未来「それでね、静香ちゃんがー」

翼「うんうん、あっ、未来！」

未来「えっ」

翼「逆だよ逆！　フィルターに火つけてるよ！」

未来「えっ！　嘘！　ごめん！」

翼「いや、わたしに謝られても……」


P「喫煙者あるある。フィルターに火をつける」

百合子「お疲れ様杏奈ちゃん！　いやー、手強かったねー！」

杏奈「百合子さんのバフがなかったらダメだった……」

百合子「いやいや！　杏奈ちゃんがあそこで宝具撃ってなかったらダメだったよー。さっ、凶骨も溜まったし、スキル上げに行こ！」

杏奈「あっ、待って……」

百合子「ん？」

杏奈「1回、ゆっくりタバコ吸いたい……」

百合子「あっ、うん。いいよ！　私も吸おうかな」

杏奈「……ありがと」


P「喫煙者あるある。一息ついたら吸いたくなる」

未来（あー、やっと一服……あれ？　あっ、ライター落とした……）

未来「静香ちゃーん。ごめんねえ。ライター貸してー」

静香「また？　もう、未来昨日もライター落としてたじゃない。これで我慢しなさい……」

未来「はーい……マッチ？　……なんでマッチ？」


P「喫煙者あるある。たまにマッチで吸いたくなる」

奈緒「美奈子遅いなー。タバコでも吸お。あれ。電話や」

美奈子「もしもし奈緒ちゃん」

奈緒「もしもし美奈子？　どしたん？」

美奈子「奈緒ちゃん、今ベランダでタバコ吸ってる？」

奈緒「え？　なんでバレたん！？」

美奈子「外からタバコの火が見えてるよー」

奈緒「あー……なるほど……あれ？　美奈子も吸ってへん？　赤いの見えるで」　


P「喫煙者あるある。部屋に匂いつけたくなくてベランダで吸う」

桃子「恵美さん。起きて。遅刻しちゃうよ」

恵美「んー……あと5分……」

桃子「それさっきも言ったよ。ほら、タバコ吸って目覚まして」

恵美「あーい……うわ、寒っ！　外寒っ！」

桃子「雪降ってるからねー」

恵美「知ってるなら言ってよ！　桃子！　半纏とって！　半纏！」

桃子「はいはい。桃子も吸うから」

恵美「あのさ、桃子」

桃子「なに？」ｽﾊﾟｰ

恵美「換気扇の下」

桃子「ダメ！　桃子も我慢してるんだから！　それに、寒い空気の下で吸うのもおいしいでしょ？」

恵美「アタシは桃子と吸う方がおいしいけどなー」ｽﾊﾟｰ

桃子「！　そ、そうやってカッコつけて騙そうとしてもダメだからね！」

恵美「あ、バレた？」


P「喫煙者あるある。寒い空気の中で吸うのもまたおいしい」

志保「静香ってなんで吸ってるの？」

静香「え？　あー……なんでだっけ。忘れちゃった。志保は？」

志保「……さあ、忘れちゃったわ」

静香「なによそれ。自分で聞いておいて」

志保「なんとなくよ。なんとなく」

志保（あなたが吸ってたから……って言ったら、あなたはどう思うかしらね）


P「喫煙者あるある。吸い始めたきっかけは忘れがち」

琴葉「海美ちゃん、灰皿の使い方雑じゃない？」

海美「え？　てうわっ！　琴葉の吸い方めっちゃ綺麗！」

琴葉「真似していいよ」

海美「いやー。さすがに吸殻をそこまで綺麗に並べるのはちょっと……」


P「喫煙者あるある。他人の喫煙マナーが気になる」

琴葉「恵美、起きて。始発出るわよ」

恵美「ん……まって、行く前に1本……」

琴葉「恵美。それタバコじゃなくてポテトよ」


P「喫煙者あるある。タバコとタバコ以外のものを間違える」

恵美「静香ー、ライター貸してー」

静香「はい、あれ、恵美さんまた銘柄変えました？」

恵美「あれ吸ってた男と別れてさー」

静香「またですか」

恵美「またってなにさ！　静香がアタシと付き合ってくれんの！？」

静香「……私で、よければ」


P「喫煙者あるある。他人の銘柄も気になる」

昴「おっ、行け行け行け！　よっしゃ！　ホームラン！」

百合子（昴さんは元気だなあ……）ｽﾊﾟｰ

昴「あー楽しかった！　お疲れ百合子！」

百合子「私はなにもしてませんけどね……はい、ライターとタバコ」

昴「サンキュー！　……あー！　うまい！」


P「喫煙者あるある。運動後の一服は最高にうまい」

琴葉「美也！　美也！　起きて！　美也！」

美也「……おや〜？　琴葉ちゃんではありませんか〜。おはようございます〜」

琴葉「おはようございます〜じゃないでしょ！　また寝タバコになってる！」

美也「あら〜」

琴葉「あら〜じゃないでしょ！　もう、仕方ないんだから……」


P「喫煙者あるある。寝タバコ」

未来「恵美さーん。何吸ってるんですかー？」

恵美「お？　吸う？　これね、吸ってる途中で味変わるよ」

未来「へー！　……恵美さん。味変わりませんよ？」

恵美「……あんた、ちゃんとカプセル潰した？」


P「喫煙者あるある。カプセルを潰すのを忘れる」

可奈「志保ちゃんさ。あの喫茶店行かなくなったよね。なんで？」

志保「そう？　たまに行くわよ。たまにね」

可奈「……ほんとに？」

志保「……あそこ。喫煙室ないから」

可奈「あー……」


P「喫煙者あるある。タバコ吸えるか吸えないかで店を選びがち」

翼「ねえジュリアーノ〜。100円貸してー」

ジュリア「またかよ！　この前も貸したろ！　何買ってんだよ！」

翼「タバコ〜」

ジュリア「やっぱりな！　今手持ちないからあたしの吸っとけ！」


P「喫煙者あるある。どんなに金がなくてもタバコ代は捻出する」

このみ「莉緒ちゃん聞いた？　あそこの喫茶店喫煙室なくなるらしいわよ」

莉緒「え？　あの駅前の？」

このみ「そうそう。朝通ったんだけど工事してたわ」

莉緒「嘘でしょー。あそこ気に入ってたのに」

このみ「駅前で吸える店も無くなってきたわねー」

莉緒「喫茶店でタバコが吸えないなんて……」

このみ「そうよねえ」


P「喫煙者あるある。タバコが吸えない喫茶店なんて……って会話」

昴「朋花っていつから吸ってんだっけ」

朋花「1ヶ月前くらいですかね〜」

昴「へー。あ。すいませーん。バージニアのソフィアくださーい」

朋花「じゃあ私はえー……77番を」

昴「朋花……ほんとにまだ吸い出して1月？　俺番号で選ぶ人初めて見たんだけど……」


P「喫煙者あるある。タバコは番号で買うもの」

翼「はぁ……もういや……」

静香「翼……？　どうしたの？」

翼「あのね静香ちゃん……マイルドセブンが、メビウスになるんだって……」

静香「なんだ」

翼「なんだってなに！　静香ちゃんは銘柄が変わったことがないからそんな他人事みたいな態度が取れるんだよ！」

静香「どうどう」


P「喫煙者あるある。合併とかで銘柄が変わった時の絶望感は異常」

千鶴「コロちゃんコロちゃん。さっきからなにをそんなに悩んでますの？」

ロコ「ロコの考えてるパースがうまくフィットしないんですよ……あとロコの名前はコロじゃなくてロコです！」

千鶴「あらあら。タバコでも吸ってリラックスしてきてはどう？」

ロコ「あー……このアートをメイク始めてからもうワンボックス吸ってるんですよね……」

千鶴「……考え事をしながらだと本数が増えるものですよ。仕方ありませんわ」


P「喫煙者あるある。作業中は本数が増える」

莉緒（ふぁー……ねむ……あれ、あそこにいるの……）

莉緒「桃子、おはよう」

桃子「ん？　おはよう、莉緒さん」

莉緒「……まさか、喫煙所前で桃子に会うだなんてね」

桃子「……次の電車まで時間あるし」

莉緒「そうよねえ……あっ、そうだ」ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝ、ｶﾞｺﾝ

桃子「？」

莉緒「はいこれ。ホットコーヒー。お姉さんのおごりよ」

桃子「ありがと。コーヒーと一緒だとおいしいよね」

莉緒「そうねえ」


P「喫煙者あるある。コーヒーとセットのタバコは至高」

エレナ「コトハ〜、何聞いてるの〜？」

琴葉「ああ。今度の新曲のデモよ。エレナも聞く？」

エレナ「聞く聞く〜♪　ンー、音楽聞きながら吸うタバコ吸いながらは美味しいネ〜。それがコトハの曲ならなおさら美味しいヨー」

琴葉「もう……ありがと」


P「喫煙者あるある。好きな音楽を聴きながら吸うタバコはうまい」

恵美「あー美味しかった。ごちそうさま！　お皿はアタシが洗おうかな」

志保「じゃあお願いします」

恵美「ほーい。その前に……あー、志保の手料理食べたあとのタバコは美味しいなー」

志保「また適当な事言って……」


P「喫煙者あるある。食後に吸うタバコはうまい」

静香「風花さん、風花さん、朝ですよ。起きてください」

風花「ん……おはよう、静香ちゃん……」

静香「ふふっ、おはようございます。よっぽど疲れてたんですね。よく寝てましたよ」

風花「そうね……あー頭痛い……タバコタバコ……はー……生き返る……」ｽﾊﾟｰ

静香「寝起きのタバコってなんであんなに美味しいんでしょうね」ｽﾊﾟｰ


P「喫煙者あるある。寝起きのタバコはうまい」

このみ（あー寒……灰皿が外にしかないのもきついわよねえ）

P「こーのみさん」

このみ「っ！　プロデューサー。お疲れ様」

P「お疲れ様です。あれ、どこだ」

このみ「はい、ライター」

P「ありがとうございます。はー、美味しい。室内に喫煙室があればなあ」

このみ「シアターは吸わない子も多いし仕方ないわよ」　

P「ですよね……さ、もうひと頑張りしますか！」

このみ「ええ、今日中にあの書類の山を片付けるわよ！　プロデューサー！」

P「ははっ、望むところですよ！」


P「喫煙者あるある。誰かと吸うタバコが一番美味しい」