晶葉「…って助手はいないのか?」
飛鳥「ああ、彼なら営業へ行ったよ。事務仕事ばかりだと気が詰まるってさ」
光「お疲れ!博士!また何か発明品を作ったのか?」
晶葉「ふむ、いないのなら仕方ない。じゃあ光、飛鳥!今日はお前たちに私の発明品を見せてやろう!」
光「おお!やった!どんな発明なんだろ?」
飛鳥「やれやれ、少しは人の予定を気にしてもらいたいな。まあ次のレッスンまではまだ時間があるから別にいいんだが」
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晶葉「さて、今日が何の日か知っているか?」
飛鳥「端午の節句、つまりこどもの日だろう?」
晶葉「その通り。ではこどもの日といえば?」
光「えっと、柏餅とか、ちまきとか、こいのぼりとか、あと鎧かな?」
晶葉「そんなところだな。特にこどもの日といえば、こいのぼりという印象も強いだろう。というわけで、今回はこいのぼりロボだ!」
晶葉「要するにドローンだな。こいのぼりの吹き流しの先にドローンをくっつけて、このリモコンで操作して飛ばすわけだ」
飛鳥「へえ、すごいな。晶葉、キミはいつもこんなものを作っているのかい?」
晶葉「まあな。この天才にかかれば、これくらい朝飯前だ」
光「なあ博士!早くこれ飛ばしてみよう!」
晶葉「よし、じゃあ早速飛ばしてみるか!」
晶葉「…いくぞ、3、2、1、起動!」ポチ
スウ――――
光「おおー、飛んでる!流石博士!」
飛鳥「確かにこれは、天才的、と云うほか無いね」
晶葉「当然だ、天才だからな!」
光「なあなあ、アタシにもやらせて!」
飛鳥「ボクにもあとで貸してもらえると嬉しいんだが、どうかな」
晶葉「ふっ、こんなこともあろうかと、あと二つ用意してある。二人にも貸そう」
飛鳥「『こんなこともあろうかと』なんて台詞、現実のセカイで聴く事になるとはね」
光「アタシもテレビ以外で聞いたことないや」
光「すげー!飛んでる!面白いなあ!」
晶葉「光、さっきからそれしか言ってないぞ」
光「だってホントにすごいもん!やっぱ博士は天才だな!」
飛鳥「二人とも、ちょっとレースをしてみないか?あそこの机を一周して、先にここまで戻ってきたら勝ちだ」
晶葉「ほう、面白い。受けて立ってやる」
光「よーし、負けないぞ!」
晶葉「よーい、スタート!」
光「いっけええええええええええ!!」
飛鳥「くっ、少し出遅れたか。だが、まだだ!」
晶葉「製作者のプライドに懸けて負けん!」
モバP「おっす、お疲れー」ガチャ
光「あっ、プロデューサー、危ない!」
モバP「えっ?」
―――それ以降、事務所内でのドローンは禁止になった。
終わりです。
総選挙は晶葉、光、飛鳥をよろしくお願いします。
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