新ジャンル「勃起する度にえんだああああああ」(224)

てすと

始めてですけど頑張ります





男「zzz……」

妹「もう、お兄ちゃん! 起きてってば!」

男「zzz……」

妹「もう! 学校遅刻しても知らないよ!」

ピンポーン

「」はーい! ……あら、幼ちゃん! 久しぶりね!





男「zzz……」

妹「もう、お兄ちゃん! 起きてってば!」

男「zzz……」

妹「もう! 学校遅刻しても知らないよ!」

男「zzz……」



ピンポーン

「はーい! ……あら、幼ちゃん! 今日も来てくれたのね!」
「はい、男を起こさないといけませんから……」

妹「げっ、もう幼さんがきた……。ほら! お兄ちゃん起きないともっと恥ずかしいことになるよ!」

男「zzz……」

説明しよう!
このとき男はノンレム睡眠、つまり深い睡眠の最中にあった!

ノンレム睡眠とは、脳の活動が極めて小さく、意識がほとんど覚醒してない状況なのである!

がしかし!
朝日!
妹の声!
幼馴染みの声!
これらの刺激が男の意識を急激に覚醒へと導く!

それすなわち、意識の起き上がり!

――男なら全員経験したであろう!
朝に来る活力が男の中の男を目覚めさせること猛々しく!
一日の始まりは大脳皮質ではなく小脳たる本能からはぜること火のごとし!
濁流滾々、意気揚々!
全ての役者はそこに集う!



そう!

朝勃ちである――!!

男「むにゃむにゃ……ん、んん……?」

ムスコ むくっ

妹「あっ」




ホイットニーヒューストン「えんだああああああああああああああああああいやあああああああああああああああ」

妹「あああああ! もう! ホイットニー来ちゃったじゃん!」

男「!? うわっ、ビックリした!」

ムスコ びーん!

妹「わ、わ、わ、きゅ、急に立ち上がるなっ!///」

男「え、あ! 悪い悪い!」

ホイットニーヒューストン「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」



幼「あ……/// 起きたみたい……」
母「……起きたみたいね」

・通学路


男「はあ……つら……」
妹「だから言ったじゃん! 早く起きないと、その、幼さんに、えっと、あれがばれるって……///」
幼「え、あ、うん! き、き、気にしてないよ!/// いつものことだし! ね!」

男「あああ……女の子に朝立ちがばれるとか……しにてえ……」
妹「もう、早く起きないからだよ!」
女「いや、いいよ! 別に! 気にしてないし!」

男(といっても、朝六時に起きてるんだけど……これ以上早くしたら流石に辛すぎる……)
幼 ← 何だかんだえんだああああああを楽しみにしてる
妹 ← それを阻止しようとしてる

男(……。まさか狙われてる……なんてことはないよな……)
幼「そういえばさ、妹ちゃん! かくかくしかじかで……」
妹「あ、そうなんですか! でもかくかくしかじか……」
男(……あー、何か会話にも入れねーな……)

風 びゅううううううううううう!

男「えっ」
幼・妹「!」

スカート ぺらーっ

幼「わわっ」妹「きゃっ」
男「!!!」
ムスコ むくっ


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」


幼「! ちょっと男君!/// 見たでしょ!」
妹「も、もう!/// バカ兄貴! 変態っ!」
男「いや、全く見てない! 全く! 見てない!」


ホイットニー「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」


幼「絶対嘘だーーっ! ホイットニー来てるじゃーん!」
妹「嘘だ嘘だーー!」
男「み、みみ、見てねえし! 偶然勃起しただけだしっ!」

・電車の中


男「……はあ、ただの通学だってのに疲れる……」
妹「お兄ちゃんが勃起するからでしょ!」
男「んなこといわれたって……制御不能だろうが……」
幼「ちょ、妹ちゃん! 声おおきい!」
妹「え、あ……///」

周りの人 ざわざわ
「女子高生が勃起って……」
「うわあ……」
「光の早さで保存した」

妹「……ぅぅぅ///」

男「……」
男(赤くなってる妹も可愛いな……)ドキッ

男「! はっ いかーんっ!」
妹「……?」



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



妹「ちょ!/// あほ!/// 恥ずかしいわ!」
男「いや! ごめんって!」

・学校にて


男「あーあ……恥ずかしい目に遭った……」
幼「こっちが恥ずかしかったよ……」
妹「全くだよ!」
男「いや、俺は悪くねえよ」
妹「いや、妹で勃起すんなよ!///」
男「ウッス」

男(でもなあ、勃起するのも仕方ないと思うんだよなあ俺)
男(だって、生まれてこのかた、ホイットニーのせいでオナニーできねえんだし、俺)
男(夢精も、まず勃起する時点でホイットニーが邪魔して俺が起きる。家族も起きる。死にたくなる)
男(……だから俺、今、すげえことになってるんだけど……しゃーないだろ、流石に)

男(思えばこれは、何かの罰ゲームだよなあ……)
男(もちろん、勃起だけで射精しないで高校までの17年を過ごしたから、ぺニスは物凄く成長したっていうか……ぱつんぱつんになったっていうか……)
男(でも本当に気になるな。何だよこの体質……)



幼「――君? 男君? ねえ、聞いてる?」
男「え、え!? 何?」
男(ってか顔近い! めちゃくちゃいい匂いするし……)ドキッ

男「――あっ!」
幼「?」
妹「……まさか」



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



妹「ば、バカ! バカ! バカじゃないの! さっきまでやらしいこと考えてたんでしょ!///」
幼「……もう///」
男「ちちちち、違うし! これはマジで違うし! 思わず近すぎていい匂いで勃起しただけだし!」
幼「……それもそれで困る……///」
妹「……むーっ」

・国語の授業

男(――とかやってたら何だかんだ一時間目だ)
男(妹は下のクラスに移動して、俺は幼馴染と隣同士)
男(でも、妹のやつ「絶対勃起すんなよっ!」て言ってたっけな)
男(余計なお世話だっちゅーの)


国語教師「ふふ、それじゃあ、男君。読んでくれるかしら……?」
男「え、あ、はい!」
男(えっと、いつの間に当てられたんだ俺は……?)
男(ていうか、この国語教師、エロいんだよなあ……)
男(胸もぱつんぱつんだし、ゆさゆさゆれるし、しかも谷間が、あんなに柔らかそうに……)

男「っ! ほぁっ!」
国語教師「?」


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」


クラスメイト wwwwwwwwwww
「ちょ、男www」
「おいおい男! お前なにやってんのwww」
「ちょっと男君ーwww今の興奮するところじゃないでしょーwww」

男「……うぐぐ……」
国語教師「あらあら、うふふ……」

・体育


男「くっそ、恥かいたぜちくしょう」
友「ははっ、わろす」
男「殴るぞてめえ」
友「んなもん、教科書読んで勃起する方が悪いに決まってんだろww」
男「ちげーし! 教科書で勃起したんじゃねーし!」

男(あれは、そう、あの国語教師の柔らかそうなおっぱいが、たゆんたゆんと揺れてて、いかにもさわったら心地良さそうで……)



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



男「あっ」
友「ちょwwwwwwwwww思い出し勃起すなwwwwwwwwwww」
男「う、うるせー……///」

体育教師「ほほーう。マラソン中に勃起するほど元気なやつがいるとはなー」

男「げっ」
ムスコ ぶるんぶるん

友「ちょwwwwwwwwwww走りながら勃起ちんぽぶるんぶるんさすなwwwwwwwwwww」
男「無茶言うな!!」

ムスコ ぶるんぶるん

友「wwwwwwwwwww」

体育教師「よーし! 友と男はさらに5周追加!」

男「えええええええーーーっ!」
友「はああああああーーーっ!」

ムスコ ぶるんぶるん

友「……ぶふっwwwwwwwwwww」
男「笑ってんじゃねーよ!」

・疲れマラ


男「」
友「」

幼「お疲れ……男君、友ちゃん……」

友「……くっそ、男のやろー……無駄におったてやがって……」
男「」
友「……ぶふっwwwwwwwwwww」

男「……思いだし……笑い……すんな……」
友「う、うっせえ……wwwwwwwwwwwああ……wwwwwwwwwww苦しい……wwwwwwwwwww」
友「酸素……wwwwwwwwwww足りないのに……wwwwwwwwwwwくっそ……wwwwwwwwwww」
友「ひーっwwwwwwwwwwwひーっwwwwwwwwwww」

男「……ぶふっwwwwwwwwwww」
友「笑ってんじゃねーよwwwwwwwwwww」
男「だってwwwwwwwwwwwそんなに笑われたらwwwwwwwwwww俺もつられてwwwwwwwwwww」

男「――って、ほあっ!? 油断したっ……」
友「油断?wwwwwwwwwww」

ぼっきーん


友「ちょwwwwwwwwwww」


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」


友「死ぬwwwwwwwwwww死ぬwwwwwwwwwww止めろwwwwwwwwwww」

友「ひーっwwwwwwwwwwwひーっwwwwwwwwwww」

男(流石に笑いすぎだろ……友のやつ……)
男(笑いすぎて汗だくだし、しかも体操服がはだけてるじゃねーか……)
男(って! あいつ、パンツみえてるじゃねーか!)ドキッ

男「あっ」



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



友「うせやろwwwwwwwwwwwまだ勃起wwwwwwwwwwwお前wwwwwwwwwww殺す気かwwwwwwwwwww」

・保健室


男(友のやつ、過呼吸になりやがった……)
友「ひーっ……ひーっ……wwwwwwwwwww」
男「馬鹿、笑ってるんじゃねえ」
友「ひーっ……ひーっ……ひーっ……」

男(……俺のせいで、こいつと俺は今、保健室にいるわけで)
男(体育教師も血相を変えて「早く保健室につれていけ! マラソンは中止だ! いけ!」と俺たちに発破をかけていた)
男(……俺のせい……うーむ、でもなあ……俺悪かったっけ……?)

友「ひーっ……ひーっ……ひーっ……」
男「ほら、落ち着け。水買ってこようか?」
友「い、いい……ひーっ……ひーっ……」
男「……すまん」
友「か、構わんぜ……ひーっ……ひーっ……」

男「……」
友「ひーっ……ひーっ……」

友「……wwwwwwwwwwwひーっwwwwwwwwwwwひーっwwwwwwwwwww」
男「バカ! 笑うな!」
友「だってwwwwwwwwwww葬式みたいなwwwwwwwwwww顔してんのにwwwwwwwwwww」

友「お前のwwwwwwwwwwwちんぽwwwwwwwwwww反省中のwwwwwwwwwwwサイズじゃねーじゃんwwwwwwwwwww」

ムスコ もっこり!

男「うるせー! 平常の大きさだっちゅーの!」
友「反省しろよwwwwwwwwwwwひーっwwwwwwwwwwwひーっwwwwwwwwwww」
男「してるわあほ! 勝手に反省してないみたいに判断すんな!」

友「うせやろwwwwwwwwwwwこのサイズでwwwwwwwwwww」
にぎりっ

男「あふんっ」


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」


友「ひーっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
男「やめろあほ!」

続きはまた明日
皆様お疲れ様です……

・その頃妹は


数学教師「えー、それじゃあ問3を妹くん」
妹「はい。えっと……ケーリー・ハミルトンの定理より……」



「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



妹 ずこーっ


クラスメイト
「おいwwwwwwwwwww」
「お前の兄貴また勃起してるぞwwwwwwwwwww」
「うるせえwwwwwwwwwww」


妹「ううう……バカ兄貴殺す……///」

・冷静に考えると


妹「……。あれ?」
数学教師「どうした妹くん? 今のところ合ってるが……この続きがわからないのか?」
妹「いえ、その」


妹(今のえんだああああああああああああああああああ、保健室から聞こえてこなかったっけ……?)
妹(保健室で勃起……?)
妹(……)


妹「!」
妹「ごめんなさい、具合が悪くなりました! 保健室行ってきます!」

だだだだだっ……

数学教師「え、ちょ、問題分からないからってそこまでせんでも……おーい……」

・保健室にて


「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」

「ひーっ……ひーっ……」
「ちょ、ばか、やめろ……」

妹「!」

妹(中で何かやってる中で何かやってる中で何かやってる中で何かやってる中で何かやってる)


「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」


妹 ドキドキドキドキ
妹(と、止めなきゃ、止めないと、お兄ちゃんが、とられちゃう……!)

妹「っ! 失礼します!」ガラッ



友「ひーっ……ひーっ……」もみもみ
男「やめろやめろバカっ」びーんびーん



妹「」

妹「あ……ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」

妹「『お兄ちゃんは 顔真っ赤で乱れまくってる女に いつのまにか手コキされていた』」

妹「な…… 何を言っているのか わからねーと思うが 私も 何をされたのか わからなかった……」

妹「頭がどうにかなりそうだった……
  えんだああああああああああああああああああだとか
  いやああああああああああああああだとか
  そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ……」


男「あ、ちょ、妹! これは、違う! 誤解だ!」
妹「」



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



男「こら! 友! 止めろ!」
友「ひーっwwwwwwwwwwwひーっwwwwwwwwwww」

妹「なんということでしょう」

男「おーい! 違うからな! 違うから!」
妹「実の妹の目の前で手コキされて勃起して、何がどう違うのか」
男「手コキされたら勃起不可避だと思うんですがそれは」

・友、謝る


男「あのなあ……友、今回はやりすぎだぞ」
友「サーセン」

妹「……ああ、なるほどね。友さんが過呼吸で倒れて、うちのバカ兄貴がそのことを深く反省してたけど、そのちんぽじゃ何にも反省してねえじゃん……と」

ムスコ オッス! オラ ムスコ!

男「いやちんぽ関係ねえだろ」
妹「……まあ関係ないけど、そのサイズは流石に反省してないでしょ。遠慮しなよ」
男「遠慮とは」

友「反省してます」
男「これからは、人のちんぽ勝手につかんだらダメだぞ」
友「おかのした」

妹「……ふーん」
友「……///」

・お返しに


友「反省してます」
男「まあ、反省してるならいい」
妹「むーっ……」
男「?」(何で妹が眉間にシワを寄せてるんだ?)

友「お返しにお礼をいたします」
男「お返し?」

友「ほれっ」
男の手 もにゅん

男「!」
ムスコ オラ ワクワク シテキタゾ!



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



友「ぱいたっち」
男「お前なあ……」
友「……///」

妹「」

・保健室の攻防


友「……へえ、俺相手でも勃起するんだな……///」
男「う、うっせ///」

妹「……お兄ちゃん……」

男「!」
男(え、めっちゃ妹怒ってるんだけど……え、え……?)

妹「……えい」
男の手 むにゅ

男「!?!?!?」



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



妹「……/// 実の妹の胸をさわって勃起するとか……///」

男「!?!?!?」

友「……」

保健室の先生「何だ何だ、騒がしいな」ガラッ

男「あ」
妹「あ」友「あ」


男が二人の女の胸をさわっている状況
ホイットニー熱唱


保健室の先生「」

男「」
妹「」
友「」
ホイットニー「」

・部活動にて


男「……てなことがあったんすよー」

先輩「何だそれは……。もはやただのエロゲではないか」
後輩「そーですよ男センパイ! どこをどうやったら妹ちゃんと友センパイのぱいたっちできるんですか」

男「いやあ……マジであれは謎だったなあ……」
男(……いかん、思い出してきた……!)

男「静まれ静まれ静まれ静まれ静まれ静まれ……」

先輩「……」
後輩「思い出してるじゃないっすかセンパイ……」

男「静まれ静まれ静まれ静まれ静まれ静まれ……」
ムスコ ムリダッタヨ!



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



先輩「……」
後輩「……うわあ……女の先輩と後輩に見られながら思い出し勃起っすか……」

男「んなこといわれても……」

男「でもさ、17年間ずっと射精してないんだからこれぐらい敏感でもむしろ当然だと思うんだよね」

後輩「何かいってますねセンパイ」
先輩「そんなの私も18年間射精してないんだが」
男「いや先輩ちんぽないじゃないっすか」
後輩「女子の前で射精とかちんぽとか平然と言うのどうかと思うっす」
男「お前もいうとるやんけ」

男「はい、あの、ですからね、僕が勃起するのはですね」

先輩「ちんぽ経験なくて悪かったな! 怒るぞ貴様!」
男「そういう訳じゃないんすけど……ていうか話進まないんですけど」
後輩「あ、私もないっすよ」
男「聞いてないっす」
後輩「」

先輩「とにかくだな、今後この読書部は私が引退するから、男が部長になるわけだ」
男「はい、頑張ります」

後輩「えー。勃起するのにですかー?」
男「勃起して悪いんですかね」
後輩「まあ悪いでしょ」
男「悪くないでしょ」

先輩「悪くないぞ。寒いときとか私もたまに勃起するしな」
男「え///」ドキッ



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



後輩「センパイさいてーっす! 今の勃起いろいろ罪深いっす!」
男「いや違うし! これは、その、突然勃起しただけだし!」
後輩「ぜーったい先輩さんでやらしー妄想して勃起したやつじゃないっすかー!」

先輩「……ふふ///」

後輩「もー! 先輩センパイも満更じゃない顔しちゃだめでしょーが! メスの顔してますよ!」

男「……ふと思ったけど、言葉が悪いのって、俺より後輩のほうじゃね……?」

一旦この辺で失礼します
続きはまた後程

ちょこっとだけ再開します

・読書部の今後


先輩「さて、ここで読書部の存続について一つ問題がある」
男「人数っすね」
後輩「そーっすね。これで男センパイと二人きりになっちゃったら、部活動継続申請の最低ラインの三人を割っちゃいますね」

後輩「……二人きり、かあ」

男「そこで今度さ、友、幼、妹の三人を誘ってみようと思うんだが」

後輩「……空気読めてないっすね、センパイ」
男「?」

先輩「読まんでいい、読まんでいい。君の良さはそういうところだ」

後輩「あ、今度は私が小説を紹介する番っすね!」
男「とかいって、前みたいにエロ小説を紹介するんじゃねーだろな」
後輩「しないっすよ! ていうかエロ小説じゃねーっす! 文学っすよ!」

男(とかいってるが、こいつは前回、『海を抱く』っていうとんでもないエロ小説を紹介してきた前科があるからな……)
男(優等生の女の子とサーフィン好きの男の、ちょっとエロいお話だったはず)
男(……やば、思い出すな思い出すな思い出すな!)

男「……くっ」

後輩「……え。もしかしてセンパイ今頑張って我慢してる感じっすか……」

男「う、う、うるせー!」

後輩「……へ、へー、ふーん/// そーなんすね……」
後輩「ま、まあ、しゃーねーっすよ。むしろそれぐらい興奮してくれてうれしいっす……///」
後輩「私、あれでオナったことあるぐらいですし……///」

男「」



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



後輩「……うあああ! 雰囲気ぶちこわし! 最悪! 勃起我慢しろーっ!///」

男「いや、そんなこといわれても……」

後輩「……///」

男「すまんかった」

後輩「……別にいいっすよ。私が好きな小説、センパイが読んでくれてたの、普通にうれしいっす」
後輩「……それに、私が好きな小説でセンパイが思い出し勃起……」
後輩「……///」

男(あ、あれ、後輩のやつ可愛くない?)ドキッ



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」



後輩「……/// 今、なにを考えて勃起したんですか、センパイ……?///」

男「あ、や、いや、ごめん!」

後輩「……もう、センパイさいてーっすよ///」

・帰宅


男(あの後、今後の読書部について話し合いをして、いつものようにだべって、そのまま部活動は終了した)

男(先輩さんは、予備校で受験勉強しなきゃならん、とか苦笑いしてまた今度な、と歩いていった)
男(後輩は、今日までに見なきゃいけないレンタル映画があるから、といって先に帰った)

男(俺は教室で一人、今日のことを思い返していた)
男(保健室で、友と妹の胸をさわった)
男(何故かしらないが、手を胸に当てさせられた)

男(……友のやつ、ちゃっかりスポブラをつけていやがった。体操服とブラ越しでも十分柔らかくてびっくりした)
男(……妹は、多分、ブラをつけていなかった。突起が手のひらに触れたのを俺は覚えている)

男(……やば、思い出したらまた……!)
ムスコ ゼッタイ チンポニハ マケナイ!

男(耐えろ、耐えろ俺!)


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああ」


ムスコ チンポ ニハ カテナカッタヨ……

幼「」
男「……え」

幼「……///」
男「」

男(あ……ありのまま 今 起こった事を話すぜ!)
男(というか、気付いたら幼が教室の入り口でぽかんと俺のことを見ていた)

男(まあ、幼もびっくりしただろう)
男(教室で一人ぽつんと残っている俺を発見して、挨拶でも使用とした矢先)
男(えんだああああああああああが始まった訳だからな)

男(……ていうか、それってまずいのではなかろうか)
男(まるで俺が教室でオナニーをおっ始めたように見えるのでは……?)

男「ご、ごご、誤解だっ!」 ぼっきーん!
幼「きゃああああっ///」


ホイットニー「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」


幼「ご、ご、ご、ごめんねっ!/// 邪魔しちゃったねっ!///」
男「や、いや、そんなことない!/// 別になにもしてなかったから! なにも!」 ぼっきーん


ホイットニー「ふぅぅうううぅぅ ああああぁぁぁあぃいうぃるおおおおおるうぇえええええええいず らあああびゅううううううううううう!」


男「ちょ、ホイットニー止まれ!」 ぼっきーんぶるーん
幼「うわぁぁぁ……///」


ホイットニー「ああああぁぁぁ あぃいうぃるおおおおおるうぇええええええいず らああびゅううううううううううううう!」


体育教師「なんだなんだ、何事だ!」ガラッ

男「」
幼「」
ホイットニー「」

男(そりゃ、先生もあせるわけだ)
男(幼の悲鳴、終わらないえんだああああああああああ)
男(……最悪を想定した体育教師は、ダッシュでここまで来たわけで)

男(当然俺はめちゃくちゃ怒られた)
男(体育教師『だはは! まあ気にするな! 私の旦那もお前ぐらいすぐ勃起するから、気持ちは何となくわかる!』)
男(体育教師『だがお前も難儀だな! 勃起するたびにえんだああああああああああなわけだからな!』)
男(とかなんとか、背中をばしばし叩かれて爆笑もされた)

男(体育教師『でも、同級生の幼で何度も勃起するのはよくないぞ。幼へのセクハラになる』)
男(とか何とか、にやにやされながら耳元で忠告もされた)

男(その間幼は、俺の股間をじっと見て顔を真っ赤にしていた)
男(時々視線を感じて、俺はおもわず半勃起してしまった)

男(ホイットニーは歌った。先生は、話を聞け!と笑いながら怒った。俺は困った)
男(地獄のような時間だった)

体育教師「……全く、私の説教中に勃起するとはいい根性だな」
男「すみません……。そんなつもりはなかったんです」
体育教師「だははは! まあ、今度びしばし指導してやろう! それでチャラだ!」
男「ウッス」

体育教師「幼もそんなにじろじろ見てやるな。男性のそれは、視線を感じるだけで勃起するものだ」
幼「え、そ、そうなんですか!?」
体育教師「ああ。私も電車に乗ってると、たまによく見かける。私の視線を感じてるみたいだな」

男(それって、先生ほどの美人に見られて勃起しているだけなのでは)
男(……ていうかちょっと待て。それって先生、毎日人の股間をじろじろ見てるっていうことなのか……?)

体育教師「? どうした男?」
男「……」
男「……何かさっきから股間に視線を感じると思ったら、先生も見てるじゃないっすか……」

体育教師「! ……だははは! すまんすまん! ご立派だから思わず、な!」
男(これこそある意味セクハラなのでは)
幼「……」

・というわけで帰る


男(というわけで、あのあと体育教師に挨拶して帰った俺と幼)
男(……でも、帰り道が微妙に気まずい)

男(何でか知らないけど、幼が挙動不審で、視線が落ち着かない)
男(多分、いつもは股間を見てたからなのだろう)
男(今、無理矢理それ以外の場所を見ようとして、視線が覚束無いことになっている)

幼「え、えっと、その……」
男「……変に気にするなよ。そっちの方が落ち着かない。いつもどおりでいい」
幼「ほ、本当?」

幼「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……///」

男「……」

幼「……」じーっ

男(……。これもこれで落ち着かねえな……)

・夜


男「……」
男(今日はいろいろあったなあ……)

男(……)

男(……)



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



男「っああああ、もう!」 ぼっきーん!

男「絶対無理だろ! こんなの17年間射精してないやつじゃなくても無理だろ!」 ぼっきーん!

男「例えば一週間オナ禁してるやつがダブルぱいたっちされて勃起しないわけがない! ましてやそれが17年! 無理無理無理!」 ぼっきーん!

妹「ちょっとお兄ちゃん! うるさい!」
母「そうよお兄ちゃん。妹はテスト期間なのよ」

男「そんなこといわれてもですねえ……」

男(……まあ、我慢するしかないんだけどさ)
男(はあ)

男(寝よう。おやすみ)

男(……)



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



男「うおおおおおおっ!」

妹「お兄ちゃんっ!」

男「くっ、静まれ俺の股間!」

妹「なんで寝るだけなのに勃起するの! このエロ兄貴!///」

男「お前が胸を触らせるからだろ!」

妹「な……っ///」

男「あ……」

妹「……///」

男「……///」


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」


妹「勃起するなあああああっ!」
男「いや無理だろ無理!!」

男「……でも、ちょっと今日のはまずいな……」

妹「……もう/// ばか///」

男「……。人生で初の試みに出るとするか」

妹「……? 初の試み?」

男「一発抜く」

妹「いっぱ……ちょ、え、え!?///」

男「どうやら一発抜いたら、気分はかなり楽になるらしい」

妹「」

男「? どうした妹? 変な顔して」

妹「も、もしかして、17年間一回も、あれしてないの……?」

男「当たり前だろ?」

妹「」

男「……だから妹! 今から長時間、えんだああああああああああが続いても、なるべくはそっとしておいてくれよ!」

妹「……うわあ」

男「……なんだよその顔」

妹「……///」

男「いや、だからなんだよその顔」

妹「……手……うか?」ゴニョゴニョ

男「?」

妹「だから、手伝おうかって言ってるの」

男「……え?」

男「手伝うって……お前……」
男「それってつまり……///」



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



妹「へへへ、変なこと考えるな! 勃起もするな!///」
男「無茶なことをいうなよ……」

妹「と、とりあえず、私が手でさわってあげるから、びゅびゅっと出しちゃって! ほら!///」

男「ほらって何だよ」

妹「は、早く!///」

男「じゃ、じゃあ……///」
妹「……///」
男「触ってくれるか……?」
妹「……うん///」

男「……そっと頼む」
妹「……///」 ぎゅっ

男「くっ」 ぼっきーん


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



妹「……こ、こう?」 ぎゅっぎゅっ
男「……ああ」



ホイットニー「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」

妹「……///」 ぎゅっぎゅっ
男「……」


ホイットニー「ふぅぅぅうううぅぅぅ ああああぁぁぁあぃいうぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう


妹「……///」 ぎゅっぎゅっ
男「……」


ホイットニー「ああああぁぁぁ あぃいうぃるおおおおおるうぇええええええいず らああびゅううううううううううううう!」


妹「う、歌われると、は、恥ずかしいから勃起我慢してよっ!///」
男「無茶なんですがそれは」

幼「な、な、な、何事ですか!」ガチャッ!

男「え」
妹「え」 ぎゅっぎゅっ

幼「」
男「」
妹「」

男(終わらないえんだああああああああああ、に幼は不信感を抱いたらしい)
男(心配だ、という旨をうちの母親に伝えると、すぐさま俺の部屋に直行したというわけだ)

男(そこには、下半身を出した俺と、それを握る妹と、熱唱するホイットニーがいたわけで)

男(当然空気は凍るわけだ)

一旦ここまでです
続きはもう少し後で投下します

・誤解


妹「……」
幼「……」

男「……すまんかった、妹に抜いてもらおうとした俺が悪い」
妹「ち、違うよ……。私が、変なこと提案したからだよ……。お兄ちゃんは悪くない……」

幼「……。二人とも悪くないよ。でも、兄妹で、そういうことをするのはあれだとおもう」

男「……ああ」
妹「……うん」

幼「……でも、私も負けるつもりはないから」
妹「……ん?」
男「負けるつもりはない……?」

幼「だ、だ、だからね……。私も男くんの、それ、さわってもいい?///」
男「」
妹「」

幼「えへへ、だめかな……///」
妹「え、や、やだよ……反応しちゃやだよ、お兄ちゃ……」
男「」 むくっ



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



妹「いやああああああああああああああ! 勃起しちゃいやああああああああああああああ!」 ぎゅっぎゅっ
男「ちょ、こら、妹、揉むなっ」 むくむくっ



ホイットニー「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」



幼「あああっ だめっ! 妹ちゃんに触られて大きくしちゃだめだよっ!」 さわっ
男「ちょっ! 触るなっ!」 ぼっきーん! ぼっきーん!

男「ちょっ、やばいやばいやばいっ」 ぼっきーーーん!


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああいやあああああああああああああああああうぃるおおおおるうぇいずらあああああああああああああびゅううううううううううううううあああうあうあううああああああああああああああああああああああああああああぃうぃるおおおるうぇええええええいずらあああああああああびゅううううううう」

男「な、何とか耐えた……っ」 ぷるぷる

妹「……」むすーっ
幼「……」むすーっ

ホイットニー「」むすーっ



男「いや何でホイットニー不機嫌なのさ」

妹「らああびゅううしとけよバカ兄貴……」
幼「びゅうううってしてよバカ……」

男「射精我慢したのに何この仕打ち」

キャラまとめ


勃起するたびに、えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ、とホイットニーを召喚する体質。
17年間無射精。
馬。

キャラまとめ


勃起するたびに、えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ、とホイットニーを召喚する体質。
17年間無射精。我慢の末、馬並みに。


一歳年下の16歳。


近所に住んでいる幼馴染。


からっとした同級生。

先輩
読書部の先輩。

後輩
読書部の後輩。

・結局

男「もう寝よう……。明日も早いし」
男「それに、日付が変わったから、今からオナニーしたら近所迷惑すぎる」

妹「……さっさと出しときゃよかったのに」
幼「……」

男「いや、そういうわけにもいかんでしょ……」

男「というわけで寝る! おやすみ!」

妹「……おやすみ」

幼「……私も帰ろっかな……」

男「……」

妹「……」

幼「……」

……
…………
………………


男「……」

男「…………」

男「………………」 むくっ



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



男「ああああああああっ ちくしょう! ちくしょう!!」 ぼっきーん!

妹「もう……ほらー……」
幼「……やっぱり帰れないじゃない……」

男「お前らまだ部屋にいたのかよ!?」 ガビーン

妹「いや、いたけどさ」
幼「……うん、そーっとしてたけど」

妹「この有り様じゃねぇ……」
幼「うん……。一回出しちゃって、おとなしくさせた方がいいと思うよ、本当に」

男「……むむむ」 ぼっきーん

男「……うーむ」

男(願ったり叶ったり、とはこのことかもしれない)
男(さっきまで、妹に手伝ってもらおうとしていたんだから、いまさら断るのも変な話だ)
男(……)

男(美少女二人にオナニーを手伝ってもらえるなんて)
男(そんなの、このチャンスを逃したら二度と訪れない……ような気がする)

男(……でも、何だろう)

男(もうちょっとだけ、我慢してみよう、と思ってしまった)

男「あの、さ。すげー嬉しいんだけど……」
男「でも、さっき妹に手伝ってもらってたのを幼に見られたとき、俺、なんていうか、罪悪感が急にわいてきてさ」

妹「……」
幼「……」

男「さっきまでは性欲に負けてて、全然気持ちよくなることしか考えてなくて」
男「でも、幼が現れた瞬間、俺の頭のなかに、ふと色んなやつがあらわれて」

男「妹、幼、友、先輩、後輩。なんかそれぞれの顔がでてきちゃって、罪悪感が急にのしかかってきて」

男「だから、正直めちゃくちゃ気持ち良かったけど……///」 むくっ



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



男「うおおおおおおっ! こんな、こんな真剣な話の途中に俺はっ、俺の息子はっ!」 ぼっきーん!
幼「……ェフッww」
妹「……ックww」

妹「……もう、分かったよ……お兄ちゃん」
幼「……うん、気持ちは分かった」

男「……ありがとう、助かる」 ぼっきーん

妹「……フンッww」
幼「……ッフェww」

男「……あー……その、あの、すまん……」 ぼっきーーーーん!

幼「気持ちはわかったけど……その、……ッフww……大丈夫……?」
妹「……ンンッフww」 ← 頑張って下を向いて我慢している

男「ああ、大丈夫だ」コクリ
ぶるんっ

幼「エヒッ……ww」
妹「……ッww エッww エゥッww……」 ← むせた

男「……じゃあ、おやすみ。幼も気を付けて帰れよ」

妹「……うん、おやすみ」

幼「うん、わかった」

男「……」

幼「……」

男「……。やっぱり、送っていくわ」
男(よく考えたら夜の0時を回っているんだから、俺が見送った方がいいよな……)

幼「! 本当!?」

男「ん、ああ」

妹「……」

男「……。妹。悪いけど、行ってくる」

妹「……」

幼「……ふふ」

・深夜の外

男(外はすっかり夜めいて、深夜独特の静謐さと騒がしさが両立していた)
男(どこかから聞こえてくる生活音、車、そして風の音)
男(うるさく騒がしいはずのそれらが、夜の闇に吸い込まれている)
男(俺の住んでいる場所の夜は、大体こんな感じだった)

男(幼を送る際、母は何も言わなかった)
男(多分、一番気を揉んでいただろう母は、年頃の俺のことを気遣ってか、二階の俺の部屋で繰り広げられていたえんだああああああの嵐を、そのままそっとしておいてくれた)
男(正直助かった)
男(妹と幼にオナニーを手伝ってもらっていた……とばれたら、家族会議ものだ)

男(ちなみに、玄関で思わず一回勃起して、母にも笑われた)
男(近所迷惑だから早く収めなさいって保冷剤を股間に詰められた)
男(効果は抜群で、ホイットニーは歌わなくなった)

男(今、俺と幼は二人きりであるいている)

幼「……///」

男「……」

幼「……男くん、内股だけど大丈夫?」

男「……だ、大丈夫……」ぷるぷる

幼「……そういえば、久しぶりだね。こうやって夜の町を歩くの」
男「……だな」
幼「昔は、二人でよくここら辺を歩いたね」
男「……ああ」

男(幼と俺は、そんな感じで思い出話を何度か繰り広げた)
男(俺が幼とよく遊んだ昔の話)
男(……すべては俺が勃起しなかったころの話だ)

男「……懐かしいな」

幼「うん、懐かしいね」
幼「今はもう、二人とも立派になっちゃったね……」じーっ

男「……。どこ見てます?」

幼「……ありがと。もうお家についたから安心だよ」
男「……ああ」

男(気がつけば幼の家が目の前にあった)
男(確かに近所だから、すぐにつく、とはいえ)
男(……名残惜しいような気がしたのは事実である)

幼「……男くん」

男「ん?」

幼「……あのね。今、家に誰もいないの」




男「」

幼「……ね、不自然だと思わなかった……? 幼馴染だけど、日付が変わっても親が何も言わないなんて」

男「」

幼「だからね……/// 何しても、いいよ……///」

男「」 むくっ



ホイットニー「えんだあああああ……ほおおおおおおおおおおおおおおっ」



男「ほおおおおおおおおおおおおおおっ」 ぼっきひんやりーーん!

幼「! だ、大丈夫!?」

男「ほおおおっ ほおおおおおっ」 ぼっきひんやりーーん!

幼「あ、えっと、えっと」オロオロ
幼「え、えいっ」ズボッ

男「!?」

幼「わ、私の手、あ、暖かいでしょ……?///」

男「ちょっ」 むくっ



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



幼「えへへ、分かりやすいね、男くん……///」
男「こ、こらっ やめろっ」 ぼっきーん

幼「わ、ひんやりしてる……」ぎゅっ
男「」 ぼっきーーーーん!


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああうぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」


男「や、やめっ、ちょっ」
幼「わー……///」 ふにふにふにふに


ホイットニー「ぅううぅううううぅううぅあああああああああああいうぃるおおおおおおおるうぇええええいずらあああびゅうううううううううううううううう!」


男「ッ…… ッ……!」ぷるぷる
幼「あ、今、玉の方がひゅって動いたね……///」ふにふにふにふにふにふにふにふに
男「や、やめっ……」ぴくん


ホイットニー「ぅううぅううううぅううぅあああああああああああいうぃるおおおおおおおるうぇええええいずらあああびゅうううううううううううううううう!」

  



ホイットニー「ぅううぅううううぅううぅあああああああああああいうぃるおおおおおおおるうぇええええいず らああああ びゅううううううううううううあううううううううううううううううううう!」

男「……っ」ぷるぷるっ

幼「……耐えたね」

男「……っ、幼……何のつもり……」ぷるぷるっ

幼「……」ふにふにふにふにふにふにふにふに

男「ぐぉぉおおおおぉぉぉっ……」ぷるぷるぷるっ

幼「……ふふ」

男「……っ」ぷるぷるっ

幼「出してもいいよ? 受け止めてあげる……///」

男「わ、悪いけど……俺は……」ぷるぷるっ

幼「……中がいいなら、中で出してもいいよ……///」

男「」

ホイットニー「ぅううぅううううぅううぅあああああああああああいうぃるおおおおおおおるうぇええええいず らああああ びゅうううううううううううううううううううううううううううううううう!」



男「おおおおおおおおおおおおおおっ!」ぷるぷるぷるぷるっ

幼「あは/// 言葉でいきそうになったんだ……/// 可愛い///」ふにふにふにふに

男「ほおおおおおおおおおおっ」ぷるぷるぷるぷるっ

幼「……。本当に、男くんはすごく我慢してるよ。でももう大丈夫/// 出しても笑わないから」ふにふにふにふに
幼「だって、こんなに先っぽぬるぬるになってるのに、出さないだなんて、並大抵の精神力じゃ無理だよ……///」ふにふにふにふに

男「く、か、はっ……はひっ……」ぷるぷるぷるぷるっ

男「や、やめろっ……」ぐいっ

幼「あっ……」

男「……はっ、はっ……」ぷるぷるぷるっ

幼「……。ずっと内股だね、男くん」

男「」ぷるぷるぷるっ

幼「あは、ずっとおっきいままだ……/// 可愛い……///」

男「……な、何故こんなことを……」ぷるぷるっ

幼「……。好きだからだよ」

男「」

ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



男「ダメだっ 出る出る出る出るっ」ぷるぷるぷるぷるっ
幼「いいよ、出して……///」ぎゅっ

男「……ッ」ぷるぷるぷるぷるっ

幼「……」

男「……」ぷるぷるぷるっ

男「……た、耐えた……ッ!」ぷるぷるぷるぷるっ

幼「……」ふにっ

男「」ぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

・あれから


男(あれから、俺は逃げるように帰った)
男(内股で、先っぽがズボンと擦れないように頑張って走った)
男(そこまでしても、その振動で軽くいきかけた)
男(俺は、史上最高に敏感になっていた)

男「……」
ホイットニー「……」

男(俺が半常時勃起状態になったためか、ホイットニーも常時は歌わなくなった)
男(が、今の俺は暴発しそうなわけで……。暴発しそうになるとすぐにホイットニーが歌うようになった)

男「……ッ」ぷるぷるっ

男(17年分溜まりに溜まったものがせりあがってしまったためか、今まさに漏れそう、という感覚でさえあった)

男「こんなので学校行けるかな……」ぷるぷるっ

・学校にて


友「うぃーす」

男「うぃーす……」ぷるぷるっ

友「……何してんすかいきなり」

男「……が、我慢っすね……」ぷるぷるっ ぼっきーん

友「」

男「なにその顔」

友「勃起してやがる」

男「せやな」

友「ホイットニー歌わずに勃起してやがる」

男「あ、なるほど、だから驚いてるのか」

男「……よく考えたら、勃起してもホイットニー歌わないのが普通やで」

友「まあそうだな」

男「おう」ぷるぷるっ

友「……何で震えてるんですかね」

男「……ちょっと、ね」ぷるぷるっ

友「……びみょーに粟の花っぽい香りがするんですけど」

男「……先走りっすね」ぷるぷるっ

友「」

男「いや、そんな顔しなくても」

友「……今、現在進行形で先走ってるってことでOK?」

男「せやで」

友「……へ、へえー……///」わきわき

男「あ、待て、触るな、マジで触るな、触るなよ、ほんとに触るなよ」

友「大丈夫大丈夫、触らねーよ」

男「……ほっ」

友「と、思わせつつ!」ぎゅっ

男「」




ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああうぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」

男「んああああああああああっ! んあああああああああああああああっ!」 ぷるぷるぷるぷるっ

友「」



ホイットニー「ぅううぅううううぅううぅあああああああああああいうぃるおおおおおおおるうぇええええいず らああああ びゅううううううううううううあううううううううううううううううううう!」



男「んああああああああああっ! んああああああああああっ! んああああああああああっ!」 ぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

友「」




男「あ、あぶ、ねえ……っ」ぷるぷるぷるぷる

友「」
ホイットニー「」

友「正直すまんかった」

友「この世の終わりみたいな顔でこの世の終わりみたいな叫び声をあげるなんて思ってもなかった」

男「え、ええんやで……」ぷるぷるっ ぼっきーーーん

友「今度からは迂闊に触らん。友情に誓って約束する」

男「友……お前……」 ジーン




幼「おはよー!」ぎゅっ

男「」
友「」

男「んああああああああああっ! んああああああああああっ! んああああああああああっ!」 ぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああうぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」



幼「えへへ/// 私でそんなに反応してくれるなんて嬉しいな……///」
友「」



男「んああああああああああっ! んああああああああああっ! んああああああああああっ!」 ぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

ホイットニー「ぅううぅううううぅううぅあああああああああああいうぃるおおおおおおおるうぇええええいず らああああ びゅううううううううううううあううううううううううううううううううう!」



友「な、なあ、流石にやめてやれよ……」
幼「えへへ///」

幼「上書き、しないでね」ボソッ
友「」ゾクッ

・もう限界

男(だ、ダメだ、もうこれ以上は無理だ!)
男(絶対出る、いつか出る! まじで暴発してしまう!)

男(もう、今日どこか適当なタイミングでトイレで出してしまおう……!)
男(じゃないと最悪、授業中にバーストしてしまう……!)

男「せ、先生……トイレいってきていいですか……」ぷるぷるっ

国語教師「あら、あらあら……大変ね、男君」

男「い、行ってきます……」ぷるぷるっ

国語教師「ええ、行ってらっしゃい」

幼「……」
幼「男君が具合悪そうなので付き添います」

男「」

国語教師「あら、じゃあお願いね」

男「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ」
幼「えー?」

国語教師「ふふ、行ってらっしゃい」

男「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ」
幼「はーい、いってきまーす」

幼「……ね、イこ?」ニコッ
男「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ」

幼「ね、行こう?」
男「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだ――」

ピシャッ



友「お、お、俺も!」ガタッ

国語教師「あら、それは嘘でしょ?」

友(……! 急がないと……!)
友「違います! もう俺もやべーんす! 限界なんす!」

国語教師「ふふ、嘘おっしゃい、顔に出てるわよ」

友「そんな悠長なこと言ってていいんですか!? 俺の女子力もう全部ここで解放しちゃいますよ!? ハイドロポンプっすよ!?」

国語教師「……まあ、それは困るわね」

友「おなしゃす!」

国語教師「……いいわ、どうぞ」

友「あざーーす!!」ガタッ ガタガタッ


ピシャッ

・廊下の攻防


男「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ」
幼「えへへ、じゃあトイレに行こっか……///」
男「だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ」


先輩「――そこまでだ」


幼「!」
男「! 先輩!」 ダッ

先輩「やあ、男。大丈夫だったかい?」


男「せ、先輩ー! せんぱいぃー!」グスッ ぼっきーーーん
男「あ、危ないところでした、しぇんぱいぃ……!」グスッ ぼっきーーーーん


先輩「……。うん、泣くほど怖いところ申し訳ないが、その」
先輩「……。ぼ、勃起しすぎじゃないか……?」


男「す、すみばせん……」グスッ ぼっきーーーん
先輩「あ、いや、うん……///」

先輩「……幼君」
幼「……」

先輩「……男君がいやがっているじゃないか」
男「」コクコクコクコクコク ぼっきーんブルブルブルブルン

幼「……」

先輩「……何とか言ったらどうだい」

幼「……先輩」

幼「17年側にいて、私、思うんです」

先輩「む?」

幼「……なんで、他のみんな、最後の最後に、美味しいところをさらっていこうとするのかなあって」

先輩「……」

幼「……最初は、私がいいです」ぽろっ

先輩「……幼君……?」

幼「他の人に、とられたくないです……」ぽろっ ぽろっ



男「幼、お前……」
男「……ないて、いるのか……?」 ぼっきーーーん




先輩「ちょっと勃起やめて」
男「無理っす、すんません……」

男「……トイレ行ってきます」ダッ



幼「……!」
幼「ま、待って、男君……!」

先輩「だめだ」ガシッ

幼「や、やだ、離してっ」



友「……だめだぜ、幼」ガシッ



幼「!」
先輩「! 君は……?」

友「……」

男(……廊下を走る)
男(走りながら、ふと思う)

男(なんで逃げたんだろう、俺)
男(あの場面は、逃げずに幼に向き合うべきだったんじゃなかろうか)
男(このタイミングで逃げるなんて、そんなの、幼を拒絶してるみたいじゃないか)

男(拒絶する気持ちは、ないのに)
男(ただ、受け入れる覚悟がまだ、ないだけだ)
男(逃げるのはよくなかった。言葉でそう言えば良かった)

男(なんで逃げたんだろう)

男「――精子漏れそうだからだよっ!!!!」ぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

男「まじむりまじむりまじむりまじむりまじむりまじむりまじむり」

男(出る! 出る! 本当にだめだ、もう限界の限界だ!)

男(本当に、イチモツの根っこの部分が重くて熱いし、それが管にパンパンにせり上がってるし)

男(これはもう、どびゅーーっ と出てしまうって本能で分かってしまう)

男(もうまじでヤバイ)




男「トイレだーっ!」

男(トイレに何とかついた!)
男(あとは、個室に入って放出するだけっ)

男(何とか耐えたっ……!)ぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ







後輩「――待ってたっすよ、センパイ」




男「」

男「な、んで、個室に……」

後輩「推理っす。男センパイの教室からもっとも近いトイレはここっすから」

男「……何故、君が……」

後輩「かわいそうっすよ、センパイ」

男「……何が」

後輩「出したいのに、出せないなんて」

男「……」
男「今現在進行形でお前のせいで出せないんだけど」

後輩「出していいっすよ」

男「後輩に見られながら出すとかレベル高すぎませんか」

後輩「でも、捨てるのはもったいないっすね」

男「え?」

後輩「だから、これをこうっす」ぱくっ

男「」

後輩「ふぇらっふ(フェラっす)」もごもご



男「――んほああああああああああああああああっ!」ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」

男「ふぉあああああああああああああああっ! ふぉあああああああああああああああああああっ!」ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

後輩「ひゃいほうふっふよ、らひへも、くひでうへとめまふはら(大丈夫っすよ、出しても、口で受け止めますから)」

男「ふぉあああああああああああああああっ!」ぷるぷるぷるぷる

後輩「……♪」ぺろぺろぺろ




ホイットニー「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」

男「ふぉあああああああああああああああっ!! ふぉあああああああああああああああっ!! ふぉあああああああああああああああっ!!」 ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

一旦この辺で終了
皆さんお久しぶりです、そしてお疲れ様です!
まだまだ続きます!

・後輩頑張る

後輩「男センパイは……」
男「……?」 ぷるぷるぷるぷる
後輩「私の趣味を聞いても笑わなかったひとです」
男「……」 ぷるぷるぷるぷる

後輩「エロ小説読んでる女子の私にドン引きしないでいてくれて」
後輩「一緒にこれが面白いとか、これはエロすぎとか、色々とお話ししてくれて」
後輩「私的にはすげえ嬉しかったっす」

後輩「正直、滅茶苦茶好きっす、男センパイ」
後輩「センパイと話題作りのために本を読んでるときもありました」
後輩「時々、センパイを登場人物に重ね合わせて、エロいこと考えたりしてました」
後輩「……だから、センパイ」

男「……そうか」 ぷるぷるぷるぷる

後輩「……こ、怖いっすけど……」 するする
後輩「本で予習したし、その」 ぱさっ
後輩「お家で色々と練習したし……」

後輩「……こ、ここを使って、全部出してもいいっすよ……///」

男「……後輩……」 ぷるぷるぷるぷる

男「……」






妹「――待って! そうはさせないよ!」





男「!?」 ぷるぷるぷるぷる

妹「お兄ちゃんの我慢が限界だからって、そこにつけこんでえっちなことをしようったって、そうは問屋がおろさないよ」

男「い、妹……」ぷるぷるぷるぷる

妹「一人だけ皆を出し抜こうだなんて、だめ」

男「ああ、そうだ、妹の言う通り……え?」ぷるぷるぷるぷる

妹「……お兄ちゃん、気付いてないの?」

男「え?」
男「……。え、え?」

妹「お兄ちゃん、私含めて五人に狙われているんだよ?」

男「……え?」
男「……。え、え」

妹「私、幼さん、友さん、先輩さん、後輩ちゃん。……ね、五人」

男「……。え、待って、どういうこと。何で自然と実の妹に狙われてるの?」

妹「そりゃ、当たり前でしょ」
妹「十七年間もの間オナ禁してたんだから、肌はすごくみずみずしくて」
妹「行き場を失った男性ホルモンが、すっごいフェロモン的なのを出してて」
妹「エロい気分を紛らわすために勉強したり筋トレした成果なのか、頭もよくて体格もがっしりした人になってて」
妹「おまけに、ぱつんぱつんにでかくなってるソレ」
妹「これで顔が並み以上なんだから、モテるに決まってるでしょ」

男「……そう、なのか?」

妹「ぶっちゃけ十七年間ずっとオナ禁してる人でも、十七年間夢精すらなし、って人はいないと思うから、きっとお兄ちゃん、ものすごいことになってると思う」

男「……まあ、単純にオナニーできなかっただけですけどね」

男「というか、本当にそろそろ限界なんですけど……」ぷるぷるぷるぷる

妹・後輩「!?」

男「まじで精子漏れそう……」ぷるぷるぷるぷる

男(精子漏れそうって何なんだろうな本当)

妹「え、え、え、ど、ど、どうしよ///」 アタフタ

後輩「わ、わ、わ、私が受け止めるっす!///」 アタフタ

妹「だ、だめだよ! 私が受け止めるっ!」

男(どっちもだめだろ常識的に考えて)ぷるぷるぷるぷる

スタスタスタ……

先輩「――何やら騒がしいことになってると思ったら」

友「! 男! 無事かお前! 顔が真っ青だぞ!?」

幼「――――」

男「ぶ、ぶ、無事と言えば無事なんですけどそろそろ無事じゃなくなりそうです」ぷるぷるぷるぷる

妹「!」

後輩「……。みんな集まったみたいっすね」

男「……ああ」ぷるぷるぷるぷる




男「あの、冷静に考えてさ、なんで皆男子トイレに集まってるんですか……?」ぷるぷるぷるぷる

幼・妹・友・先輩・後輩「……」

男「そろそろ俺一人にしてもらわないと、まじでやばいんですけど……」ぷるぷるぷるぷる

友「マジでやばい……? ……えっ――えっ!?」

幼「ッ!」ガバッ

妹「ッ!」ガシッ
先輩「――!」ガシッ
後輩「ッ!」ガシッ

友「……ッ」ジリッ……

男「……。何で牽制しあってるんですか皆さん……」ぷるぷるぷるぷる

幼「……。例えば、彼氏が他の女で射精するのを見て、気分のいい女の子なんて、いないでしょ……?」

妹「……ナチュラルに彼女気取りしないで」

幼「……嫉妬なの?」

妹「……」
幼「……」



男「なんでガチな空気出てるんですか……」ぷるぷるぷるぷる

後輩「ガチなのは当然っす! ――私、男センパイのこと、ガチで好きなんですっ!///」

妹「!」
幼「そ、そんなの私もっ!」

後輩「本当に好きだから、ガチなんす!」



男(うーん、まじで精子漏れそうな時に告白を聞くこの感じ)ぷるぷるぷるぷる
男(ますます精子出せない空気やんけ……)ぷるっぷるぷるっ

友「……俺も、ガチだけど」ボソッ……

幼・妹・後輩「!」

友「……。正直、俺、ずっとこいつの友達ポジションなんだろうなって半分諦めてたから……」

友「隣にはいつも幼と妹がいたから、俺の場所ねえなって思ってたから……」

友「……しかも、後輩とか、先輩さんとか、どんどん増えていくし」

友「……。俺、ほんと、何にもねーなって思ってた」

友「……でも、さ」

友「……たまにお前、俺でも勃起してくれるじゃん?」ポロッ

友「……俺にもチャンスあるのかなって……ちょっと考えちまった……」ポロッ ポロッ



男(……友……)ぷるっぷるぷるっ
男(今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい)ぷるぷるぷるぷるっ

先輩「――それならば私もガチ、つまり本気だ」

妹・幼・友・後輩「!」

男(今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい)ぷるぷるぷるぷる

先輩「――かつて、私の部が廃部になりそうだったとき」

先輩「私はただ漫然と、先輩の皆さんごめんなさい、先輩の皆さんごめんなさい、としか考えてなかった」

男(今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい)ぷるぷるぷるぷる

先輩「読書しか趣味がない私には」

先輩「廃部になりそうな部活を、止めるちからがなかった」

先輩「実をいうと、廃部を食い止める元気も、私にはなかった」

先輩「廃部になる――というのはつまり、私の趣味である読書に、賛同者がいないということだ」

先輩「言い知れない孤独感があった」

先輩「何だ、私はひとりか」

先輩「私の趣味は、部活として、皆で楽しくできるような趣味じゃなかったのか」

先輩「……そんな風に考えてしまって、なんというか、落ち込んだことがある」

先輩「……青春に憧れていたんだ」

先輩「……青春に憧れていたんだ」

先輩「皆で楽しくやれたらいいなって、柄にもなく思ったことがあるんだ」

先輩「読書好きな陰キャラは、陰キャラらしく、おとなしくしておけば良かったのにな」

先輩「でも、そんな風に楽しめるかな、と思ってしまったんだ」



先輩「――でも、そこの男は、当時休部扱いだった私の部活に、入ってくれたんだ」

先輩「私は、それがたまらなく嬉しかった」

先輩「当時は、私と彼の二人だけだったから、実質まだまだ休部扱いだったけれども、私は十分満足だった」

先輩「……。好きなんだ」

男(今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい)ぷるぷるぷるぷる

妹「……。お兄ちゃん、顔真っ青なんだけど……」



幼「……私も、本気なの」

幼「……。ずっと。ずっと好きだったもの」

幼「この人だったら、介護の世話までしてもいいって思えるぐらい、好きになったもの」



男(今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい今漏らしたら空気やばい)ぷるぷるぷるぷる

男(どうしたらいいんだどうしたらいいんだどうしたらいいんだどうしたらいいんだどうしたらいいんだ)ぷるぷるぷるぷるっ

ガクッ

妹「! お兄ちゃん、大丈夫!?」



男(どうしたらいいんだどうしたらいいんだどうしたらいいんだどうしたらいいんだどうしたらいい)ぷるぷるっぷるぷるぷるぷるっぷるぷるっ

男(マジでやばい漏れる本当に漏れるやばいどうするどうしたらいい誰かたのむ早く逃げてどうしたらやばい出る出る出る出るどうするどうしよう)



幼「――! ――――――! ――――!」
友「――――! ――――――――」
先輩「――――――――」



男(やばい周りの音聞こえない漏れそうやばい助けてやばいもう無理)ぷるぷるっぷるぷるぷるぷるっ


男(どうすれば――! どうすればいい――!!)






ホイットニー「あなたは、どうしたいの?」





男「!!??」

男「出したい」

男「じゃなくてっ! じゃなくてぇっ!」ぷるぷるぷるぷるっ

男「出したいけど! 出したら社会的に死ぬっ!」ぷるぷるぷるぷるっ

おと

男「出したい」

男「じゃなくてっ! じゃなくてぇっ!」ぷるぷるぷるぷるっ

男「出したいけど! 出したら社会的に死ぬっ!」ぷるぷるぷるぷるっ

男「……って、あれ?」

男「何か、楽だぞ?」

ホイットニー「だってここは、精神世界だもの」

男「精神世界……」ポカーン

男「って、いやいやいやいや。何すかその超展開」

男「何か、射精したいって気持ちがおさまって、漏れそうな感覚が消えてくれたんですけど」

ホイットニー「ええ。この精神世界にいる限りは、そういった現世の影響からシャットアウトされるわ」

男「なるほど」

男「……いやいやいや、なるほどってならないですよ。いやいやなんですかこれ」

ホイットニー「走馬灯って信じる?」

男「あ、はい、あれですね、死ぬ前にモノローグが始まって、世界がスローモーションになるあいつ」

男「……」

男「え、ちょ、まって」

ホイットニー「……」

男「え、まって、嘘でしょ、え、え?」

男「もしかして、十七年間の人生で初射精した影響で、俺死ぬってことっすか」

ホイットニー「……」

男「……あのー」

ホイットニー「……」

男「……あの」

ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」

男「そんなああああああああああああああああああいやあああああああああああああああああああああ」

男「いやあああああああああああああああああああああ」 ムクムクッ ボッキーン!

男「死ぬのはいやあああああああああああああああああああああ」 ボッキーン!

男「……ん?」 ボッキーン!

男「……。何これ」 ボッキーン!

ホイットニー「ふふふ、気づいたわね」




ホイットニー「あなた、パブロフの犬って知ってる?」

男「いやだあああああああああああああああああああああ」

男「俺、歌で勃起する体になったんですか……」

ホイットニー「ええ」

男「凹む」

ホイットニー「うふふ」

男「凹む……」




ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」

男「遊ばないで!」ボッキーン!

ホイットニー「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」

男「だからやめろって!」ボッキーン!

男「……てあれ? 何か急に射精感が半端なくなってきたんですけど」 ぞわぞわぞわっ

ホイットニー「うぅうううぅあああああいうぃるおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」

男「はうっ!?」 ぷるぷるっ

男「ちょ、たんま、まじでやばい、ちょ」

ホイットニー「うぅうううぅあああああいうぃるおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」

男「ふぉあっ!?」 ぷるぷるっ ぴゅるっ

男「が、我慢汁がっ! 我慢汁が……っ!」 ぴゅるっ ぴゅるるっ

ホイットニー「気付いたかしら」

男「な、何がですかっ……?」 ぷるぷるぷるぷるぷるぷるっ

ホイットニー「今、貴方におきている異変に」

男「……っ」 ぷるぷるぷるぷるっ

男「……も、猛烈に射精したい……」 ぷるぷるぷるぷるっ ぴゅるっ

ホイットニー「ふふふ」

ホイットニー「さて、男」

男「……っ 何ですか……っ」 ぷるぷるぷるぷるっ

ホイットニー「私から最後に貴方に伝えたいことがあるの」

男「……な、何ですか……」ぷるぷるぷるぷるっ

男「……ていうか、最後に……?」ぷるぷるぷるぷるっ

ホイットニー「……And I will always love you」

男「……え?」 ぷるぷるぷるぷるっ





ホイットニー「じゃあ、今から全部歌うから、全部我慢しなさいね?」

・その頃



母「……。ホイットニー、もう行くのね」

母「あなたの息子、立派になったわよ」

母「色々とね、ふふ」

男(俺は、ふと気付いた)

男(ホイットニーの目の形が、俺の目の形にそっくりなこと)

男(そう気付いた瞬間、俺は色々と分かってしまった)

男(妹が、兄という血の繋がりが近い人間の匂いを嫌わない理由)

男(俺の顔が、平均的な男子よりやや彫りの深い理由)

男(俺の体がやや筋肉質な理由)

男(俺のムスコが微妙に立派な理由)

男(俺の頭のなかで、色々とピースが繋がってしまった)

ちょっとタンマ

ホイットニー「If I... should stay... I would on_ly be in... your way_...」

男「……っ」 ぷるぷるぷるっ ぞわぞわぞわっ
男(何だ……!? い、今までとは、格が違う……!)

ホイットニー「So I'll go... but I know... I'll think of you... every step of... the way...」

男「っ……!」 ぷるぷるぷるっ ぞわぞわぞわっ
男(これが、本当にぞわぞわ来るってやつなのか……って感じだ)

ホイットニー「And I... ah, will always... love you... uh ah, will always... love you...!」

男「……ふぁっ!」ぷるぷるぷるっ ぴゅるっ

ホイットニー「You... my darling you... hm...」

ホイットニー「Bittersweet... me-mories...(ほろ苦く甘い、思い出)」
ホイットニー「That is all... I'm taking... with me(私が持っていくのはそれだけだわ)」

男「……な、なんだよこれ……」 ぷるぷるっ ぴゅるっ ぴっぴゅるるっ



ホイットニー「So, goodbye... Please, don't cry(だから、さよなら、泣かないで)」
ホイットニー「We both know... I'm not what you, you need(もうお互い分かっているでしょ。貴方に、貴方に必要なのは、私じゃないの)」

男「……っ」 ぽろ ぽろぽろっ
男(……何で、泣くんだよ、俺……)

ホイットニー「And I, Ah, will always love you...」

男「っ!」 ぴゅるっ ぴゅっ ぎゅーーっ
男「ちょ、泣けるシーンで……ッ 漏れそうなの……ッ だめッ、ほんとだめ……ッ!」 ぷるぷるぷるぷるぷるっ

ホイットニー「Uh... I, will always love you...Uh Uh」

男「……っ!」 ぎゅーーーーっ ぴゅーっ

男「……も、漏れかけた……ッふ!」 ぷるぷるぷるぷるぷるッ ぎゅーーっ ぴゅっ ぴゅるっ

ホイットニー「I hope life treats you kind(あなたが穏やかな日々を過ごせますように)」
ホイットニー「And I hope you have all you’ve dreamed of(あなたの夢がみんな叶いますように)」

男「……泣ける、のに……漏れる……っ!」 ぽろぽろ ぞわぞわっ ぎゅーーーっ ぴゅるりっ

ホイットニー「And I wish to you joy!(それから、あなたの喜びと!)」

男「ッ!」 ぴゅるるーっ

ホイットニー「 ――and happiness(――幸せを祈っている)」

男「……ふはッ……はッ……はッ……ッ!」 ぎゅーーーっ
男(今のマジで無理今のマジで無理今のマジで無理今のマジで無理今のマジで無理今のマジで無理)


ホイットニー「But above all this, I wish you love, ah(でも、何よりも一番、あなたの愛を祈っている)」

ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」

男「――――ッ」 ぴゅるぴゅぴゅぴゅぴゅーっ ぴゅうううっ



ホイットニー「――うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう」

男「うおああああああああああッ! ああああああああッ!」 ぎゅーーーーーっ!



ホイットニー「ふぅぅぅうううぅぅぅ ああああぁぁぁあぃいうぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう」

男「んふぅうううううううううううううううっ!」 ぎゅーーーっ ぴゅぴゅぴゅぴゅーーぴゅぴゅぴゅーっ



ホイットニー「ああああぁぁぁ あぃいうぃるおおおおおるうぇええええええいず らああびゅううううううううううううう」

男「うおあああああああああああああああああッ! ああああああああああああああ!」ぎゅーーーーーっ ぴゅぴゅぴゅーーーぴゅぴゅーーぴゅーーっ

ホイットニー「ふぅぅぅうううぅぅぅ ああああぁぁぁあぃいうぃるおおおおおおおるうぇいず らああぁ…… ぶゅうううううううううううううううううううううううう」

男「――ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」 ピュルピュルピュルピュルリュリュリュリュリュ!!!!!!ピュルリリピュピュピュピピピピピュルルウリピュピュピュピュゥゥゥゥッッッ!!!!!!!



ホイットニー「ああぁあぃい うぃるおおおおおおおるうぇいず らああぁ…… びゅうううううううううううううううううううううううう」

男「――ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」 ビュルビュルビュルビュルリュリュリュリュリュ!!!!!!ビュュルリリビュビュビュビビビビビュルルウリビュビュビュビュゥゥゥゥッッッ!!!!!!!



ホイットニー「あぁぁあい あぃいうぃるおーるうぇいず らああぁああぶ…… ゆぅぅぅ……」

男「あああ……」 ビュルルルルルルビュビュビュビュウウウウウビュビュビュ!!!!!!!!!

ホイットニー「You... darling I love you...」

男「……あ、ああ……」ビュルルルルルルビュビュビュビュウウウウウビュビュビュ……



ホイットニー「I'll always, I'll always...」

男「……ホイットニー……」ぽろっ ぽろぽろっ ビュルルルルルルビュビュビュビュウウウウウビュビュビュ……



ホイットニー「love...you...」

男「……いや、母さん……」ぽろぽろっ ビュルルルルルルビュビュビュビュウウウウウビュビュビュ……



ホイットニー「Uh...Uh...」

男「……母さん……!」ぽろぽろっ ビュルルルルルルビュビュビュビュウウウウウビュビュビュ……

ホイットニー「ふふ、最後まで我慢できなかったのね」 スゥ……

男「! 母さん、体が……!」

ホイットニー「ええ。そろそろ時間だもの……ごめんなさいね……」

男「そんな……」

ホイットニー「大丈夫。私の代わりにあなたを愛してくれる人がいっぱいいるじゃない……」

男「でも――でも!」

ホイットニー「大丈夫。あなたはもう立派なんだから……」

男「……そんな……」

ホイットニー「……。忘れないでね」

ホイットニー「いつでも私はあなたを愛しているわ」 ニコッ

男「……母さんっ」

男(そして、ホイットニーは――母さんは)

男(まるで嘘だったみたいに、綺麗に消えていった)

男(後には何も残らなかった)

男(本当に、何かの冗談だったかのように、消えていった)

男(――俺の走馬燈はそこで消えた)

男(そして、懐かしいぐらいぱつんぱつんの、今にも漏れそうな感覚がじわじわと戻ってきた)

男(戻るんだと思った)

男(そして、消えたんだと思った)

男(何というか、頭が真っ白で、よく分からなかった)

幼「――! ――――――! ――――!」
友「――――! ――――――――」
先輩「――――――――」



男(あ、戻ってきた)
男(――いやでもやばい周りの音聞こえない漏れそうやばい助けてやばいもう無理)ぷるぷるっぷるぷるぷるぷるっ
男(無理無理もうほんと限界ぎりぎり漏れるこれはだめもう出ちゃうもうやばい無理だめ限界) ぴゅるるっ ぴゅぴゅぴゅっ ぴゅーーっ ぴゅぴゅっ

妹・幼・友・後輩・先輩「!?」

男(そりゃみんな驚くだろう。我慢汁って言えないぐらいに濃厚な我慢汁が出てるからな……)ぴゅるるっ ぴゅぴゅぴゅーーっ

男(だがしかーし、俺はさっきの、ホイットニーとの訓練で体得した技術がある) ぴゅっ ぴゅぴゅぴゅっ

男(すなわち、我慢汁だけ出して我慢!) ぴゅーーっ ぴゅぴゅぴゅーーっ

男「ふ、ふふふ、ふはは、これで、ペニスに変な刺激が与えられない限りはぎりぎり我慢できるはず――ッ!」ぴゅーーっ ぴゅるるぴゅぴゅーーっ

幼「だめーーーーーっ!」 ぎゅっ

男「――――――………………」

妹「がががが、我慢してッ!///」 ぎゅっ

男「――――――――……………………」

友「ばばば、馬鹿ッ/// ててて、手伝ってやるからッ!///」

男「――――――――――…………………………」

後輩「わわわわわわわわわ/// だ、駄目っす駄目っす駄目っす!」 ぎゅっ

男「――――――――――――………………………………」

先輩「こ、こ、こ、こらっ……!///」 ぎゅっ

男「――――――――――――――……………………………………」





男(あ、これは無理)

幼「だめーーーーーっ!」 ぎゅっ

男「――――――………………」

妹「がががが、我慢してッ!///」 ぎゅっ

男「――――――――……………………」

友「ばばば、馬鹿ッ/// ててて、手伝ってやるからッ!///」 ぎゅっ

男「――――――――――…………………………」

後輩「わわわわわわわわわ/// だ、駄目っす駄目っす駄目っす!」 ぎゅっ

男「――――――――――――………………………………」

先輩「こ、こ、こ、こらっ……!///」 ぎゅっ

男「――――――――――――――……………………………………」





男(あ、これは無理)






ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやあああああああああああああああああああああああああうぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう」




男「――ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」 ピュルピュルピュルピュルリュリュリュリュリュ!!!!!!ピュルリリピュピュピュピピピピピュルルウリピュピュピュピュゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

幼「」
妹「」
友「」
後輩「」
先輩「」


男「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」 ピュルピュルピュルピュルリュリュリュリュリュ!!!!!!ピュルリリピュピュピュピピピピピュルルウリピュピュピュピュゥゥゥゥッッッ!!!!!!!





幼「」
妹「」
友「」
後輩「」
先輩「」

男「……あ、ああ……」ビュルルルルルルビュビュビュビュウウウウウビュビュビュ……

男(――――)

男(何と言うか、その)

男(全員に、満遍なくかかってしまった、というか)

幼「――――」ぽー……
妹「……ぅ、ぅぅ///」
友「……うーわ……うーわ……/// やべー……///」
後輩「わわわわわわわわわ……///」
先輩「全く…… 全く男くんは……///」



男(全員、体中めがけてヨーグルトをぶつけられた感じになっていた)

男(あれ、でもさっきホイットニーいたよな? と聞き出せる空気ではなかった)

男(何と言うか、淫靡な感じというか、全員絶句しているというか、そんな雰囲気が混ざり合った変な空気である)

男(多分常識を疑うような射精量に絶句しているのだろう)

男(量も相当だが、濃さも、もはや半分ゼリーみたいになっている相当なものだ)

男(きっと、インパクトは半端じゃないはずだ)

男(そして、俺だ)

男(結論からいうと、ホイットニーは姿を消した)

男(精通を迎えてしまった俺の目には、もう彼女が見えなくなっていた)

男(だが、今でも声を聞くことはできる)

男(軽く勃起をさせると、ほら)

ホイットニー「えんだーーいあーーいうぇるおーるうぇいずらーーぶゅーー……」

男(こうやって、勃起度にあわせて声のトーンが調整可能となったわけである)

男(つまり、俺が射精寸前まで追い詰められたときには、更に歌にこぶしが入るようになっているわけで)

男(正直なんにも事態は好転してなかったりする)

男(あと、俺に関して言えば、薄々気付いていたが、えんだああああああという曲を聞いたらパブロフの犬のような条件反射で勃起するようになってしまった)

男(小さいトーンの時は小さく、クライマックスの時はクライマックス風に、である)

男(なので、下手にBOOK・OFFだとかお店に行ったら、下手すりゃすごいことになってしまうわけで)

男(おかげで俺は街中を歩くときも警戒しながら歩く必要がでてしまった)

男(あと、迂闊に勃起できなくなったともいえる)

男(軽い勃起ならともかく、一回ぱつんぱつんに勃起した場合、クライマックス級のえんだあああああああああが始まり、それを聞いた俺の勃起もクライマックス級になり、またクライマックス級のえんだあああああああああが……という無限ループに陥るからだ)

男(とはいえ一日数回は、普通に最大勃起するわけで)

男(……一日数回、暴発しないようにめちゃくちゃ頑張って耐えきる地獄のような生活がスタートした瞬間でもあった)

男(ちなみに、十七年分の射精を果たしたあの日の翌日、さぞや軽い身だろうな、と思っていたが、現実はそんなことなく、翌日、普通に股間がぱんぱんに張っていた)

男(十七年間も発射しなかったことで、十七年間ずっと自己回復力が底上げされ続けた、といっても過言ではない。もっと産み出し続けないと発射してくれない、と体が勘違いし続けたわけである。十七年ずっと)

男(医者にも相談した。こんな調子で、精子が製造されまくったら、すぐにテクノブレイクで死ぬのではないかと。医者の答えは簡単だった。前例がないから分からないけど、多分それはないと)

男(とはいえ、念のため一回あたり射精量を見てもらうことになった時、ナースさんたちはその量に絶句していたが、医者は、まあこんな体質の生物もいるよ、馬とか、みたいにのんきなものであった)

男(事実、射精後いくつかMRIなどを使った検診をしても、命に繋がるようなダメージが見つかったわけでもなかった。強いて言えばダメージは、本当に射精直前にえんだああああああが始まるんだね、と爆笑されて辛かった俺の心ぐらいである)

男(……というわけで、射精量は、結局めちゃくちゃ多いままになってしまった)

男(……というわけで現在である)



妹「ほらお兄ちゃん! 起きて!」

男「……ん、おはよう」

妹「……よかった、今日は早起きだね」

男「……んー……そうだな……」 ボー
男「……あ、やべ……」 ムクッ

妹「ちょ」



ホイットニー「えんだああああーーいやああああーー」



男「おうっふ……っ」

妹「ちょ、ちょっと! 落ち着いて! 落ち着いて、ひっひっふーで、ね!」

男「それラマーズ法……」

妹「いいからいいから! じゃないと本当に朝から滅びのバーストストリーム発射になっちゃうよ!」

男「それブルーアイズホワイトドラゴンじゃねーか……っ」

男「……な、何とかおさまった……」

妹「……もー。危ないんだから……」
妹「……でも、まあ」
妹「……もしも、本当に危なかったら、私が受け止めてあげても、いいよ……///」

男「え――」

妹「……///」

男「」 ムクムクッ



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



男「おうっふ……っ!」 ぷるぷるぷるぷる

妹「ちょ」

男「んほあああああっ」 ぷるぷる ぴゅるっ ぴゅぴゅ

妹「ちょっと、ちょっと!/// え、あ、う、えっと……///」

幼「話は聞かせてもらった! 人類は滅亡する!」 バンッ

妹「な、なんだってー!」

男「いや、ちょ、ほんと、刺激与えないで……っ」 ぷるぷるぷるぷる

幼「やれやれだぜ……どんな気分だ? 動けねえのに背後に立たれる気分はよ? これからッ!てめーをやるのに!1秒もかからねーぜッ!」ドドドドドド

妹「や、やめたげてよお!」

男「ほんと、ゆめのけむりでちゃうから止めて……っ」 ぷるぷるぷるぷるぷるぷる

\              /
 \           /
  \         /
   \       /
     \( ^o^)/   うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!
      │  │
      │  │    ~○~○~○~○~○~○~○
      │  │  ~○~○~○~○~○~○~○~○~○
      (  ω⊃~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
      /  \ ~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
     /    \   ~○~○~○~○~○~○~○~○
    /      \
   /        \

友「うぃーす、起こしに来」
後輩「どーも、お邪魔し」
先輩「やあ、男君、ちょっと失礼させ」


\              /
 \           /
  \         /
   \       /
     \( ^o^)/   うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!
      │  │
      │  │    ~○~○~○~○~○~○~○
      │  │  ~○~○~○~○~○~○~○~○~○
      (  ω⊃~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
      /  \ ~○~○~○~○~○~○~○~○~○~○
     /    \   ~○~○~○~○~○~○~○~○
    /      \
   /        \

男「」

幼「」妹「」

友「」後輩「」先輩「」

男「」


男「……えーと、おはようございます」

幼「……」妹「え、えへへ……」

友「」後輩「」先輩「」


友「……シャワー借りていいっすか」

後輩「……あわわわわわわわ///」

先輩「……出会い頭ってやつだな」


――かくして、奇妙な男の物語は一旦幕を閉じる。


今後、彼がどうなっていくのかは定かではない。それは物語の与り知るところではないのである。


もしかすればそこには、夜一緒に寝ることを願い出るようになった妹と、結婚届けを片手に迫る幼馴染と、ちょっとだけ手を繋ごうと努力する友と、土日に一緒にお出掛けに誘うようになった後輩と、勉強と称してべったり甘えてくるようになった先輩とが、いたり、いなかったりするのである。


それはあくまで、この物語とはまた別の話である。


しかし、これだけは断定して言えよう。


彼の青春は、「I will always love you」の歌が示すように、愛に溢れたものであったと!


十七年間人知れず(?)苦労してきた男の物語は、まだ、きっとこれから先も続いていくことであろう!




新ジャンル「勃起する度にえんだああああああ」 fin

次回予告


新ジャンル「小便を抗う小便小僧」(未定)


乞うご期待!

(もしかしてアイデア被ってたら教えてください)

・えっちの時のあれ



ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」



幼「! そろそろなんだ! そろそろなんだね男くん! 待ってね! 大丈夫! ばっちりだから!」 パンパンッ

男「いやまて離せ女! おい、こらっ! やめろっ! どうなってもしらんぞっ!」

幼「大丈夫大丈夫! よくいうじゃない! 急いては事を子孫汁って!」 パンパンッ

男「大事じゃねーか! 子孫汁って下ネタじゃねーか!」

幼「いいよ! ほら! 大丈夫! 大丈夫だよーっ!」 パンパンッ


男「く……っ……まだまだ……っ!」

幼「は、早くっ! 私もっ、ちょっと、……ふぁっ」 パンパンッ



男(……こんな感じです。幼はむしろえんだあああああああああのタイミングに被せてこようとするので苦手です)

・妹の場合

妹「お、お兄ちゃん……私、もう……」 ゾワゾワッ
男「……妹、実は、俺も」 ゾワゾワッ


ホイットニー「えんだーーいあーいうぃるおーるうぇいずらああびゅー」ボソッ


妹「ふ、く、あっ、あぁっ」 ピクピクッ
男「……っ」


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」


妹「……」
男「……」

妹「もおおお、毎回いいところで邪魔しないでよおおお」 むすーっ

男「……」ズニュ
妹「あんっ」


ホイットニー「えんだああああああああああああああああああいやああああああああああああああああああ」


妹「あ、あっ、や、やだぁ、こんなっ、こんな感じでイキたくないっ、ふぁっ」ピクピクッ
男「……」ズニュズニュ
妹「ひゃああああっ///」ビクンビクン


ホイットニー「うぃるおおおおおおおるうぇいずらあああびゅうううううううううううううううう!」


妹「あああああばかああああああああああっ///」ビクンビクン

男(……妹はえんだああああを露骨にいやがる。セックスはもう少しムードが欲しいらしい。……まあ、そりゃ当然であろう)
男(だけど、あんまり我慢できないらしく、ちょいちょい攻めると怒りながらイクのが殆どである)
男(……。ちなみに、俺が先にイクと、えんだああああがしばらく止まらないから凄く不機嫌になる。なので妹とするときは我慢が肝要である)

・友の場合

友「……ばーか、俺はお前の友達だっつーの」
友「だから、これぐらいの距離感がいいんだよ、俺は」

男(そんなことを言ってた友は、人前では普通を装ったりするくせに、時々、二人きりの時は切なそうな顔でぎゅっと抱きついてきたりするようになっていた)

男(友は、他の四人とは違って、どこか友であり続けようとしているような節がある)
男(だから俺も、えんだあああああにならないように、友として接するように努力はしている)
男(真に友達関係なら、その相手に欲情するはずがない、という暗黙のルールがあった)

男(だから、友と俺は、薄氷を踏むような関係を続けていた)

男(それが失敗したのはこの前、突然雨が降ってきたときの話)

男(夕立に襲われて、俺は一緒にいた友の誘いで彼女の家に入ることになった)

男(友は俯いていた。提案したはいいものの、気恥ずかしさと気まずさを感じている、という様子がどこかに見てとれた)
男(……友は、しくじった、というような顔をしていた)
男(それは、彼女が時々辛抱たまらず俺に抱きついてきて、そしてぱっと離れたときに浮かべる、あのばつの悪い顔に似ていた)

男(雨に濡れ、髪から滴を垂らして、透けた服をわずかに隠そうとしている友に、俺は思わず、どきりとしてしまった)

男(えんだあああああの曲が流れて、物凄い罪悪感と、物凄い恥ずかしさが俺を襲った)
男(だけど、友は、雷に打たれたように目を見開いて、そのまま黙りこんでしまった)


男(……友が抱きついてきてきたのはその瞬間だった)
男(正直、音もなにも聞こえなかった)
男(自分でも驚くぐらい、粗っぽい情事になってしまったと思う)
男(薄暗い部屋のなかで弾む、あの妙に質感のこもった吐息の音が、未だに耳に残っている)

男(友とは、未だに友達関係だ)
男(だが、いつまた突発してしまうのか分からないような、そんな妙な緊張が、この距離感の中にある)
男(多分、近いうちに、そんなことがありそうな気がする)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年05月11日 (木) 23:39:16   ID: 9FhCRdVu

素晴らしい。
素晴らしいSSのお手本のように面白い。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom