未央「やろーよしぶりーん。」


凛「やんない。」


未央「お願いします、渋谷殿…。」


凛「やんないから…」


みりあ「こんにちはー！」


莉嘉「やっほー☆」


美嘉「両手にロリ！これぞ至極！」


未央「3人とも、撮影おわったの？」


みりあ「うん！」


莉嘉「未央ちゃん、またバトスピやろーよ！」


未央「ほぉ？この未央ちゃんにかてるかな～？」

凛「…」


未央「超・炎魔神でバーストを破壊！」


莉嘉「そんな～、あたしのミストラルフィニッシュが…。」


凛「…」


みりあ「大天使ミカファールでアタック！」


美嘉「ライフでみりあちゃんを受ける！」


凛「美嘉…」

莉嘉「ライオビットでアタック！」


未央「ら、ライフでうけます…。負けた…。」


莉嘉「ところで未央ちゃん。十二神皇スピリットって知ってる？」


未央「十二支がモチーフになっていて、一年に一回しか出現しない幻のカードでしょ？」

　
莉嘉「そう。なんでも、今年は東京に出現するらしいから、世界からカードバトラーが集まっているらしいよ。」


未央「へー。」


凛「…。」


みりあ「ウィッグバインド！」


美嘉「みりあちゃんをバインド！」


未央「そんなカードがあったら、世界大会優勝も夢じゃないだろうなー。」

アナウンサー『ここで臨時ニュースです。東京23区上空に、子、丑、寅、卯、辰、巳』


アナウンサー『午、羊、申、酉、戌、亥の１２個の文字が出現しました。』


未央「12個、十二支…、まさか！」


凛「ついにこの日がきたか…」バッ


未央「えっ、ちょっと！しぶりんどこ行くの！？」


アナウンサー『こちら現場の赤羽根です。えー。こちらダイバーシティ東京には、「寅」の文字が浮かびあがっています。ほかにも、スカイツリーには「卯」、東京ドームには「辰」など、様々な場所でス十二神皇が出現されると予測されます。』

莉嘉「噂をすればなんとやら…だね。」


未央「しぶりん…。」


みりあ「ねぇ、莉嘉ちゃん。あたしたちも十二神皇探しにいこうよ！」


莉嘉「だね！」


美嘉「あたしも行く！」


莉嘉「お姉ちゃんは留守番してて！」


美嘉「なんでよ！」


莉嘉「バトスピ弱いから！」


美嘉「仕事が忙しいからやる暇ないだけで、本気だせば…」


みりあ「心配しないで！莉嘉ちゃんとみりあだけで、絶対十二神皇とって、世界一になって、アイドルのお仕事どんどんふやすから！」


美嘉「そんな…みりあちゃんまで…」

莉嘉「じゃあね、お姉ちゃん！留守番よろしく☆」


未央「いっちゃった。あ、私もしぶりん探さなきゃいけないから。じゃあね美嘉ねえ。」


美嘉「…。」



これからは凛、未央、美嘉の3人の視点のどれかで話が進みます。

安価直下でどの視点で行くか決めます。

１、凛

２、未央
　
３、美嘉


１、２、３の数字のどれかをレスしてください。

美嘉ルートで行きます。

午後14時


アナウンサー『東京に十二神皇が出現してから2時間がたちました。現在クリアが確認されている十二神皇は、首都高速に出現した「亥」の十二神皇のみです。』


杏「んで、美嘉ちゃんはバトスピが弱いからお留守番、と。」飴ㇾㇿㇾㇿ


美嘉「そーいうこと。」ポッキーポリポリ


杏「なんでみんな、こんなに必死になってるんだか。」


美嘉「ほんと。たかがカードゲームよ。」


杏「わざわざ十二神皇のとこに行かなくても、とったやつから奪えばいいのに。」


美嘉「え、なに？杏ちゃん、やる気なの？」


杏「もちろんだよ。十二神皇を12枚集めて全部売れば、人生12回は遊んで暮らせるよ。」


美嘉「ま、まじ？」


杏「まじ。」

杏「美嘉ちゃんもやる気になった？」


美嘉「べっ、別に。あたしはもうバトスピとか興味ないし。」


杏「へー。じゃあ、杏行くね。プロデューサー、車。」


武内「どこに行くのですか？」


杏「国会図書館。「申」を取りに行く。」


美嘉「奪うんじゃなかったの？」


杏「賭け金を持ってないと勝負してくんないからね。最初ばかりはしょうがないよ。」


美嘉「なるほど…」


杏「興味ないんじゃないの？」


美嘉「うっ…」

莉嘉(おねえちゃん、バトスピ弱いもん。)


みりあ(みりあたちだけで大丈夫！)


未央(じゃあね美嘉ねえ。)


美嘉「これ以上、おいて行かれるのも癪よね。」


武内「？」


美嘉「あたしもつれてって。」


武内「ですが…」


美嘉「いいから！」


杏「いいんじゃない？杏はライバルが一人二人ふえても関係ないし。」


武内「わかりました。では、まいりましょう。」

千代田区　永田町　国会図書館


美嘉「空に大きい「申」の文字…。ここが試練の場所…。」


杏「試練については説明したけど、理解した？」


美嘉「だいたい。十二神皇が出す試練をクリアした人に、十二神皇のカードが与えれる。」


杏「そういうこと。」


武内「では、お気をつけて。」


美嘉「ありがとね。」


杏「迎えもよろしくー。」


杏「じゃあ、いこっか。」


美嘉「うん。」

美嘉「入口ってここ？なんか、自動ドアから虹色の靄がでてる…」


杏「じゃ、行くよ」スゥー…


美嘉「杏ちゃんが吸い込まれていく…。って、待ってー！」スゥー…



国会図書館２階


杏「いつの間にかついてたみたいだね。」


美嘉「本がいっぱい…」


杏「そりゃあ、図書館なんだし。」


杏「杏たち以外にも、人がいっぱいいるね。」


美嘉「みんな頭よさそう…。私の場違い感、半端ないだろうなー…」

スーツの男「これで１０人そろったか。」


初老の女「子供と…、ずいぶん化粧の濃い高校生ね。」


美嘉「…あ？」


杏「美嘉ちゃん、おちついて。」


禿の中年「十二神皇が手に入るなら関係ない。相手が誰だろうとなぁ。」


杏「小物くさいおっさんだなー。」


美嘉「ちょっと、杏ちゃん！」


禿「おいガキ！今なんつった？」


美嘉(やばいっ…)

？「人数はそろったようだな。」


美嘉「！」


スーツ「始まるか…。」


ハヌマーリン「私の名はハヌマーリン。申の十二神皇。諸君らに課す試練は…」


杏「…」


ハヌマーリン「宝さがし。」


初老「宝さがし？」


オタシャツの青年「宝さがし？どういうことだ？」

ハヌマーリン「そのままの意味さ。探してもらうのは…。」スッ


スーツ「そのカードは！申の十二神皇ハヌマーリン、そのものじゃないか…。」


ハヌマーリン「諸君らにとっての宝であるこの私は、この図書館の中に潜伏する。この私を推理し、一番最初に私を見つけたものが私の主人だ。」


初老「やってやろうじゃないの…。」


ハヌマーリン「制限時間は２時間。ちなみに、この図書館にある本や機械は何を閲覧してもかまわない。ただし、インターネットなどは使えないがな。」


美嘉「確かに、スマホが圏外だ…。」


ハヌマーリン「ルールについての質問がなければ、始めるとしよう。」




ハヌマーリン「では……、試練開始！！」

美嘉「開始！！っていわれても、なんのヒントもないんじゃ…。ねぇ、杏ちゃん。」


杏「…。」


美嘉「杏ちゃん？」


杏「…。」本パラパラ


美嘉「ちょっと、さすがに無視はひどいんじゃない？」


杏「あのさぁ、美嘉ちゃん。試練を受けた以上、美嘉ちゃんと杏はライバルなんだよ？悠長に杏と話してていいの？」


美嘉「だからって無視することなくない？」


杏「…。あんまり邪魔しないでよ。杏の生活が懸かってるんだから。」


美嘉「…そう。お金のためだもんね。杏ちゃんならしょうがないか。やっぱり。」


杏「なにがいいたいの？」


美嘉「別に。あたしはあたしで頑張ることにする。杏ちゃんにもかかわんないから。じゃあね。」


杏「…。」

美嘉(なにあれ、まじであり得ない。いくら杏ちゃんだからって、あんな態度とるとは思わなかった…。)


美嘉(とはいえ、宝さがし？あのハヌマーリンっていうやつを探せばいいんだっけ？私を推理しろーっとかってやつ。)


スーツ「…、この本じゃないか…。」


初老「…。」本パラパラ


美嘉(みんな本を読んでる、というより、めくっている？なんのために？)


美嘉(あたしもなんか読んでみようかな？)


残り1時間45分


美嘉(別の階にきちゃった。…へー。雑誌コーナーなんてあるんだ。おっ、唯ちゃんが表紙のyanyanが置いてある。)


美嘉(明らかにヒントじゃなさそうだけど…、ダメもとでよんでみるか！)

今日はここら辺にします。



全然バトスピしてないですね。はい。

美嘉(おぉー、唯ちゃん2年前からすごいかわいい…。)


美嘉(おっと、こっちにはまゆちゃんが！図書館ってのも、案外おもしろいかも！ん？なんか本に挟まってる…。)


美嘉(なにこれ、甲の猿王スグリーヴァ？バトスピのカード？)


オタシャツ「！」


美嘉「なに！？」


オタシャツ「特に何も。せいぜいがんばりなよ。まぁ、ハヌマーリンは僕のものだけどね。」


美嘉(なに、あいつ…。私がカード見つけた瞬間にすぐ反応して…。)


美嘉(みんな、このバトスピカードをさがしてるのかな？)

美嘉(これに、十二神皇を見つける鍵が…。)


美嘉(とりあえず、テキストよんでみよ。)

スピリット
8(4)/黄/十冠・想獣
<1>Lv1 7000 <2>Lv2 10000 <3>Lv3 13000
フラッシュ【アクセル】コスト3(黄1青1)(この効果は手札から使用できる)
このターンの間、系統：「想獣」/「闘神」を持つ自分のスピリットすべては、
相手によって破壊されたとき、回復状態でフィールドに残ることができる。
この効果発揮後、このカードはオープンして手元に置く。
《封印時》Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
ターンに1回、ボイドからコア1個を自分のライフに置くことで、このスピリットは回復する。
シンボル：黄黄

バトスピwikiから引用


美嘉(特徴といえば、特殊能力【アクセル】を持ってて、召喚コストが重い。ぐらいかな？)


美嘉(これのどこがヒントなんだろ？)


残り1時間30分　2階　


スーツ「…。くそっ、これじゃないか！」本ガサガサ


初老「ちょっと、うるさいわね！カード探しに集中できないじゃない！」


スーツ「なんだと！あなたこそ、そんな金切り声をださないでくれないか？」
美嘉()

美嘉(第一閲覧室、か。結局2階に戻ってきちゃったけど、なんか喧嘩してるし、本は棚に戻さず散らかしっぱなしだし。)


禿「あーあー。あいつらはだめだな、知性のかけらも感じない。そう思わんかい？嬢ちゃん。」


美嘉「あなたは？」


禿「ただの本好きのおっさんだよ。それより、気づいたかい？このカードの意味に。」


美嘉「いや、全然。」


禿「そうか。じゃあ、優しいおじさんの考えを一つ。」


美嘉「？」


禿「このカードたちは、ある場所への道しるべなんじゃないか、とおじさんは考えているんだ。」


美嘉「ある場所？」


禿「あとは自分で考えな。さ、あっちいったいった。」


美嘉「ちょっ、キモい！押さないでよ！」




美嘉(追い出されちゃった…。)

残り1時間


学生「ちょっとまてよ！それは俺が見つけたカードだぞ！」


スーツ「うるさい！俺のものだ！文句あるか！」バキッ


学生「いってぇ…」


OL「はなせよ、糞ババア！」


初老「あんたこそはなしなさいよッ！」


美嘉(残り1時間、時間がないからか、みんな荒っぽさが増してきた…。なんで図書館で殴り合い奪い合いが起きてんのよぉ…。宝さがししてんじゃないの？)


スーツ「おい、そこの女。」


美嘉「はっ、はい？」


スーツ「おまえ、カードもってんだろ？」


美嘉「え？」


スーツ「よこせ。」