サターニャ「ふっふっふ」 (12)
サターニャ「ガヴリール!ついに私たちのどっちが真の悪魔か判明する時がきたようね」
ガヴ「そもそも私は悪魔じゃねえよ」
サターニャ「うるさいわね!見なさい、魔界通販で手に入れたこの『スペックゴーグル』の力を!!」バァン
ヴィーネ「また学校に変なもの持ってきて…」
ラフィ「皆さんおはようございます~?んー何やら面白そうな場面ですね」ワクワク
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ガヴ「はあ、ほんとよく飽きないよな…おまえ」
サターニャ「なーっはっはっは!そんなことを言ってられるのも今のうちよ」スチャ
サターニャ「う、見える…ガヴリールのスペックが手に取るように見えるわ…!」キュイン...ピピッ
サターニャ「ふぅん、容姿“8”/内面“6”/ネトゲ度“10”/天使力“5”/トータルスペック《29》ランクB+…なんだ、思ってたより普通のスペックね」ニヤリ
ガヴ「な…私がB+だと?おい、その変なゴーグル絶対壊れてるぞ…!」ダンッ
ヴィーネ「へえ面白そうね、それって悪魔のスペックもわかるのかしら」
サターニャ「対象が生物なら問題ないわ!ヴィネットのスペックも見てあげる」キュイン...ピピッ
サターニャ「おお!容姿“8”/内面“9”/イベント度“10”/悪魔力“2”/トータルスペック《29》ランクB+…ヴィネット…ちょっとあんた、悪魔力“1”ってヤバくない??」
ヴィネット「うそ…サターニャ!それ壊れてるわよ…いくらなんでもそんなに低いわけ…うぅ」ガ-ン
ラフィ「確かにヴィーネさんは悪魔なのが不思議なくらい、いえ、むしろ存在そのものが優しいですよね」プフゥ
ガヴ「くそ、ヴィーネの評価がわりと当たってるから壊れてるっていう線が薄くなったじゃないか!」
ヴィーネ「ガヴまで…!なんか私これから悪魔として頑張れるか心配になってきたわ…」ズ-ン
ラフィ「あらあら~、この流れだと次は私の番でしょうか」ニコニコ
サターニャ「あんたのスペックは少しばかり高そうね…どれどれ…なっ?!」キュイン...ピピッ
サターニャ「容姿“8”/内面“7”/S度“10”/天使力“8”/トータルスペック《33》ランクA+…全体的に数値が高いじゃない…ぐぬぬ」
ヴィーネ「A+…!?ラフィすごいじゃない!S度なんて10よ!10!あれ、でもラフィって確か天使学校次席じゃ…」ハッ
ガヴ「おい、こっちみんな」
ラフィ「以前のガヴちゃんならランクSでもおかしくはなかったのですが、現在は私の方がやや高スペック扱いみたいですね」
ガヴ「ぐっ…サターニャ、次は誰の番かわかってるよな?そのゴーグルをよこせ」ギロ
サターニャ「もちろんそのつもりよ!あんたのスペックより私のスペックが優れてることを証明してあげるわ!」
ガヴ「ほざいてろ…ん…これは…!」スチャ...キュイン...ピピッ
ガヴ「容姿“8”/内面“6”/純粋度“99”/悪魔力“3”/トータルスペック《116》ランクSS+…なんだよこれ!?やっぱり壊れてるじゃん!」
ラフィ「いいえガヴちゃん、おそらくこれで合ってます…!きっとサターニャさんの想像を絶する汚れなき心が純粋度に反映されトータルスペックを底上げしたんでしょうっ!」テカァ
ヴィーネ「そうえば…サターニャにこの前…」
サターニャ『ねえ、人間ってちょっと変よね』
ヴィーネ『え、どこが変なの?』
サターニャ『だってあいつら、海外のドラマとかでよく裸で抱き合って妙な動きしてるじゃない?あれって一体なんなのかしらね』
ヴィーネ『ぁえ?!あっ、そうね!きっと人間特有の体操…そう体操してるのよっ』アセアセ
サターニャ『なんだ体操だったのね、でも変な声も出してたし体操には見えなかったけど…まあ別にどうでもいいんだけどね…メロンパン食べよっと』アムアム
ヴィーネ「っていうやりとりをしたときに薄々感づいてはいたんだけど…ほんとにサターニャって純粋よね」
サターニャ「え、アレって人間特有の体操なんでしょ?ちがうの?」
ラフィ「ヴィーネさんっ…そのお話ヤバすぎです…もうサターニャさんどんだけ尊いんですか…」プルプル
ガヴ「うわーサターニャおまえ色んな意味ですごいな、もう今回は私の負けでいいよ」
サターニャ「もうっ、なんなのよー?!まあいいわ、とりあえずこの中で私が一番スペックが高いみたいだし!まさかラフィエルにまで勝つとは思わなかったけど…しかし当然と言えば当然かしらね!なーっはっはっは!」ドヤァ
グラサン「授業始めるぞ、席につけー」
サターニャ(私のランクがSS+だなんて、やはり人間界を掌握できるのは私しかいないようね)
サターニャ(これから展開されるのは私が世界を征服するまでの波瀾万丈な物語ーーーサタニキアオールタイムなんだから!)
犬「ワンッ」
完
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