モバP「能力に目覚める装置かぁ」 (28)
P「すごい機械作るな。晶葉は」
晶葉「ふふふ。効果範囲は一応事務所の入っているこのビル一帯程度だが
将来的にはもっと広げるつもりだ」
P「いや、それはやめよう。事務所内ですら混乱しそうなのに外に出したら大変なことになりそうだ」
晶葉「む、そうか。残念」
P「しかしどんな能力に目覚めるんだろう。もうスイッチ入ってるんだろう?」
晶葉「ああ。目覚めるまでの時間や能力には個人差があるからな。目覚めない可能性もあるぞ」
P「それは残念だ……うおっ」
晶葉「ん? どうした? まさか目覚めたか」
P「…………晶葉、今光らなかったか」
晶葉「いや、発光してないぞ。能力も……まだないな。目覚めれば直感的にわかると思うし」
P「む、そうか。目の錯覚だな。すまんがちょっとトイレ行ってくる」
晶葉「まさかトイレに行く能力……?」
P「それは能力と言わないだろう……」
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P(さて)
P(よもやこんな素晴しい能力に目覚めるとは)
P(服が透けて見える能力かぁ)
P(いや、なんというか制御しとけばいいんだけどさ)
P(でもなぁ……)
P(……晶葉は飾りのない白の下着だったな)
P(そして下着の下は見透かせない。これは、うん、よかった)
P(しかし能力が上達すればそれもいけるのか……?)
P(深く考えるのはやめよう)
裕子「目覚めろぉ……目覚めろぉ……」
蘭子「むむむむむ……魔翌力足らず」
P「おうおう、能力開発頑張ってるな」
ありす「全く。みなさん中二病なんですね。能力なんてそんな胡散臭いもの……」
蘭子「我が魂は更なる力を欲している!」
杏「寝ててもお金が増える能力が欲しい」
楓「私は……お酒……いや、温泉……」
菜々「若さ若さ若さ若さ若さ若さ……」
P「ちょっと真剣になりすぎじゃないか……。
そもそも能力に目覚めた奴はいるのか?」
ちひろ「呼びましたか?」
P「ちひろさんかよ」
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ちひろ「いやぁ、デスクワークが捗りますよ。あと小梅ちゃんが歓喜してます」
P「ほう。ということはオカルト的な」
ちひろ「ええ。どうやら幽霊を呼び出し使役する能力のようです。
そこの幽霊! 机の上のイベント資料持って来て!」
「」
P「おぉ!? 資料が浮いてる……」
小梅「う、うらやましい……けど幽霊が……死んだ目……してる」
P「そら、死んでるからな」
愛海「おつかれさm……きたきたきたきたきたーー!!」
P「どうした! 愛海!」
愛海「いやー、なんか今びりびりって……ほっ!」ムニッ
蘭子「ひゃっ!?」
P「愛海が空中を掴んだら蘭子が反応した……?」
愛海「なるほど。標的の好きな場所を遠くから揉める能力かな」
P「Oh...神はなぜこんな能力を」
愛海「でもいきなりなんてこんな力が?」モミモミ
P「かくかくしかじかで」
愛海「へぇ。晶葉ちゃんって本当にすごいね」モミモミ
蘭子「もう……やめて……んっ……」
杏「こういうのって能力を打ち消す能力ってお決まりだよね」
P「ああ、確かによくあるな。主人公が持ってたりするんだろ?」スコン
愛海「あたっ。ちぇ、いい能力なのに……。能力を消す能力って夢がないよね」
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凛「お疲れ様」
卯月「おつかれさまでーす!」
未央「お疲れお疲れ!」
P「やかましトリオが来たか」
凛「そんなにうるさくしたっけ」
未央「そうだぞー! 謝罪しろー!」
卯月「凛ちゃんと未央ちゃんは元気だからね!」
凛「トリオだから卯月も含まれてるよ」
卯月「あれ?」
P「しかし俺が言うのもあれだが今日は暇人が多いんだな」
ちひろ「本当にプロデューサーが言うのはアレですね。仕事取ってきてください」
P「仕事が飛んで来る能力に目覚めないかなー……」
P(……蘭子はフリル付きの下着か。可愛いな。
卯月はこれまた色気のないというか普通の白下着。
未央は青と白の縞パンか。
凛は……なんで上下黒で下は紐なんだ。えらく大人びてるな)
凛「……どうかした?」
P「いや、なんでもない。お前らも能力に目覚めるといいな」
未央「能力?」
愛海「えーっとだね。今ね……」
P(さりげなくソファーに座って杏の……っ!?)
杏「……ん? どうしたの? 怖い顔して」
P「お前……いや、なんでもない」
杏「?」
P(あいつブラジャーつけてないんだな。いくらつるぺただからって。
いや、完全な壁じゃなくてちょっとだけ……よそう。深く考えるのは)
楓「プロデューサー、プロデューサー」クイクイ
P「どうしました。楓さん。袖なんか引っ張って」
楓「見ててください……えい」
コップ「ごぽぉ」
P「楓さんが手をかざしたらコップの中身が増えた!?」
楓「ふふっ。呑み放題」グイッ
P「液体を増幅させる能力ってところですか?」
楓「そうですね……味も普通ですしお酒が飲み放題です。これはお茶ですけど」
P「ちゃんとその人の適正に合わせた能力になるのか。それとも偶然か」
P(ということは俺の能力は一体)
P(……なんで楓さんは楓が書かれた下着を。まさかネタを。こんなところに)
珠美「お疲れ様です!」
美優「お疲れ様です」
唯「おつかれさまー!」
P(…………三船さん大胆)
P「おう、お疲れ」
珠美「今の間はなんですか」
P「気にするな。美世は一緒じゃなかったのか」
唯「なんか車がちょっと気になるから少し見てからいくってさ!」
P「車? ああ、そういえば今日はレッスン場まで車で行ってたな」
美優「ええ。おかげで助かりました」
珠美「ところであそこで唸っている人達はどうしたんですか?」
裕子「目覚めろー目覚めろー目覚めろー」
蘭子「ぐぬぬぬぬぬ……」
菜々「若さ若さ若さ若さ……」
愛海「あれはねー。かくかくしかじか」
美優「能力……ですか。ちなみに愛海ちゃんは?」
愛海「標的の好きな場所を遠くから揉める能力だよ」ジー
美優「……見ないでください」
愛海「……」モミ
美優「キャッ」
P「やめーい」スコン
愛海「あう」
P(でも今、愛海が揉んだ瞬間こう下着がいい感じに動いて……。
はぁ、三船さんまじ天使)
裕子「…………来た」
蘭子「真かっ!」
裕子「サイキッカーユッコ! ここに光臨! 我が力に驚くがいい! はああああああああ」
蘭子「……」
菜々「……」
ありす「……」
楓「……」
凛「……」
卯月「……」
未央「……」
ちひろ「……」
小梅「……」
「」
珠美「……」
美優「……」
唯「……」
杏「……」
ガチャ
晶葉「ちょっと出力を上げてきたぞ……なんだこの空気は」
P「察してやれ」
裕子「……」
菜々「……あれ、なんか花の匂いが」
裕子「……いい匂いを指先から出す能力……だと」
未央・唯「あははははははははははは!!」
楓「……えい」
コップ「ごぼぉ」
菜々「まぁまぁそんなに落ち込まないで」
ありす「そもそも能力なんて……あっ」
蘭子「まさか!」
ありす「……これは……」
菜々「どんな能力ですか?」
ありす「使いたくないです」
未央「まさか裕子以上にアレな能力?」
裕子「仲間……!」
ありす「いえ、あそこまでは……一回だけですよ。えい」
ポン
菜々「こ、これは!」
小梅「ネコミミと……尻尾?」
ありす「耳と尻尾が生える能力……にゃあ」
唯「可愛い!」
P「可愛い!!」
卯月「可愛い!!!」
凛「みくが少し可愛そう」
ありす「うぅ……恥ずかしい……にゃあ」
卯月「おーよしよしよしよしよし!!」ナデナデ
ありす「う……にゃぁ……」
裕子「まだそっちのほうが……うぅ」
小梅「あっ……」
P「なんだなんだ。能力ラッシュか」
小梅「幽霊の……き、気持ちになれる……」ドプン
ちひろ「小梅ちゃんが床に潜っていく!」
小梅「床や壁にもぐる能力……」スゥー
珠美「うわあああああああ、生首が床を滑ってるうううううう」
美優「落ち着いて。珠美ちゃん。小梅ちゃんだから……」
凛「確かに怖い」
小梅「……♪」
卯月「本人はご機嫌みたいですね……おぉ!」
未央「む! 卯月め。裏切ったか!」
卯月「見ててください。はああぁぁぁ!!」パアァ……
P「後光が……!」
卯月「島村卯月です!」ドヤガオダブルピース(ゴコウツキ)
唯「ま、まぶしすぎて見れない」
晶葉「ええい! まぶしいからやめてくれ!」
卯月「残念です!」(ゴコウツキ)
晶葉「む、この感じは」
P「開発者もついに能力者か」
晶葉「ふむ……。電気操作能力か」ビリビリ
唯「いいなー、いいなー」
凛「でもあまり使えないね」
ありす「こんな狭いところじゃせいぜい充電するぐらいですね……にゃあ」
卯月「ありすちゃん、いつ解けるのかな」ナデナデ
ありす「にゃぁ……わからないにゃあ。あと橘と呼んでください……にゃあ」
P(……混乱する前に機械を止めたほうがいいかもしれない。
だけどもう少しみんなの下着姿を見ていたい。目に焼き付けたい)
未央「ん? どうしたのプロデューサー。そんなにじっと見つめて。
もしかしてなんかポーズ取ったほうがいい?」
P「おう。ちょっと取ってみろよ」
P(胸を強調する感じで)
未央「行くよー……この感じっ!」
未央「とぉ!」ババババーン
未央「ふふふ」ドドドドドドドド
未央「こんな感じかな!」テテテテーテーテーテッテテー
凛「……何、今の効果音」
未央「ポーズを取ると効果音が付く能力……。撮影に使えるのかな。はっ!」ドンドコドーン
P「うるせぇな! その能力!」
菜々「……来たあああああああ!!」
蘭子「何事!」
菜々「それじゃあいくよー! 1.2、なのー!
ウサミンパワーでー! はいっ!」
小梅「ウサミンパワーでー! えっ……」
菜々「メルヘンチェーンジ! はいっ!」
蘭子「メルヘンチェーンジ! あれっ」
菜々「ふふふ……。対象に歌の続きを強制的に歌わせる能力っ! これはこれで……うふふ」
凛「菜々が凶悪な能力を……」
菜々「ホーントのきもーち! はいっ!」
ちひろ「きゃはっ。ラブリー17歳っ!」
ちひろ「」
未央「ちひろさんが燃え尽きてしまったっ!」ダダダダーン
杏「……うるさいなぁ。眠れないよ。菜々。チャック!」
菜々「……!」
唯「菜々ちゃんが静かになった」
ありす「相手の音をなくす能力というところでしょうか……にゃあ」
愛海「つまり今なら直接揉んでも抗議の声がない! うひひひひひ」
P「やめんか」スコン
愛海「あう」
蘭子「……我が力は未だに満ちぬ。持たぬ者と言うのか!
ならばその天を砕いて見せよう!」
ポツポツ
ちひろ「あれ、雨見たいですね。おい、幽霊」
「」
ちひろ「これで窓は……」
ドンガラガッシャーン
蘭子「こ、これは……目覚めし我が力は天空の神をも越えてみせた!」
P「て、天候操作か! いきなりガチ能力すぎるだろ!」
珠美「あわわわわわわわ。へ、へそを隠さないと!」
裕子「いやぁ、へそは大丈夫でしょう。ほら、私の指先嗅いで落ち着いて」
珠美「……落ち着きました」
凛「意外に便利だね」
珠美「……なんだかとても心が澄んでいます。これは……美世さんが向かってきてます」
唯「わかるの?」
珠美「はい。一定範囲内の人の気配を探る能力です。なんだか剣の達人みたいでいいですね」
ガチャ
美世「いやー、いきなり嵐になってびっくりしたよ……おや」
P「おう。お疲れ。タオル持って来てやるよ」
美世「ありがとー! ……みんなの能力が見える能力ってやつかなぁ」
未央「お、早速目覚めましたか」
晶葉「能力の範囲がビル内だし使いにくいな」
美世「へー。みんな能力持ってるんだね。どうしたの。これ」
卯月「かくかくしかじか」
美世「なるほど。わからない」
P「ほら、タオル。風邪ひくなよ」
美世「ありがと……!?」ババッ
P「どうした。いきなり手で体隠して。雨で透けるほど薄くないだろ。服」
美世「Pさんの能力……!」
P「……俺は適正がないみたいで能力はないぞ」
凛「美世の能力って他人の能力を見る能力なんだって」
P「……なんだと」
美世「Pさんの能力は他人の服が透ける能力!! みんなの下着見られてる!」
全員(杏、楓除く)「!?」
未央「ま、まさかさっきのポーズも……」ババーン
晶葉「い、いつから目覚めてたんだ!」
P「……」
ありす「最低です……にゃあ」
小梅「うぅ……」
ちひろ「罰金です」
P「お、俺は……」
美優「……死ぬしかないですね。Pさん」
P「え゛っ」
美世「美優さんの能力……ザ・ワールド!」
凛「くっ! お願い私の能力!」バッ
美優「無駄です!」
凛「っ! アイギス!」
バキン
美優「これは……」
美世「凛ちゃんのは絶対防御の盾! アイギス!」
凛「プロデューサーは私が守る……!」
卯月「ど、どうにかしないと!」
未央「でもあんな能力者止められないよ!」
珠美「周囲には……誰も居ない!」
裕子「わ、私の匂いで落ち着いて!」
凛「……ん?」
美優「あれ……? 次って誰のセリフでしたっけ……」
P「えーっと……おい、未央。次は誰だ」
未央「多分卯月!」
卯月「私でしたっけ?」
蘭子「ああ、天神の力が去り行く……」
裕子「タイミングよく夕立来たのに残念だったね」
菜々「そもそもこんなドラマないですよ。何の練習になるんですか」
楓「でも液体が増える能力って素敵じゃないですか。え、期待しちゃいますよ。ふふっ」
杏「……」グーグー
ありす「私はもうあんな恥ずかしい役やりたくないです!」
珠美「珠美は女剣士の能力がいいです」
美世「どんな能力なのかな。それ……」
愛海「能力ないなら直接もむかな」
小梅「地面ずりずり……な、生首にょろにょろ」
ちひろ「綺麗にしているとはいえ、服が汚れちゃいますよ、はい、立ってください」
晶葉「やれやれ。私はメンテナンスに戻るぞ。
おや、唯。どうかしたのか?」
唯「ん? いやあ、この除湿機のマイナスイオンに癒されるなぁってさ」
晶葉「マイナスイオンなんて胡散臭いもの信じるものじゃないぞ。
さてとメンテナ ンスが終わったぞ」
唯「お疲れー。あっちでお茶のもっかー」
晶葉「そうだな」
唯(……記憶を改ざんする能力かぁ)
おわり
ぼくは服が透ける能力ちゃん!
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池袋晶葉(14)
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堀裕子(16)
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神崎蘭子(14)
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橘ありす(12)
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双葉杏(17)
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高垣楓(25)
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安部菜々(17?)
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白坂小梅(13)
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棟方愛海(14)
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渋谷凛(15)
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島村卯月(17)
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本田未央(15)
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脇山珠美(16)
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三船美優(26)
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大槻唯(17)
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原田美世(20)
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スケスケだぜ!
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ありすにゃん
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前川みく(15)
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