ダイヤ「１つ、ユニットを構成している学年が一緒！」

花丸「一年生が一人と三年生が二人…確かに共通している！」

果南「そういえばコレって他のユニットもそうだよね、CYaRon!はPrintempsと同じだし…」

花丸「Guilty KissはLily Whiteと同じだね」

ダイヤ「その通り、既にこの時点で私たちがBiBiに最も近い事を表しています」

果南「コレで『最も近い』んだ…」

ダイヤ「２つ、賢い可愛いクールな生徒会長がユニットにいる」

果南「自分で言っちゃうんだソレ、その通りだとは思うけど」

花丸「それを共通点に挙げるならダイヤさんがどこのユニットにいても関係ない気も…」

ダイヤ「３つ、ポニーテールの人がいる」

果南「ん、私？っていうかそれはさすがに苦しくない？」

花丸「思いのほかネタが尽きるのが早くてなんとか捻り出した感が強いずら」

ダイヤ「うるさいですわよ、そこっ」ﾋﾞｼｯ

ダイヤ「４つ、賢い可愛い生徒会長に妹がいる」

果南「うわっ、とうとうユニットに直接関係ない人まで出してきた」

花丸「親愛なるお姉ちゃんが今こんな話をしてると知ったらルビィちゃんどう思うんだろう」

ダイヤ「その妹もスクールアイドルに興味があるという点も同じですわ」

花丸「興味あるどころか同じグループで活動しているんですが」

果南「姉がその妹に対して厳しいところも優しいところもある、も共通かもね」

花丸「あれ、果南さんそっち側！？」

果南「いや、思いついちゃったからついポロっと」

ダイヤ「何をごちゃごちゃ言っているんですか、次いきますわよ！」

ダイヤ「５つ、ポニーテールの人の嫌いな食べ物が梅干」

果南「そこまでいくと本当に苦しくないっ！？」

花丸「でもそんなところまで把握しているのはさすがずら」

果南「まぁそれは確かに」

果南「でもプロフィールからもって来るなら『両ユニットに天体観測が趣味の人がいる』の方が良いんじゃない？」

花丸「え、誰？」

果南「私と西木野真姫さん」

花丸「そうなんだ～、マルも星空好きだからもし良かったら今度一緒に見よう♪」

果南「うん、喜んで」ﾆｺｯ

ダイヤ「どうです、AZALEAとBiBiにはこれだけたくさんの共通点がありますわ」

ダイヤ「やはりAqoursのBiBi枠は我々AZALEAと言うことに…！」

果南「ダイヤの言い分はわかった、それを踏まえた上で言わせてもらうと…」

花丸「言わせてもらうと…？」

果南「ちょっと無理やりすぎない？」

ダイヤ「な…何をおっしゃいます！これだけたくさんの共通点が…」

果南「途中何度か言ったけど、さすがに苦しすぎる点もあったよ」

花丸「果南さんが挙げた共通点の方がまだ納得できるずら」

果南「寧ろ私たちよりGuilty Kissの方がBiBiなんじゃないかな？」

ダイヤ「み、認められないわァ！」

花丸「おぉエリーチカ（の真似をした凛さんの真似）」

果南「じゃぁその根拠を今度は私が順に挙げていくよ」

ダイヤ「いいでしょう、私を納得させられるだけの根拠、是非とも聞いてみたいですわ！」

果南「即興で挙げるから挙げる順と根拠の強さの順は関係ないからね」

果南「１つ、金髪の外国人枠がいる」

ダイヤ「ハーフとクォーターの違いはありますが確かに共通している点ですわね」

果南「２つ、作曲担当がいる」

花丸「作曲担当がピアノを弾けるのも一緒だね」

果南「あ、それも言いたかったのに…」

花丸「あわわ、ごめんずら～！」

果南「気を取り直して…３つ、キャラ作りをしている人がいる」

花丸「Guilty kissは善子ちゃんだよね？BiBiは…」

ダイヤ「矢澤にこ、ですわ」

花丸「えっ、あの語尾にニコって付けてるのはキャラだったの？」

ダイヤ「メディアにもよるのですが、アイドルキャラや男前な矢澤パイセンが存在すると聞いています」

花丸「メディア？」

果南「さぁ次に行くよ」

果南「４つ、カッコ良さと可愛さを持ち合わせている」

花丸「確かに善子ちゃん達に比べたらオラ可愛くないもんね…」

果南「違う違うそうじゃないよ」ｱｾｱｾ

ダイヤ「そうですわ、ギルキスには敵わないというだけで私達も…」

果南「ダイヤ、それも違うよ」

ダイヤ「え？」

果南「あくまでも『カッコ良さ』が足りないってだけで、AZALEAだってじゅうぶん可愛さはあるよ！」

ダイヤ「果南さん…」

果南「私がちょっと足を引っ張っちゃってるかもしれないけど、でも二人は…」

花丸「果南さん！」

ダイヤ「何て事を言うんですか！」

果南「え、え？」

花丸「そんな事ない、果南さんもとっても可愛いよ！」

ダイヤ「そうですわ、果南さんが可愛くないなんていう輩がいるなら連れてきてください！私と花丸さんで果南さんの魅力をしっかりと伝えてあげますわ！」

果南「え、あ、その…ありがとう…///」

果南「次行くよ次！！///」

花丸「ルビィちゃんの髪みたいに真っ赤ずら」

果南「誰のせいだと思ってるの！？」

果南「えっと…５つ？爆発的に盛り上がれる曲がある」

花丸「横浜のライブの時もイントロが流れただけですごい盛り上がりだったよね」

ダイヤ「BiBiも『Cutie Panther』や『Psychic Fire』の盛り上がりや一体感は素晴らしいものがありますわ」

果南「正直、あの盛り上がりは羨ましいよね」

果南「という数々の根拠から、我々AZALEAよりもGuilty Kissの方がBiBiだと思います」

ダイヤ「な…花丸さんはいかがですか！？」

花丸「今のプレゼンで言えば、オラは果南さんに同意ずら」

ダイヤ「そ、そんな…」

花丸「ダイヤさんの言い分は根拠にしては正直苦しすぎるずら」

ダイヤ「ｸﾞﾊｯ」

果南「三年生に対しても容赦ないね…まぁ私もそう思う、というか途中で何度も言ったけどね」

果南「μ'sのユニットで例えて言うなら…私達はどちらかというとLily whiteじゃないかな？」

ダイヤ「私達がリリホワ…ですか？」

果南「うん、例えば…語尾に特徴のある一年生がいる」

花丸「にゃー！ずら♪」

果南「かわいい」

ダイヤ「かわいい」

花丸「…///」

花丸「えっと…あ、包容力があってスタイル抜群の三年生がいる、とか！」

ダイヤ「いやですわ花丸さん、スタイル抜群だなんて…///」

花丸「果南さんの事ずら」

ダイヤ「」

果南「頭脳明晰、容姿端麗、文武両道の大和撫子がいる、とか」

花丸「もちろんダイヤさんの事ずら」

ダイヤ「！」ﾊﾟｧｧ

果南「そして何よりユニット名」

ダイヤ「ユニット名、ですか？」

果南「うん、Lilyは百合でAZALEAはツツジ」

ダイヤ「両方とも花の名前、ですわね」

果南「ね、ピッタリでしょ？」

ダイヤ「…えぇ、確かに」

果南「…とここまでユニットの共通点を探してきたけど、でも私達は私達らしくいかないとね」

花丸「え？」

果南「確かにAqoursにはμ'sが好きな人も多い、でも追いかけているだけじゃダメなんだよ」

ダイヤ「皆で東京に行った際の帰り、あの海岸で千歌さんも仰っていましたね…」

花丸「そうだったね、なんにもとらわれずに自分たちの気持ちに従って…」

ダイヤ「自分たちで決めて、自分たちの足で…」

果南「そう、そうやってゼロからイチへ変えていこうって決めたよね」

ダイヤ「ゼロからイチへ！」

花丸「ゼロからイチへ！」

果南「イチにする為にも、練習がんばろー！」

全員「おー！！」



おわり