下を向いている。
私はミドルを見た。アレスの方を、じっと見つめている。非常に似た境遇だったということか。
彼にとってのザッシュが、アレスにとってのグラハムなのだ。仇を目前で逃がした悔しさは、よく分かるのだろう。
「一種の狂人ね。研究目的のためなら、人命なんて屁でもない。
あたしも『呪病』の開発で、それを痛感したわ……。この子には、本当に悪いことをした」
リリアは「しばらくは近づかない方がいいわよ」といい、使役していた屍をどこかにやった。
「……君も、人質を取られていたのだったな」
※80以下でイベント発生、ファンブルなし
※追加イベントあり
リリアはその言葉を聞いて、悲しそうに笑った。目には涙が浮かんでいる。
「……死んだわ。新型『呪病』の、被験者にされてね。
父さんも母さんも、妹のエリザベスも。……覚悟はしていたみたいだけど。
よりによって、最後の処理をあたしにさせるなんてね。
……ううっ……で、でも……皆は……あたしの力になってあげるって……」
彼女はそこまで言うと、座り込んで泣き崩れた。そうか。あの屍は、彼女の両親と妹だったのか。
私はしばらく待って、リリアに呼びかけた。
「だから、反乱を起こせた、そういうことか」
「……そう。あたし自身の魔力なんて、たかが知れている。
だけど、『呪病』に冒された屍を使えば、グラハムだって殺れた。もう一歩だったのに!」
リリアが拳を床に叩きつけた。あともう一歩早ければ。私も拳を握り締めた。
「……ただ、まだ殺せる機会はあるよ。グラハムって奴、多分ここの責任者なんでしょ?
とすれば、『第一研究所』にいる可能性は高いよ。『第二』『第三』が潰れたなら、残すは『第一』しかないじゃない?
逃げ込んだ先は、多分そこ。どちらにせよ、ボクたちはそこに行くことになる」
ダナが私の肩に手を置き言った。「第一研究所」は、テルモン郊外にある。
……そこには、恐らくはケインがいるだろう。
「リリア、『第一研究所』について、聞いたことはないか?」
01~65 いえ、全然
66~85 多少は
86~94 それなりには
95~99 父さんが教えてくれたわ
「多少は。統領府の中でも最大の研究所よ。表向きはグラハムの病院ってことになってる。
でも、中がどうなっているかは知らない。裏の顔は、徹底して隠蔽されているみたい」
その時、上からジェイクたちが駆けてきた。
「リリア!無事だったか!」
リリアも目に涙をため、駆け出そうとしたが思いとどまった。
「ジェイク!!……会いたかった、でも近寄らないで。
まだ、魔素と菌が残っているのもあるけど……あたしはあなたを裏切ったのよ?
もう愛される資格なんて、ないじゃない」
「リリア、それは違う。事情は全部知っている。
君がご両親と妹さんを人質に取られていたことも、そして……彼らが新型の被験者にさせられていたことも。上の資料で見たよ。
僕が君でも、領事府を出ただろう。それは責められることじゃない」
「でもっ!あたしは、統領府の奴を迎え入れる手助けをした。モリブスを統領府の連中に、支配させてしまったのよ??」
ジェイクは笑って言った。
「それなら心配はない。そもそも、なぜ僕がここに来ていると思う?
もうモリブスは自由だよ。統領府の息がかかった人間は、もう誰もいない。シデさんたちが、全てやってくれた。
テジー総領事は、ルカンに殺されたけど……僕が後を継いだ。だから大丈夫だ」
「嘘っ……そんな嬉しい嘘、つかないでよ……」
「嘘なら、僕はもちろんシデさんもここにいないさ。……一緒になろう、リリア」
リリアは再び座り込んで、泣き始めた。ダナがポンと私の背中を叩き、「ひとまず良かったんじゃない?」と笑った。
※ミッション「リリアを救出せよ」を達成しました。
※まだ探索中のため、一連のイベント終了後にステータス上昇判定を行います。
##########
リリアが落ち着き、「もう大丈夫」と言われて私たちは第三層の通路に集まった。
上にいたのはほぼ非戦闘員で、少ない戦闘員もジェイクたちが鎮圧したようだ。
「第二層に戦闘員が固まっていた」らしいから、多分ミドルの一撃で消え去ったのだろう。
「で、探索の首尾はどうだった?」
私はジェイクに呼びかけた。
※情報面(コンマ下)
01~15 情報量少、ヴォラスを説得できる手掛かりなし
16~50 情報量少、ヴォラスを説得できる手掛かりはないが……?
51~85 情報量中、単独だと少々厳しいが手掛かりあり。下に……
86~94 情報量大、手掛かりあり。もう一つ何か欲しいが、これだけでの説得も可能か
95~99 情報量極大、手掛かりあり。これだけで説得可能
※アイテム面(コンマ下2)
01~60 アイテムはなし
61~85 アイテム一つ発見
86~94 アイテム二つ発見
95~99 貴重アイテム発見
※00が出ましたので、偶奇判定を行います。
※情報判定の結果も鑑み、以下の内容にします。
奇数…下から獣の咆哮のような声が聞こえてくる。それは一気に大きくなり、向こう側の階段から何かが現れた!
偶数…貴重アイテム複数個
※貴重アイテム複数個発見
※個数を決定します。
01~94 2個
94~98 3個(1個は確定神器)
99、00 4個(1個は確定神器)
※貴重アイテム2個
「……正直、ヴォラスを説得できるような手掛かりはどこにもなかったですね。
大体『呪病』の研究の内容ばかりで、テアマト殺害の黒幕がケインという内容はどこにも。
ただ、どうも重要な情報は別のところにあるかもしれません。第4層です。
ここにグラハムの部屋がある。そこに行けば、あるいは」
ジェイクの言葉に、ホッズが口を挟んだ。
「だが、下の階層は相当厳重な管理がされているらしい。グラハムでなければ立ち入れない仕組みのようだ。
さらに言うなら、下には何かがいる。シデ、そこは分からなかったのか」
「いや、そこは感じ取れなかった。……が、扉自体が魔力を封じる仕組みなら、ありえなくはないな」
私は向こうにある階段を見た。まだここには、何かが潜んでいる。
「それはそうと、だ。上に面白いものがあったぞ。しかも二つだ。
お宝のようだが、俺には価値がいまいち分からん。ちょっと見てくれないか」
ホッズが何かを取り出した。……これは?
※アイテム判定一つ目
01~30 豪運の宝珠
31~50 奇跡の首飾り
51~70 僥倖の髪飾り
71~84 ブーツ(7000マドル以上確定)
85~94 指輪(7000マドル以上確定)
95~98 天恵のイヤリング
99、00 再判定(超貴重アイテム)
「何だこれは」
出てきたのは黒い宝珠だ。ミドルに渡すと「……これって??」と言ったまま黙っている。
「どういうものか、分かるか」
「今持ってる首飾りとか髪飾りの亜種ですよ。状況を大きく好転させる効果があるみたいです。
やっぱり一回使うと砕けちゃうみたいですけど」
※「豪運の宝珠」
「01~30」など複数の結果があるコンマ判定で、必ず上から2番目の結果を引く。
ただし、クリティカル扱いとなる95~99は引けない。
宣言者がゾロ目であれば、自動的に95~99の結果に移行する。
使用時、不適切と判断した場合は筆者が裁量で無効にする場合もある。
(基本今回のようなケースで使うことになるでしょう)
なるほど、そういうものか。それならば旅の助けにはなる。
「そんなものがあるのか。世の中は広いな……。もう一つはこれだ」
※アイテム判定二つ目
01~30 奇跡の首飾り
31~60 僥倖の髪飾り
61~75 ブーツ(7000マドル以上確定)
76~94 指輪(7000マドル以上確定)
95~98 天恵のイヤリング
99、00 再判定(超貴重アイテム)
超貴重アイテム入手判定で宝珠使えたらかなり美味そうだ
出てきたのは髪飾りだ。これは、今私が付けているものと同じようだ。
「これで2つめですね。……奇跡を二回起こせるというのなら、相当大きいかもしれないですね」
「そうだな。……さて、どうする?下に行ってみるか」
皆が頷いた。できるだけのことはやっておいて損はない。
階段を下ると、目の前に大きな扉があった。何かの金属でできているらしく、見るからに頑丈そうだ。
「グラハムしか通れない、って言ってましたよね……」
ジェイクが険しい顔をした。右には何かが光っている。さて、どうしたものか。
1 ミドルのクリムゾンで扉を壊す
2 シデが殴って扉を壊す
3 右の何かを調べる
4 諦めて立ち去る
5 自由安価
※安価下5多数決、考察必要
私は右で光っているものを見た。
近付いて調べると、そこには何か指を置けるぐらいの突起がある。
70-賢さ(27)=43以上で成功
※83…成功
「なるほど、そういう仕組みか」
私は自分の指を見た。
「どういうこと?」
「何かで読んだが、人の指の紋様は、誰一人として同じものはないそうだ。
グラハムしか通れないというなら、そのことを使っている可能性が高そうだと思ってな。そうならば多分、ここにいる誰でも開けることはできない。
もし誰かが指を置いたら、何かしらの罠が作動する可能性は高かっただろうな」
私はもう一度扉を見た。さて、どうすればいい?
1 ミドルのクリムゾンで扉を壊す
2 シデが殴って扉を壊す
3 諦めて立ち去る
4 自由安価
それもそうか。
とはいえ、初期の市販アイテムなだけあって、効果は筋力、器用、耐久が+1とかだったはずだから、強敵相手の切り札としては微妙だけど。
すみません、安価下5を書き忘れていました。考察必要です。上2票は採用します。
(ただし、最初のは1扱いです)
フィオナに連絡で決定します。今日はここまで。
>>519
記憶が確かなら一時的に+3だったような。ただ、反動大だったはずです。
大ボス相手に使うのが筋なわけですが、本作ではルカンといいイゲータといいザッシュといい、何の前触れもなく向こうから来るパターンばかりでしたからねえ。
ルカンについては、グレネードで何とかしちゃいましたし。
ミドルが飲ませれば5上がるからステータス気にしなくても倍率ちょうど1上げられる。俺は一族戦で使いたいかな。倒した後の呪いが避けられなさそうなので
>>495
使えますね。というか、いきなり使われると思ってました。高確率で神器ゲットでしたから。
あとついでなので一言。「最強アイテムは手にしない方がむしろ幸せかもしれない」です。
これはメタ的な意味だけでなく、ストーリー的にもということです。狙える条件が整って来た(それでも4万分の1が10000分の3ぐらいになった程度ですが)ので、一応の警告です。
>>526
元ネタやられてますね。そう、あれが来ます。
とすると、コンマ操作系アイテムの使い道の有力候補になります。
>>467みたいな時に使うとどうなるの?94はクリティカルの範囲外なわけだが
>>530
おおっと。失礼しました。真の方と混同してますね。あるいは、ミドルの効果込みで覚えていたか。
>>529
クリティカルが条件で上がる判定なので、宝珠を使っても無効です。
最初期にダナを捕まえた時とか、あるいは今回の2回目がいい使いどころですね。
どっちにしても3にしちゃっていいんじゃないか?1じゃまず使われない気もするし
再開します。
>>537
私も+3で覚えていたので+3にします。
「フィオナに伝えてみよう。開け方を知っているかもしれない」
私は「電話」を手に取った。彼女は魔力増幅装置の開発中だ。出てくれるといいが。
※40以上で応答あり
※応答なし
「電話」は呼び出し音を鳴らすだけだった。やはり作業でそれどころではないらしい。
「手詰まり、だな。かなり気になるが……」
「ここで一旦引くのは手かもしれないですね。危ない橋を、ここで無理して渡る理由もない。
『第一研究所』に行けば、多分何かあるでしょうし」
ジェイクが言う。確かに、私たちだけならともかく全員で行くのは危険だろう。
……
1 ミドルのクリムゾンで扉を壊す、誰か残す
2 ミドルのクリムゾンで扉を壊す、シデ一行だけで行く
3 シデが殴って扉を壊す、誰か残す
4 シデが殴って扉を壊す、シデ一行だけで行く
5 諦めて立ち去る
6 自由安価
※安価下5多数決、考察必要
※誰か残すなら、誰を残すか指定してください
2と5で決戦投票です。
安価下5多数決、考察不要
「ジェイク、アレスやクシャナたちを連れて、地上に戻ってくれないか?ここから先は、私たちで探索する。
……相当、嫌な予感がする。巻き込ませたくはない」
ジェイクは頷いた。
「分かりました。ただ、無理はしないでください」
彼はそう言うと、皆を連れて階段を上がっていった。
「さて、と。ミドル、やれるか?」
「勿論です。せっかくですし、最後まで行きましょう」
ミドルは微笑んでクリムゾンを構える。銃口に魔力が集まっていくのが分かった。
……
※20以上で扉破壊、70以上ならボーナスあり
そういやジュリアの奥義修正はいつはいるんだろう
※62…成功
ミドルが引き金を引くと同時に、轟音と煙が辺りに立ち込めた。……少しずつ、煙が引くとそこには短い廊下があった。
すぐ近くには部屋がある。廊下の向こうには、また頑丈そうな扉だ。
……ウォォオオン……
扉の向こうから、何かが吠える声が聞こえる。グラハムが研究していた何かだろうか?
「シデ、これって……」
ダナが緊張した面持ちで言う。私でも分かる。扉の向こうにいるのは、紛れもなく怪物だ。私たちだけで来て良かった。全員で来ていたら、確実に犠牲が出ていたはずだ。
1 部屋から先に調べる
2 奥の部屋に行く
※安価下5多数決、考察必要
>>555
ブランドイベント終了時の予定です。
「先に部屋から調べるか。……奥から何か出てくる可能性もあるから、警戒は解かないでくれ」
「もちろん。鍵はかかってないね」
私たちは部屋に立ち入った。……医学書らしきものがある本棚に机と、殺風景な部屋だ。
机には、何やら光る板がある。次元牢の「モニター」に似たもののようだ。
「『一族』の技術かな?」
「恐らくは。ケインが色々噛んでいるのは間違いない。まず、書類か何かないかを探してくれ。その板は後回しだ」
※80以上で何か発見
※目ぼしいものなし
「うーん、手掛かりらしいものはないね。……となると、こいつか」
ライラは光る板を見た。板には川と森の絵が映っている。
※70-賢さ(27)×1.5=30以上で成功
※91…成功
「いや、これは私たちの手に負える代物ではない気がする。……適任者を呼ぼう」
「適任者って?」
私は「電話」を取りだし、ランダムを名前を押した。この手のことなら、彼が一番頼れる。
※20以上でランダム登場
※ランダム登場
『……おう。何か用か?』
「ええ、力を貸していただけないかと。……ケインの機械のようですが、扱い方が分かりません。次元牢の『モニター』に近いものがあります」
『なるほどな。そりゃ『PC端末』だ、お前さんたちじゃパス間違えて警報鳴らされて終わりだったな。俺を呼んだのは賢明だよ。すぐ行く』
しばらくすると、空間の歪みからランダムが酒瓶を持って現れた。
「よう、久しいな」
「こちらこそ。最近は何を?」
「ジェラード兄の補佐だよ。『第一研究所』といったか、あそこは難航不落だな。警備がガチガチで、滑り込む隙間もねえ。
侵入には一工夫も二工夫も要りそうだ。……て、ここってまさか」
私は現状を簡単に説明した。ランダムの目が鋭くなる。
「なるほどな。……」
※50以上で追加情報あり、ファンブルなし
※追加情報なし
「……しかし、奥にいるのはかなり危ない奴だな。厳重な扉で閉じ込められちゃいるが、出てこられたら何とかするしかないな」
「承知の上です。……調べられますか?」
「勿論よ。……少し時間をくれ」
そう言うと、ランダムは何やら色々な器具を取り出し、板に付け始めた。
「さーて、パスちゃん早く開いてくれよ……」
※30以上で解除成功
※解除失敗
※罠作動判定1 50以下で発動
※罠作動せず
一時中断
「くそっ、失敗した。……さすがにまだエラーは出ないな」
ランダムが胸を撫で下ろした。
「失敗すると何かあるのでは?」
「大体は一回だけってことはねえ。ちょっとしたタイプミスでパスが通らなかっただけで、ヤバい罠が作動したら理不尽だろう?
逆に言えば、次は失敗が許されないってことだ」
ランダムはまた何か作業を始めた。
※25以上で成功
※83…成功
「よし、今度は通った。……しっかし、ごちゃごちゃしてんなあ。まあ、PCの知識がない人間だから仕方ねえのか」
板の上には、小さな絵がずらりと並んでいる。同じような紋様ばかりだ。
「『PC』とは何ですか?」
「あー、説明しにくいが『一族』が持ってる昔の遺物だよ。人間ではできない量の情報処理を代わってやってくれる機械のようなもんだ。
人間が作れる代物じゃねえから、多分ケインによるものだな。使い方、どうやって教え込んだんだかな」
機械をカチャカチャやりながら、ランダムが言った。何をやっているか、さっぱり理解ができない。
「ランダムは、どうやってその知識を?」
「んあ?気付いたら頭ん中にあったんだよ。……そこは多分、誰もわからねえと思うぜ。しかし、砂漠からダイヤモンド探すような感じだなこりゃ」
……
※70以上で情報取得(内容は後程コンマ判定)
※コンマ下2が20以下でイベント発生
※情報取得はまだなし
※イベント発生もなし
「こりゃちっと難航しそうだぞ?ファイルが多すぎて、どこに何の情報があるか分かりゃしねえ。個々のファイルにパスかかってるし、時間がかかるな」
ランダムがそう言った次の瞬間。
ドンドンドンドンドン
奥の部屋の方から、大きな音が聞こえてくる。扉を叩く……あるいは壊そうとするような音だ。
「シデ、これまずくない?扉がどれだけもつかは分からないけど……」
1 様子を見に行く
2 見に行かない
安価下3多数決、考察必要
「そうだな。ランダム、ここは任せました。向こうの様子を見に行きます」
「……だな。このままじゃ集中できやしねえ。頼んだぜ」
私たちは奥の部屋の扉前に来た。
※中にいる人物の判定をします。
01~50 ???????
51~94 ????????
55以上ゾロ目、94~99
????????だが……
扉には「立ち入り厳禁」との文字と共に、こう書かれていた。
「ニャルラトホテップ」と。
「……何のことだか分かるか?」
※80以上で判明
※未判明
全員首を振った。ただ、一つ言えるのは、中にいるのは疑い無く怪物であるということだ。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!
扉を叩く音がさらに大きくなる。既に真ん中の辺りは大きく凹み始めている。扉が破られるのは、時間の問題だ。
80-ミドル賢さ(12)×3=44以上で先制
※ニャルラトホテップ先制
ドゴオオオオオンッ!!!!
轟音と共に、扉は破られた。現れたのは、全身黒づくめで目も鼻も口もない男だった。
奴は私たちの存在に気付くと……
01~20 ライラに向け飛びかかった!
21~40 ミドルに向け飛びかかった!
41~60 ジュリアに向け飛びかかった!
61~80 ダナに向け飛びかかった!
81~99 私に向け飛びかかった!
奴はミドルに向け飛びかかった!!
80-器用さ(17)×2=46以上で回避
※88…回避、カウンター
※弱点看破判定
80-知力(28)×2=24以上で成功
※89…成功
「来るのは、予想済みだっ!!」
ミドルは飛び掛かる黒い男に向け、事前に溜めてあった魔力弾を撃った!
ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(28)×7-10)×9
※カウンターのため不意討ち扱い
弱点見抜けるかでだいぶ戦況変わるし大ボスの時はここで髪飾りでもよさげか?
>>612
髪飾り使用でいいですか?
安価下3多数決、考察必要
あ、そういう意図じゃないです。紛らわしくてごめんなさい
>>615
了解です。
ダメージ 1800
ニャルラトホテップ残りHP 9000-1800=7200
ここで中断。
なお、ニャル様が出てきてますがこれはクトゥルフのとは直接関係がありません。コードネームのようなものです。
クトゥルフ関係ないとはいえエゲツないもんが飛び出てきたなぁ…
再開は2100メドです。
>>622
正体は既に示されています。
再開します。
ミドルの魔弾は黒づくめの男の右肩辺りを吹き飛ばした。……次の瞬間、無くなった肩を補うかのように周囲の肉がミチミチと盛り上がっていく!?
何者だこいつは??
得体の知れぬ恐怖を感じながら、私は大きく踏み込んだ。
70-器用さ(28)×1.5=28以上で成功
2発目判定
70-器用さ(28)×1.5=28以上で成功
そういや弱点はあるの?
※2発ヒット
ダメージ
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
コンマ下2一桁×7+筋力(26)×7+25
コンマ下3一桁×7+筋力(26)×7+25
コンマ下4一桁×7+筋力(26)×7+25
>>630
弱点なしなので、ミドルのみ1.5倍ボーナスです。失礼しました。
ダメージ 989
ニャルラトホテップ残りHP 6211
※朦朧ストック2回
ダメージ
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 270
ニャルラトホテップ残りHP 5941
※朦朧ストック2回
ダメージ
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 221
ニャルラトホテップ残りHP 5720
※朦朧ストック1回
ダメージ
コンマ下一桁×7+筋力(26)×7+25
ダメージ 270
ニャルラトホテップ残りHP 5450
私は雨霰のように左右の拳を男に打ち付けた。……手応えがない??
まるで布か何かを殴っているようだ。男は無言で右手を高く掲げた。肩の辺りは既に元に戻っている。
……気が付くと、男の右手は剣のように尖っていた。
明らかに、人ではない。……こいつは?
そう思った次の瞬間……
※攻撃方法の選定
50以下で全体攻撃、50以上で単体多重攻撃、55以上ゾロ目か95以上で単体攻撃
※98…単体攻撃
※対象判定
01~20 ミドル
21~70 ダナ
71~99 シデ(クリティカルなら確定カウンター)
黒づくめの男は、凄まじい速度でダナに襲い掛かった!右手を大きく振りかぶり、音速の勢いで斬り込む!!
※75-器用さ(28)=47以上で成功
04…失敗
ダメージ
コンマ下一桁×20+150-耐久力(18)×5-90
ダメージ 110
ダナ残りHP 247
「きゃあああっっ!!」
男の右手は、ダナの左肩の辺りをばっさりと切り裂いた。血が軽く噴き出す。
「はあっ、はあっ……ヤバいよこいつ、相当強い」
男は右手を前にして構えた。『来るなら来い』と言っているかのようだ。
75-ダナ賢さ(14)×2=47以上で成功
※33…失敗(ファンブル無効)
「うおおおおっ!!」
雄叫びをあげてダナが突っ込む!しかし、それは……
「ダナっ、行くなっ!!」
75-器用さ(28)×1.5=33以上で成功
67…成功
ダメージ
(コンマ下一桁×6+筋力(24)×6+30)×3×x
※縮地発動
※xはダメージコンマに依存(線斬り)
計算式ミスです。
ダメージ
(コンマ下一桁×6+筋力(24)×6+知力(22)×6+30)×3×x
※縮地発動
※xはダメージコンマに依存(線斬り)
コンマは下を採用
※3発ヒット
※ニャルラトホテップHPは1000回復
※ダナHPは全快
ダメージ 2970
ニャルラトホテップ残りHP 3480
「…………!!!」
ダナの高速の剣撃が、迎撃を狙い過ぎて反応が僅かに遅れた男を切り刻んだ!身体の至る箇所から緑色の血らしきものが噴き出す。
「……これでも倒れないか……」
ダナが口惜しそうに男を見る。やはり傷口はみるみる塞がっていく。
「らちが明かないね。あたしのこれで、動きが止まればっ」
ライラが杖を男に向けた。どす黒い巨大な矢が二本、一直線に放たれる!
80-知力(31)×1.5=34以上で成功(コンマ下、下2)
※判定式間違っていました(80-ではなく65-)。ただ、どちらでも成功なので続行
ダメージ
コンマ下一桁×10+知力×x+
ダメージ修正+200
コンマ下2一桁×10+知力×x+
ダメージ修正+200
コンマ下が80以上で恐慌
ミスです。
ダメージ
コンマ下一桁×10+知力(31)×8+
ダメージ修正+200
コンマ下2一桁×10+知力(31)×8+
ダメージ修正+200
コンマ下が80以上で恐慌
判定はやり直し
50以上だから追撃?
ダメージ 1106
ニャルラトホテップ残りHP 2374
※恐慌発生
※ニャルラトホテップのリジェネはニャルラトホテップの攻撃ごとに発生します
二本の矢は立て続けに男に当たった。すると男は、急に頭を抱えて苦しみ始める!ライラはニヤリと笑う。
「お師匠の奥義、『地獄嵐』。脳内で荒れ狂う苦痛の嵐、耐えきれないよね?
……ミドル!今だよ!!」
「分かってますって!!」
ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(28)×7-10)×4.5
※恐慌中なので不意討ち扱い
>>679
すみません、失念していました。後で追加の一発を行います。失礼しました。
ダメージ 1089
ニャルラトホテップ残りHP 1285
ミドルの魔弾が、再び男を貫く!心なしか、再生速度が鈍っているようだ。
「まだあるよっ!!」
ライラが暗黒の矢を放つ!
ダメージ
コンマ下一桁×10+知力(31)×8+
70+200
ダメージ 528
ニャルラトホテップ残りHP 757
※恐慌回復判定 65以下で回復
※恐慌回復
矢をまともに受けた男は、頭を振ると私たちに相対した。右腕はまだ構えているが、かなり弱っているのも確かだ。
01~30 男の身体が、光り始めた??
31~50 男の身体が、透け始めた?
51~94 男の身体が、宙に浮かぶ!!
95~99 ??????
次の瞬間私たちが見たのは、驚くべき光景だった。
「……降参だ」
男は右腕を下ろし、戦闘態勢を解いた。これは……?
「何のつもりだ」
「見ての通りだ。外に出れる絶好の機会だと思ったが、甘くはなかったな。
それに、あまりに再生し過ぎた。もう私に勝ち目はない」
そう言うと、男は顔の辺りに手をやった。ビリビリという音と共に、男の顔が明らかになる。
そこには一切の体毛がない、白い男がいた。
「……何者だ?」
「私に名はない。『ニャルラトホテップ』という、古の神の名で呼ばれてはいたがな。
平たく言えば、『出来損ない』だよ。次の進化種のね」
一時中断。
出来損ないの進化種?つまりそれは……。
「お前は、ケインによって造られた『新人類』の一人なのか?」
「『新人類』……父様はそう言っておられた。だが、私は『出来損ない』だと。魔力への抵抗力が、なかったからだそうだ。
そして生まれ落ちて以来、殆どを私はここで過ごした。一度は、地上を見たかったのだがな」
男は達観した表情を浮かべている。しばらくして、ニャルラトホテップ名乗った男は座り込んだ。
「そして再生能力も、不充分だったというわけだ。もう私は、永くはない」
座り込んだのではない。足首の辺りから下が、なくなっているのだ。下には砂のようなものがあった。
「……少し待て」
私は男の首の辺りに手をやった。治癒術が効くだろうか?
※90以上で成功
※効かない
触ってみたが、内気はもはや殆ど巡っていない。彼の言う通り、限界のようだった。
「すまないが、無駄だよ。身体の再生回数には限度がある。その限度を超えたらこうなる、ということだ」
男はふっと笑った。
「なぜ私たちを襲った?初めからこうしていれば良かっただろう」
「 地上に出れる好機だ、そう思った。それに、私には『旧人類を殺せ』という本能が刷り込まれている。
今は、それが無駄と知っているからこうしているまでだ。どちらにせよ、戦いは避けがたかっただろう。
……だが、楽しい一時だった。初めて、自分の力を振るえたのだから」
本当に分かり合えなかったのだろうか?私は唇を噛んだ。
「……代わりと言ってはなんだが、私が死ぬまで質問に答えよう。訊きたいことが、あるのだろう?」
1 同じような存在はいるのか
2 母親は誰で、どこにいるのか
3 第一研究所とは
4 ケインはどこに
5 自由安価
安価下5多数決、考察必要
1と5(研究所の目的)で決戦投票です。
安価下5多数決、考察必要
「この研究所の目的は何だ?『呪病』の研究はしていたようだが」
※20以上で成功、80以上でボーナス
寝落ちしてました…。再開します。
※クリティカル
「『呪病』の研究は表向きだ。……確かにグラハムは御執心だったようだが、あれは私を外に出させないようにするため、というのが大きいだろう。
私は『出来損ない』だ。『呪病』にはかかってしまう」
「だが、なぜお前を外に出すのをそこまで恐れているんだ?お前ほどの力なら、仮に魔力が効いてしまっていてもケインにとっては十分な戦力だったはずだ」
ニャルラトホテップはふっと、寂しそうに笑った。
「父様は、私が復讐に来ると思っていたようだ。そんなはずはないというのに……。
完成形の弟ができたから、私は用なしだったのかもしれないが」
「弟?何だそれは?」
「分かっているだけで二人いる。『アザトート』と『ヨグソートス』。アザトートは完成形だが、まだ幼い。ヨグソートスは私よりは出来がいい失敗作……という話だ」
ニャルラトホテップの身体は、膝の辺りまで砂と化していた。もうあまり話せないかもしれない。
「それが、第一研究所にいる、ということか」
ニャルラトホテップは静かに頷いた。
「もっと数がいても不思議ではない。繁殖できなければ意味がないからな。
何にせよ、私には関係のない話だ」
彼は虚空をぼんやりと見ている。向こうからランダムが「終わったか?」と呼ぶのが聞こえた。
……
※コンマ下が30以上で追加質問可能
ニャルラトホテップの身体は、あっという間に砂と化していった。足だけでなく、手もなくなり始めている。
「……もう、お別れの時が来たようだ。短い人生だったが……最後だけは少し救われたな」
私たちは誰も言葉を発しなかった。敵ではあったが、彼もまた哀しい存在だったのだ。
「……一度でいいから、青空を見たかった。ただ……それだけが……」
そう言うと、ニャルラトホテップの顔が砂粒で覆われた。そして、彼は砂へと還った。
私はしばし、祈りを捧げた。ダナやライラ、ジュリアは涙を浮かべている。ミドルも俯いていた。
私は祈りを終えると、彼だった砂をかき集め、空いていた袋に入れ始めた。
「……何をしてるの?」
「……この男を、最後だけは地上の土に還してやろうと思う。それが、せめて私にできることだ」
私は砂を詰め終えると、扉の向こうを見た。
※70以上で何かある
※何もない
扉の向こうは、殺風景な何もない空間だった。壁は所々凹んでいる。ニャルラトホテップが脱走しようとした、名残なのだろうか。
ランダムが私たちに近付いてきた。
「やっと終わったぜ。……話は聞こえていた。『新人類』の、プロトタイプといったところか」
……
01~15 悪いが、収穫はなしだ
16~40 あまり収穫らしい収穫はないな
41~80 そこそこ見えてきたぜ
81~94 これなら行けるんじゃねえか?
95~99 決定的なのがあったぜ
暗黙の了解でコンマ踏むまでに30~40秒時間開ければ良いんじゃないかな。00偶奇判定とかあまりにも使う必要ないだろって場面は別として。直下な以上そうする他思い浮かばん
「すまないが、あまり収穫らしい収穫はないな。というか、そいつが大体話しちまった。
それでも有用な情報がないわけじゃねえ。聞くかい」
「ええ、お願いします」
ランダムは私たちを「PC」の前に呼び寄せた。
「第一研究所は難攻不落だ。それは俺も体験した。ジェラード兄ですら、『新人類』を前にして引き返さざるを得なかった。
セキュリティ――警備が厳しすぎるんだよ。機械兵がうろちょろしてやがる。
で、どうすりゃいいのかと思ったら……」
ランダムが下にある板の突起を叩いた。画面が切り替わる。研究所の見取り図のようだ。
「見てくれ。……ここの最下層だ。実はこれ、最下層じゃない。さらに下に何かあるわけだ。……何が書かれているか、読んでみ?」
私はそこにある文字を読んだ。……これは……?
「『第四十階層』??」
「ビンゴだ。ゲートを使っているのかは知らんが、『穴』と第一研究所は繋がっている。つまり、いきなり最下層から攻めることも可能だ。
あるいは、そここそ拠点なのかもしれねえな」
ランダムは厳しい表情で「モニター」を見つめた。
「しかし、第四十階層です。どっちが危険かは、微妙なところでは」
「それも分かる。だが、表玄関から突っ込んでもたかがしれている。物量が多すぎるんだよ。
俺は、こっちの『穴』経由を奨めるぜ」
一時中断。
>>743
コンマ下2を使うとか、そうするしかないですね。
ただ、そうすると「ここは宝珠」と示しているような気もするので難しいところです。
とりあえずコンマ早撃ち兄貴達が判定内容読んでから踏んでるのかどうかだけ聞いておきたいな。早かろうが考えて取ってるなら問題ないわけだし
逆に考えて取ってないなら髪飾りや宝珠使うべき場面でやらかす可能性大だからそこだけ心配
>>748
考えた結果、ブランド、第一研究所、第四十五階層など、明確な重大局面でのコンマ取りは全て「考察必要」とします。
つまり、単純なコンマ取りは無効にします。これである程度は防げるでしょう。
少し進めます。
あと、アイテム使用宣言が出たら決を採りますのでご了承下さい。
########
私たちは地上に出た。ランダムは「明日に備えたい」と、どこかに消えていった。次はブランドか。
「シデさん!無事でしたか」
私たちの姿をみたジェイクが、声をかける。傍らにはリリアが、彼を決して離すまいと腕にしがみついていた。
「ああ、何とかな。少し、いいか」
私は袋にあった砂を空にまいた。風にあおられ、それらは虚空へと消えていく。
私は黙ってそれを見ていた。空はどこまでも青い。
「何ですか、それは」
「ある男の願いを叶えてやっただけさ。……さて、これからどうする?」
ジェイクは少し考えて言った。
「僕たちは、一度モリブスに戻ろうと思います。総領事がいつまでも留守でいるわけにもいきませんし。何より、リリアを危険に遭わせたくはない」
リリアも頷いた。彼らをこれから巻き込むわけにもいくまい。
「そうか、それがいい。ホッズはどうだ?」
「サーリャの仇は討たれちまったしな。サーリャに会いにスカワンまでは行くが、ここから先は別行動だな」
彼を見ると、腰の辺りに行きの時にはなかったナイフがある。道中で拾った業物のようだ。「これぐらいの報酬は、あっていいだろう」と言う。
「私たちもここまでだな。モリブスに戻りネモ様に報告するつもりだ。
閣下、どうぞご無事で」
「今の僕は閣下じゃないよ。……でも、留守頼んだよ」
ジュリアが笑って言った。
残すはアレスたちだ。私は、彼の目を見た。
「一応、言っておく。ここから先は、生半可な相手と戦うことはない。私たちはこれから、第一研究所に向かう。
『穴』にそこへの入口があると分かった。ただ、そこは第四十階層にある。正直に言って、酷く危険だ。
……それでも地上から行くなら、止めはしない。だが、無駄に命を散らす可能性も高い。それでも、テルモンに行くか?」
※50以下でテルモン行き
ブランドでの判定強化系の意味合いは万一にも高確率外した時の保険とかそんなところかな
※テルモン行き断念
アレスはアリアとシーラの顔を見た。二人とも酷く不安そうな顔をしている。
それを見て、アレスは深く溜め息を付いた。
「分かりました。……僕ではグラハムにすら勝てそうもない。そこには奴以上の怪物がいるんでしょう?
……僕には護らねばならない人がいる。この二人の命まで危険に晒すわけにはいかない。……頼みましたよ」
「分かった。必ずグラハムは倒そう」
私はアレスと握手した。強く握ってくる手からは、無念さと願いの強さが感じられた。
###########
「では、ご武運を。……また、モリブスに来てくださいよ」
馬車に乗り込み、ジェイクが手を振った。少しずつ馬車は小さくなり、消えた。
「俺は徒歩だ。まあ、スカワンで会うと思うが別件があるのだろう?先に行っててくれ」
ホッズはその場に残った。ジュリアが馬を歩かせると、彼もまた見えなくなった。
「とりあえず、先が見えてきたね。まず明日、ブランドさんを復活させる。問題はその後、テルモンに行くかだけど……」
「『穴』の探索でいいんじゃないですか?第四十階層まで行って、そこから第一研究所に向かう。
手前くらいまで来たら、一服すべきでしょうけど」
ダナの言葉にジュリアが反応した。とにかく、明日を生き延びれたら、の話だ。
宿場町までもうすぐという看板が見えた。今日は早く寝ておこう。
ここで中断。再開後はステータス上昇フェイズです。
もしあればならで良いんだが、各アイテムのまとめがほしい
シデは器用かなー。ブランドミッションは消滅だろうからその分成長減ったのは惜しいけど。まぁどの道ゾロ目引いても20までは足りない
ダナはどれ上げるにも…って感じだけど倍率上がるから筋力は最低1だけ上げておきたいかしら
ミドルとライラは筋力使わないし、もう耐久特化に上げていっていいかな
ジュリアは奥義解放できるからまず器用
>>772
・身体増強薬(ミドル所有)×3
全パラメータ+3、反動大
・隠密の数珠×4
・「電話」
コーウィン配給のもの(シデ保有)
ジュリアから渡されたもの(ミドルとライラ保有)
・簡易型ゲート×2
・真・身体増強薬×2
戦闘時HP+100、全パラメータ+4
戦闘終了後は元に戻る
・帰還のタブレット
任意の階層に飛ぶことのできる機能が追加されたが確率は1/2程度。雰囲気判定11、22、00奇数の時に誤作動の可能性あり。
一族との遭遇率が多少低下。
・奇跡の首飾り
任意のタイミングで判定を一度だけ成功させることができます。(コンマを取るタイミングで宣言→安価下5多数決)
・僥倖の髪飾り 2個
1回だけ、任意のタイミングでクリティカルを発生することができます。(使用時宣言→安価下5多数決)
・シトロリンゴ 2個
・豪運の宝珠
01~30」など複数の結果があるコンマ判定で、必ず上から2番目の結果を引く。
ただし、クリティカル扱いとなる95~99は引けない。
宣言者がゾロ目であれば、自動的に95~99の結果に移行する。
一応>>2にあるけど
>>781
穴の入り口はテルモン、モリブス、アングヴィラからの3箇所
でケインの本拠地はテルモンにあるわけだしそうなるとテルモン側から潜った40階層なんじゃと
シデたちが潜ってるのはアングヴィラ側からだ
深層は中で繋がってるのかもしれない
再開します。
成長判定です。シデから行きます。
HP
コンマ÷4上昇(10以下は振りなおし)
HP 226+160(386)
成長ポイントを決定します。
01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント
ゾロ目のため5ポイントです。
持ち越し分と合わせ7ポイントを振り分けて下さい。
器用さは3p、その他は2p必要です。(賢さはカンスト)
器用さ 19+11(30)
シデ
(持ち越し1p)
HP 226+160(386)
筋力 11+15(26)
知力 12+4(16)
器用さ 19+11(30)
賢さ 20+7(27)
耐久力 12+2(14)
魅力 14+8(22)
ダメージ修整 95
ダメージ軽減 160
コンマ修正 30
(95以上クリティカル)
ダナに行きます。
HP
コンマ÷4上昇(10以下は振りなおし)
HP 260+110(370)
成長ポイントを決定します。
01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント
4ポイントを振り分けて下さい。
腕力、知力、魅力は3p、その他は2p必要です。(器用さはカンスト)
筋力 17+8(25)
好感度
コンマ下一桁上昇
ダナ(持ち越し1p)
HP 260+110(370)
筋力 17+8(25)
知力 16+6(22)
器用さ 20+8(28)
賢さ 12+2(14)
耐久力 13+5(18)
魅力 16+7(22)
好感度 295
ダメージ修整 100
ダメージ軽減 90
コンマ修正 25
(90以上がクリティカル)
ミドル行きます。
HP
コンマ÷4上昇(10以下は振りなおし)
HP 196+80(276)
成長ポイントを決定します。
01~33 5ポイント
34~66 6ポイント
67~99 7ポイント
5ポイントを振り分けて下さい。
器用さ、賢さ、耐久力は2p、その他は1p必要です。(知力はカンスト)
耐久力 15+7(22)
好感度
コンマ下一桁上昇
ミドル(持ち越し1p)
HP 196+80(276)
筋力 9+3(12)
知力 20+8(28)
器用さ 10+7(17)
賢さ 10+2(12)
耐久力 15+7(22)
魅力 6+4(10)
好感度 143
ダメージ修整 60
ダメージ軽減 50
コンマ修正 20
ライラです。
HP
コンマ÷4上昇(10以下は振りなおし)
HP 207+105(312)
成長ポイントを決定します。
01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント
ゾロ目のため6ポイントを振り分けて下さい。
筋力以外は2p、筋力は1p必要です。(知力はカンスト)
耐久力 14+11(25)
好感度
コンマ下一桁上昇
ライラ(持ち越し0p)
HP 207+105(312)
筋力 5
知力 20+11(31)
器用さ 10+4(14)
賢さ 10+7(17)
耐久力 14+11(25)
魅力 10
好感度 111
ダメージ修整 魔法70、打撃50
ダメージ軽減 110
コンマ修正 35
ジュリアです。
HP
コンマ÷4上昇(10以下は振りなおし)
HP 257+125(382)
成長ポイントを決定します。
01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント
3ポイントです。
持ち越し分と合わせ5ポイントを振り分けて下さい。
器用さは3p、その他は2p必要です。
器用さ 19+9(28)
好感度
コンマ下一桁上昇
ジュリア(持ち越し2p)
HP 257+125(382)
筋力 11+9(20)
知力 13+7(20)
器用さ 19+9(28)
賢さ 13+7(20)
耐久力 13+4(17)
魅力 11+7(18)
好感度 123
ダメージ修正 70、近距離40
ダメージ軽減 90
コンマ修正 25
成長フェイズ終了です。
本編再開します。
#########
※70以上で追加イベント
※追加イベントなし
翌朝。空には黒い雲が立ち込めていた。恐らく、大雨になるのだろう。
私たちは軽い朝食をとると、部屋に集まった。次元牢に向かう頃合いだ。
「では、準備はいいな」
「うん、大丈夫。ジュリア、頼むよ」
「任せて下さい」
ジュリアが次元牢に繋がるゲートを開く。私たちは、その中に入っていった。
※20以下で追加イベント、65以上でエリックがいる
※エリックがいる
次元牢は思いの外静かだった。コーウィンとジュリアン、フィオナはもちろん、ジェラードとランダムもいる。……あの老人は……エリックか?ブレイズはフローラも連れてきていた。
「来たか。……ブランドは見ての通り、小康状態だ。手順を説明するぞ」
コーウィンの言葉に頷いて、ブレイズが一歩前に出た。
「私が笛を使って、ブランドの精神を上書きする……ここまではご存じの通りですね。
ただ、それだけでは足りない。そこで、これを使います」
フィオナが取り出したのは……
01~30 大型の機械だ。何かまだ未完成のように見える。
31~60 大型の機械だ。
61~99 小さい金属の欠片だ。
あ
宝珠を使う。ここで未完成は流石に痛いでしょう
宝珠を使っていいですか?
安価下5多数決、考察必要
なお、使わない場合は
>>859のコンマが採用になります。
でもこれだと思考停止で宣言すればいいだけの気も…首飾りか髪飾りかの選択はあるとはいえ
フィオナが取り出したのは大型の機械だ。
「何とかギリギリで完成させたわ。ただ、小型化はまだ時間がかかるわね。ベネディクトの奴、どこであんな技術を……」
彼女は考え込んでいる。ブレイズはそれをチラリと見て、話を続けた。
「笛の音をこれに通し、増幅させた上で次元牢の隔壁の内部に流します。魔力石の力も使います。
ただ、恐らくは音漏れするでしょう。私はいいとして、それ以外の皆さんには深刻な影響が出かねない。
ですので、私からの連絡があるまでここから待避していただきます。対比場所は、コーウィン兄様のアヴァロン邸で宜しいですね?」
「無論だ」
「……もし万一、私からの連絡が半刻途絶えた場合。あるいは、緊急連絡があった場合、作戦を切り替えます。ジェラード兄様、どうぞ」
ジェラードが皆を見渡した。
「ブレイズの案は決して悪くはない。ただ、ブレイズに何かあった場合は誰かが代わりにブランドを何とかせねばならない。
ただ、僕たちにブランドは殺せない。……シデ、すまないがその時は君の出番だ」
私は静かに頷いた。覚悟は決めている。
「もし、ブランドを今の状態で野に放ったら、地上は確実に終わる。ケインの『新人類』がどれほどかは知らないが、それでも良くて半壊だろう。
それだけは、避けなければならない」
「全くだ。余が支配する地がなくなってしまからな」
エリックがニタリと笑った。
「……とにもかくにも、状況は重大だ。……ブレイズ、頼んだよ」
「お任せ下さい」
ブレイズは慇懃に一礼した。
少し中断。
>>868
ごもっともですね。今回は続行しますが、次回以降は使わない場合再判定にします。申し訳ありません。
#######
私たちは歪みを抜け出て、コーウィンの館に着いた。玄関には、例の執事がいる。
「皆様、どうぞいらっしゃいました。……数百年ぶりの方ばかりですな。ジェラード様、エリック様に至っては、1000年前のあの時以来ですか」
「ドワーキン、だったね。君も変わらないな。……これでフローラの兄というのだから驚くが」
ジェラードがフローラの方を見た。彼女は興味なさげにドワーキンを見る。
「兄というか何というか……遺伝的には、ですわね。一緒に暮らしたこともありませんし」
「同感にございます。……どうぞこちらへ。
ああ、シデ様もご一緒でしたか。……」
※90以上で追加イベント、ファンブルなし
※追加イベントなし
「ルカン様は、図書館に篭られております。『こんな知識があったとは』と。
元がエルダードラゴンとお聞きしました。知恵を求める古龍らしいですな」
「そうか。……しばらくは、信じて待つより他ないな」
私たちは、以前コーウィンと食事をとった大部屋に通された。各人の前に紅茶が用意されている。
半刻は待たねばならない、ということだが、誰かに話を聞く余裕ぐらいはありそうだ。
1 エリックに何をしていたか聞く
2 フローラにマリーンの状況を聞く
3 ジェラードに第四十階層の話をする
4 フィオナに増幅装置の小型化について聞く
5 コーウィンに今後の話を聞く
6 ドワーキンにダリオの昔話を聞く
7 自由安価
安価下5多数決、考察必要
※会話開始時にブランドの判定を行います
3 ニャルラトホテプより
先にはどういう敵が?
>>877
AZの話は既に出ていますので、追加お願いします。
※ブランド暴走フラグ
25以下で暴走
※僥幸の髪飾りを使いますか?
安価下5多数決、考察必要
※僥倖の髪飾り使用、クリティカル扱い
(ブランド関連判定が減ります)
「コーウィン、ブランドの一件が終わったらどうするつもりですか?」
コーウィンの目付きが鋭くなった。
「……前にも言ったが、ダリオを元に戻せる方法を探っている。そのためには、貴公らにウィルコニアまで行ってもらわねばならない。
そのための支援は、させてもらうつもりだが」
「本当にそれだけかい?」
ジェラードがコーウィンを見た。
「君を疑っているわけじゃない。だが、もう一つか二つ、考えていることがあるだろう?」
※30以上で成功
※46…成功
「……言え、と仰いますか」
コーウィンがダナを見た。彼女はきょとんとしている。
「エリックもケインについては恨み骨髄のはずだ。だが、君もまた同様に、あるいはそれ以上にケインを恨んでいるんじゃないか?僕の勝手な推測だが。
恐らく、これが済んだら君は……」
「分かりました。……そこから先は、自分で言います」
コーウィンは小さく息をついた。
「……ダナ。今から言うことはお前にとって受け入れがたいことかもしれない。だが、事実だ。
私とダリオが、共に行動していたことがあるのは知っているな」
「……うん、そこまでは聞いたことがある」
「そして、ダリオとケインに因縁があったのも話したはずだ。ダリオは一度、ケインと剣を交えている。私が止めたがな。
その理由は……お前の母、エリザベスがケインに拐われたからだ」
ダナは一瞬何のことかと首を捻ったが、すぐに顔色が蒼白に変わった。
「……まさか……!?」
「そうだ。エリザベスの元に辿り着いた時、ケインは彼女を犯していた。エリザベスはその時、ほぼ廃人同然になっていた。
……ダリオは狂乱した。必ずケインを討つと。しかし、それは恐らく叶わないだろうと私は思った。だから奴を止めたのだ。
……その時ダリオの不意の一撃が、ケインに深手を負わせた。だが、命までは奪えなかった」
コーウィンは少しだけ紅茶を飲んだ。
「奴はケインへの復讐を完遂すると言ったが、私は受け入れなかった。……奴が死ぬと思っていたからだ。それを機に、私たちは袂を別った。
……そこで奴を無理にでも引き留めていればよかったのだ。ダリオは、ケインを捜して『穴』に潜り続けていたのだろう。
……その途中で、何者かに殺され、ベネディクトの手により怪物になった」
コーウィンは唇を噛んだ。皆が黙っていた。
ダナはしばし唖然としたままだったが、何とか口を開いた。
「ということは……ボクの父さんは、ケインかもしれないってこと?」
「可能性は薄い。……以前お前から潜在能力を引き出した時、血の薄さを感じたからだ。
私はお前が孫だと信じている。……だが、仮にお前がケインに会ったなら、奴はその点を必ず突くだろう。
……とにかく、私にとってもケインは許しがたい存在だ。ケイン自らを討てずとも、奴の計画を突き崩す。
ブランドの封印から解放されたなら、私だけでも動くつもりだった」
「しかし、それはいくらなんでも無謀だ。
だから、ブランドが復活したら一度この件について話し合いを持ちたいと思う。
幸い、昨日ランダムが重要な情報を持ってきてくれたことだ。それでいいね、コーウィン」
コーウィンは強く頷いた。
「奴は共通の敵です。……必ず、報いは受けさせます」
今日はここまで。
なお、ダナ母がその後普通に生きていた理由は今後出ます。
少し進めます。
コーウィンとケインの間に因縁があったのは聞いていた。しかし、これほど重いものとは。
ただ、思い返せばいくつかその節はあった。ケインの陵辱行為についてコーウィンが言葉を濁したこともあった。彼自身、ある意味で息子の仇であるケインへの怒りを必死に抑えていたのだろう。
私は隣のダナを見た。
……
01~30 衝撃からか、涙も流さず脱け殻のようになっている
31~60 「……嘘っ……」と涙を流し続けている
61~94 唇を噛み、何かを必死でこらえている
95~99 彼女は毅然とコーウィンを見た
ダナは毅然とコーウィンを見ていた。私の視線に気付いたからか、ダナは少しこちらを向いて笑った。
「大丈夫。ボクが父さんの子供だってことに、間違いはないから。それに、ケインを倒さなければいけない理由がまた一つ増えたってだけだ。
父さんだって、救えないわけじゃない。だったら、この程度のことで凹んでなんていられないよ」
ダナの手が、少し震えている。私はそれをしっかりと握り、頷いた。
「……強い子だな。何にせよ、ケインとの全面対決は近い。それについては、またすぐにでも話そう」
コーウィンが微笑んだ。ジェラードは、まだ何か言いたそうにしているが……
※80以上で追加イベント
※追加イベントあり
「……本当に、それだけか?」
ジェラードがコーウィンを鋭く見据えた。コーウィンは眉を潜める。
「君がケインを打倒しようというのは、僕も分かっていた。因縁浅からぬ相手だ、それぐらいは読める。
だが、まだ君は何か隠している。ウィルコニアに行かんとするのも、ダリオのためだけではないはずだ。本音を聞きたい」
コーウィンは黙った。何かを考えているようだったが、やっと重い口を開いた。
「魔素ですが……災厄の日の前から、少しずつ漏れていたのは、知ってますか?極めて微量です。しかし、確実に漏れていた」
「……初耳だ」
コーウィンは全員を見渡した。
「そもそも、我々『一族』がなぜ生まれたのか、『穴』がどうしてできたのかを知る者はいない。
私たちの持つ技術は、明らかに地上の人間が作り出し得ないものだ。だが、それが元々何だったのかを、誰も知らない。
……私は一つの結論に達した。この世界は『一度滅びている』。その理由が『穴』にあるのではとも、思っている。
魔素は有害だ。恐らく、災厄の日がなくとも、数百年か一千年後には、近い状況になっていただろう。だとすれば、誰かが真実を知る必要がある。
……私はウィルコニアでそれが知りたい。でき得れば、将来の滅びの定めを止めたいとも考えている」
「随分突拍子もない話だな。貴様は神か救世主にでもなるつもりか?」
エリックがコーウィンを嘲笑った。コーウィンは一瞥して言う。
「そんなつもりは微塵もない。ただ、ダリオの母――クレアとの約束を守りたいだけだ。
彼女が、最初にそれに気付いた。その遺志をダリオが継いだ。私も、できることはせねばならない」
※ブランド暴走フラグ
50以上で暴走
※ブランド暴走
ここまで。再開は昼です。
>>911
※ブランド暴走フラグ
50以上で暴走
誤字?
再開です。
>>919
これは誤字ですね…。判定が変わる誤字なので、通例通り再判定です。すみません。
というわけで、再判定です。
※ブランド暴走フラグ
50以下で暴走
その時、ジェラードの「電話」が鳴った。
「僕だ……そうか、すぐ向かわせる」
彼は短く言うと、私を見た。
「緊急事態だ。すぐに次元牢に向かってくれ。指示は、ブレイズが出す」
########
私たちは次元牢に着いた。そこには……
01~25 右手がなくなったブレイズがいた。笛はどこにもない。
26~50 ボロボロに傷ついたブレイズがいた。笛は床に転がっている。増幅装置は破損しているようだ。
51~75 ボロボロに傷ついたブレイズがいる。笛は床に転がっているが、増幅装置は無事なようだ。
76~94 傷を負ったブレイズがいる。笛は持っている。増幅装置も無事だ。
95~99 無傷のブレイズがいる。ただ、表情は焦っている。
宝珠を使いますか?
安価下5多数決、考察必要
※豪運の宝珠を消費
「……来ましたか」
ブレイズが苦悶の表情で言った。全身の至るところに傷を負っている。ただ、笛はしっかりと持っている。増幅装置も無事なようだ。
「ブランドは??」
「見ての通りです。……精神の上書きに、必死に抵抗している」
ドゴォォォン!!!!
隔壁を何かが殴りつける音が聞こえる。辺り構わず、というわけか。
モニターには目が血走った、全裸の男が映し出されていた。部屋に鳴り響く警告音がうるさい。
「……あれを殺せと??」
「いえ、そこまでは。少し弱らせるだけでいいのです。……『一族』では傷を負わせても、すぐに回復されてしまう」
ブレイズの傷も、急速に塞がっていった。沈静化できるのは、私たちだけというわけか。
「弱らせてから、また精神の上書きを?」
ブレイズは頷いた。
「幸い、まだ笛と増幅装置はある。……あなた方にかかっています。頼みますよ」
ブレイズは、隔壁への入口を指し示した。
「覚悟を決めよう。……行こう、皆」
※ブランド戦の説明
※ブランドのHPを一定程度減らすごとに判定が出ます。減るごとに判定は甘くなります。判定成功時点で戦闘終了です。
※戦闘終了後も判定は続きます。アイテム使用のタイミングは熟慮を要します。
※殺害は失敗です。ペナルティが2回発生します。(デッドエンド濃厚)
※神器によるダメージは2倍になります(ライラの魔法は除外)。神器の防具があればダメージは半減します。
(つまり、ミドルとライラへのダメージはかなり警戒せねばなりません)
※ブランドの嶂気により、全てのコンマ判定に-20がつきます
私たちは隔壁内部へと入った。……空気が凄まじく重い。
「……何なの……これっ……!」
「多分、ブランドが発する嶂気です……魔力の制御が効かなくなって、一部が漏れだしているんです」
ジュリアが、壁を殴り続けるブランドを見た。……まだ奴は、こちらに気付いていない?
※60以上で不意討ち(ミドル、ライラ、ジュリア)可能
※不意討ち可能人数はコンマで後程判定
※不意討ち可能
※1回攻撃ごとに不意討ち継続判定します
※誰から攻撃しますか?
安価下3多数決、考察必要
※ミドルの弱点看破判定
100-知力(28)×2=44以上で成功
※80以上で弱点あり
ずらします。アイテム使用の有無をお願いします。
※44…成功、ゾロ目のため弱点あり
「首筋の辺りか……アンバライトが埋まっているのは。
手早く終わらせるっ!!」
ミドルはクリムゾンの引き金を引いた。巨大な魔弾が、ブランドを貫く!!
ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(28)×7-40)×36
これは考察ないけど平気?
ダメージ 6876
ブランド残りHP 25000-6876=18124
ここで中断します。
>>955
戦闘時のみ使うか使わないかのみにします。
テンポを優先するためです。
ダメージ計算ミスってない?
>>959
ダメージ軽減が100ありますので……。
+ではなく-40です。ご安心(?)を。
少し進めます。
「JAAAAAOOOOOO!!!!」
ミドルの魔弾はブランドを直撃した!奇っ怪な叫び声を上げた奴は……
※60以上で不意討ち継続
※不意討ち終了
奴はこちらを振り向き、凄まじい勢いで一直線にこちらに向かってきた!右腕を振りかぶり、殴りかからんとしているようだ。
「……速いっ!!」
奴が狙っているのはミドルだ。それに気付いたジュリアが矢を放つ!
「……っ!させないっ!!」
95-器用さ(28)×1.5=53以上で命中(コンマ下、下2)
※1発命中
ダメージ
(コンマ下一桁×6+筋力(20)×6+知力(20)×6-30)×4
ダメージ 1032
ブランド残りHP 17092
矢はブランドの肩口に刺さった。しかし、効いている様子はない。
ただ、奴は急激に突進の方向を変えた。ジュリアに向け、その拳を振るう!
95-器用さ(28)×1.5=53以上で回避
※67…回避
ブランドが拳を床に突き立てるのと、ジュリアが後ろ跳びに回避するのはほぼ同時だった。
ゴォォォォン!!!
ジュリアのいた辺りが、大きく凹む!これは……貰ったら一たまりもない。
だが、私の方に来てくれたのは幸いだ。魔力攻撃をしてこない、今のうちに叩く!
90-器用さ(28)×1.5=48以上で成功(コンマ下、下2)
(器用さ28で計算していました。結果が変わらないのでこのままやります)
※2発ヒット
※ゾロ目のため朦朧ストック2回
ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(26)×7-5)×4(コンマ下、下2)
ダメージ 1676
ブランド残りHP 16396
※ブランドはダメージフェイズごとにリジェネ1000
※朦朧ストック2回
ここで中断&本スレはここまで。次スレもよろしくお願いします。
失礼しました。ダメージフェイズ2回毎にリジェネ1000です。
(つまり、3人攻撃するごとにHP1000回復します。ミスであってもです)
そういや神器には再生を封じる(弱めるだっけ?)力があるとか言ってたね
>>988
実はこれでも弱まっています。攻撃ごとに回復…というのが本来です。
新スレです。ご移動お願いします。
【コンマ】崩壊した世界を旅する15【安価】
【コンマ】崩壊した世界を旅する15【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498825522/)
※変愚講座2
有力なビルドを選んでも、まだ先があります。
問題は性格です。どれも一長一短があります。
HPが低くなったり、魔道具が使いにくかったり…。
例えば超能力者なら「ちからじまん」は悪くないでしょう。魔道具ペナは無視できるレベルです。
しかし剣術家で「ちからじまん」を選ぶと悲惨です。ろくに立ち回れなくなります。(特に終盤必要な*破壊*の杖が使えないのは致命的)
個人的には、超能力者はちからじまんでいいと思います。というか、そうしないと火力が死にます。
ですが、レンジャーや修行僧なら、総合的にはコンバットが無難な気がします。
口調が越前になりますが、バランスは良いです。HPが少し下がり、魔道具も少し苦手になりますが大体気にはなりません。
剣術家はラッキーマンですかね。ほぼすべての能力が下がりますが、その代わり色々ボーナスが付きます。
何より、序盤で良いものを拾える確率が跳ね上がります。レンジャーでもラッキーマンはありですが、火力が死なない剣術家の方がベターでしょう。
(なお、6Fでリンギル引いたのが最強に近い引きです。すぐにアウレに乗り換える鬼引きでしたが)
※変愚講座3
パラメーターは「オートローラー」と呼ばれる自動選別システムで回せます。
ただ、全てMAXにはできません。せいぜい3つまでです。残り1つがMAX-1、後は最低値で回すのが良いでしょう。
基本は筋力、器用さ、耐久力をMAXにし、レンジャーなら知力を、剣術家、修行僧なら賢さをMAX-1にするのがよいです。
魅力は死にステです。本編と違って、これが高くていいことはあんまりありません。吟遊詩人は別ですが。
これでHPが高めのが出るまでひたすら粘ります。10分すればそこそこのが出るはずです。妥協しましょう。
余談ですが、混沌の戦士でやる場合守護悪魔はハオハイハーンかチャードロス以外はあり得ません。
それ以外だとレベルアップ時に種族を変えられる可能性が相応にあります。変えられると元にはまず戻れません。
混沌の戦士はステータスアップも装備もすさまじい勢いで整いますが、キャラメイクが大変なのです。
(そして「死ぬがよい」されたら高レベルでも容赦なく即死します)
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