モバP「フツウの花見」 (22)

ガチャ

仁奈「ただいまでごぜーます!」

比奈「お疲れ様でース」

楓「おかえりなさい。お疲れ様」

比奈「楓さん。ただいまっス……?」

比奈「……そんなにたくさんお酒抱えてどうしたんスか?」

楓「お酒祭りよ」フンス

比奈「は?」

仁奈「おまつりでごぜーますか?わーいでやがりますか?」

楓「わーいよ。仁奈ちゃん」

仁奈「わーい」

楓「わーい」

比奈「いや、え?え?」

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…………

比奈「あ、いた」

P「お」

柚「スキありっ」ぽひっ

P「あっ」ぽと

柚「へへー柚の勝ちだー!」ぴょんぴょんっ

P「おいおい、いまのはずるくないか?」

柚「センリャクテキショーリ!っだよーってわあわあPサンだめそれめがかわくやつ!」

P「お疲れ様。比奈も手伝ってくれたのか。ありがとう」

比奈「いえ。そんなことより、……なにしてたんでスか?」

P「?見ての通り花見の場所取りだが」ぽひぽひ

柚「めがー」

比奈「や、ブタミントンを使った拷問しか見えないっス」

比奈「はい、これ飲み物っス」

P「ありがとう」

P「お、楓さんにお願いしたわりには……」ガサゴソ

比奈「アタシがソフトドリンク中心に買い足しましたから」

P「おー」

比奈「ついでにスーパーで段ボールもらってきたっス」

柚「おー」

楓「おー」

比奈「楓さんはおーじゃないっス」

仁奈「仁奈もお菓子をえらぶの手伝ったですよ!」

P「えらいえらい」

楓「ありがとう、比奈ちゃん。一時はどうなることかと……」

比奈「や、あれまるまる手で抱えてもってこようとするのはどう考えても無茶でスから」

楓「実は私、お酒が好きで……」

比奈「知ってまス。そこじゃないっス」

仁奈「仁奈はコアラのマーチが好きでやがります!」

比奈「はいはい。いま開けるっスよー」

柚「柚はカルピス!」

比奈「紙コップもあるっスよー」

P(お母さんか)

比奈「お父さんも手伝えっス」

P「あ、はいすいません」

柚「ぷはーっ」

柚「へへっ。比奈サンは最近お料理もすごい、スゴいし、ホントにお母さんみたいかも!」

比奈「違いまス」

楓「スーパーで段ボールも手に入れちゃうし……」ウンウン

比奈「それは元々私もプロデューサーに教えてもらったんでス」

P「最近よく比奈とスーパー行ってるからなあ。ご飯作ってやったり、一緒に作るのに」

柚「お母さんとお父さん!」

比奈「だれがお母さんスか」

比奈「…………」

比奈「だれがー」ぺんぺん

P「なぜ俺をたたく」イテイテ

仁奈「比奈おねーさん嬉しそうでやがります」

…………

ワイワイ

楓「……」コクコク

楓「プロデューサー、お湯割りもおいしいですよ」

P「あ、どうも」

P「ん……。はー。うまいですね」

楓「はい」

楓「ほんわりしますね」

P「そうですね」

柚「えいっ」ぽひっ

仁奈「あー。くうっ、ひっさつもふもふレシーブですよ!」もふぽこっ

柚「なわっきぐるみをコート(レジャーシート)に直接!?」

比奈「反則じゃないっスか?それ」

P「……」チビチビ

P「比奈も飲んでるか?」

比奈「ス」

P「お弁当も食べてるか?」

比奈「ス」

比奈「から揚げおいしいでス」モキュモキュ

P「よかった」

P「あ、味噌汁もあるぞ」

比奈(お母さんスか)

比奈「いただきまス」

P「おう」

楓「えいっ」にぎっ

楓「ふふ。はい」

仁奈「わー。ありがとですよ、楓おねーさん」

柚「楓サンサクラつかむの上手!すごいねー」

楓「えへへ」

比奈「……」ズズ……

比奈(おいし……。あったかい)

比奈「…………」はふ

柚「ほっ。はっ」にぎっ

柚「あれっいない」

楓「落ち着いて、ゆっくりね。さくらにさくらんしちゃだめよ。……ふふ」

仁奈「えいっえいっ」

比奈「…………」モグモグ

柚「ねえねえっPサンもこれできる?サクラつかむの!

柚「このままだと楓サンのひとりがちだよーコアラのマーチとられちゃうよー」ゆさゆさ

P「コアラのマーチをかけるな。あとゆすらないで」

比奈「あはは」

P「よし。じゃあ俺もやってやるぞー」

柚「わーい。柚のぶんもよろしくっ」イケッPサンッ

P「あ、そういう」

仁奈「仁奈のぶんもわけてくだせー!」サクサクッ

P「食べてんじゃねえか」

仁奈「てへでやがります」

柚「仁奈チャンは自分のぶんさきに確保してたんだー。センリャクテキ!」

仁奈「せんりゃくでやがります!」サクー

P「戦略ってなんだっけ」

楓「ふふ…。プロデューサーでも手加減しませんよ……」

楓「スコア、コアラのマーチ5箱の私に勝てますか?」ドヤァ

P「大人気ないな!」

比奈「……」

比奈「……」くい

P「?」

比奈「……」

比奈「……プロデューサー」

P「うん?」

比奈「アタシはお母さんじゃないっス」

P「…………」

P「知ってる」

比奈「……」

比奈「へへ。そっスか」

比奈「じゃあ、いいんでスけど」

P「おう」

比奈「やっぱお母さんはプロデューサーでスから」

P「なんでそうなる」

比奈「お味噌汁がおいしいし」

P「関係あるのかそれ」

比奈「みんなが甘えるプロデューサーだし」

P「……ん?」

比奈「私もコアラのマーチ欲しいっス」

P「コアラのマーチ食べたいだけじゃねえか」

P「…………」

P「……」ハァ

P「分かったよ」

比奈「……へへ」

比奈「ありがとうごさまいス。よろしくっス」ニヘ

P「はいはい」

P「よーし。やるぞー」

楓「やりましょう」

仁奈「ふたりとも、がんばれーですよー」サクサク

P「一人勝ちか」

楓「ほっ。はっ」

P「あっずるい。楓さんずるい」

仁奈「よーいどんですよ」

P「審判雑っ」

柚「あははー」

柚「ふへー。のどかわいたー。比奈サン、まだカルピスあるー?」

比奈「自分で入れるっスよ」

柚「あれっ比奈サンつめたい……」

比奈「アタシはお母さんじゃないっスから」

比奈「お母さんはプロデューサーっス。だから、甘えるならプロデューサーっス」

比奈「アタシも甘えまスから。プロデューサーに」にひ

柚「……。ン」

柚「へへ。そっか。わかった!」ニパッ

比奈「へへ。はい」

楓「ほっはっ。ふっ」

P「ぐっ、ぬっ」

仁奈「P、もっとがんばれですよー」

P「いや、これけっこうむずい……」ハラリ

楓「んっ…。ふっ、ふふっ。プロデューサー、そのていどですかっ?」

P「ぐう…。まだまだ!負けませんよ!」

仁奈「おおっ!かっこいいです」

楓「ふふっ」

柚「ねーねーPサーン柚カルピスのみたいー」

比奈「お忙しいところ大変恐縮でスがアタシはお湯割りを」

P「えっなんでこの状況で俺に甘えてくる?」

柚「てへ?」

比奈「ふふ」

柚「だってー」

比奈「ね?」

P「ねっ、てなに、な、なにが?」

楓「ほっ。やっ」

仁奈「あっ、Pたいへんでやがります!仁奈、仁奈のぶんのコアラのマーチたべおわりやがりました……」

P「…………」

柚「ねーPサーン」

比奈「ねープロデューサー」

仁奈「ねーねー」

楓「ねーねー」

P「あーあー」

P「あーもー」

P「わかったわかった。順番順番!柚、比奈、すぐ入れてやるからなっ」ほっ

柚「わーい」

比奈「わーい」

比奈「へへ」

比奈「……。ありがとうっス、プロデューサー」



・・・・おしまい

花見してねえなこの子たち
おわりん

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