手紙
「冬馬君へ」
「お誕生日おめでとう!これは私たちからのプレゼントだよ!」
「みんなが一生懸命考えたんだ。気に入ってくれたら嬉しいなぁ、大切に使ってね!」
「天海春香&765プロ一同」
冬馬「あいつら…。わざわざ俺のためにプレゼントを送ってくれたなんて…」
冬馬「マジ嬉しいぜ!後でお礼言わないとな!ところで中身はなんだろうな」パカッ
冬馬「>>3か」
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ドラえもん
ドラえもん「やぁ!ぼくドラえもんで……」
カポッ
冬馬「……うん?」
冬馬「……」
カパッ
ドラえもん「も~、ひどいなぁ冬馬君は~。急にふたを閉めるなんて…」
冬馬「いや…まさか、お前…ドラえもんなのか?」
ドラえもん「うん!ぼくドラえもんです!」
冬馬(なんで!?)
冬馬「何でプレゼントの箱の中からドラえもんが出てくるんだよ!?」
ドラえもん「わからないの?ぼくがプレゼントなんだよ」
冬馬「何!?」
ドラえもん「春香ちゃんたちから頼まれたんだよ、冬馬君のプレゼントになってくれって」
ドラえもん「だから僕は言われたとおりに冬馬君のプレゼントになってくれたんだ、わかった?」
冬馬「わかったような…わからないような…」
冬馬「…プレゼントの箱がタイムマシンの入り口になってるとかじゃなくてか?」
ドラえもん「タイムマシンの入り口は別の所にあるよ」
冬馬「ああ、そうなのか…(マジでドラえもんがプレゼントなのかよ、いや嬉しいけど今は驚きの方が強いぞ)」
冬馬「まあ、立ち話はアレだからリビングで話そうぜ。あとどら焼きあるけど食うか?」
ドラえもん「どら焼き!? もちろん!!!」
ドラえもん「いっただっきまーす!」
冬馬「……」
冬馬(よく考えたらこいつがドラえもんだという証拠ってどこにもないよな)
冬馬(ドラえもんと見せかけて双子のどっちかが縮こまってドラえもんの振りをしているという可能性も有り得る)
冬馬(本物のドラえもんなら…きっと)
冬馬「なあ、お前って本当にドラえもんなのか?」
ドラえもん「ん?ボクが偽物だと言いたいの?」モグモグ
冬馬「まあ、実はちょっと疑っているところがある。漫画の世界の住民が目の前にいるなんて…」
ドラえもん「ふ~ん」モグモグ
冬馬「もしも本物なら秘密道具出せるよな、例えば>>10とか」
ドラえもん「>>10?」
桃太郎印のきび団子
冬馬「桃太郎印のきび団子とか」
ドラえもん「あるよ、えっとね…」ゴソゴソ
ドラえもん「桃太郎印のきび団子~!!!」つ桃太郎印のきび団子 テレレレッテレー!
ドラえもん「このきび団子は食べると動物でも人間でも食べさせた相手に懐くきび団子なんだ」
冬馬「ただのきび団子じゃないのか?」パクッ
冬馬「ん~、味は結構美味いな」モグモグ
ドラえもん「自分で食べても効果ないよ。誰かに食べさせてあげないと」
冬馬「ああそっか。なら外に出て適当な野良猫とかに食わせてみるか」
冬馬「ドラえもんも一緒に行くか?」
ドラえもん「僕も冬馬君のことよく知りたいからね、一緒に行こうか」
外
冬馬「外に出たはいいが、野良猫どころか野鳥すら見当たらないな」
ドラえもん「公園とか行けば会えるんじゃない?」
冬馬「なら公園に行ってみるか。ところでドラえもんって未来から来たんだよな」
ドラえもん「そうだけどそれがどうかしたの?」
冬馬「いや、何で未来から765プロに行ったのか気になってな」
ドラえもん「それについては話が凄く長くなるよ、要約したらわかりづらくなるし」
冬馬「なら後でいいぜ」
ドラえもん「そんなことよりほら、あそこにいる>>15なんてどう?」
冬馬「>>15か、いいかもな」
高木社長
高木「ん?キミは天ヶ瀬冬馬くんじゃないか。こんなところで会うなんて奇遇だね」
冬馬「765プロの社長さんじゃないッスか」
高木「そして隣にいるのはドラえもんじゃないか。そうかそうか、無事に届いたんだね。それはよかった」
高木「どうだね?冬馬君喜んでくれたかな?」
ドラえもん「はいとても!しかもボクが出てきた途端びっくりしました」
高木「ははは!誰だってドラえもんが出てきたら喜びながらびっくりするに決まっている!」
冬馬(この反応、マジでドラえもんなのか?そろそろ試してみるか…)
冬馬「社長さん、まさかドラえもんが送られてくるなんて思いも寄りませんでした」
冬馬「マジで感謝してるっス、ありがとうございます」ぺこっ
高木「おやおや、お礼は私じゃなくて天海君たちに言ったほうが喜ぶと思うよ」
冬馬「あとこれ、どうぞ。つまらないものですが」
高木「おお、団子じゃないか。いいのかい?」
冬馬「はい、せめてものお礼ッス」
高木「ならありがたくいただこう」パクッ
高木「うん、これはなかなか甘みが効いて…」モグモグ
冬馬(どうだ?これで効果が無かったらこいつは偽物だ)
高木「うん…うん…ごっくん…」
高木「いやぁ、ありがとう。とてもおいしかったよ」
冬馬「どうも」
高木「お礼と言っては難だが、私にできることがあればなんだってしてあげよう!」
冬馬「え、良いんスか?団子一つあげただけで?」
高木「もちろんだ!私と君はもう切っても切れない縁だからね!」
高木「そうだ!これは私のアイドルたちの次のライブのチケットだ。これをただであげよう!」
冬馬「ど、どうも…(なんか急に喜作になりやがったぞ!?まさか効いてるのか?)」
ドラえもん「ふふ♪」
高木「ほかには何かしてほしいことはあるかい?」
冬馬「いえ、ないです」
高木「そう遠慮せずに、なんならうちの事務所に移籍する気は?」
冬馬「間に合ってますので…」
高木「釣れないねぇ」
冬馬(おっさんにグイグイ責められるのってすっげぇ気持ち悪いな、今になってあげるの後悔した気がする)
冬馬(だがこのコネクションは重要だ、色々役立つかもしれねぇ)
冬馬「それじゃあ電話番号を教えてもらえますか?」
高木「もちろんだとも!キミと私の仲だからね!」ピロリン
高木「はい、これが私の番号だ。何かあったら電話するといい」
冬馬「どうも(よし!)」
高木「おっと、そろそろ時間だ。残念だが冬馬君、私はそろそろ行かなければならない…」
高木「もし用があったら遠慮なく電話してくれ!私はいつでも君の力になるよ!」
冬馬「ありがとうございます」
高木「それじゃあまた会おう!ドラえもん、冬馬君をよろしく頼んだぞ!」ダッ
ドラえもん「はい、わかりました!」
冬馬「どうやらマジでドラえもんみたいだな」
ドラえもん「やっと本物だって信じてもらえた?」
冬馬「すまねぇ、あまりにも現実離れしていたからな…」
ドラえもん「もう…」
冬馬「しかし本物のドラえもんがやってきたのはいいが」
冬馬「いざ本物が来たとなると何をしたらいいのかわからなくなるな」
ドラえもん「冬馬君って何か欲しいものとか行きたいところとか会いたい人とか、そういうものないの?」
ドラえもん「できることならなんでもするよ、だって僕は冬馬君のプレゼントだからね!」
冬馬「そうだな…それじゃあ」
冬馬「俺、>>23!」
ドラえもん「>>23?」
冬馬「ああ、できるか?」
ドラえもん「もちろん!」
バイオハザード7の世界に行ってモールデッドにショットガンでヘッドショットぶっぱなしたい
冬馬「バイオハザード7の世界に行ってモールデッドにショットガンでヘッドショットぶっぱなしたいんだ!」
冬馬「できるか!?」
ドラえもん「え?あっ、うん。ゲームの中に入ることができる道具なら確かにあるけど」
ドラえもん「それでいいの?」
冬馬「一度やってみてぇと思っていたんだ!ダメか?」
ドラえもん「まあ別にいいけどさ」
ドラえもん「ちょっとまっててね…えっと…」ガサゴソ
ドラえもん「超大型…いやここじゃ使えないなぁ」
ドラえもん「一度家に帰ろう、テレビは外じゃ見れないからね」
冬馬「おう」
冬馬宅
ドラえもん「超巨大立体テレビ~」 テレレレッテレー!
冬馬「でけぇ!」
ドラえもん「これにPS4をつなげてバイオ7を入れて、起動してっと…よし!」
ドラえもん「これで冬馬君もバイオ7の世界に入れるようになったよ!」
冬馬「マジで!?」
ドラえもん「うん、このテレビは中に入ることができるんだ。番組だったら自分もその番組の中で飛び入り参加できるよ」
冬馬「未来ってすげぇ!」
ドラえもん「はいショットガン。これで楽しんできてね!」
冬馬「おう!行ってくるぜ!」ピョン
バイオ7
冬馬「今までのバイオと違ってすげぇおどろおどろしいな、サイレントヒルみたいな感じがするぜ…」
冬馬「だが俺にはこのショットガンがある。さて、モールデッドはどこだ?このドアの向こうか?」ガチャ
モールデッド「シャアアアアアアアアアアッ!!!」ダッ!
冬馬「うぉ!でた!」ダンダンダン!
モールデッド「シャアアアアアアアアアアッ!!!」
冬馬「何であたんねぇんだよ!この…この!!!」
モールデッド「シャアアアアアアアアアアッ!!!」ザシュッ
冬馬「がっ…!?」
ザシュッ!バキッ!ガッ!
冬馬「あっ…あぁ……ぁっ……」
ザシュッ!バキッ!ガッ!
冬馬「」
You Are Dead
冬馬「…はっ!」パチッ
ドラえもん「気が付いた?」
冬馬「俺は…一体何を…」
ドラえもん「コンティニューして生き返らせて無理やり引きずりだしたんだよ」
ドラえもん「だけど殺されたショックで気が動転して暴れまわっていたから、ちょっと気絶させたよ。大丈夫?」
冬馬「ああ、なんとかな…」
ドラえもん「全く…冬馬君ったらおっちょこちょいなんだから。止めなかった僕も責任があるけどあと少しで危なかったよ」
冬馬「面目ない…」
ドラえもん「まあ、もう過ぎたことだしもういいよ、それよりもう暗くなったし」
冬馬「ああ、飯にするか」
ドラえもん「うん!」
数時間後
冬馬「さて、俺はそろそろ寝るが…ドラえもんはどこで寝る?」
ドラえもん「布団が敷かれていればどこだっていいよ」
冬馬「それじゃあ今布団敷いてやるからそこで寝てくれ」
ドラえもん「うん!」
ドラえもん「それじゃあお休み冬馬君」
冬馬君「おう、お休み」
カチッ
冬馬「……」
冬馬「……」
冬馬(ドラえもんがこうして俺と一緒にいるなんて、今でも実感が沸かねぇぜ)
冬馬(まあでも、とってもいいな。ドラえもん)
冬馬(ありがとよ天海たち、最高のプレゼントをくれて……)
冬馬(………)
冬馬「ZZz…」
翌日
ドラえもん「冬馬君おはよう」
冬馬「ふわぁ、おはようドラえもん…って何してんだ?」
ドラえもん「ふふふ~、せっかくボクというすごいロボットがいるからね、ちょっと冬馬君にごちそうをしてあげようと思って」
冬馬「ご馳走?それじゃあその布切れはまさか」
ドラえもん「そう!グルメテーブルかけ!朝食は…世界で一番豪華な朝ごはん!」
ポンポンポン
ドラえもん「はい!」
冬馬「すげぇ!」
冬馬「テレビや雑誌でしか見られなかったうまそうなものがこんなに!」
ドラえもん「それじゃあ食べようか」
冬馬「おう!」
2人「いただきまーす!」
2人「ごちそうさまー!」
冬馬「ふぅ、満足したぜ」
ドラえもん「デザートは…どら焼き!」ポン!
ドラえもん「それで、今日は何する?」
冬馬「そうだな…」
prrrrrr
冬馬「はいもしもし…、…えっ!?」
ドラえもん「?」
ガチャ
ドラえもん「どうしたの冬馬君?」
冬馬「ドラえもん、どうしたらいい」
ドラえもん「何があったの?さっきの電話誰?一体何の電話だったの?」
冬馬「実は…>>36なんだ」
ドラえもん「ええ!?そりゃ大変だ!」
完全自殺マニュアル実践の仕事がキタ
冬馬「完全自殺マニュアル実践の仕事が来たんだ」
ドラえもん「それって実際に死ぬやつなの?」
冬馬「わからねぇ、多分あり得ないと思うが…」
ドラえもん「いやなら断ったら?」
冬馬「言ったけど聞き入れてくれなかったんだよ」
ドラえもん「それは酷いね」
冬馬「ドラえもん、どうしたらいい…」
ドラえもん「仕事はいつから?」
冬馬「午後からだ」
ドラえもん「う~ん…」
ドラえもん「そうだ!」
ドラえもん「ねぇ冬馬君、プロデューサーからは午後から自分で行くって伝えておいて」
冬馬「わかったが、何かいい方法あるのか?」
ドラえもん「まあ任せてよ、それまで気楽にゲームでもしよ!」
冬馬「呑気すぎるだろ!こっちは命の危機なんだぞ!」
ドラえもん「まぁまぁ」
午後
冬馬「ドラえもん、もう午後だぞ」
ドラえもん「それじゃあそろそろこれの出番だね」ガサゴソ
ドラえもん「ジークフリート~!」 テレレレッテレー!
ドラえもん「これをお風呂の中に入れてっと…」
ドラえもん「これでよし、冬馬君。この中でしばらく浸かってよ」
冬馬「この中って風呂の中にか?何で今になって…」
ドラえもん「このジークフリートを入れたお風呂に入ると何をしても傷つかない不死身の身体が手に入るんだ」
冬馬「マジかよ!」
ドラえもん「これがあれば首吊り飛び降り、手首・頸動脈切り、飛び込み、ガス中毒、感電、入水、焼身、凍死etc…何をやっても死ぬことはないよ!」
冬馬「助かるぜ!流石ドラえもんだ!それじゃあ早速…」
ドラえもん「ちなみに効き目は30分だからね」
冬馬「はぁ!?過ぎたらどうなるんだよ!」
ドラえもん「その時は、僕も影から様子を見ることにするよ、何かあったら助けるから」
冬馬「はぁ…」
スタジオ
スタッフA「おい、天ヶ瀬冬馬はまだ来ないのか?」
スタッフB「そろそろ来ると思うが、このままドタキャンも有り得るかもな」
スタッフA「だな、いくら出番が他の後輩アイドルに奪われているトップだったアイドルとはいえ、こんなビデオ取りたくねぇよな」
スタッフA「完全自殺マニュアルとは表向きの番組、実際は完全自殺マニュアルという名のスナッフビデオ、絶対高く売れるぜ」
スタッフB「取った後はそのまま海外へトンズラ、完璧だな」
スタッフA「おう!」
冬馬「失礼しまーす、315プロの天ヶ瀬冬馬ですけどー」
スタッフA「おう、やっと来たか…って体真っ赤!?」
冬馬「はい?」
スタッフA「ああいや、来てくれてありがとう冬馬君。それじゃあ早速始めようか」
冬馬「あの…本当に大丈夫ですか?」
スタッフB「心配することはない、安全対策はばっちりだ。何があっても君が傷つくことはないよ」
冬馬「それを聞いて安心しました」
スタッフたち(ふふふふふ…、良い反応を期待してるぞ、冬馬くんよ)
首吊り
冬馬「これって絞首台ってやつだろ、なんか気分はまるで死刑囚……」
ガコン!
冬馬「ぐぇっ!」
ブラーン…
スタッフA(さあ目玉が飛び出て失禁して爪が剝がれるまでロープを引っ掻きもがき苦しめ!)
スタッフB(ぐへへへ、いい絵が撮れそうだぜ)●REC
シーン…
スタッフA(…何で苦しまない…ちゃんと宙ぶらりんになってるはず)
冬馬「あのー、まだですか?」
スタッフたち(生きてる!?)
スタッフA(そんな馬鹿な!確かにちゃんと吊らされてるはず!)
スタッフB(あいつ…何で全く苦しむ様子すら見せないんだ?)
冬馬「あのー、時間が惜しいので次行きませんか?」
スタッフA「そ、そうだな、次行こう次」
冬馬(それにしても自殺なのに絞首台っておかしいだろ、これじゃあ完全処刑マニュアルだ)
感電
冬馬「ああ、良いッスね」バリバリバリバリバリバリバリバリ!!
頸動脈切り
スタッフA「ナイフが折れた!?」
焼身
冬馬(すげぇ…熱くねぇ…)
スタッフB「何で涼しい顔しているんだ…」
スタッフB(当初の予定と全然違うぞ!全く死なないじゃないか!)
スタッフA(うるせぇ!こんなことになるなんて俺も思わなかったんだよ!何であいつあんなに平然としていられるんだ)
冬馬(そろそろ30分経つな…まずいな…)
スタッフB(どうする?もう用意してるものないぞ)
スタッフA(こうなったら…)
冬馬(やべっ!効果が切れた!)
スタッフA「直接拉致して海外でじっくりと甚振ってやる!」ダッ!
冬馬「なっ!」
ダーン!
スタッフA「ぐおっ!」バタン
スタッフB「おい!スタッフA!?どうした!」
ダ―ン!
スタッフB「ぐはっ!」バタン
冬馬「え?何で急に…ドラえもんか」
ドラえもん「ふぅ、危ないところだった」
―――――――――
冬馬「何!?俺のスナッフビデオを作るつもりだった!?」
ドラえもん「石ころ帽子で姿を消して二人の話を聞いていたんだよ」
ドラえもん「危ないとわかったボクは冬馬君のジークフリートの効果が切れた瞬間空気砲で二人を気絶させたんだ、怪我ない?」
冬馬「ああ、ドラえもんのおかげで助かったぜ!それでこいつらどうする?」
スタッフたち「」グッタリ
ドラえもん「警察に引き渡そう、このボクが取って置いた証拠のビデオとボイスレコーダーを持っていけばきっと話を聞いてくれるさ」
冬馬「だな」
―――――――――
冬馬「ふぅ…、一時はどうなるかと思ったぜ」
ドラえもん「やっと警察から解放されたね」
ドラえもん「向こうもわかってもらえてよかったね」
冬馬「ああ、社長とプロデューサーもあんなに俺に謝ってたなんて初めて見たぜあんな姿」
冬馬「だが、あの時はドラえもんがいたから助かったけどもしドラえもんがいなかったら…」
ドラえもん「うん、きっと冬馬君、殺されていただろうね」
冬馬「なぁドラえもん、これからも俺の傍にいてくれるか?」
ドラえもん「もちろん!だって僕はキミのプレゼント」
冬馬「違う!もうプレゼントじゃない、俺は友達だ!」
ドラえもん「友達…うん!そうだね、友達だね!」
冬馬「ああ!」
翌日
ドラえもん「相変わらずつまんない番組しかやってないね~」
ガチャ
冬馬「ただいま」
ドラえもん「おかえり冬馬君」
冬馬「おう」
冬馬「……」ソワソワ
ドラえもん「どうしたの?なんか落ち着かないけど」
冬馬「実は>>49」
ライブが決まった
冬馬「ライブが決まったんだ」
ドラえもん「そう、よかったね!」
冬馬「ああ、だから…見に来てくれるか?チケットあるから」
ドラえもん「もちろん!冬馬君のライブ見たことないからね」
ドラえもん「いい機会だから見せてもらおうかな」
冬馬「おう!見に来てくれるからにはすげぇパフォーマンスを見せてやるぜ!楽しみにしてろよ!」
ライブ会場
ざわざわ
ドラえもん「ここがライブ会場かぁ、凄い人だね」
ドラえもん「やっぱトップアイドルは凄いなぁ」
パッ
「会場にいるみんな!見えるか!」
ドラえもん「お、始まったね」
冬馬「今日はここにいるファンのみんな、そして」
冬馬「俺の大切な友人のために、この曲を送るぜ!」
冬馬「ちゃんと聞いてくれよな!」
ドラえもん「!」
冬馬「~~~~~♪~~~~~♪」
冬馬(届いてるか、ドラえもん…)
ワアアアアアアアアアア!!!
ドラえもん(うん、ばっちり届いてるよ)
ドラえもん(冬馬君はちょっとドジなところがあるけど、僕にはできないここのみんなを心の底から笑顔にできる特技を持っているんだね)
ドラえもん(本当に凄いよ、冬馬君は)
冬馬宅
冬馬「どうだドラえもん!俺のライブは!」
ドラえもん「とってもよかったよ!いいライブをありがとう!」
冬馬「へへっ!どういたしまして!」
ドラえもん「これはお祝いのご馳走だよ!」ポンポン
冬馬「おお!こういう時のグルメテーブルかけって便利だな!」
ドラえもん「それじゃあ食べようか!」
冬馬「おう!いただきまーす!」
冬馬「お休み、ドラえもん」
ドラえもん「お休み冬馬君」
冬馬「また明日な!」
ドラえもん「…また明日ね」
冬馬「おう!」
カチッ
ドラえもん「…ごめんね」
翌日
冬馬「っ…ん~、よく寝た」
冬馬「さて、今日も飯作って歯磨いて事務所に行くか…」
冬馬「……あれ?」
冬馬「なんか忘れているような…大事なこと、忘れちゃいけないことを忘れている気が…」
冬馬「なんだ…?」
冬馬「…まあいいか」
765プロ
高木「本当にこれでよかったのかい?」
ドラえもん「うん、冬馬君はボクがいなくてもやっていけるからね」
春香「でもきっと冬馬君さみしがるんじゃ」
亜美「そうだよ!今頃あまとうドラえもんがいなくなって号泣してるよ!」
ドラえもん「大丈夫、記憶は消してあるから」
真美「さらっと物騒なこと言ってるよ」
ドラえもん「僕は本来子守り用ロボットだからね、それに僕は基本何をやってもダメな子をよい子にするためにいるんだ」
ドラえもん「元々よい子な冬馬君にボクがいたら返ってダメになるからね」
ドラえもん「それに…」
高木「それに?」
ドラえもん「僕の帰りを待っててくれる人がいるので」
高木「そうか、キミがそれを望むなら、何も言うまい」
高木「達者でな」
ドラえもん「はい、今までありがとうございました」
春香「バイバイ、ドラえもん!」
ぴょん
ドラえもん「ふぅ、プロデュースゲームだったんじゃないのこれ?話が違うじゃないか」
ガチャ
のび太「ただいま!」
ドラえもん「ああお帰りのび太君」
のび太「あれ?それって超大型スクリーン立体テレビ?」
ドラえもん「うん、ちょっとこれを使ってゲームの中で遊んでたんだ」
のび太「え!?ずるい!なんのゲーム?僕もやりたい!」
ドラえもん「のび太君にはまだこのゲームは速いよ」
のび太「えー、ドラえもんの意地悪…」
ドラえもん「ああもうわかったよ、じゃあバイオハザード7にしよう」
のび太「そっちのほうがまだ早いと思うけど、まあいいか。僕射撃得意だし」
ドラえもん「それじゃあいってらっしゃい、何かあったら助けてあげるからね」
のび太「ふふん、僕の射撃の腕ならゾンビだろうとなんだろうとイチコロさ!」
モールデッド「シャアアアアアアアアアアッ!」
のび太「うわああああん!怖いよおおおお!助けてドラえもおおおおおおん!」
ドラえもん「やれやれ…」
冬馬「よお、待たせたな」
翔太「遅いよ冬馬君!」
北斗「待ちくたびれたよ」
冬馬「わりぃ、ちょっと準備に手間取っちまった」
北斗「まあやっと三人集まったことだし、早速行こうか」
冬馬「おう!」
冬馬「俺たちの歌をみんなに届けてやるぜ!」
終わり
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