ロマンシングSa・ki2【安価】 (1000)



※咲ーSakiーの安価スレです。サガシリーズはシステムをところどころ借用、キャラは咲キャラだけしか出ません

※周回ごとに八人の主人公の中から一人を選びストーリーを進める…はずだったが、さらに主人公候補が増えるとの噂も

※世界観や設定はかなりカオスなので注意。周回や主人公によってもいろいろと変わります



 主人公候補一覧

 江崎仁美
 戒能良子
 須賀京太郎
★高鴨穏乃
 辻垣内智葉
 野依理沙
 宮永咲
 龍門渕透華

★は現在の主人公


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371468384



□この周のあらすじ

 戦国の世、大和国は阿知賀の里に生まれ育ったくのいち、穏乃と憧は、里の長であり阿知賀忍群を率いる小走やえから、姫松城に誘拐され軟禁されている村医者・荒川憩を救い出せとの密命を受ける。

 やえの片腕とも言われるくのいち巽由華や、死者の国・冥府で気配を完全に消せる術を学んだという謎の少女、東横桃子らの協力を得て、二人は姫松城潜入作戦を決行した。

 おとりとして陽動に動いた穏乃と憧が家臣たちを引き付けている間に、由華と桃子が憩を救出する作戦が当たり、救出組は憩を連れ出し、さらに姫松城の家臣の一人、上重漫をさらい出すことに成功する。

 が、その直後、姫松城家臣でも最強と言われる愛宕洋榎が穏乃と憧に接触。戦闘の末、あっけなく二人は洋榎に倒されてしまう…

 このままゲームオーバーか?それともコンティニューか?



□登場人物紹介と現在の状態

高鴨穏乃…阿知賀の里の新米くのいち。憩を姫松城にさらう仕事を引き受けたことがあり、今回はその奪還を引き受けていた。愛宕洋榎によって戦闘不能

新子憧…阿知賀の里のくのいちで穏乃の幼なじみ、現在は相棒。直情的な穏乃を補佐する頭脳役だが、やはり愛宕洋榎によって戦闘不能にされた

小走やえ…隣村の晩成の出身でありながら阿知賀の里の長となった凄腕のくのいち。穏乃の師匠に当たる。今回の仕事でも、危なくなったら助けに来てくれるらしい

巽由華…ふだんは里長の屋敷でやえの補佐をつとめているくのいち。現在は穏乃と憧の仕事に協力している。憩ちゃんとフラグを立てつつ姫松城を脱出していたが、末原恭子により戦闘不能

東横桃子…くのいちではないが、生来の影の薄さと冥府で学んだ気配を完全に消せる術を武器に穏乃たちに協力してくれている。行方不明の仲間を探しているらしい。戦闘不能の由華をかついで憩のもとへ急ぐ

荒川憩…誰でも分けへだてなく治してくれると評判の村医者。漫ちゃんを治すために納得ずくで穏乃たちにさらわれて姫松城に捕らわれたが、現在その救出作戦が進行中。漫をさらって城の外へ出ようとする

上重漫…姫松城家臣の一人。城で爆弾開発が計画された時に、人体を爆弾に改造されそうになって心に深い傷を負う。憩に治してもらったが、また改造されるのは忍びないということで、憩救出のついでにさらわれそうになっている。

末原恭子…姫松城家臣の一人。漫を寵愛している。憩救出組が漫をさらおうとするのに激昂し、戦いの末に由華を戦闘不能にしたが、自らも桃子に倒された。

愛宕洋榎…姫松城家臣の一人。陽動につられて城の外に出たが、穏乃と憧を捕捉して戦いを挑み、二人を戦闘不能に追い込んだ。



【基本的な戦闘システム】

 1、各ターンに安価でキャラの行動を決めてもらう。敵の行動は>>1のレスのコンマで内部的に決まる

 2、ターンごとに1キャラクターに1レスのコンマを取る。敵のぶんも取ってもらうか、>>1が自分で取ってもいい。

 3、コンマは2桁で命中回避判定に使う。具体的にはコンマの値が、(100+回避側の素早さ-基本命中率-攻撃側の器用さ)以上なら命中。たとえば基本命中率が80%で回避側の素早さが8、攻撃側の器用さが6なら、コンマ22以上で命中。

 4、コンマ1の位はダメージ計算にも使う。ふつうの攻撃技は腕力+コンマ1の位-敵の体力でダメージ判定する。技に「(腕力以外の能力値)でダメージ判定」と書いてあったら、腕力ではなくその能力値をダメージ判定に使う。

 5、防御無視とある技の場合、体力でダメージを軽減することができない。

 6、複数回攻撃の技の場合はコンマ10の位もダメージ判定に使う。この時は「コンマ10の位+コンマ1の位+何かの能力値」でダメージ判定をする。強力な技の場合、コンマを何倍かしてダメージ計算に使うこともある。

 7、面倒な人は、とりあえず味方キャラクターのコンマは10の位も1の位も高いほうがいいと思ってればいい。敵の場合はその逆。



 【技系統と閃き】

 1、各技はそれぞれ、特定の武器でしか出すことができず、武器ごとに4つまである技系統のどれかに属している。原則として、一つの技系統の技は戦闘前に選んでセッティングした一つしか使うことができない。

 2、ある技系統の技を使うと、同じ技系統の技でそのキャラクターがまだ覚えていないものを突然思いついて使うことがある。これを閃きと呼ぶ。

 3、閃く確率は敵が強いほど高くなる。強力な技は発動にHPを消耗するが、閃いた時だけは消費せずに発動できる。また、閃いた戦闘中は、閃く前と閃いた技で、同じ技系統の技を複数使うことができる。


 【連携】

 1、キャラクターが連続して行動する時に、一定確率で後の行動が強化され、敵の防御を無視したり、攻撃力が高くなったり、状態異常成功率が上昇したりする。これが連携である。

 2、閃きが発生するとその前後では連携は成立しない。また、行動順で敵に割り込まれた場合も成立しない。ただし、連携は対象が同じでさえあれば、どの技・術の間でも成立する。

 3、意図的に連携を組みたい場合、行動順をわざと敵より後にするよう安価で指定したり、強化したい攻撃を後に持ってきたりする方法が効果的である。



 【戦闘後の成長ポイント】

1、戦闘中のコンマとかで内部的に、戦闘後にパーティーがどれだけ成長できるかのトータルポイントが決まる。敵が強く味方が弱いほど成長しやすい。ただし、一回の戦闘で1つの能力値は1ポイントしか成長しない

2、戦闘後、トータルポイントの回数ぶんだけコンマを振ってもらい、誰のどの能力値が成長したかを割り振る。コンマ10の位でキャラクター、1の位で能力値を判定。かぶったら同じキャラクターの違う能力値にずれる

3、10の位でパーティー人数で割り切れない端数のコンマは、パーティー内で能力値の合計が低いキャラクターから順に割り振られる。

4、1の位のうち1から7までのコンマは腕力からHPまでの能力値にそれぞれ対応。あとの8から0のコンマは、キャラクターによって対応する能力値が違う。

5、コンマ8から0に割り当てられた能力値は他より伸びやすいので、キャラクターによって戦闘後の成長の仕方に微妙に差が出てくることになる。

6、伸びやすい能力値は、キャラクターの得意武器や使用できる術などに応じて、キャラクターが仲間になる時に>>1が設定させてもらいます。

7、とりあえず得意武器で戦いやすいように設定はしていくつもり



前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369474387

テンプレは以上です。



風呂入る前に安価選択肢を用意しよう!
とりあえず>>1が思いついたのはこんな感じ


 A.やり直しルート

 1、前スレ>>933、陽動組に視点が映って最初の安価からやり直す

 2、前スレ>>942、お助けコンマからやり直す

 3、それ以外のタイミングでやり直す(レス番を指定してください)

 B、あきらめるわけがないルート

 4、主人公は穏乃と憧のまま、冥府に行かされる。一定条件をクリアすれば現世にも復帰できる(桃子たちの協力は得られます)

 5、主人公を憩か桃子に変更する。冥府に行った穏乃と憧を助ければ二人は現世に復帰できる。助けなくてもオッケー

 C、こういうこともあるルート

 6、主人公を憩か桃子に変更する。穏乃と憧は冥府には行かず、姫松城に捕らわれの身となる。その後の展開は…?

 7、いさぎよくここでゲームオーバー、次の周回へ!


 とりあえず7つ考えてみた
 ID変わる0時くらいまでの多数決にしようかと
 もっと考える時間がほしいという意見が多ければ、明日いっぱいに投票時間を変更します
 何か質問とかあればどうぞ

すみません、安価待ちの間に寝落ちしてました。
1ですか。まあ一番わかりやすいしね。
あと、やり直しコンティニューはいちおう一周回に3回までということにさせてもらおうと思います。
無制限にできるのもどうかと思うし

前スレどうしよう?もし埋めネタ要望とかあれば書くかもしれません
ただしあまりにも本編と関係ないのはNG
適当に埋めてもらってもかまいませんよ

それと今日はここで乙です。
次回は…第三火曜日の今夜は鯖が落ちるとかいう噂もあるが、それがなければ今夜来れるかと思います。
じゃあみなさん乙ー

乙ー
サガ2の最終皇帝になるまでとかいいんじゃね咲キャラが無念の死とげちゃうけど

>>20
すごく面白そうなのでそれをやろう
前スレだけで収まらなかったら埋めネタとしてシリーズ化とかして
うまい具合にノエルの代わりに上埜さんもいるし…
あ、でも部長はテンプテーション使う人のほうがいいかな?
まあいろいろと考えてみます

それでは再開していきましょう
姫松城潜入作戦もいよいよ大詰め
家に帰るまでが作戦です



 ―姫松城城下―

穏乃「…」

穏乃「…はっ!」パチパチ

穏乃「な、なんだ…夢か…」ゴシゴシ

憧「しず?…作戦中に堂々とうたた寝するなんて、どういう神経よほんとに」

穏乃「あ、ごめん、憧…」

穏乃「なんかすごいやな夢見た気がするな…」

憧「やな夢?」

穏乃「私と憧が愛宕洋榎に追いつかれて、二人ともやられちゃうっていう…」

憧「…やめてよ、縁起でもない」ハァ

憧「…それより、これからどうするの?」
穏乃「由華さんたちを助けに行きたいんだけど…(あれ?)」

憧「でも、下手するとこっちに引き付けた敵に勘づかれちゃうよ?」

穏乃「うーん…(このやり取り、夢の中でもした気が…)」

憧「どこかで合流しないといけないのは、その通りだけどさ」


 陽動組行動選択安価:

 1、由華たちとの合流を目指して動く
 2、とりあえず城から離れることを優先
 3、自由安価


 ↓3
 1、2の場合、パーティー側の知性+素早さの数値とコンマ1の位で成功判定。↓1から↓3までで成功しないと…

1



※それでもみんな1か
 安価:>>26、コンマは>>25で成功

 穏乃の素早さがアップ(10→11)。
 憧の素早さがアップ(5→6)。

穏乃「やっぱり、早いとこ合流しようよ」

憧「…やっぱそうだよね。由華さんたちが城外に出たら、もう陽動とかあんまり関係なくなるし」

憧「最悪でも五人一緒なら、ヤエが来てくれるまでくらいは生き残れるはず、か」

穏乃「よし、そうと決まれば!」

憧「気取られないようにね」

 隠れていた小路を出て、物陰から屋根へ飛び移り、城に近づいていく二人。

 時折聞こえてくる兵たちの叫び交わす声に耳を澄ましては、その警戒と追跡をかわすために道を変える。

 月はもうすっかり高くなり、あちこちではかがり火の他に松明も揺れ動いている。

憧(これを忍術素人の荒川と一緒に突破するのはやっぱきつそうね…)

憧(本当に愛宕洋榎に追いつかれたりしなきゃいいけど)



穏乃「憧、…あれ!」

 救出組が脱出する予定になっていた本丸の搦め手門から、見覚えのある人影が駆けてくるのが、月明かりの下で見て取れた。

 しかし様子がおかしい。

憧「一、二、三…?四人いない?」

穏乃「しかも一人は抱っこされてるみたい」

憧「一人は荒川として、もう一人は?…それに、なんか由華さんも桃子ちゃんもボロボロみたいなんだけど…」

 穏乃たちも急いでそちらに駆け寄っていく。

穏乃「由華さん!」

由華「…ああ…穏乃、憧、よかった。無事だったのね」

憧「いや、うちらは逃げ回ってただけだから…それより、由華さんのほうこそ、無事だったって感じじゃないんだけど」

穏乃「あ、憩さんも、お久しぶりです!」

憩「穏乃ちゃん…憧ちゃん…久しぶりやなーぁ」

穏乃「はい!…ちゃんと、さらいに来ましたよ!」

憩「ふふっ、そうやねーぇ」

憧「桃子ちゃんもだいぶボロボロになってるみたいだけど…そのもう一人は何なの?」

漫「あー、あのー…」



憧「!…っていうかあんた、上重漫じゃない!」

漫「…あ、はい、そです…」

憩「漫ちゃんは、うちが捕まえてきたんですーぅ」

穏乃「???」

憧「捕まえた?…人質ってこと?」

由華「このままこの城には置いておきたくないって憩が言ったから、着いてきてもらうことにしたの」

漫「いや、私の意思やないんですけど…」

憧「ふーん…」

憧(まあ、何かの時には役に立ってもらえるかもね)

桃子「話はいろいろあると思うっすけど、今はとりあえず急いで逃げたほうがいいっす」

穏乃「おお、そうだった!」

由華「末原は桃子が倒してくれたけど、まだ何があるか分からないしね」

憧「えぇっ!?倒したの?末原を?」

穏乃「すごい!」

桃子「運が良かっただけっす。今度戦ったら、たぶん勝てないっすよ」

穏乃「それでもすごいよ!」

漫(末原様…)

憩「桃子ちゃんも由華ちゃんも大怪我してもうて、大変やったけどねーぇ」



 由華、桃子、憩がパーティーメンバーに復帰しました。

 由華の技系統・草伏せで使う技を設定してください。


□草伏せ(植物系の敵に二倍ダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□スウィング(全体攻撃、腕力の半分でダメージ、体力抵抗を通すと1ターン行動不能に、HPコスト1)基本命中率80%、行動不能成功率30%


 どちらかを選択
 ↓1から↓3までの多数決(範囲安価)

※地味に末原先輩戦で閃いてます



 由華の技に草伏せを設定しました。

由華「でも、桃子ちゃんの言う通り、こうしてはいられないよ。早く城から離れないと、城内であれだけのことを起こした以上、すぐに追っ手がかかる」

憧「こっちは捕虜もいるし、そんなには急げないよね」

桃子「いざとなったら、また強行突破っすね」

漫「強行突破…愛宕様とかを相手にすんのですか?」

憩「相手にしたないけど、いざとなったら仕方ないでしょーぅ?」

漫「そんな…無茶ですよ!?絶対、殺されますよ?」

憧「だから、そうならないように、急がないとってこと!」

穏乃「よし、じゃあ行きましょう!」

桃子「あ、ちょっと待ってほしいっす」

由華「なに?」

桃子「この城下町の墓場から、冥府に行けることは話したっすよね?」

憩「信じられへんかったけど、桃子ちゃんはその死者の国ってとこに行けるっていうねんな」

漫「あんま行きたないですけど…」



桃子「ふつうの道を通って行くと、かなり長い間追っ手を相手にしたり、まいたりしないといけないっすけど、冥府に入ってしまえば、もう城の人らは追ってこられないっす」

憧「!…なるほど…」

桃子「あとは他の町の墓場に出て、そこから阿知賀に帰ればいいだけっす。私は場所知らないけど、たぶん直接、阿知賀の里の墓場に行くこともできるはずっす」

由華「なら、ふつうに帰るより、だいぶ楽になるはずね」

桃子「問題はここから墓場まで、城下町の中を移動しなきゃいけないことっすね。距離はそんなにないけど、戦闘なしで行くのは難しいと思うっす」

桃子「あくまでそういう方法もあるってだけのことっすけど、考えてみてほしいっす」

憩「うーん…悩むとこやねーぇ…」

憧「冥府を使わないとしたら、とりあえず町から出る関所とかで網にかかりそうね」

由華「そこを突破しても、しばらくは追っ手がかかるかな。末原と真瀬を倒されたわけだから、向こうもそんなに深追いはできないと思うけど…」

憩「うちが漫ちゃん連れて来てもうたのが、どう出るかやねーぇ」



穏乃「どうしよう?」


 脱出方法選択安価:

 1、冥府を使うために墓場に行く

 2、町の西関所から出る

 3、町の南関所から出る

 4、町の東関所から出る

 5、自由安価


 ↓3



 安価:>>44
※ちなみに関所選択肢は1つがネキ、1つが絹ちゃん、1つはボスなしですが追っ手のかかる時間が長い
 追っ手を相手に時間かけすぎるとネキや絹ちゃんが来るのは全選択肢共通

穏乃「じゃあ、冥府を通って行きましょう!」

由華「そうね。何と言っても、桃子のいない向こうには入れないっていうのは大きいかな」

憧「多少、兵を相手にすることになったとしても…五人いればなんとかなるはず」

憩「みんな、しっかりなーぁ?」

桃子「了解っす」

漫「…」

漫(この人らには死んでほしないけど、城からこのまま出させてええんかなっていうのもどっかにある…)

漫(自分でも自分の気持ちがよう分からんわ…)

つーことで今日はこのへんにしましょう。
冥府ルートは時間さえかからなきゃボス戦闘なしで突破できます、雑魚は出るけど
雰囲気を出すのが難しいんだよな冥府は…
ミンサガやり直して体感してみるか
とりあえずみなさん乙でした

ちょっと疲れが溜まってるようなのでお休みさせてもらいます
土曜日には復帰する予定です

どうも、復活っていうか巻き直しです
>>1本人はサガシリーズはけっこうやってるけどライブアライブは動画でしか見たことないんだよね。
まあ、本来のサガシリーズは主人公は違ってもゲーム内世界は共通だし、同じイベントを別主人公でやるとどうなるかっていう楽しみ方もあるから、そこが違うのかも

今日も本編の更新は難しそうだけど、パーティーメンバーが五人になったところで現在の各キャラのパラメータと技を

 高鴨穏乃
■腕力:12
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23
体術
□正拳
□蹴り
□空気投げ

 新子憧
■腕力:6
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:10
■知性:15
■愛:10
■HP:20
□祈祷

□二連打
□骨砕き
□ハードヒット
□土竜撃

 巽由華
■腕力:11
■器用さ:7
■素早さ:13
■体力:8
■知性:15
■愛:7
■HP:38
□結界
長巻
□閃光突き
□草伏せ
□三段突き
□脳削り

 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21
☆ステルス
短刀(くない)
□ハヤブサ斬り
□くない投げ
□しびれ突き
□なます切り

 荒川憩
■腕力:11
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:9
■知性:13
■愛:21
■HP:28
□夜鶯
長刀
□二段斬り
□巻き打ち
□十字斬り
□払い抜け

技の効果は前スレ>>1のリンクからSSwikiで見るのが早いです
このスレもいずれwiki書くけど
あと、本格的に本編再開する時はいったん技を設定し直すかどうか再安価取るかもしれません
まあまだ閃いてる技も少ないけどなー

前スレの埋めネタ投下完了。
あとは好きにお願いします
女魔術師じゃなく女魔道士だったとか、ここで京太郎と和を使っちゃってあとが大丈夫か心配とかいろいろとあるが、まあいいでしょう。

本編再開は午後を予定。ある程度人がいないと困るので

技の再設定安価だけ先に取っておきます。
まず閃いた技の一覧を貼る


 体術

====【技系統・パンチ】====
□正拳(通常攻撃)命中率80%
====【技系統・キック】====
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
====【技系統・投げ】====
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%


 棒・杖技

====【技系統・連打】====
□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
====【技系統・骨砕き】====
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
====【技系統・ハードヒット】====
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
====【技系統・土竜撃】====
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中


 槍技

====【技系統・閃光突き】====
□閃光突き(行動順判定で素早さ1.2倍)命中率80%
====【技系統・草伏せ】====
□草伏せ(植物系の敵に2倍ダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□スウィング(腕力の半分とコンマ1の位でダメージ、全体攻撃、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
====【技系統・多段突き】====
□二段突き(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□三段突き(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+腕力でダメージ、HPコスト1)命中率80%
====【技系統・エイミング】====
□エイミング(器用さ+コンマ1の位でダメージ、ターン最後に行動)命中率100%
□脳削り(器用さ+コンマ1の位でダメージ、5ターンの間敵の知性を0.8倍に、HPコスト1)命中率80%



 短刀(くない)技

====【技系統・高速突き】====
□高速突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、行動選択したターンの素早さが1.2倍に)命中率80%
□ハヤブサ斬り(腕力+コンマ1の位でダメージ、行動順がほぼ確実に最速になる)命中率80%
====【技系統・くない投げ】====
□くない投げ(素早さ+コンマ1の位でダメージ、カウンターを受けない)命中率70%
====【技系統・しびれ突き】====
□しびれ突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、体力での抵抗判定を通せば1ターン敵を行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
====【技系統・切り刻む】====
□切り刻む(コンマ10の位+コンママ1の位+器用さでダメージ)命中率80%
□なます切り(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+器用さでダメージ、HPコスト1)命中率80%
□変幻自在(コンマ10の位+コンマ1の位+器用さでダメージの4回攻撃、HPコスト10)命中率80%


 刀(長刀)技

====【技系統・多段斬り】====
□二段斬り(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
====【技系統・巻き打ち】====
□巻き打ち(防御無視で腕力の半分+コンマ1の位でダメージ)命中率70%
====【技系統・十字斬り】====
□十字斬り(不死系の敵に2倍ダメージ、コンマ10の位+コンマ1の位+知性でダメージ)命中率80%
====【技系統・払い抜け】====
□払い抜け(素早さ+コンマ1の位でダメージ)命中率80%


 各キャラが現在設定している技は>>54を見るとわかります
 パーティーメンバー全員違う武器だから、武器よりキャラごとに考えたほうがわかりやすいかも

範囲安価で決めるにはあまりにもいろいろとありすぎるので、キャラごとに一人安価取った人に決めてもらうしかないかな

とりあえず

↓1で穏乃
↓2で憧
↓3で由華
↓4で桃子
↓5で憩

の技設定を変えたい場合、変更内容を書いてください
そのままでいい場合はそのままとか変えないとか書いてくれればおk

人がいない場合は連投もありです
前のレスから5分くらい空いてれば連投ありで

よく見たら穏乃と憧の安価取る意味がないじゃないか!
ということで穏乃、憧ならこのレスで埋め
由華以降なら安価下で

すると、憩ちゃんも閃いてないから前と同じで。
了解しました。

スローペースですが再開していこうかと
土曜日なのにあまり活動してる咲スレがないのは寂しい



穏乃「ここまでは、わりと隠密行動で進んでこれたけど…」

憧「ここから先はそうもいかないよね…えと、荒川さんと上重がいるし」

憩「ごめんなー、うちが勝手言うたせいで…」

由華「気にしないで。そもそも最初から、一般人のあなたを助けに来てるんだし」

由華「ここからは、邪魔する者はぜんぶ倒していくしかない」

桃子「なら、一番早い道で行ったほうがいいっすね」

穏乃「行きましょう!」グッ

漫「わっ、ちょっと!」

 軽く縛り上げられた状態の漫を憩と一緒に抱えながら、穏乃は走り始める。

 他の三人もその後に続いていく。

 松明を手に走り回る兵たちの目にも、黒装束に身を包んだこの一団の姿が映った。

足軽兵「むっ、曲者どもめ!」

足軽頭「生かして町の外に出すな!」


 ↓1のコンマ1の位で姫松城部隊の初期戦力が決定(最低1、最大5)

ほい



 判定結果>>69、初期戦力は二人
 以後、一定のタイミングで敵に増援の戦力が追加されます

 増援戦力が来るターンの前のターンまでに、敵の戦力を0にすれば、墓場までの道を突破できます

 たとえば5ターン目に増援が出現するとした場合、4ターン目開始時点で敵戦力が0なら突破

 突破条件を満たせないと増援が出続け、一定ターンにはボスまで登場してしまいます。

 まあボスを倒してもクリアにはなりますが…


 高鴨穏乃
■腕力:12
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23

体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:6
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:10
■知性:15
■愛:10
■HP:20
□祈祷(愛と同じだけHPを回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中

 巽由華
■腕力:11
■器用さ:7
■素早さ:13
■体力:8
■知性:15
■愛:7
■HP:38

□結界(味方全員の体力を5ターンの間1.2倍に)
長巻
□閃光突き(行動順判定で素早さ1.2倍)命中率80%
□草伏せ(植物系の敵に2倍ダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□三段突き(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+腕力でダメージ、HPコスト1)命中率80%
□脳削り(器用さ+コンマ1の位でダメージ、5ターンの間敵の知性を0.8倍に、HPコスト1)命中率80%


 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21

☆ステルス (戦闘ターン数×20+モモの素早さ%で自動発動、発動後ターン数+敵の知性%で解除。発動中は一部を除き敵の攻撃を絶対回避でき、モモの攻撃は絶対命中する)
短刀(くない)
□ハヤブサ斬り(腕力+コンマ1の位でダメージ、行動順がほぼ確実に最速になる)命中率80%
□くない投げ(素早さ+コンマ1の位でダメージ、カウンターを受けない)命中率70%
□しびれ突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、体力での抵抗判定を通せば1ターン敵を行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□なます切り(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+器用さでダメージ、HPコスト1)命中率80%

 荒川憩
■腕力:10
■器用さ:5
■素早さ:7
■体力:8
■知性:12
■愛:19
■HP:28

□夜鶯(愛と同じだけHPを回復。戦闘不能状態も回復できる)
□二段斬り(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)基本命中率80%
□巻き打ち(防御無視で腕力の半分+コンマ1の位でダメージ)基本命中率70%
□十字斬り(不死系の敵に2倍ダメージ、コンマ10の位+コンマ1の位+知性でダメージ)基本命中率80%
□払い抜け(素早さ+コンマ1の位でダメージ)基本命中率80% □払い抜け(素早さ+コンマ1の位でダメージ)命中率80%

 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります
 敵が複数の時は敵指定可能
 
 1レスで全員のコマンドが入力できます
 たとえば、由華:二段突き、憩:二段斬り、桃子:切り刻む、みたいに入力できる
 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を組んだり遅らせたりできる

 ↓1から↓3まで

敵名書くの忘れてた
足軽頭と足軽兵一体ずつ

安価なら下にずれます

すみません、この時間に寝落ちしてました。
疲れてるのかも。休んでから再開します

人いるかどうか分からないけど、一夜明けてようやくなんとかなったので、進めていきます



 このレスで足軽頭の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で由華(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で桃子(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓3で穏乃(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓4で憩(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓5で憧(2桁で命中判定、1の位かダメージコンマ)
 ↓6で足軽兵(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!

※コンマなので連投してもらってもいいかな。展開的に重要なことが起きたら人が集まるまでいったん中断するかも



※先に最初の三人を書きます

由華「ここは通らせてもらうからっ!」ピコーン

 部下をしたがえて槍を手に立ちふさがる足軽頭の足をめがけて、由華が薙ぎ払うような一撃を放つ。


 由華の高波返し!
 足軽頭に5のダメージ!

 そこに桃子が追い討ちをかけるようにくないを投げつけ、相手の動きを牽制しようとしたが、きわどいところでかわされてしまった。

 桃子のくない投げ!
 足軽頭は攻撃をかわした

穏乃「なら、私がいきます!」

 敵の懐に飛び込んだ穏乃が深い位置から相手の鳩尾を突くが、これも決定打となるには至らない。

 穏乃の正拳!
 足軽頭に4のダメージ!



※今回はコンマ運がな…

足軽頭「なんのなんの!曲者どもめ、ここで倒れろ!」

 力任せに振り回す槍は、五人全員の足元を払いながら、その体勢を崩していく。

憩「うわぁ!」

憧「んっ…!」


 足軽頭のスウィング!
 穏乃にダメージを与えられない!
 憧にダメージを与えられない!憧はこのターンの行動をキャンセルされた!
 由華にダメージを与えられない!
 桃子にダメージを与えられない!
 憩にダメージを与えられない!、憩はこのターンの行動をキャンセルされた!

 そこにさらに部下の足軽が斬りかかってくる。


 足軽兵の二段斬り!
 憩に13のダメージ!



※憩ちゃんのダメージは10のミスでした
 敵が使うと嫌な技スウィング

 高鴨穏乃
■腕力:12
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23

体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:6
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:10
■知性:15
■愛:10
■HP:20

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中

 巽由華
■腕力:11
■器用さ:7
■素早さ:13
■体力:8
■知性:15
■愛:7
■HP:38

□結界(味方全員の体力を5ターンの間1.2倍に)
長巻
□閃光突き(行動順判定で素早さ1.2倍)命中率80%
□草伏せ(植物系の敵に2倍ダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□三段突き(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+腕力でダメージ、HPコスト1)命中率80%
□脳削り(器用さ+コンマ1の位でダメージ、5ターンの間敵の知性を0.8倍に、HPコスト1)命中率80%



 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21

☆ステルス (戦闘ターン数×20+モモの素早さ%で自動発動、発動後ターン数+敵の知性%で解除。発動中は一部を除き敵の攻撃を絶対回避でき、モモの攻撃は絶対命中する)
短刀(くない)
□ハヤブサ斬り(腕力+コンマ1の位でダメージ、行動順がほぼ確実に最速になる)命中率80%
□くない投げ(素早さ+コンマ1の位でダメージ、カウンターを受けない)命中率70%
□しびれ突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、体力での抵抗判定を通せば1ターン敵を行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□なます切り(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+器用さでダメージ、HPコスト1)命中率80%

 荒川憩
■腕力:10
■器用さ:5
■素早さ:7
■体力:8
■知性:12
■愛:19
■HP:28(18)

□夜鶯(愛と同じだけHPを回復。戦闘不能状態も回復できる)
□二段斬り(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)基本命中率80%
□巻き打ち(防御無視で腕力の半分+コンマ1の位でダメージ)基本命中率70%
□十字斬り(不死系の敵に2倍ダメージ、コンマ10の位+コンマ1の位+知性でダメージ)基本命中率80%
□払い抜け(素早さ+コンマ1の位でダメージ)基本命中率80% □払い抜け(素早さ+コンマ1の位でダメージ)命中率80%



 2ターン目、増援出現!
 出現数と敵の編成決定コンマ↓1
 モモのステルス発動判定コンマ↓2

沢山は来るなよ……

これでどうだ



 >>94、増援は足軽兵一体のみ
 >>95、ちょうどギリギリ発動成功

足軽兵B「遅れました!」

足軽頭「早く出会え、こいつらが曲者だ!」

 戦いながらも墓場に向かって進んでいく五人と、追いすがる姫松城の兵。

 近くから駆けつけてきたらしい兵も一人、新しく戦列に加わった。

由華(面倒だな…でも、ここはしっかり倒していくほうが早い)

由華「みんな、がんばって!」

憩「負けませんよーぅ」

穏乃「今度こそ!」

憧(簡単には倒れてくれないけど、こっちだって五人いるんだし!)

桃子「…」

桃子(よし、「消えられた」みたいっす)

桃子(この状態なら攻撃を外すことも、当てられることもない…)

桃子(こっからは、ステルスモモの独壇場っすよ!)



 敵:足軽頭×1、足軽兵×2
 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります
 敵は複数なので敵指定可能

 
 1レスで全員のコマンドが入力できます
 たとえば、由華:二段突き、憩:二段斬り、桃子:切り刻む、みたいに入力できる
 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を組んだり遅らせたりできる

 ↓1から↓3まで

閃いたばかりの高波返しのデータ出すの忘れとった…
このターンはこのままいきます、ごめん
2レス同じなら行動安価決定だから進めます


 このレスで足軽頭の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で桃子(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓3で由華(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓4で憧(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓5で足軽兵A(2桁で命中判定、1の位かダメージコンマ)
 ↓6で足軽兵B(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!

※コンマなので連投ありです
 敵のコンマは>>1が踏むことも



穏乃「もう一度!」

 力を込めて繰り出した穏乃の拳は、間違いなく足軽頭の急所を捉えた。


 穏乃の正拳!
 足軽頭に7のダメージ!

 青ざめた顔になってよろけた敵は、だがそれでも倒れずに槍を握っている。

憧「なら、今度はこっちよ!」

 身の丈近くある杖を思い切り振りかぶり、こちらに向かって近づいてくる敵の前の地面を打つ。

 霊力のこもった震動が大地を揺るがし、兵たちの身体に響いてよろめかせた。


 憧の土竜撃!
 足軽頭にダメージを与えられない!
 足軽兵Aに3のダメージ!
 足軽兵Bに3のダメージ!

アコチャーの前に足軽頭が動くんだった…
まあ大勢に影響ないので続けます、すまんな



足軽頭「どこまでも小癪な奴らめ!」

 残されたわずかな力を振り絞っての連続突きが、ちょうど間合いを詰めてきた桃子の身体を貫くはずだった。

足軽頭「ん…?」

 足軽頭から見て敵の数は四人。確か、さっきまでそこにもう一人いたような気がしたのだが、気のせいだったのか、今は見当たらない。

足軽頭「むう…?」

 自分が間違っていたのか、判断にためらいが生じた一瞬の隙に、その身体はくないで滅多斬りにされてしまっていた。

足軽頭「ぐがぁっ…!」


 桃子のなます切り!
 足軽頭に17のダメージ!
 足軽頭を倒した!

足軽兵「な、なんと…」

 姿なき敵の手によって将を失った兵たちの間に動揺が広がる。

 そこにさらに由華が連続突きを浴びせてゆく。


 由華の三段突き!
 足軽兵Aに26のダメージ!
 足軽兵Aを倒した!


 この間に後方に下がった憩が、自分自身に回復術を使い、体勢を立て直す。


 憩の夜鶯!
 憩のHPが完全に回復した

足軽兵B「くそぅ…」

 残った最後の一人は、最前線にいた穏乃に向かって、とにかく何とかしようと攻撃を繰り出してくる。


 足軽兵の巻き打ち!
 穏乃に3のダメージ!

巻き打ちのダメージ判定間違ってた
正しくは穏乃に7のダメージ


 高鴨穏乃
■腕力:12
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23

体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:6
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:10
■知性:15
■愛:10
■HP:20

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中

 巽由華
■腕力:11
■器用さ:7
■素早さ:13
■体力:8
■知性:15
■愛:7
■HP:38

□結界(味方全員の体力を5ターンの間1.2倍に)
長巻
□閃光突き(行動順判定で素早さ1.2倍)命中率80%
□草伏せ(植物系の敵に2倍ダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□高波返し(腕力の1.5倍+コンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)
□三段突き(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+腕力でダメージ、HPコスト1)命中率80%
□脳削り(器用さ+コンマ1の位でダメージ、5ターンの間敵の知性を0.8倍に、HPコスト1)命中率80%



※しずの現HPは16/23、由華さんは37/38です


 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21(20)

☆ステルス (戦闘ターン数×20+モモの素早さ%で自動発動、発動後ターン数+敵の知性%で解除。発動中は一部を除き敵の攻撃を絶対回避でき、モモの攻撃は絶対命中する)
短刀(くない)
□ハヤブサ斬り(腕力+コンマ1の位でダメージ、行動順がほぼ確実に最速になる)命中率80%
□くない投げ(素早さ+コンマ1の位でダメージ、カウンターを受けない)命中率70%
□しびれ突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、体力での抵抗判定を通せば1ターン敵を行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□なます切り(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+器用さでダメージ、HPコスト1)命中率80%

 荒川憩
■腕力:10
■器用さ:5
■素早さ:7
■体力:8
■知性:12
■愛:19
■HP:28

□夜鶯(愛と同じだけHPを回復。戦闘不能状態も回復できる)
□二段斬り(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)基本命中率80%
□巻き打ち(防御無視で腕力の半分+コンマ1の位でダメージ)基本命中率70%
□十字斬り(不死系の敵に2倍ダメージ、コンマ10の位+コンマ1の位+知性でダメージ)基本命中率80%
□払い抜け(素早さ+コンマ1の位でダメージ)基本命中率80% □払い抜け(素早さ+コンマ1の位でダメージ)命中率80%



 3ターン目、増援は出現しません
 足軽兵がモモのステルスを破れるかどうか判定↓1

 コンマが極端に低すぎると破られる

てい



 判定>>115、ステルス状態維持

 敵:足軽兵×1
 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります
 敵が複数なら敵指定可能

 1レスで全員のコマンドが入力できます
 たとえば、由華:二段突き、憩:二段斬り、桃子:切り刻む、みたいに入力できる
 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を組んだり遅らせたりできる


 ↓1から↓3まで


 このレスで足軽兵の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で由華(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓3で桃子(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓4で憩(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!



※ゾロ目もったいない

穏乃「あと一息っ…!」

 小柄な身体にひそむしなやかなバネを効かせて宙に飛び上がった穏乃が、そのまま勢いをつけて足軽兵の頭を蹴りつけた。

足軽兵「ぐう…」バタリ

 握っていた刀を放しながらその場に倒れ込む相手を見やって、由華がこくりとうなずく。

由華「…気絶したみたいね」

憧「今のうちに行っちゃいましょ」

桃子「それがいいっすね」ユラリ

憩(…ほんと、うちにも桃子ちゃんどこにいるんか分からんかったなーぁ)

漫(強い…なぁ…)

漫(そりゃ末原様でも倒されたりするわけや…)

成長ポイントは3しか入らなかった…ちょっと引きが悪かったかな?

とりあえず↓1から↓3までのコンマで成長ポイントを割りふります。

10の位がキャラクター、1の位が能力値に対応


 コンマ10の位

1 由華
2 穏乃
3 桃子
4 憩
5 憧
6 由華
7 穏乃
8 桃子
9 憩
0 憧

1の位のコンマ1から7は腕力からHPにそれぞれ対応

8から0はキャラクターごとに違う



 穏乃の腕力がアップ(12→13)。
 由華の知性がアップ(15→16)。
 由華の愛がアップ(7→8)。
※閃きはコンマ運しだいだけど、手っ取り早く閃きたいなら、強い敵と戦うのがいいかな

 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23

 新子憧
■腕力:6
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:10
■知性:15
■愛:10
■HP:20

 巽由華
■腕力:11
■器用さ:7
■素早さ:13
■体力:8
■知性:16
■愛:8
■HP:38

 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21

 荒川憩
■腕力:11
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:9
■知性:13
■愛:21
■HP:28

ちなみに各キャラクターの1の位のコンマ8から0が対応している能力値表

由華の場合
8 HP
9 腕力
0 知性

桃子の場合
8 素早さ
9 愛
0 器用さ

憩の場合
8 愛
9 HP
0 腕力

穏乃の場合
8 腕力
9 素早さ
0 体力

憧の場合

8 知性
9 愛
0 体力

中断前に、高波返しを閃いたので、技設定安価だけ出しておきます
戦闘中に出した高波返しのデータがいろいろと不完全だった…

使う技を一つ設定してください

由華
技系統・草伏せ
□草伏せ(植物系の敵に2倍ダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□スウィング(腕力の半分とコンマ1の位でダメージ、全体攻撃、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□高波返し(腕力の1.5倍+コンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、HPコスト3) 命中率80%、行動不能成功率30%


↓1から↓3で決定

それから、他にも技設定変更したいキャラがいれば、>>57あたりを参考にどうぞ

とりあえずここでいったん中断
突破はできたので、再開後は墓場から冥府を通って阿知賀に帰る流れ

連投になっちゃってるけど2レスだから草伏せのままに決定で
再開は夜になります

とりあえず再開。
冥府抜けるまでは安価なしでいいかなと思うのでそこまで投下



 夜ふけにも関わらず騒然とした空気に包まれている城下町の警戒の網をくぐって、五人と捕虜一人は寺の裏手にある墓場へと急ぐ。

 あちこちで松明の火が揺れ動くのが見え、兵たちの指示や応答の叫び声が闇を突いて聞こえる。

由華「…着いた」

 ある路地の角を曲がったところで、木の塀に周りを囲まれたもの侘しい一画が道の片側を占めているのが見えてきた。

 門の奥には大小さまざまな墓石が立ち並び、薄気味の悪い湿った地面の上を、かすかな線香の匂いが漂ってくる。

憧「…あんまりいい感じはしないよね」

漫(何度か来たことはあるけど…いつ来ても不気味な場所やなあ)



桃子「すぐに入り口を開くから、ちょっと待っててほしいっす」

 それまでの働きからみな桃子のことを信じていたとはいえ、これから起こることの予想のつかなさに、思わず身を緊張させてしまう。

 そんな周囲の反応をよそに、桃子は黙って目を閉じ、胸の前で手を組み合わせて印を刻んでゆく。

 すると、徐々に辺りの空気に生暖かさが混じり、視界が灰色の靄のようなもので満たされていった。

穏乃「…!?…何、これ…?」

 靄の中に青白い炎のような何かが揺らめいては消えたかと思うと、いつの間にかさっきまでそこにあった墓石や塀は姿を消し、変わってそれまでとは全く異なる景色が目の前に広がっていた。

 空は鈍い色の雲で覆われ、月を浮かべた澄んだ夜空はもうそこにはない。

 五人と一人がいるのももう城下町のどこかではなく、見慣れない河のほとりのようだった。

憩「こ、ここが…その…」

由華「驚いた…ほんとにこんなことが…」



桃子「ここにはもう現世の人間がふつうに入って来ることはできないっす。だから、まあ一息ついても大丈夫っすよ」

憧「これがその…冥府ってとこなの?」

桃子「正確には、冥府の手前の、死者の魂が現世から最初に来るところっすね」

 桃子は暗緑色に濁った広い河の流れを指差して言う。

桃子「三途の川って聞いたことあるっすよね?あれがそうっす。死んだ人の魂はあの川を渡って運ばれていくんすけど、その先にあるのが冥府っす」

穏乃「ひぇー、なんかすごいなあ…」

漫「自分の目で見たんでなかったら、絶対信じられへんかったわ…」

由華「驚くようなことばかりね…」



桃子「あと、現世の墓場を行き来するだけなら、三途の川を渡る必要はないっす。遠くまで行きたい時は、船に乗せてもらったほうが便利っすけどね」

憧「…ってことは…現世の墓場への出入口は、みんな三途の川のこっち側にあるわけ?」

桃子「そういうことっす。阿知賀の里なら近場だから、聞けば分かるっすよ」

 桃子はそう言って近くに漂っていた青白い炎のもとに走りより、しばらく小声で何か言い交わしていたが、やがて戻って来て言った。

桃子「あっちみたいっす。目印になりそうなものも教えてもらったから、あとは私が案内できると思うっす」

憩「じゃあ、お願いしますーぅ」

漫「頼んます…」




 密命其之一
 「姫松城潜入」
     カン!



いったん中断
なんか当初の予定よりモモがストーリー上、重要な役割を果たしそうな感じ

裏技じゃないかw
まあそれは抜きにしても安価スレのシステム的にちょっときついかと

まだ少し疲れが残ってるみたいなんで、今日はここで終了にしたいと思います
明日は夜から開始で新章突入
まあいろいろと各キャラと会話したりしながら
次のミッション発生みたいな感じ
いちおう阿知賀でパーティーの組み換えもできます

とりあえずみなさん乙

再開しよう。
阿知賀に入るの久しぶりだな…



「ん…」

 チュンチュン

 朝の光が目蓋を撫で、雀の鳴き交わす声が耳に入ってきた。

穏乃「んー…」ムクリ

穏乃「ん…」パチパチ

穏乃「ここ、どこだっけ…」ゴシゴシ

 明るさに目が慣れてくると、部屋の様子が分かるようになってきて、それを手がかりに記憶をたどれるようになった。

穏乃「…そうか!里の師匠の屋敷だ…えーと、何でここにいるんだっけ…」

穏乃「確か夜遅くに里に帰って来て、報告のためにここに来たら、師匠はもう寝てるって言われて…」

穏乃「うん、それでみんなと一緒にここに泊まることにしたんだ!」

 頭がはっきりしてくると、だんだんと昨夜の作戦の細かなことが思い出されてきた。



穏乃「憧たちはどこだろ?…この部屋には、私しか泊まってないんだよね…」

 あまり広くはない畳張りの部屋の障子に目をやった時、それを開いて憧が入って来た。

憧「しず、起きたー?あ、ちゃんと起きれたみたいね、おはよ」

穏乃「憧、おはよう!憩さんとか、他のみんなは?」

憧「由華さんがあたしを起こしに来てくれたんだけど、他の人はちょっと分かんない。たぶん由華さんが起こしてくれてるんじゃないかな」

穏乃「うーん…ゆうべは大変だったよね。眠くってさ」

憧「でもそろそろ起きなさいよ?ヤエに、報告しとかないといけないし」

穏乃「あー、そうだった!じゃ、起きて支度しないと…」



やえ「おはよう。…だいぶ、派手に暴れまわったようだな」

 それからほどなくして、くのいち装束に着替えた二人は、床の間のある一室で、里の長、やえと顔を合わせていた。

やえ「…だいたいのところは、由華から聞いているが…まさか末原と真瀬の二人を倒した上に、上重までさらい出してくるとは思わなかったよ」

憧「…あの、もしかしてまずいことしちゃった?…気になってたんだけど…」

やえ「救出組を任されていたのは由華なのだから、どちらにしてもお前たちを責めるつもりはない。正直、あいつにしてはずいぶんと無茶をしてくれたものだとは思ってはいるが…」

憧「それはそうだよね…」

穏乃「…でっ、でも!憩さんの頼みだったし、由華さんも引くに引けなかったと思いますっていうかっ…」



やえ「…まあもうしてしまったことは仕方がない。穏乃、お前があいつをかばう必要はない」

穏乃「あ、はい…」

憧「…赤阪たちのことなんだけど、うちらがやったことだって知ったら、里に仕返ししてきたりしない?」

やえ「…いずれは、そういうこともあるかもしれないな」

憧「やっぱり…」

やえ「…だが、今の姫松城にまともに動ける武将は愛宕姉妹だけしかいない。末原も真瀬も、治してくれる荒川がいない以上、まともに戦えんだろうよ」

やえ「他国の警戒もしなければならないだろうし、すぐに動いてくることはないはずさ。心配するな」

憧「…うん。そうだよね」

やえ「万一来たところで、私の相手にはならんよ」ニワカッ

穏乃「師匠…!」



やえ「さて、これからのことだが、お前たちはどうするつもりだ?」

穏乃「えーっと…」


 穏乃行動選択安価:

 1、仲間たちがどんな様子か見に行きます

 2、里の人たちに会ってきます

 3、次の仕事は何かありますか?

 4、修行不足を感じたので山に行きます

 5、自由安価


 ↓3
 憧を同伴するかどうかも指定できます
 指定しないと勝手についてきます

5
漫(と可能ならば憩)の様子を見に行く

了解した
ちょっと風呂入ったりする
22時30分には再開したい

咲SSの絶対数が少なくなれば、自分の気に入る作品も少なくなるのは当たり前
去年の一時期みたいな京太郎安価の一人勝ち状態もそれはそれで困るが
あの当時だってVIPはもちろんここでもそれ以外のジャンルの作品もけっこうあったし
やっぱり今の咲SSはだいぶ悪い状態にあるな

とりあえず再開



 安価:>>157

穏乃「漫さんに会いに行こうと思うんですけど…」

やえ「上重に?…なぜまた」

穏乃「いきなり連れて来られて、いろいろと困ってるんじゃないかと思って」

憧「…まあ、あたしらだって予定外だったもんね」

やえ「ふん…」

やえ「かまわないが、奴の処遇はどうしたらよいか、まだ私も決めていないからな」

やえ「安心させようとして妙な約束をしたりはしてくれるなよ」

穏乃「はい、わかりました」

憧「気をつける」

やえ「上重は確か、荒川と一緒の部屋に泊まっていたはずだ」

やえ「由華に案内してもらうといいだろう」



 里長の屋敷の離れにある一室。

 中庭に面した縁側に腰掛けて、薄曇りの空に昇った太陽をぼんやりと眺めているのは、上重漫である。

漫(これで、よかったんかな…)

漫(ていうか自分で決めたことやないから、よかったんかも何もないねんけど…)

憩「漫ちゃーん?」

 後ろから近づいてきた憩が、縁側にそのままゆっくりと腰を下ろす。

憩「…悩んどるみたいやねーぇ」

漫「悩んどるっちゅうか…よく、分かりません」

憩「分からへん…か。うん、ま、そうやろね…」

 しばらく無言になった二人のところに、渡り廊下を駆けて近づいてくる足音が聞こえてきた。

穏乃「あ、漫さん!憩さんも!」

憧「お邪魔するねー」

漫(邪魔するんやったら帰って…って)

漫(なんか言う気分ちゃうなぁ)



穏乃(むむっ、漫さんに元気がない…)

穏乃(こういう時に、元気出してもらうにはどうしたらいいのかな…)

穏乃(んー…)

漫「?」


 穏乃台詞選択安価:

 1、よかったらご飯一緒に食べませんか?

 2、山に行って気分転換しましょう!

 3、私と勝負してください!

 4、気を紛らわせるような楽しい話をする(内容も書いてね)

 5、自由安価


 ↓3

3



※なぜみんな3w
 安価:>>166

穏乃(こういう時はうだうだ考えてるより、体を動かすのが一番なんだ!)

穏乃(よしっ…!)

穏乃「あの、漫さん!」

漫「あ、はい?」

穏乃「私と勝負してください!」

憧「」

憩「」

漫「…え?」

穏乃「漫さんってすごく強いんですよね?私、昨日の作戦でつくづく自分に修行が足りないなーって思っちゃって!」

穏乃「今よりちょっとでも強くなるために、漫さんの胸を貸してほしいんです!」

憧「しず、あのねぇ…そりゃ確かに、借りたくなるくらい胸はあるけどさ」チラッ

漫「いや、何言うてんの」

穏乃「…駄目ですか?」

漫「…」

漫「いや、駄目ってことはないけど…」

穏乃「お願いします!」

憩「ふふっ、穏乃ちゃんもこう言うてるし、いい気分転換になるんちゃう?やってあげてーな」

漫「うーん…」



漫「ええけど、正直、うまく手加減できるかどうか分からんで?せめて、そっちの子と一緒に戦ったほうがええんやないの?」

憧「あ、あたし?」

穏乃「憧…」

穏乃(憧と一緒のほうが、学ぶものは大きい気がするけど…)

穏乃(どうしても一対一にこだわって戦いたいなら、それもありかな…)

穏乃(どうしよう?)


 選択肢安価:

 1、憧も一緒に

 2、タイマンで

 3、憩さんと漫さんの二人を相手にこっちも二人で


 ↓3
※負けてもゲームオーバーはないけど、まあ実力差を考えるのが無難?
 ちなみに漫ちゃんは由子ちゃんよりは強い

1



 安価:>>171

穏乃「憧、頼んだ!」

憧「…はぁ。まあいいけど、いったい何でこんな流れになっちゃったんだか…」

憩「みんな、怪我せんようにがんばってなーぁ?」

漫「ん…」スチャッ

 立ち上がって中庭に出ると、それまでの曇った表情が嘘のように、漫の顔が引き締まる。

 年端のいかない少女とはいえ、すでに鍛えられた武人の顔にふさわしい強さが感じられた。

憧(うーん…さすがに手強そうだわこりゃ)

穏乃「うおぉー、燃えてきたー!」

漫「…」

 得意の斧を片手に構え、深呼吸を一つする漫。

漫「ほな、やろか?」

穏乃「はい、よろしくお願いします!」

憧「お願いします!」



 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23
体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:6
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:10
■知性:15
■愛:10
■HP:20

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中



※眠いけど最初のターンだけはやる

 上重漫が出現!
 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります

 1レスで全員のコマンドが入力できます
 たとえば、穏乃:正拳、憧:土竜撃みたいに入力できる
 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を組んだり遅らせたりできる


 ↓1から↓3まで



 このレスで漫の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で憧(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目か70以上だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!
※漫(このレス)のコンマがゾロ目の時は…?



穏乃「いきますっ!」

 気合いの入った声と同時に一気に間合いを詰めた穏乃の拳が、まっすぐに漫の身体を突く。

 だが、漫は攻撃を急所から反らし、振りかぶった斧を横ざまに穏乃の身体にぶち当ててきた。


 穏乃の正拳!
 漫に3のダメージ!


 漫の大木断!
 穏乃に10のダメージ!

憧(ちょっ…これ…)

 目の前に繰り広げられた応酬の凄まじさに、思わず憧の攻撃の手が鈍ってしまう。


 憧の骨砕き!
 漫は攻撃をかわした!

憧(由華さんたち…こんな奴らを相手に戦って、倒してたっていうの?)

憧(まじ、信じらんない…)

とりあえず最初のターンが終わったところで今日はここまで。
閃き運しだいだけど、回復さえちゃんとしてれば勝てる可能性もあると思う
ただ、骨砕きかわされたのは痛かったかな…
まあ負けても閃いた技は残ります

ともあれ、みなさん乙でした

人いるなら再開しようかと
どうじゃろ



※とりあえず投下開始

 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23 (13)

体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:6
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:10
■知性:15
■愛:10
■HP:20

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中



 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります

 1レスで全員のコマンドが入力できます
 たとえば、穏乃:正拳、憧:土竜撃みたいに入力できる
 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を組んだり遅らせたりできる


 ↓1から↓3まで



※二人同じレス内容ならそれで決定になる

 このレスで漫の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目か70以上だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!
※漫(このレス)のコンマがゾロ目の時は…?

穏乃:正拳
 憧:祈祷(穏乃)

ちょっとややこしくなったけど>>191でコンマ取ります
大して変わらなくてよかった



穏乃(正面からいっても、力負けしちゃいそうかな…)

穏乃「ならっ…!」

 再び間合いを詰めた穏乃は、正拳を繰り出すと見せかけて、漫の襟をつかみ、懐にもぐり込んだ。

漫「…!?」

 何が起こったのか分からぬうちに、目の前の景色が反転したかと思うと、漫の身体は宙にはね上げられていた。

漫「…がっ!」


 穏乃の空気投げ!
 漫に13のダメージ!

漫(くっ、小っこい身体して、やってくれるやん!)

漫(まあ、私もあんま人のこと言えんけど…!)

 受け身を取りながら、追撃をかわすために斧を振り回して穏乃との間合いをとる。


 漫の大木断!
 穏乃は攻撃をかわした!

漫(さすがに動きは素早いわ…そう簡単には、倒させてもらえんか)

憧(よし、今っ!)

 その隙に憧が回復の祈りを捧げ、穏乃の負傷を癒していく。


 憧の祈祷!
 穏乃のHPが完全に回復した

穏乃「ありがと、憧!」



 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23

体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:6
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:10
■知性:15
■愛:10
■HP:20

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中



 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります


 1レスで全員のコマンドが入力できます
 たとえば、穏乃:正拳、憧:土竜撃みたいに入力できる
 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を組んだり遅らせたりできる


 ↓1から↓3まで



 このレスで漫の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で憧(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)

※命中し、さらにコンマがゾロ目か70以上だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!
※漫(このレス)のコンマがゾロ目の時は…?



※よりによってゾロ目か…
 あと前のターン漫ちゃんのダメージは14のミスでした

穏乃(よしっ、もう一度!)

 三度、相手の懐に飛び込んだ穏乃は、先ほどと同じような投げ技を放つ。

 漫はそれをすでに見越していたが、あえて受け身を取りながら穏乃が技をかけてくるのに任せた。


 穏乃の空気投げ!
 漫に12のダメージ!

漫(…くっ、相当きっついわ…)

漫(でも、この二人を相手に勝つには…)

憧「よし、今っ!」

漫(こっちの子のほうを先に倒すしかない!)

 不用意に間合いを詰めていく憧の気配を感じながら、ぎりぎりまで斧を握った手を緩く構えておく漫。

 その両の眼に、妖しい炎の影が一瞬、揺らめいた。

漫「…ここやっ!」

憧「…!?」


 漫のかかと切り!
 特殊能力『爆発』が発動!
 憧に21のダメージ!
 憧は戦闘不能になった!



※アコチャーやられちゃったけど、実は勝つ可能性はまだそこそこある
 コンマ運しだいかな


 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23

体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%



 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります

 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を組んだり遅らせたりできる

 ↓1から↓3まで



※敵のパラメータにもよるが、だいたい体力の高い敵に対しては空気投げのほうがダメージ期待値も高いのだ


 このレスで漫の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)

※命中し、さらにコンマがゾロ目か70以上だと…?
※漫(このレス)のコンマがゾロ目の時は…?

ぞろ目以前に当たらないんじゃね?



※双方ともコンマ振るわず


穏乃「あ、憧っ!」

 漫の一撃を受けて親友が倒されるのを目の当たりにして、穏乃はうろたえた。

 一方の漫はすぐに、そんな穏乃のほうに向かって体勢を整える。

漫「さあ、あとは自分だけや」

穏乃「うっ…!」

穏乃(憧のことは気になるけど、今は集中しないと…)

穏乃(たぶん、憩さんがちゃんと手当てしてくれるし…)

穏乃「…よしっ!」

 迷いを吹っ切って、穏乃はまた一気に漫との間合いを詰め、内側に身体を入れて相手を投げ飛ばす。

漫「ぐっ…!」


 穏乃の空気投げ!
 漫に8のダメージ!

 起き上がりざま斧の一撃を浴びせようとする漫だが、今度は先に穏乃に距離を取られてかわされてしまう。


 漫の大木断!
 穏乃は攻撃をかわした!

>>214
その通り。回避です
ちなみに爆発の効果は、その技のダメージが防御無視で入るというもの
もともと防御無視の技には効果がないが、敵の体力が高く、こちらの最大火力が高いほど効果的な特殊能力



 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:13
■知性:5
■愛:4
■HP:23

体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%



※漫ちゃんは一発があるので最後まで油断しないように
 と言ってもあとはコンマ勝負だが…

 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります

 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を組んだり遅らせたりできる


 ↓1から↓3まで

00では爆発しないのか

空気投げ



>>220 器用さが十分に高ければ爆発する可能性はある
 要は攻撃そのものが当たるかどうか、閃きと同じ

 このレスで漫の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目か70以上だと…?
※漫(このレス)のコンマがゾロ目の時は…?

閃いたね。
ちょっと飯食ったりするのでいったん中断
勝敗は閃きの結果を待て!

出そうと思って出してるわけでも何でもないんだけどな、ゾロ目。フシギだなー
ところで閃きについてですが
行動順は穏乃のほうが速く、コンマが79なので穏乃も閃いている…
以上のことから導き出される答えはッ…!

それはともかく、実はもうかなり眠くなってきてます。日中暑かったからね
なのでとりあえず戦闘終わらせて、経験値分配して、技設定するとこまでやります
その後は…たぶん寝落ち寸前なので、今日はそこで止めるかな



※投げ系統どうするかはけっこう迷った

漫(あかん、攻撃かわされてるうちに、けっこうこっちも消耗してしもた…)

漫(…次の一撃に全部を賭けるしかないな…)

 再び漫の両眼に妖しい火が灯る。

穏乃「…」

穏乃(さっき憧が倒された時と同じような、やばい感じがする…)

穏乃(でも、もう漫さんも余力はそんなに残ってないはず)

穏乃(この攻撃をかわして投げを入れられたら、私の勝ちだ!)

 緊迫した空気の支配する中、間合いをはかってにらみ合う二人。

 厚い曇り空を透かして、中庭に陽の光が射し込むその一瞬、漫が斧で斬りかかってきた。

 その利き腕の外側に体をかわした穏乃は、すぐに漫の腕をとらえて、背中を向け、上体を低く伏せる。

穏乃「やぁっ!」ピコーン


 穏乃の四方投げ!
 漫に9のダメージ!
 漫を倒した!


成長ポイントは6ポイントだが…
どうする?


 成長ポイント振り分け安価:

 1、アコチャーと山分け

 2、穏乃独り占めだぜグヘヘ


↓3

まあ1だよね。
じゃあ↓1から↓6までコンマを振ってください

二人だけだから10の位は0か偶数なら穏乃が成長、奇数なら憧が成長にします
1の位は各能力値に対応。

コンマなので連投ありです

そい

ほらせっせ



>>234>>235はどっちもアコチャーの4でかぶってるけど、戦闘一回で一つの能力値は1ポイントまでしか成長しないことになってます。

 で、こういうかぶった場合は同じキャラのコンマ8から先の能力値に順々にずれていきます。

 コンマ8から0に対応する能力値はキャラクターごとに違うけど、これまで仲間になったキャラについては>>131を見れば分かる

 穏乃の体力がアップ(13→14)。
 穏乃の愛がアップ(4→5)。
 憧の体力がアップ(10→11)。
 憧の知性がアップ(15→16)。
 憧の愛がアップ(10→11)。
 憧の腕力がアップ(6→7)。

 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:14
■知性:5
■愛:5
■HP:23

 新子憧
■腕力:7
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:11
■知性:16
■愛:11
■HP:20



最後に技設定安価だけ取って今日はお開きにしよう。
どちらの技を設定するか選んでくれ

高鴨穏乃(体術)
技系統・投げ
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%
□四方投げ(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力を5ターンの間0.8倍にする、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%


 ↓1から↓3で決定
 ちなみに四方投げにはコストはない
 まあ強い技というより補助技だな


 ともあれ、みなさん乙

再開はまだですが>>1のリンクから飛べるSSwikiにいろいろと手を加えたぜ。
暇な人は見てくれると嬉しいぜ

短くなってしまうが再開します



※穏乃の投げ技には四方投げを設定しました

漫「うう…もうあかんわ、あんたらの勝ちや」

 斧を放してその場に仰向けに倒れ込む漫。

穏乃「あっ、ありがとうございます!…そうだ、憧、大丈夫!?」

 挨拶もそこそこに穏乃は途中で力尽きた相棒のところに駆け寄っていく。

 そこにはもう憩が付き添っていて、憧の負傷の状態を診ているところだった。

憩「…うん、大したことないね。漫ちゃんがちゃんと手加減してくれたおかげやと思うわ」

憧「あ、あれで手加減してたの?…一撃でやられちゃったあたしの身にもなってよ…」

憩「ふふっ、漫ちゃんが本気出したら、こんなもんやないでーぇ?」

穏乃「…憧、ごめんね。私が変なこと言い出したばっかりに、こんな目に遇わせちゃって…」

憧「…まあ、それくらいいつものことでしょ?…それに、倒されたのはあたしの実力不足でもあるわけだし」



穏乃「…そうだね。私も、もっと鍛えて、憧が一緒に戦ってるのに、倒されないくらいに強くならないと」

漫「これ以上強なる気なん…勘弁してほしいわ。二対一とはいえ、負かされたんはうちのほうやねんで?」

憩「またまた、漫ちゃん本気出してなかったでしょーぅ」

漫「んなことないよ!…てか、負け惜しみっぽくなるから、そういうこと言わさんで…」

憧「…ありがとう、漫さん。今の戦いで、まだまだ自分が弱いんだってこと、分かったから」

漫「それはうちのほうやって。二人とも、ありがとな」

憩「漫ちゃんのほうは、倒されたっていうても、全然元気そうやねーぇ。うちが診んでもええかな?」

漫「ちょ、なんで!?扱いひどない?」

穏乃「はははっ…」


 穏乃台詞安価(自由安価):

 誰に対して何を言うか


 ↓3

漫 これから私と憧のことをしごいて下さい、強くなりたいですから!



 安価:>>254

穏乃「あの、漫さん?」

漫「ん?」

穏乃「これから私と憧のことをしごいてください、強くなりたいですから!」

憧「なんで当たり前のように私の名前を入れるのよ」

漫「し、しごいてって…」

憩「そうやねーぇ。漫ちゃんも姫松から出てきたばっかりで、特にすることもないやろから、ちょうどええんちゃーぅ?」

漫「勝手に決めんといてくださいよ」

憩「でも、どうせ暇なんでしょーぅ?」

漫「や、それは、…暇っちゃあ、そうですけど…」

憩「ならええやんか、ね?」

憧「…あたしからも、お願いします」

漫「…うーん…」

漫「…お互い怪我せん程度に、自分を磨こうっちゅうことやったら…」

穏乃「はい、それでお願いします!」

漫「…なら、うちも頑張らしてもらおうかな」

憩「うんうん、よかったーぁ」



 阿知賀の里で実行できるコマンドに「漫と稽古をする」が追加されました。

 漫のパラメータは、ストーリーの進行に応じて自動的に成長していきます。

 使用してくる技が変化することもあります。

 ただし、漫をパーティーに加えて、穏乃たちと一緒に成長させた場合は、そのパラメータのまま登場します(HPのみ、ボス補正で1.5倍になる)。

 閃いた技の状態もパーティー戦闘で閃いたものと同じになります(技設定は、稽古中に限り>>1が勝手に変更します)。

 閃きランクがそこそこあるので、中級の技を覚えたい時には便利かも?


 穏乃行動安価(阿知賀の里コマンド):


 1.屋敷内の誰かに会う(やえ、由華、桃子がいます)

 2.旅籠「松実」に行く

 3.里の他の場所をめぐってみる

 4.山に行ってみる

 5.自由安価


 ↓3

※今日はもう漫との稽古はできません

 この場には憩、漫、憧がいます。どこかに行く場合、この中から誰かを同伴するよう指定できます

1漫 やえにあう

おー、なるほどそう来たか。了解しました。
短いけど今日はこのへんで
明日はどうなるか分からないが、今日と同じくらいの短さならできるはず。すまんな

とりあえずみなさん乙

再開するぞう
最近の暑さはやになるぞう



 安価:>>259

穏乃「…そうだ、漫さん!」

漫「ん?」

穏乃「私の師匠が、この里の長をしていて、この屋敷に住んでるんですけど…会っていきませんか?」

漫「あー…」

憩「そやね。うちが勝手に連れて来てもたから、挨拶しとかなあかんかも…」

漫「うーん…せやなあ。なら、お願いできる?」

穏乃「はい、もちろん!」

漫「そういや、ちゃんと自己紹介しとらんかったわ…もう知っとるやろけど、上重漫いいます。よろしくな?」

穏乃「はい、私、高鴨穏乃です!えーっと、こっちは新子憧っていって、私の幼なじみで、相棒です!」

憧「よろしく、漫さん」

漫「穏乃ちゃんと、憧ちゃんやね」

漫(憧ちゃんはだいぶ背高いけど、歳は穏乃ちゃんとタメくらいかな)

穏乃「じゃ、行きましょう、漫さん!」



 上重漫が一時的にパーティーメンバーになりました。

 パラメータと習得済み技は下の通り

 正式に仲間になった時に、パラメータと特殊能力・爆発の発動条件は多少修正されます

 上重漫
■腕力:15
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:12
■知性:5
■愛:8
■HP:40

☆爆発(コンマがゾロ目の時、体力を無視してダメージを与える)
習得済み斧技
□大木断(植物系の敵に2倍ダメージ)命中率80%
□一人時間差(通常攻撃)命中率80%
□ブレードロール(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ、全体攻撃、HPコスト3)命中率80%
□トマホーク(カウンターを受けない)命中率80%
□フライ・バイ(カウンターを受けない、腕力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ、HPコスト1)命中率70%
□ハイパーハンマー(体力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ)命中率70%
□かかと切り(5ターンの間、素早さが0.8倍に)命中率80%



 ―里長の屋敷・やえ自室―

やえ「…ふむ」

やえ「では、お前が姫松城の武人、…いや、もと武人と言うべきか、上重漫なのだな」

漫「はい…お初にお目にかかります」

やえ「そう固くなることはない。…聞いていると思うが、私はこの里の長をつとめている、小走やえと申す者だ」

やえ「そこの穏乃も私の弟子にあたる。何でも、さっきは穏乃がいろいろと面倒をかけてしまったようだな」

漫「あ、いや…うちもいい気分転換になりましたから、ありがたいくらいです」

やえ「そうか、それはよかった」



やえ「それはさておき、上重…いや、客人と呼ばせてもらおう」

漫「…」

やえ「お前はこの先、どうするつもりなのだ?」

漫「…ええと…その…」

やえ「すぐに答えが出せないというのは分かる。ここに来たのも一から十までお前の意思だったというわけでもあるまい」

やえ「だが、このままここにいれば…いずれは姫松城の者がそれを嗅ぎ付けて、里と事を構えることにもなろう」

漫「…」

漫「うちは…この里にとっては、厄介者なんでしょうか…」

穏乃「漫さん!そんな…」

やえ「それは、どちらとも言えないな。お前の気持ちにもよる」

やえ「私は、無理にでもお前をここに引き留めておきたいわけではない。お前が姫松城に戻りたいというのなら、それも自由だ。…荒川は反対するかもしれないがな」

漫「はあ…」

やえ「だが、もしお前がここに残りたいというのなら…姫松城の者が何と言おうと、気にする必要はない。この里はお前の味方だ」



漫「!…里長さん…」

やえ「さっきも言ったように、すぐに答えを出せというつもりはない。だが、時間はいつまでも待ってはくれないぞ」

やえ「末原と真瀬は目下、戦える状態にはないようだが…いずれ必ず姫松城は体勢を整えて、此度の仕返しをしてくるに違いない」

やえ「もしお前が姫松城に戻るなら、早いほうがいい。そのことだけは、言っておきたいと思ってな」

漫「…里長さん…」

穏乃「師匠…」


 穏乃台詞自由安価:

 誰に何を言うか


 ↓3

やえさんカッコいい!!

安価なら漫画ちゃんに「任せろ」って言っておく
なんか困った事があったら自分達が全力で助けるってことで

何と言っても王者だからな。
安価了解しました。ちょっと難しかったかな。選択肢にして再安価しようかとか思ってました
とりあえず明日が早かったりするので今日は短いがこの辺にしておこう
明日はたぶんお休みします
土曜日はやります
開店休業状態の安価スレが多くて寂しいがこのスレは続けるぞー!
てなわけでみなさん乙

このスレあんま安価失敗とかないから気にせんでも大丈夫よ
助けると約束したらほんとに助けなきゃいけなくなるとかはあるけど
あと漫ちゃんさらうみたいな選択したからこういう展開になったっていう変化はあるけど
基本はゲームオーバーになるまで突っ走るスレです

このスレを見てまたサガがやりたくなった人間はいるのだろうか
>>1はちょっとやりたくなってきた。再開



 安価:>>272

穏乃「…漫さん!」

漫「ん?」

穏乃「その、何かあったら私たちも助けになるつもりですから…」

穏乃「…どれだけ力になれるか分からないけど、でも!」

穏乃「任せてください!」

漫「…穏乃ちゃん…」

やえ「うん、よく言った穏乃。それでこそこの小走やえの弟子」

穏乃「へへっ、ありがとうございます!」

穏乃「…とにかく、漫さんは一人じゃないですから」

穏乃「私も、もっと漫さんに稽古つけてもらって、強くなりたいし」

穏乃「憧だって…」

漫「穏乃ちゃん…」

漫「…ありがとな。ううん、ほんまは、ありがというのとも違うんやろけど」

漫「…里長さん、恩に着ます」

やえ「なあに、気にしなさんな」

やえ「…戦国の世だ、いろいろなことがある」

やえ「だが、自分の身に何が起こっても、挫けずに生きていたいものだな」



※阿知賀の里で一定の時間を過ごすと、次のミッションが発動してストーリーが進みます。

 その間に、新しい仲間のフラグを立てたり、術を覚えてキャラクターを強化したりすることができます。

 あんまりサガっぽくない気がしないでもないが、とりあえず里コマンドはそんな感じ


穏乃「…夜になっちゃった」

穏乃「この後はどうしようかな…」

【現在地・里長の屋敷 この場にいる人:やえ、漫】


 穏乃行動安価:

 1、家(和菓子屋の看板をかけた忍者屋敷)に帰って寝る

 2、師匠の屋敷にお泊まり

 3、憧の家(神社を装ったry)に押しかけて泊まる

 4、旅籠「松実」に押しかけて泊まる

 5、夜の山に行ってみたい

 6、自由安価


 ↓3(誰かを連れて行きたい時は書いてね)

※この場にいるキャラクターは同伴できないこともない。ただし、漫ちゃんは山に連れて行く場合に、小走先輩は全ての場所で、それぞれ連れて行く理由が必要になる。

 実際に連れて行けるかは理由によって難易度の変わる説得コンマ判定。

3_



※ロマ2はサガシリーズにはまったきっかけ。最初はほんと意味わからなかった

 安価:>>284

穏乃「そうだ、憧のところに泊めてもらおうかな」

穏乃「たぶんまだ屋敷の中にいると思うけど…」

穏乃「えと、それじゃあ師匠、漫さん、私はこれで失礼します!」

漫「あ、ほなまたな」

やえ「うん、また」

 やえの部屋を出て屋敷内を回ってみると、中庭に面した部屋の一つ、憧が桃子や憩と一緒にいるのが見つかった。

穏乃「あ、いたいた!憧ー!」

憧「あ、しずじゃない。もう帰るの?」

穏乃「うん、そのことなんだけど、今夜は久しぶりに憧のところに泊めてもらえないかな?」

憩「おおー、仲ええんやねーぇ」

憧「え、あたしのところに?…い、いいけど、どういう風の吹き回し?」

穏乃「うーん…なんとなく?」

憧「な、なんとなくって…」



憩「うちは漫ちゃんを一人にしとくわけにもいかんから、このお屋敷に泊めてもらいますーぅ」

桃子「そうっすか…私も、憧ちゃんたちの邪魔しちゃいけないから、ここに…」

憧「は?…何それ、どういう意味?」

桃子「またまたぁ。しらばっくれたって、私もちゃんと分かってるっすから。ここはちゃんと空気読むっすよ」

憧「ちょっと、聞き捨てならないじゃない。あたしとしずに何かあるって言いたいわけ?」

桃子「別にそんなこと、一言も言ってないっすよ?」

穏乃「何かあるって、何が?」

憧「しずは知らなくていいの!…言っとくけど、誤解されるようなことは何にもないんだから!」

桃子「はいはい、そういうことにしとくっすよ」

憩「な、なんか、桃子ちゃん、妙に意地悪ない?」

憧(…もしかして、行方不明の人のことであたしと由華さんにいろいろ言われたの、根に持ってるのかなー…)

穏乃「???」

ちょっといったん中断だ。
ほんと最近は暑くて眠くなるなあ

ふむふむ。
望さんのキャラを把握するため単行本を見返していたが、思わぬことに気づいた
アコチャーのほうが漫ちゃんより背が高いものと勝手に想像していたが
実際はどうかよく分からないという点。

アコチャーは見た目より背が低いことで有名らしい
150あるかないかだとか
全国二回戦組は、姉帯さんと胡桃ちゃん以外ははっきりしたことが分からないんだが…
そもそも同じ高校内での身長比較は楽だけど、他高校との比較できるコマって簡単には見つからないんだよね

はっきりしているのは
絹ちゃんは和よりだいぶ高く見える
和は咲より少し高いくらい
その咲はアコチャーよりも高い

姫松では絹ちゃんはたぶん一番高い
漫ちゃんはのよーとだいたい同じくらいで姫松では低い二人

これだけでは何とも。とりあえず思ったほど差がないのは確か

まあゆっくり再開していこう



 ―新子神社―

穏乃「…ということで、お邪魔します、望さん!」

望「久しぶりよね、穏乃ちゃんが来るのも」

穏乃「はい、急に押しかけちゃってごめんなさい!」

望「いいのいいの、そのぶん憧にいろいろ手伝わせるから」

憧「げ…」

望「ふだん家にいないんだから、たまに帰って来た時くらい、何かしなさいよ」

憧「…はぁ。仕方ないなあもう」

穏乃「私も手伝うよ、憧!」

望「うーん、それは…」

憧「ありがたいのか、そうでないのか…」

穏乃「あ、何か不安がってません?」

憧「…まあ、そうでなくても、今日はお客さんなんだし、じっとしてなさいよ」

穏乃「えー」



※情報ありがとう
 全国編放送時にはまたいろいろ、新発見があるんだろうなあ

穏乃「…」

 お客扱いということで部屋に一人座って待っている穏乃。

憧「あたしは何をすればいいわけ?」

望「することはいっぱいあるよー」

望「晩ごはん作る手伝いしてくれてもいいし、神社に来るお客の相手をしてくれてもいいし…」

憧(聞くからに面倒だわこれ)

望「穏乃ちゃんが泊まる部屋の掃除とかしてくれてもいいかな」

憧「…あたしの部屋に泊めてあげればいいじゃない」

望「…ふーん…」

憧「は?なに?」

望「…もしかして、最初からそのつもりだったの?」

憧「な、なんのこと?」

望「最近の子はまったく…」

憧「あーもう!とにかく何か手伝いすればいいんでしょ!」


 憧の手伝い選択安価:

 1、晩ごはんを作る

 2、神社でお客の相手をする

 3、穏乃の泊まる部屋を準備


※イベント進行と、憧を強化する上で影響があります

素で安価先出すの忘れてた…
どうしよう。いつも通り↓3で取るか
再安価希望あれば言ってください

とりあえず↓1で再安価するかどうか

了解。どうもすみませんでした。
正直やっぱり眠くてけっこう落ちかけてる気がするので、今夜はここで中断にしたいと思います。
明日はたぶんわりと早い時間からやります。
今日はみなさんお疲れさまでした。

暑さ寒さに弱い>>1にとってこれからの季節はなかなかにハード。
日本は夏は夜に活動時間をずらしたほうが過ごしやすい気がする
とりあえず再開していきます



 安価:>>298

憧「…じゃあ、しずの泊まる部屋を掃除しとくことにする」

望「ふーん。…いいの?」

憧「何がよ!」

望「いや、あんたがそれでいいんなら別に、私が口を出すことじゃないけど」

憧「…なんで、お姉ちゃんがちょっと残念そうな顔してるわけ?」

望「別に、そんなことないけど?」メソラシ

憧「…とにかく!じゃああたし行ってくるから!」

 望をその場において憧はふだん使われていない客用の座敷に向かった。

憧「まったく、モモちゃんといいお姉ちゃんといい、何なんだか…」ブツブツ



憧「…まあいいか。とりあえず、気持ち切り替えて…と。しずが泊まれるように、ちゃんと掃除してあげなきゃ」

憧「えーっと、まずは…箒とはたきを出してくるとこからよね」

憧「それから…」


 穏乃の泊まる部屋を掃除してあげた!
 憧の腕力がアップ(7→8)。
 憧のHPがアップ(20→21)。

 新子憧
■腕力:8
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:11
■知性:16
■愛:11
■HP:21


憧「…こんなとこかな。だいぶ綺麗になったよね」ウンウン

憧「…気のせいか、何かものを清める力が身についた気がするし」


 術「浄化の祈祷」を習得した!
 戦闘不能と石化以外の全ての状態異常が回復できます。



 それからしばらくして、夕食を終えた憧と穏乃の二人は、神社の境内に向かって開けた部屋の縁側に腰掛けていた。

穏乃「それにしても、今度の仕事もいろんなことがあったなー」

憧「由華さんに助けてもらうことになったり、墓場でモモちゃんと会ったりね」

穏乃「最後は漫さんまでさらうことになっちゃって…」

憧「後で聞いたら、けっこう末原との戦いはギリギリだったみたいよ?」

穏乃「うーん、私もその場にいたかったなー」

憧「しず、あんたねぇ…下手したらやられてたかもしんないんだけど」

穏乃「でも、そういう強敵に立ち向かっていくのって燃えるじゃん!」

穏乃(…なんでか、一回立ち向かっていって憧と一緒にやられちゃった気がするんだけど…まあいいか)

憧「…はあ。あたしらは戦うのが仕事ってわけじゃないんだから、もうちょっとくのいちらしく立ち回りなさいよ」



穏乃(うーん、憧に何か話振ってみようかな?)


 穏乃話題選択安価:

 1、憧は好きな人とかいるの?

 2、昔の友達はどうしてるかなー

 3、麻将(麻雀)って最近やってる?

 4、憧は夢とかある?

 5、自由安価


 ↓3

※地雷とかはないが選択によっては今後の展開がけっこう変わるかも
 

4



※けっこう意外なところに来るなあ
 安価:>>312

穏乃「うーん」

穏乃「ねぇ…憧はさ、何か、夢とかってあるの?」

憧「ゆ、夢?…」

穏乃「こういうことがしたい、とか、こういう自分になりたい、とか、さ」

憧「…ほんと、今日はどういう風の吹き回し?」

穏乃「え、私何か変かな?」

憧「変っていうか…ふだんそんな話することあんまなかったから」

穏乃「たまにはいいじゃん?」

憧「うーん…まあそうだけど」

穏乃「ね、どうなの?憧の夢!」

憧「あたしは…」

憧「くのいちとして仕事はしていくつもりだけど、そんなにいつまでもできるわけじゃないから…」

憧「どこかでヤエみたいに、自分では仕事をしないで、仲間をまとめる側の人になるつもりだけど」

憧「もっといろんな場所に行って、自分のこと試してみたいし…」



穏乃「そっかぁ…」

穏乃「里を出たりするつもりなの?」

憧「…今だって、けっこう里の外にいる時間のほうが長いでしょ」

穏乃「それは、そうだけどさ」

憧「…自分でもまだ決めてないんだ、そこは」

憧「それに…」チラッ

穏乃「?」

憧「…なんでもない。…まだしばらくは、こういう形で仕事をこなしていくことになりそうだし」

穏乃「うん、そうだね」

憧「…しずはどうなの?」

穏乃「え?」

憧「え?じゃないでしょ。あたしにだけ聞いといて、自分は言わないつもり?」

憧「何かやりたいこととか、なりたい自分とか…どうなの?」

穏乃「うーん…」


 穏乃台詞安価:

 1、世界中の山をめぐる

 2、戦のない世をつくる

 3、平和な家庭をもって里で過ごす

 4、強さを求めて戦いまくる

 5、自由安価


 ↓3
※地雷とかはないけど選択によっては今後の展開がry

まだよくわかんないけど、とりあえず憧と一緒にはいたいかな



※天然たらし的な
 安価:>>317

穏乃「…まだよくわかんないけど、とりあえず憧と一緒にはいたいかな!」

憧「」ズキューン

穏乃「それなら、何があっても乗り越えられそうな気がするし!ね、憧!」

憧「」

穏乃「…憧?…どうかした?」

憧「…しず、あんたねぇ…」

穏乃「ん?」

憧「なんでもない!…」

穏乃「あれ、憧、なんか怒ってない?」

憧「別に?…そ、そりゃあたしだって、しずと一緒だと何かと心強いし、がんばれるかなとか、思ってないわけじゃないけど?…ま、まあ、いいんじゃない?」

穏乃「…???」

憧「あーもう!…なんか喉渇いたし、お姉ちゃんにお茶淹れてもらいに行こっと!」

穏乃「あ、私も行くー!」

 こうして穏乃たちが里に戻ってから最初の夜は、ゆっくりと更けていった。



 翌朝。

憧「しずー?起きたー?」

穏乃「ん…」

穏乃「ふぁ…」

憧「…相変わらず朝が弱いんだから」

穏乃「むにゃむにゃ…」

憧「朝ごはんだから起きなさいって、お姉ちゃんが…って、聞こえてないか」

穏乃「…おね…?」

穏乃「…」

穏乃「あ、ここ、憧の家っ!」

憧「忘れちゃダメでしょ」

穏乃「うんうん、起きないと!憧、起こしてくれてありがと!」

憧「あたしもさっき起こしてもらったばっかりだし、着替えたりしないとなんだよね…」

穏乃(えーっと、今日はどうしよう?)


【現在地・新子神社 この場にいる人:憧】

 穏乃行動選択安価:

 1、やえの屋敷に行く(屋敷にはやえ、由華、憩、桃子、漫がいます)

 2、旅籠「松実」に行く

 3、阿知賀の里の他の場所をめぐる

 4、山に行く

 5、そういえばモモちゃんの大事な人を探す約束してたけど…

 6、自由安価


 ↓3
※憧を同伴することができます。特に指定がなくてもついてきますが、一人で行動したい場合は安価にそう書いてくれ

安価了解。
いったん中断して夕方か夜から再開しますわ

外も涼しくなってきたところで再開しよう。
気候が楽になるとやる気が出る



 安価:>>322

穏乃「そういえば憧、私たちモモに、行方不明の仲間を探すって約束してたよね」

憧「あーその話か。昨日、しずがヤエの所に行ってる間に、ちょっとその話になったんだよねー」

穏乃「モモ、気にしてた?」

憧「あんまり言葉には出さなかったけど、けっこう気にしてるんだと思うわあれは。…今度の仕事もあの子のおかげでうまくいったようなもんだし、早くなんとかしたげたほうがいいかもね…」

穏乃「じゃあ、今日も師匠の屋敷に行こ!」

憧「そうね。まずは詳しい話とか聞いとかなきゃいけないし」



 ―里長の屋敷―

穏乃「…と、いうわけで、詳しい話を聞きに来たんだけど…」

桃子「ちゃんと覚えててくれたんすね。…嬉しいっす」

由華「あなたにはいろいろと助けてもらったし、私からも何かできることがあれば、手伝わせてくれない?」

憧「あたしも、もちろん協力するから」

桃子「あ、ありがとう…」

穏乃「ううん、これくらい当たり前だって!モモの仲間のことなら、私たちも放ってはおけないし」

憧「それで、まずその人について詳しい話聞いてもいい?」

由華「そういえば、まだ名前も聞いてなかったよね」

桃子「名前は…ゆみ。加治木ゆみっていうっす」

穏乃「おー、なんか武将みたいな名前だ!かっこ良さそう!」

桃子「ほんとにかっこいいっすよ?」

憧(いや、のろけられても困るんだけど)



由華「その人とはもともとどんな関係で、いつ頃いなくなっちゃったの?」

桃子「…私、もともと信濃の鶴賀の森っていう所の出身なんすけど」

桃子「ちょうど一年くらい前に、森が近くの村に攻め込まれたことがあって、その時に先輩…加治木先輩と知り合ったっす」

桃子「先輩は、戦を前にして浮き足立ってる森のみんなをまとめようとしてたっす」

桃子「その時に…わ、私の力が必要だとか、そういうことを言ってくれて…」

憧「力って、完全にじゃないけど気配を消せたってこと?」

桃子「そういうことだと思うっす」

穏乃「うーん、確かに頼りになるよねー」

由華「森の指導者みたいな人だったんだ」

桃子「なんとか戦に勝って、森を守ることができたんすけど、その後すぐに、突然いなくなっちゃって…」



憧「何の前触れもなく?…それ、だいたいいつ頃の話?」

桃子「…もうかれこれ、一ヶ月以上は経つっすね」

穏乃「そんなに…」

由華「心配ね。冥府に手がかりがないっていうのも、逆に不安だし」

憧「その一ヶ月の間、だいたいどの辺りを探してたの?」

桃子「まずは近いところで、信濃中を回ってみたっす」

桃子「それから冥府に行けるようになったから、そこにいないかどうか探してみて…」

桃子「どうしても見つからなかったから、京の近くで各国から来た人の情報を集めてみようとして、姫松に来てたっす」

穏乃「うーん…じゃあ信濃と冥府は駄目か。他にいそうなところ…」

憧(そもそも、何で仲間に心配かけるような形でいなくなったんだろ…)



穏乃「うーん…どうしよう?」


 ゆみ捜索方向決定安価:

 1、畿内(大阪、兵庫、奈良など)にいそう

 2、関八州(東京、埼玉など)にいそう

 3、九州あたりまで行ってるかも

 4、信濃から近いし奥州(岩手など)じゃない?

 5、自由安価


 ↓3
※あまり深く考えないでおk

4



 安価:>>335

穏乃「…うーん、奥州とかにいるんじゃないかな?」

憧「はぁ?なんで?」

穏乃「だって、信濃から近いじゃん」

憧「近いだけなら他にもあるでしょうが!」

由華「…いや、でも、そんなに遠くには行けるはずないとは思うから、案外当たってるかもしれない」

桃子「そうっすね。今のところ手がかりもないし、冥府を通ればすぐ行けるっすから、とりあえず探してみたほうがいいかもしれないっす」

憧「うーん…そうねぇ」

憧(なんかこの事件、ちょっと引っかかるんだけど…探す場所を決めるだけなら、別にいいか)

穏乃「よし、それじゃさっそく…」

憧「あ、ちょっと待ってよしず」

穏乃「?」

憧「探しに行くなら、冥府を通る以上、桃子ちゃんは外せないとして…他に誰を連れてくつもり?」



穏乃「えーっと、憧と由華さんは来てくれるんでしょ?」

憧「あたしはそのつもりだけど、選ぶのはしずたちだから」

由華「その…ゆみさんかな、その人を探す上で必要だと思う人を連れて行くのがいいんじゃないかな」

穏乃「うーん…」

由華「憩だって、この話を聞いたら協力してくれると思うし…里にいる人で、他にも力になってくれる人がいるかもしれない」

桃子「私は、みんなに来てもらえるだけでありがたいんすけど…」

憧「いやー、こういうのはちゃんと考えなきゃ駄目でしょ。ただでさえ手がかりが少ないんだし」

穏乃「うーん…考えるのはいっつも憧の役だったからなー」



穏乃(どうしよう?)

 パーティー編成安価:

 1、桃子と二人で里を回って決める

 2、とりあえず憧は連れて行き、三人で里を回って決める

 3、とりあえず由華は連れて行き、三人で里を回って決める

 4、二人とも連れて行き、残り一人は里を回って決める

 5、二人で冥府に行く、仲間は現地調達


 ↓3

アコチャー大勝利。
サガと比べてキャラの数多いからなあ
いったん中断します

再開してくでー
水分がほしいなあ



 安価:>>341

穏乃「うーん…でもとにかく、憧は一緒に来てよ!」

憧「…あたしでいいの?」

穏乃「言ったじゃん昨日、私は憧と一緒に…」

憧「わー!わー!わー!」

由華「ん?」

桃子「あれ、どうしたっすか?」

穏乃「?…私は憧と一緒にい…」

憧「なんでもない!なんでもないから!ちょっとしず、こっち来なさい!」

穏乃「?…変な憧…」

憧(変なじゃないでしょ!みんなの前で、そういう恥ずかしくなること言わないの!)ヒソヒソ

穏乃「恥ずかしいかな…?」

桃子(…なんか怪しいっすね、あの二人)ヒソヒソ

由華(ま、仲良いのはいいことだし?)

憧「あー、とにかく!もちろん、しずが来てほしいって言うんなら、あたしは行くよ?桃子ちゃんにお返しもしたいし!」

桃子「ありがとうっす!」

穏乃「由華さん、ごめんなさい」

由華「謝ることじゃないから。私もこっちの仕事たくさん抱えてるし」

由華「桃子ちゃんのことは二人に任せたから、しっかりね」

穏乃「はい!」

憧「任せて」



 ―里長の屋敷―

憧「で、あとは誰を連れて行くつもり?」

穏乃「うーん…師匠とか来てくれたら嬉しいんだけど…」

桃子「里長さん、強そうっすね」

憧「ヤエは無理でしょ…里を空けるわけにもいかないだろうし」

穏乃「じゃあ、憩さんとか、玄さんとかはどうかな?」

桃子「憩さんなら頼りになりそうっすね。玄さんっていうのは?」

憧「あー、玄はね…この里の旅籠の娘なの。うーん…何ていうか…」

穏乃「優しくていい人だよ!」

憧「それはそうなんだけどね…」

桃子「…?その人もくのいちなんすか?」

憧「くのいちではないけど、竜を呼び出す術が使えたりするから、頼りになることは確かね」



穏乃「じゃあ、次に行くのは…」

 【現在地:里長の屋敷 同伴者:憧、桃子】


 パーティー編成安価:

 1、やえの自室に行く

 2、憩と漫の部屋に行く

 3、旅籠「松実」に行く

 4、里の茶屋を訪ねる

 5、山にも誰かいるかもしれない


 ↓3
※強力なキャラクターは、仲間にするのにコンマ判定があったりする
 茶屋に行く場合、一人だけ姫松、阿知賀、晩成、鶴賀以外の咲キャラを自由に指定して出現させることができる(実際に仲間になるかは別の問題)。
 山は固定キャラクターが出現。

2



※この安価はキャラも同時に指定してもらったほうがよかったかな?
 安価:>>350

穏乃「憩さーん!漫さーん!こんにちは」ダダダダ

憩「穏乃ちゃんやないのー」

漫「こんにちは、憧ちゃんも一緒やね」

憧「こんにちはー」

桃子(なんか気がつかれてないみたいっすね)

穏乃「えーっと…」


 選択肢安価:

 1、憩に仲間になってくれるようお願いする

 2、漫に仲間になってくれるようお願いする

 3、二人とも


 ↓1

書き込みミスとかで上がらなかった
安価なら下

2

そういや安価の連続取得についてまだルール決めてなかった
今回はどっちみちありだけど、2回くらいまでにするかな?
なんか意見あれば言ってください



※漫ちゃんのみというのもけっこう意外
 安価:>>353

穏乃「あの、漫さん!お願いがあるんですけど!」

漫「は、はい?」

穏乃「実は、このモモの大切な人が今、行方不明になってるんです」

漫「え、そなん?」

憧「あたしらも姫松城では桃子ちゃんに助けてもらったし、見つけてあげたいの」

穏乃「関係ないのに無理な頼みとは思うんですけど、私たちに手を貸してくれませんか?」

桃子「私からもお願いします。厚かましいとは思うっすけど、助けてもらえたらほんとにありがたいっす」

憩「…やって、漫ちゃん。お願い、聞いてあげてーな」

漫「うーん…」

漫「うちなんかで役に立つんか分からへんけど、それでええんやったら…」

穏乃「ありがとうございます!」

憧「ありがとうございます」

桃子「ありがとう…本当に、ありがとうございます」

憩「うんうん、よかったねーぇ」

ご意見ありかとー
ちょっと漫ちゃんの特殊能力「爆発」を調整します
発動率はともかく、ゾロ目発動のままだと閃きと条件がかぶって紛らわしいので。
原作の発動条件に合わせて少し修正する
それから、パラメータを少し盛る



 上重漫
■腕力:16
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:13
■知性:5
■愛:8
■HP:41

☆爆発(戦闘コマンド入力安価↓1から↓3のどれかのコンマが7、8、9だけでなっている時、防御を無視したダメージを与える)

成長ポイントのコンマ1の位8から0に対応するパラメータ:

8 腕力
9 体力
0 HP



 上重漫がパーティーメンバーに加わりました。

 得意武器:斧の技を設定してください。

習得済み斧技
【技系統・大木断】
□大木断(植物系の敵に2倍ダメージ)命中率80%
【技系統・一人時間差】
□一人時間差(通常攻撃)命中率80%
□ブレードロール(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ、全体攻撃、HPコスト3)命中率80%
【技系統・トマホーク】
□トマホーク(カウンターを受けない)命中率80%
□フライ・バイ(カウンターを受けない、腕力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ、HPコスト1)命中率70%
【技系統・ハンマー】
□ハイパーハンマー(体力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ)命中率70%
□かかと切り(5ターンの間、素早さが0.8倍に)命中率80%


 ↓1から↓3で決定
※たとえば「大木断、一人時間差、トマホーク、ハイパーハンマー」みたいに、一つの安価にぜんぶの技系統のぶんを書いてくれ
 基本は多いほう、同数ならコンマの高いほうに設定

了解。じゃあ

大木断
ブレードロール
トマホーク
ハイパーハンマー

かな。
ほんとは最後の一人の仲間も決めるつもりだったが、どうしよう
ちょっと飲み物買って来て、帰った時にまだ人がいたら続けるかも

それほど時間かからずにすんだ
まだ人いるー?

それはよかった。再開しよう。
やっぱり仲間決めは人がいないとな



穏乃「さて、じゃあ次はどうしよう?」

桃子「もう出発することもできそうっすけど…」

憧「まあ、あと一人仲間がいてもいいかもね」

漫「うちはよう分からんけど、穏乃ちゃんに任せるわ」


 パーティー編成安価:

【現在地:里長の屋敷 同伴者:憧、桃子、漫】

 1、やえの自室に行く

 2、やっぱり由華さんに入ってもらおう

 3、憩さんにも入ってもらおうかな

 4、旅籠「松実」に行く

 5、茶屋に行く

 6、山にも誰かいるかもしれない


 ↓1から↓3まで多数決安価
※強力なキャラクターは、仲間にするのにコンマ判定があったりする
 茶屋に行く場合、この後の安価で一人だけ姫松、阿知賀、晩成、鶴賀以外の咲キャラを自由に指定して出現させることができる(実際に仲間になるかは別問題)。
 山は固定キャラクターが出現。



穏乃「…!そうだ、茶屋に行ってみない?」

漫「どこ、そこ?」

憧「ああ、この里に一つしかない茶屋ですよ。なんか髪の短い女の子がよく店番してて」

穏乃「よく諸国からの旅の人が立ち寄るんだよねー」

桃子「なら、いろいろと話が聞けるかもしれないっすね!」

憧「まあ、こんな片田舎だから、そっちはあんまり当てにできないと思うけど…」

漫「ふーん。けど、面白そうやね。うちも行ってみたいわ」

穏乃「よーし、じゃあ行きましょう!」


―――――――――――――

―――――――――――

―――――――――

―――――――

―――――



 ―茶屋―

 里で唯一の茶屋は、街道に面した縁側と日除けの簾の奥に座敷の席があり、のどかな雰囲気を感じさせた。

 ふだんは老婆が店を切り盛りしているらしいが、ちょうどこの時は、孫娘の女の子が店番をしているところだった。

 背はあまり高くなく、短いおかっぱ形の髪が特徴的な子である。

???「いらっしゃいませ」

穏乃「えーっと、お邪魔しまーす」

漫「ふーん、ええとこやね…」

桃子「のんびりできそうな感じっすね」

憧「…」

穏乃「あれ…」

???「?…なにか?」


 穏乃台詞安価:

 1、冒険に行く気はありませんか?

 2、あれ、あの人はどっかで見たような…

 3、なんでもないです!

 ↓3
 ただし↓1が2の場合は、明日の夜までキャラ指定安価を受け付けます
 コンマ2桁反転がいちばん高いキャラを一人、出現させます(姫松、阿知賀、晩成、鶴賀をのぞく)
 仲間になるかどうかは、キャラによっては条件をクリアする必要あり(強いキャラほど難しい)

すごいミスした。
↓1が2じゃなくて、↓3がの間違い
安価なら下

安価了解。
こんな時間までお付き合いいただきありがとうございました。
とりあえず今日はこのへんで
明日は高鴨穏乃、店番の女の子を口説き落とせるか否か
みなさん乙でした。眠い

スローペースだけど再開していく。
暑い。



 安価:>>381

穏乃「冒険に行く気はありませんか?」

???「…は?」

憧「え?」

桃子「えーと?」

漫「し、穏乃ちゃん?」

穏乃「私たち、これから人探しの旅に行くところなんですけど、よかったらあなたも一緒に…」

???「あの…意味がわからな…」

 慌てて穏乃と店番の子の間に割って入る憧。

憧「あー、ごめんなさい。あたしらも分かってないんで、大丈夫ですから」

???「え、いや、それはそれでおかし…」

憧「ちょっとしず、いきなり何言い出すの!この子困ってるじゃない」

穏乃「店にお客がいなかったから、この人に頼んでみようかと思ったんだけど…だめかな?」

憧「いや、いくらなんでも…」

漫「うーん…でも、なんかこの子、意外と腕が立ちそうな気するで?」

桃子「言われてみれば…そうっすね。もしかして、くのいちさんですか?」

???「いや、私は違…」



穏乃「お、漫さんとモモにも認められるくらいなんだ!ならやっぱり、入ってもらわないと!」

憧「…なんかずいぶん行き当たりばったりな感じだけど…ていうかそもそも、この子にだって都合があるでしょ」

穏乃「そこをなんとか、お願いします!」

???「いや、だから都合以前に意味がわからな…」

漫「えっと、さっき言うた通り、うちら、この桃子ちゃんいう子の仲間を探す旅に行くとこで」

桃子「もしよかったら、お力を貸してほしいっす」

???「…なんで私?」

憧「それ聞かれると困るんだけど…」

穏乃「うまく説明できないけど、でも!あなたなら力になってくれる、そんな気がしたんです!」

???「…」

穏乃「…だめですか?」

???「店番の仕事があるし…」



穏乃(うーん、どうしたら納得してもらえるかな…)

穏乃(それとも、この人は諦めて別な場所に行く?)


 穏乃行動選択安価:

 1、あきらめるわけがない!何でもしますから仲間になって!

 2、あれ、誰か別な人が入って来たぞ(阿知賀、晩成、鶴賀、姫松以外の咲キャラを一人指定してください。ただし仲間にできるかは別問題)


 3、里長の屋敷に戻って違う人を仲間にしよう(憩、晩成キャラのうちから一人を選択して指定してください。ただし由華と憩以外のキャラは仲間にできるとは限らない)

 4、旅籠「松実」に行ってみよう

 5、山に行ってみよう


 ↓3



※昼間考えてた展開が無駄にならずにすみました
 安価:>>391

穏乃(でも…あきらめるわけがない!)

穏乃「お願いします!何でもするから仲間になって!」

憧「そ、そこまで言うかなぁ…」

???「何でも…」

穏乃「はい、女子に二言はありません!」

???「…そこまで言うなら、ちょっとやってもらいたいことがあるんたけど…」

憧(な、なに?…まさか、この機会につけこんでしずに変なことさせたりしないよね?)

漫「何やろ、できることやったらうちも手伝うよ?穏乃ちゃんばっかに任すんも悪いし」

桃子「もちろん私もやるっす」

???「や、とりあえず一人、やってくれさえすればい…」

穏乃「どんなことですか?」

???「この店、見ての通りの茶屋なんだけど、近いうちに新しい商売をするつもりなの」

???「正式に始める前に、まずは試してくれるお客がほし…」



穏乃「なるほど、新商売の実験台みたいなことをすればいいんですね!」

漫(じ、実験…な、なんか嫌なこと思い出すんやけど…)

???「やってくれる?」

穏乃「もちろん!するだけでいいんですよね!」

???「それだけだとちょっと…」

穏乃「ええっ!?他に何をすればいいんですか?」

???「新しい商売っていうのは、九柱戯っていう遊びみたいなものなの」

???「その遊びをきわめた名人がいるっていうことにして宣伝して売り出したいから」

???「私に勝って、名人役になってほし…」

憧「え、だって私たち誰もそんなのやったことないんだけど」

???「新しく始める商売だから、やったことないのはみんな同じ」

桃子「でも、あなたはその遊び、少しはやってるんすよね?」

???「私はそれが仕事だし…」

穏乃(お、思ったより大変そう…!)



 南蛮九柱戯(ようするにボウリング)で???に勝て!

 ルール説明

 1、基本はコンマの1の位で倒したピンの数が決まるボウリング。ただし、やる者のパラメータによってさまざまな補正がある。

 2、一投目は0が最低、9が最高で、コンマの値がそのまま倒したピンの数になる。ただし、コンマが0以外の時は、投げた者の腕力10につきコンマに+1の補正がかかる。もちろん9以上になればストライク。

 3、二投目はコンマ補正込みで一投目がストライクにならなかった時にだけ投げる。この時、残っているピンの数より高いコンマが出たら、コンマからその差ぶんをマイナスする。たとえば残りピンが5、コンマが8なら、二投目で倒せるピンは2本だけ。

 4、ただし、二投目のコンマは、0の時をのぞき、投げる者の器用さ10につき、±1ぶん、コンマの出目を残りピンの数に近づける補正がかかる。上の例で投げる者の器用さが10あると、3本までピンが倒せる。もちろん出目が残りピンの数とちょうど同じなら、この補正は無視。

 5、???は特殊能力として、一投目も二投目も、自分のパラメータとは別に、さらに1ポイントずつの補正がかかる。どちらも倒せるピンが単純に1本ずつ増える。ただし、コンマが0の時はどちらの補正もかからない。また、二投目のコンマが残りピンの数と同じなら、補正は無視してスペアー

 6、要は一投目のコンマはできるだけ高いほうがよく、二投目は残りピンの数に近いほうがよい。

 7、こちらから出すキャラクターも選択できるが、10単位で腕力と器用さどちらも高いキャラが有利



※ちなみに今のパーティーメンバーのパラメータ一覧

 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:14
■知性:5
■愛:5
■HP:23

 新子憧
■腕力:8
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:11
■知性:16
■愛:11
■HP:21

 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21

 上重漫
■腕力:16
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:13
■知性:5
■愛:8
■HP:41



???「それじゃ、私はちょっと準備してくるから、待ってて」

 言いおいて女の子は店の奥に入って行く。

穏乃「うーん、こっちは誰が出よう?」

憧「あんまり私の得意そうな分野じゃないかな…」

漫「うーん、みんな初めてやし、そんなに変わらんかもね」

桃子「うーん…」


 出撃キャラ選択安価:


 パーティーメンバーのうち一人を指定してください。
 ちなみに>>1はボウリングのスコアの付け方はよく分からないが、基本このスレでは、二投1セットの3セット勝負で、ストライク>スペアーってことにします


 ↓3

穏乃



 安価:>>400

穏乃「やっぱ、言い出しっぺだし、私にいかせてくれない?」

憧「しずがいいなら、まあそれで」

桃子「お願いするっす」

漫「応援しとるからなー」

 そこへ店番の女の子も奥から戻って来た。

???「用意できたから、奥に来てほし…」

穏乃「あ、はい!こっちは私が出ることにしました!」

憧(奥に何があるんだろ)

 草履、草鞋を脱いで座敷にあがると、裏庭に面して、九本の棒状のものが並んでいる部屋に通された。

憧「ふーん、それで九柱戯…か。なるほどね」

漫「あれで何かすんのかな?」

???「…そういえばまだ自己紹介してなかったね。私、鷺森灼」

穏乃「灼さん、ですか。私、高鴨穏乃です!よろしくお願いします」

憧「あたしは新子憧」

漫「えーっと、上重漫です」

桃子「東横桃子っす」

灼「穏乃に、憧に、漫ね…ん?」

桃子(見失ってるみたいっす)

ちょっといったん中断。
某スレのゴロゴロボウリングでは成績かんばしくないアラチャーだが汚名返上なるか。
正直かなり灼に有利かなとも思うがコンマ勝負だからがんばってくれ

九柱戯どころかボウリングさえよく分からぬ>>1だがまことしやかに話書くぞ。
再開するでー



※このスレだって基本は畜生行動も思いのままですぜ
 悪行値とかないし、それとも作ろうかな

灼「初めてだろうから、まずは私が先に投げて見せてもいいけど…どうする?」

穏乃「えーと…」


 先攻・後攻決定安価:

 ↓1
※どちらかを選んでください

後攻



 安価:>>409

穏乃「えーと、じゃあ先に見せてください、お願いします!」

灼「わかった」

 そう答えて灼は、ひし形に並んだ※九本の棒のようなものをじっと見据える。

 それからやはり木でできているらしい球を手に取り、重さを確かめるように左右に動かした。

 徐々にその動作に引き込まれて、その場にいる全員に緊張が広がっていく。

 それから灼は球を投げる位置につく。

 もう一度、棒のほうを見やり、手を振り抜き、片足を引いて球を転がした。


 灼の一投目!
 ↓1のコンマ1の位で判定
 0以外の時、腕力補正でコンマに+1
 さらに、スキル補正でコンマに+1

へい



 判定:>>411(0本)
※ワロタ…

灼「」

憧「えーと…」

漫「あの…」

桃子(なんか目に見えない力が働いた感じっす…)

穏乃「えーっと、あの、その、投げ方よくわかりました!ありがとうございます!」

灼「…」フルフル

憧(と、とりあえず、しずも投げとけば、空気ごまかせるんじゃない?)ヒソヒソ

穏乃(わ、わかった!)ヒソヒソ



穏乃「よーし…」


 穏乃の一投目!
 ↓1のコンマ1の位で判定
 0以外の時、腕力補正でコンマに+1

それっ



 判定:>>418(4本)

 ゴロゴロン、ドサドサッ

穏乃「おっ、倒れた倒れた!」

憧「えーっと、四本ね」

桃子「四本っていいほうなんすか?」

漫「どうなんやろ、お手本があれやったから…」

灼「…」

灼「一投目で倒せなかったのがあったら、その形のままもう一回投げられるから」

穏乃「おー、なるほど」

灼「…私は、ぜんぶ残っちゃったけど…」

憧(…なんて言えばいいのかわかんないわこれ)



※いちおう>>417にある通り二投1セットの3セット勝負だから、これくらいがいいハンデかも
 とアラチャー側に立ったフォロー

灼「今度は、必ず倒す!」ゴッ


 灼の二投目!
 ↓1のコンマ1の位で判定
 0以外の時、器用さ補正でコンマに+1
 さらに、スキル補正でコンマに+1


※この補正の意味は…アラチャーは腕力、器用さともに10以上あるってこと

はい



 判定:>>424
※さっきそれを出してればとかは言っちゃ駄目

 ゴロンゴロン…ドサドサッ

穏乃「!!」

憧「へえ…!」

漫「九本ぜんぶ倒したった!」

桃子「すごいっす…!」

灼「」ドヤァ

穏乃「すごい…」



穏乃「うう、こうなるとこっちのほうが厳しい…」

憧「しず!がんばれー!」

漫「負けんなやー!」

桃子「応援してるっす!」

穏乃「…もちろん」

穏乃「あきらめるわけがない!」ゴッ


 穏乃の二投目!
 ↓1のコンマ1の位で判定

※補正がないのでコンマが5でないとスペアーは取れない

じういおlp;@



 判定:>>430(3本)
※最終結果は倒したピンの数が多いほうが勝ち

 ゴロゴロ、ドサドサッ

穏乃「うーん…」

憧「二本残っちゃったか…」

桃子「やっぱり相手は相当うまいみたいっすね」

憧「二投目は技術勝負みたいだから、しずにはちょっと不利かな…」

漫「一投目でできるだけ倒して、あとは敵失待ちかなあ」



灼「じゃあ、また私の番で」

穏乃「…」ゴクリ


 灼の一投目!
 ↓2のコンマ1の位で判定
 0以外の時、腕力補正でコンマに+1
 さらに、スキル補正でコンマに+1

アラチャーなら0本を出してくれるってアタイ信じてる



 判定:>>434(4本)

 ゴロゴロン、ドサッ

灼「…」

穏乃「4本って、私の一投目と同じだね」

憧「うーん…相手の実力考えたら、悪いほうなのかな」

桃子「ここで稼いどきたいっすね」

漫「いったれー」



穏乃(さっきの灼さんの二投目…ぜんぶ倒してた、あの時の要領で)

穏乃(いけっ!…)ゴッ


 穏乃の一投目!
 ↓2のコンマ1の位で判定
 0以外の時、腕力補正でコンマに+1

それっ



 判定:>>438(0本)

穏乃「」

憧(…さすがに声も出ないみたい)

灼「…」ハァ

漫(溜め息つきよった…)

桃子(自分もさっきぜんぶ外してたんすけどね)



灼「残り五本…」

灼(倒してみせる!)ゴッ


 灼の二投目!
 ↓1のコンマ1の位で判定
 0以外の時、器用さ補正でコンマに+1
 さらに、スキル補正でコンマに+1

やあっ



※某スレの二の舞にならないよう補正をかけてあげたのだが
 判定:>>442(5本)

 ゴロゴロン、ドサドサッ

桃子「…ぜんぶ、倒したっすね」

漫「なんやかんやで18本ぜんぶ倒してんねんな…」

憧「しずは7本だから…ここで2本以上は倒さないと、負けが決まっちゃう」

穏乃「…」



※器用さ補正はコンマに±1だって脳内補完してください。計算は合ってるけど表記を間違えた

穏乃「…」

穏乃(ここは倒さなくちゃ!)ゴッ


 穏乃の二投目!
 ↓3のコンマ1の位で判定

どうだ



 判定:>>447(1本)

穏乃「」

憧「駄目だったか…」

漫「やっぱ、かなわんよな…」

桃子「悔しいっすけど…」

灼「…」

灼「…残念だけど、そういう約束だし、私を誘うことは諦めて」

穏乃「…はい」

灼「ここで九柱戯やるようになったら、遊びに来てほし…」

穏乃「あ、はい!なんか、やってて楽しかったし!」

漫「今度は腕を上げてから来たいな」

憧「ほんと残念ね」



※わりとコンマ取ろうとしてくれる人がいたから、遠くしたり近くしたり変えてみたんだけど、それが裏目に出た
 ただ、やっぱりアラチャー補正を盛りすぎたのが一番いけなかったかと思う


穏乃「でも、仲間探し振り出しに戻っちゃったね」

桃子「まあもう四人いるんすけどね」

憧「それに、他に心当たりがないわけでもないし」

漫「前向きに切り替えてこか」

穏乃「うーん、どうしよう?」


 パーティー編成安価:

 1、里長の屋敷に戻る(憩、晩成キャラのうち一人を指定してください。ただし、憩と由華以外のキャラは仲間になるとは限らない)

 2、あれ、誰か来たよ?(阿知賀、晩成、鶴賀、姫松以外の咲キャラを一人指定してください。ただし、仲間になるかは別な話)

 3、旅籠「松実」に行く

 4、山に行く

 5、憧のお姉さんとか


 ↓3



 安価:>>455

穏乃「じゃあ、玄さんのところ行ってみない?」

憧「まあ、それもいいかな」

桃子「玄さんって、さっき話に出てた人のことっすか?」

漫「旅籠の娘さんなんやったっけ」

穏乃「そうです、ここからもわりと近いんですよ!」

灼「…あなたたち、玄の知り合い?」

憧「そうだけど?」

灼「ふーん。…まあ、小さい里だし、世間は狭…」

穏乃「あ、なら玄さんに会ったら、灼さんがよろしく言ってたって伝えておきますね!」

灼「…そこまで仲良いわけじゃな…けど、気持ちはありがた…」



 ―旅籠「松実」―

???「ふーむ、なるほどなるほどなるほど~」

 それからしばらくして、里で唯一の旅籠「松実」を訪れた穏乃たちは、長い黒髪をした和服姿の女の子と話し込んでいた。

 これがこの旅籠の娘、松実玄である。年の頃は穏乃と憧の一つ上くらい、おっとりした雰囲気を漂わせている。

玄「つまり、穏乃ちゃんたちは、このモモちゃんの大切な人を探すために、一肌脱ごうというわけなのですね!」

穏乃「はい、そうなんです!」

憧(なぜか毎度この二人が並んでると、不安な感じしかしないのよね…)

漫「助けてもらえますか?」

玄「よく分かりました!そういうことなら、この玄さんにおまかせあれ!」

穏乃「↓3」


 穏乃台詞安価:

 1、お願いします!

 2、玄さん、なんでこの部屋、もう夏なのに囲炉裏に火が入ってるんですか?

 3、急用を思い出しました!


 ↓3

安価了解しました。
まあ誰が出てくるかはみんな分かってるだろうけど、とりあえずそのキャラの得意武器を設定する安価を多数決で出して、今日は終わりにしたいと思います。


 1、刀(二刀流)

 2、刀(長刀)

 3、短刀(くない)

 4、槍

 5、斧

 6、棒や杖

 7、弓

 8、体術

 9、なし(術メイン)


 明日の夜くらいまで多数決で
 ちなみにこれまで仲間になったことのあるキャラの得意武器は

 穏乃:体術
 憧:棒や杖
 由華:槍
 桃子:短刀(くない)
 憩:刀(長刀)
 漫:斧

 って感じ

そんなわけでみなさん乙
明日はやるかどうかまだ分からぬが、やらない時でも多数決安価はちゃんと確認する

>>1です
都合のため今日はお休み
安価だけ集計させてもらうと、

9:4票
7:1票

だから9の得意武器:なし(術メイン)だね。
なんでか知らんが>>1もこのキャラはそういうイメージがある。
あの厚着で体術とか戦いにくそうだしなー
そんなわけで次回はそのキャラの登場からだ

まだ食事したりしてないんだがちょっとだけやる
今週はかなりスケジュール的にきついが、今日やらないとたぶん土曜までできない



 安価:>>460

穏乃「そういえば玄さん、なんでこの部屋、もう夏なのに囲炉裏に火が入ってるんですか?」ダラダラ

玄「おまかせ…あ…れ?」

憧「あーこれ、たぶんさっきまで宥姉がいたとかじゃないの」

穏乃「宥姉?」

玄「うん、そうだよ。…お姉ちゃん、穏乃ちゃんたちが来るちょっと前に服をもう一枚着に行ったんだけど…」

???「玄ちゃーん、ただいま…あれ?」

 旅籠の裏手がそのまま家になっている建物の奥の階段を下りて、もう初夏だというのに囲炉裏に火のある部屋に入ってきたのは、見るからに暑そうな重ね着をした女の子だった。

穏乃「な、なんて格好…」

???「なんだ、お客さん来てたんなら、そう言ってくれればよかったのに…」

憧「宥姉、おひさしー」

穏乃「…えーっと、どちら様ですか?憧は知ってるの?」

憧「知ってるも何も、玄のお姉ちゃんだよ」

玄「そう、私のお姉ちゃんの宥ちゃんなのです!」



穏乃「ええぇっ!?玄さんにお姉ちゃんとかいたっけ!?」

憧「本人の前で失礼でしょ…」

玄「お姉ちゃん、いつも火のある部屋にいるし、たまに外に出る時も顔まで隠れる頭巾かぶっちゃうから、分からないのも無理ないかも」

宥「えと…ど、どうもいらっしゃい」

漫「お邪魔してますー」

桃子「お邪魔してるっす」

穏乃「そ、そういえば阿知賀の里に正体を誰も知らない頭巾姿のくのいちがいるって噂を聞いたことが…」

憧「宥姉はすごい寒がりだからね」

穏乃「いや、夏は寒くないでしょ!?」

宥「でも、私は見覚えあるよ?憧ちゃんと一緒の子は…」

玄「穏乃ちゃん!で、こっちが…」

 玄はそこで一通り、さっき穏乃たちから聞いたいきさつを、宥に向かって説明する。

宥「そうかー、そんなことになってるんだねー」



穏乃「…」

穏乃「あの、玄さんをお借りしたら、お姉さんは困ったりしないですか?」

宥「うーん…寂しくないって言えば嘘になるけど、玄ちゃんの気持ちは応援してあげたいかな」

玄「お姉ちゃん…」

宥「…ほんとは、うらやましいくらい。私もついて行って、いろんな所を冒険したりしてみたいもん」

穏乃「え、そうなんですか?」

宥「私、寒がりだし、火のあるあったかい所にばっかりいたから、あんまり里の外に出たりしたことないの」

穏乃「…なら…」

穏乃「この機会に、一緒に行ってみませんか?」

玄「おおおっ!」

宥「ふぇ?」

憧「ちょっとしず、また計算もなしに…私たち、そんなに大勢でいくわけにいかないでしょ」

漫「玄さん入れたら、もういっぱいいっぱいやもんな」

玄「うーん…」

玄「むむむ…」



玄「わかりました!」

憧「え?何が?」

玄「ここは私が譲るから、代わりにお姉ちゃんを冒険に連れて行ってあげてほしいのです!」

宥「ええぇっ!?」

憧「ちょっと、玄まで何言い出してるの」

玄「いや、可愛い姉には旅をさせるべきなのです」

玄「お姉ちゃんにとっていい経験になるはずだし、お姉ちゃんの望みがかなうなら、私はそれで嬉しいのです」

宥「玄ちゃん…」

桃子「でも確かに、このお姉さんからは、かなりの魔力を感じるっす」

桃子「仲間になってもらえたら、頼りにはなると思うっすよ」

穏乃「うーん…玄さんがそう言うなら…」

穏乃「お姉さんは、それでいいんですか?玄さんと離ればなれになっちゃいますけど」

宥「…」

宥「…」

宥「うん、玄ちゃんがそこまで言ってくれるなら、私は…」

宥「ほんと、すごく嬉しい…」

玄「ふっふっふ」ドヤァ

つーことで宥姉仲間になるの巻でした。
ちょっといったん中断。
再開後にステータスとかは出す

行き先が東北やからねー

それと、まあサガシリーズは伝統的に魔法や術のたぐいは金を払って買うことが多いわけだけど、
このスレはとりあえず金・アイテムなしでやってるから、術はイベント習得をメインにしようと思っていました。

が、今回本格的な術師が加入するに当たり、イベント習得だとやっぱ強化成長が物理攻撃系のキャラクターに比べて遅かったり限られていたりするという問題があるので
ちょっと変えて、サガフロ2の合成術学習システムみたいなのを導入することにした。

知らない人もいるかと思うので説明すると、これは戦闘中に術を使ってると一定確率で新しい術を覚えてくってやつ。
まあキャラクターによって覚えられない術があったりもするわけだが。

とりあえず術師対応の閃きシステムみたいなものと思ってもらえばおk

常時セルフバーニングでOK

>>484
なぜばれたし。

今日はほんと時間が厳しいのでステータス開示だけになってしまうがすまん



松実宥
■腕力:5
■器用さ:9
■素早さ:7
■体力:9
■知性:14
■愛:14
■HP:27

特殊能力:セルフバーニング(1ターン中に単体物理攻撃を受けるまで、物理と熱攻撃のダメージを完全に回避。単体物理攻撃が命中すると、知性+その攻撃のコンマダメージの合計で反撃し解除される)
☆冷気攻撃を受けると敵の攻撃力2倍
☆セルフバーニング解除後に熱攻撃を受けると知性の2倍でダメージを軽減

□セルフバーニング(味方単体に自分にかかっているものと同じ効果の魔法盾を張る。HPコスト1)
□ミサイルガード(そのターン中に限り、遠距離投射型の攻撃を完全に回避できる魔法壁を味方全員に発生させる。魔法盾とは併用可。HPコスト3)
□リヴァイヴァ(味方単体に戦闘不能になっても復活できる効果の魔法盾を張る。HPコスト3)
□炎の矢(敵単体に知性+コンマ1の位のダメージ。熱攻撃)



ちなみに成長ポイント振り分けのコンマ1の位8から0に対応する能力値は

8:HP
9:知性
0:愛

>単体物理攻撃を受けるまで、物理と熱攻撃のダメージを完全に回避
ということは単体物理しかしてこない敵相手だと完全に無敵ってことですな
すげー



サガシリーズ経験者に注意してほしいのは、このスレではセルフバーニングの効果はミンサガ仕様じゃなくロマサガ仕様だってこと。
つまりゾディアックに冷気撃たれた時にセルフバーニングで回避したりはできない。これができると宥姉っぽくない気がしたのでそうさせてもらった

あと、術は技系統みたいなのはないので、物理攻撃系のキャラクターより、最終的には選択できるコマンドがかなり多くなる
まあ今の宥姉は炎の矢撃つのがメイン

>>488
敵が一体で、複数回攻撃してこない相手ならそう。

あ、でも投射タイプの攻撃、弓矢とかトマホークみたいのはダメージは受ける
セルフバーニングは解除されないけど

セルフバーニングの説明がおかしくて、サガシリーズやったことない人には誤解を与えそうなので修正

特殊能力:セルフバーニング(1ターン中に直接物理攻撃を受けるまで、直接物理と熱攻撃のダメージを完全に回避。直接物理攻撃が命中すると、知性+その攻撃のコンマダメージの合計で反撃し解除される)

攻略本とかだと接触タイプの攻撃とか書かれてるんだが、ゲームやってない人には分かりにくいよな…

要は攻撃するのに接近する必要があるかないか

他に質問とかなければ今日はこれでお開きにしますが…
明日、明後日と投下する余裕なくても質問くらいなら答えられると思います
今日は慌ただしくてすみません
ひとまずみなさん乙

すまんが今日も投下は無理っぽい。
今夜中に今やってる作業の片がつけば、明日には再開できるはずだが…
一番ずれ込んだ場合でも火曜日にはなんとかなると思います。

作業がどうやら今夜で終わるくらいまでは進んだので、今日の空き時間にちょっとだけ投下できるかも

ところで宥姉にミサイルガードと炎の矢がついてるのは、要するに阿知賀編で菫さんを返り討ちにしたことからですね。

ミサイルガードとセルフバーニングの仕様がよく分からんという人は、とりあえず両方かかっている状態だとすべての物理攻撃と熱攻撃を完全にガードできるとお考えください。

ただしセルフバーニングの効果は直接物理攻撃を一回受けた時点で消滅します。で、そのターン中にまた直接物理攻撃か熱攻撃が来たら、そのダメージは食らいます。

でも宥姉に限っては、次のターンになるとセルフバーニングが自動で貼り直されます。

ミサイルガードはそのターン中なら何度でも有効で解除もされません。

サガシリーズ経験者でも中には炎の矢なんてあったっけ?という方もいるかもしれませんが、ワゴンとかでよく見かける某アンサガの火術ですね。実は>>1も500円で買いました。

でもアーミック、ジュディ、キャッシュ、ローラはクリアしてますよ。キャッシュ編のテーマ曲はすごくいいと思う

書き込みエラーであがってなかったんであげとく

じゃあそろそろ行くかー
少し間が空いて勘が鈍ってそうだが再開



※アンサガを発売日に定価で買った勇者のみなさんには敬意と同情の念をry
 システム面を多少変えてくれれば個人的には良作の域ではある


 松実宥が仲間になりました。

穏乃「じゃあ、よろしくお願いします、宥さん!」

憧「よろしくね宥姉」

漫「えと、よろしく頼みます」

桃子「お願いするっす」

宥「うん、みなさんよろしくね」

玄「お姉ちゃんと仲良くしてあげてね、憧ちゃん、穏乃ちゃん」

 一通りの紹介と、これまでのいきさつについての話を終えた後で、これからの方針と旅について、話題が移ってゆく。

穏乃「とりあえず、奥州辺りから探してみようかっていう話にはなってるんですけど…」

宥「そ、そうなの(すごく寒そう…)」フルフル

憧「手がかりがなさすぎるしね」

アンサガはそのままでも神ゲーだろ
ふざけんな



漫「行ってみんことには分からんもんな」

桃子「仲間集めてる間にけっこう時間経っちゃったっすけど…冥府通ればすぐに着くと思うし、もう出発するっすか?」

穏乃「えーと…」


 行動選択安価:

 1、出発しよう(冥府経由で奥州に行きます)

 2、里の誰かに挨拶していく(晩成キャラ、憩、灼、望のうちから指定。晩成キャラと憩は同時に指定可)

 3、旅に出る前に山に行ってみたい


 ↓3

>>504
あなたがそうお考えになるのは自由ですが、私は別に同意はしません。
そういう感情的な書き込みはおやめになったほうがよろしいかと思います。
人を説得したいならそれなりの態度が必要です

再安価↓1で
すみません

ネタ振りに対してえらく高圧的な>>1だな
別にいいけど

>>511
最近咲スレはどこも荒れてるから、ネタ振りに見えなかった
現に潰されたスレもあるしな
気を悪くさせたなら申し訳ない

アンサガ愛してる人間もいるってことだけは覚えといて欲しい

>>513
自分だって魔道板集めたり術合成出すために占い繰り返したりする程度にはやってるが
ひいきの引き倒しになってはいかんと思うんだ
ちなみに500円で買ったのは発売当時そもそもPS2を持ってなかったから



 安価:>>510

穏乃「旅に出る前に、ちょっと行っておきたい場所があるんだけど…」

憧「え、挨拶回りとか?」

穏乃「ううん、山!」

宥「山?」

漫「えと、穏乃ちゃんってえらい山が好きらしいんです」

桃子「出発前に見納めってことっすかね」

憧「いいけど…え、もしかして、あたしらも連れて行く気なの?」

穏乃「うん、一緒に行こう?」

憧「ええ…勘弁してよ…」

漫「なに、そんなに大変なん?」

宥「うーん…この辺りの山っていったら、どこもけっこう歩かないと登れないから」

桃子「奥州に行く前にもうちょっとした旅をさせられるわけっすね」

穏乃「でも、登ってるだけでもけっこう楽しいし、元気になってくるよ?」

憧「しずと一緒にしないでよ。あたしら、山登りを楽しめるほどタフじゃないんだから」

始めたばっかりだが中断

ようやく作業がほぼ完了したが気がついてみればもうこんな時間
まあ明日からのんびりやっていくことにします
見てくれてたみなさん乙

もともと人間が自分ではない誰かの物語を書くということはかなり奇妙なことで
この>>1はそこにどういう意味があるのかとかかなり真面目に考えてしまったりするわけだが
自分の場合、一貫しているのは、登場人物を決して自分と同一視しないということです。
主人公に限らない。

つーか自分と同じ扱いの登場人物を出そうとしたりすれば、人間どうしてもその人物に自分の欲望を反映させたくなってしまう。
愛されたいとか他者に認められたいなんてのはその典型。
物語の中でくらい夢を見たくなる気も分からんではないが、そんな物語を書いたり読んだりしてると、逆に愛されてなきゃいけないとか、他者に認められてなきゃいけないとかいった理想で、自分をがんじがらめに縛ることになっちゃうんだよね。
ありのままの自分を受け入れて生きられなくなる。
このスレにメッセージなんてたいそうなものは全くないが、サガシリーズと共有できるテーマがあるとすれば、「人は物語をつくる」ものだっていうことがそうだと思う

22時30分くらいから再開します

再開しよう。



 ―山―

 それからしばらくして、阿知賀の里にほど近い山の奥には、険しい道を登ってゆく五人の姿があった。

憧「で、なんだかんだで来ちゃったわけだけど…」

 折からの強い陽射しと夏の蒸し暑さを含んだ空気が、山に慣れていない漫と桃子はもちろん、もっと小さい頃には穏乃に付き合ってこの辺りに来たことのある憧の体力をも、容赦なく消耗させてゆく。

 穏乃を除くとただ一人、意外と言っていいほど元気なのは、旅慣れていないはずの宥だった。

憧「宥姉、大丈夫なの?こんな山登ったことないでしょ?」

宥「うん、けっこう大変だけど…でも、あったかいから」

穏乃「ですよね!体動かしてると元気になりますよ」

憧「いや、だから一緒にしないでって…」



桃子「穏乃ちゃんって、いっつもこの山に登ってるんすか?」ダラダラ

穏乃「この山だけじゃないよ。でも、この辺り一帯の山はだいたい登っちゃったから、そろそろ他のところにも行ってみたいかな」

漫「いや、うちもそれなりに体力には自信あるほうやけど…これはちょっと…」ハアハア

穏乃「うーん…やっぱり、みんなにはこの山はまだちょっと早かったかな?今度は、もっと楽な山に案内しますから…」

憧「みんな一度でたくさんだと思うけど…あ、でもそろそろ、川のそばまで来たみたいよ」

 山を覆う濃い木立の陰になって見えないが、確かにどこからか、渓流が河原を洗う水音が聞こえてくる。

穏乃「ちょっと水でも飲んで休憩します?」

憧「賛成。こんな調子じゃ頂上まで持たないし」

桃子「冷たい水なら大歓迎っす」

漫「頭から水浴びたい気分やな」



穏乃「あれ、でもー」

 木々を抜けた先に見える渓流の様子に、まず異常を感じ取ったのは穏乃だった。

 続いて憧がそれに気づく。

憧「やば…」

宥「どうしたの?」

漫「…先客、おるやん」

桃子「あれって…」

 河原のそばで四つ足で歩く、全身褐色の毛に覆われた大きな生き物の姿。

穏乃「熊ですね。…最近あんまり見なかったんだけど…」

桃子(見たことはふつうにあるみたいな言い方っすね…)

憧「しず、どうする?」ヒソヒソ

漫「さすがにあんまり刺激せんほうがええやんな?」ヒソヒソ

宥「ちょっと怖いかも…」ブルッ

穏乃「うーん…」


 穏乃行動選択安価:

 1、そういえば素手で熊を倒してこそ一人前の格闘家って聞いたことが

 2、誰かが助けに来てくれそう

 3、五人で倒して食べちゃおう

 4、平和にこの場を立ち去る

 5、自由安価


 ↓3

1



 安価:>>528
※こういう選択肢を用意すると選んでくれる住民に感謝

穏乃「…そういえば、素手で熊を倒してこそ一人前の格闘家だって聞いたことがあるんですけど…」

憧「…は?」

漫「ちょい待ち穏乃ちゃん、何言うとんの?」

宥「えーと?」

桃子「…え、もしかしてあの熊を倒すつもりなんすか?」

憧「ちょ、ちょっとしず、いくらなんでもそんな無茶しないよね?」アセアセ

穏乃「止めないで憧!きっとこれは、私が越えていかなくちゃいけない試練なんだ…!」

憧(ええー…)

漫「あかん、穏乃ちゃんがなんかおかしなっとる」

宥「し、穏乃ちゃん…そんな、危ないことは止めたほうが…」

穏乃「大丈夫です宥さん!見ててください」キリッ

桃子(どう考えてもおかしいんすけど、止められそうにないっす)

穏乃「うおぉー!熊ぁー!お前の相手は私だぁー!」ダダダ



※なぜかwikiのデータが消されてるのでいろいろと不便
 運営スレ見るとシステム的な問題らしいが

 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:14
■知性:5
■愛:5
■HP:23

体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□四方投げ(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力を5ターンの間0.8倍にする、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%



 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります

 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を敵の後に遅らせたりできる

 ↓1から↓3



 このレスで熊の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)

※命中し、さらにコンマがゾロ目か70以上だと…?



 ものすごい勢いで突進してきた穏乃にさしもの熊もたじろいだのか、両者は川を挟んでにらみ合う。

 熊は四つ足から上体を起こし、眼をらんらんと光らせて穏乃の隙をうかがっている。

 両者が相手を目掛けて動き出したのはほぼ同時。わずかに一瞬だけ、敵の動きを先読みした穏乃のほうが早く、攻撃を仕掛けた。

 こちらに向けて突き出された熊の腕を捉え、そのまま投げ技へと持ってゆく。

穏乃「これだっ…!」ピコーン

 新しい動きの型を、戦いの中で会得した穏乃は、熊を見事にその技の最初の餌食にしてみせる。


 穏乃のあびせ倒し!
 熊に13のダメージ!
 熊の攻撃がキャンセルされた!

ちょっと最後手間取ってしまって最初のターンしか終わらせられなかった、申し訳ない。
今日はこの辺でお開きにしようかと思います
まあこの熊がブラウだとかそういうことはありません、つーかさすがにそれだと食べる選択肢は用意しづらい…
悪行値がだいぶたまりそう

とりあえずみなさん乙でした

熱中症気味なので今日はやれても短くなりそう。すまんな
やるならたぶん22時すぎてから

やっぱちょっとまだ頭がクラクラするので、今日はお休みさせてもらいます。
代わりと言ってはなんだが、明日もこんな酷暑だったら、埋めネタでやってるロマ2咲シリーズの続きでも投下しようかと思います。
あっちのほうが計算とかしなくてすむぶん楽なので。
とりあえずみなさんもこの暑さにやられないように気をつけてな
乙でした

基準が微妙だが>>1的には今日も酷暑です、はい。
つーことでロマ2咲シリーズ書く
関係ないけどこのスレの読者で忍者って聞いた時、まず白土三平を思いつく人ってどれくらいいるんだろうか。



 アバロンの東、陽の光も届かない森深い山に、獣人たちが群れをなして暮らすその巣穴はあった。

 森の枝木を削って造られた弓矢は鋭く、気性が荒く人間に気を許さない獣人たちは、しばしば獲物を求めて山に分け入って来る狩人を手にかけ、その持ち物を奪っては、死体を森の外に放り出していた。

 あまりの仕打ちに耐えかねた近隣の住民たちから照に、獣人討伐の嘆願が出されたのは、ほんの二、三週間前のことである。

菫「…ウォッチマン…ウサギ型の獣人か」

照「物陰に隠れて弓で攻撃してくるらしいから、十分に気をつけて」

尭深「間合いによっては、こちらが一方的に攻撃を受けるかも…」

誠子「その時は私がみんなの盾になります」

咲(弓矢の間合いに攻撃が届くのは、同じ弓矢を得意にしている菫さんか、お姉ちゃんの術だけ…)

咲(でも…今は私にも、和ちゃんに教えてもらったファイアーボールの術がある)

咲(がんばらなきゃ…)



 薄暗い木々の下では、辺りから聞こえてくる、下生えをかき分けて動くものの音と、わずかな気配だけが、敵を察知する頼りになる。

 突然、五人の頭上からつんざくような鋭い叫び声がしたかと思うと、何かがまっしぐらに急降下しながら襲いかかってきた。

照「くっ!」

 術で迎え撃とうとした照だが、詠唱が間に合わず一撃を受けてしまう。

菫「奴め…!」

 菫が逃げ去る敵に一射を放った。矢は狙い過たずその体を貫いたはずだが、相手は気にするふうもなく、そのまま五人の頭上へと旋回していった。

菫「…!?馬鹿な…!」

照「菫、あれはただの鳥じゃない」

尭深「…不死者のようです。この森で死んだ者か何かの…!」

誠子「くっ、ここは私に!」

 隊列を乱されながらも獄門鳥の次の攻撃に備えようとする照たち。

咲(私も、私もやらなきゃ)

咲「や、闇に放たれた一陣の光よ、かの者を焼き尽くす火となって走れ!…」

咲「ファイアーボール!…」



「おぉ…!」

 詠唱とともに火の球を放った咲が、結果を見るに見られず目蓋をぎゅっとつぶって脅えていると、周囲から驚嘆の声が聞こえてきた。

照「…咲。よくやったね」

咲「…お姉ちゃん?」

 恐々と眼を開けて見てみると、誠子の前で、焼け焦げて怨念を払われた白い骨の残骸が、くすぶりながら転がっていた。

尭深「咲様、お手柄です」

菫「お見事でした」

咲「え、私…」

誠子「お疲れサマ様です!」

 どうやら獄門鳥は、咲が撃ったファイアーボールのおかげで無事に退治されたらしい。

咲「私…これ、ほんとに私が…」

照「そう。自信を持っていい」ナデナデ

菫「…不死者は火を弱点とするものと聞きますが…たぶん、それだけではありません」

菫「咲様が術を習っておいでとは知りませんでしたが、たぶん、もとからの資質に秀でたものがおありなのでしょう」

咲「そ、そんな…和ちゃんたちの前では、全然だったのに…」

>>1も白土三平は子供の頃、親に教えてもらって読むようになったんで、あんまり威張れた話じゃないけどな。
今風の話じゃないけど「忍者武芸帳」あたりはかなり面白いと思う
とりあえずいったん中断

再開してくかー
ロマ2好きな人には申し訳ないがストーリーを少しだけ改変しました。
キャラがレオンとジェラール、ヴィクトールのままなら変えないんだけど、咲なのでいろいろ考えるとこうするしかなかった。

しかしこれソーモンの後はどうしようかね。
>>1はロマサガ2何回もやってるけど、アイテムコンプとか4000年プレイみたいなやり込みはしてないし、決まったプレイスタイルはないので。
まあ暑いのが少しでも和らげば本編に戻ります



尭深「陛下、これを…」

 獄門鳥が墜ちたそばの地面に屈み込んでいた尭深が、そこから柄が鈍い光を放つ一本の剣を拾い上げた。

 照は剣を受け取り、羽織っていたマントの裾で鞘についた泥を払ってゆく。

誠子「これは…バスタードソード」

菫「両手持ちの可能な剣だな。見たところ、まだ新しいようだが…」

尭深「もしかして…さっきの獄門鳥は、生前これを武器にしていたんでしょうか」

照「死んでなお、自分の武器にとりついて護ってた…ってこと」

咲「そんな…」

菫「とにかく、今となっては、もう持ち主のいない武器だ。ありがたく使わせてもらうことにしよう」

照「そうだね。…尭深、持ってて」

尭深「私に?」

照「今の私たちの戦力を考えたら、それが一番いい」

尭深「…分かりました、ありがとうございます」



 尭深がバスタードソードを照の手から受け取り、両手に捧げ持った瞬間。

菫「…!伏せろ!」

 叫びながら菫が尭深と咲の身体を横倒しにし、自らも片膝をつく。

 飛んできた矢を剣で払いのけてかわしたのは誠子だった。

 気がつけば周囲の木立のあちこちに、こちらを窺う紅い二つの眼がのぞいている。

照「…囲まれた」

誠子「ウォッチマンたちのお出ましのようですね」

 尭深は黙って、さっき渡されたばかりの剣を鞘から抜き払い、両手で構えた。

 咲も身体を起こしながら、ちょうど目の前まっすぐの方向にいる敵に向かって呪文の詠唱に入る。

照「…かかれっ!」

 号令一下、菫の射撃の援護を受けて、獣人たちとの戦いの火蓋が切って落とされた。

咲「…ファイアーボール!」

 咲の放った、火の球が二の矢をつがえようとしていた獣人たちの一体をとらえ、その弓ごと全身を炎に包んだ。

 断末魔の悲鳴が森にこだまする。



照「…片づいたかな」

 照が片手の剣を下ろして周囲を見回すと、あるいは矢に射抜かれ、あるいは焼き尽くされ、あるいは剣で斬られて倒された獣人たちが、物言わぬ屍となって辺りに転がっていた。

菫「もう残りの敵はいないようだ」

誠子「お疲れ様サマです」

尭深「こんな場所ですけど、お茶でも入れます?…」

照「…うん、ありがとう。咲、大丈夫だった?」

咲「うん、お姉ちゃん。私…足引っ張らなかったかな?」

菫「足を引っ張るどころか、大変助かりました。術での援護、ありがとうございます」

照「よくがんばったよ、咲」

誠子「私からもありがとうございます」

尭深「お茶をどうぞ…」

咲「あ、ありがとう…みんな」

 尭深がその場で入れてくれたお茶を飲みながら一息つく一行。

菫「これでこの一帯もひとまず平和になったはずだな」

照「アバロンに戻って、今後のことはそれから考えよう」






照「…そ、そんな…」







 アバロン城市の門。

 いつもならば照の凱旋を祝って多くの市民が駆けつけてくれるその場所に、今は火の手と黒煙が上がっていた。

 火災と建物の崩壊、略奪の暴力に巻き込まれた人たちが、苦しみに耐えるすべを忘れて、子供のようにただ嘆きの声をあげている。

照「何が…何があったの」

 沈み始めた太陽の光の下で、市民たちにはもう戻ってきた照たちの姿さえ、それと分からないらしい。

 自らの都の惨状に、城門のそばでしばし呆然と立ち尽くしていた照は、のろのろと市内に足を踏み入れて、途方に暮れた眼差しで辺りを見回す。

菫「照…!」

 幼少の頃から皇帝と一緒に育ってきた菫が、あまりのことに我を失っている友の名を呼び、引き止めようとした時。

 近くの瓦礫を押し退けて、黒い炭にまみれた、腹這う何ものかが姿を現す。

???「…テ…」

照「!?」

咲「お姉ちゃん、危ない!」



 黒いものが身を起こし、照のくるぶしを掴む。爪を立ててその肉を引き裂く。

照「ぐぅっ!…」

 激痛に顔をしかめて照は仰向けに倒れ込む。

菫「照、何をしている!しっかりしろ!」

誠子「くそっ…!」

 誠子が慌てて前に飛び出し、照の身体を抱えて、敵からもぎ放そうとする。

尭深「陛下!」

 だが、照は目の前の敵を、信じられないといったような表情でまじまじと見つめるだけだ。

菫「くそっ!」

 菫は弓を構えたが、敵との射線上には敵から照を奪おうとする誠子と照自身が入ってしまっていて攻撃ができない。

咲(私が、私がやるしか!)

 咲が小走りに前に駆けながら、敵に向けて呪文を詠唱していく。

咲「闇に放たれた一陣の光よ、かの者を焼き尽くす火となって走れ!…」

照「待って、咲!」

咲「ファイアーボール!」

 照の制止は呪文の発動に間に合わなかった。



 照に掴みかかっていた黒いものは、咲の呪文を浴びてその手を放した。

 その指がかすかに震え動いている。

???「…ル」

照「まさか…」

???「…テ……ル………」

 はっきりと聞き取れた言葉を耳にして、その場にいた全員が凍りつく。

照「まさか…お前…」

???「…テ…ル……」

咲「!?…」

???「…オ…ネ……エ…」

照「…ミナモ!ミナモなの!?」

???「…」コクリ

 ミナモ、いや、かつてミナモだったもの、もうミナモの心も命も持っていないそれが、黙って顎を動かした。

誠子「そ…そんな…ばかな…」

尭深「あの、ミナモさまが…こ、こんな…」

 うろたえる一行の中で、咲は虚ろな眼を見開き、今、自分の目の前で起こったことを理解しようとしていた。

 アバロンの街が焼かれ、自分の姉が異形のものに姿を変え、もう一人の姉を殺そうとした。

 そして今さっき、自分は―






「いやぁぁぁっ………!!!」







照「…そいつは、確かにソーモンの、赤阪郁乃だと名乗ったの?…」

兵士「はい、間違いありません」

 謁見の間。

 主だった家臣たちはアバロンの復旧のために方々に赴き、そこにいるのは照自身と、事件のあった時にアバロン城市門の警備に当たっていたその兵士を含めてごくわずかの人々だった。

照「…そう」

 そう言って照は難しい顔をし、しばらく押し黙る。

 やがて口を開き、その兵士に新たな指示を下した。

照「…街に大星淡という女魔道士が泊まっているはず。探し出して、連れて来てほしい」

兵士「はっ?…かしこまりました!」

 兵士は指示の意図を理解はできなかったようだが、命令に従ってそのまま街へと出て行く。

照「…」

照「赤阪郁乃…許さない…」ギリッ

 肉親を奪われた悲しみよりも、深い憤りが照の全身を貫く。



淡「へへん、テルー、今度はそっちから私に用ができたみたいだね」

 照は黙って軽口を叩く淡の顔を見つめる。

 怒る権利はない。もし彼女の忠告をちゃんと聞いていれば、アバロンもミナモも、こんなことにならずに済んだかもしれないのだ。

照「…これをやったのが赤阪だということは知ってるの?」

淡「そうじゃないかとは思ってたけど」

照「…今の私には心の余裕がないの。本当なら、あなたに謝るべきなのかもしれない。でも、今はそんなことはどうだっていい」

淡「謝る?何を?…私、別に怒ってなんかいないよ?」

照「そう、ならよかった」

淡「こんなことにならずに済めば、そのほうがよかったけど…なっちゃったものは仕方ないしね」

照「…」

照「話、いい?」

淡「うん、どーぞ」

照「あなたは誰で、何を知ってるの?赤阪を倒すにはどうしたらいいの?七英雄って、いったい何者なの?」

淡「…ずいぶんいっぱい聞くんだね。一つずつ答えてかないと忘れちゃいそう」

淡「まずは―」

つーことで今日はここでお開きです。
やっぱロマサガ2面白いわ。
こんなゲームやったことのない人は確実に人生の何パーセントか損してるよ。
明日はちょっと来れるかどうかわかりません。
明後日もどうか分からない(来れないとは言っていない)。
日曜日にはできると思います。
とりあえずみなさん乙

22時過ぎてからちょっとだけ昨日の続き投下します
このままだと咲さん風評被害拡大しそうな気もするので。
また少し本来のロマ2とは違う展開にしましたが申し訳ない

遅れてしまったが再開。



「アニメート?…」

 宮殿の兵士詰所の一画で顔を合わせていたのは、誠子と尭深、それに和の三人だった。

誠子「何だ、それは?」

和「すでに命を失って不死者となった者を意のままに操る、禁断の秘術です…」

和「心と呼べるものを持たず、生ある存在への本能的な憎しみだけにとりつかれた不死者たちは、それに抵抗する術を持ちません」

和「知性あるまま不死者となった者たちなら別ですが…」

尭深「…赤阪郁乃が、そのアニメートの使い手だったと?」

和「…はい。ミナモ様がどうやって倒されたのかまでは、私にはわかりませんが」

和「命を奪われて不死者となったミナモ様は、見境もなくアバロンの住民を襲うだけの存在になっていました」

和「私には、どうすることもできず…」ギリッ

誠子「…」



尭深「じゃあ、ミナモ様が陛下を襲ったのは…」

和「…陛下の顔だけは、ひょっとしたら見分けがついたのかもしれません」

和「でも、人としての心をもうなくしていたのですから…恐らくは…」

誠子「…もし命があったなら、ミナモ様は陛下に、アバロンを襲った者のこと、自分の戦いについて、知らせたに違いない」

誠子「…それが、不死者となった時には、自分でもよく分からぬ、やり残したことへの我執のようなものに変わっていて…」

尭深「…だから陛下を襲ったと、そういうことですね」

 しばらく押し黙る三人。

和「…咲さんが…咲さんは何も悪くないのに…ミナモ様のことで責任を感じているみたいで…」

誠子「…無理もない。…血を分けた姉に、不死者となった後とはいえ、とどめをさしてしまったんだから」

尭深「…かけてあげる言葉も、見つかりません」



尭深「…これから、アバロンはどうなるんでしょう」

誠子「私には…」

和「赤阪を放っておいては、アバロンに平和が戻ることはないと思います」

誠子「…確かに、それはそうだな。七英雄の一人として、頼もしく感じていたのに…今は最も忌まわしい敵になってしまった」

 再び沈黙に返った三人の耳に、廊下を歩いて近づいてくる足音が聞こえてきた。

 詰所の扉が開き、菫の長身が姿をのぞかせる。

菫「ここにいたのか、渋谷、亦野。準備しろ、出陣だ」

誠子「…はっ!?…えっ、どちらに?」

菫「ソーモンに決まっているだろう」

尭深「…!」

誠子「赤阪に借りを返すと…そういうことでしょうか」

菫「このまま引き下がっているわけにもいくまい。落とし前はつけさせてもらう」

尭深「…了解しました」

誠子「了解しました!」



 皇帝照が、宮殿正面の大階段を、下の階に向かって歩いてゆく。

 そばに付き従うのは、幼少の頃からの照の友人で猟兵の菫、全身鎧と大盾に身を固めた歩兵の誠子、革鎧と両手持ちの剣を装備した尭深。

 そして、金髪をなびかせた異国の女魔道士、大星淡。

 最後の一人だけが、アバロンが焼き払われる前に出陣した仲間たちと違っていた。

 詰所から現れて皇帝たちの出陣を見守る、残された兵士たち。

 襲撃の爪痕も生々しい宮殿のあちこちに、この出征の成功とアバロンの復興を祈るつぶやきが聞こえる。

 照が階段を降りきって、市街へと続く広い通路に足を踏み入れた時だった。

「待って!」

 照たちの背後から声がかかる。

 ざわめきが周囲に広がる。

照「…」スタスタ

 照は振り返らずに進み続ける。隣にいた菫が気がかりそうに声の主を見やる。

「待って…お姉ちゃん…」

 咲だった。



照「…」ザッザッ

 照の歩みは止まることはない。

咲「お姉ちゃん…お願い…」

 かぼそい声を振り絞って咲が呼びかける。

菫「おい…」

 菫が照にささやきかけるが、照はまるで聞こえなかったかのように進んで行く。

咲「私も、私も連れて行って…」

 誠子と尭深の表情も動揺は隠せない。

咲「お願い…お願いします…」

 もう照の一行は、咲の声が届かない所にまで来ていた。

 この時初めて、淡が話し出した。

淡「それじゃ…行こっか?」

照「うん」コクリ

 もう菫たちも何も言わなかった。

 ここから先は自分たちも戦場の兵士。

 私情を持ち込む余地はないのだ。

 照の一行は宮殿の門を出、どうやら鎮火を終えた焼け跡のアバロンの街へと出て行く。

照(咲…わかって…)



照(そのうちお前も、こうして旅立たねばならない時が来る)





照(私の命が、もう私だけのものではないのと同じように)





照(お前の命も、もうお前だけのものではないのだから)




 照は自分の従えた新しい仲間たちを振り返り、そして言った。

照「行こう、みんな。弔い合戦だ」

 焼け跡のアバロンの上に、昇ったばかりの太陽が、眩しく輝いていた。

とりあえずカン。
この先のことはあんまり考えてないから、次回はふつうに本編やるかなー
にしても暑い。
だがこの週末を越えればほぼ夏休みなので多少昼夜を逆転させて、夜に活動してても大丈夫なはず。
見てくれたみなさん乙

正直言うといろいろあってかっなり鬱。
が、まあこのスレは楽しいからやってるわけだし、やらないとかえって悪くなりそうな気がするので、明日は予定通り本編から再開します
たぶん午前中からやるので見た人はお付き合いください



――準備中――


再開しよう。
ただしあんま人のいる時間帯とも思えないので、>>1もこまめに安価チェックはしないと思います
まあ暇な時にのぞいて、進んでたら安価に参加してくれると嬉しい



 高鴨穏乃
■腕力:13
■器用さ:9
■素早さ:11
■体力:14
■知性:5
■愛:5
■HP:23
体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□四方投げ(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力を5ターンの間0.8倍にする、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□あびせ倒し(腕力とコンマ1の位で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、HPコスト1)命中率80%、行動不能成功率30%



>>537の続きやな
 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります


 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順を敵の後に遅らせたりできる
 ↓1から↓3



※それほど寝過ごしてませんよね

 このレスで熊の命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目か85以上だと…?



 投げられて体勢が崩れたとはいえ、体重を含めた体格は圧倒的に熊が有利。穏乃はすぐに身を離し、敵との間合いを取る。

 肉体どうしだけがぶつかり合う格闘戦に、仲間たちもいつの間にか息を呑んで両者の動きを見守る。

 熊は起き上がり、今度ははっきりとした敵意をもってしゃにむに穏乃に襲いかかってきた。

穏乃「よし…」ピコーン

 穏乃は体をかわし、熊の腕をとらえてその外に回り込むと、足を払って宙に浮かし、頭から川床へと放り込んだ。

 水しぶきが飛び散り、激痛に身をよじる熊のうなり声が響く。


 穏乃のナイアガラバスター!
 熊に32のダメージ!
 熊を倒した!


漫「おお…」

桃子「すごいっす…」

憧「…ほんとにやっちゃうわけ…」

宥「穏乃ちゃんすごーい」

 まずは成長ポイントを4ポイントもらったぞー
 コンマで振り分けるので4つ振ってください。
 連投とかでもかまいません



※成長ポイントが割り振られるシステムは>>6、穏乃のコンマ1の位8から0に対応する能力値については>>131を見てくれ

 穏乃の腕力がアップ(13→14)。
 穏乃の素早さがアップ(11→12)。
 穏乃の体力がアップ。(14→15)
 穏乃の愛がアップ。(5→6)

 高鴨穏乃
■腕力:14
■器用さ:9
■素早さ:12
■体力:15
■知性:5
■愛:6
■HP:23



※技の設定する前にイベント安価です

穏乃「おお…本当に熊を素手で倒せるなんて…」

穏乃「これで私も一人前の体術使い…!?」

漫「ほんまにやるとは思わんかったで、ようがんばったわ」

憧「危なくなったら助けるつもりだったんだけど…」

桃子「尊敬するっす(無鉄砲なとこも含めて)」

宥「なんだかあったか~い」

穏乃「みんな、ありがとうございます!」

熊「グルルゥ…」

 先ほどまでとはうってかわった低い鳴き声を洩らす熊のほうを見てみると、水中で身を起こし、穏乃のほうに向かって体を伏せている。

 どうやら戦意を喪失し、命乞いに近いことをしているようだ。

桃子「…なんか、可哀想っすね」

宥「どうする、穏乃ちゃん?」

穏乃「…うーん…」


 穏乃行動選択安価:

 1、分かればよろしい、もう私には逆らうなよ

 2、世の中弱肉強食なのでみんなで食べよう

 3、自由安価(調教するとか里に連れて行って飼うとかなんでもいい)


 ↓3

里に連れて行って飼う >>594



 安価:>>596

穏乃「この熊…里で飼えないかな?」

憧「…は?」

漫「今日の穏乃ちゃん、やっぱなんかおかしいわ」

桃子「里に連れて行くってことっすか?」

穏乃「うん、いざというときの警備役とかになってくれそうだし」

宥「玄ちゃんなら、竜をなつかせたりしてるから、熊の面倒だってみれるかも」

憧「いやいやいや、その理屈どう考えてもおかしいでしょ!宥姉まで、なんかしずに影響されてきてない?」

穏乃「大丈夫だって。もともと気立てのよさそうな熊っぽいし…ね?」

熊「」コクコク

桃子「本人?…本熊?…も、受け入れてるみたいっすね」

憧(なんか自分のほうがおかしいんじゃないかって気がしてきたわ…)

漫「でも、餌とかどうすんの?」

宥「散歩がわりに山に連れて行ってあげたら、自分でもなんとかするんじゃないかな」

穏乃「くのいちのみんななら、それくらいの体力はありますよ!」

憧「私も一応くのいちなんだけど…」



穏乃「じゃあ、お前もそれでいい?」

熊「」ウンウン

漫「突っ込むほうが間違っとるんかな…」

憧「あたしもそんな気がしてきたとこ」

穏乃「こいつを連れて帰ったら、みんなに一人前の体術使いとして認めてもらえる武勇伝ができるね!」

穏乃「うん、なんか自信が湧いてきた!」


 穏乃は特殊能力☆カウンターを習得した!

 敵の近接物理攻撃を受けた時に確率で自動的に発動します。


桃子「素手で熊を倒す女の子って、たしかにちょっとした武勇伝っすね…」

宥「しかもその熊さんを里で飼ってるんだからね」

憧「…『ちょっとした』どころじゃないと思うけど、まあもういいか」

憧「しず、この熊に名前つけてあげたりしないの?」

漫「…とうとう憧ちゃんまでおかしなこと言い出したで」

穏乃「名前、かあ…」

憧「飼うんだったら、やっぱり名前あったほうがいいでしょ」

穏乃「うーん、なら…」


 熊の名前を決めよう(自由安価)!


 ↓3

トヨネ

なんで他キャラの名前なんだよw
どう展開させるかちょっと考えたいのでいったん中断します。
まあそのうち再開する

ウーウィ。再開しよう。
酔っ払いに非ず。



※穏乃強化イベント+某キャラ登場フラグのつもりが、なぜか金太郎展開になってしまいました
 安価:>>601

穏乃「…よしっ、決めた!お前の名前はトヨネ!ト、ヨ、ネ、だよ、分かる?」

トヨネ「」コクコク

漫「なんでその名前選んだん」

憧「トヨネってことは、この熊は雌なのね」

宥「そのうち赤ちゃんできたりするかもねー。そうなったらあったか~い」

漫「勘弁してや…里生まれの子熊とか聞いたことないで」

桃子「人里で育てると野生に帰った時が大変そうだし、気をつけなきゃいけないかもしれないっす」

憧「まあ、しずが野生の本能教えてくれるから大丈夫なんじゃない?」ナゲヤリ

穏乃「任せといて!」

漫「ちょっとは否定しようや」



穏乃「よーし、なら山を登るのはここまでにして、里にトヨネを連れて帰ろう!」

憧「せっかくだから水浴びくらいしていこうよ」

漫「そうやね、だいぶ汗かいてもうたし」

桃子「冷たい水飲んだりもしたいっす」

宥「私はあったかいほうがいいかな…」

穏乃「水を飲むなら、もう少し川をさかのぼって…」

 アハ、ツメターイ キモチエエナー
 ナンカイキカエルッスネー
 トヨネモミズアビスルー?
 ワーワー

 さらに上流に向かって進んでゆく五人と一頭。

 その一行を見守っていた人影が、隠れていた木陰から姿を現し、穏やかな笑みをこぼした。

???「ふふっ」

???「どうなることかとやきもきしていたけど…私の出る幕なんて、なかったみたいだね」

???(立派になったね、穏乃…それに、憧)

 人影は踵を返し、阿知賀の里の方角に向かって山を下り始めた。



 次に穏乃の技の設定安価だ

【技系統・投げ】
□四方投げ(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力を5ターンの間0.8倍にする、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□あびせ倒し(腕力とコンマ1の位で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、HPコスト1)命中率80%、行動不能成功率30%

□ナイアガラバスター(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位の2倍で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、水棲系の敵にはダメージ2倍、HPコスト5)命中率70%、行動不能成功率30%


 どれか1つの技を選んでください
 ↓1から↓3までで決定

ちなみに特殊能力☆カウンターの説明はこんな感じ

☆カウンター(敵に近接物理攻撃を受けた時に、その攻撃のコンマと自分の行動コンマの同じ位が同じ数ならば発動し、腕力+コンマ1の位でその敵に防御無視のダメージを与える)

2票入ったからナイアガラバスターで確定で
初めてフォルネウスに挑んだ時にエレンが閃いてくれたんだよなあ
だがミスしやすいし、パーティー戦力が足りないしで結局倒すの諦めて前のデータからやり直したりしました
ついついフォルネウスのイベントを進めていってボスではまるという初心者らしい失敗
まあとりあえず、またいったん中断

漫ちゃんってレギュラー入ったのは絹ちゃんより前なんだが、いじられキャラで小柄だし、姫松で一番年下っぽく見えるんだよね。
インハイ後とかに他校の1年と絡んだらどんな感じなのかってなかなか興味深いところっす
まあでも二回戦でのタコスのトラッシュトークを真に受けてたあたり、爆発モードでなければ穏乃とかタコスみたいな自分のペースに巻き込むキャラにはそのまま持っていかれそう

つーことでこのスレでは基本はそんな感じで書いてます
ゆっくりながらまた再開。



※術の学習システムを導入したので、コンマにもよるがアコチャーはかなり補助寄りのキャラになるかも


 ―阿知賀の里―

穏乃「さて、トヨネの世話も玄さんと由華さんにお願いしてきたことだし…」

憧「そろそろちゃんと桃子ちゃんの仲間を探しに行かないとね」

漫「また墓場を通ってくんやな」

宥「行き先は奥州だったね」

桃子「そうっすね。冥府にいる鬼火とかに、近くの墓場を教えてもらって、そこから先は地道に足で探して行くことになるっす」

穏乃「よし、じゃあ行きましょう!」



 ―三途の川辺―

 鈍い色に沈んだ雲の下、冥府へと渡る三途の川のほとりで、穏乃たちは桃子が情報を集めてくるのを待っていた。

 時に強く、時に弱々しく揺れる鬼火の光は、冥府の住人以外は桃子にしか分からない意味を持った言葉のようなものを発しているらしい。

 その瞬きを見つめ、あるいは互いに仲間の顔を見交わして、たわいのない話を交わしたりしながら、奥州に通じる墓場の在処を気にかける穏乃たち。

 と、話を終えたらしい桃子がこちらに引き返してきた。

桃子「お待たせっす。聞いてきたっすよ」
漫「どやったん?」

桃子「ちょっと遠いらしくて、船に乗せて運んでもらうことになりそうっすね」

憧「三途の川の渡し舟…ってやつ」

穏乃「私、あんまり船に乗ったことないんだよなー」

宥「初めての旅で乗る船が三途の川の舟って、なんか本当に冒険してるって気になるね」



 河岸に茂る葦の上にも、ところどころ蒼や紫の不気味な光を放つ鬼火が揺れ動き、川の水面は不透明な灰色に濁り、わずかに空を照り返してゆったりと流れてゆく。

 穏乃たちが渡し舟に近づいていくと、ぼうっとした半透明の人型の何かが、船のともから身を起こし、桃子のほうに顔を向けた。

 どうやら渡し舟の船頭らしい。

桃子「お久しぶりっす」

???「…」

 穏乃たちに聞き取れる言葉は発しなかったが、どうやらその者は、桃子に対して何か返事をしたようだった。

桃子「…ってとこまで、乗せていってほしいんすけど」

 船頭は手のような細長いものを伸ばし、その先端をゆっくりと穏乃たちに向かって振ってみせる。

憧(あたしらも一緒に行くのか、ってことでしょうね)

桃子「はい、お願いするっす」

 船頭は黙って船のほうに向けて手を返す。乗れ、ということだろう。

桃子「じゃあみんな、乗ってください。慣れてない人は気をつけてほしいっす」

風呂入らないといけない上にそろそろ眠くなってきやがったんだよなあ
今日はこのまま寝るかもしれないが、次に再開した時は奥州編っていうか宮守編スタートです

中途半端に眠くてグダグダしてたらもうこんな時間
今日はこのまま寝るけどみなさん乙
最近またちょっと咲スレが増えてきた気がする、いい傾向だ

てすとww
てすとw

怪しげな知識をひけらかして弱い者いじめに加担する人間ほど醜悪なものはない。
見ていて吐き気さえおぼえる。

もうしばらくしたら再開






   密命其之二
   「奥州山中」





あそこはまともに話が出来る場所じゃない
こっちの体力が減っていくだけだと思うの



穏乃「ここが、奥州…」

 三途の川を下った穏乃たちは、冥府を抜けて現世の、それまで見たことのない景色に足を踏み入れていた。

桃子「…墓場っていうより、墓石が沢山集まってる場所って感じっすね」

 辺りには柵や塀のように、死者たちの眠る場所を区切るものも見当たらない。

 山中の草むらがやや開け、刈り取られた地に、大小さまざまな墓石が雑然と並んでいるだけだ。

漫「…あんまちゃんとしたお墓ちゃうねんな」

憧「墓を立てるお金がないのか、流行り病とか災害で亡くなった人を大勢弔ってるとか…そんな感じね」

宥「そう考えるとなんか、悲しいね…」

 五人はその場でしばし墓石の群れを眺めていたが、やがて気を取り直して旅路に戻ることにする。

穏乃「…とりあえず、近くの村とかに行って、話を聞いて回りましょう!」

漫「そうやな」

>>623
どうもありがとう
心配かけて申し訳ない

>>621

なんかありました?



 山合いの峠を少し進んでゆくと、どうやら麓までの視界が開け、人家らしいものもぽつぽつと見えてきた。

漫「分かっちゃいたけど…ド田舎やね」

宥「静かで落ち着いてて、のんびりした感じの場所ではあるよ?」

桃子「阿知賀もけっこうな田舎に見えたんすけど」

憧「行ったわけじゃないけど、信濃だって大して変わらないでしょ」

穏乃「山があるならいいところだよ!」

漫「穏乃ちゃんにはそうかもしれんけどな…」

憧「とにかく、そろそろ道が分かれそうよ。どうする?」

穏乃「えーっと…」


 パーティー探索方針選択安価:

 1、みんなももう少し山を楽しもうよ

 2、まずは麓の一軒家を目指そう

 3、ちょっと遠いけど村まで降りよう

 4、むしろ靄の出てきた山に登ろう

 5、自由安価


 ↓3

4
シロ期待

>>626
某スレで暴れてまった
始めたばっかりだがちょっと中断

よしよし再開。
ちなみに>>1は今まで行ったことのある地域必ずしも多くなくて、岩手にはたぶん一度も行ってないわけだが
遠野市は日本海側の気候だとか岩手県のHPに書いてあったから
ある程度は分かる、はず



 安価:>>630

穏乃「うーん、そうですねぇ」

 そう言って四方を見渡していた穏乃の顔が、不意にあらぬ方向を向く。

穏乃「ねぇ憧、靄のかかってる山の奥って、なんか誘われるものを感じない?」

憧「感・じ・な・い」

穏乃「えー、なんでだよー。もう、憧は分かってないなあ」

憧「分かったら連れてかれるからでしょ!」

宥「穏乃ちゃん、今は桃子ちゃんの仲間を探してる途中だから…ね?」

穏乃「そうか、そうですよね…」ショボン

桃子「うーん…でも、里に下ったからって必ず情報が聞けるって限ったわけじゃないし、先輩が遭難したりしてたら、それはそれで心配っすね…」

漫「せやけど、ただ山ん中を歩き回るだけじゃ、見つかる見込みなんてないんちゃうの」

穏乃「でも、人が歩いた跡くらいなら、靄が出てても、見つけられますよ、私」

桃子「…なら、今のうちにちょっと山登りして、人が遭難したりしてないか、探してみたいっす」

憧「本気?」

宥「桃子ちゃんがそう言うなら…」



 太陽は姿を見せず、雲のとばりに覆われた空も、深い森の中に入るとわずかに梢越しにのぞくだけだ。

 立ちこめる靄は木々や道を白く包み込み、自分たちがおとぎ話の中の世界にいるかのような幻想的な雰囲気をかもし出す。

穏乃「ふふーん」

 下生えの少ない森の中のそま道をひときわ元気な様子で進むのは穏乃。

桃子「今のところ、人の姿はなさそうっすね」

憧「誰かが遭難したような様子もないよね」

漫「まあ、遭難とかしてへんほうがええやんな?」

宥(ちょっと…寒くなってきたかも…)ブルブル



穏乃「あれ…」

 先を進んでいた穏乃がふと立ち止まる。

穏乃「あ、あのさ憧…ここ、さっきも来なかったっけ?」

憧「え?」

 憧は周囲の木々の様子を見回す。

 気がつくといつの間にか靄が濃くなっていて、枝葉の陰になった空はもちろん、道の通じている方向もよくわからない。

憧「あたしに聞かれても…」

漫「ここら辺、上ったり下ったりで、どっちが頂上でどっちが麓かも、ようわからんもんな」

桃子「まさか…」

穏乃「私たち、迷ってる?」

宥「…あったかくな~い…」

 認めたくないことではあるが、どうやら五人が現在位置を見失っていることは間違いないようだった。

憧「あーもう!しず、なんとかならないの?山登りならなんとでもなるでしょ?」

穏乃「うーん…でも、靄が晴れてから降りるのが、一番いいと思う。私だけならともかく、五人一緒だし」

漫「ここで足止めか…」

桃子「大丈夫なんすかね…」



憧「あれ、ちょっと待って。…何か、いい匂いしない?」

穏乃「む?」ヒクヒク

 どこからともなく漂ってくる、暖かな火と、何かを煮炊きする匂い。

宥「こんな所に、誰か住んでるのかな?」

漫「そうみたいですね。さっきまで気づかんかったのは、まだ火を起こして間もないいうことかな?」

桃子「…なんにしても、渡りに舟っす。助けてもらえないか、行ったほうがいいっすよ」

穏乃「とりあえず道くらいは教えてもらえるよね!」

憧「まあ休ませてもらえたらそれに越したことはないけどね」

漫「ほな行こか?」



穏乃「やっぱり、誰か住んでるみたいですよ」

 五人の前に姿を現したのは、森の中の空き地に立てられた、白い土壁と木でできた小さな家だった。

憧「こんな山の中にね…」

漫「煮炊きの煙があがっとんな」

桃子「とりあえず、いろいろ聞いてみたいっす」

宥「どうする、穏乃ちゃん?」

穏乃「うーん…」


 穏乃行動安価:

 1、戸を叩いてふつうに訪問

 2、まず穏乃か憧が潜入(同時にキャラを指定してください)

 3、自由安価


 ↓3

桃子が戸を叩いてステルスで消えて誰が出てきたかを見る



 安価:>>640
※なかなかいい自由安価やね

穏乃「とりあえず戸を叩いてみる?」

憧「それ以外にどうすんの、まさかあたしらで潜入するとか?」

漫「あ、でも、気をつけたほうがええかも…」

宥「え…?」

漫「…姫松におる時に聞いた話なんやけど…奥州の山ん中には、山男とか山女とか、いろいろおるらしいんやって」

桃子「山男?…っすか?」

宥「な、なんだか恐い…」

漫「あと、妖怪とかなんとか、いろいろ。やから、用心はしたほうがええような気がする」

穏乃「ならやっぱり私たちが…」

桃子「あ、でも、それなら私が行ったほうがいいかもしれないっす」

憧「桃子ちゃんが?」

桃子「気配消して、どんな人が出てくるか見てみるっす」

漫「その手があったか…」



桃子「よーし、じゃあ…」

 桃子がゆっくりと戸に近づいていく間に、他の面々は空き地の外側に並ぶ木陰や、枝の上など、それぞれに身を潜める。

穏乃「…」ゴクリ

憧「もしもの時は飛び出して助けたりできるようにね」ヒソヒソ

宥「…桃子ちゃん…」

漫(…大丈夫かいな…)

 すぐに桃子が戸にたどり着き、中に聞こえるくらい大きな音を立てて、その戸を叩いた。

 しばらくの間、全員が固唾を呑んで、家の内外の変化を見守ったが、特に何事も起こらない。

桃子(居留守を使う気っすか?…さすがに無理があるっすよ)

 もう一度、桃子が戸を叩こうとしかけた時、ガラガラと音を立てて、内側で戸が引き開けられた。



 中から顔を出したのは、特徴ある短めの白いぼさぼさの髪に、眠そうな眼をした女の子。

 ぱっと見た感じは少年のようにも見える。

???「…」

 家の者らしいその子が姿を現すのと同時に気配を消して脇に退いた桃子。

桃子(…見た感じ、ふつうの子っぽいっすけど…)

???「…」

 音を立てて戸が叩かれたのに誰もいない。悪戯か何かを疑うような状況だが、その子は身動き一つせず、そこでじっとしたままだ。

桃子(怒ったり家の中に戻ったり、ふつうは何かありそうなもんっすけど)

桃子(…どうするっすか?)チラ

穏乃(モモがこっち見てる…どうしよう?)


 パーティー行動安価:

 1、謎の女の子と話してみる(モモのステルスを解くか、周囲の四人は姿を見せるか、合計何人が女の子と話すか、などを詳しく指定できます。指定がない場合、とりあえずステルス解除したモモだけが話します)

 2、モモにも引き揚げさせ、ピンポンダッシュを決め込む

 3、自由安価


 ↓3

>>645



 安価:>>647

穏乃「すっ、すみません、あの!」

 そう叫びながら穏乃は身を隠していた場所から飛び出し、小走りに家の戸口に駆け寄った。

 桃子もそれにあわせて、なるべく不自然にならないように、自分の気配を現す。

穏乃「ごめんなさい、私たち、山に登ってるうちに道に迷っちゃって…」

桃子「この家を見つけたんすけど、どんな人が住んでるかわからなくて怖かったから、さっきまで隠れてたっす」

???「…ふーん…」

 戸口の女の子の表情はほとんど変わらない。何を考えているのか、今一分かりにくい。



穏乃「そうだ、私たち、人を探してるんです。それでこんな山の中にまで来ちゃったんですけど…」

???「うーん…」

桃子「加治木ゆみっていう女の子なんすけど、私よりちょっと年上で、こう、なんて言うか、凛々しい感じの人っす」

???「…はあ」

桃子「知らないっすか?」

???「ちょっと分かんない…」

穏乃(な、なんか、ものすごくやる気なさそうな人だ…)

穏乃(山を降りるの助けてもらおうとしても、してくれるか分からないけど…)


 穏乃行動安価:

 1、とりあえず山を降りる道を聞く

 2、少し休ませてもらえないか聞く

 3、むしろ一晩泊めろ

 4、家に何人で住んでるのか聞く

 5、自由安価


 ↓3

2なんでも手伝うから少し休ませてくれませんか?

安価了解したぞー
ちょっと早いけど今日はこの辺でお開きにして寝るわ
見てくれたみなさん乙

22時過ぎから再開予定
宮守編入ってなんか岩手に行ってみたくなった

再開しよう
この時期はもう夏休みに入っているつもりがそうでもなかった



 安価:>>653

穏乃「あのー、何でも手伝うから、少し休ませてもらえませんか?」

 ものは試しと穏乃が頼み込んでみると、相変わらず無表情な女の子の、半眼がちな瞳が、それでもわずかに動いた。

???「何でも…?」

穏乃「はい!こう見えて力仕事だってできますから、私!」

桃子「私もできるだけのお手伝いさせてもらうっす」

???「じゃあ…」

 女の子は戸を少し引いて、ぎりぎり穏乃たちが通れそうなくらいの間を開けた。

???「おんぶしてくれる?」

穏乃「…はい?」

桃子「…おんぶ?…って、あのおんぶっすか?背中に背負う?」

???「そう」

穏乃「あ、はい、それくらいなら喜んで!」

桃子「でも、どこまでっすか?」

???「家の中…」

穏乃「は?…」

???「中に戻るの、ダルくて面倒だから…」

穏乃(!!?)

桃子(なんか、この人も相当おかしな人っすね…)



穏乃「わかりました、中までおんぶしていけばいいんですね?…それじゃ私につかまって…」

桃子「あ、ちょっと穏乃ちゃん。いくら何でも、一人じゃ大変っすよ。この人、穏乃ちゃんよりだいぶ大きいし」

穏乃「うーん。それは、そうだけど…」

桃子「二人で肩貸すみたいにして連れて行くんじゃ駄目っすか?」

???「ダルくなければなんでもいい…」

桃子「じゃあ、失礼して私がこっちの肩を…」

穏乃「私はこっちで!」

 戸口をさらに大きく開け放って、何とか肩を貸しながら通れるだけの幅を確保すると、そのまま土間を通って奥の座敷へと上がってゆく三人。

穏乃「えーっと、ここで草鞋を脱ぐんだね…」

桃子「そういえば、まだお互いに名乗ってなかったっすね。私は桃子っていうっす。こっちの子は穏乃ちゃんっす。あなたは何ていうんすか?」

???「シロ…」

穏乃「シロさん、ですか?」

???「うん…」

???(白望だけどみんながシロって呼ぶとか、説明するの面倒だし…)



 座敷には見たところ、他に人の姿はないようだ。

 中央の囲炉裏には鍋が火にかけられて煮えており、おいしそうな匂いと湯気がたちのぼっている。

 その近くまで白望を運んで行った穏乃と桃子は、どうやら座敷の席に家の主人を着地させた。

穏乃(とりあえず、休ませてもらえることにはなったけど…)

穏乃(憧たちもここに入れてもらおうかな?)

穏乃(シロさん、別にふつうの人みたいだし…ともかく、山女とか妖怪には見えないし)

穏乃(それとも、まだ用心して、憧たちには悪いけど、家の外でこのまま待っててもらったほうがいいかな…)


 穏乃チーム選択安価:

 1、遅れて来たことにして憧たちも合流してもらう

 2、憧たちには外で待っててもらう


 ↓3



 安価:>>665

穏乃「あのー、シロさん。家に入れてもらってから言うのもなんなんですけど、実は私たち、他にも仲間がいて…」

桃子「あー、そうなんす!手分けしてこの辺りを探すことになってたから、遅れて来るんじゃないかと思うっす」

白望「…はあ」

穏乃「仲間もここで休ませてもらっていいですか?」

白望「別にいいけど…」

穏乃「ありがとうございます!…じゃあ、私ちょっと探して来ますね!」ダダダ

 そう言って家の外に飛び出し、大声で憧たちも来るように叫ぶ穏乃。

桃子「ふふっ。…えーっと、シロさん、他になんかやることないっすか?というか、この鍋、火にかけたままで大丈夫なんすか?」

白望「…じゃ、そろそろ下ろして…」

桃子「はい、わかったっす」



憧「しずが世話になっちゃったみたいで、すみません。あたし、憧っていいます」

漫「うちは漫です。よろしゅう頼んます」

宥「私は宥です。休ませてもらってありがとう」

白望「別にこれくらい…」

 穏乃の案内で白望の家に上がり込んで来た三人も、それぞれに席に着き、囲炉裏の火を囲む。

宥「この家…あったか~い」

穏乃「そういえばおいしそうな匂いがしますね…」

憧「こら、しず」

白望「雑炊だけど…食べる?」

穏乃「いいんですか!?」

白望「量はけっこうあるから…」

穏乃「なら喜んでいただきます!」

漫「ほんまにええんですか?」

桃子「お食事まで分けてもらって、申し訳ないっす」

憧「ありがとうございます…」

憧(…?なんか、妙に引っかかるものを感じるんだけど…気のせい?)



穏乃(せっかくだからシロさんといろいろ話しながらご馳走になろう!)

穏乃(どんな話をしようかな…)


 穏乃話題安価:

 1、この近くの村について

 2、山女について

 3、墓石について

 4、この家について

 5、自由安価


 ↓1から↓3までぜんぶ採用

※注意!選択肢安価はどっちかと言うと、質問する内容を思いつかない人のために用意したものです。
 自由安価をうまく活用したほうが、面白い展開にできる可能性があります。まあ使わなくても話は進むけど

エラーが出たのであげ直す
安価なら下にずれます

2

これだけの量の食事ですし、誰かに振る舞う予定があったのでは?
と遠慮する振りして家族構成に探りを入れてみる

あと1つ安価取れるけど>>1はそろそろ寝なくてはいけないのだ
明日は多少時間が変則的になる恐れあり
が、たぶんできるのは間違いないので、最低限今日の安価をさばくところまでは進めたいと思います
とりあえずみなさん乙

埋まってないあと一つの安価は↓1で取ることにしよう

おつ

昨日はえらい曖昧な安価を出してすみません
おかげで進行が遅れることになってしまいました
今日はとりあえず、昨日の安価をさばく感じで進めていきます
ただ、旅先みたいなところにいて、原作が手元にないため、どこまでできるかは未知数
日曜日には確実に家に帰れるんだが。

とりあえず再開してこう



 安価:>>671>>672>>675

穏乃「えーっと、せっかくだから、この辺りのこととか、いろいろ教えてもらってもいいですか?」

白望「…」

白望「あまりめんどいことじゃなければ…」

桃子(さじ加減が分かんないっすよ!)

宥「えと、そんなに難しいこととか聞くつもりはありませんから…ね?」

穏乃「はい、たとえば山女のこととか!」

 その言葉を聞いた途端、白望の眉がぴくりと動いたのを、憧は見逃さなかった。

白望「…はあ」

漫「えっと、この地方って山女が住んどるいいますよね?」

白望「そんな話もあるかな…」

桃子「ただの噂なんすか?」

白望「…私は見たことない」

憧「…どんな姿形をしてるかとか、分かります?」

白望「…人によって話が違うから。背が高いってのは、本当らしいけど…」



憧「それじゃあ、山女って、どういう生き物なんですか?見た目以外で。人を襲ったりするんですか?」

白望「…」

白望「そういうことを言う人もいるけど」

宥「はっきりしたことは、分かってないんですね」

白望「…私は、見たことないし」

憧「…」

憧(なんかこの人、何か隠してるっぽいのよね)

憧(まあ、桃子の仲間絡みの話とかじゃないなら、深く詮索する理由もないけど)

穏乃「そういえば、私たちがこの山に来た時に、お墓みたいな石がいっぱい並んでるのを見たんですけど…」

白望「…」

白望「そんな所があるんだ…」

穏乃「え、知らないんですか?」

白望「私、あんまり外出歩かないし…」

漫「なんや、この近くの人なら誰でも知っとるんか思てた」

白望「…」

白望「たぶん、近くの村にいる人なら、少しは知ってるかも…」

ちょいと中断

眠気まで差してきたがこのスレは安価スレ。
一つも安価出さずに本日分終了はありえん。
埋めネタシリーズとかなら別だがね、再開



憧(これだけ不精っていうか、めんどくさがり屋の人が、この家に一人で住んでるっていうのもおかしいし…)

憧(だいたい雑炊一つにしたって、この人だけで食べられる量じゃあないのよね)

憧(ちょっと鎌かけてみようかな…)

憧「あのー」

白望「?」

憧「このお雑炊、もしかして誰かに振る舞うつもりだったんじゃないんですか?」

穏乃「え?」

宥「あ…」

白望「…」

憧「一人分には見えないですし、私たちがいただいちゃっていいのかなって…」

桃子「…そうっすね。シロさんにいいって言ってもらったからって、人の分を勝手にいただくのも…」

白望「…いい」

憧「え?」

白望「どっちみち、多く作りすぎちゃったし…」

憧(…なんか話をはぐらかされた?)

 憧がさらに二の矢の質問を放とうとした時、家の戸口が音を立てて引き開けられ、呼びかける声が聞こえてきた。

???「お待たせー、もう食べちゃってる?」



※ご心配ありがとう
 とりあえずここまでは進める

???「と…」

 戸口に立っているのは、お団子頭の赤髪が特徴的な、すらりとした細身の女の子だった。

 年の頃は白望と同じくらいだろうか。

???「あれ、お客さん?」

白望「うん…」

穏乃「あ、お邪魔してます!」

宥「私たち、靄の中で迷っちゃって、ここにたどり着いて、休ませてもらってたんです」

???「あー、そうなの。じゃあみんな、シロは知ってるのかな。私、塞って言って、シロの友達ね」

憧「えと…この家の方ですか?」

塞「あ、いや、ううん。そうじゃないんだけど、シロ、この子がすごい面倒くさがり屋で、ちゃんと生活してるか心配で、時々見に来てるっていうか」

塞「今日はさっきまで薪を集めに行ったりしてたんだけど、そろそろ雑炊もできた頃だと思ってね」

桃子「そうか、この雑炊は塞さんが作ったんすね」



穏乃「それじゃ…いただきまーす!」

四人「「「「いただきまーす!」」」」

塞「どうぞどうぞ」

白望「ありがと、塞…」モグモグ

 塞も戻って来たところで、一家の団欒はいちだんと賑やかさを増した。

穏乃「シロさん、さっき私たちにおんぶしてくれって言ったんですけど…いっつもあんな感じなんですか?」

塞「まあ、だいたいはね…」

白望「…」モグモグ

憧(うーん…さっきまでシロさんが隠してたのは、この塞って人のこと?)

憧(でも、この人はそんな背が高いほうではないしね…)

漫「田舎風って感じで、素朴やけどうまいなあ、この雑炊」

宥「あったか~くなれる…」

憧(それとも、山女の話でシロさんが言ってたことは、ぜんぶ嘘だとか?)

憧(よく分からないけど…なにか引っかかるのよね)



憧(そろそろ靄も晴れてきたみたいだけど…)

 座敷ではあちこちで会話が弾み、塞にも穏乃たちのめいめいが紹介されていた。

憧(そのうち山を下りるって話にはなりそうよね)

憧(どうしよう…)


 穏乃チーム行動選択安価:

 1、全員が山を下りるふりをして、この家に誰かを偵察に残す(偵察に残せるのは、穏乃、憧、桃子だけです。安価で同時に誰を残すか決めてください。複数名選択可)

 2、全員が山を下り、麓の村に行く

 3、全員が家を出るが、山は下りずにもう少し辺りをうろつく

 4、麓に行くメンバーと山をうろつくメンバーに分かれる(安価で同時にチーム分けをしてください)

 5、自由安価


 ↓3

安価了解しました。本日はこれにて寝ます。
明日はちょっとできない可能性が高い、というかまとまった時間が取れなさそうなので、とりあえず次回は日曜日に再開ということにします。

今週は先週よりは暑さがましだった気がする。今後もそうあってほしい

じゃあみなさん乙

やる気はあるのだがえらく疲れてるので今日は夕方か夜に再開します
いやー夏だねぇ。

ゆっくりだけど再開するわ。
今日もわりと過ごしやすかった
まあほとんど寝てたんだがな



 安価:>>688

塞「あれ、もうすっかり夕方みたいだね」

 窓越しにのぞく景色は、森の向こうに夕暮れで茜色に染まった空を映し出している。

穏乃「あ、そうですね、靄も晴れて見通しがきくようになったみたいだし」

宥「じゃあ、そろそろお暇する?」

桃子「そうっすね。日が暮れる前に山を下りて、泊まれるところを見つけないといけないっす」

漫(さすがにこれ以上やっかいになるわけにもいかんもんな)

塞「あ、なら私が麓まで案内したげるよ。私もそろそろ、帰らないとだから」

穏乃「本当ですか、ありがとうございます!」

憧(…なんかこのシロさんについては、気になることもあるけど…まあ、とりあえずは麓まで下りたほうがよさそうね)

宥「シロさん、いろいろお世話になっちゃって、ありがとう…」

白望「別にいいよ…」



 山を下りるべく身支度した一行は、戸口近くに集まってシロに別れの挨拶をする。

塞「じゃあシロ、私はこれで行くから。私がいなくてもちゃんとやってくんだよ?」

白望「ダルいなぁ…」

塞「そういうこと言わないの」

穏乃「あのっ、シロさん、本当にありがとうございました!もし何かあったら、また手伝いに来ますから!」

白望「…気持ちだけもらっとく」

漫「ほんまおおきに、お世話になりましたー」

憧「ありがとうございました」

桃子「お世話になったっす、ありがとうっす」

塞「またね、シロ」

白望「うん…また…」

 灯りのともったシロの家を後に、一行は麓までの道のりを歩き始める。

穏乃「めんどくさがりですけど、すごく気くばりしてくれるんですね、シロさんって」

塞「ふふっ、そうでしょー?」



憧「あのー、今夜のことなんですけど…塞さん、この近くに泊まれるようなところってあります?」

塞「うーん…ちゃんとした宿みたいな所はちょっと遠いし、ここら辺って田舎だから、見ず知らずの人を泊めてくれるような家って、なかなかないんだよね」

宥「そうなんだ…」

塞「私の家でよければ、泊めてあげられるけど…今はお婆ちゃんが一人泊まってるから、相当狭いよ?」

桃子「塞さんの家も里の中なんすか?」

塞「ううん、私の家は里からちょっと離れた所に立ってる一軒家」

憧(靄の出てる山に踏み込む前に見た場所かな?)

塞「あとは、里の中だったら、村の長をしてる人の家がちょっと大きくて、頼めば泊めてくれるかもしれない」

塞「でも、そこも今は一人泊まり客がいるみたいだけどね」



憧「泊まり客…って、どんな人なんですか?」

塞「…狩人、だとかって聞いたかな。よくは知らないんだけどね」

穏乃「野宿するって手もあるよね!」

憧「なんで塞さんが泊めてもいいって言ってくれてるそばから、そういう案が出てくるのよ」

塞「はははっ…。あ、でも、そろそろ私の家の近くなんだ。もし泊まるつもりなら、ここらで決めたほうがいいよ」

宥「どうする、穏乃ちゃん?」

穏乃「うーん…」


 宿泊先選択安価:

 1、塞の家に泊めてもらう

 2、村の長の家に泊めてもらいに行く

 3、あえて里で他に泊まれる所はないか探す

 4、野宿してやる(戦闘になる可能性があります)

 5、自由安価(たとえば冥府から阿知賀に戻って寝ることもできる)


 ↓3

さすがこのスレの住人はワイルドだな。
ちょっと中断して食事したり何やかや
22時には再開したい

ほんじゃーそろそろ再開しよう



 安価:>>703

穏乃「やっぱり…」

穏乃「野宿したい!野宿!」

憧「だからなんでそうなるのよ!」

塞「…本気なの?」

漫「まだ付き合い長ないけど、こういう時の穏乃ちゃんはだいたい本気です」

塞「…でも、この辺、狼とか出るよ?」

宥「オオカミ?」

桃子「オオカミって、あの狼っすよね?犬に似てるけど、犬より危ない?」

塞「まあ、そうだね。そんなに大勢で群れになってるわけじゃないけど、でも何匹も固まって動いてるし、里の馬を襲ったりもするし…」

桃子「けっこう危ないんすね、やっぱり」

漫「そうなるとさすがに、野宿は考えものやんな?」

穏乃「でも、修行のいい機会ですよ?」

漫「いや、そうかもしれんけど、何も夜にそんな連中のおる所で寝んでもええやろ」

憧「危険を犯して戦うのと、危険に対して無防備なのは別ものだし…」



穏乃「憧、甘い!」

憧「え?」

穏乃「いい、旅をしてる時は、辺りにどこも泊まれる場所がなくて、何が起こるか分からないのに野宿しなきゃいけないことなんていっぱいあるんだよ?」

憧「まあ、そうだけど…」

穏乃「だから、こういう、危険があるって最初から分かってる場所で、いざというときにすぐ行動できるように慣れておかないと!」

憧「しずにしてはずいぶんもっともらしい理屈ね…」

穏乃「それに、素手で熊を倒せたんだもん、狼だってなんとかなるよ!」

憧「…その結論はどうかと思うけど」

塞(え、素手で熊を倒したって?この子が?)

漫「なんか狼が出るって聞いたとたん、逆に穏乃ちゃんが熱くなった気がするんやけど」

憧「あ、漫さんもそう思いました?」

宥「でも、せっかく冒険の旅に来てるんだし、私も野宿とかしてみたいかも…」

憧「宥姉まで!?」

狼仲間にしたら次は鷹かなぁとか思ってる自分がいる……



漫「桃子ちゃんはどうなん?」

桃子「私はどっちでもいいっすよ。でも、塞さんにはお世話になったし、狼が里近くまで出てきて困ってるんなら、退治くらいさせてもらってもいいかもしれないっすね」

憧「はあ…そういう考え方もあるか…」

塞「なに、さっきから話聞いてると、あなたたち、すごい腕に覚えがあるとかなの?」

漫「えーっと、はい、まあ、そこそこ腕の立つ仲間が集まってます」

塞「ふーん…」

憧「うーん…じゃあ、本当に野宿する?塞さんがせっかく泊めてくれるって言ってるのに」

漫「まあ、うち一人になってまで反対はせえへんよ。旅先やし、それもありかもな」

穏乃「ありがとう憧、漫さん!塞さんも、ご親切に言ってくれたのにすみません」

塞「いや…うん、そういう子たちなら、私がとやかく言うこともないか」

塞「ただ、本当に凶暴な狼もいるから、くれぐれも気をつけてね」

穏乃「はい、ありがとうございます!」

>>710
いつの間にそういうスレになったんだ…
ちょっとだけ中断

サガシリーズは獣系とか有翼系とかのモンスター分類があるから、モンスターを自然からイメージしやすくはあるなあ
まあ上位モンスターほど見た目も力も自然離れしてくるけど
再開



 自分の家に向かう塞と別れて、穏乃たちは里と塞の家との中間くらいにある小高い丘で野宿することに決めた。

憧「ここならたぶん、狼が近づいて来た時に、わりと早く気がつくはずよ」

漫「じゃあ、とりあえず薪を拾ったり、食糧を調達したりしよか」

桃子「それと、交替で一人は寝ずの番に立ったほうがいいと思うっす」

宥(玄ちゃん…お姉ちゃん今、冒険してる感じがするよぉ)

穏乃「えーっと、五人いるから、夜中までで二人、夜中過ぎから三人くらいかな?」


 当直順番決め安価:

 早い者勝ちで一人ずつパーティーキャラの名前を書いていってください。
 かぶったら安価下にずれます。
 五人全員の名前が出揃ったら、その順番でキャラクターが夜の当直に立つことになります。

 また、同時にコンマ判定で狼の出現有無を判定します。
 どれかのキャラクターのコンマの値が30以下になったら、そのキャラクターの当直番の時に狼が出現します。
 ただし、先にゾロ目が出た場合、特殊な展開になります

 ↓1から↓5まで安価
 かぶったら安価下

>>715
いきなり出やがったか。
ちょっと待ってください



 陽もとっぷりと暮れ、星明かりの空の下には、拾い集められた薪をくべた炎があかあかと燃えていた。

 最初の番に立ったのは宥。

宥(みんな、私が旅慣れてないのを知ってるから、一番早いこの時間に番をするようにしてくれた)

宥(そういう気持ち…とってもあったか~い)ポワポワ

宥(このまま、次の穏乃ちゃんの番まで、何も起きなければいいけど…)

 アオォーン…

宥「」ビクッ

宥(い、今、何かの遠吠えが聞こえたんだけど…)

宥(あれは、たぶん…)

 アオーン…アオォーン…

 互いに鳴き交わすように響く遠吠えは、やがてより近く、より鋭く、宥たちのいる丘をめぐって聞こえてくるようになった。

宥(こ、これってひょっとして?)

宥(起こしたほうがいいのかな…)

 宥は慌てて、とりあえず自分の次の番になっている穏乃の肩を揺さぶる。

宥「穏乃ちゃん、起きて!…」

穏乃「…うーん…むにゃむにゃ」



 高鴨穏乃
■腕力:14
■器用さ:9
■素早さ:12
■体力:15
■知性:5
■愛:6
■HP:23

☆カウンター(敵に近接物理攻撃を受けた時に、その攻撃のコンマと自分の行動コンマの同じ位が同じ数ならば発動し、腕力+コンマ1の位でその敵に防御無視のダメージを与える)
体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□ナイアガラバスター(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位の2倍で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、水棲系の敵にはダメージ2倍、HPコスト5)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:8
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:11
■知性:16
■愛:11
■HP:21

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)
□浄化の祈祷(石化と戦闘不能以外の状態異常を回復)


□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中

ちょっとデータ処理に手間取ってしまい、今日はこれ以上進められそうにない。すみません。
やっぱりこういう時にガラケーは不便

たぶん明日もできるかと思いますが、次回は狼戦からになります。
あと、敵の数や戦闘開始時点でのパーティー状態もコンマ判定してもらうことになろうかと。
とりあえず今日はここまで
みなさん乙でした

なぜか動物版宮守チームが結成されようとしている件。
とりあえずデータ貼ったり細かい作業だけ先にやります
本格的な戦闘は22時以降になるかも



 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21

☆ステルス (戦闘ターン数×20+モモの素早さ%で自動発動、発動後ターン数+敵の知性%で解除。発動中は一部を除き敵の攻撃を絶対回避でき、モモの攻撃は絶対命中する)
□ハヤブサ斬り(腕力+コンマ1の位でダメージ、行動順がほぼ確実に最速になる)命中率80%
□くない投げ(素早さ+コンマ1の位でダメージ、カウンターを受けない)命中率70%
□しびれ突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、体力での抵抗判定を通せば1ターン敵を行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□なます切り(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+器用さでダメージ、HPコスト1)命中率80%

 上重漫
■腕力:16
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:13
■知性:5
■愛:8
■HP:41

☆爆発(戦闘コマンド入力安価↓1から↓3のどれかのコンマが7、8、9だけでなっている時、防御を無視したダメージを与える)
□大木断(植物系の敵に2倍ダメージ)命中率80%
□ブレードロール(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ、全体攻撃、HPコスト3)命中率80%
□トマホーク(カウンターを受けない)命中率80%
□ハイパーハンマー(体力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ)命中率70%



松実宥
■腕力:5
■器用さ:9
■素早さ:7
■体力:9
■知性:14
■愛:14
■HP:27

☆セルフバーニング(1ターン中に直接物理攻撃を受けるまで、直接物理と熱攻撃のダメージを完全に回避。直接物理攻撃が命中すると、知性+その攻撃のコンマダメージの合計で反撃し解除される)
☆冷気攻撃を受けると敵の攻撃力2倍
☆セルフバーニング解除後に熱攻撃を受けると知性の2倍でダメージを軽減

□セルフバーニング(味方単体に自分にかかっているものと同じ効果の魔法盾を張る。HPコスト1)
□ミサイルガード(そのターン中に限り、遠距離投射型の攻撃を完全に回避できる魔法壁を味方全員に発生させる。魔法盾とは併用可。HPコスト3)
□リヴァイヴァ(味方単体に戦闘不能になっても復活できる効果の魔法盾を張る。HPコスト3)
□炎の矢(敵単体に知性+コンマ1の位のダメージ。熱攻撃)


 次に、敵の出現数を決めるコンマを振ってもらいます。

 とりあえず1ターン目に5体は確実に出現します。
 後のやつらは増援扱い。

 増援は必ず倒さなきゃいけないというわけではなく、すでに出現してるやつを倒すタイミングによっては戦わずに済む。

 それじゃあ増援の狼合計数を↓1のコンマ1の位で決定。
 1が最小、0が最大で10体扱い。

2体ならまあまあ少ないね。
次に、最初のターンの時点での各キャラクターの寝ぼけ具合を判定します

基本的に、知性とコンマ1の位(0は10扱い)で判定しますが、穏乃と憧はくのいちなので判定に+2のボーナス

ちなみに判定成功させるには狼の素早さを上回る必要があります
そこそこ難しいので、コンマ1の位で0が出たキャラクターは上回れなくてもちゃんと起きたことにしよう。

 では
↓1 穏乃
↓2 憧
↓3 桃子
↓4 漫
 まで、連投ありでコンマをどうぞ



※いろいろもったいなかった…
 まあ仕方なし

穏乃「うーん…むにゃ?」

宥「あわわ、どうしよう、穏乃ちゃんが起きてくれないよ…」

「宥姉、なんかあった?」

 振り返るとそこには、もう身を起こして暗闇に眼を光らせている憧の姿があった。

宥「憧ちゃーん!よかった、一人で戦わなきゃいけなくなったら、どうしようって思ってたよ…」

憧「そんな、大げさな…」

 言いながら憧は穏乃のほうを見やり、

憧「やっば、これしず起こすのけっこうかかりそう…宥姉は知らないと思うけど、しずって本当、寝起きが悪いのよ」

宥「じゃ、じゃあ、漫ちゃんと桃子ちゃんだけでも起こさないと…」

「もう起きてるっすよ。なんかあったっすか?」

 火の陰からのそのそと這い出て来たのは桃子だった。

憧「あ、よかった、手間が省けたみたいよ」

宥「桃子ちゃん!?実は、丘の麓まで狼が来てるみたいで…」



桃子「もうっすか?もっと夜遅くに出るんだと思ってたっすよ」

憧「そうね、ここが里から離れてるからかも。あ、漫さんはどう?起きてくれそう?」

漫「…くかー」

宥「漫ちゃん?あのね、狼が来てるの、起きて!」ユサユサ

 やすらかな寝息を立てている漫の身体を揺さぶる宥だが、どうやらそうしている間にも狼の気配はどんどん近づいて来る。

憧「仕方ないなー、宥姉、とりあえずあたしらだけで戦いましょ!そのうち二人も起きるはずだし」

桃子「そうっすね。ちょっと相手の動きが速すぎるみたいっす」

宥「わ、わかった…」

宥(玄ちゃん…お姉ちゃん、がんばるから、力を貸してね!)

まあ漫ちゃんが起きてるとブレードロールであっさり片がつく可能性もあるから、ちょうどいいハンデなんじゃなかろうか
とりあえずいったん中断します

集団戦はけっこう久しぶりやな
再開するでー



 狼A~Eが出現!
 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります
 敵は複数なので敵指定可能
 
 1レスで全員のコマンドが入力できます
 たとえば、憧:骨砕き→狼A、桃子:しびれ突き、宥:ミサイルガード、みたいな感じ

 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順番を組んだり遅らせたりできる


 ↓1から↓3で決定



 このレスで狼Aの命中判定とダメージコンマ
 ↓1で桃子(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で宥(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓3で憧(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓4~↓7で狼Bから狼E(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!


 コンマは連投ありで。狼のは>>1も踏むかも

けっこう計算めんどい
とりあえず狼のぶん



※処理が大変なので何レスかに分けます

 先手を取ったのは桃子。

 夜営地の丘に駆け登ってきた先頭の狼が、炎を前にたじろいだ隙をつき、手にしたくないでその腹に切りつける。

 叫び声とともに後ろに飛び退く狼。


 桃子のハヤブサ斬り!
 狼Aに7のダメージ!



 だが、狼たちが炎にひるんだのも、ほんの一瞬に過ぎなかった。

 すぐに夜営地を取り巻くようにして一行の動きを押さえると、先ほど桃子に切りつけられた一匹を先頭に、次々とこちらに襲いかかってくる。

桃子「くっ!」


 狼Aの引き裂き!
 桃子に11のダメージ!

憧「こ、こいつら、速いっ…!」

 護身用の棒で間合いを取ろうとする憧だが、うまくゆかずに一撃を受けてしまう。


 狼Bの引き裂き!
 憧に5のダメージ!

 さらに狼は、まだ頭がはっきりしないという様子で起き上がってきた漫にまでその爪を向ける。

漫「ひぎぃ!?」

宥「漫ちゃん!」


 狼Cの引き裂き!
 漫に4のダメージ!

 どうやら先陣を切って現れた狼は五匹らしい。残りの二匹は、一行の中でも一番旅慣れておらず、動きの鈍い宥目掛けて飛びかかっていく。

宥「わわっ!」

 術を詠唱し始めていた宥は、それでもきわどく一体目の攻撃をかわすが、二体目の爪をまともに腕に受けてしまった。

宥「きゃあぁっ!」

憧「宥姉!」


 狼Dの牙!
 宥は攻撃をかわした

 狼Eの引き裂き!
 宥に13のダメージ!



宥「ううっ…」

憧「大丈夫、宥姉!?」

 憧は慌てて駆けつけようとするが、宥は首を振ってそれを制する。

宥「私のことはいいから!」

憧「宥姉…でも…」

宥(これくらいで弱音を吐いたりしてたら、私をここに送り出してくれた玄ちゃんに顔向けできないよ)

宥(玄ちゃん…私、負けないから!見てて!)

宥「いくよ、憧ちゃん!」

憧「…!わかった!」

 宥の放つ炎の術が夜空に弧を描き、狼を撃ち抜くまさにその時、憧が身体の全重量を乗せて大地を叩き鳴らした。


 《炎の撃》
 宥と憧の連携攻撃!
 狼Bに20のダメージ、狼Bを倒した!
 残り全ての狼に3のダメージ!



 2ターン目、穏乃と漫が目を覚ますかどうか判定します

 基本はさっきと同じ条件
 ただしターン経過+2
 漫のみ、攻撃を受けたのでさらに+3


 ↓1で穏乃、↓2で漫を判定

両者とも目を覚ました。
ちょっとそのレス書いてる間に、モモのステルス発動判定も頼む
↓1で判定



※ステルス発動は失敗

穏乃「むにゃ?…」

穏乃「…」

穏乃「お、狼だっ!」

憧「さっきからそう言ってるでしょ!本当にもう、しずってば…」

桃子「ま、まあ、とにかく一緒に戦ってほしいっす!…寝ぼけてたら危ないっすよ!」

宥「漫ちゃん、大丈夫?」

漫「あー、ほんますんません…さっきのでようやく目が覚めました…」

穏乃「よーし、ここからは五人全員でいくよ!」

桃子(この乱戦…すぐには消えられそうにないっすね)



 高鴨穏乃
■腕力:14
■器用さ:9
■素早さ:12
■体力:15
■知性:5
■愛:6
■HP:23

☆カウンター(敵に近接物理攻撃を受けた時に、その攻撃のコンマと自分の行動コンマの同じ位が同じ数ならば発動し、腕力+コンマ1の位でその敵に防御無視のダメージを与える)
体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□ナイアガラバスター(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位の2倍で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、水棲系の敵にはダメージ2倍、HPコスト5)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:8
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:11
■知性:16
■愛:11
■HP:21(16)

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)
□浄化の祈祷(石化と戦闘不能以外の状態異常を回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中



 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21(10)

☆ステルス (戦闘ターン数×20+モモの素早さ%で自動発動、発動後ターン数+敵の知性%で解除。発動中は一部を除き敵の攻撃を絶対回避でき、モモの攻撃は絶対命中する)
□ハヤブサ斬り(腕力+コンマ1の位でダメージ、行動順がほぼ確実に最速になる)命中率80%
□くない投げ(素早さ+コンマ1の位でダメージ、カウンターを受けない)命中率70%
□しびれ突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、体力での抵抗判定を通せば1ターン敵を行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□なます切り(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+器用さでダメージ、HPコスト1)命中率80%

 上重漫
■腕力:16
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:13
■知性:5
■愛:8
■HP:41(36)

☆爆発(戦闘コマンド入力安価↓1から↓3のどれかのコンマが7、8、9だけでなっている時、防御を無視したダメージを与える)
□大木断(植物系の敵に2倍ダメージ)命中率80%
□ブレードロール(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ、全体攻撃、HPコスト3)命中率80%
□トマホーク(カウンターを受けない)命中率80%
□ハイパーハンマー(体力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ)命中率70%

すごい勘違いしてました。
宥姉自動セルバだからダメージ食らってません。
再計算します

>>757の連携ダメージはそのままで、>>756の最後の宥姉のダメージは無し、カウンターダメージ19が入って狼Eを撃破ってことで脳内補完してください
 このターン、宥姉にはまたセルバが自動でかかります


松実宥
■腕力:5
■器用さ:9
■素早さ:7
■体力:9
■知性:14
■愛:14
■HP:27

☆セルフバーニング(1ターン中に直接物理攻撃を受けるまで、直接物理と熱攻撃のダメージを完全に回避。直接物理攻撃が命中すると、知性+その攻撃のコンマダメージの合計で反撃し解除される)
☆冷気攻撃を受けると敵の攻撃力2倍
☆セルフバーニング解除後に熱攻撃を受けると知性の2倍でダメージを軽減

□セルフバーニング(味方単体に自分にかかっているものと同じ効果の魔法盾を張る。HPコスト1)
□ミサイルガード(そのターン中に限り、遠距離投射型の攻撃を完全に回避できる魔法壁を味方全員に発生させる。魔法盾とは併用可。HPコスト3)
□リヴァイヴァ(味方単体に戦闘不能になっても復活できる効果の魔法盾を張る。HPコスト3)
□炎の矢(敵単体に知性+コンマ1の位のダメージ。熱攻撃)



※あとで戦闘描写書き直すかも

 狼B~Dが出現!
 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります
 敵は複数なので敵指定可能
 
 1レスで全員のコマンドが入力できます

 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順番を組んだり遅らせたりできる


 ↓1から↓3で決定



 このレスで狼Bの命中判定とダメージコンマ
 ↓1で桃子(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で宥(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓3で漫(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓4で穏乃(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓5と↓6で狼Cから狼D(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)

※命中し、さらにコンマがゾロ目だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!

 コンマは連投ありで。狼のは>>1も踏むかも



※なんか命中コンマが極端な気が

 五人が陣形を整えて狼を迎撃する体勢をとる。

 まずは倒された一匹の次に控えていた狼が、今度は漫に襲いかかってきた。


漫「甘いでっ!…うちももう起きとんのやから!」

憧(さっきも起きててほしかったけどね)


 狼の引き裂き!
 漫は攻撃をかわした

 次の一匹が狙いを定めた相手は桃子。

桃子「ぐっ!」

憧「桃子ちゃん!」

桃子「だ、大丈夫っす…これくらい、平気っす…」

憧「傷は大したことないように見えるけど、なんか顔色悪くない?」

桃子「そ、そんなの…平気っす」

憧(まさか…狼の牙から毒が入ったとか?)


 狼Cの牙!
 桃子に1のダメージ!
 桃子は毒に犯された!



※ステータス異常「毒」について
 毒状態のキャラクターはターンごとに最大HPの1割に相当するダメージを受けます
 それで戦闘不能状態になることもあるので注意!
 現在のパーティーでは憧の術でのみ回復可能
 ただし戦闘終了でも自然回復するので、そのほうが早いことも


穏乃「よーし、お前の相手はこっちだ!」

 最後の一匹が爪を突き立てた相手は穏乃。

憧「しず!」

穏乃「ぐっ!…へへっ、やるじゃん!トヨネも強かったけど、こいつもなかなかだね!」


 狼Dの引き裂き!
 穏乃に6のダメージ!

宥「穏乃ちゃん、無理しないで!」

憧「とりあえず、桃子ちゃんを治してあげないと…」

 後ろに下がって回復術を唱える憧。


 憧の祈祷!
 桃子のHPが完全に回復した

まだこのターンの処理が終わってないですが、今日のところはここで中断させてもらおうかと思います。

問題点を1つ発見。コンマ的にはブレードロールが命中してないんだけど、一回のコンマで全体攻撃がぜんぶ外れるのも変な気がするな。
ちょっと今後、改善策を考えます。

ともあれみなさんお疲れさまでした

あ、それとモモがこのターン、ダメージ1食らってるから、祈祷で全回復じゃなくて回復量11だね。

ちなみに毒のダメージは次のターンの最初に来る

ちょっと疲れがたまってるので今日は休みますですのだ

今日はやるで
とりあえず>>756>>757の修正版だけ先に貼ります
あとは食事とかしてからやな



 だが、狼たちが炎にひるんだのも、ほんの一瞬に過ぎなかった。

 すぐに夜営地を取り巻くようにして一行の動きを押さえると、先ほど桃子に切りつけられた一匹を先頭に、次々とこちらに襲いかかってくる。

桃子「くっ!」


 狼Aの引き裂き!
 桃子に11のダメージ!

憧「こ、こいつら、速いっ…!」

 護身用の棒で間合いを取ろうとする憧だが、うまくゆかずに一撃を受けてしまう。


 狼Bの引き裂き!
 憧に5のダメージ!

 さらに狼は、まだ頭がはっきりしないという様子で起き上がってきた漫にまでその爪を向ける。

漫「ひぎぃ!?」

宥「漫ちゃん!」


 狼Cの引き裂き!
 漫に4のダメージ!

 どうやら先陣を切って現れた狼は五匹らしい。残りの二匹は、一行の中でも一番旅慣れておらず、動きの鈍い宥目掛けて飛びかかっていく。

宥「わわっ!」

 術を詠唱し始めていた宥は、それでもきわどく一体目の攻撃をかわすが、二体目の爪をまともに腕に受けてしまった。

 が、宥の腕に前足をかけたその狼は、次の瞬間、飛び跳ねるようにして後ろにさがり、痛みのうめき声を上げる。

 宥の体を護る炎の術の鎧が、服を切り裂いた爪を刺す熱となって、狼の身を貫いたのだ。


 狼Dの牙!
 宥は攻撃をかわした

 狼Eの引き裂き!
 宥のセルフバーニングが発動!
 狼Eに17のダメージ!



憧「すごっ、宥姉、そんなこともできたの…」

 感嘆の声を漏らす憧に向かって宥が呼びかける。

宥「憧ちゃん、一緒にいこう!」

憧「うん、わかった!」

 詠唱の終わった宥の手から放たれた炎が夜空に弧を描き、憧は大地を打って狼を揺らし倒していく。


  《炎の撃》
 宥と憧の連携攻撃!
 狼Bに20のダメージ、狼Bを倒した!
 残り全ての狼に3のダメージ!
 狼Eを倒した!

22時以降に再開して、とりあえず前回の最後のターンの処理から
狼戦終わるとこまではいきたいなあ

再開します



※とりあえず今回はブレードロールの命中判定はそのままでいきます

 攻撃を仕掛けてきて間合いの詰まった狼たちに、今度は五人から反撃していく。

桃子「いくっす!」

 くないで狼に斬りつけようとした桃子だが、足元がふらつき、目の前が暗くなって、狙いが定まらない。

桃子「ぐっ…!」


 桃子のなます切り!
 狼Bは攻撃をかわした

穏乃「モモ!」

憧(さっきの毒?…まずい…)

宥「大丈夫、私に任せて!」

 隙をうかがって桃子に襲いかかろうとする狼に、術の詠唱を終えた宥の手から燃えさかる炎が放たれる。


 宥の炎の矢!
 狼Bに18のダメージ!
 狼Bを倒した!

憧「宥姉すごーい!」

漫「よーし、うちも…」

 漫は空中に飛び上がり、回転しながら敵全体に斧で切りつけてゆく。

漫「…あれ?」

 が、あまりに大振りな動きは、素早い狼たちにあっさりかわされてしまう。


 漫のブレードロール!
 狼たちは攻撃をかわした!



漫「あ、あかんかった…」

憧(しまらないなぁ…)

穏乃「漫さん、ここは私がやります!」

 残る狼は二体。

 そのうちの一体目掛けて駆け寄った穏乃は、胴をつかみあげて、それまでにない動きの投げを繰り出す。

穏乃「これでどうだぁっ!」ピコーン


 穏乃の呼び戻し!
 狼Cに30のダメージ!
 狼Cを倒した!

で、ルール改定。
ブレードロールみたいに必中ではない全体攻撃は、攻撃側のコンマ2桁と攻撃される側のコンマ2桁の差がマイナス命中率以上なら命中ってことでどうだろう

たとえば攻撃側がコンマ13、技の命中率が80なら、攻撃を受ける側がコンマ94以上を出さなければ命中する。

ただし、この計算だとふつうは単体攻撃より命中率が高くなるので、技の命中率自体をちょっと下げる方向でバランス取る



 高鴨穏乃
■腕力:14
■器用さ:9
■素早さ:12
■体力:15
■知性:5
■愛:6
■HP:23

☆カウンター(敵に近接物理攻撃を受けた時に、その攻撃のコンマと自分の行動コンマの同じ位が同じ数ならば発動し、腕力+コンマ1の位でその敵に防御無視のダメージを与える)
体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□呼び戻し(素早さ+コンマ10の位+コンマ1の位で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、HPコスト3)命中率80%、行動不能成功率30%
□ナイアガラバスター(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位の2倍で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、水棲系の敵にはダメージ2倍、HPコスト5)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:8
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:11
■知性:16
■愛:11
■HP:21(16)

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)
□浄化の祈祷(石化と戦闘不能以外の状態異常を回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中



 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21(18)

☆ステルス (戦闘ターン数×20+モモの素早さ%で自動発動、発動後ターン数+敵の知性%で解除。発動中は一部を除き敵の攻撃を絶対回避でき、モモの攻撃は絶対命中する)
□ハヤブサ斬り(腕力+コンマ1の位でダメージ、行動順がほぼ確実に最速になる)命中率80%
□くない投げ(素早さ+コンマ1の位でダメージ、カウンターを受けない)命中率70%
□しびれ突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、体力での抵抗判定を通せば1ターン敵を行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□なます切り(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+器用さでダメージ、HPコスト1)命中率80%

 上重漫
■腕力:16
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:13
■知性:5
■愛:8
■HP:41(33)

☆爆発(戦闘コマンド入力安価↓1から↓3のどれかのコンマが7、8、9だけでなっている時、防御を無視したダメージを与える)
□大木断(植物系の敵に2倍ダメージ)命中率80%
□ブレードロール(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ、全体攻撃、HPコスト3)命中率65%
□トマホーク(カウンターを受けない)命中率80%
□ハイパーハンマー(体力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ)命中率70%



※穏乃の現在のHPは17の間違いでした

松実宥
■腕力:5
■器用さ:9
■素早さ:7
■体力:9
■知性:14
■愛:14
■HP:27

☆セルフバーニング(1ターン中に直接物理攻撃を受けるまで、直接物理と熱攻撃のダメージを完全に回避。直接物理攻撃が命中すると、知性+その攻撃のコンマダメージの合計で反撃し解除される)
☆冷気攻撃を受けると敵の攻撃力2倍
☆セルフバーニング解除後に熱攻撃を受けると知性の2倍でダメージを軽減

□セルフバーニング(味方単体に自分にかかっているものと同じ効果の魔法盾を張る。HPコスト1)
□ミサイルガード(そのターン中に限り、遠距離投射型の攻撃を完全に回避できる魔法壁を味方全員に発生させる。魔法盾とは併用可。HPコスト3)
□リヴァイヴァ(味方単体に戦闘不能になっても復活できる効果の魔法盾を張る。HPコスト3)
□炎の矢(敵単体に知性+コンマ1の位のダメージ。熱攻撃)



 増援で狼二体が出現しました(F、G)
 狼Dと合流します

 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります
 敵は複数なので敵指定可能


 1レスで全員のコマンドが入力できます
 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順番を組んだり遅らせたりできる

 ↓1から↓3で決定

あれ、モモってゾロ目じゃ
もう系統全部覚えてるんだっけ?

>>800
ゾロ目だけど攻撃かわされたから閃かない
安価なら下にずれるで



 このレスで狼Dの命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で憧(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓3で桃子(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓4で漫(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓5で宥(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓6と↓7で狼Fと狼G(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)


※命中し、さらにコンマがゾロ目だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!

 コンマは連投ありで。狼のは>>1も踏むかも



憧「よーし、残り一匹!」

穏乃「待って、憧!」

 最後の一匹を追い詰めようとした一行の耳に、木立をかき分けて何かが近づく音が聞こえたかと思うと、すぐに黒い影が夜営地の丘へと駆け上がってきた。

宥「わわっ!」

漫「危ないです!」

 宥をかばって前に出た漫は、たちまちのうちに左右から爪の攻撃を受ける。

漫「ひぎぃ!」


 狼Fの引き裂き!
 漫に3のダメージ!
 狼Gの引き裂き!
 漫に6のダメージ!

憧「ちょっ、漫さん!」

桃子「大丈夫っすか!?」

漫「う、うちは大丈夫…」

 さらに残っていた一匹の狼も、間合いを詰めてきた穏乃の先手を取って攻撃してくる。

穏乃「うわっ!」


 狼Dの引き裂き!
 穏乃に6のダメージ!



穏乃「えーい、これでも食らえ!」

 恐れを知らぬ山の子の繰り出した拳が、まともに狼の顔面をとらえ、勢いよく身体を吹き飛ばした。


 穏乃の正拳!
 狼Dに10のダメージ!

 しかしそのせいで、ちょうど同じ狼に狙いをつけて棒を打ち下ろそうとしていた憧の一撃は、空を切ってしまう形になった。


 憧のハードヒット!
 狼Dは攻撃をかわした

憧「あちゃー、やっちゃった…」

桃子「大丈夫、こっちは私がいるっすよ!」

 狼が吹き飛ばされた先の近くにいた桃子は、毒の痛みをこらえながらも、体勢を崩された狼にとどめの一撃を加える。


 桃子のしびれ突き!
 狼Dに7のダメージ!
 狼Dを倒した!

漫「なら、こっちはうちらで!」

 漫は手にした斧を残る狼のうちの一匹に投げつける。


 漫のトマホーク!
 狼Gに11のダメージ!

宥「負けないから!」

 三度、宥の手から放たれた炎の矢は、同じ狼の身体を焼きつくし、戦う力を奪い去った。


 宥の炎の矢!
 狼Gに21のダメージ!
 狼Gを倒した!



 高鴨穏乃
■腕力:14
■器用さ:9
■素早さ:12
■体力:15
■知性:5
■愛:6
■HP:23(11)

☆カウンター(敵に近接物理攻撃を受けた時に、その攻撃のコンマと自分の行動コンマの同じ位が同じ数ならば発動し、腕力+コンマ1の位でその敵に防御無視のダメージを与える)
体術
□正拳(通常攻撃)命中率80%
□蹴り(腕力の1.5倍とコンマ1の位でダメージ)命中率60%
□呼び戻し(素早さ+コンマ10の位+コンマ1の位で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、HPコスト3)命中率80%、行動不能成功率30%
□ナイアガラバスター(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位の2倍で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、水棲系の敵にはダメージ2倍、HPコスト5)命中率70%、行動不能成功率30%

 新子憧
■腕力:8
■器用さ:8
■素早さ:6
■体力:11
■知性:16
■愛:11
■HP:21(16)

□祈祷(愛と同じだけHPを回復)
□浄化の祈祷(石化と戦闘不能以外の状態異常を回復)

□二連打(コンマ10の位+コンマ1の位+腕力でダメージ)命中率80%
□骨砕き(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力をコンマの半分低下)命中率80%
□ハードヒット(通常攻撃)命中率80%
□土竜撃(全体攻撃、浮遊の敵には無効)命中率=必中



 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:16
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:14
■HP:21(16) ※毒

☆ステルス (戦闘ターン数×20+モモの素早さ%で自動発動、発動後ターン数+敵の知性%で解除。発動中は一部を除き敵の攻撃を絶対回避でき、モモの攻撃は絶対命中する)
□ハヤブサ斬り(腕力+コンマ1の位でダメージ、行動順がほぼ確実に最速になる)命中率80%
□くない投げ(素早さ+コンマ1の位でダメージ、カウンターを受けない)命中率70%
□しびれ突き(器用さ+コンマ1の位でダメージ、体力での抵抗判定を通せば1ターン敵を行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□なます切り(コンマ10の位+コンマ1の位の2倍+器用さでダメージ、HPコスト1)命中率80%

 上重漫
■腕力:16
■器用さ:5
■素早さ:8
■体力:13
■知性:5
■愛:8
■HP:41(24)

☆爆発(戦闘コマンド入力安価↓1から↓3のどれかのコンマが7、8、9だけでなっている時、防御を無視したダメージを与える)
□大木断(植物系の敵に2倍ダメージ)命中率80%
□ブレードロール(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ、全体攻撃、HPコスト3)命中率65%
□トマホーク(カウンターを受けない)命中率80%
□ハイパーハンマー(体力+コンマ10の位+コンマ1の位でダメージ)命中率70%



松実宥
■腕力:5
■器用さ:9
■素早さ:7
■体力:9
■知性:14
■愛:14
■HP:27

☆セルフバーニング(1ターン中に直接物理攻撃を受けるまで、直接物理と熱攻撃のダメージを完全に回避。直接物理攻撃が命中すると、知性+その攻撃のコンマダメージの合計で反撃し解除される)
☆冷気攻撃を受けると敵の攻撃力2倍
☆セルフバーニング解除後に熱攻撃を受けると知性の2倍でダメージを軽減

□セルフバーニング(味方単体に自分にかかっているものと同じ効果の魔法盾を張る。HPコスト1)
□ミサイルガード(そのターン中に限り、遠距離投射型の攻撃を完全に回避できる魔法壁を味方全員に発生させる。魔法盾とは併用可。HPコスト3)
□リヴァイヴァ(味方単体に戦闘不能になっても復活できる効果の魔法盾を張る。HPコスト3)
□炎の矢(敵単体に知性+コンマ1の位のダメージ。熱攻撃)



※ラスト一匹
 パーティー行動安価:
 自由安価または技・術を入力してください。
 安価で多かった行動、同数ならコンマの高いほうの行動をとります

 1レスで全員のコマンドが入力できます
 行動順は基本的に素早さ通りですが、安価で行動順番を組んだり遅らせたりできる


 ↓1から↓3で決定



 このレスで狼Fの命中判定とダメージコンマ
 ↓1で穏乃(2桁で命中判定、1の桁がダメージコンマ)
 ↓2で憧(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓3で桃子(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓4で漫(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)
 ↓5で宥(2桁で命中判定、1の位がダメージコンマ)

※命中し、さらにコンマがゾロ目だと…?
※連続したレスの同じ位のコンマが同じ場合には連携が成立!

 コンマは連投ありだゾー



 最後の一匹となった狼は、それでも果敢に漫に飛びかかり、牙を突き立てようとする。

漫「うぅっ、勘弁してやほんま…」


 狼Fの牙!
 漫に3のダメージ!
 漫は毒に犯された!

穏乃「もう片づきますよ、漫さん!いっくぞぉっ!」

 そのそばに駆け寄った穏乃が重心を低く落として放った正拳が、狼の横っ面をとらえ、夜営地の端に全身を叩きつける。


 穏乃の正拳!
 狼Fに7のダメージ!

憧「あ、また外れた…」

 あいにくの間で、憧の棒による一撃はまたも狼の吹き飛んだ後の空を切っただけだった。


 憧のハードヒット!
 狼Fは攻撃をかわした

桃子「これで、終わりっす!」

 またしても待ち構えていたのは桃子。


 桃子のしびれ突き!
 狼Fに12のダメージ!
 狼Fを倒した!

 くないの刃が狼の胴に突き刺さり、断末魔の叫びとともに、激しい戦闘は終わった。

宥「や、やった…勝った…の?」

 放心状態の宥ががっくりと膝をつく。

成長ポイントが驚くなかれ14ポイントも入った。
引きがよかったのもあると思うが。
まあ5人だしこれくらいもらってもいいかなという感じはする。

とりあえず連投ありで↓14までコンマを振ってもらいます。
すぐには埋まらないと思うのでとりあえず今日はこの辺で
みなさんお疲れさまでした

今日もやれるのだが、コンマがあと6つほど足りない!
連投ありなので誰かお願いします
ちなみに成長のシステムは>>6に出てる
各キャラクターのコンマ1の位8から0に対応する能力値はwikiに載せたんだが、なぜかページごと消されたので、後で表示します

おかげで足りたようだ
とりあえず成長結果とかだけ貼ります



 コンマ10の位に対応するキャラクター

1、6 穏乃
2、7 憧
3、8 桃子
4、9 漫
5、0 宥


 コンマ1の位に対応する能力値

1 腕力
2 器用さ
3 素早さ
4 体力
5 知性
6 愛
7 HP


 現在のパーティーメンバーのコンマ1の位8から0に対応する能力値

穏乃の場合
8 腕力
9 素早さ
0 体力

憧の場合
8 知性
9 愛
0 体力

桃子の場合
8 素早さ
9 愛
0 器用さ

漫の場合
8 腕力
9 体力
0 HP

宥の場合
8:HP
9:知性
0:愛

>>6にも書いてあると思うが一回の戦闘で一人のキャラクターの同じ能力値は1ポイントまでしか上昇しない。

で、コンマがキャラクターの同じ能力値に入った場合には、コンマ1の位の8から下にずれていきます。

それを踏まえた成長結果がこちら

 穏乃の腕力がアップ(14→15)。
 穏乃の体力がアップ(15→16)。
 穏乃の愛がアップ(6→7)。
 憧の腕力がアップ(8→9)。
 憧の素早さがアップ(6→7)。
 憧の体力がアップ(11→12)。
 憧の知性がアップ(16→17)。
 憧のHPがアップ(21→22)。
 桃子の器用さがアップ(16→17)。
 桃子の愛がアップ(14→15)。
 漫の腕力がアップ(16→17)。
 漫の器用さがアップ(5→6)。
 宥の愛がアップ(14→15)。
 宥のHPがアップ(27→28)。

 高鴨穏乃
■腕力:15
■器用さ:9
■素早さ:12
■体力:16
■知性:5
■愛:7
■HP:23

 新子憧
■腕力:9
■器用さ:8
■素早さ:7
■体力:12
■知性:17
■愛:11
■HP:22

 東横桃子
■腕力:9
■器用さ:17
■素早さ:12
■体力:12
■知性:8
■愛:15
■HP:21

 上重漫
■腕力:17
■器用さ:6
■素早さ:8
■体力:13
■知性:5
■愛:8
■HP:41

 松実宥
■腕力:5
■器用さ:9
■素早さ:7
■体力:9
■知性:14
■愛:15
■HP:28



 しずが閃いたので技設定安価を取る


体術
【技系統・投げ】
□空気投げ(防御無視で敵の体力の半分とコンマ1の位でダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率70%、行動不能成功率30%
□四方投げ(腕力とコンマ1の位でダメージ、敵の腕力を5ターンの間0.8倍にする、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に)命中率80%、行動不能成功率30%
□あびせ倒し(腕力とコンマ1の位で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、HPコスト1)命中率80%、行動不能成功率30%
□呼び戻し(素早さ+コンマ10の位+コンマ1の位で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、HPコスト3)命中率80%、行動不能成功率30%
□ナイアガラバスター(腕力+コンマ10の位+コンマ1の位の2倍で防御無視のダメージ、体力抵抗を通せば敵を1ターン行動不能に、水棲系の敵にはダメージ2倍、HPコスト5)命中率70%、行動不能成功率30%


 どれか1つを選んで設定してください
 ↓1から↓5まで範囲安価(3票先取で決定)
 同数ならコンマの高い人優先

了解。じゃあナイアガラで。

↓5だとテンポ悪いかなとは思ったのだが、技が5つなのに↓3範囲安価ってのもきついのでそうさせてもらいました。

あと、これで穏乃の技系統・投げはコンプリートです。今後は投げで新しい技を閃くことはなく、使ってくだけになります。

それだけだとちょっとつまらないので、サガシリーズ本編での武器レベルに相当するものがこのスレにはないから、代わりに技系統をコンプリートしたらボーナスがつくようにしました。

具体的には、コンプリートした系統の技を使う時、コンマ判定の10の位と1の位が両方つねに+1されます。
ただし、連携の発生には影響しません。

あと、全ての技系統の技をコンプリートしたら(たとえば体術の技ぜんぶを閃いたら)、またちょっと別なボーナスをつける予定です。

コンマが10の位と1の位に1ずつプラスされるって
命中率にも関係ある?



 足元には、あるいは術に焼かれ、あるいは体術で投げ飛ばされて、すっかり戦う気を失った狼たちの群れ。

穏乃「へっへーん!どんなもんだ!」

漫「寝込み襲われてえらい目におうたけどな…」

宥「穏乃ちゃんも漫ちゃんも、起きてくれなかったから…」

漫「う、それ言われたら…すんません」

憧「まあ、とにかく全員大丈夫そうね」

桃子「…でも、この狼たちどうするっすか?今は大人しくなってますけど、このまま置いとくのも…」

憧(なんかつい最近、阿知賀の山の中でも、こんなやり取りした気がするんだけど)

穏乃「うーん…」


 穏乃選択安価:

 1、皮を剥いでさばいちゃおう

 2、捕まえて明日、村に連れて行こう

 3、阿知賀の里で飼ってみない?

 4、危ないから追い払う

 5、自由安価


 ↓3

3

>>852
あります。ミスしにくくなるわけやね
安価は3ですな。了解した
ちょっと中断して風呂入ったりする

熊を出した時点では>>1もこんな展開は考えてなかった
フシギだなー、再開



 安価:>>856

穏乃「…」

穏乃「あのさ、憧、この狼たちって、村を襲ってたんだよね?」

憧「…まあ、塞さんはそう言ってたね」

穏乃「なら、このまま見逃したら、また村を襲うかもしれないし、困るよね?」

漫「うーん…なら、殺してまうん?」

狼s「」

宥「可哀想な気もするけど、でも塞さん、村には狩人さんが泊まってるって言ってたし…」

桃子「私たちが殺らなくっても、狩人に退治されちゃうかもしれないっすね」

憧「そうね…仕方ないか…」

穏乃「いやいや!ちょっと待って!」

漫「?」

穏乃「このまま奥州にいたら村を襲って困るかもしれないけど、別なところなら、狼だって平和に生きていけるんじゃない?」

憧「冥府を通ってってこと?でも、行った先でも、人里を襲わないとは限らないでしょ。そこまで気にする必要ないって言えば、そうだけど」



穏乃「でも、ちゃんと面倒見てあげる人がいたら、狼だって人里で暮らしていけるんじゃないかな?」

憧「…何が言いたいのか分かっちゃったんだけど…いちおう、最後まで言って」

穏乃「つまり、この狼も阿知賀で飼えば!」

漫「また始まったで…」

桃子「穏乃ちゃん、本気っすか?」

宥「殺さないで済むなら、そのほうがいいとは思うけど…」

憧「そもそも人間になつく狼なんて、あんまり聞いたことないよね」

穏乃「でも、狼って人間の子供を育てたりするって聞いたよ!」

憧「…それが本当だとしても、逆はどうなのよ。だいたいこの狼、もう子供じゃないし…」

穏乃「トヨネだって私の言うこと聞いてくれたんだし、大丈夫だよ!ね?」

狼s「」ウンウン

漫「なんで当たり前のように言葉が分かんねん」

憧「はぁ…まあいいわ。しずがそうしたいって言うんなら」

宥「狼さんたちも、穏乃ちゃんも、あったか~い」ポワポワ



穏乃「よし!そうと決まればさっそく名前を…」

漫「名前言うても、七匹もおるし、ちょっと見分けつかんで?」

穏乃「?私は分かりますよ?」

憧「しずしか分からないと思う」

穏乃「えー、そうかなー?」

桃子「ここは、七匹全員のための名前とかつけたらいいんじゃないっすか?」

憧「全員の?」

桃子「群れの名前っすね。穏乃ちゃんたちも、阿知賀忍群とか、あるじゃないっすか」

宥「あー、それいいかも」

穏乃「よーし、それじゃあ今夜からお前たちは…↓3」


 狼たちのチーム名をつけてください(自由安価)


 ↓3で決定

奥州阿知賀エイスリンズ

安価了解しました。
なんか球団名みたいな感じになってるが気にしてはいけない
むしろそれを逆手に取ったネタやろうかな…

とりあえず今日はここまでにします
明日はちょっとできるかどうかわかりません
日曜日には確実に来れるはず
見てくれたみなさん乙でした

まあみなさんある程度は予想つくと思うが、奥州編クリアすると姫松との決戦があったりするからね、猛獣vs猛虎的な
この時代まだ阪神とかないけど
午後からちょこちょこ投下していく予定です

いつの間にかこんな時間
じゃあちょっとやってくかー



 安価:>>867

穏乃「決めた、奥州阿知賀エイスリンズ!これが今夜から、お前たちの新しい名前だ!」

奥州阿知賀エイスリンズ「」ウォーン

漫「いろいろと突っ込みたいんやけど…まず、なんで地名を二つも入れたんや」

漫「それにエイスリンってなんなん?あの熊の時もそうやったけど、穏乃ちゃんどっからそんな名前取ってんの」

穏乃「いや、なんかそういう名前が頭に下りてきたっていうか…」

桃子「南蛮人っぽい名前っすね、エイスリンって」

憧「南蛮語だとどういう意味になるんだろ…」

漫「ようわからんけど、お前たちそれでええの?」

奥州阿知賀エイスリンズ「」ウンウン

漫「本人っつーか本狼たちが納得しとるんならしゃあないな」

宥「この子たちを阿知賀まで連れて行ってあげないとね!」



桃子「この子たち、村を襲ったりしてるんだから、ここらの人と会って話を聞いたりするのに、一緒に行動するわけにもいかないっすよね」

憧「じゃあ、一回里まで戻って、世話を頼んでくる?」

穏乃「私たちが村に行ってる間だけ、山に隠れててもらうってこともできるんじゃない?」

漫「それか桃子ちゃんにこの子らを阿知賀に連れて行くのを頼むとか」

宥「でも、私たちだけじゃ、そのゆみさんって人に会えたとしても分からないし…」

穏乃「なら…」


 穏乃チーム行動選択安価:

 1、一回全員で阿知賀に戻る

 2、モモにエイスリンズを阿知賀に連れて行く役を頼む

 3、人里近くで行動する間、エイスリンズには隠れていてもらう


 ↓3



※テンポ重視で2か3かと思ってたが1でした
 安価:>>878

穏乃「一回、全員で戻りましょう!いない間の世話を頼まなくちゃいけないし」

漫「なら、とりあえず今日はこのまま休まへん?夜道を歩いて山に戻るのも大変やし」

憧「それがよさそうね。戦いになっちゃったせいで、あんまり寝れてないし」

桃子「エイスリンズのみんなも、今日は大人しくもう寝るっすよ?」

奥州阿知賀エイスリンズ「」ウンウン

宥「こんなに狼連れて帰ったりしたら、玄ちゃんまたびっくりするだろうなー」

穏乃「それじゃ、ここからは宥さんの代わりに私が夜の見張りに立ちますから」

漫「まあもう襲われたりするようなこともないと思うけど、頼むで」



 ―翌日・阿知賀の里―

由華「で、今度はこの狼の群れ七匹を連れて来たわけ…」

奥州阿知賀エイスリンズ「」クンクン

穏乃「はい、里で飼ってもいいですよね?」

やえ「…お前たちはこの里をなんだと思っているのだ。ここは忍びを育てる場所で、猛獣を飼い馴らす場所ではないぞ」

憧「で、でも、忍犬とかだっているじゃない?」

やえ「あれは里の必要のためにだな…」

穏乃「エイスリンズも里の護衛として役に立ちますよ、きっと!」

やえ「そもそもそのエイスリンズという名はなんなのだ。まったく、我が弟子ながら、穏乃の考えていることは時々わけがわからんぞ」

宥「や、やっぱり、駄目ですか?」

やえ「頭から駄目だという理由もないが…」

由華「前例がなくて困ってるってとこ」

憧「こんな前例があったらそっちのほうが困るって」

やえ「分かっているなら少しは穏乃を止める側に回れ」

桃子「なんだかんだで憧ちゃんは穏乃ちゃんに甘いっすから」



やえ「…まあ、ここまで来て追い返すのも他の村に被害が出たりしかねないからな。とりあえずこの狼たちは里で預かろう」

穏乃「やったー!ありがとうございます、師匠!」

やえ「ところで、昨夜は奥州まで行って来たらしいが、首尾よくその仲間とやらは見つかったのか?」

桃子「それは、まだ…」

憧「靄に巻き込まれて迷ったりしちゃってね」

やえ「…迷った?」

穏乃「あ、はい、運よく一軒家を見つけて、中で休ませてもらえたんですけど」

やえ「…」

やえ「穏乃、お前でも山で迷うことがあるのか?」

穏乃「…そういえば…今までは、初めて入った土地でも、山の中で迷ったことはなかったんですけど…」

やえ「…」

やえ「…まあ、猿も木から落ちるとかいうことわざもあるからな」

漫「なんか気になるたとえ方やな」

やえ「…奥州の地は、我々もよほどのことがなければ出向くことも少ない場所」

やえ「何があるのか、どのような力が働いているのか、私もよくは知らぬ所だ。くれぐれも気をつけるようにな」

穏乃「はい…」



穏乃「さて、この後はどうしよう?」


 阿知賀の里コマンド

 1、トヨネの様子を見に行く

 2、誰かに会いに行く(阿知賀と晩成のキャラ、望、憩のうちから選択)

 3、とんぼ返りで奥州に戻る

 4、漫さんと稽古がしたい

 5、自由安価(南蛮九柱戯とかもできる。そんなことやってていいのか?)


 ↓3

2

寝てしまっていた
2の場合はキャラ明記しないといかんのやで
>>885の人がまだいたら↓1でキャラ指定お願いします
で、ここでいったん中断します
再開時にまだ指定なかったら、その時にキャラだけ安価取ります

憩ちゃんで

うむ、了解したぞ
再開は22時を予定

遅れてしまって申し訳ない
再開しよう
水分補給しに行きながら



 安価:>>887

穏乃「よし、憩さんに会いに行こうっと」

 留守にしたのはせいぜい一昼夜ほどだが、奥州の険しい山景色と阿知賀の里がかもしだすのどかな雰囲気にはかなりの違いがあり、だいぶ長い旅をしてきた気がする。

 憩の迎えられた里長の屋敷の一棟に通じる渡り廊下を歩いていくと、何やら騒がしい音が聞こえてきた。

穏乃「…?」

憩「あーうん、それはこっちにお願いしますーぅ」

 どうやら屋敷のその一隅で引っ越しか改築のようなことが行われているらしい。

穏乃(…どうしたのかな?)

穏乃「憩さん、こんにちはー!」

 中庭に出て座敷の中にいる人々に指示を出していた憩に、穏乃が呼びかける。

憩「あ、穏乃ちゃんやないの。帰ってきたん?」

穏乃「はい、またすぐに戻ることになっちゃいそうですけど…」



憩「そう、忙しいんやねーぇ。がんばってな?」

穏乃「はい!それより憩さん、これ、どうしたんですか?何かどたばたしてるみたいですけど」

憩「ああ、これはな、うち、ここで何もせんと居候してるのも悪いから、三箇牧の家から道具を取り寄せてもろて、医者をやることにしたんですーぅ」

穏乃「ええっ!」

憩「本当は三箇牧にも一回行って、村の人にあいさつしたいんやけど、今は外を出歩いたら危ないって、由華さんが…」

穏乃「そうか、そうですよね…」

憩「せやけど、医者の仕事やったらここでもできるし、里の人のためにもなるかな思うてなーぁ」

穏乃「えらい!さすが憩さんですね!」

憩「えらいって、そんなことないよ」

穏乃「↓3」


 穏乃台詞安価:

 1、私にも引っ越しの手伝いさせてください!

 2、医者の仕事って、他の人が習ったりはできないんですか?

 3、どうして憩さんは、そんなに人のためにがんばれるんですか?

 4、憩さん…ずっと、この里に居てくれてもいいんですよ?

 5、自由安価


 ↓3

これは1でいいのかな。
再開





 安価:>>895

穏乃「わかりました、憩さん、私にも引っ越しの手伝いさせてください!」

憩「穏乃ちゃん…ええの?」

穏乃「今の時間は、みんなもちょっと家に帰ったりしてるはずですから、大丈夫です」

憩「…おおきにな、ほんま」

穏乃「どういたしまして!憩さんが里の人の世話をしてくれるんだから、私だって何かしたいです」

憩「よーし、そんならいっぱい働いてもらおかなー」ニッコリ


 穏乃の腕力がアップ(15→16)。

 高鴨穏乃
■腕力:16
■器用さ:9
■素早さ:12
■体力:16
■知性:5
■愛:7
■HP:23



 穏乃以外のパーティーキャラクターのうち一人の様子を見ることができます。そのキャラクターを強化するイベントが発生することがあります。
 どうしますか?


 ↓3でキャラクター指定(憧、桃子、漫、宥、スキップして奥州に戻る、のどれかを指定)

 また、↓5までの安価内容で、そのキャラクターをどう動かすか、阿知賀の里のどこに行かせるか書くことができます

 書いた内容はキャラクターに起きるイベントに反映されます

 ↓3以外の安価はキャラクターの動かし方を書くだけでも、加速でもかまいませんが、↓3だけはキャラクターの指定をしてください。動かし方も書くことはできます

うーん…↓5まででキャラ動かせるって書いたけど、テンポ悪くなるしこのままアコチャー実家に行かせるか
いちおう次回までに何か出たら反映はさせます
>>1的には早く奥州に戻りたいんだが、里コマンドちゃんと出さずに戻るとフェアじゃない気がするので。
とりあえず今日はここまでにして明日もやることにしよう
みなさん乙

FE覚醒を女主人公でやってたらクロムがスミアに取られてしまってショックだというのを理由に今日は休もうと思ったが、関係ないだろと言われそうなのでやっぱりやることにします。
みなさんも結婚子作りは計画的に(何の話だ)
とりあえず再開



 安価:>>902

憧「せっかく里に戻ったんだから自由行動にしよう!とかしずに言われて、解散したはいいけど、特にすることもないのよね…」

憧「とりあえず家に戻っては来てみたものの、お姉ちゃんに見つかって何か手伝わされたりするのもごめんだし…」

憧「…」

憧「何か使えるものでもないか、倉の中とか探してみようかな」

 神社の裏手にある小さな土蔵は、ふだん錠が下ろされているものの、憧くらいの腕のあるくのいちなら、鍵がなくても開けることができる。

 木立の陰になって、空気も涼しく、中はひんやりと冷えていて過ごしやすそうだ。

憧「まあ、何も見つからなくても、涼むにはいい場所だし」

憧「さてと…」



 憧の鍵開け判定(器用さ+コンマ1の位で判定、難易度低)

 ↓3までコンマを振れ!

えいっ

にゃあ



 コンマ判定、>>910で成功
※なみに>>912までに成功してないと望さんに見つかってました
 憧の器用さがアップ(8→9)。

 新子憧
■腕力:9
■器用さ:9
■素早さ:7
■体力:12
■知性:17
■愛:11
■HP:22

憧「…」カチャリ

憧「ちょろいちょろい」

 土蔵の扉は音を立てて軋みながら開き、憧はゆっくりと中に足を踏み入れた。

 隅のほうには蜘蛛の巣が張り、埃だらけになってはいるが、高い所にある格子のはまった窓のおかげで、空気の流通や採光はそれほど悪くない。

憧「…いろんなものが、雑然と並んでるみたいだけど…」

 足元を確かめるように、窓から射す光の帯の中を奥へと進んでいく憧。



憧「…あんまりたくさん抱えて行くわけにもいかないし、なくなったことがばれるとお姉ちゃんがうるさいから…」

憧「何か一つだけ選んで持ってくことにするとして…」

憧「使えそうなのは…」

憧「これは…神社の儀式で使う棒か何かかな?…ふつうに戦うより、ちょっと威力があるかも…」

憧「こっちは…巫女装束?…私でも着れそうではあるけど、今のくのいち装束に比べてそんなに守備が堅くなりそうでもないかな」

憧「これは…おみくじ?こんなのいったいなんで取っておいたのよ…」

憧「…でも、何か特別な効果はあるかも…なんか神頼みっぽいけど」


 憧選択安価:
 どれを持って行く?

 1、棒

 2、巫女装束

 3、おみくじ


 ↓3

2

圧倒的巫女装束率。
なんか単に好みの問題じゃねーかと思いつつ安価了解しました。
とりあえず風呂入ってきます
出てから奥州に戻ろう

おーし再開や
ちなみにこの手のアイテムは、出てきた時に効果がぜんぶ決まってるわけではありません
そういう意味では一番、今後の展開を広げやすいアイテムかも、巫女装束



 安価:>>917

憧「…」

憧「よし、この巫女装束にしよっと」

憧「ふつうに着ようと思ったら家の手伝いしなきゃいけないから、あんま着たことなかったんだけど、ちょっと着てみたくはあったんだよね」

憧「ちょうど私が着れそうな寸法になってるし」


 巫女装束を手に入れた!

 防具として装備すると、電撃属性の攻撃のダメージを5ポイント軽減できます
 憧以外のキャラクターも装備できますが、現在のパーティーメンバーで宥だけは胸の大きさの関係で装備できません。
 また、防具以外に、イベントアイテムとして使える場面があるかも…?


憧「…しずに着せてみるっていう手もあったか」

憧「それじゃ、みんなと合流しよ」



※誰かに巫女装束を渡すと寸法直しをしてくれて、宥が着れるようになる可能性も

穏乃「あ、来た来た!憧ー、こっちこっち!」

憧「ごめん待った?」

漫「いや、うちらもさっき来たばっかりやで」

桃子「まあ、私たちは里長さんの屋敷にいただけで、近いっすから」

宥「トヨネの世話をしてる玄ちゃんに会ってきたよー」

穏乃「元気そうでした?」

宥「うん、玄ちゃんともうまくやっているみたい」

憧「それじゃ、奥州に再出発ね」


 その前に…
 巫女装束を誰かに着せる?

 1、穏乃

 2、自分で着る

 3、桃子

 4、漫

 5、温存しておく


 ↓3

3



※意外な選択だが耐性考えるとベストかも
 安価:>>926

憧「…」

憧「そうだ、桃子ちゃん、これ着てみてくれない?」

桃子「?なんっすか?」

 憧から手渡された巫女装束を見て、目を白黒させる桃子。

漫「…憧ちゃん、そういう趣味あったん?」

桃子「私は憧ちゃんの想い人は穏乃ちゃんだとばっかり…」

憧「だー!そういうんじゃないから!いいから着てよ、たぶん役に立つから!」

穏乃「これ、憧の家にあったやつ?」

宥「憧ちゃんのお家、神社だもんね」

漫「ああ、そういう」

桃子「なんで私が着ることになるのかは今一わからないっすけど、まあ着てみるっす」

 里長の屋敷に取ってかえし、てんやわんやの騒ぎの末、桃子に巫女装束を着付けさせた一行。

桃子「…どうっすか?」

憧「けっこう様になってるんじゃない?」

宥「桃子ちゃん、綺麗な長い髪してるから、似合うと思う」

漫「多少動きづらいかもしれんけど、ええ感じやで」



穏乃「ということで、奥州に戻って来たよー!」

漫「くのいち二人に巫女装束に厚着って、見た目普通なんうちだけやな」

憧「まあ、そのうち慣れてくると思うけどね」

宥「今日はどこに行こうか?」

桃子「塞さんの家に行くか、塞さんが話してた村に行ってみるか…」

穏乃「また山に行くって手もあるよ!」

憧「それはもういいでしょ」

漫「本来の目的は桃子ちゃんの仲間を探すことやからな」

宥「うーん…どうしよう?」


 行動選択安価:

 1、シロの家に行ってみる

 2、塞の家を探す

 3、塞の話していた村に行く

 4、山の中に入る

 5、自由安価


 ↓3

3



 安価:>>931

憧「やっぱり、村に行ってみないと話が始まらないと思う」

漫「いろいろ話も聞けそうやしな」

桃子「たしか、村長さんのとこには狩人さんも泊まってるって言ってたっすね」

宥「その狩人さんがゆみさんだって可能性はないの?」

桃子「野営の時に動物を仕留めてくれたりしたことはあるっすけど、いま狩人をしてるのかはちょっと…」

穏乃「とりあえず、行って会ってみれば分かるよ!」

漫「ほな、行こか」

 森の中に墓石の集まった場所を離れて山を下り、麓の村を目指して進んでいく五人。

 山あいから広がりはじめた水田の景色の向こうに、小さな家々の寄り添う村の姿があった。

穏乃「あれだね」

宥「あの大きな家が、村の長さんの屋敷かな?」

900レス越えてそろそろ次スレも見えてきたし、テンプレ作りにとりかからないといけません。
どれだけの情報を盛り込むかちょっと考え中。
テンプレあんまり長くても読んでくれる人いなさそうだけど、SSwikiの信頼性がいまいちなんで、>>1的には情報はできるだけテンプレにまとめといて、いつでもコピペが効くようにしたいんだよね。
検討課題です

とりあえず、見てくれたみなさん乙
明日もたぶんできると思います

再開しますんで少々お待ちください



 集落の中に入ると、ちょうど昼時になっていたこともあって、田畑から家に戻ってきた村人たちの姿がそこかしこに見受けられた。

 その多くは、見慣れない服装をした五人の来訪に当惑しているらしく、かすかなざわめきが聞こえてくる。

穏乃「あいさつしたほうがいいかな?」

憧「どうだろ…とりあえず、村の長に話を通してからのほうがいいんじゃない?」

漫「警戒されてもうてるみたいやもんな」

桃子「田舎の人は意外と閉鎖的なことが多いっすけど、ここはちょっと別物な感じっすね」

憧「狼の被害が出たりしてるから…なの?」

宥「あったかくない…」

 村の長の屋敷とおぼしい、ひときわ大きな家の戸口の前で立ち止まり、戸を叩いて来訪を知らせる一行。

穏乃「あのー、すみませーん!」



 戸口を開けて出てきたのは、髪に白いものが混じり始めている中背の男だった。

 他の村人たちより風采がよく、裕福な家の者であることがうかがえる。

???「これはこれは、何かご用ですかな?」

穏乃「あのー、私たち旅の者なんですけど、もしここに、この村の長みたいな方がいたら、ちょっとうかがいたいことがあって…」

???「そうですか。私が村長です」ドヤァ

憧(なんか今、一瞬すごくイラッときた)

桃子(妙な偶然っすね、私もっす)

穏乃「あ、村長さんですか!実は私たち、人探しの旅をしてるんですけど、もしよければお話をうかがえませんか?」

村長「ほう、何やらわけありのご様子。こんな所で立ち話もなんですから、奥にご案内いたしましょう」

穏乃「わっ、ありがとうございます!」

憧「あー、じゃあお言葉に甘えてお邪魔しまーす」

村長「ちょうど今、この家にはもう一人、旅のお方がいらしてましてな」



 五人が通された奥の座敷には、こちらに横顔を向ける形で、一人の女性が座っていた。

 背は一行の誰よりも高く、髪も誰よりも長い。鋭く光る瞳は知的な輝きを宿している。

???「新しい客人か?」

村長「そのようです。ささ、どうぞみなさん、お座りください」

穏乃「はい、ありがとうございます!」

桃子(先輩ではなかったっすね…)

村長「こちらは弘世菫さんと申しまして、狩人をなさっておいでの方です。頼み事をするついでに、この家に泊まっていただいております」

宥「よろしく…お願いします」

漫「よろしゅう頼んます」

菫「こちらこそ」

村長「こちらの方々は人探しの旅をなさっておいでとか。なにぶんこんな田舎の村のことで、お役に立てるか分かりませんが、諸国を旅しておいでの弘世さんなら、あるいは何かご存知のこともあるかもしれません」

菫「買いかぶられても困るがな」



村長「さて、何なりとお聞きください。私のほうでも、ことによるとみなさんに頼み事をするかもしれません」

穏乃「えーっと…」


 穏乃会話内容安価:

 1、ゆみさんを知らないか聞く

 2、この村について聞く

 3、塞について聞く

 4、狩人の身の上を聞く

 5、自由安価


 ↓3までぜんぶ採用
 この会話内容でとりあえずイベントの方向性が決まる

とりあえず1は外せないか



穏乃「まずは私たちの探してる人についてなんですけど…」

村長「ほう」

桃子「信濃国で私と一緒に戦ってた仲間で、加治木ゆみっていう女の子っす」

桃子「年は私より二つ上くらいで…なんていうか、凛々しい感じのする人っす」

桃子「行方不明になってからもう一ヶ月も経つんっすけど…どこかで見たり、聞いたりしてないっすか?」

村長「私は存じ上げませんなあ」

菫「…」ウーム

漫「どうかしたん?」

菫「いや、それだけの話でははっきり決められたものではないが…」

菫「ここに来る途中の山の中で、それと似た感じの女の子を見た気がするんだ」

穏乃「ええっ!?」

憧「それって…」

菫「ただし、私が見た時はその子は、白い髪をした女の子と一緒にいた」

菫「君の探してる人とは、全くの別人かもしれない」

宥「…」

漫(なんや、えらいことになってきたで…)



穏乃「その、髪の白い女の子って、もしかしてシロさんっていう…?」

菫「いや、そこまではわからない。話したわけじゃないから」

憧「そうなの?」

菫「村長から聞いたかもしれないが、私は狩人をしていてな。かなり離れた距離からでも、人や物を視認できるんだ」

漫「千里眼ってやつかいな」

菫「大げさに言えばそんなところだ」

宥「で、でも、その菫さんが一緒にいるのを見たっていう女の子、たぶん私たちも会ったことあるんだけど…」

桃子「あの時は、先輩のことなんか知らないって言ってたっすね…」

憧「まさか、シロさんあたしらに嘘ついてたの?」

菫「ちょっと、私の話だけでそこまで決めるのは早すぎると思うぞ」

宥「そうですよね…」

村長「いや、しかし、みなさんの疑いはごもっともですぞ」

穏乃「え?」



村長「私はこの村を預かる身として、かねてより心配しておるのです」

村長「最近、よく起きている狼たちの村への襲撃や、山女の出没といった怪事件の陰には、もののけやあやかしの類がいるのではないかと」

憧「山女の出没?」

村長「最近になって、山仕事に出かけた者たちが、とても人間とは思えぬ大きな女に襲われる事件が起きておるのです」

村長「実はこの菫さんに頼んでいるのも、その山女や狼を背後で操るもののけを退治してくれということでしてな」

穏乃「じゃあ、シロさんがそのもののけだってこと?」

村長「山の中に一人で住む、白髪の女の子…これが怪異でなくして何でありましょう」

宥「でも、この近くの一軒家に住んでる塞さんっていう女の子は、シロさんと仲良くしてるみたいだけど…」

村長「年端もゆかぬ子供のこと、丸め込まれてしまっているに違いありません」

村長「現にあの家に得体の知れぬ老婆が泊まるようになってから、怪事件が連続しているとも聞きますし」



桃子「菫さんはどう思うっすか?やっぱり、その白髪の女の子が怪しいって…」

菫「…私は頼まれた仕事を果たすだけだ」

菫「もともと、私は出身は関八州のほうでな。こうして各地を旅しながら狩人としての腕を磨いているようなわけなんだが…」

菫「立ち寄った先の住人に困り事があれば、できるだけ力になってやろうと決めているからな」

穏乃「うーん…でもシロさん、そんな悪い人には見えなかったけどなあ…」

憧「でも、さっきの菫さんの話からすると、ゆみさんを知ってて隠してるっていう可能性もあるわけでしょ」

桃子「本当にそうなんだったら、ちょっとショックっす…」

宥「なんでそんな嘘ついたんだろうね…」

漫「ま、まあ、まだそうと決まったわけやないで?あんま暗くならんようにしよ、な!」



村長「…どうでしょう、みなさんも相当に腕におぼえがおありのご様子」

村長「菫さんと協力して、もののけを退治してはいただけませんでしょうか。お礼は十分にさせていただきます」

穏乃「うーん…」


 穏乃返答安価:

 1、わかった

 2、だが断る

 3、ちょっと考えさせて


 ↓3

3

おーし安価了解したぞー
昨日より進まなくてごめんなさいですが今日はこの辺で
つーかもっと時間取ればいいだけの話なんですけどね。
明日か明後日には次スレに入りそうな感じですね。
スレに余裕があれば埋めネタのロマサガ2咲シリーズも、最初の継承あたりまで書こうと思います

それじゃみなさん乙ー

いつもより早いけど再開しよう
腹減ったなあ

?「乳製品とバナナを一緒に取ると良いのよね」



 安価:>>952

穏乃「…すみません、ちょっと考えさせてください」

村長「そうですか、それは残念です」

漫「すんません」

菫「なに、もともと私一人で引き受けようとしていた仕事だ、君たちの手を借りるまでもないと思うよ」

桃子「…」

憧(しずの判断、桃子ちゃんは納得がいってなさそうな感じかな…)

憧(たぶん、とにかく一緒について行って、本当にシロさんがあたしらに嘘をついたのか確かめたかったってとこね)

宥「…菫さんは、そのもののけ退治に行くんですか?」

菫「これから村長に案内してもらって、山に分け入ろうとしていたところだ」

穏乃「これからですか…」

村長「そういうわけで、私は家を空けねばなりませんが、みなさんのおもてなしには不行き届きのないよう、家の者に言っておきますので」



>>957それは朝に食べました上埜さん

 一行を座敷に残し、村長と菫は何人かの供を連れて屋敷を出ていった。

宥「…行っちゃったね」

憧「で、どうするの?」

漫「菫さんに話はいっとるから、シロさんとゆみさんが一緒にいたとしても、助けてはもらえそうやけどな」

憧「他人任せにしちゃうわけ?」

桃子「そんな、駄目っすよ!何があるか分からないし、先輩がシロさんの人質に取られたりとか…」

穏乃「私には、シロさんそんな人には思えないんだけどなあ」

漫「まあ、もし本当に桃子ちゃんの仲間があの山におるんなら、何かしたほうがええんかなあ」

宥「でも、どうしよう…」

穏乃「…」


 パーティー行動安価:

 1、菫たちの後をつける

 2、塞のところに急を知らせに行く

 3、村の他の家で聞き込みをする

 4、1から3までのうち複数を班分けしてやる(メンバーの割り振りも書いてください)

 5、自由安価


 ↓3
※けっこう重要

ピタッと止まってしまいましたw
ヒントいる?

縺?k

>>963
文字化けという…
ヒント1、とりあえず、このままいくと菫さんとシロは戦闘になる
ヒント2、村にはまだ宮守のキャラがいる
ヒント3、ゆみちんを助けるだけなら、誰の味方して誰と戦ってもかまわない

まあこんな感じ
てことで再安価↓1

>>961+菫追いにシズ追加、聞き込みをアコチャーで

了解しました。
複数パーティーの切り替えで少々忙しくなりますが、そのほうが>>1としては面白いという。
いったん食事とかするので中断

よっしゃ再開してこう。
今日の終わりで次スレかな?



 安価:>>965

桃子「とりあえず、私はさっきの人たちの様子を見に行きたいっす!」

憧「え、ついてく気?」

漫「まあ仲間が心配やろから、気持ちは分かるけど、桃子ちゃん一人で行かすんも…」

穏乃「なら、私も行きます!」

憧「しずも!?」

宥「みんなで行ったほうがいいかな?」

憧「さっきちょっと考えさせてって言ったのに?」

宥「でも、何が起こるか分からないし…ね?」

憧「そうだけど、全員で行くのはどうかなあ」

穏乃「何か考えがあるの、憧?」

憧「うーん…考えってほどじゃないけど、私、さっきの菫さんって人の話はともかく、村長のほうの話は、いまいち信用できないのよね」

桃子「あ、憧ちゃんもっすか?実は私も、そんな気がしてたっす」



穏乃「信用できないって、どのへんが?」

憧「なんとなくだけど、村のためにあたしらを利用しようとしてるだけなんじゃないかって」

桃子「私は、そこまでは考えてないっすけど…あの人、もしシロさんと先輩が一緒にいるのを見たら、それだけで先輩のことも敵扱いしかねない気がするっす」

漫「なるほど、村のことが大事やろから、そうかもしれんな」

宥「じゃあ…どうするの?」

憧「…仕方ないか。とりあえず、しずと桃子ちゃんだけで、あの人たちを追っかけてくれる?」

穏乃「うん、任せて!」

桃子「何かあったら、こっちの判断で動くっすよ?」

憧「うん、でも、桃子ちゃんは気配消して、なるべく相手に気づかれないようにして」

穏乃「!?…それってつまり…」

漫「悟られんようにつけろってことかいな…」

宥「緊張してきちゃった…」



漫「穏乃ちゃんらはそれでええとして、うちらはどないしよ?」

憧「塞さんにこのことを教えたら、なんか話が聞けそうな気がするのよね」

宥「じゃあ、後のみんなで塞さんの家に行く?」

憧「うーん…あ、でも、宥姉たちはそうしてくれる?私はちょっと、この村でもう少し話を聞いていきたいから」

漫「一人で村ぜんぶとか、大変やない?」

憧「うん、でも、たぶんなんとかなると思う」

憧「あ、それと、塞さんがシロさんの所に行ったりしないように止めてほしいんだ」

宥「それ、けっこう大変そう…」

憧「でも、塞さんが後をつけられて、シロさんの居所がばれちゃったりするかもしれないし」

漫「ほんま情報戦やな」

憧「そっちのほうは任せるから、二人ともお願い!」

宥「うん、わかった、憧ちゃん」

漫「まかされたで」



穏乃「じゃ、行ってくるね!」

桃子「後は頼んだっすよ」

 先発の二人が戸口から出て、山に登ってゆく一行の後をこっそりつけていく。

宥「私たちも行かなきゃ」

漫「何か分かったらこっちに来てな」

 続いて塞の家に向かう二人。

 憧は仲間の出発を見送りながら、村長の家の人間に、長居のできない言い訳をして、ゆっくりと屋敷を出、村を見渡す。

憧(この村で、誰か村長についての情報をくれそうな人間がいないかな…)

憧(あるいはシロさんと山女のこととか、とにかくできるだけ色眼鏡のかかってない話が聞きたいとこね)

 憧の接触判定コンマ

 ↓1から↓3まで

 コンマ1の位が3、9の時:???
 コンマ1の位が1の時:???

 それ以外は接触なし
 接触までに何回コンマを振ったかで時間が経過します

一発ツモとは恐れ入る
では続行



憧「すみませーん…」

 手がかりになりそうな話が聞けないか、村の家々を訪ねて回ることにした憧。

 一軒目の戸口に立って、中に呼びかけてみたところ、奥の勝手のほうからひょいと小さな人影が姿を現した。

 目がくりくりとして可愛らしい。どうやら背丈からすると子供のようだ。

憧「お家の人、いない?」

 ついつい年下の子に話しかける口調になってしまう。

???「いませんけど」

 返ってきた答は意外にもしっかりとしている。

憧「あ、そうなの…うーん…まあ、あなたでもいいんだけど」

???「なんか失礼。私に何か聞きたいの?」

憧(あれ…)

 憧はまじまじと目の前の女の子を見直す。

憧(この子…思ってたより年いってるのかな?)

憧(あたしと同じくらいだったりして…)

憧(いや、そんな、まさかね)ナイナイ



憧(うーん…どうやって話を引き出そう?)


 憧の話題選択安価:

 1、村長の話を振る

 2、菫の話を振る

 3、山女の話を振る

 4、塞の話を振る

 5、シロの話を振る

 6、ゆみの話を振る

 7、自由安価


 話題を振る「順番」を安価に書いてください。たとえば3→2→1など
 話題は幾つ選んでもかまいません。自由安価含めて7つ以上出してもおk。もちろん1つでもかまわない
 ただし、話が長くなると、それだけ時間を消費します。

 同じ話題でも入り方によってより多くの情報が引き出せたりします。


 ↓3

おーし了解だ。
明日から次スレだ。
ちなみに>>1はもう夏休みなんでたぶん昼間から次スレ立てると思いますが、本編は人のいそうな夕方から夜にやります。
つーか休み中も勉強しないといけないのよね
このスレの残りはいちおうロマ2咲シリーズに使う予定ですが、10レスもいかないと思うので、雑談とかはご自由にどうぞ
たぶん最後は埋めが必要になります

とりあえずみなさん乙でした

ちーっと疲れがきてるみたいなんで今日はやるか分かりません
やるとしたら22時すぎに次スレになります。

このスレの埋めネタはSFCのデータを自分で進めてから書くと思う
まあソーモンでソウルスティール食らってくるだけだからそんなに長くはかかりませんが、今週中にはやるかな?
10レスくらい残しておいてもらえれば

すいません、やっぱり今日はお休みしますです
明日もひょっとすると休むかも
蒸し暑い日が続きますがみなさんも健康には気をつけてな

まず次スレはここ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375312604
今日中にこのスレ埋める予定



 港町ソーモン。

 アバロンから山脈を隔てて大陸の逆側に位置し、ゆるやかに海に向かって開けた傾斜に抱かれたこの町は、周囲を森に覆われ、市街地の北半分が城塞と化した領主の館で占められている。

 広場や街路には獣人をはじめとするモンスターたちがうろつき、略奪や破壊の限りを尽くし、もはや人の住む地の面影はほとんどない。

菫「…恐ろしいことだな。これが、七英雄の一人と言われる者のお膝元なのか…」

尭深「こんなことが起きているなんて、アバロンにいる時はまったく知りませんでした」

照「…」

淡「びっくりした?でも、まだまだこんなもんじゃないからね」

誠子「まだ何かあるのか…」

淡「とりあえず、話は館に入ってから!」

照「…わかった。みんな、ついてきて」

 頭上から飛びかかってくる猛禽、凶暴化して角を振りたてている野生の牛、棍棒を手にしたゴブリンの一団。

 それらを懸命に退けながら、照の手勢は館への進路を切り開いていく。



 瓦礫と死骸の転がる道の上で、菫が飛び交う猛禽たちを射落としていく。

 街角から現れた人間たちの一団には、誠子を先頭に立てながら、尭深と照が剣撃を浴びせていく。

 淡はほとんど戦闘には加わらなかったが、自分に襲いかかってくる者には、容赦なく風の刃の術を飛ばし、その身を切り刻んで打ち倒していった。

誠子「私たちに対する敵意は感じますが、モンスターたちは組織だった動きをしているわけではないようですね」

菫「赤阪の手勢というわけではないのか」

淡「赤阪郁乃に好き好んで従ってるやつなんていないよ」

淡「みんな、力を恐がっておとなしくしてるだけ」

尭深「英雄…なのに?」

照「…」

淡「…着いたね」

 一行はもう館の前の広場まで来ていた。ほうぼうから襲撃を仕掛けてきた敵たちも、その姿はほとんどない。

 菫が館の両開きの門に手をかける。

菫「…閂さえかかっていないようだ。破壊する必要もない」



 開いた門の奥は、広大な城館の構造をなしているようだ。

 廊下のところどころに松明やかがり火が設けられているものの、明かりは隅々まで行き渡らず、手探りで進むしかない暗闇が続く。

 そこかしこから聞こえてくる咆哮、亡者の呻き声、悪意に満ちたつぶやき。

照「…長居は避けよう。目指すのは赤阪、ただ一人でいい」

淡「たぶんあいつは、一番上の階にいるよ」

菫「そこまで、余計な戦闘はしないようにな」

誠子「了解しました」

尭深「了解しました…」

 物音や気配を殺し、息詰まるような緊張の中を一行は進んでいく。

 時折、行く手に避けて通れそうにない敵の姿が現れると、菫の射撃を合図に一斉に急襲をかけ、騒ぎが広がる前に片づけて場を立ち去る。

 幾つかの扉をくぐった先で照たちは、上の階に続く階段を見つけた。

淡「…この先だね」

照「昇った先には気をつけて」



 館の最上階。

 進むにつれてますます濃くなってくる屍臭と暗闇が、照たちに決戦が迫りつつあることを感じさせる。

菫「これほどまでに邪悪な気配を放つ存在…いったい、赤阪郁乃はなぜこんな…」

照「…」

誠子「七英雄…しょせんは、伝説にすぎなかったのでしょうか」

尭深「もしかして、この赤阪郁乃が、英雄の偽者だなんてことは…」

淡「…その眼で確かめてみなよ?」

照「…そうする。そうさせてもらう」

 残された最後の扉を開くと、おぼろに燃える蒼白い炎の光に照らし出されて、広大な領主の間の光景が浮かび上がった。

 すぐに照たちの気配を感じ取った亡者の魂が、入り口近くへと漂ってきて、生き血を吸うべく襲ってくるが、五人の迎撃を受けてあえなく消え去っていく。

照(ここに、あいつが…赤阪郁乃が)

 照の唇が強い決意にぎゅっと結ばれる。

照(ミナモ…)

中断。
残りレスでたぶんいけるはず



???「あれ~、そこにいるの、アバロンの皇帝ちゃんやないの~?」

 玉座から、妙に間延びのした声がかかる。

 照はそちらへ歩み寄り、声の主を見据えた。

 外見は女性だ。髪は長く、ゆったりと波打っている。

 にこやかな笑みには一見したところ害意は感じられない。

???「よかったわ~、こっちから出向く手間が省けて~」

照「…あなたが、赤阪郁乃?」

 照の声には少しの揺らぎもない。

???「そうやで~、うちが赤阪さんやで~」

 七英雄の一人とされる相手の態度も、照の向ける敵意で変わることはなかった。

郁乃「私、皇帝ちゃ~ん、私にアバロンを差し出してくれへんかな~って、聞きに行きたいと思ってたんよ~」

郁乃「今なら特別に、重臣にしたげるで~」

照「…」

照「言いたいことはそれだけ?…」

照「妹のカタキ。覚悟して」

 照の語気がわずかに荒くなった。

郁乃「やぁ~ん、そんなおっかない顔やめてや~」

郁乃「妹って、あのミナモとかって子?」

郁乃「だって、あの子のほうから、私に向かって来たんやで~?」

郁乃「勝てへんからやめといたほうがえ~よって、言うたったのに~」



照「…ッ!当たり前じゃないっ…!」

照「アバロンを守るのが、あの子の仕事だったんだから…!」

郁乃「そう~?でも私は~、それを自分のものにするのが仕事やと思てるし~」

照「…」

照「なら、なぜあの子の命を奪うだけで満足しなかったの…」

照「あんな、あんな姿にされて…」

照「咲は…咲はっ…!」

郁乃「…ごめんな~?」

郁乃「だってあの子、むっちゃ弱いねんも~ん」

郁乃「そのまま殺すんも、なんかもったいないや~ん?」

照「ッ…!」

 堪えきれなくなった照が剣を抜き払い、郁乃に斬りかかる。

菫「照!」

淡「あぶない!」

 だが、その一撃は難なく郁乃に弾き飛ばされてしまう。

郁乃「皇帝ちゃ~ん、妹ちゃんあんなことになってんのに、まだ勝てる気でおるん~?」

郁乃「思ってたより、頭悪いんやね~」

郁乃「妹ちゃんと一緒んとこに、行かせてあげよか~」

 怒りも、憎しみも、どんな悪意さえも感じられない、その声が響く。

 あるのは次元の違いだけ。

 この存在にとって、人間の命など、恐らく何の意味も持たないのだ。



菫「照、大丈夫か」

 はね飛ばされた照の身体を受け止めた菫が気遣う。

照「…ごめん、菫」

菫「謝らなくていい」

誠子「陛下…」

尭深「止めましょう、私たちで。あのモンスターを」

 いつも物静かな尭深の、珍しくはっきりとした意思表示に、照もうなずいた。

照「…そうだね」

菫「アバロンは渡さない。これ以上、誰の犠牲も払わせない」

誠子「七英雄であろうとなかろうと…お前は、人々の平和を脅かす敵だ」

淡「私も、手を貸すから」

 五人の意思が一つになる。この呪われたソーモンの領主を葬り去る、ただその目的のために。

郁乃「ふ~ん…」

 郁乃は唇に人差し指を当て、何かを考えるふうを見せた。

郁乃「一人、変な子がいるみたいやし…」

 淡と郁乃の視線が絡み合う。

郁乃「本気出さないかんかな~」

 その掌に、部屋全体を満たす暗闇を凝縮したような漆黒の力が集まっていく。

照「…!?」

郁乃「…かの者の命脈を断て…」

郁乃「ソウルスティール!」

 全身を刺し貫く漆黒の刃に撃たれた照が最後に見たのは、こちらに駆け寄ってくる淡の姿だった。



 身動きできないほどの深手を負った照が仲間たちによってアバロンの宮殿に運び込まれて来たのは、その翌日のことだった。

 宮殿の寝所に身を横たえ、もはやほとんど何も映さなくなった眼で、それでも妹を探しながら、照がつぶやく。

照「…咲…」

咲「…ここにいるよ、お姉ちゃん」

照「そう…」

 横たわる照の顔に、かすかな笑みが浮かぶ。

照「落ち着いてよく聞いて?」

咲「…うん」

照「次の皇帝には、お前がなるの」

咲「…」

照「赤阪との戦いを、任せなくちゃいけない…」

照「でも、今のお前では無理だから…私の力と意志を受け継いで、戦って」

咲「えっと…?どういうこと、お姉ちゃん?」

照「あの女魔道士が、伝承法というものを教えてくれたの」

照「伝える者と受け継ぐ者に強い意志があれば、志と能力を受け継ぐことができる…」

照「あの子…淡が何者かは分からないし、ただの出まかせってこともありうる」

照「でも、お前とこの国が生き延びていくには、この方法に頼るしかないの」

咲「お姉ちゃん…」



照「赤阪の必殺技、ソウルスティールは見切った」

照「この見切りを、お前に伝えるから…」

咲「…!お姉ちゃん、まさかそのために、私を置いていって、戦いに行ったの!?」

咲「あの子が、お姉ちゃんに変なことを吹き込んだからっ…!」

照「…」

照「咲…」

照「お前は、優しい子だね…」

照「でも、私のことはいいの」

照「伝説では、七英雄は世界を救ってくれることになってた…」

照「でも、実際はどう?あの赤阪郁乃に、世界を救う気があると思う?」

照「…七英雄がみんな、あんな残酷な奴ばかりだとしたら、奴らを倒さなきゃ世界の統一も、人々の平穏な暮らしもない」

照「…お前には、自分の人生を捨てて戦う決意はある?」

咲「お姉ちゃん…」

咲「…私…私、もうこれ以上、誰も傷つけさせたくないよ」

咲「ミナモちゃんみたいに死んでいく人を…出したくないよ」

照「…うん」

照「…長く苦しい戦いになると思う」

照「でも、その決意がある者に…力を受け継いでいって」

照「私の魂も…いつもお前と一緒にいるから」

咲「お姉ちゃん!」

照「咲…」

照「頼りないお姉ちゃんで…ごめんね」

咲「おねぇちゃああん!」






咲「お…ねぇ…ちゃん…」







最初の継承までカン。
次回はまた相当、先になるかもしれませんが…ご期待ください!
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