桃華「抱きしめてキスしたい」 (26)
モバP「可愛い過ぎて辛い」
ちひろ「誰がですか?」
モバP「桃華」
ちひろ「そうですか」
カタカタカタカタカタカタカタ
モバP「待って待ってお願い聞いて?」
ちひろ「嫌ですよ、勤務中の私語は慎んでください」
モバP「厳しすぎる....」
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カタカタカタカタカタカタカタ
モバP「....桃華可愛いなあ」
ちひろ「......」カタカタ
モバP「番組のオーディション落ちちゃった後に冷静に自己分析して次に活かそうとするのほんと偉い」
ちひろ「..........」カタカタ
モバP「でもその後メッチャ悔しそうにしてレッスンに打ち込みまくるの可愛い過ぎる」
ちひろ「...............」カタカタ
モバP「帰りの車の中でちょっと弱音吐いちゃうのも胸が締めつけられる」
ちひろ「........................」カタカタ
モバP「はぁ」
モバP「抱きしめてキスしたい」
ちひろ「もしもし早苗さん」
モバP「早過ぎでしょ」
モバP「ウェイウェイ待ってよちひろさん。その通報から良い結果は生まれない」
ちひろ「性犯罪者を一人始末できますよ?」
モバP「じゃあ仮に僕が逮捕されたら誰が桃華のプロデュースをするんですか」
ちひろ「獄中からやってもらいますよ」
モバP「無茶言うなぁ」
ちひろ「だいたい成人男性が10以上も年下の女の子にキスしたいとか犯罪でなければ何だって言うんですか」
モバP「それは正論」
モバP「でも僕はマウストゥマウスとは言ってない。手とかオデコとか首とかお腹とか色々あるじゃないですか」
ちひろ「徐々に犯罪度高めていくのやめてください」
モバP「桃華はまだ女の子なんです。心が大人になりきってない相手にマウストゥマウスを迫るほど、僕は馬鹿じゃあないですよ」
ちひろ「いろいろ気持ち悪い」
ちひろ「とりあえず仕事してください。12歳の女の子に欲情するのは家で勝手にやっててください」
モバP「ちょっと語弊がある」
ちひろ「仕事はバッチリできるんですから頑張ってくださいよ。それ無しだと本当にただの悪質な性犯罪者ですからね」
モバP「ぐぅ、仕方ない。マジメにやるか」
ガチャ
桃華「ただいま戻りましたわ!」
モバP「ん。お帰り櫻井」キリッ
ちひろ「お帰りなさい桃華ちゃん」
桃華「ふふ、今日の撮影もバッチリでしたの。聞いてくださる?」
ちひろ「えぇもちろん。じゃあお茶をいれてきますね」
桃華「助かりますわ」
モバP「今日は雑誌の撮影だったね。一人で向かわせて済まない」
桃華「いいえ、子供扱いしてもらっては困りますわ! もう電車も一人で乗れますし、心配ご無用ですの」
モバP「ははは、そうか。確かにいらない心配だった」
桃華「....でも現場には事務所の誰もいなくて、少し.....少しだけ寂しかったですわ」
モバP「そうか。....よし、次の現場は僕も着いていくよ」
桃華「本当ですの?! 約束ですわ!」
モバP「うん、約束だ」ナデナデ
桃華「あ、ふふっ」
ちひろ(キャラが違いすぎる)|カベ
―――翌日
オハヨウゴザイマス オーオハヨウ
モバP「よし櫻井。今日はバラエティだ。台本を見ても分かる通り、君のお嬢様としてのポテンシャルが大きく求められている。つまり」
桃華「いつも通りですわね♪」
モバP「その通り。ここで見てるから、バッチリ決めておいで」
桃華「わかりましたわ!桃華にお任せなさい!」
スタッフ(かわいい)
タレント(かわいい)
モバP(かわいすぎる)
~収録中~
スタッフA「あの、すみません」
モバP「ん、君は明日のステージのスタッフさん?」
スタッフA「はい。実は明日使うセットが変更になりまして、再配置の検討をしたいのですが。今から会議室に....」
モバP「いやいい。君、資料持ってる?」
スタッフA「えっ、はぁ」
モバP「見せてくれるかな? ここで配置と機器の選定を終わらせるから。音響さんには僕から話を通しておく」
スタッフA「わ、わかりました」
モバP「それじゃあ....」
―――20分後
スタッフB「すみません、昨日撮影した写真の件で....」
スタッフC「先日お話しした桃華ちゃんのインタビューなんですけども....」
スタッフD「明後日の収録資料に変更が....」
桃華(...Pちゃま、忙しそうですわね。わたくしが無理に連れてきてしまったせいで.....)
モバP「いえ、それはこっちに変更してください。そうです」チラ
桃華(あっ)
モバP(頑張れ)グッ
桃華(Pちゃま....ありがとうございます)
司会者「じゃあ桃華ちゃんならどうするかな?」
桃華「わたくしなら、全て買い占めた後に逃げますわね!」
タレントA「逃げるのかよ!」
ドッ
桃華(ふふっ、いくらでも頑張れますわ!)
~収録後~
ハイオッケーデース オツカレサマデシター
桃華「Pちゃま! いかがでした?」
モバP「凄く良かったよ。トークの流れも綺麗に汲めていた」
モバP「ただ出演者の顔色を伺いすぎてるところもある。相手はみんなプロなんだ、余裕を見せて行こう」
桃華「えぇ。次こそは100点満点ですわ!」
モバP「その意気だ。じゃあ挨拶して帰ろうか」
司会者「おー。お疲れ桃華ちゃん、P君。今日はメチャンコ良かったよ~」
モバP「お疲れ様です」
桃華「お疲れ様ですわ。今日はありがとうございました」ニコ
司会者「はは。普通の子供相手だと演者が気を使って動きにくかったりするんだけど、桃華ちゃんなら不思議とその心配がないからね。次もまた頼むよ」
桃華「はい、任せてくださいませ」
モバP「本日もありがとうございました。それでは」
~車内~
桃華「ん...(少し、張り切りすぎましたわね)」コックリ
モバP「寝てもいいよ。事務所に着いたら起こしてあげるから」
桃華「それじゃあお言葉にあま....え....」グー
モバP「ははは、良い寝つきだ」
ブゥーン(走行音)
桃華「すぅすぅ....」
モバP「.....寝顔かわいすぎる。心臓飛び出しそう」
桃華「うんっ、んー、Pちゃまぁ」ムニャ
モバP「うわぁこれダメだこれかわいすぎでしょどうしよこれ」
モバP「落ち着け自分。事務所までは超安全運転で行かなければ」
桃華「んふふっ、大好き」
モバP「ラヴィアンロォォォォォオオオズ!!!!(小声)」
モバP「マズイ、なんて爆弾を背負ってしまったんだ。このままだと危険運転どころか自分の心臓がやられてしまう」
モバP「もってくれよ! 俺の体ァ!!(小声)」
桃華「Pちゃまぁ.....いけませんことよ?」ムニャ
モバP「えっ何? 何したの夢の中のPちゃま。ちょっと」
桃華「そんな、あぁそんな....やめてくださいまし...」
モバP「ちょちょちょちょ、艶めかしすぎるよ桃華。政府は何やってんの」
モバP「いよいよもって起こしたくなってきたけど、桃華の睡眠の邪魔はしたくない。どうすりゃいいんだ」
桃華「あっ、あっ、ダメですそんな」
モバP「あっ、あっ、ダメだそれは。わかんないけど絶対ダメだ」
桃華「そんな、いけませんわ、あぁ」
モバP「くそぉほんと何やってんだよ夢の中のPちゃま。羨ましいな逮捕するぞマジで」
桃華「あ、んっそんな、ふぅ」
桃華「抱きしめて、キスなんて....」ムニャ
モバP「 」
桃華「ふふっ」ムニャムニャ
~事務所~
ガチャ
ちひろ「お帰りなさい。あら、寝ちゃってますね」
桃華「すぅすぅ」
モバP「.....」
ちひろ「じゃあ仮眠室に....ってどうしました?」
モバP「.....夢の...」
モバP「夢の中の自分に、負けました」
ちひろ「は?」
桃華「大好きですわ.....むにゃ」
完
あ、すいません。終わりです。
初めてだったので拙い部分が多々あったと思います。
見てくれてありがとうございました。
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