◆ひなビタ♪SSです
◆jubeatにて期間限定jbox「ここなつ・セレクション」が6/14まで開催中です
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~フルーツパーラー「サムライフルーツ」~
まり花「ここなちゃん、なつひちゃん、お誕生日おめでとー!」
心菜「ありがとまりん」
夏陽「今回はいつもの喫茶店でやらないの?」
咲子「ここはですね、持ち込んだフルーツを独自のシロップと組み合わせてパフェを作ってくれるんです」
心菜「……!特性パフェ、すてき……」
咲子「悔しいですが独自のシロップはシャノワールでは再現出来ず……しかしここはまりかちゃんのお薦めのお店、
まりかちゃんは是非お二人に特性パフェを食べさせたいと言っていましたよ」
夏陽「そうなの?なんか悪いわねまりん、ここまでしてもらうなんて」
まり花「ううん、ここなちゃんとなつひちゃんはお友達だもん!これくらい当然だよっ!」
夏陽「な、あ、ありがと///」
咲子(あ、なつひちゃん照れてる)
心菜「なっちゃん可愛い」
まり花「でもまだ特性フルーツが届くまでには時間があるから、それまではフルーツ食べ放題を堪能して欲しいんだよっ!」
心菜「ここな、フルーツすき」
夏陽「え、でも、この後パフェがあるんじゃ」
心菜「別腹だよ、なっちゃん」
夏陽「りょ、両方フルーツよ?」
咲子「あむあむ……ふわわわわ、とってもとってもジューシーなマンゴーなのですっ……
流石フルーツを直に仕入れているだけの事はありますね……とってもとっても危機感も感じちゃいます……」
まり花「このバナナさんはバナナと思えない程ふんわりしてて、ふわわっ!」
心菜「なっちゃん、このパイナップルおいしいよ、はい、あーん」
夏陽「あ、あーん」
心菜「どう?」
夏陽「沖縄産みたいに味が濃いわね」
心菜「ふふ」
~その頃の一舞とめうと凛と纒~
めう「急ぐめう!時間が無いめう!」
凛「分かっているわはんこ屋……だから洋服屋早く!」
一舞「せ、急かさないでよぉ、え、えーっと、この糸?」クイッ
ブブーッ!
纒「外れの音です!皆伏せて!」
一舞「ひいいい!ごめんみんなあ!」
凛「洋服屋、少し落ち着きなさい……次は私が引くわ」
めう「その前にまたあそこまで行かなきゃいかないなりか……アーメウ」
~フルーツパーラー「サムライフルーツ」~
夏陽「ここな、このイチゴに練乳かけると美味しいわよ」
心菜「ここなもするー」
夏陽「ふふふ、心菜、口開けてー」
心菜「あー」
夏陽「えい」ペト
心菜「あっ」
夏陽「ごめんねここなあ、狙いがズレて鼻に付いちゃった、取ってあげるわ」
心菜「なっちゃん……どうせなら唇に付けない?」
夏陽「い、いきなり唇はどうかと思って」
心菜「いくじなし」
夏陽「うう」
まり花「このイチゴ何も付けなくても甘くて美味しいよっ?」
咲子「まりかちゃん?それは言わないお約束ですよっ」
まり花「あむあむ……わたしもりんちゃんと食べさせ合いっこしたいよお」
咲子「もうすぐ来ますって」
まり花「ふむむ……何処まで行ってるんだっけ」
咲子「さあ、まといさんが連れて行ったので、私は……」
まり花「そんな遠くにあるのかなっ?」
咲子「まぁ無茶な事はしてないと思いますよ?」
まり花「そうだよねっ!」
咲子「ええ」
~その頃の一舞とめうと凛と纒~
一舞「えーとこのピースがここで」
めう「いぶぶ違うめう!こっちめう!」
凛「この真っ白なピースを組み立てるのは気が遠くなるわ……」
纒「も、もう少しのはずです!頑張りましょう皆さん!」
めう「むにに、模様があれば分かりやすいのに」
一舞「なかなか意地が悪いしっ」
凛「ところで右端のパーツが見当たらないのだけれど」
纒「誰かお尻に敷いたりしてませんか?」
めう「めうじゃないめうー」
~フルーツパーラー「サムライフルーツ」~
咲子「ここではフルーツジュースも飲み放題なんですよ」
夏陽「そうなんだ」
まり花「わたしのお薦めはねっ!パイナップルジュースだよっ!味がねっ!すっごく濃いのっ!」
夏陽「でもフルーツがあるんだからそれを食べればいいんじゃ」
心菜「なっちゃんなっちゃん」
夏陽「なにここな……って!何そのグラスとストロー!」
咲子「わあわあ、とってもとってもハート型のカップル用ストローですっ」
心菜「一緒に飲も?」
夏陽「いいけど、何がいい?」
心菜「ココナッツはあるのかな」
夏陽「んー、ないみたい」
まり花(そういえば、ココナッツはフルーツでいいのかなっ?)
~その頃の一舞とめうと凛と纒~
凛「わっ!?」バシュ
一舞「っ!ちょ、ちょっと!りん強すぎだしっ!」バシ!
凛「め、面目ないわ……」
めう「めう!いぶぶナイスめうー!」バシ!
凛「うう」
めう「後はまととめう!まとと!狙いを定めてー!」
纒「ええ芽兎さん!えい!」バシ!
一舞「やったし!無事入ったし!」
凛「良かったわ」
纒「さああとこれを7回繰り返しますよ!」
めう「先が長いめう!」
一舞「今更だし」
~フルーツパーラー「サムライフルーツ」~
心菜「ふむ、もう間接的になんてアレだよね」
夏陽「あれって?」
心菜「なっちゃん、はい、これを咥えてて」
夏陽「あむ」
咲子「あれは野菜スティックならぬ果物スティックですね、あれはスイカです」
まり花「結構手間が掛かってると思うよっ!」
心菜「じゃあ」
夏陽「?」
心菜「あむっ」
夏陽「!」
まり花「ふぉおおおっ!二人で一つのスイカを端から食べてるよっ!」
咲子「ポッキーゲームならぬスイカゲームですね!」
まり花「さきちゃん、それはスイカ割りを思い浮かべるよっ」
心菜「あむ、あむ」
夏陽「!!」
まり花「なつひちゃん、食べなきゃダメだよー」
咲子(というか固まってる?)
心菜「あむ、もぐ、もぐ」
夏陽「あ、あm」
チュ
咲子「あらあら」
心菜「ん……なっちゃん、食べるの遅い」
夏陽「だ、だって急だったから……じ、じゃあもう一回!今度はパイナップルで!」
心菜「なっちゃんから言ってくれるんだ?」
夏陽「わ、悪い?」
心菜「ううん、悪くないよ」
夏陽「で、でしょう」
心菜「でも今度はなっちゃんも食べてね」
夏陽「だってここな食べるの早いんだもん」
まり花(りんちゃんに同じ事したら似たような反応かも)
~その頃の一舞とめうと凛と纒~
纒「……」
めう「……」ゴクリ
一舞「ね、ねえりん、今どういう状況なの?」
凛「今のところは観光屋が有利ね、だけど……」
一舞「だけど?」
纒「……む!やはり来ましたね!だがそれは読んでいます!罠発動!」
めう「めうーっ!やっためう!カウンター成功めう!」
一舞「よく分かんないけど、上手くいったみたいだし!やったし!」
凛「観光屋、こういう事はやはり得意なのね……」
一舞「っていうか相手は誰だし」
纒「では、私のターン!」
~フルーツパーラー「サムライフルーツ」~
夏陽「ふう、そろそろおなかいっぱい」
まり花「なつひちゃん、まだパフェがあるんだよっ?」
夏陽「わ、分かってるから今少し休んでるんじゃない」
心菜「なっちゃん、もうおしまいなの?」
まり花「おなかいっぱいなんだってー」
心菜「そうなんだ、じゃあ」ナデコ
夏陽「ん……こ、ここな?なんでおなか撫でるの?」
心菜「こうすれば消化が進むかと思って……」ナデナデ
夏陽「ど、どうかしら……///」
咲子「なつひちゃん、顔赤いですよっ」
~その頃の一舞とめうと凛と纒~
纒「エイッシャー!」カーン!
めう「めうー!決まっためう!やっためう!」
一舞「いやあ、ほんと長い道のりだったし」
凛「やっと終わりね……」
纒「いいえ、これで終わりではないですよ、これをここなつのお二人に運ばなければ」
めう「めうう、今から移動めう」
一舞「あとちょっとだし!がんばろ!」
纒「はい!」
凛(それにしても、果実を手に入れるくらいでこんなに様々な事をしなければいけないなんて……最近の果実農家は儲かっているのかしら……)
~フルーツパーラー「サムライフルーツ」~
心菜「お姉さん、まだかな」
夏陽「うん、私達のために頑張ってくれてるのはいいけど、やっぱりみんないないと……」
咲子「そうですねえ」
まり花「もう少しだと思うんだけどねっ」
纒「ええ、その通りですよ皆さん!」バーン!
心菜「お姉さん」
まり花「おかえり纒さんっ!」
咲子「という事は、ゲット出来たんですねっ!」
纒「勿論です!」
夏陽「他は?」
一舞「ここにいるし!」
めう「長く苦しい戦いだっためう」
凛「……」
咲子「わあわあ、みなさん、グッドタイミングですっ」
まり花「これでみんな揃ったねっ!」
めう(ひなひなは諸事情でいないめう)
纒「という訳で頑張ってこの果実を手に入れてきましたよ!」
心菜「なにかな」
夏陽「ドキドキするわね」
まり花「とっても楽しみなんだようっ」
咲子(まりかちゃんは知ってるんじゃ……)
めう「色々苦しい事もあったけど」
一舞「あたしらは奥ゆかしく語らないでおくし」
凛「その言葉で台無しなような気がするけど……」
纒「では、今回のお誕生日パーティーのメインディッシュの登場です!」
心菜「わくわく……」
纒「せーの、ドォン!」
心菜「……」
夏陽「……」
咲子「うっ、う、噂には聞いていましたが、とってもとっても、凄い匂いです……」
まり花「ふぉおおおっ!あのトゲトゲ!このなんか表現しにくい匂い!あれはまさにフルーツの魔王さんだよっ!」
一舞「あれをさあ、某ミスタービデオなヒゲ親父は蹴って持ち運んでたの?」
めう「きっと手に嫌な匂いが付くのが嫌だっためう」
纒「そう、日本ではなかなか入手が難しいクラドゥムトーン種のドリアンですよ!
クラドゥムトーン種は種がやや大きめで、果肉が他よりも甘いのが特徴です」
一舞「そう言われても他のドリアン食べたことある?」
めう「ないめう」
凛「だから珍しい果実を使ってパフェにしようっていう事だったんじゃないのかしら……」
纒「それにしても、ここなつのお二人、あまり驚いてませんね?」
夏陽「いやその、匂いが、ね」
心菜「頑張って隠してたけど……やっぱり臭ってた……」
纒「あらら」
夏陽「もうお姉さん、私達心配してたんだからね?」
心菜「お姉さん、遅いんだもん」
纒「ごめんなさい東雲さん、その、お誕生日ですから何か特別な事がしたかったんですよ、
だから霜月さんとかにも無理言って協力して貰いまして」
夏陽「気持ちは嬉しいけど、でもお姉さんがいないなんて嫌よ」
心菜「お姉さんも大事なんだから、ね」
纒「うう……お二人の心遣いが心に染みます……」
夏陽「勿論いぶきとかはんこめうとか黒髪先生もね」
一舞「なんか扱いが雑だしっ!?」
めう「いぶぶ、しょーがないめう」
凛「……」
夏陽「まあなんでもいいわ、折角ドリアン持ってきてくれたんだし、一緒にパフェにして食べましょ、お姉さん」
纒「いいんですか?」
夏陽「当たり前でしょ!あんなにいっぱい食べられないし、臭いし」
心菜「お姉さんも一緒にドリアン食べよ?」
纒「も、もう!今日はお二人のお誕生日なのに!ここなちゃん!なつひちゃん!」ギュ
夏陽「わ」
心菜「お姉さんったら急……ふふ」
纒「ああ、やっぱりここなつは最高ですね……♪」
咲子「ドリアン、お店の人に渡しておきますね」
一舞「さきこ、聞こえてないし」
……
纒「出来たようですよ」
まり花「わぁいっ♪」
一舞「う、実だけにしてもすごい匂い」
咲子「うーん、シャノワールに出すのは難しそう……」
めう「ちょっと食欲が沸かないめう」
凛「……」
夏陽「で、でも、食べてみれば美味しいかもしれないじゃない!凄く甘いらしいし」
心菜「たのしみ」
纒「じゃあ皆で食べてみましょう!」
まり花「いただきまーす!」
モグ
一舞「……たまねぎ」
めう「甘いたまねぎめう」
咲子「うーん……万人受けは難しそうですね……」
夏陽「……お姉さん、悪いんだけどちょっと除けていい?」
纒「ふむむ、匂いを打ち消す程度の甘さがあると聞いていたのですが……」
夏陽「お姉さんも苦手?」
纒「少なくともお酒には合いそうにありませんね」
夏陽「そ、そういう視点なんだ」
まり花「そう?わたしこの味好きだよっ?」
一舞「まりかは好き嫌いとかないじゃん」
心菜「私も、すき」
夏陽「流石ここなね!」
めう「なつつが自慢げめう」
纒「それでこそここなつです!」
夏陽「そうなんだ」
一舞「で、りんは」
凛「……正直言うわよ」
一舞「うん」
凛「……お代わりある?」
一舞「ええーっ!?」
めう「お、おったまげーめう……」
まり花「りんちゃん、ドリアン好きなんだねっ」
凛「いえ、その、なんというか、癖になるというか……匂いは気になるけど」
咲子(りんちゃんには需要があるみたい)
纒「ふむ、楽しめたのは3人ですか……もっと普通に高級メロン、とかの方が良かったですか?」
夏陽「ううん、そんなことないよお姉さん」
心菜「お姉さんが私達を思って特別なものを食べさせてくれたんだから、これでいいんだよ」
纒「うう、やっぱりここなつは最高ですっ……!」
夏陽「にゃはは」
心菜「ふふふ」
因みに、後日ドリアンの余りを冷凍にしたら、割とみんな美味しいって言ってました。
おわり
お疲れ様でした
少し早いですがここなつのお二人お誕生日おめでとうございます
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