モバP「トイレットペーパー生活のススメ」 (23)
モバP「トイレットペーパーおいしい」ゴクゴク
デレマスSS。生活に困窮し消息を絶った某Pに捧ぐ。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490971417
P「食物繊維が足りないならトイレットペーパーを食べればいいじゃない」モグモグ
P「そうだよね、きっとそう」
P「かのマリー・アントワネットはこう言った」
P「『パンがないならケーキを食べればいいじゃない』」
P「蓋し名言」
P「正論すぎてぐうの音が出なかった」
ぐぅ~~
P「おれもパンがない」
P「ケーキもない」
P「そしてケーキに似てるバウムクーヘンもない」
P「だが」
P「ケーキに似てるバウムクーヘンに似てるトイレットペーパーはある」
P「そういうこと」
P「文明に感謝」
ちひろ「プロデューサーさん……」
P「おはようちひろさん。食べます?トイレットペーパー」
ちひろ「食べませんよ……」
P「そっか」
P「トイレットペーパー、おいしい」もぐもぐ
ちひろ「あの、お困りでしたら、しばらくうちに泊まりませんか……?」
P「ダメです。独身の野郎が女性の家に泊まると世間から岩を投げられて死にます」
ちひろ「えぇ……」
P「おいしい」もぐもぐ
ちひろ「あの、せめて……」
P「スタドリなら買えないですよお金ないので」
ちひろ「そうじゃなくて……」
P「おいしい。トイレットペーパーとてもおいしい」モグモグ
ちひろ「えぇ……」
日付変わりそうなので捨て酉
~~~~
P「食い過ぎて腹を壊しました」ググルルル
P「トイレットペーパーのカスをトイレットペーパーで拭くのか……」
P「ウケるな」
P「ふふ……ふふふふ!!!」
P「ンンっはっはっはっはっはっは!!!」
P「ヒャーwwwwwwwwww」
男子トイレ前
\ヒャー!/
まゆ「!?」ビクッ
~~~~~~
P「なぜか愉快になってバカみたいに個室で笑ってたら男子トイレにまゆが特攻んできた」
P「もうすでにハゲてるけどハゲるほどビビった」
P「ドア越しにまゆに『どうかなさったんですかぁ!?』って聞かれたから」
P「『トイレットペーパー食べ過ぎてお腹壊しちゃったぁ!!』って言ったら」
P「『トイレットペーパー食べ』の段階でノータイムで泣かれて困った」
P「アイドルが泣くんじゃないよ」
P「ハゲるほどビビった」
P「俺が泣かせてしまったようなものなのでどうしたものか、とケツ拭きながら思ってたら」
P「男子トイレに特攻んだまゆがちひろさんに目撃されていたらしい」
P「これまたハゲるほど怒られた」
P「まゆが」
P「『まぁまぁ、女の子が男子トイレに特攻んじゃうくらい稀によくあることなので落ち着いてください』って言ったら」
P「『よくありません!』って怒られた」
P「怖くてハゲた」
P「まゆに『私がプロデューサーさんの食生活全部面倒見ますからっ!!』って叫ばれたけど、なんか申し訳ないのでなんとなくやんわりと断った」
P「したら、どこに隠れてたのか、凛やら和久井さんやらがどこからともなく生えてきて『それなら私が』『いや私が』と言い始めて混乱になった」
P「ちひろさんが頭抱えててかわいそうだった」
P「とりあえずクソした後なので手を洗わせて欲しかった」
P「色々あっておれは帰宅した」
P「アイドルもちひろさんも元気だ」
P「元気なのは、いいことだ」
~~~~~
P「ふぅ……ただいま」
P「真っ暗な自宅も夜目が利けばなんてこたーないな」
P「やっぱトイレットペーパーをそのまま食うとモソモソしていけない」
P「それで腹を壊したんだと思うんだな」
P「パンもケーキもバウムクーヘンも、モソモソしてたら腹壊す」
P「なんかいい手はないものか……」
P「慣れるしかないな……」モグモグモグ
P「醤油が欲しい……」モグモグモグ
P「げふ」
P「あと10ロールか……もって1週間くらいか」
P「工夫しないと本当に死んでしまう」
~~~~~
翌日
P「うーむむむむむむ……」
かな子「おはようございます、プロデューサーさん!」
P「あっ、かな子!いいところに!!」ぐわっ
かな子「わわっ、どうしたんですか、プロデューサーさん」
P「お菓子作りが得意なかな子にどうしてもお願いしたいことがあるんだっ!頼む!!」
かな子「ええっ、何でしょうか……?」
P「トイレットペーパーのいい調理法を教えて欲しい」
かな子「……?」
P「トイレットペーパーの調理法だよ!トイレットペーパーの!」
かな子「…………???」
P「バウムクーヘンに似てるやつだよ!!!」
かな子「あっ、そういうことですか!」
かな子「申し訳ないんですけど、トイレットペーパーを食べるのはちょっと……」
P「ちょっと、何?」
かな子「美味しくなさそうって言いますか……」
P「美味しくなくても大丈夫だよ!!こっちは命懸かってんの!!!!」
かな子「ええっ……命がかかってるなら、そんなものよりも、私がお菓子を差し上げますのに」
P「それは申し訳ないから無理。金がないのにタダ飯を人からもらうわけにはいかない」
かな子「そういうことじゃないんですけど……」
~~~~~
P「『私のお菓子、トイレットペーパー以下なんですか……?』と涙目で言われたのでハゲた」
P「『違う。そういうことじゃない』って言ったんだけど、かな子は泣きながらどこかに行ってしまった」
P「恥を忍んで『おかし食べさせてください』って言えばよかった」
P「マリー・アントワネット、マジで氏ね」
P「事務所のドアでかな子とすれ違ったらしい智絵里に睨まれた」
P「おれの事務所での地位がガンガン下がって行ってる気がする」
P「SSランクだったけど、いまBくらいになってそう」
P「かな子と智絵里には嫌われるし、トイレットペーパーのいい料理法を聞けないで終わるし、かなりまずいことになった」
P「どうしようか……」モグモグモグ
~~~~
P「噂が広まったらしく、響子にトイレットペーパーの調理法を聞こうとしたら、聞く前にものすごく悲しい目をしてどっかに行かれてしまった」
P「Dくらいになったか」
P「なので、男の料理を始めることにした」
P「事務所のキッチンをお借りする」
P「当然だが、焼くと燃え尽きてしまいとてもじゃないが食えない」
P「炒めても同様」
P「パン粉小麦粉卵とじにまぶして揚げてみたが正直これならパン粉あげただけの衣食ったほうがマシ」
P「てか家にパン粉も小麦粉も卵も油もないしそもそもガス止まってるから無理」
P「レンジでチンはほんのり温かくなるだけで味食感共に変化なし」
P「てーか電気止まってるので以下略」
P「詰んだ」
P「実家暮らしが長かったせいで料理の幅が狭かったのが敗因か……」
P「ちくしょー、どうしたもんか……」モグモグモグ
P「おかんに聞くか、トイレットペーパーの料理法……」
お風呂はいってくる
1時には再開
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