注意:ホラーやキャラ崩壊の要素、SCP関連の画像添付があるかもしれません
小梅「は、始まりました…SCP紹介ラジオ…第10回目、です…」
小梅「この番組は…SCP Foundationという創作サイトの中から、私…白坂小梅がSCPを紹介していく番組、です…そして…?」
幸子「カワイイボクこと、輿水幸子が小梅さんのお話を皆さんと一緒に聞く番組です!」
小梅「この番組も、ついに10回目だね…」
幸子「むしろなんで10回も続いてるんですかこの番組…」
小梅「ディレクターさんが、ダメって言うまでは、続くよー…」
幸子「夜中にお手洗い行けなくなるボクの身にもなってください…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496409045
小梅「今日も、ゲストが来てくれてるよ…どうぞー…」
友紀「みんなー!こんばんはー!姫川友紀だよ!よろしくっ!」
小梅「友紀さん、こんばんは…宮城公演、お疲れ様…」
友紀「小梅ちゃんもお疲れさまー!いやぁ、あの球にはびっくりしたよー」
小梅「えへへ…でも、やっぱり打たれちゃったね…」
幸子「お二人とも、宮城公演お疲れ様です!カワイイボクは最後までおあずけですが、最高のスタートでしたね」
小梅「みんなで頑張って、幸子ちゃんが出る埼玉まで繋げるから…待っててね…」
小梅「それじゃあ、紹介はじめるよ…」
小梅「SCP-2206 - Maximum League Baseball (マキシマム・リーグ・ベースボール) Object Class: Euclid」
http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-2206 GreenWolf作
小梅「SCP-2206は、アメリカで放送されてるラジオ番組だよ…」
小梅「放送時間は大体夕方で、野球の試合がやってる時間と一致してるんだ…」
友紀「ってことは、野球中継ラジオ?英語分かんないけど、聴いてみたいなー」
小梅「このラジオは放送源が見つからなくて…どこから配信されてるかは突き止められるけど、その場所には何もないんだ…」
小梅「だから、このラジオは別の世界から放送されてて、その世界でやってる野球の番組じゃないかって言われてるよ…」
小梅「収容ができないSCPだから、このラジオがジョーク番組だって世間に思わせるように…財団が偽のホームページを作ったり、グッズ販売をして対処してるよ…」
幸子「なるほど…相変わらず財団は機転が利きますね」
小梅「このラジオから流れる野球は、いろいろルールが違うんだ…」
幸子「ルールが違う…3アウトじゃなくて4アウトまであるとかですか?」
小梅「ルールの違いは…まず、歩いて出塁することが無くて、塁に出るには、ヒットするしかないみたい…」
友紀「フォアボールもデッドボールもないってこと…?いろいろきっついなーそれ…」
小梅「それに、グラウンドがすごい広くて…塁間距離が55m、ホームベースから後壁の一番遠いところまで490mもあるよ…」
友紀「長っ!?守備スッカスカだし、490mってホームラン無理じゃん!」
小梅「他にも、チームの乱闘が合法で、死者が出るのも普通、ドーピング必須…選手も、強化手術を受けた人間、幽霊、アンドロイドが混じってるよ…」
幸子「もはやスポーツというか、何でもありすぎてよくわからないものになってますね…」
小梅「一番特徴的なのは、球団かな…実際にあるメジャーリーグ球団に対応してるチームが、ラジオ番組にも出てくるんだけど、それぞれ特徴がおもしろいんだ…」
小梅「例えば、ホームゲームのときは有名人を生贄に捧げてから試合するチームとか…」
小梅「マスコットキャラクターが、体重3トンの酸を吐いたり毒針を飛ばすトカゲのチーム…」
小梅「選手をクローンで補完し続けて30年選手名簿が変わってないチーム…」
小梅「試合前夜に他球団の選手を全員暗殺して、競技場外の暗殺禁止のルールの元を作ったチームとかがあるよ…」
友紀「え、えぇ…?」
小梅「ちなみに、その暗殺禁止ルールは、決まってから30年間撤回されなかったんだ…」
幸子「…もうどこから突っ込んでいいのか分からないんですが…」
小梅「サイトには、全部のチームの詳細が載ってるから、気になった人は読んでみてね…」
小梅「次のSCPは、これ…」
小梅「SCP-1234 - An Abandoned Bakery (パン屋の廃墟) Object Class: Keter」
http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-1234 Smapti作
小梅「SCP-1234は、1973年まで営業してたパン屋の跡地だよ…」
小梅「経年劣化以外は、内部の設備はちゃんとしてて、電気も水道も通ってるよ…」
友紀「パン屋かー、この前のアイチャレを思い出すねぇ」
幸子「みちるさん、パンの悟りを開いたかのような名言を連発してましたね…」
小梅「このパン屋は、普段はただの建物なんだけど…不定期に、準備期を経てから活性化するよ…」
小梅「準備期に入ると、近くの監視装置がおかしくなったり、近所の建物が停電になったり…」
小梅「そして、半径300mの人間や動物が、消えちゃうよ…」
友紀「き、消えちゃうの…?」
小梅「完全に活性化したら、建物の窓が不透明になって、ドアも窓も開かなくなるんだ…」
小梅「もし、建物の中に人がいるまま活性化したら…その人は、生きて発見されることはないよ…」
幸子「…ですよね」
小梅「朝の9時になると活性化は終わって、建物の中にある棚やケースの中に、200から500個のパイが補充されるよ…」
小梅「このパイ自体は特に変な効果は無くて、材料がちゃんとしたものだったら、普通に食べられるよ…」
友紀「ってことは、ちゃんとしてない材料のパイもある…ってこと?」
小梅「…さっき、準備期になると近くの人間や動物が消えるって話、したよね…?」
幸子「…まさか」
小梅「そう…この建物の近くにある、『食材』を使って、パイを作ってるんだ…」
小梅「食材に使われるのは、果物と野菜、非食用植物、昆虫、魚、鶏肉、赤身の肉…それと、人間だよ…」
友紀「う、うえぇ…」
小梅「このパイは、お店の中だけじゃなくて…半径5㎞にあるスーパーとかコンビニ、飲食店にも出現するんだ…お店が機械で読み取れるバーコードもくっついて、ね…」
幸子「な、なんて質の悪い…」
小梅「ちなみに、もし近くに食材になるものが無かったら…食材が消える範囲が、どんどん大きくなるよ…」
小梅「作ったパイを材料にすることはないから…ほっておくと、どんどん周りの生き物が消えていっちゃうよ…」
小梅「だから、準備期に入る前に、財団がちゃんとした食材を建物の近くに配達することで、被害の拡大を防いでるんだ…」
小梅「最後のSCPは…」
小梅「SCP-439-JP - ホームラン量産法 Object Class:Euclid→ Keter」
http://ja.scp-wiki.net/scp-439-jp watter12作
友紀「おっ、ようやくちゃんと野球っぽい話が来た?」
幸子「そういう期待はしないほうが…」
小梅「SCP-439-JPは、10段階に分けられる動作と、その影響だよ…」
小梅「その動作を連続して行ってからボールを打つと、ボールがすっごい飛ぶんだ…」
友紀「なにそれ詳しく教えて!」
幸子「友紀さんこれ作り話ですから…」
小梅「ふふっ…動作の詳細は、データが破棄されてるから分からないけど…結構特徴的だから、偶然発生するってことはほとんどないみたい…」
小梅「ボールの飛距離は、重量に比例してて…大体、重量(kg)×1000m飛ぶんだって…」
友紀「硬式のボールは140gくらいだから…140m…当たればホームラン間違いなしってことだね!…さっきの変な世界の野球じゃなければだけど」
小梅「実験結果だと…途中で何かにぶつかったり、風にあおられると、その分勢いは落ちちゃうみたい…」
小梅「重さに比例して飛距離が伸びるから…ラグビーボールを打ったら400m飛んだよ…」
幸子「400m飛ばすってもう人間じゃ不可能ですね…」
小梅「ちなみに、打ったときの衝撃はバットと腕に来るから…合金を埋め込んだ5㎏のボールを打ったら、バットは粉砕、打った人の腕は[編集済]だよ…」
幸子「…もはや大砲ですね」
実験439-10において事故が発生しました。以下は、その事故記録です。
事故記録439-01 - 日付19██/5/7
事故内容: D-45370に並べられた野球ボールを2球同時に打つように指示したところ、D-45370は空振りをしバットを放してしまいました。
バットは実験の補助として参加していた別のDクラス職員の頭部に直撃し、Dクラス職員の頭部は[編集済]。本実験ではD-45370に新たな負傷は見られませんでした。
D-45370にインタビューを行ったところ、故意ではなく先日の負傷により腕の感覚が鈍かったためであると主張。
D-45370は別のSCP任務に割り当てられ、同席していた研究員にはBクラス記憶処置を行いました。
分析: ボールではなくとも球体に近ければ影響が及ぶと予想される。また、バットがコントロールから離れてもSCP-439-JPは発生するようだ。
Dクラス職員の頭部に当たったのは幸運だったと言える。楕円形でも、表面に凹凸があろうと問題なくSCP-439-JPは発生し、そして重量物ほど飛距離がでる。
そこに例外があるという希望的観測はするべきではないだろう。 -サイト-81██責任者 ████
小梅「今日の放送は、ここまでだよ…」
友紀「変な話だったけど、野球っぽい話もあったし、面白かったよ!パン以外は…」
幸子「この放送がパンの風評被害にならないことを祈ります…」
小梅「大原ベーカリーのパン、美味しいよー…」
幸子「この流れで名前出したらさすがに怒られますから!」
小梅「お相手は、白坂小梅と…」
友紀「姫川友紀と!」
幸子「輿水幸子でした!」
小梅「ばいばーい…」
終わり
金沢の和牛ハンバーグ専門店は石川3日目に行きました。めっちゃ美味しかったです。
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