口減らし(11)
かつて人類は弱きものであった。力はなく知能もない。大自然を前に敗れるばかりであった
だが、人類は歩みを止めなかった。そして。ついに強きものへと変わっていった。
弱きものから強きものへ。彼らは勝ち組となったのだ!
チャンチャン
~王城~
王様「よし、じゃあ魔王倒してきてね」
男「えっ」
王様「えっ?」
男「えっ、いや・・・えっ?」
王様「・・・うーん君もしかして無教育児かい?」
男「あ、はい。そうですけど」
王様「ハァ~いつからここはこんなに廃れてしまったんだろうな・・・」
男「えーっと話が見えないんですg王様「まあこれ持って倒してきて」男「あ、はい」
ソソクサソソクサ
~城下町~
男「う~んどうしたらいいんだ」
???「おーいそこの君~」
男「えっ?ボク?」
おっさん「そうそう!王城から出てきた君!」
おっさん「君も勇者かい?」
男「ユウシャ?」
おっさん「おいおい、もしかして知らないのかい?」
おっさん 君も人類の歴史ぐらい知っているだろ?人類は成功し続けてきた。あらゆる生物、現象。打ち勝ってきたんだよ!」
だがね、あるとき、外敵が現れたんだよ。君も聞いただろ?そう、魔王さ。あいつは人類が積み上げてきたもの全てを駆使しても倒すことができないそんざいだ。
良く知らないけどすごく固いそらとぶ槍や目に見えないほど小さくなった兵士たちが攻撃しても倒せなかったらしい。果ては昔の封印された存在さえ召還したのにだ!
だからね!僕たちは勇者なんだよ!王様ですら倒せ中田存在を僕たちの手でやっつけるんだ!わくわくしない会?ねえ!
男「は、はあ」
おっさん「君も気が向いたら僕のチームに入るといいよ!心から歓迎するね!では!」
男「あ、はい」
男「嵐のような人だった・・・」
男「そういえば王様からもらった袋があったな。あけてみよう・・・」
魔王はここにいます ○○●◎地区
男「割と近いのかな」
~地区から5kmほど前の位置~
男「ハアハア」トコトコ
男「こ、こんな山の上に魔王がいるのだろうか・・・」トコトコ
男「ときどきうつ伏せで眠っている人たちがいるけど・・・」トコトコ
???「う、うぅ・・・」
男「?」
おっさん?「き、君・・・み、水を・・・くれないか・・・」
男「水ですか?はいどうぞ」
おっさん?「あ、ありがとう」ゴクゴク
おっさん?「うぅ・・・あ・・・りが・・・」バタッ
男「ありゃ、また寝ちゃった」
男「みんな昼寝してるけど大丈夫なのかな」トコトコ
~荒地~
男「うわぁ・・・草の一本もないや・・・」
男「でもここより先って書いてるよね」
男「よしいくぞー」ギチギチギチ
男「ハァ・・・つまらないなぁ歩くだけなんて」トコトコ
男「誰かと一緒に行きたいや」トコトコ
男「あーあーあー」 ガガガガガ
粘液「ウギャアアアアアアアア」
男「ふーんふーん」グチャグチャムシャムシャ
~穴-表面部-~
男「うわぁ・・・おっきいなこの穴・・・」
男「地図もここを指してるみたいだ・・・」
男「よし。行くか」
タッタッタッタッ・・・タッタッタッタッタダンッ!
ヒュー・・・
グチャ
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