提督「鎮守府裁判を行いまーす!」古鷹「Case.番外編です!」 (91)

このお話は提督「鎮守府裁判を行いまーす!」での別のお話しです 
いわゆる番外編

・短編をいくつか書いていきます
・そして相変わらずの不定期更新

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489415728


番外編1 オリョクルーズができるまで

―――――潜水艦の部屋

伊58「むむ・・・」

呂500「うー・・・」

伊58「これでち!」スッ

伊58「んあ!?ジョーカー・・」

呂500「えへへ♪次はろーちゃんの番ですって!それ!」スッ

呂500「やった!でっち!ろーちゃんあがったって!」

伊58「ぐああ!また負けたでち!」

伊168「運がある癖に何負けてるのよ」

伊8「それにしても暇ですね」

伊19「たまには出撃もしたいの!」

伊58「その件について提督に聞いてみたんだけど・・・」

------数時間前 執務室

伊58「提督!たまには58達にも出撃させてほしいでち!」

提督「とは言ってもねぇ・・中部海域哨戒線での作戦は終わったし・・」

伊58「オリョール海でもいいでち!」

提督「いわゆるオリョクルってやつかな?でも羅針盤で困難しそうで大変そうだしねぇ」

提督「それに君たちに大変な思いさせたくないしね」

伊58「あうっ・・」

提督「というわけでごめんね でもいつかまた出撃するときが来るよ」

伊58「わかったでち・・」

-------

伊58「こんな感じで断られたでち」

呂500「てーとくやさしいって!」

伊168「うーん・・遠征にでも行けたらなぁ・・」

伊19「もう一度みんなで提督に直談しに行くの!」

伊8「遠征でも何でもしますって言えばしてくれそう」

伊58「じゃあもう一回行ってみるでち!」

――――――執務室

提督「うーん・・今のところ出撃する予定はないんだけど遠征ならあるね」

伊58「ほ・・ほんと?!」

提督「何か航空技術と言う物が気になってね、それで潜水艦を遠征させる任務があるらしいんだ」

伊168「じゃあ出番があるってこと?!」

提督「うん、遠征に出すってなったらまた連絡するよ」

呂500「わーい!」

提督「それと・・・実は手伝ってもらいたいことがあるんだ」

伊19「手伝い?」

提督「春雨、急で悪いんだけど少し席を外すね」

春雨「はい。お任せください」

提督「よしっと・・じゃあ潜水艦のみんなは付いてきてくれるかな?」

伊58「了解でち」

――――――エレベーター

提督「明石、鎮守府修理やらで忙しいところ呼んで悪いね」

明石「いえ、私もたまたま見つけて提督を探してたんです」

呂500「このエレベーター・・・まだまだ下に行くって!」

伊168「結構下にあるのね・・」

伊19「もしかして秘密基地とかあるの?!」

伊8「だとしたら開発施設にしましょう」

提督「いや・・実は僕もわからないんだ」

明石「私もエレベーターで下まで行ったことはないですし・・・」

提督「ん?どうやら着いたみたいだね。降りてみようか」

―――――???

提督「これは・・」

明石「何か円形状に並んでるものがありますね」

伊168「裁判で証言するときに使う台があるわ」

伊58「壁に写真がかかってるでち!ええっと・・これはクマ?」

呂500「片目が赤いですって!怖いですって!」

伊8「他の写真は・・・男性や女性が議論し合ってる写真ですね・・」

伊19「ロボットもいるの!眼が光ってるの!」

提督「そうか・・ここは"学級裁判"が行われた場所なんだ」

伊58「学級裁判?」

提督「確か、事件が起こった時に行われるものでみんなが議論し合って犯人を見つけ出すものなんだ」

提督「それが鎮守府の地下にあったなんて・・・」

今日は少しですがここまでにします

予定としては
・LIVE中継のお話
・江風と時雨の和解
・秋雲の原稿事件の裁判

を書きたいと思ってます(急な変更もあるかもしれません)

明石「どうやらこの台もまだ動けるようですね」

伊19「前後に動いてるの!すごいのね!」

呂500「それよりてーとく!お手伝いってなんですか?」

提督「あぁ、実は地下に降りて探索を手伝ってもらおうかって思ってたんだけど・・・」

提督「丁度いいね、君たちに仕事ができたよ」

伊58「何でも任せるでち!」

提督「じゃあ早速だけどここに残って探索する人と、明石と一緒に機材を持ってきてもらう人と分かれてもらおうか」

明石「機材・・ですか?」

提督「うん。ここに書いてあるものって工廠にあったりするかな?」

明石「うーん・・今はないですけど作ればできますね!」

提督「よし!じゃあお願いしてもいいかな?」

明石「任せてください!付いてくる人は付いてきてね!」

―――――数時間後

提督「よし!完成だね!」

伊58「提督、こんなにカメラつけてどうするつもりでち?」

提督「実は夜中に窃盗の事件があってね、それについて学級裁判を行おうと思うんだ」

提督「みんなが手伝ってくれたおかげで早く済んだよ ありがとう」

呂500「えへへ・・褒められたって!」

伊168「窃盗事件かぁ・・・じゃあ今からでも始めるの?」

提督「そうだね・・古鷹と江風が今事件の捜査をしてるから準備ができ次第執務室に来るように伝えてもらってもいいかな?」

提督「それと、この人たちもね」

伊8「この10人ですか?」

提督「うん、それじゃあよろしく頼むね」

―――――エレベーター

伊58「久し振りの仕事が探索と設営準備だったでち・・」

伊168「でも仕事した感があって充実したよね」

伊19「このメンバーで集まるのも久しぶりなのね!」

呂500「せっかくだし何かチーム名とか欲しいって!」

伊58「チーム名?潜水艦隊で良いと思うけど・・」

伊8「そういえば壁にかかってる写真で5人のクマの人形が並んであった写真がありましたね」

伊168「たしか・・"モノクマーズ"って名前だったわね」

伊58「じゃあ58達は"オリョクルーズ"とでも名乗ってみるでち!」

伊8「オリョクルは滅多にしないんだけどね」

伊19「イクも賛成なのね!」

呂500「Danke!じゃあ決め台詞でも考えようって!」

伊58「よし!じゃあまず58が・・」

こうしてオリョクルーズが結成したのであった

番外編2 LIVE中継

――――娯楽室

天龍「くそっ・・映らねぇな・・」

水無月「天龍さん早くしてよ!さっちんの出番が終わっちゃうよ!」

天龍「まだ終わらねぇよ!明石に言われたばっかなんだし始まってもないだろ」

卯月「お菓子とジュース持ってきたぴょん!」

望月「おー気が利くねぇ」

天龍「うぐぐ・・・おしっ!映ったぞ!」

水無月「あ!さっちんだ!」

文月「どこどこ~?」

天龍「おい!お前ら待てって・・うわわ!」

サツキチャンニャシィ!

ガンバレサッチン!

サッチンファイトー!

天龍「あいつら・・・よくも踏みやがって・・!」

龍田「あら~天龍ちゃん絨毯みたいね~」

天龍「おい!龍田まで俺の上に座るなよ!」

コマンダン・テスト「あれは・・・アキツシマさんですね」

瑞穂「それに二式大艇も一緒ですね。秋津洲さんの健闘を祈りましょう」

コマンダン・テスト「D'accord!」


谷風「お!あれは磯風だね!」

浦風「いつにも増して真剣な表情じゃねぇ」

浜風「チョコ作ってる時もこの顔でしたね」

嵐「えっ・・チョコ作ってるのか・・?」

萩風「司令宛に作ってるみたい・・」

時津風「しれぇはこの後 南無だね!ナムナム~」


球磨「木曾がいるクマ!」

多摩「ホントだにゃ!木曾も疑われてるかにゃ?」

北上「まぁ外の見回りしてたんだし目撃者かも知れないしねー」

大井「北上さん!お茶持ってきました!」

北上「ありがとー大井っちー」

球磨「球磨達にも欲しいクマ!」

大井「はいはい。ちゃんとありますよお姉さん」


プリンツ「ビスマルク姉さま!グラーフさんがいるよ!」

ビスマルク「あのグラーフが盗むなんてありえないわ!犯人は赤城よ!」

Z1「その根拠はどこにあるのかな・・・?」

Z3「どうせただの勘よ」

今日はここまでです
前のお話のスレのURL載せ忘れてました すいません

前のお話:提督「鎮守府裁判を行いまーす!」
提督「鎮守府裁判を行いまーす!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486912032/)

―――――休憩室

衣笠「あ!古鷹がいるよ!」

青葉「流石に緊張してますねぇ!」

加古「ふわぁ・・・眠いねぇ・・寝ていい?」

衣笠「ダメ!ちゃんと古鷹が活躍するとこ見てよ!」

加古「うぅ・・」


飛龍「あ!赤城さんだ!赤城さんが犯人なわけないよね!」

蒼龍「そうよ!赤城さんがするわけないよ!」

加賀「赤城さんは私とお風呂に入って私が先に部屋に戻った後、すぐに戻って来たから心配はいらないわ」

瑞鶴「へぇ~もしかしたらあんたが先に部屋に戻ってる間に行ったんじゃないのかなー?」

加賀「はぁ・・どうしてそう簡単に決めつけるのかしら?」

瑞鶴「何よ!そのため息は!」

翔鶴「瑞鶴、静かにしないとだめよ?」

天城「こっちまでドキドキしてきました・・」

雲龍「モグモグ」

葛城「雲龍姉ぇ、何食べてるの?」

雲龍「ドーナツ・・提督の机の上にあったから持ってきたんだけど食べる?」モグモグ

葛城(勝手に持ってきていいのかな・・?)


香取(鹿島はこの手のゲームをやってたから何か起こさないといいけど・・)

香取(今は見守りましょうか・・)


山風「あ・・・江風・・」

白露「暢気に手なんか振ってるよ」

時雨「・・・・・・」

村雨「時雨、まだ怒ってるの?」

時雨「別に怒ってはないけど・・」

時雨(江風・・大丈夫かな?頭は良くない方だけど・・)

――――――食堂

酒匂「ぴゃあ!阿賀野お姉ちゃんだ!」

陸奥「鎮守府にあんなところがあったなんて・・」

長門「初めて知ったぞ・・」

矢矧「能代姉ぇ、阿賀野姉ぇ大丈夫かしら?」

能代「最近、ダイエットに励んでるししてないと思うけど・・」

清霜「大和さん!武蔵さんがいるよ!」

大和「ふふっ そうですね。応援しましょうか」

秋雲(裁判ネタは使えそうだねぇ)カキカキ


最上「熊野!鈴谷がいるよ!ほら見てごらんよ!」

三隈「鈴谷さん、いつも通りの表情で大丈夫そうですね」

熊野(きっと見えないところで震えていたのでしょうけど・・)

―――――裁判開始!

古鷹『それは違います!』

加古「おー古鷹張り切ってるねぇ」

衣笠「さっきまで緊張してた時とは大違いね!」

青葉「いやーこれは後で取材するべきですねー」


鹿島『うふふ♪ 甘いですねぇ』

香取「やはり仕掛けてきましたか・・」

雲龍「鹿島楽しそうね(モグモグ」

天城「果たしてどんな推理をしてくるのでしょうか(モグモグ」

葛城「気になるわね(モグモグ」

阿賀野『そうそう!私はこれのために食堂に入ったのよ!』

秋津洲『この中には何が入ってたの?』

阿賀野『シュークリームよ!』

能代「」ピキッ

矢矧「」ピキッ

酒匂「ぴゃあ・・阿賀野お姉ちゃんこそこそして食べてたの?」

長門「まぁそうだろうな・・」

阿武隈「能代さんと矢矧さんからどす黒いオーラが出てるんですけどぉ!?」

鬼怒「こりゃあマジやばいよ!」

皐月『うっ・・違うよぉ・・ボクじゃないって・・』グス

水無月「さっちんが泣いてる!がんばれさっちん!」

睦月「みんなで皐月ちゃんを応援しようよ!」

長月「負けるな皐月!」

ワー  ワー
 マケルナー ワー
ワー  ガンバレー

天龍「ったく応援なんかしやがって・・戦隊もののショーじゃあるまいし・・」

龍田「うふふ、天龍ちゃんもあんな風に応援されたいんでしょ?」

天龍「うっせぇ」プイッ

グラーフ『・・・ああ。確かに古鷹の推理通りだ』

グラーフ『私が・・・盗んだ』

ビスマルク「そ・・・そんな・・」ガシャーン

プリンツ「嘘・・・だよね・・?」ガクッ

Z1「二人とも!気をしっかりして!」

ビスマルク「・・・何やってんのよ、ったく!」ダッ

プリンツ「あ!ビスマルク姉さま!待って!」ダッ

Z1「え?!二人とも!どこにいくの?!」

Z3「追いかけるわよ!」

江風『誰がバカだ!テストの成績はこう見えて下から5番目なンだぞ!』

時津風「ちょっと!あたしが下から5番目なんだけど!」

嵐「ちげーよ!俺がそうだよ!」

朝霜「それは聞き捨てならないねぇ!アタイが下から5番目だ!」

卯月「卯月はそんなにバカじゃないっぴょん!ぷっぷくぷぅ~!」

長波「・・・・・」

長波「下から5番目と言ってるけど実際ドベに近い成績なんだし」

長波「それにワースト5に入ってるんだから結局みんな馬鹿だと思うぞ・・?」

嵐 時津風 朝霜 卯月「何だぁ?てめぇ・・」

沖波「け、喧嘩はいけません!」

古鷹『・・・以上がこの事件の真相です」

青葉「古鷹さん大活躍でしたね!」メモメモ

加古「途中でキレた時は冷や冷やしたけどね」

衣笠「あんなに怒る古鷹初めて見た・・・」


蒼龍「赤城さんは最後まで赤城さんだったねー」

飛龍「食いしん坊だったねー」

加賀「・・・良かった」 ホッ

瑞鶴「ん~?もしかして赤城さんを犯人かもしれないって心配してたの~?」

加賀「うるさい」

瑞鶴「いひゃいひゃいひゃい!ほっぺつねらないで!」

翔鶴「口は災いの元よ、瑞鶴」

提督『そうです!今回グラーフが受けてもらうお仕置きは全部山葵で作ったパフェを食べてもらうよー!』

提督『ちなみに協力してくれた伊良湖さん、比叡に感謝しています!』

長門「なんて恐ろしいお仕置きなんだ・・」

陸奥「長門、辛いもの嫌いだったわね・・」

長門「しかもあの比叡も協力しただと・・?!」

陸奥「伊良湖もいるし、形もちゃんとパフェになってるから大丈夫よ、多分・・」

能代「お仕置き・・それだわ・・」

阿武隈「の、能代さん・・?」

能代「矢矧、今から部屋に帰って準備するわよ、付いてきて」

矢矧「わかったわ。今ちょうどメニューを書き終えたところよ」

大和(黙々と書いてたのはそれね・・・)

能代「そう・・酒匂、部屋に帰るわよ」

酒匂「ぴ、ぴゃあ!待ってよぉー!」

鬼怒「とりあえずこの場での危機は回避したけど・・」

阿武隈「この後が怖いですね・・」

―――――裁判終了後 執務室

古鷹「提督、その紙の山は何ですか?」

提督「実は裁判について、オリョクルーズのみんなが調査してくれたんだよね」

提督「感想や要望、批判もいろいろ書いてあるから読んでいくね」

・流石に全部山葵のパフェは可哀想だと思います・・ PN.別に怒ってないよ

・見てるこっちがハラハラドキドキしました! PN.ごめんなさい

・要望なんですが入渠施設でもLIVE中継して欲しかったです・・ PN.大丈夫です

・ところでワサビってなーに? PN.チャオチャオ

提督「結果はまずまずってところだったよ」

古鷹「ところであそこの裁判場はどうするんですか?」

提督「とりあえず封鎖しておいてまた裁判するときに開けるよ、それ以外は立ち入り禁止」

提督「もし無断で入ったら仕置きしてやらないとな・・」

古鷹「提督・・目が怖いです」

提督「おっと・・失礼したね」

番外編2 LIVE中継 完

今日は以上です
次の話は江風と時雨の和解の短編を予定しております

番外編3 和解

―――――数日前

江風「たっだいまー・・」ボロボロ

海風「江風?!どうしたの?!」

江風「いやー・・時雨の姉貴と初月に追いかけまわされちゃって・・」

江風「疲れた・・・今日はもう寝るよ・・」

山風「江風・・あのね・・」

江風「Zzzz...」

涼風「うわっ、もう寝ちゃってるよ」

五月雨「私たちが遠征に行ってる間に何があったんだろう・・」

江風「Zzzz...」

―――――翌日

江風「あ・・・時雨の姉貴・・・おはよう・・」

時雨「・・・おはよう江風」スタスタ

江風「あっ・・前の事なンだけどさ・・」

時雨「・・・・」スタスタ

江風「素通りされた・・・ちくしょー・・こっちが悪かったと思ってるのに・・」

海風「ほとぼりが冷めるまで待った方が良いんじゃない?」

江風「そうするかな・・・」

山風「あ・・江風・・・提督が後で執務室に来るようにだって・・・」

江風「ンー?提督が?行ってみるか」

コンコン ガチャ

時雨「提督、呼んだ?」

提督「やぁ時雨、ちょっと話があるんだ」

時雨「・・・もしかして前の騒動の事?」

提督「うん、それなんだけど。・・・まだ怒ってるの?」

時雨「当たり前だよ。江風には前科もあるし・・」

提督「前科?」

春雨「その前にも同じことをやらかしてたんです」

提督「なるほど・・でもまぁ仏の顔も三度までっていうし」

時雨「前の騒動で4度目なんだ」

提督「ああ・・そう・・」

提督「けどまぁ、前の騒動で迷惑かけてたしちょっと江風には罰を与えておいたよ」

時雨「罰?」

提督「夜中に団子が盗まれた事件があったのは知ってるよね?」

時雨「うん。間宮さんが作ってたみたらし団子の事だよね?」

提督「そうだね。江風はアリバイがあるし無実なんだろうけど古鷹の捜査に協力させてるんだ」

春雨「何故、罰が捜査に協力なのですか?」

提督「・・・・自分がやったことを第三者から見た視点で見てもらうんだよ」

提督「そうやって自分の過ちをしっかりと受け止めて罪を分かってもらう」

提督「それが捜査に協力させる目的なんだ」

時雨「・・・・・」

提督「捜査に協力をお願いしたときに、まだ軽い気持ちが残っていたからさせたんだけどね」

時雨「それでちゃんと分かってくれるかな・・・」

提督「分かってくれるさ、君たちは白露型・・・おっと江風は改白露型だったね」

提督「けど出撃で協力し合ってきた仲間なんだ、だからこそ和解して貰わないと困るんだ」

時雨「・・・・・」

提督「というわけで話は終わりだよ。あ、あと所定の部屋で中継を行うから時雨も見るといいよ」

時雨「う、うん」

時雨(中継って何だろう・・・)

―――――裁判場

赤城「あなたほどの空母がこんな盗人みたいな行動をとるとはだれも思っていなかったでしょう・・」

鈴谷「確かに意外だったねー・・・・」

江風「赤城さん・・・」

赤城「あなたは・・・ドイツ空母艦として恥ずかしくはないんですか?!」

江風(あ・・・そっか。団子を盗まれて他の人がどう思ってるかよくわかったよ・・)

江風(今までこんなことしてきたけどこんな思いは初めてしたな・・)

江風(まだ心の中で"大したことじゃない"と思って軽い気持ちで謝ってたっけ・・)

江風(・・・これが終わったら時雨の姉貴に謝りに行こう!もちろん誠意を込めてな!)

赤城「せめて堂々と真正面から入って食べるということはできなかったのですか?!」

江風「一航戦の誇りとかないのかよ!?」

――――裁判終了後 エレベーター

江風「古鷹さん・・・この後時雨の姉貴に謝罪しようと思うんだ・・」

古鷹「え・・?」

江風「前の騒動で姉貴のプリン勝手に食べてしまったことありましたよね?」

古鷹「夕立さんの騒動の後の事ですね」

江風「うん・・今まで姉貴たちの物を食べて何度も謝罪してきたけど軽はずみの謝罪で済ませてたし」

江風「今回の裁判で、自分がやったことの罪の重さもわかったっス・・・」

古鷹「江風さん・・」

江風「けどどう謝罪すればいいのかわからなくて・・・」

江風「ははっ・・ほんと頭悪いな・・」

古鷹「・・・そんなことないですよ」

江風「えっ?」

古鷹「捜査の時でも裁判の時でも江風さんは犯人探しに努力してましたし」

古鷹「きっとこの中継を見て時雨さんも話を聞いてくれると思いますよ」

江風「そう・・かな・・」

古鷹「後は自分自身の気持ちを素直に言えば許してもらえますよ」

江風「そうっすかね・・?」

古鷹「もう!おどおどしてる江風さんなんてみっともないですよ!」

江風「・・・・うしっ!自分の気持ちをきっちり込めて謝罪してくるッス!」頬パチッ

古鷹「それでこそ江風さんですよ!頑張ってくださいね!」

―――――白露型の部屋

江風「たっだいまー・・」ソー

時雨「・・・・・おかえり」

江風「なぁ姉貴・・・話があるんだけどさ・・」

時雨「・・・何?」

江風「・・・この前は勝手にプリンを食べてごめんなさい!」

夕立「ぽいっ!?」ビクッ

春雨「ひゃっ!?びっくりした・・」

江風「今回の裁判で本当によく分かったよ!盗んだ時の罪がさ!」

江風「今までは軽い気持ちで謝罪してきた自分が本当に情けなかったよ!」

江風「だから・・本当にごめんなさい!」

村雨「部屋に入ったら江風が土下座してるんだけど・・」

白露「どういうこと・・?」

時雨「・・・顔をあげなよ、江風」

江風「・・・」ソー

時雨「中継、見てたよ」

時雨「・・・・まぁ頭の悪い割には結構頑張ってたんじゃないかな」

江風「・・・・」

時雨「裁判お疲れさま、これでも食べなよ」

江風「これは・・・チョコ?」

時雨「・・・次からはちゃんと誰のものか聞いてよね」

江風「姉貴・・!ごめんなさい・・!」

夕立「握手してる・・仲直りしたっぽい?」

春雨「きっとそうですね」

村雨「あらあら、江風ったら泣いちゃって」

白露「結構レアな場面だね」

時雨「じゃあ次は初月に謝りに行こうか」

江風「うっ・・・許してもらえるかな・・?」

時雨「僕もついていくからさ、ほら行くよ」

江風「あっ!待ってくれよ!姉貴!」



提督「どうやら仲直りはできたみたいだね」

古鷹「そのようですね」

提督「ところでさ、一つ聞いてもいいかな?」

古鷹「何でしょうか?」

提督「僕が買っておいたドーナツ知らない?」

古鷹「いえ・・・知りませんけど・・」

番外編3 和解 完

外出するのでいったんここまでにします
次のお話は今日書けるかどうか・・

番外編4 緊急裁判

ザワザワ

提督「みんな所定の位置についたかな?とは言っても6人しかいないけど・・」

提督「では早速!秋雲の原稿が台無しになったのは誰が諸悪の根源か議論してもらうよー!」

江風「議論する必要あンのかこれ?!」

秋雲「当たり前じゃん!せっかく完成間近だってのに・・・」

秋雲「アンタ達の騒動で原稿が全部パーになって入稿日に間に合わなかったんだよ!」

山風「そんなの・・私には関係ないし・・」

ポーラ「同意ですー」

夕立「うぅ・・・何にも覚えてないっぽい・・」

古鷹「あのー・・提督、少し聞いてもいいでしょうか?」

古鷹「空いてる席に他の艦娘の写真が飾られてるのは何故でしょうか・・?」

提督「6人だから空いてる席も余計に目立つし、寂しいから立ててみたんだ」

提督「あ!死んだわけじゃないよ!ほんとだよ!」

ポーラ「ザラ姉さまと加古さんの写真が立てられてますー」

夕立「由良の写真もあるっぽい!」

秋雲「陽炎と夕雲の写真があるな・・」

江風「川内さんの写真もあるなー」

山風「時雨姉ぇの写真も・・・あるよ・・」

古鷹「写真が10台立てられてますね・・何だか不気味です・・・」

江風「仕方ない、またここに来たからには議論しないとな。古鷹さん 始めましょうよ」

古鷹「そうですね・・・まず何から議論していきましょうか・・?」

秋雲「最初は原稿が台無しになった時について話し合おうよ!」

ポーラ「ポーラも知りたいですー」

古鷹(原稿が台無し・・確か夕立さんが暴れてた時ですね・・)

古鷹(あの時の騒動を思い出してみよう・・)

今日はここまでにします
証拠品等のリスト書くの忘れてた・・・

古鷹(その前に簡単に捜査して手に入れた証拠品でも見直してみよう・・)

証拠品リスト
・空箱
ドーナツが入ってた箱 中身は空になっている

・鎮守府の崩壊図
青葉が撮ってくれた写真 各部屋の壊れた様子が写っている

・調整されたスクリュードライバー
ポーラが調整したお酒が入っている 瓶の側面に日付と比率 3:1と書かれている

・スクリュードライバーのレシピ
アイオワが印刷してくれたレシピ オレンジジュースとウォッカを3:1の比率で混ぜ合わせると記載されている

・リベッチオの証言
事件当日、ザラに紙パックに入ってたオレンジジュースをコップに注いでもらった

・水風船
特殊な水が入っており、気持ちを落ち着かせる事が出来る水風船

ノンストップ議論1

ポーラ「確かあの時って夕立さんが江風さんを追いかけまわしてたんですよね~?」

江風「思い出すだけでも嫌になるよ・・・」

夕立「夕立 その時の記憶、"思い出せない"っぽい・・」

山風「本当に・・怖かった・・」

ポーラ「夕立さん、何か恨み事でもありました~?」

夕立「あの騒動は"夕立の先走り"っぽい・・・」

江風「ちなみに言っておくけど江風も"夕立の姉貴に何もしてない"からな!」

秋雲「何にせよ何かあったのかは知らないけど・・」

秋雲「江風は"わざと私の部屋に夕立を誘導"させて」

秋雲「原稿をすべてぶっ壊したというわけだね!」


古鷹(江風さんはわざと秋雲さんの部屋に誘導させた・・?)

古鷹(いえ、そんなはずはない。これを突き付ければ・・・)


>秋雲「江風は"わざと私の部屋に夕立を誘導"させて」 【鎮守府の崩壊図】

古鷹「それは違います!」 論破

古鷹「江風さんがわざと秋雲さんの部屋に誘導させたのではなく、偶然入ってしまったんです!」

古鷹「この写真を見れば分かる通り、夕立さんが壊した壁や部屋の内部が撮影されています」

古鷹「江風さんは、暴走した夕立さんから逃げることに必死だったので危険から逃れるために部屋の中に隠れたりしたんです」

江風「とは言っても入った部屋は全部壊されそうになったけどな・・・」

秋雲「じゃあ、アタシの部屋に入ったのも"事故"ってわけか・・」

ポーラ「でもでも~それなら部屋に入らなくてもよかったんじゃないですか~?」

古鷹「そうしても廊下等の壁が壊されてるのもこの写真で―――」

ポーラ「そうじゃなくて~江風さんがその場で説得すればいい話なのでは?」

古鷹「説得・・・ですか?」

ポーラ「それじゃあ~私が証言していきますね~」

夕立「ポーラさん、証言出来るっぽい?」

山風「酔っては・・・なさそうだけど・・・」

ノンストップ議論2

ポーラ「江風さんが部屋に逃げ込んだりせずにすればよかったんですー」

山風「どういうこと・・?」

ポーラ「その場で"説得"ですよー」

秋雲「記憶喪失となった元仲間を説得し気を取り戻す・・」

秋雲「RPGの定番だねぇ!」

江風「ちょ、ちょっと待てよ!」

江風「夕立の姉貴は"話を聞いてくれない"状態だったンだぜ!」

夕立「でも少し聞こえた時があったっぽい・・」

山風「どんな時・・?」

夕立「確か"冷たいもの"が夕立の体にかかってきて・・・」

夕立「その一瞬声が聞こえたような・・・」

江風「でもすぐにまた暴走して襲ってきたんだ!」

江風「もはや"手に負えない"状況だったんだよ!」


古鷹(冷たいものがかかった時に一瞬だけ声が聞こえた・・)

古鷹(でもすぐに暴走したのは私も見たから説得するのは難しいはずです・・・)

>江風「もはや"手に負えない"状況だったんだよ!」【水風船】

古鷹「それに賛成です!」 賛同

古鷹「江風さんの言うとおり、夕立さんは説得しようにも困難だったんです」

ポーラ「そうなんですか~?」

古鷹「江風さん、この水風船知ってますよね?」

江風「ああ!それって!」

-------回想 工廠

明石「あの時、江風さんや雪風さん達がこの水風船で夕立さんを止めようとしたんです」

古鷹「それで効果はあったんですか?」

明石「一瞬立ち止まったけど、また暴れ出しちゃって・・戦艦との喧嘩は簡単に止まったんだけどなぁ・・」

-------

古鷹「私が調査している時に明石さんにこの水風船について話を聞いたんです」

夕立「夕立にかかった冷たいものって・・」

古鷹「この水風船に入ってた水なんです、効果はあまりありませんでしたが・・」

少しですがここまでにします

山風「じゃあ・・夕立姉は話を聞ける状態じゃなかった・・・ってこと?」

古鷹「はい。最終的には戦艦の皆さんとの戦いの後で眠った後、話を聞けるようになりました」

秋雲「そもそもさぁ・・夕立って何で江風の事追いかけてたの?」

夕立「えっと・・江風が夕立が由良に貰ったドーナツを食べたから追いかけてたっぽい」

江風「でも食べたのは山風の姉貴で、江風は完全に無実だぜ」

ポーラ「それは災難でしたね~」

秋雲「なーるほど・・もう分かったもんね」

秋雲「ずばり!山風!あんたが一番悪いんだ!」

山風「えっ・・・」

伊58「ヤダ!」

呂500「アタシッ?!」

伊19「チガウケドッ!」

江風「お前らは黙ってろ!」

秋雲「山風がドーナツを勝手に食べなければ夕立も追いかけずに済んで原稿が台無しにならなかったはずだもんね!」

古鷹「ちょ・・ちょっと待ってください!夕立さんが暴れたのは別の理由が・・!」

ポーラ「私ではないですよ~どこにも夕立さんを怒らせることしてません~」

山風「・・・・・・・」

秋雲「さぁ・・早く認めなよ・・そして私の原稿のネタになりなよ・・・」

夕立「暴れたのは夕立のせいだから山風は関係ないっぽい!」

夕立「だから妹に押し付けないでよ・・・」ゴゴゴゴ

秋雲「で、でも!夕立は山風にドーナツを食べられたからこそうなったんでしょ?!」

秋雲「それがなかったら―――」

江風「だああああああああああ!最初っから見直せばいいじゃんかー!」

古鷹「江風さん・・?」

江風「こういう場合は、ジケイレツにして順序を進めるって鹿島さんに教えてもらったンだぜ!」

江風「古鷹さん!もう一度騒動のあった日を並べてみましょうよ!」

古鷹(江風さん・・・山風さんを助けるために・・)

古鷹「・・・そうですね。騒動があった日の事を最初から見直していきましょう」

古鷹「だから夕立さん、秋雲さん もう少し待ってもらえますか?」

夕立「ごめんなさいっぽい・・」

秋雲「仕方ないなぁ、でも山風が悪いのは変わりはないからね!」

山風「えっと・・・えっと・・・」

古鷹(山風さん・・何か言いたそうにしてるけど・・・)

古鷹(議論していけば何か言ってくれるかな・・?)

ノンストップ議論3

夕立「最初、夕立は"本を返そう"として、ザラさんがいる部屋に訪れたっぽい」

江風「ンで白露型の部屋に戻って来たのか」

夕立「その時にはもう"ドーナツはなかった"っぽい・・」

山風「わたしが・・・"ドーナツを全部食べた後"・・だね」

夕立「その後は執務室で山風に聞いて江風が犯人だと先走って・・」

秋雲「そして私の原稿をすべて台無しにした・・・」

秋雲「ほーらやっぱり"山風が悪い"じゃんか!」

山風「・・・・・・」

江風「山風の姉貴・・何か言いたそうだな・・」


古鷹(確かに何か言いたそうにしてるようには見えますけど・・)

古鷹(・・・・ちょっと趣向を変えて釣り出してみようかな・・)

>山風「わたしが・・・"ドーナツを全部食べた後"・・だね」 【空箱】→【空ではなかった箱】

古鷹「この嘘で真実に・・!」偽証

古鷹「山風さん・・・それは"夕立さんのドーナツ"じゃないんです」

山風「え・・・?」

夕立「古鷹さんどういうこと?」

古鷹「山風さんが食べたのは提督が白露型のみんなと分けるようにと春雨さんに渡したものなんです」

秋雲「ええ?!じゃあ山風が食べたのは白露型みんなで分けるドーナツ?!」

ポーラ「そうなら夕立さんの勘違いってことになりますね~」

江風「提督!ほんとかよっ?!」

提督「・・・・・・」

伊8「提督は知らないって顔してますね」

古鷹「つ、つまり山風さんが食べたのは夕立さんのドーナツではなくて提督が―――」

夕立「それはないっぽい。だって、部屋には箱が一つしかなかったっぽい」

江風「そういえばそうだ!江風も部屋に戻ってきた時も箱は一つしかなかったぜ!」

古鷹「・・・・・・」

秋雲「んー?これってもしかして・・」

山風「嘘を・・・ついたの・・?」

秋雲「嘘の証言をするなんて、古鷹さんも変わってるねー」

古鷹「山風さんが何か言いたそうにしてたので・・・この偽証で言ってくれるかと思ったので・・」

ポーラ「そうとなると山風さんはやっぱり夕立さんのドーナツを食べたんですねー」

古鷹「でも山風さん。何か言いたそうにしてるのは何故ですか?」

山風「・・・・・・」

古鷹「お願いします・・・本当のことを言ってください・・・」

山風「・・・・・・」

少しですがここまでです
お仕置きの内容考えておきます

山風「10個・・・」

江風「え?」

山風「私が・・ドーナツ全部・・・10個食べちゃったから・・」

山風「夕立姉・・すごい怒ると思って・・・」

江風「で、でも和解したんだろ?なあ姉貴?」

夕立「ドーナツ10個・・・?んん?」

古鷹「・・・どうしたんですか?夕立さん?」

夕立「山風、中身は何が入ってたっぽい?」

山風「えっと・・・あの・・」

山風「"チョコが付いてた"ドーナツとか"カスタードクリーム"が入ってるものとか・・」

夕立「!!」

夕立「ちょっと待って!それは由良からもらったドーナツじゃないっぽい!」

江風「えぇ?!じゃあ本当に提督から貰ったドーナツなのか?!」

夕立「それはわからないけど・・・」

夕立「でも由良からもらうドーナツはいつも普通のドーナツっぽい!」

秋雲「嘘から出た真ってやつ?!」

古鷹「正直私もびっくりしています・・・」

山風「じゃあ・・夕立姉のドーナツって・・・」

夕立「んー・・・・あっ!」

夕立「そういえば自分だけじゃなくて由良と一緒に食べようと思って由良に預けてたっぽい!」

全員「・・・・・・・」

江風「それ最初に言えよ!」

夕立「言うタイミングがなかったから・・・」

提督「しっかし山風も食いしん坊だね、ドーナツ10個も食べるなんて」

山風「あぅ・・・」

伊58「女の子は甘いものに目がないでち!」

呂500「ろーちゃんは間宮さんのアイスが大好きですって!」

秋雲「じゃあ山風は夕立のドーナツ食べてないってことで無実になるわけか・・」

古鷹「・・・・・・」

古鷹「そういえば・・・もう一つ原因がありました・・」

江風「他に何か原因があったンすか?」

古鷹「江風さんは知りませんが、ドーナツを食べられた以外にもう一つあったんです」

古鷹(あの人がもう一つの騒動の原因に違いないはず・・!)

人物指名 【ポーラ】

古鷹「あなたしかいない!!」

古鷹「そういえば、夕立さんが部屋に戻る前にザラさんに本を返しに行きましたよね?」

夕立「うん、でもザラさんいなかったからポーラさんに本を返すように頼んだっぽい」

ポーラ「それで何か問題でもありますか~?」

古鷹「ポーラさん・・その時について証言してもらってもいいですか?」

ポーラ「は~い、わかりました~」

江風「古鷹さん、何か関係でもあるンすか?」

古鷹「・・・・もしかしたらですけど、この一連が最大な原因になるかも知れません」

古鷹(私も騒動の末聞いたこの話が合っていれば・・・!」

秋雲「んじゃ、ちゃっちゃと証言しちゃってよ!」

ノンストップ議論4

夕立「夕立はザラさんに本を返そうと思ったんだけど」

夕立「いなかったからポーラさんに返すように頼んだっぽい!」

江風「その後はどうした?」

夕立「ポーラさんから"オレンジジュースを貰った"っぽい!」

ポーラ「わざわざ返しに来てくれたのですから」

ポーラ「"瓶に入ってたオレンジジュース"をあげたのですよ~」

秋雲「ちなみにポーラさんの様子はどうだったの?」

夕立「"お酒を飲んでて酔ってた"っぽい・・・」

江風「酔った勢いで飲ませたってのはなさそうだしなぁ・・」


古鷹(やっぱりそうだ 何かおかしい・・)

古鷹(あの証言には矛盾がある!)

>ポーラ「"瓶に入ってたオレンジジュース"をあげたのですよ~」 【リベッチオの証言】

古鷹「それは違います!」

古鷹「騒動当日に夕立さんが飲ませたのは"オレンジジュース"ではなく・・・」

古鷹「"スクリュードライバー"というお酒なんです」

江風「な、なんすかそのプロレスのわざみたいな名前は?」

秋雲「聞いたことあるねぇ・・・確か"オレンジジュース"と"ウォッカ"を混ぜ合わせたお酒だよね?」

ポーラ「えぇー?瓶にはオレンジジュースが入ってましたよー?」

古鷹「残念ですが、"リベッチオ"さんの証言が証拠となります」

-----回想 食堂

リベッチオ「えっとねー。その日はザラさんと一緒にマミーヤでアイスを食べてね」

リベッチオ「部屋でオレンジジュースを貰ったんだ!」

古鷹「イタリア艦の部屋にはオレンジジュースもあったんですね」

リベッチオ「うん!"紙パック"に入ってたオレンジジュースだよ!とってもおいしかったよ!」

古鷹「この証言の通り、オレンジジュースは紙パックに入ってるものしかなかったんです」

江風「そうか!瓶にオレンジジュースが入ってるってことはないんだな!」

ポーラ「それはちがいますね~」

江風「へ?」

ポーラ「だって~紙パックにオレンジジュースが入ってたからと言って瓶に入ってないってそれって無理やり過ぎませんか~?」

ポーラ「もしかしたら私が瓶にオレンジジュースを入れていた可能性もあるんですよー?」

江風「うぅ・・・確かにそうだな・・」

山風「あんな顔・・・初めて見た・・」ビクビク

古鷹(・・・・瓶にもオレンジジュースが入っていた・・)

古鷹(でもそれは明らかに違うこと・・これが証明してるはず!)

>【調整されたスクリュードライバー】

古鷹「これで証明できます!」

古鷹「実はと言うと、リベッチオさんの証言には続きがあったんです」

秋雲「続き・・?」

古鷹「ザラさんが言うには、"瓶に入ってるオレンジジュースは飲んではいけない"と」

ポーラ「!」

夕立「まさかそれって・・」

古鷹「はい、私が捜査してる時に冷蔵庫にあった瓶を見つけたんです」

古鷹「側面に日付と比率が書いてある瓶を」

江風「ま、まさかそれがスクリュードライバーっていう奴か!」

夕立「夕立がポーラさんに貰ったのも瓶に入ってたものっぽい!」

秋雲「それで夕立が飲んでしまって暴れてしまったわけか!」

江風「そうとなりゃ早い話だ!ポーラさん!さっさと罪を――」

山風「・・・・でもそんな簡単に・・酔う物なの・・?」

古鷹「え・・?」

ポーラ「そうですよ~山風さんの言う通りです~」

ポーラ「このスクリュードライバーはオレンジジュースで割ってるからそこまではきつくないんですよ~?」

古鷹「で、でも私が調べたところには酔いやすいと――」

ポーラ「それは口にしやすくて何度も飲んでしまうからなんです~」

ポーラ「1杯しか飲んでない夕立さんは絶対というほど酔うってことはないんです~」

江風「ぬぐぐぐ・・・またしてもここで・・!」

古鷹(・・・・確かに1杯だけでもあれだけ暴れるほど酔う物なのでしょうか・・?)

古鷹(何か・・証拠品を探して・・発想を変えてみないと!)

今日はここまでです
スクリュードライバーって美味しいですよね

ノンストップ議論5

ポーラ「スクリュードライバーは度の強いウォッカが入ってるんですけど」

ポーラ「"オレンジジュースで割ってる"から1杯で酔うことはないんですー」

夕立「で、でも夕立、瓶に入ってたものを飲んで正気になった後頭痛くなったんだけど・・」

ポーラ「それは暴れてる時に"壁か何か"で頭をうったんだと思いますー」

山風「記憶にないから・・・ないとも言えないよ・・」

秋雲「しっかし"1杯だけ"であんなに暴れる物なの?」

ポーラ「おそらく夕立さんは勘違いとはいえドーナツを食べられた事で怒りが増幅し」

ポーラ「狂暴化になったと思いますー」

江風「まだレシピ通りに作ってないという一つの可能性があるぜ!」

ポーラ「私はちゃんと"レシピ通りに作りました"よー」

ポーラ「お酒に関してはちゃんとやってるんですけど」

江風「ご・・・ごめんなさい・・・」


古鷹(ポーラさんはレシピ通りに作った・・矛盾を証明する証拠はないけど・・)

古鷹(新しい発想で道が切り開くこともできるはず!)

>ポーラ「私はちゃんと"レシピ通りに作りました"よー」 【スクリュードライバーのレシピ】

古鷹「可能性はそれとは限らない!」発想

古鷹「私もポーラさんの意見に賛成します。ポーラさんはお酒に関しては非常に真面目なんです」

提督「その真面目さを出撃の時でも発揮してほしいよ!」

ポーラ「ポーラは出撃でも真面目ですよー」

夕立「それで、何がどうなるっぽい?」

古鷹「このアイオワさんがコピーしてくれたスクリュードライバーのレシピでは3:1の比率と書いてあります」

古鷹「そしてポーラさんの部屋にあった瓶にも3:1の比率が書いてありました」

秋雲「オレンジジュースが3 ウォッカが1って事だね」

江風「じゃ、じゃあ調整をミスったってことはないのか・・」

古鷹「・・・そうですね。比率は間違っていません」

古鷹「けれど一つ考えを改めると真実に近づけるかもしれません」

夕立「考えを・・・改める?」

山風「どういう・・こと・・?」

古鷹(・・・この考えが正しければ一歩進めるかもしれない・・)

古鷹(けど一か八か・・でもやってみるしかない!)

Q.レシピの内容でもう一つ考えられることは?
1.ウォッカの代わりに別のお酒を入れた
2.ウォッカとオレンジジュースの比率を逆にした
3.お酒を更に追加した

【ウォッカとオレンジジュースの比率を逆にした】

古鷹「これです!」

古鷹「ポーラさん・・調整したときに比率の数字は色を分けて書いてますか?」

ポーラ「はいーお酒の方を赤で書いてますー」

夕立「それがどうかしたっぽい?」

古鷹「・・・・やっぱりそうでしたか」

古鷹「ポーラさん、あなたがやはり最大の原因です!」

ポーラ「ふ、古鷹さんまでなにを言い出すんですかー!」

古鷹「この瓶を見れば一目瞭然です」

江風「ン・・?ああ!赤の数字が3で青が1になってる!」

古鷹「そうなんです ポーラさんは"ウォッカとオレンジジュースの比率を逆"にしたんです!」

ポーラ「あああああああああ!!!しまったああああ!」

秋雲「・・・自ら墓穴掘ったみたいだね」

ポーラ「あ!そうだ!赤の方がオレンジジュースで・・」

古鷹「私が捜査した時、他の瓶には青が3で赤が1になってました」

ポーラ「わ、私が飲ませたのは他の瓶で・・」

古鷹「・・・ほかの瓶は満タンでこの比率が逆の瓶だけ満タンではありませんでした」

ポーラ「そ、その時はすごい酔ってて・・・」

江風「それじゃあ真面目にやってねぇじゃねぇか!」

ポーラ「て、提督ぅー!たすけてくださーい!」

提督「いやぁ・・そんなこと言われても・・」

ポーラ「私は悪くありませーん!他に原因があるはずですー!」

江風「いーや!ポーラさんが酒飲ませたからだ!」

夕立「早く謝ってっぽい!」

秋雲「とっとと罪を認めちゃいなよポーラさん!」

山風「夕立姉を・・あんなことにさせたのは・・・許さない・・!」


提督「ちょっと待ったぁ!」

提督「今意見が分かれてるよね?ポーラが一番の原因かそうではないかで」

古鷹「は、はぁ・・・でも提督も分かってますよね?!」

提督「・・・ポーラ、一つ挑戦してみないかい?」

提督「無実になるための試練に」

ポーラ「ほ、ホントですかー?!しますしますー!」

提督「・・・・とはいってもほとんど絶望的なんだけどね」

ポーラ「え?」

提督「じゃあみんな!ちゃんと掴まってね!」ガシャン

古鷹「え・・・何・・?」

江風「おわっ!台が勝手に動いて・・」

山風「怖い・・・」

古鷹「い、一体何が始まるんですか!?」

提督「裁判が終わって明石とまた調査してたら新たな機能を見つけてね、その名も"議論スクラム"!」

提督「賛成派と反対派に分かれて意見をぶつかり合うものなんだ!次はこれで議論してね!」

古鷹(簡単に言えば賛成か反対か・・とのことみたいだけど・・)

古鷹(でもこれってもう・・)

【議論】騒動の原因はポーラか否か!

そうではない   その通り
ポーラ        古鷹
            江風
            夕立
            山風
            秋雲

ポーラ「」

古鷹(やっぱり・・)

議論開始!

ポーラ「秋雲さんの原稿が台無しになったのは江風さんが部屋に誘導したからですー!」

秋雲さん!

秋雲「第4駆逐隊の部屋や工廠、食堂も壊れてるんだよねー。これって"誘導"というより事故だよね?」


ポーラ「ゆ、夕立さんが暴れたのは山風さんが夕立さんのドーナツを食べたから・・」

山風さん!

山風「でも・・・あれは"夕立姉のドーナツ"じゃ・・・なかったよ・・」

ポーラ「ポーラは瓶に入ってたオレンジジュースを夕立さんにあげたんですよー!」

夕立さん!

夕立「リベッチオの証言でオレンジジュースは紙パックで"瓶にはお酒しか入ってない"って証明したっぽい!」

---
ポーラ「あのお酒はちゃんとレシピ通りに作ったんですよー!」

私が!

古鷹「でもポーラさんは"レシピ"の比率を逆にして作ったとさっき証明しました!」
---
ポーラ「そもそも江風さんがあの時夕立さんを説得すれば収まるはずじゃないですかー!」

江風さん!

江風「あんな"夕立の姉貴"を相手にしたら殺されるに決まってるだろ!」

【結論】騒動のきっかけとなったのはポーラが酒を飲ませたから

「「「「「これが私たちの答えだ!」」」」」

今日はここまでにします
急いでる感があって無茶苦茶感がありそうな気配がしてきました
とりあえずもうすぐで完結はできそうです

ポーラ「わぁああああん!こんなの数の暴力ですー!」

江風「それほどポーラさんが悪いってことだよ!さっさと認めなって!」

ポーラ「うぐぐ・・・まだ・・まだですよー・・」

秋雲「うわぁ!?まるで死神みたいだよ・・・!」

ポーラ「私は無実なんですー!絶対無実―!」

山風「こ・・・怖い・・・」

夕立「山風!夕立の後ろに隠れるっぽい!」

古鷹(・・・どうやらポーラさんは罪を認めたくないみたいですね・・)

古鷹(どうしてこうなったかの原因をポーラさんにしっかりと伝えればわかってくれるかもしれない・・・!)

ルネッサーンス!
          みんなでお酒を飲みましょう~!
    かんぱ~い!

  お酒はみんなを幸せにしてくれます~

古鷹「お酒は飲み方を間違えれば危険性が増大する可能性もあるんですよ!」

  でも飲み方さえ間違えなければ問題ないじゃないですか~

私はただ間違いとはいえ1杯だけ飲ませたんですよ~
    
           一気飲みとかは強要してませーん

古鷹「お酒の方が強いカクテルを飲ませたりしてるじゃないですか!」

  た、ただいらないっていえばよかったじゃないですかー!

      それも言わずに黙々と飲んでしまうのもどうかと思いますー!

   一体ポーラのどこに落ち目があったというのですかー!

古鷹(ここで決める・・!)

【ポーラ の 確認 不足】

古鷹「これで終わりです!」

ポーラ「あばばばばば・・・」

古鷹「そもそも、ポーラさんがしっかりと確認していれば良かったことなんですよ!」

古鷹「瓶には調整した比率も書いてあるのですし」

古鷹「ポーラさんだって紙パックにオレンジジュースが入ってることも知ってるはずです!」

江風「・・・そういえばそうだな」

江風「なーんで瓶に入ってるのをあげたンだよ!」

ポーラ「冷蔵庫を開けたらたまたま目に映ったからですー・・・」

夕立「全然確認してないっぽい!?」


秋雲「さぁ提督!さっさとおしおきしちゃってよ!」

提督「その前に古鷹、騒動の一連の流れをまとめてみてよ それでポーラも納得できるはずだよ」

古鷹「・・・・分かりました では騒動の一連についてまとめましょう」

Act.2

最初に山風さんが部屋に戻ってきたところ、ドーナツが入った箱を見つけました

1個だけと言い山風さんはドーナツを食べたのですが、勢い余って全て食べてしまったんです

その後山風さんは誰かの気配を感じ隠れ、江風さんが部屋に戻ってきました

数時間後、夕立さんが部屋に戻ってきて、ドーナツを食べようとした夕立さんは箱が空になってるのを発見しました

その後夕立さんは提督の元に来て、執務室で手伝いをしていた山風さんから江風さんが食べたと情報を受けて江風さんを探しに行きました

しかし、ドーナツを食べたのは山風さんで更にそれは夕立さんが貰ったのではなく、ほかの箱に入ってたドーナツを食べていたんです

Act3.

次に夕立さんが江風さんの追跡を始めたところから振り返ってみましょう

江風さんは武器を持った夕立さんに追いかけられ、様々な部屋を壊されていきました

当然話を聞いてくれず、水風船でさえ暴走を止めることができませんでした

最終的には戦艦との戦いで眠ってしまい、起きた後で我に返りました

Act.4

そこに山風さんと海風さんが訪れ、山風さんはすべての事情を話し夕立さんは山風さんと和解しました

ただ江風さんは別件でいなかったので夕立さんが飲んだお酒に酔って暴れたことは知りませんでした

Act.1

そして諸悪の根源ともいえる場面がここです

夕立さんがザラさんに本を返しに来たのですが不在であり、犯人に返してもらうように頼みました

その際に犯人は夕立さんにオレンジジュースをあげたつもりなんですが、間違ってスクリュードライバーをあげてしまったんです

更にそのスクリュードライバーはウォッカがより多く調整されたものでした

しかし夕立さんは何事もなく部屋から出ていき、犯人も良かれと思ってこのことを黙っていました


古鷹「この騒動の諸悪の根源はあなたです! Zara級 3番艦 ポーラさん!」

提督「・・・まぁよくわかりやすいまとめだったね」

ポーラ「わぁあああああん!まとめなくてもいいじゃないですかー!」

江風「今更謝っても遅いぜ!あれが無かったら江風も鎮守府も危ない目に会わなかったんだ!」

夕立「それで、ポーラさんはおしおきを受けるっぽい?」

提督「その前にもう一つ機能を確かめてみようか、みんなそこにあるモニターを見てみてよ!」

古鷹「これって・・皆さんの名前が書かれてありますね・・」

提督「今回の犯人、すなわちクロだと思う人に投票してね」

秋雲「じゃあちゃちゃっと投票しますか」

数分後...

ポーラ 5票

山風 1票

江風「うぉい!何で姉貴に票が入ってるんだよ!?」

山風「嫌だよぉ・・!おしおきなんか・・受けたくない・・!」

古鷹「落ち着いてください、この場合はポーラさんが票が多いのでポーラさんが受けるかと思われます」

夕立「山風は安心していいっぽい」

山風「ほ、ほんと・・?」

秋雲「っていうかお仕置きの後にモデルにもなって欲しいんだよねー」

秋雲「ネタもたくさん思いついたし!」

提督「まぁそんな死刑とかそんなものじゃないし安心してネタにしていいよ」

ポーラ「ハッッ!おしおき!?嫌ですー!受けたくありませんー!」ダッ

江風「逃げた!」

古鷹「あっ!待ってください!」

提督「おっと逃がさないよ!オリョクルーズ!」パチン

秋雲「何あれ?人間ピラミッド?」

伊58「見るが良いでち!オリョクルーズピラミッド!」

伊58「オリョクルーズに新人3人で組んだこの壁を突破できたものは」

ポーラ「受けたくありませんー!」

伊58「オアー!」

伊401「いったーい!やだやだ!」

伊14「簡単に突破されたー!」

伊13「痛い・・・」

ポーラ「あとはこのエレベーターに乗り込んで上に行けば・・」ウィーン

ザラ「・・・・」ゴゴゴゴ

ポーラ「」

ポーラ「グフェア」ドサッ

ザラ「さっ、お仕置きをちゃんと受けなさいポーラ」

提督「ありがとうザラ。念のために呼んでおいてよかったよ」

ポーラ「」

江風「・・・・気絶してるな」

夕立「気絶してたらおしおきはできなくなるんじゃあ・・」

提督「大丈夫、今回はある部屋に連れていくことなんだ」

古鷹「ある部屋ですか・・?」

提督「ま、後ほど説明するよ。ザラ、付いてきてくれるかな?」

ザラ「分かったわ」

山風「担がれて・・出て行った・・」

秋雲「いったい何されるんだろうねぇ・・」

その後、ポーラは開かずの間に入れられて1週間水のみで過ごすというおしおきを受けた

最初は叫び声や呻き声が聞こえていたが、時間が経つにつれて静かになっていき、終了後には真っ白になって座っていた

酒飲み軍団の隼鷹 千歳 那智に抱えられお酒を飲んだ事によって元のポーラに戻り、提督 夕立 山風 江風に謝罪をした

また、この事件によってポーラはお酒の管理を徹底的に行うことにしたらしい

――――執務室

提督「いやー古鷹、またしてもお疲れさま」

古鷹「またあの裁判場に行くことになるとは思いませんでした」

提督「まぁ今回はいろんな機能を試すことができたしね、また機会があればやってみたいものだよ」

古鷹「・・・・ところで山風さんが食べたドーナツって誰が持ってきたものなんでしょうか?」

提督「うーん・・・僕じゃないけど・・」

提督「それよりもあそこで古鷹が僕を使って偽証をするなんてびっくりだよ」

古鷹「すみません・・・」


―――――???

???「よし・・次はこのお菓子の詰め合わせを」

陸奥「何をしてるの?長門?」

長門「い、いやなんでもないぞ!」

以上でこの話は終わりです
最後らへん急いだ感がありそうですみません
また何か思いついたら捜査編からの話を書いてみたいです

ではまた

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