【Fucking Pary】有咲「かす..みぃ..ぁ...///」クチュクチュッ♪ 2(21)

続き

有咲嫉妬狂い 蔵(くら)監禁ルート

★前回の分岐ルート手前から
朝の通学路

香澄「もういいもん!沙綾に乗り換えだぁ!沙綾ぁ~!」パッ

有咲「(あっ...)」シュン..

沙綾「ええ?!香澄ってば...!もう、顔近いって///」アセアセ

香澄「だって~沙綾ってさ、すっごく美味しそうな匂いするんだもん♪」クンクン

りみ「ああぁ..ダメだよ香澄ちゃん!ちゃんとひとりに絞らなきゃ!浮気はめっ!」アワワ

有咲「..いや、りみりんものらなくていいからな」

「ちっ..私の香澄をよくも...沙綾、ぜってぇ許さねぇ」

有咲「...おい、おたえも何やってんだよ」ハァ

たえ「有咲の心の中を表現したよ」キョトン

有咲「あぁー、面倒クセェ..」ガクッ

香澄「んふふ~♪匂い嗅いでたらパン食べたくなってきちゃった!」スリスリ

沙綾「もう..///それじゃ、今日のバンド活動の後にウチに寄ってく?香澄が好きな具材をのせた、パン用意するよ」ヨシヨシ

香澄「ほんとにっ!?沙綾だーいすき!!」ギュッ♡

有咲「...」イラッ..

りみ「いいな~♪わたしもチョココロネ食べたい..」

沙綾「りみもおいでよ!お父さんたち、いつもりみが美味しいって言ってくれるから喜んでるんだよね」

たえ「私も、パンの神様に会いに行きたい」

沙綾「いや、ウチにそんな信仰対象はないからね..」アハハ

有咲「...なぁ沙綾、ちょい頼みがあんだけどさ」ツンツン

沙綾「ん?なになに、作って欲しいパンでもあるの?」

香澄「わっ!気になる気になる!ねぇ~教えてよ有咲ぁ!」キラキラ

有咲「う、うるせぇっ!私は沙綾に用があんだよ、あっち行ってろ」シッシッ

香澄「ちぇっ、有咲のけちんぼ~」ブーブー

有咲「...はぁ、それでな..ちょっと..」
沙綾「うん..うんうん..なるほど、それならお安い御用だよ!」ニコッ

有咲「サンキュ、助かるよ..」へへ

★前回のファッキンパーティは~?★

りみ「えぇと..あっ!ば、バンド活動を終えたポピパのメンバーは、沙綾ちゃんの厚意に甘えてパンを作りに行くことに..?」アセアセ

たえ「うん。そして、コネコネ、コネコネしたパン生地を、寝かして..早朝に沙綾が焼いてくれることになったんだよね」

りみ「でも、有咲ちゃんは何だかコソコソしてたよね..?何を作ってたのかな」

たえ「んー。新しい顔を作ってたのかな」

りみ「誰の!?」ビクッ

_____

------
...

______翌日
花咲川女子学園 付近

朝の通学路

有咲「...」ドキドキ

沙綾「おはよう有咲、お待たせ」フリフリ

有咲「っ!?..ぉ、おお...なんだ沙綾か、おはよう..」ハラハラ

沙綾「なんだとはひどいなー、せっかく"例のモノ"持って来てあげたのに」フフ

有咲「うあああ悪い!!ちょっと待ちどうしくてさっ!そのっ」アセアセ

沙綾「あはは、大丈夫だよ。有咲がせっかく作ったんだもんね、ちゃんと焼けてるよ」ハイこれ

有咲「サ、サンキュ...どれどれ...!!すげえ、イイ感じに焼きあがってるな。さすが沙綾」ガサガサ

沙綾「嬉しいこと言ってくれるねー。他のみんなが作ったパンも焼きあげてきたんだよ」ガサゴソ

有咲「りみのは、ずいぶんでかいチョココロネだな..チョコがドロドロにはみ出てるし..」

沙綾「おたえはシャケにうめぼし、たらこ...相変わらず、よく分からないね」アハハ

有咲「おにぎりかよ!!なんでパンの具材にそれ選んだんだ..」エェ..

沙綾「...それで?有咲は誰にあげるの、そのパン」ニヤニヤ

有咲「は、はぁっ!?///きゅきゅ、急に何言ってんだよっ!」バッ!

沙綾「あはは、分かりやすいなー..昨日、最後まで残って作ってたからさ、すごく手の込んだ..ポテトサラダのパン、星型の♪」フフ

有咲「う、うるせーなぁっ!!///別に誰でもいいだろ~!」ギャーギャー

「おっはよーう!!有咲ぁー!沙綾ー!!」タッタッタッ

沙綾「おはよー香澄!今日も元気だねー」

香澄「うん!昨日作ったパンが楽しみで夜もぜんっぜん眠れなかったよ!」ルンッ♪

有咲「どんだけ楽しみにしてんだよ..」ハァ

香澄「えへへ、とかなんとか言って、有咲も楽しみにしてたんでしょー?」

有咲「べ、別に?///..んほら、とっととパン貰っとけよ」プイッ

沙綾「はい、香澄のパンね!..でもまぁ、和のテイストで作るなんてね~、おもしろいよ。意外とパン作りに向いてるんじゃない?」ガサガサ

香澄「本当に!?やったぁー!!それじゃ、将来は沙綾のお家に安定就職だね♪」ギュッ♡

有咲「(...むっ)」チラッ

沙綾「こらこら~、すぐ抱きつくんじゃ作業できないよ、却下!」ビシッ

香澄「がぁーん...ふられちゃったよ有咲ぁ~!!」オーイオイ

有咲「し、知らねーよ..つーか、こっちにひっついてくんな~!!///」

沙綾「あれ?そういや香澄が好きなものって洋風寄りだったような..珍しい具材選んだね?」

香澄「あぁ、これね?えっへっへ~っ!」

「実は、プレゼントしたい人がいるんだっ♪」


有「!?(え、プレゼント...?)」ピクッ...

有咲「!?(え、プレゼン、ト...?)」ピクッ...

沙綾「へ、へぇ~..ちなみに誰なの?」チラッ

香澄「それはね...秘密だよ、ヒ・ミ・ツ!♡」アハハ

沙綾「そうなんだ、はは..喜んでくれるといいねー」アセアセ

有咲「ふ、ふーん!まぁ、香澄のじゃたかが知れてるけどな~」

香澄「むぅ?そんなことないよ~!一生懸命作ったんだからっ!」

有咲「どうだか~?いつもみたいに、適当に具つっこんで、味見もろくにしてないんだろ?」フン

有咲「どんな味がするのか楽しみだな~、美味しいとか言う奴はそれこそ味オンチかもなっ」アハハ

沙綾「(ちょ、ちょっと有咲っ!!」コソコソ

有咲「...あっ、やべ」ハッ!!

香澄「ひ、ひどいよ有咲っ!さすがにそこまで言わなくても良いじゃん!」プンプン

りみ「~♪..あれ、校門の前にいるのって有咲ちゃんたちかな?」

たえ「そうみたい。でも、なんだか様子がオカシイね」キョトン


有咲「~っ!!..ッ!」
香澄「...っ!..!!」


りみ「どうしたんだろ、朝から言い争ってるみたいだけど..」アウゥ..

たえ「あっ...。香澄、走って行っちゃった」


沙綾「ちょっと有咲、突然どうしたの?香澄行っちゃったけど、いいの?」アチャー..

有咲「うっ...(や、やっちまった...)」タラーッ

それからというもの...
休み時間、お昼休みも
香澄と有咲は全く会話がなく、
険悪なムードに戸惑う他メンバーたち。

そして、ついに放課後を迎えた。

バンド活動の頃には2人とも戻っている
だろうと思っていた他のメンバーの予想とは違い..

花女内 昇降口

香澄「よぉーし!!バンドバンド!はやく始めよーう!」ウキウキ

たえ「ごめんみんな。今日はスペースのバイトで行けないから、また明日」

有咲「おぉ、んじゃまた明日学校でなー、ん..?」チラッ

香澄「う...っ!」プイ

有咲「んなっ!?(何だよ、まだ気にしてんのかよ!どーせパンは渡したんだろっ)」ムカッ!!

りみ「あ、えぅ...」アセアセ

沙綾「よ、よし!それじゃ、今日は4人で行ってみよー、いぇーい?」

有咲「...ぇーい」ボソ
香澄「...ぇぃ」ゴニョ

りみ「(どど、どうしよう沙綾ちゃんっ!..2人とも、喧嘩したままだよ?」コソコソ

沙綾「(いやー、有咲はともかく...香澄がここまで引きずるのも珍しいね..」コソコソ

香澄「...私、先に走って向かってるっ!」ダッ!!

有咲「はぁ?待てっ...って、はぇえな、おい..」

沙綾「...有咲?」ジッ..
りみ「有咲ちゃん」ウルウル

有咲「わ、分かってるって..今回は私が悪かったよ、はぁ...」ガクッ...

沙綾「それをちゃんと、香澄に向かって言わなきゃダメだよ」フゥ..

りみ「きっと香澄ちゃんも許してくれるよ、有咲ちゃんも悪気はなかったんでしょ?」

有咲「(いや、本当は香澄にプレゼントする相手がいることを知って..ついムキになっちまって)」

有咲「(ん...?なんで、私ムキになってたんだ..!!)」ガサッ...

星型のポテトサラダパン...。

あいつが、ポテトが大好きって言ってたから、
何となく作り始めたんだけど..

いつの間にか夢中になって、
最後の方は、沙綾に教わりながら丹精込めて作ったんだよな..

有咲「(何でまだ持ってるのか、本当に素直じゃねーな..私)」ハァ...

有咲「..悪い!沙綾、りみ!私も先に行ってる!」ダッ!!!

沙綾「はいはい、ゆっくり向かってるからごゆっくり」フリフリ
りみ「頑張ってね、有咲ちゃん!!」パァァ

有咲「そのあたたかいまなざしやめろぉー!///」タッタッタッ!

___有咲の家 蔵(くら)

夕日で真っ赤に照らされた蔵の前で、
香澄は扉に寄りかかりながら、座って待っていた。

有咲「マジで、はえぇ..はぁ..はぁっ...でもやっと、追いついたっ...」ペタンッ

香澄「んっ..え、有咲...?」パチッ..

有咲「...居眠りしてんじゃねーよ、ひとんちに勝手に上がり込んで」ハァハァ..

香澄「..走ったらちょっと疲れちゃって、休んでただけだもんっ」プイ

有咲「...あのさ、朝のことだけど」モジモジ

香澄「!」ピクッ

有咲「...すまん!香澄を傷つけるようなこと言って..本当に悪かった、この通り!」ペコッ

香澄「有咲...?...ううっ..あ、有咲ぁ~!」ガバッ!

有咲「うわっ?!い、痛ぇよ香澄ぃ!!///」ジタバタ

香澄「本当にひどいよぉっ!せっかく有咲にあげようと思ったのにさぁ~、ひぐっ..!!あんなこと、言うんだもん!」

有咲「私にあげるって...うそ、あのパンをか!?///」ドキッ

な、なんだ
てっきり気になる誰かに
あげるもんだとばかり...

...あれ、なんだよ。
私、今すごく安心してる?


香澄「ぐすっ..えぇっと..あった!これだよっ、はいっ!」ガサガサッ

有咲「お、おう///改めて見ると、ずいぶん大きいな..」

香澄「..有咲にいっぱい食べてもらいたくて、そしたらこんなになっちゃった!..恥ずかしいねっ//」アハハ

有咲「...(わたしに、食べてもらいたくて..か////)」ドキ..ドキ..

香澄「...もしかして、喜んでる?有咲、顔赤いよ?」モジモジ

有咲「ば、ばかっ!そんなんじゃねーしっ..!ジロジロ見んな~!!///」ポトッ

有咲「あっ!!」

香澄「何これ..あれ、これって有咲が作ったポテトサラダパンだよね?」ヒョイッ

有咲「なっ..香...ぅ..///」パクパク

香澄「あ、有咲..?よく聞こえないんだけど」

有咲「...だぁもうっ!!///それは香澄にやろうと思ってたパンだよ!..わ、悪いか!?(い、言っちまった~!)」フンッ

香澄「うそっ!!本当に?やったぁ~♪..あ、ポテトだ!私大好きなんだよね~」ガサッ

有咲「ちょ、カタチも崩れてるし..時間も経ってるから美味しくないと思うぞ!..って」アタフタ

香澄「はむっ..!んぐっ..もぐもぐ...」

有咲「た、食べやがった...」

香澄「んぅ~っ!!美味し~い♡有咲の愛情がいっぱい詰まってるね!なんて」アハハ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom