上条当麻「実家から悪魔の実と言う果実が届いた」(安価) (101)

幻想殺しがあるから無理じゃね?と思うかもしれないが、そういうところは、どうか気にしない方向で
一応、両方使える設定でやります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492965052

上条(実家から何やら怪しげな果実が届いた)

上条「父さんからの手紙まで入ってる。なになに」

上条「『遠い異国で買った悪魔の実と言われている果実だ。不思議な力が宿ってるらしい。どんな効果があるかは分からないが、力が湧き上がるらしい。コレ喰って能力開発を頑張ってくれ。追伸:良く分からんが副作用もあるみたいなので、よく考えてから食べてな』」

上条「……」

上条「父さん、また海外で訳の分からない物を買ったんだな」

上条「しかも副作用ってなんだよ…怪しさ満点じゃねえか…」

上条「まあ節約だと思って、今夜はこの怪しげな果実を晩飯にするか」

バリ…ガツガツ、モグモグ…

上条「ま、まずい…なんだこれ…!おぇ…!」

上条「不幸だ…」

(数日後・禁書第1話)

上条(不良に襲われ、更にビリビリに追いかけ回された翌日、寮のベランダに干されていたインデックスと名乗る少女を助けた)

上条(その後、学校に行ったオレが帰宅してみると、インデックスが倒れていた)

上条(そして魔術師と名乗る、赤い髪をしたロン毛の男が現れた)

~~~~

ステイル「その十万三千冊は危険なんでね…悪い魔術師に連れ去られる前に、僕たちが保護しにきたんだよ」

上条「…保護?」

ステイル「そう、保護だよ保護」

上条「てめぇ…何様だ!!」

上条さんが食べた悪魔の実は?
下1(ゾオン系とロギア系は除く。パラミシアのみ)

グラグラ

既存のみ
オリジナルの悪魔の実はなしかな

安価は下1です
でも早くもきまったので、話の展開を考えてきます

すまん
安価は>>3の時点で下1と書いたので、>>4を採用します

オレは力の限り、幻想殺しを宿した右手で殴りかかろうとする
だが避けられた

上条「くそ!」

ステイル「ステイル=マグヌス…と名乗りたい所だけど、ここはFortis931と言っておこう」

ステイル「魔法名だよ。ちなみに僕たち魔術師は、魔術を使うとき名前を名乗ってはいけないようだ。古い因習で理解できないけど…」

ステイル「名前を名乗る事、その意味は…殺し名、かな」

ゴォォォ…!

上条(なんだあの炎は…!!?これが魔術…)

上条「これ、オレの右手で消せるのか…」

ステイル「巨人に苦痛の贈り物を!!」

上条「っ!!」

キュィィィン!!

ステイル「こんなもんか…ま、これじゃ何回やっても勝てないよ」

上条「だれが何回やっても勝てないって?」

ステイル「なっ!!」

上条(……どうにか俺の右手は、魔術も消す事ができた)

上条「」ゾクッ

ステイル「?」

上条(まただ、体に妙な感覚が走る)

上条(数日前に怪しい果実を喰ってからだ…体中に妙な感覚が…)

上条(右手だけは変な感覚がないんだよな。幻想殺しの影響で、違和感をかき消してるのか?)

上条「っ」ゾクッビクッ

上条(右手だけ違和感がかき消されてる…という事は、オレは何かの能力に目覚めたのか?)ブツブツ

ステイル「さっきから、なにをブツブツと独り言を言ってるんだい?」

上条「……」ビクッビクッ

上条「試してみるか」

ステイル「はぁ?」

上条「右手じゃ恐らく発動しない」

上条「なら左手で…!うらぁぁ!」ブンッ

敵との距離は数メートル離れているが、オレは左手を正拳突きをしてみる
何かが起こるんじゃないかと確信して

ゴォォォン!!!

その確信は良くも悪くも当たったようだ

ステイル「ゴハァァァッ!?」

バリィィン!ゴゴゴゴゴゴ!ボォォォン!

上条「え」

ステイル「」ドサッ

ステイルと名乗る大男は血まみれになって倒れた
だがそれと同時に寮の廊下には激しい亀裂、窓ガラスは粉々に砕け散り、後ろにあった掃除ロボも吹っ飛んでしまった

上条「」

ステイル「」

上条「……」

上条(な、なんだ…これ…)アゼン

上条「ハッ…イ、インデックス!!」

禁書「」

インデックスもまた、衝撃波の影響で、廊下の奥まで吹き飛ばされていた

上条「インデックス!しっかりしろ!」

禁書「」ドクン、ドクン

上条「良かった…まだ脈はある」

上条「で、でも…さっきよりも傷口が開いてしまった…」

上条「オレのせいだ…」ガクガク

新しい能力を手に入れた嬉しさよりも、守りたかった子を傷つけてしまった事のショックの方が大きかった
おまけに寮をボロボロにしてしまった…

上条「と、とにかく手当てを…!」

辛うじて意識を取り戻したインデックスの助言を元に、小萌先生宅へ行く事にした
オレには幻想殺しと妙な能力があるから、治癒魔法ができない為、小萌先生に協力を頼んだ

~翌日・小萌宅~

上条(インデックスの傷が治って本当に良かった…)

上条(小萌先生もスーパーでの買い物から帰ってきても、俺達の事は何も聞かず、アパートに泊めてくれた。多分、色々察してくれたんだと思う)

上条(あ、そういや学生寮の7階。オレがボロボロにしちゃったんだっけ…やべ、どうしよう)サーッ

禁書「とうま?顔色悪いよ、どうしたの」

上条「あ、え、ぅぇ?」

禁書「んー?大丈夫?」

小萌「こういう時はいっぱい食べて元気になるべきですよ上条ちゃん」

上条(……学生寮の事は帰ってから考えよう。今は他にも考えるべき事が多すぎる)

上条「あ、先生。そういえばオレ、能力に目覚めました」

小萌「え、本当ですか!?」

禁書「え?とうまにはたしか、右手の幻想殺ししか無いって言ってたハズなんだよ」

上条「そのまさに昨日、学校から帰ってきた直後に気づいたんだよ。自分の中にあるもう1つ力に」

小萌「嬉しいです上条ちゃん…ついに、ついに能力に目覚めたんですね!」

小萌「感動の極みです…う、ぅぅ…」ボロボロ

上条「いや~そんなに泣くほど感動されると、こっちとしてもうれしいでせう」

上条(何にも努力せず、棚から牡丹餅で得た能力ですけどね)

上条(しかも住んでる学生寮…いまごろ7階の住民は泣いてるだろうな)

小萌「ん?やっぱり嬉しそうには見えないのですが」

上条「え、ふぇ!?ああ、その、コントロールが難しい能力でして…」

小萌「ふむ、もし良ければ先生に見せるのです」

上条「い、いや~やめたほうが~」

小萌「まずは能力を見せてもらいます。そして先生がコントロールのアドバイスをします!」

上条「いやだから、危なくてですね…」

禁書「なーんか怪しい。とうま、本当にもうひとつの能力に目覚めたの?」

小萌「上条ちゃん…嘘だったんですか?」ウルウル

上条「」

上条「~~~っ!!ああもう分かりましたよ!やりゃ良いんでしょう!やりゃあ!」

上条(……っとはいえ、下手したら大惨事だしな)

上条(まずはゆっくり…右手を振り下ろすように…テーブルに小さな衝撃を与えるように…)

上条「えい」ブンッ

シーン

禁書「…?なにも起きないんだよ」

小萌「やっぱり嘘だったんですね」ウルウル

上条「す、すいません間違えました!」

上条(右手じゃ幻想殺しのせいで、あの能力は使えない。左手だ)

上条「よっ」ガシッ

上条「ん?」

ふと、左手で何かを掴んだような感触を覚える
だがその左手には何も無い

上条(なんだ?まるで左手で空間その物を掴んでいるような)

上条「まあいいや…ゆっくり…ゆっくりと…」

上条「ほいっ」スッ

左腕を慎重に下ろしていく

禁書・小萌「??」

しかし何も起こらない

上条「あ、あれ~?」

禁書「もう、とうま!いい加減に…」

ゴゴ、ゴゴゴゴ…

全員「?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

全員「!?」

禁書「え、地震!?」

小萌「な、なんでしゅかこれは!?」

上条「」

上条(え、ちょっと待て。新しい能力はたしか衝撃波を生み出す力じゃ!?)

上条(これじゃあ衝撃波ってよりも…)

ゴゴゴゴゴゴ…パリーン!

小萌「きゃあああ!照明が!!」

ゴゴゴゴゴゴ…バタンッ!

禁書「ギャー!ふすまが倒れてきたんだよー!」

ゴゴゴゴゴゴ…ボォン!

上条「た、たんすが…うわ、やめ…ギャー!」

上条(これじゃ地震そのものじゃないか…)

小萌「上条ちゃん…なかなかデンジャラスな能力を覚えたんですね…先生、感動のあまり卒倒なのです」ガクッ

禁書「とうま…こんなに危険なら、能力使う場所考えてよ…」ガクッ

上条「不幸だ…」ガクッ

今日はここまで

ぼろぼろになったオレたち三人は、ぐちゃぐちゃになった先生の部屋の片づけをした。不幸だ

禁書「災難だったんだよ」

小萌「全くなのです!」

上条(能力みたいとしつこく訴えてたのはどこのどちらさまでしょうかね)

小萌「とにかく、いまのままじゃ上条ちゃんは歩く災害なのです」

小萌「しっかりとコントロールできるように努力する必要があります」

上条「えっと、まずはどんな事を」

小萌「そうですね。とりあえず学校で改めて能力測定をしましょう」

小萌「自分のレベルを把握し、それに応じて出来る努力を考えましょう」

上条「そっか…まずは、能力の査定をしないとダメか」

上条「で、いつ測るんでせうか」

小萌「あとで日程を連絡します」

上条「わかりました」

上条(かなりの裏技を使って能力を手に入れてしまった…頑張っている生徒達には申し訳ない気もする)

上条(だが折角手にした力。しっかりと使いこなさないとな)

その後、私こと上条当麻の日常は波乱の連続だった

夜、インデックスと出かけてたとき、ひょんなことをきっかけに見失う
そして神裂火織というネセサリウスの魔術師がオレの前に立ちはだかる

オレは力の限り応戦したが、相手は圧倒的な力でオレを追い詰める
だがあのステイルと違って、まだ話が分かりそうなやつでもあった
なぜなら明らかに本気を出していないからだ

上条(……とはいえ、インデックスを引き渡す訳にはいかない)

上条(だけど、おれの左手は)

神裂「どうしました?躊躇しているようにも見えますが…あなたにそんな余裕あるのですか?」

神裂「そんなにボロボロになっても、私に気を使うとは、ずいぶんと思い上がっているのですね」

上条「バカヤロウ、思い上がってんのはお前だ」

神裂「……」

上条「オレが本気を出せば、お前なんて一撃で…」

神裂「くだらない戯言を…七閃!」

上条「ぐあああ…!!」

嘘なんかついていない
ステイルと闘った時だって、オレは本気で能力を使った訳じゃない

むしろ、自らの能力の様子を伺いながら慎重に使用した
しかしその結果、学生寮を半壊

強大すぎる力が倒すべき敵も、守りたい物も、無関係な物も全て破壊してしまうのでは、力を使う意味がない

上条「くそ…!!」

オレは気絶した
だが神裂には言うべき事は伝えきった。あいつが心変わりしてくれるのを願うばかりだ

それから三日後、インデックスを救うに当たって、命がけの闘いに挑む事になる

四日後

上条「……」

気付いたら自分は病院にいた
何も覚えていない

ずいぶん、色んな事に巻き込まれていた気がするが、何も覚えていない

自分の右手に宿るイマジンブレイカー、そして左手と両足に宿る衝撃波を放つ力以外は

上条「右手に幻想殺し、それ以外には全てを破壊する力…」

上条「あのシスターさん、おれと同居してるんだよな…なんでだろ」

上条「でもとにかく、あの子だけは何としても守らないと」

(退院後、学生寮の廊下)

禁書「なんか、久しぶりに帰ってきたね」

上条「」

禁書「それにしても、凄い事になってるね。あちこちがボロボロだよ」

業者「ここの学生さんですか?」

上条「あ、はい」

業者「なにが原因か分からないけど、この7階がボロボロになっててね」

業者「たったいま、7階の全室の窓ガラスと玄関の扉を交換し終えました」

上条「っ!?窓ガラスと玄関ドアもぶっ壊れてたんですか!?」

業者「はい。それはそれはもうひどい状態でしたよ」

上条「くそ、いったい誰がこんなふざけたマネを!!許せねぇ!」

ppppp

上条「ん?携帯か…」

上条「はい」

「上条ちゃんですか?お体のほうは大丈夫ですか?前に言ってた能力測定の件ですが、明日にでも来てください」

上条「え?」

「学校で待ってまーす。あ、それと3日間補習をサボってましたよね?補習もあとでうけてもらいますからね」

上条(なにやってんだ記憶を失う前の上条さん…ちゃんと授業をうけなきゃダメでしょが)

上条「ふぁぁ…おはようございます」

小萌「さあ上条ちゃん、あくびなんてしてる場合じゃありませんよ」

上条「んで?まずはなにをやるんでせうか」

小萌「まずは…こちらです!」

上条「これって…と、トラックじゃねぇか!?」

小萌「大丈夫です。既に廃車確定の物なので」

教員「では測定を開始します」

上条「え、えーと…」

小萌「さあ、上条ちゃん。力を見せるのです」

上条「おれの衝撃波であの車、壊せるかな…」

小萌「なに弱音はいてるんですか!先生の部屋をメチャクチャにしたのはどこの誰ですか!」

上条(なにやってんだ記憶を失う前のオレは)

上条「ええい!なるようになれ!」ブンッ

左拳を前に突きつける

ボゴォォォン!!バリィィン!!

教員「なっ…!?」

トラックは一瞬でバラバラに砕け散る
さらに植えられていた木々も木っ端微塵になり、校舎半分が轟音を立てて崩壊していく

上条「」

小萌「こ、これは…!!すごいのです!!」

上条「あ、あ、ああ…あわわわわわわわわわわわ」ガクガク

上条「どどどど、どうしよう。この弁償代は尋常な額じゃ」サーッ

職員「」

小萌「さあ、次の測定に向かうのです!」

次の日

ppppp

御坂「ん?メールが…研究機関からの重要なお知らせ?」

黒子「どうしましたのお姉さま」

御坂「なんか研究機関からメールがきたのよ」

黒子「珍しいですわね」

御坂「なになに…この度、8人目の新しいレベル5が誕生しました」

黒子「8人目のレベル5…」

御坂「へー!」

黒子「それで、名前は?」

御坂「高校2二年生の…」

御坂「」

御坂「ハァァァァァァァァァ!!!?」バチバチ

黒子「っ!?」

御坂「な、なな、なんでアイツがぁぁ!!?」バチバチバチ

~~~~

小萌「上条ちゃんおめでとうなのです!」

上条「」

禁書「とうま!今日は記念すべき日だから、おかずは豪華な物にすべきだよ!」

青ピ「大出世やないのカミやん!」

土御門「成り上がったなカミやん!」

土御門(幻想殺しの他にもう1つ能力があるとは…これが伝説の多重能力者か。まさか本当に実在するとは)

上条「」ガクガク

上条「あは、あははは」サーッ

顔色が悪くなっていくのが、なぜか分かってしまう

小萌「あ、因みに補習の件ですが。上条ちゃんが測定の時に、ウチの学校を半分以上、破壊してしまったので…」

小萌「しばらく、私の自宅で補習を行います!」

上条「ふ、不幸だ…」


その後、校舎の修繕費用は学園都市側が払ってくれる事が分かって心から安心した

今日はここまで
とりあえず、対一方通行さんまでやります

そのあとは設定やりなおして二週目か、インデックス編のどちらかをやろうと思ってます

すまん、上条さんの年齢完全に間違えてた…
訂正文のせておく

>>36(訂正)

次の日

ppppp

御坂「ん?メールが…研究機関からの重要なお知らせ?」

黒子「どうしましたのお姉さま」

御坂「なんか研究機関からメールがきたのよ」

黒子「珍しいですわね」

御坂「なになに…この度、8人目の新しいレベル5が誕生しました」

黒子「8人目のレベル5…」

御坂「へー!」

黒子「それで、名前は?」

御坂「高校1二年生の…」

御坂「」

御坂「ハァァァァァァァァァ!!!?」バチバチ

黒子「っ!?」

御坂「な、なな、なんでアイツがぁぁ!!?」バチバチバチ

~~~~

小萌「上条ちゃんおめでとうなのです!」

上条「」

禁書「とうま!今日は記念すべき日だから、おかずは豪華な物にすべきだよ!」

青ピ「大出世やないのカミやん!」

土御門「成り上がったなカミやん!」

土御門(幻想殺しの他にもう1つ能力があるとは…これが伝説の多重能力者か。まさか本当に実在するとは)

上条「」ガクガク

上条「あは、あははは」サーッ

顔色が悪くなっていくのが、なぜか分かってしまう

小萌「あ、因みに補習の件ですが。上条ちゃんが測定の時に、ウチの学校を半分以上、破壊してしまったので…」

小萌「しばらく、私の自宅で補習を行います!」

上条「ふ、不幸だ…」


その後、校舎の修繕費用は学園都市側が払ってくれる事が分かって心から安心した

>>43(再訂正)

次の日

ppppp

御坂「ん?メールが…研究機関からの重要なお知らせ?」

黒子「どうしましたのお姉さま」

御坂「なんか研究機関からメールがきたのよ」

黒子「珍しいですわね」

御坂「なになに…この度、8人目の新しいレベル5が誕生しました」

黒子「8人目のレベル5…」

御坂「へー!」

黒子「それで、名前は?」

御坂「高校1年生の…」

御坂「」

御坂「ハァァァァァァァァァ!!!?」バチバチ

黒子「っ!?」

御坂「な、なな、なんでアイツがぁぁ!!?」バチバチバチ

~~~~

小萌「上条ちゃんおめでとうなのです!」

上条「」

禁書「とうま!今日は記念すべき日だから、おかずは豪華な物にすべきだよ!」

青ピ「大出世やないのカミやん!」

土御門「成り上がったなカミやん!」

土御門(幻想殺しの他にもう1つ能力があるとは…これが伝説の多重能力者か。まさか本当に実在するとは)

上条「」ガクガク

上条「あは、あははは」サーッ

顔色が悪くなっていくのが、なぜか分かってしまう

小萌「あ、因みに補習の件ですが。上条ちゃんが測定の時に、ウチの学校を半分以上、破壊してしまったので…」

小萌「しばらく、私の自宅で補習を行います!」

上条「ふ、不幸だ…」


その後、校舎の修繕費用は学園都市側が払ってくれる事が分かって心から安心した

こうしてオレはレベル5の1人となった
なお、序列は8位…一番下だ。とは言え、充分に輝かしい立ち位置だと思う

だが、オレはその力の使い方に迷っていた

(三沢塾編)

上条「詰めが甘いんだよ!」

アウレオルス「ぐわあぁぁ!!」

片手を失ったオレは、足に振動をまとい、衝撃を放つ
軽く足を前に突き出しただけなのに、部屋の中をメチャクチャにしてしまった

危うく眠るインデックスをも怪我させてしまう所だった
後でわかった事だが、地震キックが直撃してしまったせいで、アウレオルスの記憶が無くなったらしい

(シスターズ編・自販機前にて)

上条「その自販機、壊れててお金を飲み込むぞ」

御坂「知ってるわよ。裏技があんのよ、お金いれなくてもジュース出てくる裏技がね」

御坂「チェイサー!!」ボゴォォ

上条「!?」

御坂「うし」ヒラッ

上条(短パン…)

御坂「この自販機は、ジュースを固定するバネが緩んでて、何が出てくるか分からないのよね」

御坂「んん…ぷはぁぁ。で、どうしたのよ?」

上条「」

御坂「まさか飲まれた?」

上条「」コクッ

御坂「いったいいくら飲み込まれた訳?」ニヤニヤ

上条「……」

オレは黙って自販機の目の前まで歩く
ふと左手を見るといつの間にか、振動をまとっていた

今の上条さんは冷静さに欠けている

上条「2000円札だよ馬鹿やろう!!」

グシャ、ボゴォォン!!!

御坂「!?」

上条「あ」

左手で殴った瞬間、自販機は粉々に吹き飛んだ
それと同時に缶ジュースが大量に飛び出してきた

ふと気がつけが、良心の呵責に苛まれつつもオレは逃げ出していた。勝手に体が動いていた
なぜか後ろから、缶ジュースを大量に持った御坂美琴が追いかけてきた

不幸だ

御坂「流石にやりすぎだけど、まあそんなに気にすんじゃないわよ」

上条「」

御坂「ほら、あんたが望んでたジュースよ」

上条「なんか…素直に飲めない」

御坂「っていうか、あんた…本当にレベル5になったの?」

上条「え?なんで知ってるんだ」

御坂「そりゃ私だってレベル5だしね。研究機関からメールで情報が届いたのよ」

上条(まじかよ、この知り合いはレベル5なのか)

上条「まあ…棚からぼた餅と言うか…」

御坂「はぁ?なに言ってんのよ」

御坂「っていうか、あんたには右手の力があるでしょ。さっきのは何なの?」

上条「だからオレは…その、不本意ながら悪魔と契約をしたというか」

御坂「真面目に答えなさいよ!たしかアンタの通り名は」

御坂「『万物殺し』と書いて、『オールブレイカー』でしょ?」

上条「は、はぁ?なんだその名前。いつの間に」

上条(そういえば小萌先生が直々に、オレの通り名を考えたとか言ってたな)

上条(右手は幻想を殺し…左手は現実を破壊…全てを殺すから『万物(オール)』か…)

(鉄橋にて)

御坂妹が、ある実験で利用されてる事がわかったオレは、一目散に御坂を探し回った

~~~

御坂「……なんのマネよ」

上条「お前とは戦わない」

御坂「私にはもう他に道がないの!邪魔するなら無抵抗だろうと容赦しないわよ!」

御坂「フザっけんな!!」バチバチ

真横に激しい電流が通り過ぎる

御坂「戦う気なら拳を握れ!無いなら立ちふさがるな!」

御坂「ハンパな気持ちで人の願いを踏みにじってんじゃ無いわよ!!」

上条「……」スッ

オレは片足を上げて、振動をまとい、優しく地を踏み抜く

ボゴォォォン!!

御坂「!?」

鉄橋のあちこちに亀裂が生じる

上条(やっぱりコントロールが難しいな…)

御坂「な、な…」ガクガク

震えている御坂の前まで歩み、そっと手を差し伸べる

上条「時間が無いんだ。話を聞いてくれ」

上条「奴を倒せば、計画ごと破綻すると思うんだ…なんせ、オレはレベル5の中じゃ序列が最下位だしな」

上条「さあ、居場所を教えてくれ」

御坂「」コクコク

ちょっと用事ができたので、また後で再開します


一方通行「オマエ、そンなンじゃ百年おせェっつってンだよ!」

上条「ぐっ…!」

一方通行の力は想像以上だった
軽く足を踏み込んだだけで、地面は亀裂を生じ、鉄道のレールが歪な形に変形していく

上条「ふん!」ゴォォン

こっちも負けじと、片足を強く踏み込む

ボゴォォォン!!!

一方通行「!?」

相手の能力の衝撃と、自分の能力の衝撃がぶつかりあう

御坂妹「衝撃波だけじゃなくて…地震…!?」

ゴゴゴゴゴ…

一方通行「なンだオマエ、衝撃系の力を操る能力者か?」

一方通行「ン、待てよ。そォいえば第八位の新しィレベル5も、そンな能力だって聞いたな」

上条「ああそうだ。オレが新しいレベル5…第八位、万物殺しだ!」

一方通行「っ!?」

御坂妹「え…」

一方通行「く…くく…ギャハハハハ!」

一方通行「イイねイイね、最っ高だね!!」

一方通行「それならよォ…手加減はいらないよなァ!」

上条「……っ」

~~~

その後、粉塵爆発で追い詰められたが、積極的に攻めるのでなく、ひたすら冷静にチャンスを伺った

上条(初見とは言え、衝撃を反射してくる可能性もゼロじゃない)

上条(衝撃を右手で防ぐ事もできるが、目には見えない形で襲ってくるし、反射速度も速いからな)

上条(自分で言うのもなんだが、あの攻撃を反射されたら立っていられる自身がない)

上条(ならオレがすべき事は)グッ

一方通行「イイ加減、楽になれェ!」

戦い方などいくらでもあるだろうに
奴は余程、直接いたぶってオレを倒したいのか、こっちに接近してきた

上条「……」ガシッ

奴の左腕を、右手でしっかりと掴む

一方通行「……はぁ?」

上条「オレの右手は幻想を殺し、左手と両足は現実を破壊する」

上条「それがおれの力だ」

イマジンブレイカーで左腕を制御し、破壊の左手で一方通行の額にめがけ

上条「おれの全力デコピンは…世界一痛ぇぞ!!」

パチィン…ボゴォォン!!

コントロールが難しいこの能力、そして辺りはビルだらけ
考えに考えた策…それはたった一発の全力のデコピン

上条(これなら間違って相手を殺す恐れもないし、建物を破壊する事もない)

ボゴォォォン!!!べコン!ガキィィン!

上条「え」

だがそれでも強力すぎる力は、辺りにあるコンテナをへこませたり、さらにレールにも衝撃が走り金属がぶつかる音が響く

上条「ちょっと強く弾き過ぎたかな、もっと加減しないと」

上条「……ってやば!一方通行が血まみれじゃねぇか!」

一方通行「」ピクピク

上条「あわわわ、や、やばい」

上条「御坂!いますぐコイツを病院に連れて行くぞ!」

御坂「え、え!?もう倒したの?」

御坂妹「」アゼン

~~~~

こうして実験は凍結した
それと後日わかった事だが、一方通行は能力に制限がかかってしまったらしい
おれのデコピンの後遺症だ

なんにせよ命に別状はないらしい…だが罪悪感はある
いくら相手が悪党と言えども

上条「う~ん、こうか?」パチン

ザッパァァン!!

オレはあの日以来、川にめがけてデコピンをしまくる
川の水は大きな波を作って吹っ飛んでいく

上条「そうか。たかだかデコピンでも、強く弾いてしまったら意味が無いんだ」

上条「もっと優しく…こうだ!」

そっと指を弾いてみる、すると川の水は、小さな波が起こり波紋が広がる

上条「うん、今のはいいかんじだ」

御坂「なーにやってるのよ」

上条「能力を制御するための特訓だよ」

御坂「あんた、あの事まだ気にしてるの?」

上条「……」

御坂「少なくとも、私と妹たちは救われた。感謝してる」

御坂「だから…ほら」

御坂から紙袋を渡される
差し入れか

御坂「自分の功績に自身持ちなさいよ」

上条「オレが地震だけにってか?」

御坂「そういう意味じゃないわよ。バカ」

それからオレは、学園都市の上層部の歪な計らいで旅行に行かされるハメにはなった
そこで見た目と中身が変わる異変が起こった。それを認識できるのは一部の人間だけ

(民宿にて)

土御門「ゼェゼェ…分かってたぜよカミやん。お前がレベル5になった時点で、オレの力じゃ勝てないってことを」

真実を知ったオレは親父を守るため、土御門と戦うハメになった
体術で苦戦を強いられるも、一発強いデコピンをしかけたら、あっと言う間にノックアウトした

上条(正直、地震の力を手に入れてなかったら、どうなっていたか)

土御門「カミやん、頼みがある…ねーちんを守ってやってくれないか」

上条「え?だからオレは…術式を解除するために神裂に頼まれて」

土御門「それならオレがやるぜよ」

上条「……?じゃあ何でうちの父さんの命を狙ったんだ」

土御門「良いから良いから、後で説明もする。それに奥の手があるぜよ」

上条「……?わかった。神裂をサポートしてくる」

上条「一応、釘はさしておくけど、無茶するなよ」

土御門「へいへい大丈夫だって」

上条「頼んだぞ!」

土御門「……」

土御門(なーんで嘘だけどな。初めから無理する事しか考えてないぜよ)

土御門(どうやってカミやんを言いくるめるか悩んだが、あっちも焦ってて、いちいち疑う暇もないか)

土御門(さーて、命がけの作業に取り掛かりますかにゃ)

神裂「上条当麻!?なぜ戻ってきたんですか!」

上条「事情は後で説明する!」

上条「術式の件は土御門がどうにかしてくれるらしい!」

神裂(術式の件は彼が…ま、まさか!?)

上条「おい!くるぞ!」

神裂「ハッ!危ない!」

ボォォン!!

ミーシャ「……」

上条「神裂、オレのもう1つの力…みせてやるよ」

上条(視界にうつるのは海。ここなら全力で力を使う事ができる)

上条「おおおおぉぉぉ!!!」

ボゴォ、ビキビキ…

神裂「!?」

ボゴォォォン!!!

空間に大きなひびが割れる
そして宙に浮いたミーシャに目掛けて、大きな衝撃と津波が襲う

上条(どうにか術式が壊れるまで、時間稼ぎしないとな)

日々、奇妙な事件に巻き込まれる私こと上条当麻は、これからも不幸に愛された日々を送るのだろう

だが手にした力は、守るべき者のためにしっかり使っていこうとおもう
後でわかった事だが、オレはカナヅチになっていたらしい。不幸だ

おわり

結局、エンゼルフォールまでやってしまった

次からは前に言ったように、二週目か、インデックス編のどちらかをやろうと思います
因みにインさんの方は、もう食べさせたい悪魔の実が決まってるので安価はとりません

次週の為のアンケートとります
2つのうち1つ、先に3票とったほうを採用しようと思います

・二週目
・インデックス編

2週目やります

2週目やる前に安価を

次回からの悪魔の実は、いくつかの候補の中から選んでもらいます

・運試しのコンマ安価と、早い者勝ちで普通の安価で選ぶ、どっちがいい?
下1

上条(実家から何やら怪しげな果実が届いた)

上条「父さんからの手紙まで入ってる。なになに」

上条「……」

上条「父さん、また海外で訳の分からない物を買ったんだな」

上条「しかも副作用ってなんだよ…怪しさ満点じゃねえか…」

上条「まあ節約だと思って、今夜はこの怪しげな果実を晩飯にするか」

バリ…ガツガツ、モグモグ…

上条「ま、まずい…なんだこれ…!おぇ…!」

上条「不幸だ…」

上条さんが食べた悪魔の実は?
コンマ安価下1

・ドアドア01~30
・ノロノロ31~55、57~60
・ゴムゴム56
・バリバリ61~90
・チユチユ91~99

ありがと
展開を考えてきます

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