提督「よろしくなビスマルク!」でかい暁「……!」 (155)
久しぶりの艦これSSです。
駄文ですがよろしくお願いします。
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大淀「提督! ついに我が鎮守府にもビスマルクが!」
提督「何!? 案内してくれ!」
大淀「はい。此方です」
うぉ……やってしまった。まあ、いいか。
名前? 変えます。
提督「これがビスマルク……大きいな」
提督(ゴ○ラよりは小さいけど)
大きい暁「……?」首傾げ
提督「……ビスマルク?」
でかい暁「……」こくっ
提督「ちょっと待ってくれ。提督マニュアル見るから」
ビスマルク
でかい暁
大淀「疑う余地はないかと」
提督「だよな! 良く来てくれた!」
でかい暁「……?」首傾げ
提督「お前に会いたかったんだ!」
でかい暁「……!」てれてれ
Z1「ビスマルクが来たって? 会いにーー」
でかい暁「?」
Z1「」
提督「ん? どうかしたか?」
バタッ
提督「い、医者ーー!」
でかい暁「……!」おろおろ
提督「疲れが溜まっていたのだろうか……それに気づかないとは……自分は提督失格だな」
大淀「提督……」
でかい暁「……!」
ひょい
提督「うわっ! な、なんだ……!? と、飛んでる……じゃなくて、ビスマルクの手のひらか?」
でかい暁「……」にこにこ
提督「……そうだな。自分がこんなんじゃ、駄目だよな」
でかい暁「……」こくっ
暁「司令官! 新しい艦娘が来たって本当?」
雷「新しい子の面倒は私が見てあげるわ!」
電「あの、ご挨拶に……」
響(やけに暗いな)きょろきょろ
提督「お、ちょうど良かったな。紹介する」
4人「?」
のそっ
響(何かが動いた?)
提督「彼女がビスマルク型戦艦のネームシップ……ビスマルクだ」
でかい暁「……」ぺこり
4人「」
電「し、ししし司令官さん……!?」ガタブル
雷「大きいわ!」
暁「」ぶくぶく
響(かっこいい)キラキラ
提督「ほら、みんなも挨拶しろ」
電「い、電なのです」
雷「雷よ! 何かあったら、私に頼ってもいいのよ!」
電(ぶ、ブレないのです!?)
響「響だよ。所で肩に乗せてくれるかい?」
電「ひ、響ちゃん!?」
でかい暁「……」こくっ
電「え?」
でかい暁「……」すっ
電「いいのですか……?」
でかい暁「……」にこにこ
暁「」
暁「」
暁「……はっ!?」
暁「みんな暁が時間を稼ぐから逃げて!」
でかい暁「……♪」
電「はわわ……高いのです!」
雷「鎮守府全体が見渡せるわ!」
響「ハラショーこいつは高さを感じる」
暁「」
でかい暁「……!」
暁「な、なによ……」
でかい暁「……」すっ
暁「ふん、暁はみんなみたいに……絶対に騙されたりしない!」キリッ
どしんどしん……。
暁「もっと早く歩いてほしいわ!」きらきら
電「凄いのです!」きらきら
雷「きゃー♪」きらきら
響(ロボット物アニメの主人公になった気分だ)きらきら
でかい暁「……♪」てくてく
どしんどしん……。
提督「程々にしろよー、っと次の作戦を練らないとな」
提督「……っと、何処で休ませればいいんだ?」
でかい暁「……!」えへん
提督「え? 外でも大丈夫? でもなぁ……」
でかい暁「……!」すっ
提督「スカートのポケットから何か……」
でかい暁「……」てきぱき
提督「テントか?」
でかい暁「……」どやぁ
提督(凄いけど……あのポケットは一体……? 場所取るし)
明石「妖精さん達に相談しましょうか」
提督「居たのか」
明石「酷い」
ビスマルクのはじめてのしゅつげき
でかい暁「……!」ふんす
提督「初めは近海にしとくか……無理するんじゃないぞ」
でかい暁「……」こくこくっ
提督「すまないがビスマルクを頼んだぞ」
川内「夜戦!」ビシッ
加賀「所でいつになったら抱いてくれるのかしら(心配しなくとも、新人の援護はしっかりするわ)」
瑞鶴(ビス……マルク……?)
深海棲艦A「この先が奴らの鎮守府か」
深海棲艦B「そこを叩けば奴らは暫く海に出られまい」
深海棲艦C「固有の名前がない……あ(察し)」
深海棲艦D「よし、ご機嫌な音楽を流しながら行くか!」
~♪
深海棲艦A「お、いいな。なんか激戦に出撃する感じで」
深海棲艦D「……? なあ、こんな所に山なんてないよな?」
深海棲艦A「何をバカな……ん?」
深海棲艦B「……?」
深海棲艦C「あれは……」
でかい暁「……♪」
加賀「これは楽ね」
瑞鶴「乗っといて何だけれど良いのかなぁ……
」
川内「あ、敵発見」
深海棲艦「」
深海棲艦A「何なんだあの艦娘は!?」
深海棲艦B「艦娘なのかアレ!? いや、確かに見覚えあるけど!」
深海棲艦C「後ろの奴らに連絡するか……連絡……応援……あ(察し)」
深海棲艦D「応援が来るまで足止めだ!」
深海棲艦A「各機砲撃開始!」
ズドーン!
でかい暁「?」
ドカーン!
深海棲艦B「やったか!?」
『此方は先行部隊! 艦……娘……? と交戦中! 至急応援を!』
『何なんだこいつは……うわぁ!?」
『応援、応援を!! ぐああああ!?』
イ級達「イー!?」
ヲ級「ヲ(ギャーギー騒ぐなや。みっともない)」
イ級「イー!」
ヲ級「ヲ!(撤退? 敵を前にして退がるなんて阿呆か。退がるならお前らだけで退がれや)」
イ級「……」
ヲ級「ヲ(足手まといだ。失せろ)」
イ級「イー……」
ヲ級「ヲ!(さて、敵さんの姿は……)」
でかい暁「……」すいすい
ヲ級「……ヲ(でかい暁……そうかあれがビスマルクか)」
ドカーン!
でかい暁「……?」
ヲ級「……ヲ(効果なしか。今の装備……いや、我ら深海棲艦現在の装備でアレにダメージ与えることも難しいかもな)」
ヲ級「ヲ……?」ガタガタ
ヲ級「……ヲ(このヲ級が震えている? なるほど、彼奴らを退がらせて正解だったか)」
ヲ級「ヲ(このヲ級に恐怖を思い出させてくれたことに感謝しよう……だが)」
でかい暁「……」すいすい
ヲ級「ヲ!!(深海棲艦を舐めるな!!)」
ドーン!
ヲ級「ヲ?」
イ級「……!」
ヲ級「ヲ……(お前ら……)」
イ級「イー!」
ヲ級「ヲ(馬鹿共が……好きにしろ)」
イ級達「イー!」
ヲ級「……ヲ(……すまん)」
イー級達「……イー……」ブクブク
ヲ級「……ヲ(貴船等と共に戦えた事を誇りに思う。誇り高き深海棲艦達よ)」シュタ
でかい暁「……?」
ヲ級「ヲ(薬は注射より飲むのに限るぜ! ビスマルクさん!)」ビスマルクの口に向かって艦載機を飛ばす
でかい暁「~!?」ぺっぺっ
でかい暁「!」すっ……ぶんっ!
ヲ級「ヲ……(は……)」
ズドーン!
でかい暁「……」すいすい
加賀「私達何もやってないわね」
川内「あれ? 夜戦は!?」
瑞鶴「あるわけないでしょ」
提督「初めての出撃でMVPなんて凄いじゃないか!」
でかい暁「……!」てれてれ
提督「偉いぞ! ビスマルク!」なでなで
でかい暁「……♪」
※提督はでかいa……ビスマルクの肩に乗ってます。
提督「ご褒美と言っては何だが、妖精さん達がビスマルクの部屋を地下に作ったくれたぞ!」
でかい暁「……!」
提督「妖精さん。頼む」
妖精さん「ヘイヨー」
鎮守府の地下(ビスマルクの部屋)
提督「リフトで降りたり上がったりするのか」
でかい暁「♪」
提督「広すぎないか?」
妖精さん「……」グッ
提督「緊急時はカタパルトもあるのか? 凄いな」
加賀「提督はあの子をビスマルクだと思い込んでいる。可哀想だけど現実を教えてあげなくては」
瑞鶴「そうだけど……提督さん、大丈夫なの?」
加賀「落ち込むでしょうね。でも、大丈夫……提督なら、きっと」
瑞鶴(提督さんを信じているのね……)
加賀「落ち込んでいる提督を優しく慰めたら私に異存すること間違いないわ」
瑞鶴「ごめん。意味がわかんない」
加賀「これだから貴女は年中五航戦なのよ」やれやれ
瑞鶴「早く行けや」
提督「最近調子が良いな。演習も頭に入れておくか」
コンコン
加賀「提督。私です」
提督「ああ。加賀か、入ってくれ」
加賀「失礼します……」
提督「どうした?」
加賀「声だけで私と分かるなんて……やはり、私と提督は結ばれる運命なのね(ビスマルク……彼女についてお話が)
提督「ビスマルク?」
加賀「すぐにでも結婚の準備に取り掛かるべきね。(はい。彼女について話が……)」
提督「聞いてくれ。ビスマルクは出撃する度に面白そうなもの、気に入ったものをポケットに入れる可能性があるらしい」
加賀「提督は先ずは既成事実から作りたいと? ……同意見です(それが何か?)」
提督「資源も沢山持って来てくれてな。みんなは勿論……加賀ももっと活躍出来るぞ」
加賀「……」
提督「で、話というのは何だ?」
加賀「彼女は……いえ、彼女こそがビスマルクだったんですね」
提督「……? ああ」
瑞鶴(一航戦ーー!?)
瑞鶴「全く一航戦はこれだから……」
吹雪「あ、瑞鶴さん」
瑞鶴「丁度良かったわ。あの提督がビスマルクって呼んでいる……」
吹雪「ビスマルクさんですよ」
瑞鶴「いや……だから……」
吹雪「司令官が赤といえば赤。それが青でも。当然ですよ……ね?」ハイライトオフ
瑞鶴「はい」
瑞鶴「どうみてもビスマルクじゃーー」
朝潮「離反ですか叛逆ですか」チャキ
瑞鶴「どう(以下略)」
川内「うん、それも夜戦だね」
瑞鶴「(以下略)」
暁「ぷんすか!」
瑞鶴「」
長門「本人がそう思ってるのならビスマルクなんじゃないか?」
瑞鶴「何なの……この鎮守府……」
瑞鶴「私がしっかりしないと……」
でかい暁「……」ぬっ
瑞鶴「ひゃ!?」
でかい暁「……」がさごそ
瑞鶴(これはこいつの正体を知るチャンスじゃない?)
瑞鶴「他の連中を騙せても私はそうは行かないんだから!」ビシッ
でかい暁「?」がさごそ
瑞鶴「さっきから何を……」
でかい暁「!」ひょい
翔鶴「あ」
瑞鶴「翔鶴姉!?」
翔鶴「瑞鶴……?」
※この鎮守府には翔鶴はまだ居ませんでした。
瑞鶴「翔鶴姉!? ナンデ!?」
翔鶴「気づいたら、としか……?」
瑞鶴「アンタが連れて来てくれたの?」
でかい暁「……」えへん
翔鶴「瑞鶴? この大きい子は?」
瑞鶴「……ビスマルク。この子はビスマルクって言うの」
でかい暁「……」
翔鶴「ビスマルクちゃん? よろしくね」
でかい暁「……!」こくっ
Z1(今日こそ言おう……彼女はビスマルクじゃないって……!)
「ビスマルク~今日も肩に乗せて欲しいぽい!」
「ビスマルクさん! どうか、どうかお姉様を!!」
Z1(……言いづらい)
「メシアアアアア!どうぞゴーヤを!ゴーヤは誓う永遠の帰依を~! でち!」
Z1(なんだが僕もだんだん彼女がビスマルクに見えて来た……)ぐるぐる
でかい暁「……?」
深海棲艦A「こんなのどうしろって言うんだ! ぐああああ!」
深海棲艦B「畜生! 畜生! ちく……ぐああああ!?」
深海棲艦C「はは……ははは……これは……悪夢だ……!」
提督(ビスマルクを主力とした艦隊に敵は居なかった。重要な海域を次々に取り戻し、全ては順調と言ってもいいだろう)
提督「本部に召喚命令か……ビスマルクの活躍が本部の耳にも届いたか」
でかい暁「?」
提督「ビスマルクは凄い、ということだよ」
でかい暁「……!」照れ
吹雪「司令官! 準備出来ました!」
提督「結局。吹雪が一緒に来るのか」
吹雪「公平にゲームで決めました!」
提督「げ、ゲーム? まあ、いいか……」
川内「」
朝潮「流石です……吹雪さん……」バタリ
長門「やはりアイドルデッキでは無理があったか」
加賀「……」
加賀「……私の完敗ね」
加賀「流石は可能性を齎すレッドアイズと言ったところかしら」
瑞鶴「いや、あんた達何で決めてんのよ!」←でも負けた。
本部
元帥「良く来てくれたのぅ。最近活躍しておるようじゃな?」
提督「きょ、恐縮であります……ですが、自分は何もーー皆がいるからこそです」
元帥「ふむーーじゃがお主と艦娘。どちらかが欠けてもこの戦果は無かったかも知れんぞ? そうは思わんか」
大将「誠でございますなぁ」
提督「は、はぁ……」
元帥「君の鎮守府の艦娘は精鋭揃いと聞いておるがーー特にずば抜けた艦娘が居るようじゃな?」
提督「ずば抜けたーービスマルクの事でしょうか?」
元帥「そう。今回はそのビスマルク? の事についても話があっての」
狙撃し易い場所
吹雪「……」チャキ
元帥「まあ……何じゃ……君に会わせたい者が居ってのぅ」
提督「自分に……ですか?」
コンコン
元帥「入ってくれ」
????「失礼するわ!」
提督(綺麗な女性だな……艦娘みたいだけど)
元帥「彼女はーー」
????「Guten Tag! ビスマルクよ」
提督「ビスマルク?」
ビスマルク「そうよ。私が! ビスマルク、よ」
提督(ビスマルクにも色々いるんだなぁ)
狙撃しやすい場所
吹雪「配置について下さい」
『了解です』
提督(姉妹艦か何か? あまり似てないな)
元帥「……どうかの?」
提督「確かに自分の知っているビスマルクとは違いますが……」
ビスマルク「だから私が本物のビスマルクなの。貴方がビスマルクと呼んでいる艦娘? はーー」
提督「それでも自分にとってのビスマルクは彼女だけですから」
元帥「ほぅ?」
ビスマルク「いや……だから……」
元帥「ビスマルクや。もう下がって良いぞ」
ビスマルク「そんなのーー」
元帥「主が欲しがっていた一年で一個限定のプリンが儂の冷蔵庫にーー」
ビスマルク「失礼するわ! あ、そこの貴方。そこまで言うならそのビスマルクを大事にしなさい。良いわね?」
ガチャ……バタン
元帥「チョロいのぅ」
大将「誠でございますなぁ」
元帥「お主の所のビスマルクは絶大な力を持っておるーー確かに心強いが、脅威にもなり得る」
元帥「……分かるな?」
提督「……彼女は」
元帥「ふむ」
提督「確かに普通の艦娘より少し大きく、少し強い力があるかも知れません……ですが兵器である前に彼女は純粋な、一人の女の子です」
元帥「よりにも寄ってお主の立場でそれを言うか……ふむ」
提督「仲間を思い、仲間の為に戦い、仲間を守り、仲間の為に泣く事の出来る優しい女の子です」
元帥「……」
提督「自分はそんなーー」
廊下
ビスマルク「~♪」
「自分はそんなーー」
ビスマルク(まだ話しているのね)
「ビスマルクが大好きです」
ビスマルク(!?)
その頃鎮守府
でかい暁「(´・ω・`)」
大淀「仕方ありませんよ。ビスマルクさんが行くのは無理がありますし……」
でかい暁「(´・ω・`)」
大淀「すぐに帰って来ますって」
でかい暁「(´・ω・`)」
暁「あ、ビスマルク!」
でかい暁「!」むくっ
でかい暁「……」ちらっ
大淀「はい。提督が戻って来たらお知らせしますね」
暁「さ、遊びましょう!」
でかい暁「~♪」
ここは知るものぞ知る有名な深海棲艦秘密基地
モブ深海棲艦「以上ガビスマルクノ情報デス」
深海提督「……」ぼそぼそ
レ級「レレレ!」
二級「レ級殿ハ深海提督ハ引キ続キビスマルクノ情報ヲ集メヨト申シテイルトイッテマス」
モブ深海棲艦(面倒くせえ)
元帥「君がそう言うなら止めはせん……が、これをよく思わん者も居るのを忘れんようにな?」
提督「はい」
元帥「期待しておるぞ?」
提督「はい! 失礼します!」
ガチャ
元帥「……ま、なる様になるじゃろ。いざとなれば助けてやれば良いしの」
大将「誠でございますなぁ」
狙撃し易い場所
吹雪「此方は吹雪。作戦は中止、鎮守府に帰投して下さい」
『了解しました』
元帥「何か助かったの儂等のような気がする」
大将「誠でございますなぁ」
鎮守府
提督「うん。やっぱりここが落ち着くな」
吹雪「私もです」
ドシンドシンドシン!
提督「ん?」
ドシンドシンドシン!
暁「ちょっとビスマルク! 速過ぎるわ!」
雷「これは……」
電「まさか!」
響「知ってるのかい!? 雷! 電!」
雷「ええ! アレは飼い主を待っている子犬が……」
電「飼い主さんがやっと帰って来たのが嬉しくて駆け寄っちゃうのです!」
でかい暁「♪」
吹雪「司令官!」
ひょい
提督「あ~……気が済んだら降ろしてくれ」
でかい暁「~♪」
提督「俺が留守している間も敵襲などの問題もなし。ビスマルクが泳ぎに行ったぐらいか」
吹雪「平和というのも変な話ですけどーー何事もない方が良いじゃないですか」
提督「そうだな」
わしゃわしゃ
吹雪「ひゃ!?」
提督「これでみんなと甘い物でも食べてくれ」
吹雪「ありがとうございます! 吹雪。これであと10年は戦えます!」
提督「大袈裟だなぁ」
吹雪「失礼します!(司令官に撫でて貰っちゃった♪)」
提督
何処にでもいる至って普通の提督。
ビスマルク
提督が焦がれに焦がれついに製造された感娘。
50メートルと大きい身体と丈夫な装甲、そして優しい心を持つ。
マントルも彼女にとっては風呂のようなものである。
光線は出さないがマジ泣き時の鳴き声の威力は凄まじい。海と地は裂け天が荒れ狂う……までは行かないがそれに近いことが起きる。
大淀
基本的に真面目。提督がビスマルクの製造に成功した時は心の底から喜ぶ。
吹雪
初期艦であり忠誠度は他より高め。普段は優しく面倒見もいいが……礼を欠く艦娘を粛清しそうになることも。
朝潮
吹雪の次に着任した艦娘。忠誠度は高め。
基本的には真面目で礼儀も正しく優等生タイプだが……(以下同文)
暁、響、雷、電
仲良し四姉妹。最初はビスマルクを怖がるもすぐに打ち解け友達になる。
夜戦
夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦。
加賀
忠誠度は不明。冷静な性格でビスマルクの正体に不審を抱いていたがどうでも良くなる。
瑞鶴
ビスマルクのことを怪しんでいたが翔鶴に出会いビスマルクの優しさに触れたことにより彼女を仲間と認める。
翔鶴
翔鶴は……拾った。
提督「そう言えばだけど……ビスマルク用の装備は開発出来ないのか?」
明石「現代の科学じゃ無理ですね……出来たとしても鎮守府どころか国が傾きかねませんよ?」
提督「そんなにか」
明石「そんなにです」
提督「せめて装甲だけでも……」
明石「現代の技術どころか艦娘にもあの子を物理的に傷つけるのは不可能ですよ」
提督「そんなにか」
明石「そんなにです。あの子にとってマグマも温めのお風呂みたいな物ですから」
提督「そんなにか」
明石「そんなにです」
提督「あぁ~……マグロ食いたいな……てのは、贅沢なんだろうが」
大淀「マグロどころか魚も貴重ですし」
でかい暁「……」
数時間後
提督「ビスマルクが出撃した!? そんな命令出してないけど……本部に知られたら不味いな……」
吹雪「私が何とかしておきますね」
大淀(どっちを?)
とある海域
船員A「おやっさん追いつかれちまうよ!」
船長「チッ! せっかく大量だったのによ!」
船員A「禁止海域に入ったバチが当たったんだ!」
船員B「……よし」
船長「! 何か考えあんのか!?」
船員B「諦めよう、な?」
船長「馬鹿か、てめえ!」
船長「! 来やがった!」
深海棲艦「デュフフフwwww拙者に見つかったのが運の尽きですぞwwww」
船員A「もうダメだぁ……おしまいだぁ」
船員B「遺書を瓶に詰めて、と」
バシャーン
船長「何だ!? 新手か?」
深海棲艦「ぬおぉぉぉ!? 何者かは知らぬが拙者に刃向かうなど愚ーー」
でかい暁「?」
深海棲艦「\(^o^)/」
深海棲艦「え、ええい! 者共かかれーい!」
深海棲艦だったものたち「」ぷかー
深海棲艦「うはwwww」
船員A「あれは一体……」
船長「間違いねえ……ありゃあ」
船員B「海のあーー」
船長「海神様だ!」
船員B「くんぅぐうん、げほっ……海神様……あの伝説の……?」
でかい暁「?」
深海棲艦「へ! こりゃあ倒し甲斐のある獲物だなおい! おいデカブツ! この主砲でこの人間達もろともーー」
でかい暁「!」ぶんっ
深海棲艦「ぎゃぶ!」轟沈
船長「お、お前ら! 頭が高けえぞ! 海神様! オレたちを救っていただきありがとうございました!」
でかい暁「……」じーっ
船員A「何か見てますぜ」
船員B「伝説の通りだと助けた人間から生ーー」
船長「この魚ですかい?」
でかい暁「!」こくっこくっ
船員B「贄を求めず、食料や漁をして得た魚を求めるという」
船長「勿論! 全部持っていてくだせい!」
でかい暁「……」ふるふる
船長「え? 全部は悪いから少し分けてくれるだけでいい?」
でかい暁「……」こくっ
船長「何て慈愛に溢れた神様なんだ! それじゃあ、これを持って行ってくだせい!」
でかい暁「……」ぺこり
船長「何て礼儀正しい神様なんだ……! 此方こそ助けていただきありがとうございました!」土下座
でかい暁「……」にこにこ
船長「貝殻……これを俺たちに……?」
船員B「伝説通りだ」
でかい暁「……」ぱくぱく
船長「びす、まるく……それが神様のお名前で……?」
でかい暁「……」こくっ
船員B「伝説どおーり」
船員A「すげえ……俺たち、伝説を体験してるのかよ!」
でかい暁「……!」手をふりふり
船長「海神様が帰っていく! お前らも見送れ!」
漁師達は村に帰り、出来事を全て村人達に話した。
海神ビスマルクは村で祀られ、そのビスマルク伝説は永遠に語り継がられることになるのはまた別の話。
やっちゃった……もう寝る……。
大淀「ビスマルクさんが帰還しました。何故か大量の魚介類と一緒に」
提督「あーー俺のせいか」
大淀「これで暫くは魚にも困りませんね」
提督「保存食にして非常時に備えるのもいいか」
大淀「うふふ、愛されてますね」
提督「ビスマルクは?」
大淀「暁型の子達と一緒に入渠してます」
提督「ああ~……あのビスマルク用に作られた船渠でか……あれ、凄いよな」
大淀「艦娘が何百人も入れるスペースですからね」
大淀「それと……ビスマルクさんのポケットに何人かの艦娘が」
「海からこんにちは!」
「あなたが提督なのね?」
「俺を呼んだな!」
「こっちみんな!」
提督「んな猫か犬を拾ってくるみたいに……まあ、また賑やかになるからいいか」
大淀「ビスマルクさんに任せ切りになっている所もありますからーー戦力が増えるのは良いことかと」
提督「ああ。もう少し楽させてやれるように頑張らないとな……」
暁「もう! せっかく綺麗な髪してるのに手入れしないと傷んじゃうじゃない!」
でかい暁「♪」ぬくぬく
響「ここは広くて良いね。少し深すぎるけど」
電「うぅ……目がしみるのです」
雷「もう、目を閉じてなさいって言ったでしょ?」
でかい暁「♪」ざばーん
暁「ちょっ」
響「大波だ」
電「はわわわっ!」
雷「もう、ビスマルク! 私たちが艦娘じゃなかったら大変よ?」
でかい暁「♪」
提督「あっという間に新年明けてしまったなぁ」
大淀「明けましたね」
提督「そんな目で見るなよ。色々あったんだ」
大淀「何も言ってませんが」
提督「知らない人たちから沢山魚や料理もらえたし、暫く贅沢出来るな」
大淀「あからさまに話題を逸らしましたね……提督は神の使い様と呼ばれてました」
提督「ビスマルクは海の神様だっけ?」
大淀「うふふ。そうでしたね」
提督「……無いよな?」
大淀「……多分?」
「あけましておめでとうございます」そわそわ
提督「あけましておめでとう。今年もよろしく……みんなで力を合わせてこの国を守って行こう」
「はい!」そわそわ
提督「まだまだ未熟な司令官かも知れないがーー」
「……」そわそわ
提督「皆の力を借りてーー」
「……」そわそわ
提督(すげえ楽しい)
提督「少ないが、俺からのお年玉という奴だ」
大淀(まだ少なくて助かりましたね)
「やったー!」
提督「着任順に名前を呼ぶから取りに来てくれ。吹雪」
吹雪「はい! ありがとうございます。家宝にしますね!」
提督「いや使ってくれ? 次、朝潮」
朝潮「ありがとう……ございます……!」ぽろぽろ
提督「ご、号泣!? 電」
電「司令官さん。ありがとうございます! 大事に使うのです!」
提督「うんうん。雷」
雷「ありがとう! でも……うーん。私が司令官にあげたいんだけど……」
提督「気持ちだけ頂くよ」
提督「響」
響「ありがとう司令官。大切に使うよ」
提督「あかーー」
暁「わ、私はお年玉貰うような子供じゃないし!」ちらちら
提督「……いらないのか? 困ったな。暁が受け取ってくれないなら非常に困る」
暁「し、司令官を困らせたくないから仕方なく貰うし!」
提督「よしよし、好きに使ってくれ」
暁「司令官!」
提督「ん」
暁「ありがとう!」
提督「川内」
川内「zzz」
提督「夜戦の時間だぞー」
川内「何!? 夜戦!? って、朝じゃん……あ、提督。あけましておめでとう」
提督「はいはい。お年玉」
川内「うーん嬉しいけど……子供扱いしてない?」
提督「いやいや……って、何で寄って来る?」
川内「提督に子供じゃないってところを見せようかな、って……私だって年頃の女よ?」
提督「むぅ……」
川内「あはは。冗談だって……今はね」
提督「つ、次だ。次!」
大淀(逃げましたね)
提督「加賀」
加賀「はい」
提督「いつもみんなのまとめ役を頼んで悪いな」
加賀「いえ。私も皆も自分の出来ることをしているだけだから」
提督「頼りにしてる……それと、子供扱いと思われるかも知れないが」
加賀「はい。有り難く頂きます」
提督「瑞鶴」
瑞鶴「提督さん。ありがとう」
提督「最近楽しそうで何よりだ」
瑞鶴「翔鶴姉に会えたからね。もう、何も恐ーーもが!?」
加賀「何となくだけどやめておきなさい」
加賀「何となくだけどやめておきなさい」×
加賀「何となくだけれどやめておきなさい」◯
提督「レーベ。寂しい思いをさせてすまなかったな、これからはビスマルクも一緒だ。頑張ろうな、少ないが使ってくれ」
Z1「ありがとう提督。ビスマルクと一緒なら怖いものはないさ」ぐるぐる
提督「……大丈夫か?」
Z1「勿論。ビスマルクがいるからね」ぐるぐる
提督「長門。お前の火力と装甲にこれからも期待している」
長門「……私が貰っていいのだろうか。私は提督を落胆させーー」
提督「仕方ないことだ。落胆した覚えはないしな。お前は立派な戦力だ。それに今はビスマルクもいる」
長門「フッ……そうか。有り難く貰っておこう」
提督「翔鶴」
翔鶴「あの……まだ来て日が浅いのに、良いんですか?」
提督「日なんて関係ないさ。立派な仲間だ」
翔鶴「……ありがとうございます」
提督「明石。トラブルもあるがそれ以上に世話になってるなありがとう」
明石「どうも。これで新しい道具を買えます!」
提督「大淀」
大淀「え」
提督「え、じゃない。早く受け取りに来い」
大淀「まさか私も頂けるなんて……」
提督「何言ってるんだ。世話になってるんだから当たり前だろ?」
大淀「うふっ……ありがとうございます」
提督「ゴーヤ」
58「オリョクル!?」
提督「言ってない言ってない。まだ前の鎮守府のことを引きずってるのか? お年玉だお年玉」
58「前金? 前金でちか!?」
提督「頼むから幸せになってくれ」ほろり
提督「榛名。他の姉妹を呼んでやりたいがもう少し待ってくれ」
榛名「ありがとうございます! 榛名は大丈夫です……提督が居てくれるなら、榛名は何にもいりません……うふふふ」
提督「あ、曙」
曙「ありがと」
提督「素直に受け取ってくれたな」
曙「私だって場を弁えるわよ」
吹雪「……」
朝潮「……」
曙(クーー提督に掴みかかった時に、腕いらないの? と言われた時はゾッとしたわ)
曙(でも今は……)
提督「?」
曙(悪くわないわ。よろしくね、クソ提督)
でかい暁「……!」ぬっ
提督「お、ビスマルク。あけましておめでとう、今年もよろしくな」
でかい暁「……!」ぺこり
提督「一人だけ外ですまんな。皆んな外でもーー」
でかい暁「……!」ぶんぶん
提督「皆んなには寒いから気にするなって? ビスマルクは優しいな」
でかい暁「……!」
提督「っと、お年玉だけど……現金より、物がいいと思ってな。明石」
明石「はーい。妖精さんお願いします」
妖精A「おーらい、おーらい」ピーピーピー
妖精B「まいど」
電「大きなプレゼント袋なのです?」
でかい暁「?」
提督「開けてみてくれ」
でかい暁「……」がさごそ
でかい暁「……!」
雷「あ、綺麗な晴着ね!」
でかい暁「……!!」ぴょんぴょん
提督「あははは……ビスマルク。喜んでくれて嬉しいけど、地震が凄いから落ち着いてくれ」
でかい暁「……」くるっ
提督「おお、似合ってるな」
でかい暁「……!」てれてれ
大淀(自分で着付けをした、だと?)
暁「ぐぬぬ」
でかい暁「……!」
提督「ん? 耐水も完璧だそうだから暫くそのままで居ても大丈夫だが……風邪ひかないようにな」
でかい暁「……!」
提督「去年プレゼントしたマフラーがあるから大丈夫って? まあ、ビスマルクがそう言うなら良いか」
でかい暁「……♪」
近海に深海棲艦の物と思われる反応を感知!
提督「年明け早々にこれか。よし、出撃だ」
でかい暁「!!」
提督「お、やる気十分だな! 頼んだぞ」
雷「え、それ着て行くの? 大丈夫かしら」
でかい暁「!」こくこく
提督「えーと、吹雪、朝潮、加賀に瑞鶴、翔鶴も行って貰えるか?」
吹雪「はい! サーチしてデストロイですね!」
朝潮「敵の首を持って帰って来ます!」
提督「いやいらない」
加賀「構いませんが」
瑞鶴「過剰じゃない? まあ、翔鶴姉と一緒だから良いけど」
翔鶴「ええ、よろしくね、瑞鶴」
提督「まあ、ビスマルクで十分だと思うが一応な」
鎮守府近海
深海棲艦A「……」
加賀「居たわね。全機ーー」
でかい暁「!」すいすい
瑞鶴「ちょっと! このまま進むつもりなの!?」
翔鶴(私達ビスマルクちゃんの上に乗ってるだけだけど良いのかしら?)
でかい暁「……!」
加賀「! 駄目ッ! 引き返しーー」
ドーン!!
深海棲艦A「やったか!?」
深海棲艦B「あれだけの爆発だ。無疵ではいられまい!」
深海棲艦C「今日は俺の奢りだ! たっぷり飲ましてやる!」
深海棲艦A「よし、奴のくたばりを見てやろうーー」
でかい暁「……?」
深海棲艦A「……ぜ」
瑞鶴「び、ビックリした……」
加賀「まんまと相手の策にハマったわね……無意味だったけど」
翔鶴(ビスマルクちゃんが庇ってくれなかったら危なかったわ……)
でかい暁「……?」
晴着「」ぼろぼろ
でかい暁「」
深海棲艦A「よし、よく分からないが動きを封じーー」
でかい暁「」
でかい暁「……!」うるっ
深海棲艦B「何です?」
でかい暁「!!」ぶわっ
深海棲艦C「え」
でかい暁「ビエーーン!!」
瑞鶴「口からなんか出た! ビーム? ビームでしょ!?」
加賀「ただの泣き声ね。私たちが大丈夫なのは艦娘だからかしら」
深海棲艦本隊「あいつら無事に作戦をーーん、何だ。あのひかーー」
翔鶴(遠くにいる深海棲艦も跡形なく吹き飛ばしていくわ……これがドイツの技術力……恐ろしいわ。味方にいるのが救いだと思えるぐらい)
でかい暁「!!」
瑞鶴「どうすんの?」
加賀「どうするってーー泣き止むまで待つしかないわね」
瑞鶴「は?」
加賀「このまま帰ったら、鎮守府が崩壊するわ」
翔鶴「空はあんなに青いのに……」
瑞鶴「それ他人の台詞」
瑞鶴「駆逐艦二人。何とかして!」
吹雪「はい! ビスマルクさん。大丈夫ですよー」
朝潮「きっと司令官が何とかしてくれます!」
翔鶴(この二人の提督に対する異常なまでの信頼は一体……)
でかい暁「……?」ぐすっ
吹雪「本当です!」
朝潮「だから泣き止みましょう!」
でかい暁「……」
でかい暁「……」こくっ
提督「それで! ビスマルクは無事なのか!?」
加賀「はい。彼女自身に異常は見当たりませんーーが」
吹雪「司令官からプレゼントして貰った晴着がボロボロになっちゃいまして……」
朝潮「今は泣き疲れて眠っています」
提督「妖精さん達でも直せないのか?」
大淀「高速修復材があれば修復は可能のようですが、サイズがサイズですので数が……」
「待つでち!」
提督「お、お前は!」
提督「前にいたブラック鎮守府でズタボロになるまでこき使われ精神までズタボロになり見兼ねた元帥によろしくと頼まれたゴーヤ!」
58「これを見るでち!」
高速修復材の山
提督「こ、これは……」
58「前の鎮守府にいた時にちょっとずつくすねていた物でち!」
提督「……」ちらっ
大淀「私は何も聞いてません」
提督「有り難く使わせて貰おう」
58「ビスマルクさんの為ならお安い御用でち!」
提督「妖精さん」
妖精さん「……ふぅー」煙草の煙吹き
妖精さん「仕事か」
提督「この大きさだと高速修復材でも厳しそうだけど……今日中に何とかならないか?」
妖精さん「何を言っている?」
提督「や、やっぱり……?」
妖精さん「ふぅ……」
妖精さん「オヤツの時間までに終わらせよう」
でかい暁「……」zzz
でかい暁「……」むくっ
でかい暁「……」ごしごし
でかい暁「……」ぼーっ
でかい暁「……!」
でかい暁「……」ぐすっ
妖精さん「……ふぅ」
でかい暁「……?」
妖精さん「起きたか。早くしな、提督さんが待ってるぜ」すぱー
でかい暁「……」ふるふる
妖精さん「何があったかは知らんが……来年まで来てやらないと言っちゃ……そいつが悲しむぜ?」
でかい暁「……?」
晴着「」ピカーン
でかい暁「……!」
妖精さん「着るものなんざ汚れいつかは着れなくなるもんさ……その時が来るまで大事にしてやりゃあ良い」
でかい暁「……!」
妖精さん「見せに行ってやんな。皆、アンタを心配してたぜ」
でかい暁「……!」こくっ
妖精さん「……」
妖精さん「……」すぱー
妖精さん「……ふぅ」
提督「……」
提督「……」チラチラ
提督「……」
提督「うーん……」
提督「……あ、白髪」
提督「……」
提督「な……」
大淀「落ち着いてください。ちょっと鬱陶しいですよ」
提督「う、うむ……」
ドスンドスン
提督「お!」ガタッ
でかい暁「……!」
提督「起きたのか! 怪我はないか?」
でかい暁「……!」クルッ
提督「お、晴着も直ったみたいだな。良かったな!」
でかい暁「……!」ペコリ
提督「気にするな。みんな無事で良かった」
数日後
暁「ビスマルクってば、バレンタインも知らないの?」
でかい暁「……?」
雷「好きな人やお世話になった人にチョコをプレゼントする日なのよ」
でかい暁「……!?」
電「え? それは手作りの方が喜んで貰えると思うのです」
でかい暁「……!」
暁「ポケットから何を……実?」
響「カカオの実だね」
でかい暁「……!」
暁「船を助けた時にお礼に貰ったって? これで作る気?」
でかい暁「……!」
雷「まあ、道具はビスマルク専用のがあるしね。お料理上手だし」
電「ビスマルクさんのご飯美味しいのです」
でかい暁「……!」てれてれ
妖精さん「ふぅー……」
妖精さん「……すぱーっ」
どすんどすん
妖精さん「……ん」
でかい暁「……!」
妖精さん「何だ。また何か壊れたのか……違う? だったら、こんな男に何の用ーー」
でかい暁「……!」
妖精さん「こいつは……前のお礼てか?」
でかい暁「……!」
妖精さん「そうかい。ならそこに置いて行ってくれ。今、手が塞がっててな」
でかい暁「……!」
妖精さん「……ふぅー」
妖精さん「……すぱーっ」
妖精さん「……行ったか」
妖精さん「……」
妖精さん「……ふっ」
でかい暁『……』にこっ
妖精さん「礼ならとっくに貰ってたんだがなぁ」
吹雪「司令官等身大チョコレート!?」
朝潮「大事に保管させて頂きます!」
加賀「気分が高揚します」
川内「夜戦チョコだ!」
58「これで後は10年、戦(オリョクル)えるでち!」
(その他はカット)
でかい暁「……!」
提督「バレンタイン? ああ、チョコレートか……ありが……」
提督(……デカくね? 鎮守府と変わらないんですけど)
でかい暁「♪」
提督「ん、まだ何かあるのか?」
でかい暁「♪」
ひょい……ちょこん
提督「何処行くんだ? え? 沈んだ大陸を見つけた……? ちょっ……待っ……!」
数日後戻って来た提督はよほど強いショックを受けたのか暫くの間、物言わぬ人形のようだったそうな。
このSSまとめへのコメント
とても面白いです。
これからも頑張ってください
マジンガーZだ此w
海神様ーーー
神がお手を降られるだけでわざわいは 吹っ飛ぶのだw
ドイツの科学力はーーーー
妖精さんが超イケメンや!
かわいい!おもしろい!
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