ランコの冒険 ―沈黙の章― (32)


――遥か昔、私たちの世界がまだ別の存在だったと言われていた時代。

――強大な力を持つ大魔王が、あらゆる世界を破壊せんと強大な力を振るいました。

――最初に輝いたのは十の光。新しい世界を照らし、楽園を築きました。

――再び現れた大魔王は、新しい世界に闇をもたらします。新しい世界を救ったのは、数多の光と、凄まじき力を操る五つの意志、そして希望。

――平和を取り戻した世界は、穏やかで美しい世界となるでしょう。



しかし――


……
…………

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蘭子「うぇへへへへ……お兄ちゃん、もはや我は、無知なる者ではなく熟れた果実……さあ、我と魂の契りを……」ムニャムニャ



……
…………




『ランコの冒険 ―沈黙の章―』


――シンデレラ王国、郊外、蘭子の家(蘭子の部屋)

P「蘭子、蘭子」ペシペシッ

蘭子「禁断の誓い……ふへっ、ふっ、ふへへへへ……」スヤスヤ

P「蘭子、起きろ、起きてくれ」ペシペシッ!!

蘭子「……はっ!?」ガバッ!



P「おはよう」

蘭子「……何を見た」

P「いや、いま部屋に入ってきたばかりだが」

蘭子「我の至福のひとときを……その罪は――」

P「ヨダレ垂らしてふへへへへって笑いながら見ている夢を邪魔してすまんな。まあ年頃だからとやかくは言わんが」

蘭子「ピィゥッ!?」ビクッ!

P「まあ、それはいい。俺は用事があってこれからシンデレラ城に行く。蘭子、すまんが今日一日は家のことを頼んだぞ」

蘭子「あ、はーい……お城」ムスッ

P「どうした?」

蘭子「愚兄を誑かす魔性の存在」

P「こらこら、王様になんてことを言うんだ。普段の役場の仕事と、王様からたまに頂く仕事があるから俺たちは不自由なく暮らしているんだぞ」

蘭子「むぅ……ごめんなさい」

P「いい子にしていたら、今日はお土産を買ってきてやる。その代わり、今日の仕事は俺の分まで頼む……あと、夜までには絶対に家に帰ってきてくれよ」

蘭子「夜? 今日の夜は、明日の収穫祭の準備のお手伝いがあるのに……」

P「今晩から嵐が来るらしい。城下町に出払っている人たちも、今日は早くに村に戻ってくるらしい」

蘭子「うちの家大丈夫かな……あんまり頑丈じゃないし」

P「それは……壊れたら兄ちゃんが直してやる。それじゃ、行ってくるよ」

蘭子「いってらっしゃーい」

……
…………

――昼、シンデレラ王国、郊外、ムカキン村

木こり「よう、らんらん! 今日はPさんは仕事にこねえのかい?」

蘭子「あ、せぃ……木こりのおじさん、闇に飲まれよ! お兄ちゃん、今日はお城のお仕事があるって」

木こり「ああ……そういえば今日だったか。らんらんも、夜は嵐になるから早く帰るんだぞ」

蘭子「はーい。今日のお仕事と、剣の練習と、収穫祭の準備が終わったら帰りまーす」

木こり「なんたら弁がなくなってるぞー」

蘭子「むっ……宵闇に荒れ狂う宴も、我にとっては静寂に等しい……案じておればよい」

木こり「はははっ! それじゃ、俺は今のうちに森に行っておくかー」


蘭子「よしっ、私もお仕事の荷物届けにいこーっと♪」

タタタタタッ!


……
…………

――シンデレラ王国、シンデレラ城(謁見の間)

P「遅くなり申し訳ありません、愛梨・アイリーン・トトキン王」

愛梨「いえPさん、そんなかしこまらなくても……お顔を上げてください。今日は私がお呼びしたんですからね?」

P「はっ」スッ

愛梨「すみません、お忙しいところを……だけど、今晩は……」

P「嵐の夜、預言者が告げていた通りです。収穫祭前の嵐の夜、この世界は再び暗黒の闇に染まる……」

愛梨「あの、この場で詳しいお話は……すみませんけれど、私の部屋に移動しましょう?」

P「……分かりました」


……
…………

――シンデレラ王国、郊外、川原

蘭子「……やっ! はぁっ!!」ビュッ! ビュンッ!!

蘭子(あそこに立てている木の的に……)

蘭子「我が剣の秘義……切り刻む! 遅い!!」ヒュカカカカッ!

シュパアアアアンッ!!

蘭子「……うむ、いまの剣戟は申し分ない。この力があれば王国の騎士にも遅れは取らぬ」タタタッ!

蘭子(だけど……お兄ちゃんに教えてもらった剣、お兄ちゃんと戦ったらまだ……)


ポワポワポワポワ……


……
…………


カキィンッ!!

蘭子『ひゃうっ!?』ドサッ!

P『どうした蘭子、それでおしまいか?』

蘭子『うっ、うう……我の、絶対の剣が……』

P『まったく、お兄ちゃんはそんな剣を教えた覚えはないぞ? 自分で無理なアレンジをして型を崩して、隙が出来るなんて……』

グイッ!

蘭子『ぁんっ!』ビクンッ!

P『いけない子だ。まずはお兄ちゃんが教えた通りにやらないと……もう一度、蘭子の体にしっかりと教えて込んでやらないとな……』

蘭子『あっ、あっ……』


ポワポワポワポワ……


……
…………

蘭子「お兄ちゃんダメッ、あっ、あんっ……!」クネクネ

<ランコチャンヤーイ!

蘭子「突然全てを受け入れるのは……はっ!?」ビクッ!


蘭子「我を呼ぶ声……あ、村長だ」

菜々「はぁ、はぁ、はぁ……か、川原を走るのは疲れる……ら、蘭子ちゃん、こんなところにいたんですか」ゼェ、ゼェ……

蘭子「どうした長よ、我が存在を求めるとは……」

菜々「や、やっぱりここにいましたか……ダメですよもうっ! 今晩は嵐が来るんですから、あまり川の近くに行ったら」

蘭子「ご、ごめんなさぃ……でも、今日は剣の練習をする日だし……」

菜々「ああ、魔法のお勉強は一昨日やりましたからね……じゃなくて、これから収穫祭の準備作業がはじまりますから、お手伝いお願いします」

蘭子「お兄ちゃんは?」

菜々「Pさんですか? そういえばまだ役場に来てないですね。お城のお仕事、まだ終わってないんでしょうかね?」

蘭子(まさか……あの愚者が……)ギリッ……!

菜々「どうしたんですか、そんな邪悪な顔をして……ほらほら、早く役場に戻って、収穫祭の準備をしますよー!」

蘭子「あ、はーい」


……
…………

――シンデレラ王国、シンデレラ城(愛梨の部屋)

P「預言者が残してくれた水晶玉が、こんなに黒くなるとは……」

愛梨「暗黒の力が強くなってきているんです。きっと、かつてこの世界を覆っていた闇の力が……」

P「……とはいえ、想定していたよりもずっと早い。もっと、こちらの準備が整っていれば」

愛梨「蘭子ちゃん……英雄の血を引く力は、どうですか?」

P「いえ、蘭子はまだ……ムカキン村の皆と共に、蘭子を鍛えていますが……力は付いてきても、まだ未熟な部分が多い」

愛梨「そう、ですか……」

P「明日の収穫祭の準備で、城下町も村も賑わっています。せめて、今のうちに外の警備を強化しておいたほうがいいでしょう」

愛梨「手配しておきます。私も、もしものときは……」

スッ……

P「いえ、王が戦いに出ることは……今晩、蘭子を寝かしつけたら私も戻ってきます」


愛梨「……はい。あの、Pさん」

P「なんですか?」

愛梨「……もし、暗黒の力が私たちでどうにもならなかったら……私たちの希望は、蘭子ちゃんになるんですよね?」

P「はい。皆、それを信じて今日まで蘭子を育ててきました」

愛梨「蘭子ちゃんだけに背負わせるのはとっても辛いと思うんです。だから……も、もっと先のお話になりますけど、新しい希望も必要だと思うんです……」

P「新しい、希望?」

愛梨「は、はいっ。その、Pさん、私……私、に、これから……」ギュッ……

P「お、王……いけません、それだけは」

愛梨「だ、ダメですっ! 王様の命令は絶対なんです。Pさんに命令できるのは……私だけの、特権なんですから」グイッ

ドサッ!

P「あい――」


……
…………

――夕方、シンデレラ王国、郊外、蘭子の家(居間)

ガチャッ

P「ただいま」

蘭子「我が眷属よ! 此度の遠征、何があった!」

P「いや、少し仕事が長引いてな。収穫祭の準備に出れなくてすまん。少し疲れた」

蘭子「お仕事、そんなに大変だったんだ……ん?」スンスンッ

蘭子(この臭い……お兄ちゃんの臭いだけじゃない。もっと別の……まさか、あの愚者め……!)ギリッ……!

P「帰りの途中、風が強くなってきていた。蘭子、嵐が来る前に家の窓を閉めておこうか」

蘭子(許さん、許さんぞ……あの女……!)

P「おーい、蘭子」

蘭子「……ハッ!? し、深淵を垣間見た」

P「変なことを言ってないで、戸締りの確認をしておくぞ。晩飯も食べて、今日は早めに寝よう」

蘭子「はーい……」

……
…………

――夜、蘭子の家(蘭子の部屋)

ビュオオオオオオオオッ!!!!

ザアアアアアアアッ!!!!

ゴロゴロゴロッ!!


蘭子(うううっ……雷怖い……風強い……)ガクガクブルブル

蘭子(い、いまならお兄ちゃんのベッドに行ったら、一緒に寝てくれるかな……)

蘭子(……)

ポワポワポワポワ……

蘭子「……う、うむ」ジュルッ

蘭子「そ、そうと決まれば早速……」

ガチャッ!

蘭子「ピョォウッ!?」ビクゥッ!

P「蘭子……起きていたのか」

蘭子「お、お兄ちゃん……どうしたの、こんな時間に?」

P「いや、城から知らせがあった。どうやら大雨で城下町の家がいくつかダメになったらしい。人手が足りないらしいから、これから少し外に行ってくる」

蘭子「で、でも……外、凄い雨なのに……」

P「俺なら大丈夫だ。だから蘭子、大人しく家で待っていてくれ。今晩は、絶対に家から出るんじゃないぞ」

蘭子「でも……」

P「ダメだ。絶対に家から出ないでくれ」

蘭子「う、うん」

P「いい子だ蘭子」スッ……

ギュッ

蘭子「んっ……お兄ちゃん?」

P「明日晴れたら、一緒に収穫祭に行こうな。それじゃ、行ってくる」

蘭子「……行ってらっしゃい」


ガチャッ……パタンッ!


蘭子「お兄ちゃん、大丈夫かな……剣は持って行ったみたいだけど」



P『俺なら大丈夫だ。だから蘭子、大人しく家で待っていてくれ。今晩は、絶対に家から出るんじゃないぞ』



蘭子「……」


……
…………

――深夜、シンデレラ城(城門)

ザアアアアアアアッ!!

魔物「ガアアアアアッ!!」ブンッ!

「ぐあああああっ!?」

「こ、この魔物の数は……くっ、今日に限っては外の警備は強化していたが……!」

「ダメだ、この嵐じゃ他所の班との連絡も取れん! このままでは……」


タタタタタッ!

P「くっ、もう始まっていたか……!」ビュッ!

ザシュシュシュッ!!

魔物「ガッ……」ドサッ!

「P……P殿か! おお、来てもらえるとは……」


P「遅くなって申し訳ない。状況はどうなっている? 来る途中、魔物とは何度か斬り合ったが」ハァ、ハァ……

「この嵐です。他の警備班たちの状況は我々にも……城下町にも魔物たちが侵入しているのは分かっていますが」

P「これだけの規模の魔物が来るのか……俺は城に入る。皆は城下町のほうへ……民間人を逃がさないと」

「ですが、そうなれば城が……」

P「大丈夫、城は……捨てることになるかもしれないが、王はこちらで何とかする」

「しかし……!」

P「恐らく、魔族も来るやもしれん……そうなれば構わず逃げてくれ。後は任せたぞ」グッ……!

タタタタタタッ!!


……
…………

――シンデレラ城(城内)

「がっ……」ドサッ!

魔物「グルルルルッ……!」

P「やはり城内にも魔物が……貴様、よくも!」ブンッ!

ドシュッ!

P「城に来るまでにいた、魔物の強さとは質が違う……やはり、外にいる魔物は囮か……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「そうなれば、敵の目的はやはり……王か!」スッ

パアアアアアアッ!!

P「魔力探知……範囲を城全体に……魔物との戦闘で魔術師の数が減っている。これじゃない……」

P「城の上、謁見の間……ここに王の魔力が……それと、もう1つ巨大な……!」パアアアアアッ!

P「謁見の間か! いま行くぞ、愛梨……!」


……
…………

――シンデレラ城(謁見の間)

愛梨「やああああっ!」パアアアアッ!

ドパパパパパッ!

ビュビュンッ!

???「魔力光弾による全方位攻撃……凄い魔法ですね。でも、私には当たりませんよ♪」パアアアアッ!

ズオオオオオオッ!!

愛梨「や、闇の波動……あああっ!?」ズザザザザッ!!

???「うふっ♪ さすが、人間の英雄の血を受け継いでいると言われている王……ですが、これで終わりですよ」ビュッ!

P「させるか!」ビュッ!

ガキィィンッ!!

???「なっ……!?」

愛梨「Pさん!」

P「貴様、魔族か……!」ブンッ!

???「……」

愛梨「Pさん、すみません……きてもらって……」ハァ、ハァ、ハァ……

P「愛梨……いや、王、大丈夫です。いまは、この魔族を……」

???「……あ、ああ……ああああっ!」

P「……なんだ?」

???「その姿、貴方から感じられる魔力……どうして……私の身体を、熱く滾らせる……どうして、こんなに疼くのかしら……」

P「……その姿、貴様……痴態の象徴、サキュバスか」

サキュバス「そう、私はサキュバス……あらゆる存在を魅了する者。でも、いま私の身体は……どうしてか、貴方を求めて……」

愛梨「P……Pさんは、私が守ります!」

P「落ち着いてください、王……それじゃ立場が逆だ。サキュバス、なぜこの城に攻めてきた」

サキュバス「なぜ、ですか……うふっ、特別に教えてあげます。間もなく、古の暗黒の力が復活します」

サキュバス「その復活のとき、英雄の力を受け継いでいる存在がいるのが邪魔なんです」

P「英雄の力……であれば、王がいるこの城だけではなく、他にも……!」

サキュバス「ええ、私の仲間が各地で同じように……事を進めているはずです」

P「させんぞ!」パアアアアアッ!!

ボオオオオオオオッ!!!!

サキュバス「素晴らしい炎の魔法……! ただの人間が、これだけの魔法を使えるなんて! ですけど……♪」パアアアアアッ!

ドシュシュシュシュッ!!

愛梨「漆黒の槍――」

P「愛梨!」サッ!

ズドドドドドドドドッ!!!!

P「がああああああっ!!」

愛梨「Pさん!」


……
…………

――シンデレラ王国、郊外、ムカキン村

ザアアアアアアアッ!!

木こり「お前ら川沿いを下って逃げろー! そっちならまだ安全だ、森に入れー!」

魔物「ガアアアアアアッ!」

木こり「こなくそっ……!」

パアアアアアッ!!

菜々「ウサミン魔法、ウサミンソバット!」ビュッ!

ズドンッ!

魔物「ガッ、ガガッ!?」ドサッ!

木こり「ウ、ウサミン村長! すまねえ、無理させちまって……! ていうかそりゃ魔法じゃねえだろ……」

菜々「ナナはまだ大丈夫ですっ! まだ魔力補助も効いていますから……でも、この魔物の数ですと……」

木こり「村の奴らの避難もまだ終わってねえ……くそっ、避難ルートは作ってたのに、出遅れちまった。Pさんに教えてもらってたってのに……!」

菜々「それでも、ナナたちの希望がある限り、終わりじゃありません。だから、ナナたちは最後まで……!」

……
…………

――シンデレラ城(謁見の間)

サキュバス「これでおしまいです。はああああっ!」パアアアアッ!!

ドガガガガガッ!!

愛梨「あっ、あああああっ!?」

ドガアアアアアンッ!!

愛梨「あ……」ドサッ……


P「あ、愛梨……!」ハァ、ハァ、ハァ……

サキュバス「あら、貴方はダメですよ♪」パアアアアアッ!

ビシュルルルルルッ!!

P「ぐっ!? バ、バインドだと……」ギシッ……

サキュバス「魔族である私の魔力で作ったバインド……いくら貴方が凄まじい力を持っていたとしても、易々と抜けれるものじゃありません」ニヤッ

グイッ!

P「んぐっ……!」

愛梨「P、Pさん……Pさんをどうするつもりですか!」ハァ、ハァ……

サキュバス「どうって……お持ち帰りです。これほどの力を持った人間なんて、いままで見たことがありません。英雄の力を受け継いでいる貴方以上かも……だから」チュッ

ツツツ……

サキュバス「この人間の血と、魔族である私の血が混じるとどうなるのか、凄く興味が湧いたんです。だから……ね?」パアアアアッ!

ドガアアアアアンッ!!

ザアアアアアッ!!!!

愛梨「城壁に穴が……!」

サキュバス「この後は……2人きりで、たくさん楽しみましょう? それじゃあ、さようなら、小さな国の王様……戦利品、頂いちゃいますから♪」バサッ!

ビュンッ!

P「あ、あい、り……」



愛梨「Pさん……Pさん! P、さ……」ドサッ……

愛梨「ダメ……ここで、倒れたら……でも、私は、もう……」

愛梨「だけど、私たちの、希望……Pさん、そう、ですよね……? 私たちの、希望……蘭子、ちゃん……」

愛梨「……」


……
…………



P(俺たちの、希望……蘭子……)


愛梨(英雄の血を引く、勇者……)


菜々(世界の、最後の希望……どうか……)





蘭子「あっ、あっ! あんっ! 我がっ、兄よ……我の内なる聖域に、生命の種子が……あっ、あっ……」ムニャムニャ




……
…………
………………
……………………


――この日、世界から1つの国が消え、空を暗黒の闇が覆った。

――人々は願った。闇を払う英雄の存在を、希望を与えてくれる勇者の存在を。

――だが、その希望が目覚めることはなかった。どこかで、希望の芽が潰えたか……もしくは、初めから希望は無かったのか。

――世界は、静かに滅びへの道を歩んでいくこととなった。




『ランコの冒険 ―沈黙の章―』 完

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