カナン：流石にレモンのケーキをダイヤと作ったけどね

you：なんだ

ちか：ケーキの道が絶たれた

ヨハネ：別にいいんじゃないの、ケーキ

カナン：前鞠莉、善子と作ってたじゃん

ちか：あー…ウルトラデラックス花火盛りみたいなケーキ

ヨハネ：チョコケーキよ

ちか：こう、なんかインパクトで攻めたいよね


you：ウルトラ善子ケーキは超えたい


ヨハネ：ちょっと


カナン：うーん


ダイヤ：あの人意外と心の機微に聡い人ですから


ダイヤ：雑なことすると見透かされますわよ


you：会話の偏差値を急に上げないで下さい

ちか：こう、なんかパーティ向けの料理というか…


るびい：ホテルオハラの料理超えはちょっと…


花◯：みんなで楽しめる料理とか


カナン：みんなで楽しめるかぁ…


you：流しそうめん


ちか：う～～～～ん

ヨハネ：もうちょっと味の濃いやつ…バーベキューとか


ちか：いいんじゃないバーベキュー


you：BBQ PARTY!


ヨハネ：えっマジで


カナン：確かにしたことないような…


るびい：した事ないです…


ヨハネ：嘘でしょ

you：やったことあるよー！


ヨハネ：川沿いの人間しかしないの！？


you：川沿いの人間て


ちか：普通にうちの前でやったことあるよ


カナン：というかあそこが色々都合がいいよね


ちか：うちに近いし海があるから火の心配も大丈夫！

ヨハネ：三津浜でいいんじゃない、準備しやすいし


you：あと、準備の担当分けだね


ちか：肉と魚と野菜とレモン


ヨハネ：レモン


カナン：焼きレモンっていけそうじゃない？焼きみかんとかあるし


梨子：千歌ちゃん的に焼きみかんってどうなの？


ちか：そういうのもあるよね


ヨハネ：冷ややかすぎる

カナン：まあ、魚はうちでなんとかするよ


ヨハネ：肉とかは沼津の方がいいわよね


you：よしちゃんとラブラブデートして買いに行くね


ヨハネ：あっはい


ちか：うちの旅館の野菜とか使えないかな…


るびい：それはちょっと…

ちか：タマネギとジャガイモちょっと拝借するくらいならいいって


梨子：いいんだ…


ヨハネ：大体揃ったわね


カナン：なんかさ


you：うん


カナン：いま、ちょうどマグロの頭があるらしいんだけど


ヨハネ：えっ

ちか：焼けるの…？


you：いけるいける


ヨハネ：適当すぎる


カナン：結構大きいよ、マグロの頭くらいある


ヨハネ：有益な情報が１つもない

カナン：まあ、一応持ってくね


ちか：マグロ専用網が必要だね


ヨハネ：というか網どうするのよ


you：あっ…


ちか：たぶん、うちに１つはあるけど…


カナン：うちに１つあるから一緒に持ってくね

ちか：当日は各々の持ち物を持って集合！


ちか：準備と後片付けは各々手伝う事！


ヨハネ：ざっくりすぎる


カナン：みんなで盛り上がってやろって事だね


you：楽しみになってきた！

.









鞠莉「曜！そこのイカ焼けてる！」


曜「り、了解であります！」


鞠莉「ルビィ、花丸、ジャガイモとトウモロコシ焼けたわよ」


ルビィ「わ、ありがとう」


花丸「あつつ…あ、おいしい…」


梨子「ダイヤさん…これ絶対網じゃ全部火通らないですよ…」


ダイヤ「…この際焼けたところから切り分けて食べていきましょう…」


千歌「これ…ひっくり返すのも大変だね…」







善子「主役なんだからもっとゆっくりしててもいいのに…」


果南「たぶんあれが一番楽しいんだよ、本人的に」


善子「そうなの…？」


果南「ふふっ…たぶんね」



鞠莉「そうよ？」


善子「うわっ！？」

果南「マグロのカマ…どうなってる？」


鞠莉「今ダイヤがめっちゃ頑張って火を通してる」


果南「あはは…」


鞠莉「びっくりしたわよ？始めから頭が網の上に置いてあるんだもの」


善子「マグロのカマなんて…初めて見たわ…」


果南「あ、そうなの？」


鞠莉「じゃあ……一緒に貰いに行きましょ」


善子「え……でもまだ切り分けてないんじゃ…」


鞠莉「大丈夫、大丈夫、今日私誕生日だし」


善子「急に特権を使い出したわね…」