（あかりの部屋）

／ドｯﾀﾊﾞﾀ＼


あかり（･･･？）

あかね「けど、どんなに愛しくてもあかりは妹･･･」

あかね「どうやっても、私とは結ばれない運命なのよね･･･」ｸﾞｽﾝ

あかね「･･･ああ、憎い」

あかね「姉妹で結婚しちゃいけないなんて法律を作った人間が、憎い･･･！」ｷﾞﾘﾘﾘ･･･

（あかりの部屋）

／ｷﾞﾘﾘﾘ･･･＼


あかり（･･･？？）

あかね「ああもうっ！」

あかね「あかりと結婚するにはどうしたらいいのぉーっ！？」

ﾄﾞﾀﾝﾊﾞﾀﾝ

（あかりの部屋）

／ﾄﾞﾀﾝﾊﾞﾀﾝ＼


あかり（お、お姉ちゃんどうしたんだろ･･･？）

あかね「･･･」

あかね「そうよ。そうだわ」

あかね「あげちゃえばいいんだ･･･」


あかね「結婚式」

（あかりの部屋）


ﾄﾝﾄﾝ･･･

あかり「はーい」

ｶﾞﾁｬﾘ

あかね「あかり？ちょっといいかしら」

あかり「あ、お姉ちゃんどうしたの？さっき、お部屋でバタバタ音がしてたよ？」

あかね「あ、あらいえ何でもないのよ」

あかね「それよりあかり、今度のお休みの日空いてる？」

あかり「今度の？うん」

あかね「なら、お姉ちゃんの用事に付き合ってもらえるかしら」

あかり「用事？何するの？」

あかね「それは当日までのお楽しみ。いい？」

あかり「うん、いいよ」

あかね「あ、あとね、その日はお父さんとお母さん居ないから･･･」

あかね「あかりのお友達を呼んで、みんなでお家でご飯食べましょ？」

あかね「私もともこを呼ぶわね」

あかり「みんなで？わぁ、楽しみ！じゃああかりみんなに連絡しておくね」

（数日後）


あかね「あかり、いい？」

あかり「うん、お待たせお姉ちゃん」

あかね「フンフン･･･」

あかり「･･･ところでお姉ちゃん、どこに行くの？」

あかね「あ、そうそう言ってなかったわね。ウェディングプラン相談所よ」

あかり「ウェディングプラン相談所？何をするの？」

あかね「それは、行ってからのお楽しみ」

あかり「ふーん･･･？」

（ウェディングプラン相談所）


あかね「あの、予約していた赤座ですけれど･･･」

受付「ああお待ちしておりました。少々お待ちください」

あかり「お姉ちゃん、何をするのかそろそろ教えてよ」

あかね「ああ、そうね」

あかね「ウェデングドレスの試着をしようと思って」

あかり「う･･･」

あかり「ウェディングドレスぅー！？」

あかり「お、お姉ちゃん誰かと結婚するの！？」

あかり「あかり、何も聞いてないよぉ！」

あかね「ちょっとあかり、声が大きいわ」

あかり「あ･･･」

あかね「ただ試着してみるだけよ。一度着ておこうと思って」

あかり「な、なんだぁ」

あかり「もうお姉ちゃん、ビックリさせないでよぉ！」ﾌﾟﾝｽｶ

あかね「ウフフ、ごめんねあかり？」

あかり「誰かと結婚する予定なのかと思っちゃった」

あかね「やーね、そんなわけないじゃない」

あかね「（あかり以外と）結婚する予定なんてないわ」

あかり「そ、そうだよね･･･。はぁ、驚いた」


受付「お待たせしました、こちらへどうぞ」

あかね「あ、はーい。じゃああかり、ちょっと待っててね」

あかり「あ、うん」

あかり（はぁ、お姉ちゃん急にウェディングドレスなんて言い出すからビックリしたよぉ）

あかり（誰かと結婚するのかと思っちゃった）

あかり（けれど、お姉ちゃんも何年かしたら結婚してもおかしくない年なんだよね･･･）

あかり（何だかちょっと寂しいな）

（数分後）


あかね「お待たせ」

あかり「え？お、お姉ちゃん･･･」

あかね「ん？どうしたの？」

あかり「すっごく、綺麗だよ！」

あかね「あらあかりったら、ウフフ･･･」

カメラマン「それじゃ、こちらでお写真撮りまーす」

あかね「あ、はーい」

あかり「すごーい、お姉ちゃん見違えちゃったよ」

カメラマン「はい、もう少しアゴを引いて･･･はい、撮りまーす」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

あかり（お姉ちゃん、綺麗だなぁ･･･）

あかり（いつものお姉ちゃんじゃないみたい）

カメラマン「はい、今度は右を向いてください。はい、いいですね」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

あかり（･･･お姉ちゃんがお嫁さんに行っちゃったりするのはちょっと寂しいけど）

あかり（その時が来たら、あかり、応援するよ）

カメラマン「はいどーもお疲れ様でしたー」

あかね「フゥ、変な顔になってなかったかしら？」

あかり「ううん、お姉ちゃん綺麗だったよ」

あかね「あら嬉しいわ、ウフフ･･･」

あかね「あかり。折角だからあかりも着てみない？」

あかり「え？あ、あかりも？あかりにはまだ早いよぉ」

あかね「そんな事ないわよ。将来のために今のうちに慣れといた方がいいわよ。ね？」

あかね「もう予約も取ってあるし」

あかり「ええ？あかりの分も予約してあるの？しょうがないなぁ」

あかね「それじゃすいません、この子をお願いしますね」

受付「はい、かしこまりました。こちらへどうぞ」

あかり「うう、ちょっと恥かしいな･･･」

（１０分後）


あかり「ど、どう？」

あかね「あ、あかり･･･」

あかね「綺麗！とっても綺麗よ！」

あかり「そうかな、えへへ」

あかね「スマホで写真撮らなきゃ！」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

あかり「お姉ちゃん、ちょっとテレ臭いよぉ」

あかり「けど、やっぱりちょっと大きいね」

あかね「う、うんまあ、さすがに中学生用のドレスはないわよね･･･」

カメラマン「それじゃ、こちらでお写真撮りまーす」

あかり「あ、はーい」

あかね「行ってらっしゃい、あかり」

カメラマン「はい、もう少しアゴを引いてください」

あかり「こ、こうですか？」

カメラマン「はい、いいですね」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

あかね（ウフフ、あかりったら緊張しちゃって）

あかね（可愛いわよ、あかり）

あかね（私のお嫁さん、なーんて）

あかね（ウフフフフ･･･）

あかり（お、お姉ちゃんさっきからずっとニヤニヤしっぱなしだよ？）

カメラマン「はいどーも、お疲れ様でしたー」

あかり「ふぅ、緊張したぁ」

あかね「お疲れさま、あかり。綺麗だったわよ」

あかり「そ、そうかなぁ･･･。えへへ」

あかね「それじゃ、今度は一緒に写りましょ？」

あかり「え？一緒に？」

あかね「ええ、折角だから記念にね」

あかり「うん、いいよ」

カメラマン「はーい、それじゃ撮りまーす」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

あかり（お姉ちゃんと並んで写真撮るなんて･･･）

あかり（あかりの貧乳がよけい強調されちゃいそうだよ）ｽﾞｰﾝ

カメラマン「はーい、お疲れ様でしたー」

あかり「ふぅ、じっとしてなくちゃいけないから大変だね」

あかね「ウフフ、そうね」

あかり「写真、どんな風に撮れてるかなぁ」

あかね「ええ、楽しみね」

（数十分後）


受付「赤座様、お待たせいたしました。お写真のほう現像終わりました」

あかね「はーい。･･･あら」

あかり「お姉ちゃん、見せて見せて？」

あかり「わぁ･･･」

あかね「ウフフ･･･」

あかり「お姉ちゃん、すごく綺麗」

あかね「あかりも素敵よ」

あかり「お姉ちゃんと一緒に写ったこの写真、あかり、一生大事にするね」

あかね「ええ。お姉ちゃんはお墓まで持っていくわ」

あかり「そ、それはちょっと大事にし過ぎだよぉ」

あかね「それじゃ、そろそろ帰らないとね」

あかり「みんが来るから、これから腕によりをかけてご馳走つくらなきゃ」

あかり「あ、そうだね。あかりも手伝うよ」

ケンカはノンノンノートルダムよ

（夕方、あかりの家）

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ･･･

あかり「あ、はーい」

ｶﾞﾁｬ

結衣「今日はー」

京子「おーっす、あかりー」

あかり「あ、結衣ちゃんに京子ちゃんようこそー」

あかり「ちなつちゃんは？」

結衣「お姉ちゃんと一緒に来るって言ってたよ」

京子「それより、あかりの姉さんが夕飯ご馳走してくれるってマジ？」

あかり「うん、お姉ちゃんお料理とっても上手なんだよ」

京子「よーっし、食べまくってやるぞー！」

結衣「お前は少しは遠慮しろ」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ･･･

あかり「あ、はーい」

ｶﾞﾁｬ

ともこ「今日はー」

ちなつ「今日はー、あかりちゃん」

あかり「あ、ちなつちゃんにともこさん、今日は」

ともこ「お呼ばれしたから来ちゃいました」

ちなつ「今日は呼んでくれてありがとね、あかりちゃん」

あかり「ううん、さぁさぁ入って入って」

（居間）

結衣「お邪魔しまーす」

京子「え？うわぁ･･･」


京子「す、すっごいご馳走･･･！」

あかり「そうでしょ？お姉ちゃんすっごく張り切ってたから」

ちなつ「これ、全部あかりちゃんのお姉ちゃんが作ったの？」

あかり「うん。あかりもちょっと手伝ったけど」

ともこ「あかねちゃん、料理の才能もあるのね、ステキ･･･」

あかね「あら、皆さんよく来てくれたわね」

結衣「あ、今晩はー」

京子「どーもーっす、お邪魔してまーす」

ともこ「あかねちゃん、すごいご馳走ね」

あかね「ええ、（あかりとの披露宴だから）ついつい力が入っちゃったわ」

ともこ「今日は呼んでくれて本当にありがとうね」

あかね「ええ。（私とあかりの披露宴を）楽しんで行ってね」

あかね「さて、みんな席についた？」

京子「よっしゃー、食うぞー！」

結衣「だからお前は少しは遠慮しろ」

ちなつ「あかりちゃんのお姉ちゃんって、すごいね」

あかり「うん。自慢のお姉ちゃんなんだ」

ともこ「ああ、これがあかねちゃんの手料理なのね･･･」

あかね「それじゃあ、お食事を始めましょうか」

あかね「･･･と、その前に」

京子「ん？」

あかね「ちょっと、挨拶をしたいと思いまーす」

京子「えー？挨拶なんていいから早く食べましょうよー」

結衣「こら京子」

あかり「お姉ちゃん、そんなに改まってどうしたの？」

あかね「えー、本日はお日柄もよく」

あかね（･･･赤座家の披露宴に）ﾎﾞｿ

あかね「お集まり頂きましてありがとうございます」

結衣「ん？」

京子「今何かボソッと呟かなかった？」

あかね「私たち二人のために、こんなに集まっていただいて」

あかね「今、私はとっても感動しています･･･」ｸﾞｽ

あかり「お、お姉ちゃん大げさすぎだよ？」

京子「いえいえ、私はおいしいものが食べられれば別にそれでー」

結衣「おいこら」

あかね「これからも、私たち二人をよろしくお引き立て願いしまーす」

京子「イエーイ！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

結衣「こちらこそよろしくお願いします」

ちなつ「あかりちゃんのお姉ちゃんって、礼儀正しいんだね」

あかり「もう、改まって挨拶なんてしなくていいのに」

ともこ「これからも宜しくね、あかねちゃんにあかりちゃん」

あかね「今日は飲んで食べて、思いっきり楽しんでいってくださいね」

京子「さぁ、やっと食べられる！」

結衣「全くお前は･･･」

ちなつ「ありがとうございますねー、あかりちゃんのお姉さん」

ともこ「あかねちゃん、ありがとうね」

あかり「もう、挨拶なんていいのにお姉ちゃん」

あかね「さぁ、次はあかりの番よ」

あかね「あ、あかりは別にいいよ？」

京子「さってー、いただきまーす。んおっ、すっげーんめーコレ！」

結衣「本当、プロみたいな味だ･･･」

ちなつ「あ、あかりちゃんのお姉ちゃんすごい料理上手だね？」

あかり「でしょ？」

ともこ「うん、すごくおいしいわ」

あかね「あら、嬉しいわ」

ちなつ「あかりちゃんのお姉さん、きっといいお嫁さんになるね」

あかり「そうでしょー？」

あかね「あらあら、照れちゃうわ」

京子「結婚相手は幸せだなー」

あかね「あら、お世辞言っても何も出ないわよ、ウフフフ･･･」

あかり「お姉ちゃんも今日はすごくご機嫌だね」

京子「フゥー、食った食った･･･もう何も入らん･･･」

結衣「全く、がっつき過ぎだお前は。私も食べ過ぎたけど」

ちなつ「おいしかったねー、お姉ちゃん」

ともこ「ええ、感動したわ」

あかり「ふぅ、あかりもお腹いっぱい」

あかね「皆さん、食後にケーキはいかが？」

京子「え？ケーキ？食べる！」

結衣「何も入らないんじゃなかったのかよ」

あかり「お姉ちゃんが作ったんだよ」

ちなつ「本当に？ケーキも作れるんだ、すごい！」

ともこ「あかねちゃんって、本当に何でもできるのね」

あかね「ちょっと待っててね」

あかね「じゃーん」

京子「おお、すっげー！ちゃんとデコレーションまでされてる！」

結衣「ものすごく本格的ですね？」

ともこ「これ、手作りなの？すごーい」

ちなつ「お店で売ってるヤツみたいだね」

あかり「あかりも手伝ったんだ」

あかね「それじゃあかり、切り分けるの手伝って？」

あかり「あ、うん」

あかね「じゃ、あかり、ナイフをこう持って」

あかり「お、お姉ちゃんと一緒に切るの？」

京子「お！まるで結婚式のケーキカットじゃん！よっ、ご両人！」

結衣「こら京子、変な冗談はやめろよ」

ちなつ「全くもう、京子センパイは」

ともこ「あかねさん、妹さんと本当に仲がいいのね」

あかね「そうね、ウフフ･･･。写真撮ってもいいのよ？」

京子「言われなくてもー！」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

あかり「も、もう京子ちゃん」

結衣「おいこら、全く。すいませんね京子が」

あかね「あらいいのよ」

京子「お二人の初めての協同作業です！皆さん拍手を！」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

結衣「お前はいいかげんにしろ」

ちなつ「あかりちゃん、おめでとー」

あかり「もー、ちなつちゃんもやめてよー」

あかね「ウフフフ･･･。あとでその写真頂戴ね」

ともこ「あかねちゃんって、とってもノリがいいのね」

京子「フゥー、ケーキも美味かったし、満足満足！」

ちなつ「美味しかったね、お姉ちゃん」

ともこ「ええ、本当にそうね」

結衣「お姉さん、本当に今日はありがとうございました。何てお礼を言ったらいいか･･･」

あかね「あら、いいのよお礼なんて」

京子「そうだ結衣、お礼に何かやれ！」

結衣「お前が言うな」

あかね「じゃあそうね、歌でも歌ってもらおうかしら？」

結衣「え？」

あかね「なーんてね。冗談よ」

京子「お、いいじゃないですか！結衣ー、一曲歌えよー」

結衣「何でだよ」

京子「いいじゃんいいじゃん、盛り上げろよ結衣ー」

結衣「･･･」

結衣「じゃあ京子、お前も来い」ｸﾞｨ

京子「え？ちょちょ、ちょっと私もやるの？」

ちなつ「言い出したのは京子センパイですからね」

あかり「結衣ちゃん、無理にやらなくていいんだよ？」

結衣「えー、それでは一曲披露したいと思います」

結衣「曲はスマップの、シェイク！」

京子「い、イエーイ･･･」

ちなつ「結衣センパイ、がんばってー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

あかり「京子ちゃん、自業自得･･･」

あかね「あらまぁ、本当に歌ってくれるなんて」

ともこ「あかりちゃんのお友達っていい子ね」

京子「･･･チャラッチャ～、チャラッチャー･･･」

結衣「♪今日会わないって　君の電話　僕もいまそう　思っていた」

結衣「♪テレパシーみたいで嬉しい」

京子「チャラッチャ～、チャラッチャー･･･」

ちなつ「ヒューヒュー、結衣センパイカッコイイですよー」

あかり「結衣ちゃんはやっぱり歌上手いね」

結衣「♪明日は休みだ　仕事もない　早起きなんて　しなくてい」

結衣「♪君と昼まで寝れそう」

京子「チャラッチャ～、チャラッチャー･･･」

結衣「♪あー渋滞のタクシーも」

京子「チャラッチャ～、チャラッチャー･･･」

結衣「♪あー進まなくたって　イライラしない」

京子「チャラッチャ～、チャラッチャー･･･」


結衣「･･･」

結衣「チャラッチャーだけじゃなくてお前も歌えよ！」

京子「だ、だって歌詞よくわかんないし･･･」

ちなつ「もう、京子センパイのせいでで台無しですよ」

あかり「結衣ちゃん、上手だったよー」

あかね「ウフフ、（披露宴を）盛り上げてくれて嬉しいわ」

ちなつ「じゃあね、次は私とお姉ちゃんで歌お？」

ともこ「え？ええ、いいわよ」

あかり「わぁ、ちなつちゃんも歌うの？」

あかね「あらあら、ともこまで」

ちなつ「それじゃ、曲はパフュームで」

ともこ「チョコレイトディスコでーす。せーの」

ちなつ「チョコレイトディスコ♪チョコレイトディスコ♪」

ともこ「チョコレイトディスコ♪チョコレイト、ディスコ♪」

京子「いえーい！ちなつちゃんも、お姉さんも上手だねぇー」

結衣「聞く側に回ったら急に元気になったな」

あかり「あかり達も何か歌おっか？」

あかね「いいえ、主賓は黙って見てればいいのよ」

あかり「主賓？」

―――
――
―

京子「あーっ、今日は楽しかったなー」

結衣「本当に、今日はありがとうございました」

あかね「いえいえ、こっちこ跡片付け手伝ってくれてありがとうね」

ちなつ「お料理、おいしかったです。感動しちゃいました」

ともこ「あかねちゃんって、本当に何でもできるのね」

あかね「あら恥かしいわ、ウフフ･･･」

京子「じゃーあかり、またなー」

結衣「お邪魔しました」

ちなつ「じゃあね、あかりちゃん」

ともこ「あかねちゃん、また学校でね」

あかり「みんな、気つけてねー」

あかね「ええ、またね」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

あかり「今日は楽しかったね」

あかね「ええ、最高だったわ」

あかり「また今度やろうよ」

あかね「あ、あらあかりからそんな積極的に･･･」

あかね「そうそう何回もやるもんじゃないけれど」

あかね「どうしようかしら。あかりがそんなに望むなら、ウフフ･･･」

あかり「？」

あかね「あら、そろそろ９時ね」

あかね「あかり、今日は疲れたでしょう？」

あかね「もう寝る時間よ」

あかり「うん」

（深夜、あかりの部屋）


あかね（･･･さて）

あかね（この時が来たわね）

あかね（結婚した二人が、初めて迎える夜･･･）




あかね（結婚初夜･･･）


あかり「すー、すー･･･」

あかね（結婚式もあげたし）

あかね（あとは、あかりと初めての一夜を･･･）


あかり「すー、すー･･･」

あかね（いいわよね？あかり。私達結婚したんだから）

あかね（愛し合って当然よね？）


あかり「すー、すー･･･」

あかね（･･･）

あかね（･･･なーんて）

あかね（流石にそれはやり過ぎね）


あかり「すー、すー･･･」

あかね（･･･あかり、今日は楽しかったわ）

あかね（お姉ちゃん、最高に幸せだったわよ）ｵﾃﾞｺﾁｭ

あかり「ん･･･すー、すー･･･」

（次の日、あかねの部屋）


あかね「さてっ、結婚式もあげたし･･･」

あかね「次は、新婚旅行よ！」

あかね「どこがいいかしら？ハワイ？ヨーロッパ？」

あかね「ああもう、バイト増やさなきゃ･･･」

あかね「けどあかりのためなら、お姉ちゃんいくらでも頑張るわよーっ！」ドｯﾀﾊﾞｯﾀ


／ドｯﾀﾊﾞｯﾀ＼

あかり（お、お姉ちゃん、またどうしたんだろ？）



終わり