（14:55）

桃華「…」ﾍﾟﾗｯ

ありす「…」ｿﾜｿﾜ

桃華「…」ﾍﾟﾗｯ

ありす「」ｳｽﾞｳｽﾞ

（15:00）

ありす「！」ﾊﾞｯ

『アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ！キャハッ！』

『行楽日和うきうきトラベルガシャ　再登場！！！』

ありす「ついにこの日が…！」

桃華「…ありすさん、どうなさいましたの？」

ありす「桃華さん！ついに私の限定ＳＳＲが復刻しましたよ！」

桃華「…ああ、昨年のありすさんの…それはおめでとうございますですわ」

ありす「本当に、復刻まで長かったです…」

桃華「あら？でもありすさんは既にお持ちでは？」

ありす「そうですけど…えっ？桃華さんは持っていませんよね？」

桃華「持っていませんけど…」

ありす「えっ？このガシャは5月28日の15:00から31日の14:59までしか引けないんですよ！？」

桃華「あら、随分期間が短いのですわね」

なんでこんな乱立しちゃったんだ…？

ん～…誰かがスレタイコピペって乱立したんですかね？

とりあえずこのままこちらで書いていきます。

ありす「そうです！ですから引くのでしたら今すぐにでも引かないと！」

桃華「あら？わたくしが引くのですか？」

ありす「えっ…？引いてくれないんですか？」

桃華「だって…わたくしそこまでやりこんでおりませんし」

ありす「でもＭＶはちょこちょこ見てくれていますよね？」

桃華「まぁ…そのくらいは確かにしていますわね」

ありす「だったら、その中の私がこの青いドレスを着て踊るようになるんですよ！？引くしかないですよね！？」

桃華「ありすさん、ありすさんはスターリスカイやアクロスをお召しになっても十分に可愛らしいですわ」

ありす「あっ…ありがと…じゃなくってですね！」

桃華「ﾁｯ」

ありす「桃華さん！？」

桃華「うふふ、どうかいたしまして？」ﾆｺｯ

ありす「やだ素敵な笑顔…じゃなくて！私専用の衣装で踊らせてみたくはないんですか！？」

桃華「それは見ようと思えばありすさんの端末で見せていただけますし…」

ありす「そうかも知れませんけど！好きな時に見てみたいとか！自分の手に入れたいとか思わないんですか！？」

桃華「ふむ…つまり、ありすさんはわたくしに限定ＳＳＲを持っていて欲しいと」

ありす「べ、別にそこまでは言っていません…！」

桃華「あら、そうですの？」

ありす「そ、それに私の限定ＳＳＲは特技が珍しい回復です、あまりゲームが得意ではない桃華さんにもぴったりです！」

ありす「つまり桃華さん、ヒール・タチバナですよ！ヒール・タチバナ！」

桃華「ありすさん、どんがらしそうな口調はいささか危ないですわ！」

ありす「ですので桃華さん！回復も出来る便利で可愛い限定橘ありす、欲しくなりませんか！？」

桃華「ありすさん」

ありす「…なんです？」

桃華「つまり、わたくしのＭＶ編成に限定ありすさんを入れて色々なＭＶを見て欲しいと？」

ありす「う”…」

桃華「ありすさん？」

ありす「そ、そうです！」

（ガチャッ）

梨沙「おっは…」

ありす「（編成に）入れて！（色々な表情を）一杯見てください！！！」

梨沙「よ…ぉ…」

ありす「あっ…」

桃華「あら梨沙さん、ごきげんようですわ！」

梨沙「え～っと…うん、あたしは何も見なかったし聞かなかったから！ごゆっくり！」

ありす「梨沙さん！待って！あなたは何か重大な誤解をしています！」

梨沙「大丈夫！あたしはそういうの気にしないから！」

ありす「『そういうの』ってなんですか！だからそれが誤解なんです～～～！！！」

（少女説明中）

梨沙「あ～…つまり、ありすが桃華にガシャを引いて欲しくて暴走したと」

ありす「…まぁ、平たく言えばそういうことです」

桃華「まったく、ありすさんったら」

梨沙「ありすのＳＳＲねぇ…どれどれ、ログボで貰ってた石を使って1回は出来るわね」

ありす「引いてみるんですか？」

梨沙「いちおうユニットの仲間のだしね、あたしは課金してないしこれだけしか回さないけど」

ありす「…あっ、ロードしてますね！これは期待できますよ！」

（ﾁｬｰﾁｬﾁｬｯﾁｬｰﾁｬｰ）

梨沙「あら、刺繍付いてるわね」

ありす「！！！」

桃華「良いものなのですの？」

ありす「この封筒が来るとＳＳＲがほぼ確定で1枚以上入っているんです！」

梨沙「中身は…あら、ＳＳＲ1枚はあるわね」

ありす「他はＲですか…梨沙さんはＲは全種類持ってましたっけ？」

梨沙「いると思うわよ」

ありす「それなら新規ＳＳＲほぼ確定ですね」

梨沙「んじゃあＲは適当に飛ばして…」

（ﾊﾟｧｧｧｧ…）

『今どき裁縫が得意なんて…いや～ん健気～！自分で泣けてくる～！』

[はあとトゥハート]佐藤心 new

梨沙「しゅがはか～」

ありす「こういう所で出てくるあたり、佐藤さんも『持って』ますね」

？？？（はぁとって言えってんだろ☆）

ありす「！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

梨沙「ま、あたしはこんなトコね、桃華も1回くらいはやってあげたら？」

桃華「しょうがないですわね…」ﾄｺﾄｺ

ありす「あ、あれ？桃華さんどちらに？」

桃華「ちひろちゃま？」

ちひろ「え…はい、なんでしょう？」

（ｽﾊﾟｧｧｧｧｧﾝ!）

桃華「…こちらに50万円ありますわ、これでわたくしのアカウントにありすさんのＳＳＲを…」

ありす・梨沙「こらああああああああああ！！！」

桃華「…なんですの？」

ありす「ガシャを介さないで直接獲りに行く人がいますか！」

梨沙「というか札束で頬をはたくってのを本当にやんないの！あれはあくまで比喩よ！」

ちひろ「そ…そうですよ！それに直接言われても私にはどうしようもないですから！」

梨沙「ちなみに本音は？」

ちひろ「100万だったら危なかったです！」

桃華「でも…風の噂で聞くところによるとありすさんのＳＳＲというものは1枚50万円らしいじゃないですか」

梨沙「えっ、そうなの！？」

ありす「いやまぁ…ある意味間違ってはいませんが…」

桃華「でしょう？」

ありす「でも普通はもっと少ないですから！稀に物凄く運が悪い人がそうなるだけで…」

桃華「そういうことでしたら…しょうがないですわね、普通に回してみましょうか」

ありす「そうしてください」

桃華「では…」

（ﾁｬｰﾁｬﾁｬｯﾁｬｰﾁｬｰ）

…

……

………

桃華「う～ん…50連引いて特に目ぼしいものはありませんわね」

ありす「5回ですとそのくらいままありますが…横で見ていてもなかなか辛いものがありますね」

桃華「これが最後の10連ですわね」

ありす「頑張れ私…！桃華さんの元に来るんです…！」

（ﾁｬｰﾁｬﾁｬｯﾁｬｰﾁｬｰ）

桃華「あら、刺繍がついていますわね」

ありす「これは良い流れですね！」

梨沙「問題は中身よ、どうなってる？」

桃華「…虹色に光っている紙が1枚ありますわ！」

ありす「こいこいこいこい…」

（ﾊﾟｧｧｧｧ…）

『今どき裁縫が得意なんて…いや～ん健気～！自分で泣けてくる～！』

[はあとトゥハート]佐藤心 new

ありす・梨沙「佐藤おおおおおおおおおおおお！！！」

桃華「ふふっ、こういうものに一喜一憂するというのも楽しいものですわね」

ありす「そうですけど…はぁ、私のＳＳＲを引いてもらえなかったことは残念です」

桃華「…」

梨沙「ＳＳＲか～…あたしのもいつか出ないかしら」

ありす「村上さんのＳＳＲも最近出ましたから！きっと梨沙さんの番も近いですって！」

梨沙「でも…」

ありす「U149でも活躍しているんですから！絶対に大丈夫ですって！ほら、そろそろレッスンですから行きましょう！」

梨沙「ちょっ…わかったから！押さないの！」

桃華「ありすさん」

ありす「…何ですか？」

桃華「少し準備をしてから参りますので、お先に行っていてくださいます？」

ありす「…？はい、わかりました」

（バタン）

桃華「…さて」ｸﾙｯ

ちひろ（ﾋﾞｸｯ）

桃華「ちひろちゃま、少しお話をしましょう？」ﾆｯｺﾘ