雪美「ありす………」

ありす「なんですか？」

雪美「ポケモン………知ってる……？」

ありす「当たり前ですよ」

雪美「ポケモン………ヤーフル………ググった………」

ありす「ちょっとヤフーが混ざってますよ」

ありす「ってそれ他の芸人さんのネタじゃないですか！だめですよ！」

雪美「ポケモン…………ゲーム………？虫……捕まえる………」

ありす「そこからですか！？しかもなんで虫！？」

ありす「というか、雪美さんはゲームしないんですか？」

雪美「するよ……ギルティギア……」

ありす「よりによって格闘ゲーム！」

雪美「ザトー……モノマネ……………する…………」

ありす「私全然知らないんですけど」

紗南「いいよいいよ！あたしが見てるから！」

ありす「どこから現れたんですか？」

紗南「画面端」

雪美「………いん?ぁいとぺろむ……」

ペロ「にゃっ！」

紗南「残念下段ブリッツしてました～」

ありす「完全に小学生のバリアと同じレベルですよそれ」

雪美「私……黄色……キャンセル……」

紗南「むむ！やるな！」

ありす「ってもうギルティの話はやめてください！ポケモンの話じゃないんですか？」

雪美「………忘れてた………」

紗南「で、なんだっけ。アリスオアギルティ？」

ありす「もしかしてそれ言いたかっただけですか！？」

紗南「ポケモンはいいよね」

ありす「無視しないでください！」

雪美「ポケモン………楽しい………？」

ありす「面白いと思いますよ。特に対戦は戦略性が高くてついつい熱中してしまいます」

紗南「うんうんわかる。やっぱ対人戦がアツいゲームはついついハマっちゃうよね～」

ありす「雪美さんも始めたいんですか？」

雪美「……うん………」

紗南「ところで雪美ちゃん、なんで今急にポケモンを？」

雪美「………ゴローニャ………」

ありす「えっ？」

紗南「渋い！」

雪美「…たぶん………かわいい………。名前………かわいい…から……」

ありす（雪美さん…もしかしてゴロとニャで猫型ポケモンと勘違いをしているのでは）

ありす（本当のことを言わないと……でも……）

紗南（雪美ちゃんのキラキラした瞳を見ると真実を告げづらい………）

雪美「二人共………、…ゴローニャ……知らない……？」

ありす「え、えぇ…知ってますよ。ねぇ紗南さん？」

紗南（あたしに振るなー！）

紗南「あたしはニャースのほうがいいと思う！」

ありす（紗南さん流石です！ゴローニャから離れる作戦ですね）

雪美「にゃーす……。…ゴローニャ……進化したら……ニャース……？」

ありす（逆！いや逆でもないですけど！）

紗南（雪美ちゃんいくらなんでもポケモン知らなさすぎじゃない！？今時の小学生ってこんなもんなの！？）

ありす「ポケモン知らないのに進化は知ってるんですね」

雪美「シャドバ………みて………知った………」

紗南「全然違う（ゲーム）じゃん！」

雪美「グラブル……、…コラボ………してる……遊んで………ね………」

ありす「露骨に宣伝しないでください！」

紗南「あたし達もコラボしたいよね～。レジェンドがいい！」

ありす「確かに、カードゲームとコラボするのも面白そうですね」

雪美「私………ネクロマンサー……好き……」

紗南「確かにルナちゃんってちょっと雪美ちゃんに感じが似てるよね！」

雪美「違う……モルディガイ………」

ありす「えっ？」

雪美「モルディガイ……かわいい……。……眼……ペロ……似てる……」

紗南「えぇ、全然似てないよ～」

ありす（雪美さんの感性がわかりません……）

ありす（はっ！雪美さんの感性なら）

紗南（ゴローニャもかわいいのでは！？）

雪美「あ……ポケモン…………やる………」

ありす「やりましょう！」

紗南「うん！やろうやろう！まずはポケモンＧＯからやってみよう！」

雪美「インストール……した……。したよ………」

ありす「仕事が早いですね」

紗南「ゴローニャが欲しかったらまずイシツブテを探さないとね」

雪美「………いし……？」

ありす「イシツブテです。イシツブテからゴローン進化してゴローンからゴローニャに進化しますよ」

雪美「………ありす？」

ありす「橘です！」

紗南「ナイスツッコミ！小パン並に速かったね！」

雪美「イシツブテ………どんなポケモン……？…検索する……」

雪美「…………………えっ……」

紗南「あっ…」

雪美「……かわいく……ない……。ゴローニャ……ゴロゴロ……石……、…だから……ゴローニャ……？」

ありす「……」ｺｸｯ

雪美「………ありす……紗南…………」

紗南「ごめんね雪美ちゃん黙ってて、なかなか言い出せなくて」

雪美「うん……大丈夫…………」

紗南（なんだか悪いことしちゃったかな……。雪美ちゃん、あたしのことは嫌いになってもポケモンのことは嫌いにならないで！）

――――――数日後

雪美「紗南…………ポケモンＧＯしよ………」

紗南「まだポケモンやってたんだ！良かった～」

紗南（たまたま近所にニャースがいたのかな？）

雪美「いくよ……ゴローニャ………」

紗南「って結局ゴローニャじゃん！！」

終わり