男「安価であった怖い話」 (27)

第1話 アパート

ガチャ、バタン

男「・・・・・・はあ、疲れた」ドサ

大体タイムカード切ってから残業って何だよ! そんなの聞いてねえっつーの!
・・・・・・はあ。もういいや。寝よう。

深夜

男「・・・・・・zzz」

カリ、カリ

男「・・・・・・ん? あ」パチリ

・・・・・・なんだ、この音? 電気の紐、電気の紐・・・・・・くそ、みつからねえ。

カリ、カリ

男「<<2から、聞こえているのか?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1488967082


男「・・・・・・あ、れ?」

あの光、PSPか? どうしてこんな夜中に起動してるんだ?

男「・・・・・・」スタ、スタ

え? 何だ? この画面・・・・・・。
PSPには、>>3が映っていた。

ピカチュウ

男「うわぁああ!?」ガタン

な、なんだ今の・・・・・・血まみれの、女・・・・・・?
見間違いかもしれないが、床に落としたPSPをもう一度拾う勇気が出ない。

>>5

な、なんだこの音?
>>5>>5という音が聞こえ始めた。

再安価
直下


もにゅもにゅ、もにゅもにゅ

男「・・・・・・」ビク

な、なんだこれ・・・・・・。
声でも機械音でもないような、独特の音が部屋中に響き渡る。

男「・・・・・・うわぁ!!」

その時、部屋の隅に>>12が!!

俺「もにゅもにゅ、もにゅもにゅ」

男「お、おお、お、お前・・・・・・誰だ?」

俺「俺だよ。もにゅもにゅ、もにゅもにゅ」スタ

男「く、来るな! け、警察、警察を呼ぶぞ!?」

暗闇の中に突然現れたその男は、ゆっくりと俺に近づいてくる。
俺は意を決して、>>15をすることにした。

名刺交換


その時の俺は混乱していたのだろう。
常軌を逸した状況で俺の頭が導き出した答えは、日頃から慣れ親しんだ名刺交換だった。

男「わたくし、こういう者です」スッ

俺「もにゅもにゅ」

男「・・・・・・!」

名刺を渡そうと両手を伸ばした時、暗闇に慣れた目がそれを捕らえてしまった。
怪しげなその男の手には、>>19があったのだ。

御歳暮


男「お、せい、ぼ?」

今は12月の初句、まさにお歳暮の時期だ。
――俺は無意識に名刺交換をしていた、ということは・・・・・・まさか、この人は仕事関係の知り合いなのだろうか?
もしそうであれば、この男がお歳暮を持っていることにも合点がいく。

俺「もにゅもにゅ」

・・・・・・いや、百歩譲って仕事関係の知り合いだとしても、この時間に俺のアパートに居るのは不自然ではないだろうか。

俺「もにゅもにゅ」ズイ

男「・・・・・・あ、え?」

何とも不気味ではあるが、どうやら包みを開けろと言っているようだ。

男「・・・・・・」カサカサ

お歳暮を包みを開けると、そこには>>22が!

名刺

男「これは、もう」

俺「怖い話では、ない」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom