希「クイズ!高坂の父の100のコト」 (80)
μ'sのリーダー高坂穂乃果の父であり老舗和菓子屋「穂むら」で和菓子を作る。寡黙で気難しいそうな男に見えるが一体……
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希「高坂の父をもっと知りたい。クイズ!高坂の父の100のコト」
穂乃果「………」
絵里「………」
穂乃果「前回の花陽で終わりじゃなかったの?」
絵里「そうね。どう考えても終わりの雰囲気だったわよね?μ'sは全員終わったしことりが解答席に来たり…」
穂乃果「しかもうちのお父さんだし。一回断られたとか言ってなかったっけ?」
凛「凛は前回のかよちんの時に呼ばれなかった事が納得いかないにゃ。かよちんと言えば凛だよ」
花陽「り、凛ちゃんは私の事をよく知ってるから優勝が決まったようなものだし」
穂乃果「それで言うなら穂乃果はお父さんの娘なんだけど」
希「それでは第一問。高坂の父の職業は何?」
穂乃果「もう皆んな知ってるもんね?ちゃっちゃと行こうか?」
絵里「そうね。お世話になってるものね」
凛「でも凛は穂乃果ちゃんのお父さんってあんまり見た事ないかも」
穂乃果「μ'sのライブとかにはたまに顔出したりしてるけど?」
花陽「私もお餅つきの時に会ったくらいかな?」
穂乃果「基本恥ずかしいだよ。娘の友達と会うのが」
絵里「そうなの?」
穂乃果「うん。そんな性格してるよ」
希「解答をオープン」
穂乃果:和菓子職人
凛:わがし屋さん
花陽:和菓子職人
絵里:和菓子屋
穂乃果「まあね。皆んな食べてるしね。家にも来てるしね」
凛「うん。穂乃果ちゃん家のお饅頭凛好きだよ?」
花陽「私も」
絵里「美味しいわよね」
穂乃果「そう言ってもらえるとお父さん喜ぶよ」
希『高坂の父の職業は何?』
穂乃果ママ『どうも~。あっ、ちょっと待ってね』ガサゴソ
穂乃果「いや、お母さんじゃん」
絵里「え?どう言う事?」
凛「もしかして穂乃果ちゃんのお母さんの名前がチチとか?」
穂乃果「違うよ。そんな訳ないじゃん」
穂乃果ママ『えっと、うちの主人の職業は和菓子職人です』
穂乃果「きっとあれだね?お父さん恥ずかしいから解答をお母さんに渡して代わりに出てもらったんだね」
絵里「新しいパターンね」
凛「何気に男の人は珍しかったのにね」
希「第二問。高坂の父の好きな食べ物は?」
凛「穂乃果ちゃん以外わかる訳ないよね?」
絵里「そうなのよね。あんまり公平とは言えないのよね」
穂乃果「そんなの穂乃果に言われたって知らないよ。希ちゃんに言ってよ」
希「解答をオープン」
穂乃果:鯖の味噌煮
凛:ハンバーグ
花陽:お味噌汁
絵里:ラーメン
絵里「鯖の味噌煮が好きなの?」
穂乃果「うん。好きみたいだけど」
凛「だけど?」
穂乃果「穂乃果みたいにパン大好きーとか言わないからさ。なんとなく好きなんだろうなって」
凛「ふーん」
絵里「穂乃果のお父さんは寡黙な人なの?」
花陽「確かにそんな感じはするよね」
穂乃果「そんな事はないよ。家ではよく喋るよ?ヨソから見ればそう見えるのかも知れないけど」
凛「へ~そうなんだね」
希『高坂の父の好きな食べ物は?』
穂乃果ママ『え~肉じゃがです』
穂乃果「そっちかぁ」
穂乃果ママ『肉じゃがは私があの人に初めて作った料理なんだけどその時も感想の一つも言わないのよ?』
穂乃果「ちょ、恥ずかしいんだけど」
凛「なんで?」
絵里「穂乃果はこう言う事は気にしないと思ったけど」
穂乃果「するよ。皆んなの前なんだしっ。穂乃果だって一応思春期なんだよ?」
凛「え?穂乃果ちゃんでもあるの?」
穂乃果「あるよ。凛ちゃんは穂乃果の事をなんだと思ってるの?」
花陽「穂乃果ちゃんのお父さんはもしかして不器用な人なのかな?」ボソッ
絵里「ふふっ、そうかもね」
希「第三問。高坂の父の趣味はなに?」
穂乃果「お父さんの趣味でしょ?」
凛「わからないの?」
穂乃果「いや、わかるんだけどね?ほら、自営業だからあんまりやってる所を見た事ないからさ。もしかしたら他にもあるのかなと」
花陽「自営業は大変だね」
絵里「そうね。穂乃果もいずれは継ぐつもりなんでしょ?」
穂乃果「いやぁ、どうだろうね?穂乃果と結婚してくれる人が居たらその人に継いで貰うんだろうけどね」
凛「穂乃果ちゃんと結婚する人は就職先が決まっちゃうんだね」
穂乃果「絶対じゃないけどね」
希「解答をオープン」
穂乃果:釣り
凛:ボーリング
花陽:将棋
絵里:将棋
絵里「でも、あれね?穂乃果と結婚する人はプレッシャーね?お店どうこうは置いといても」
花陽「そうだね」
穂乃果「え?何で?」
絵里「いえ………なんとなく」
希『高坂の父の趣味は何?』
穂乃果ママ『えっと…趣味は釣りです。若い頃は一緒に行ったりしたけど今はめっきりね』
穂乃果「え?何?今日はお母さんが思い出に浸る日なの?」
絵里「良いじゃない別に」
穂乃果「だから、家とかなら良いけどさ友達の前ではなんか恥ずかしいって」
花陽「私は平気だと思うよ」
凛「そうだにゃ。穂乃果ちゃんはもっと他に恥ずかしがる事いっぱいあるよ?」
穂乃果「え?どう言う事?今日の凛ちゃん随分と穂乃果に対して厳しくない?」
凛「そんな事ないにゃ」
希「高坂の父の好きな動物は何?」
穂乃果「知らないよ」
凛「え?穂乃果ちゃん分からないの?」
穂乃果「自分の親が好きな動物なんてしってる?」
凛「…わからないかも」
穂乃果「でしょう?」
絵里「確かに…家族でも知らない事ってあるわよね」
花陽「そうだね」
希「解答をオープン」
穂乃果:ライオン
凛:ネコ
花陽:犬
絵里:象
穂乃果「前にテレビでライオン特集を見てた気がする」
絵里「そうなの?」
穂乃果「確か」
凛「穂乃果ちゃんの確かはあてにならないにゃ」
穂乃果「そんな事ないよ」
花陽「本当に…凛ちゃん今日は穂乃果ちゃんに厳しいね?」
凛「そんな事ないっば。凛は穂乃果ちゃんの事大好きにゃ~」
穂乃果「ええ?じゃあどうして?」
希『高坂の父の好きな動物は何?』
穂乃果ママ『え~好きな動物は…オラウータンです。え?私も初耳だわ』
穂乃果「オラウータンって。せめてゴリラとかチンパンジーとかなら納得いくけど」
絵里「ゴリラなら納得いくのね」
凛「オラウータンとチンパンジーとゴリラってなにが違うの?」
花陽「そう言われると…」
絵里「え?全然違うわよ?特にゴリラ」
希『高坂の父の好きな映画は何?』
穂乃果「これはどっちかだね」
絵里「二つ候補があるの?」
穂乃果「うん」
凛「凛も知ってる?」
穂乃果「片方は知ってると思うよ。もう片方はどうだろ?穂乃果もお父さんが見てたから知ってるだけかも」
花陽「なんだろうね?」
希「解答をオープン」
穂乃果:幸せの黄色いハンカチ
凛:つりバカ日誌
花陽:ローマの休日
絵里:ロッキーザファイナル
穂乃果「それか寅さんシリーズだと思うんだよね」
凛「寅さん?」
穂乃果「知らない?私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発しますってね」
凛「…知らないにゃ」
花陽「私も…分からないかも」
穂乃果「ええ?結構有名だよ?」
絵里「そうなの?」
穂乃果「そうだよ。って言うか絵里ちゃんの解答…」
絵里「あっ、ロッキー知らない?」
穂乃果「知ってるよ?知ってるけど…わざわざファイナルにする意味があるのかなって思っただけ」
希『高坂の父の好きな映画は何?』
穂乃果ママ『ボディーガード。穂乃果は寅さんって答えたんじゃない?』
穂乃果「ええ?あんなに見てたのに違うの?」
花陽「この映画は穂乃果ちゃん知らなかったの?」
穂乃果「うん」
絵里「私は見た事あるわ。感動したもの」
凛「有名な映画なのかな?」
希「第五問。高坂の父の好きな都道府県はどこ?」
穂乃果「別にさ」
絵里「どうしたの?」
穂乃果「家族だから有利って訳ではないね。多少は有利だけど知るわけないもんね」
花陽「でも、よく考えてみたらわかるかもしれないよ?昔旅行に行ったとか。私達よりは有利だと思うけど…」
穂乃果「う~ん…花陽ちゃんはさらっと正論を言うね」
花陽「ええ?だめなの?」
希「解答をオープン」
穂乃果:京都
凛:博多
花陽:栃木県
絵里:東京
凛「昔家族で京都に行ったとか?」
穂乃果「ないよ」
花陽「特に理由はないの?」
穂乃果「ただ修学旅行のお土産で八つ橋買って帰ったら上手いなって言ってたから」
凛「それだけ?」
穂乃果「ウチのお父さんが他所の和菓子を褒めるってよっぽどだよ?」
花陽「そうなんだ」
絵里「それよりも凛の解答には誰も突っ込まないの?」
希『高坂の父の好きな都道府県は何?』
穂乃果ママ『好きな都道府県ね?ちょっと待っててね?』
穂乃果「段取り悪いなぁ。どう言う風に書いてあるんだろ?」
穂乃果ママ『好きな都道府県は…え?東京?東京ですって』
穂乃果「お母さんもわかってないじゃん」
絵里「穂乃果のお父さんは地元愛があるのね」
花陽「そうだね。穂乃果ちゃんと一緒だね。穂乃果ちゃんがμ'sを結成したのも音ノ木坂を救う為だもんね」
穂乃果「いやぁ、それほどでも」
凛「でも、穂乃果ちゃんのお母さんとも性格が似てそうだよね?」
穂乃果「え?そんな事はないと思うけど」
希「第八問。高坂の父の座右の銘は何?」
穂乃果「座右の銘かぁ。凛ちゃん自分のお父さんの座右の銘知ってる?」
凛「…知らないかも」
穂乃果「だよね?」
凛「自分の座右の銘も分からないかも知れないにゃ」
絵里「それはどうなの?」
凛「じゃあ、絵里ちゃんの座右の銘は?はい!」
絵里「え………っと」
穂乃果「絵里ちゃんはほら?賢い可愛いだよ」
絵里「そ、それは違うわよ」
花陽「でも間違ってはないよね?」
希「解答をオープン」
穂乃果:一日いちぜん
凛:必ず勝つ!
花陽:諦めない
絵里:威武堂々
凛「い…いぶどーどー?」
穂乃果「いたけどーどー?」
絵里「威武堂々よ。いふ!」
穂乃果「あー、あれね?あれだね凛ちゃん?」
凛「うん。昨日穂乃果ちゃんとやったばかりだよね?いふどーどー」
絵里「やったって何?」
花陽「二人はどう言う風に捉えたのかな?」
希『高坂の父の座右の銘は何?』
穂乃果ママ『えー、精神…一到…………ね?』
穂乃果「意味がわからなかったんだね」
凛「誤魔化し方が穂乃果ちゃんそっくりだね」
穂乃果「そんな事ないってば」
絵里「精神を集中させて努力すれば出来ない事はないと言う意味ね」
花陽「そうなんだぁ。絵里ちゃんは凄いなぁ」
凛「もうほとんど日本人だよね」
穂乃果「そうだね。地球育ちのロシア人なんだよね?」
絵里「あのね…ただのロシアと日本のクウォーターよ」
希「第十二問。高坂の父の子供の頃の夢は?」
穂乃果「聞いた事ないなぁ」
凛「凛も」
絵里「凛は当たり前でしょ?」
希「解答をオープン」
穂乃果:和菓子職人
凛:消防士
花陽:警察官
絵里:大工
穂乃果「ずっと代々和菓子屋だからなぁウチは」
絵里「だからこそ子供の頃はそれに反発してとか…ないかしら?」
穂乃果「どうだろうね?お父さん和菓子を作るの好きだからなぁ」
花陽「子供の頃からの夢だったら凄いよね?叶ったんだもんね」
希『高坂の父の子供の頃の夢は?』
穂乃果ママ『子供の頃からずっと和菓子屋ですって』
花陽「凄いね。立派に夢を叶えたんだね?」
絵里「そうね。子供の頃からの夢なんて…穂乃果のお父さんはかっこいいわ」
穂乃果「え?」
絵里「え?」
穂乃果「いや…え?絵里ちゃん…ウチのお父さんの事そう言う感じで見るの?穂乃果無理だよ?絵里ちゃんの事をお母さんなんて呼ばないし…と言うかあのお母さん以外穂乃果のお母さんはあり得ないって言うか」
絵里「そう言う意味じゃないわよ。人として尊敬出来るって事よ」
穂乃果「あっ、そう言う事ね?焦る様な事言わないでよぉ~」
凛「びっくりするよね?」
絵里「普通に考えれば分かるでしょ?」
花陽「絵里ちゃん…穂乃果ちゃんと凛ちゃんにからかわれてるなぁ」
希「第十八問。高坂の父の好きな漫画は何?」
穂乃果「お父さんが漫画読んでる所あんまり見た事ないかなぁ」
絵里「それでも子供の頃は見てたんじゃない?」
花陽「そうすると昔の漫画かな?」
凛「凛は昔の漫画はわからないにゃ」
穂乃果:めぞん一刻
凛:バビル二世
花陽:ルパン三世
絵里:銀河鉄道999
穂乃果「凛ちゃんには突っ込んだ方がいいの?昔の漫画しってるじゃん。しかも花陽ちゃんと示し合わせた様に」
花陽「示し合わせてなんかないよぉ」
凛「凛はこれくらいしか知らないにゃ」
絵里「私も有名どころしか知らないわね」
希『高坂の父の好きな漫画は何?』
穂乃果ママ『えー、あしたのジョーね』
凛「凛知ってるよ。燃え尽きる奴だよね?」
穂乃果「そうだね。凄くピンポイントだけどね」
絵里「聞いた事あるとは思うんだけど」
花陽「ボクシングの漫画だよ?」
絵里「えっと…なんか思い出せそうな気がするんだけど…」
穂乃果「立て…立つんだ」
絵里「ジョー!ジョーだわ。思い出したわ。ロシアでやってた」
希「第二十四問。高坂の父は昨日の夕飯何を食べた?」
穂乃果「え~何かな?」
凛「穂乃果ちゃんと同じじゃないの?」
穂乃果「それだ!」
絵里「それだ!じゃないわよ。当たり前の事じゃない」
穂乃果「いやぁ、そうなんだけどさ」
絵里「穂乃果の将来が心配だわ」
花陽「昨日はμ'sの皆んなでご飯食べに言ったよね?」
穂乃果「え?」
絵里「あっ」
凛「そうだったにゃ~」
希「解答をオープン」
穂乃果:カレーライス
凛:ハンバーグ
花陽:肉じゃが
絵里:回鍋肉
穂乃果「よぉく考えたら今日の朝ご飯は昨日の残りのカレーだったんだよね」
絵里「結局なのね」
花陽「二日目のカレー美味しいよね?」
凛「わかるにゃ~。なんで二日目の方が美味しいのかな?」
希『高坂の父は昨日の夕飯に何を食べた?』
穂乃果ママ『昨日の夕飯は…餃子を食べたのね。昨日はお友達と飲みに行ったからカレーは食べてないわよ』
穂乃果「ええ?そうなの?珍しい」
凛「あんまり行かないの?」
穂乃果「だって次の日お店あるからさ。」
絵里「それがたまたま昨日だったなんて」
花陽「凄い偶然だね」
希「第三十二問。高坂の父の宝物は何?」
絵里「穂乃果はお父さんと喧嘩したりするの?」
穂乃果「するよ?スクールアイドル活動は反対しないとか言ってたのにさ急にμ'sにばっかり夢中になるなら穂むらは雪穂に跡を継がせるとか言い出して機嫌悪くなるしさ」
花陽「そうなんだ?でもなんだかんだでμ'sのライブには来てくれるんだよね?」
穂乃果「まあ、そうだけど」
絵里「きっと穂乃果がμ'sに夢中になり過ぎてお父さんも寂しくなっちゃったのかしら?」
穂乃果「う~ん。そうかなぁ?」
希「解答をオープン」
穂乃果:お店
凛:家族
花陽:家族
絵里:家族
絵里「あら?穂乃果だけ違うわね?」
穂乃果「まあ…穂乃果もそう言うかなとは思うけどさ…自分で書くのは恥ずかしいと言うか」
希『高坂の父の宝物は何?』
穂乃果ママ『ん~ここの解答は書いてないの。恥ずかしかったのね』
穂乃果「え~」
凛「穂乃果ちゃんと一緒だにゃ~」
花陽「親子だもんね」
絵里「普段は実直で思った事をすぐに言うのに変な所で恥ずかしがるのね」
穂乃果「だってさぁ」
希「第四十二問。穂むらのオススメの商品は?」
穂乃果「さすが希ちゃん!わかってるね」
絵里「え?何を?」
穂乃果「何をってほむまんをアピールする絶好のチャンスじゃん」
絵里「な、なるほど」
花陽「ほ、穂乃果ちゃんにも商売人の血が流れてるんだね」
穂乃果「当たり前だよ」
凛「穂乃果ちゃんさらっと答え言ったよね?」
穂乃果「え?」
希「解答をオープン」
穂乃果:ほむまん
凛:ほむまん
花陽:ほむまん
絵里:穂むまん
希『穂むらのオススメの商品は何?』
穂乃果ママ『それは勿論!穂むら名物穂むらまんじゅう、略してほむまん』
穂乃果「ウチのお饅頭は美味しいので是非一度起こしください!いいよね?穂乃果皆勤賞だし宣伝くらいしてもいいよね?」
絵里「まあ、いいんじゃない?」
花陽「穂むらのお饅頭は私も大好きです」
凛「海未ちゃんなんてプロフィールの好きな食べ物にほむまんって書くくらい好きだよね」
穂乃果「そうだね。海未ちゃんは小さい頃から好きだねぇ」
希「さあ、半分まで来ました」
穂乃果「やっと半分かぁ。しかしこの部屋暑いねぇ」
絵里「その台詞も何回聞いた事か…」
穂乃果「だって本当の事だもん」
凛「それより凛はお腹空いたにゃ。ね?かよちん?」
花陽「え?わ、私は別に」
グゥー
花陽「お、お腹空きました…恥ずかしいよぉ」
凛「凛はそんなかよちんが大好きにゃ」
希「第五十問。高坂の父の好きな花は何?」
穂乃果「ウチのお父さん花に興味はないと思うけどなぁ」
凛「そうなの?」
穂乃果「さあ?好きな花とか聞いた事ない」
絵里「それでも好きな花の一つくらいあるかもしれないわよ?」
穂乃果「まあ、なんとも言えないけど」
希「解答をオープン」
穂乃果:ひまわり
凛:チューリップ
花陽:ひなげし
絵里:枝垂れ桜
凛「えだ…たれ桜?」
絵里「しだれざくらよ」
凛「あ~聞いた事あるにゃ」
穂乃果「穂乃果も」
絵里「そうでしょ?」
凛「別に桜って書けばいいと思うにゃ」
穂乃果「そうだよね?わざわざ難しくしなくてもいいよね?」
絵里「別に難しくしたつもりは」
花陽「し、枝垂れ桜はまた普通の桜とは違った良さがあるんだよね?」
絵里「そ、そうなのよ」
希「高坂の父の好きな花は何?」
穂乃果ママ「好きな花ね?えっと…芝桜ですって。そう言えば若い頃に富士まで見に行ったわねぇ」
穂乃果「だって。絵里ちゃん惜しかったね」
絵里「全然惜しくないわよ」
凛「なんで?」
花陽「芝桜は桜じゃないんだよ?」
穂乃果「え?そうなの?名前に桜がついてるのに?」
凛「クラゲとキクラゲみたいな事?」
絵里「それも全然違うわよ」
希「第五十七問。高坂の父の特技は何?」
絵里「何か心当たりはあるの?」
穂乃果「えー…そうだねぇ…」
絵里「ないの?」
穂乃果「そんな事を言われても」
希「解答をオープン」
穂乃果:うでずもう
凛:なわとび
花陽:料理
絵里:けん王
穂乃果「けんおう?」
凛「けんおうってなに?」
絵里「え?あっ、違うわよ。けん玉よ」
花陽「点を書き忘れちゃったんだね」
凛「無理しないで平仮名で書けばいいのに」
絵里「無理なんてしてないっば。書き忘れただけよ」
希『高坂の父の特技は何?』
穂乃果ママ『え~腕相撲。昔から腕相撲は強いのよね。あの人』
穂乃果「子供の頃にさ穂乃果と雪穂の二人掛かりでやったんだけどそれでも勝てなかったんだよね」
絵里「そうなの」
花陽「穂乃果ちゃんも女の子の中では強い方なのにね」
穂乃果「そうなんだよね」
凛「穂乃果ちゃんのお父さんは筋トレとかしてるの?」
穂乃果「してないと思うよ?なんか、父親だから強いんだって」
凛「ふ~ん。そうなんだ」
希「第六十三問。高坂の父のヒーローと言えば誰?」
絵里「これって捉え方によって変わるわよね?」
穂乃果「え?どう言う事?」
絵里「例えば人によっては身近な人かもしれないしテレビの戦隊モノかもしれないし」
花陽「アイドルがヒーローって人もいるかもしれないよね」
凛「それなら凛にとってのヒーローは身近にいるにゃ」
穂乃果「え?そうなの?」
希「解答をオープン」
穂乃果:ウルトラマン
凛:アンパンマン
花陽:仮面ライダー
絵里:坂本龍馬
希『高坂の父にとってヒーローと言えば?』
穂乃果ママ『えっと、千代の富士。確かに凄かったものね千代の富士は』
穂乃果「お相撲の人?」
絵里「確か…横綱じゃないの?」
凛「そんなに凄かったのかな?」
花陽「横綱なら凄いんじゃないかな?」
凛「相撲に詳しくないから凛はわからないにゃ」
希『第七十問。高坂の父の好きな車は何?』
穂乃果「え~車なんてわかんないよ」
凛「凛も自分の足で走る方が得意にゃ」
絵里「それはどうなのかしら?」
花陽「男の子は車が好きな子多いんだけどね…」
希「解答をオープン」
穂乃果:トヨタ
凛:軽自動車
花陽:レガシィ
絵里:SUV
絵里「う~ん…まともな解答は花陽だけね」
花陽「私もあんまりわからなくって。これくらいしか」
穂乃果「なるほど。そう言う風なのを書けば良かったんだねぇ」
凛「難しいにゃ」
希『高坂の父の好きな車は何?』
穂乃果ママ『セブンですって。RX-7…懐かしいわね。いつか乗るんだって言ってたものね。あの頃はどこに行くにもカブに二人乗りでだったけど…それも楽しかったわね』
凛「カブって何?」
穂乃果「バイクだよ。穂乃果が子供の頃はまだあったんだけどね。それで和菓子の配達とかしてたし」
花陽「新聞配達とかでよく見るやつだよね?」
絵里「そうなの?」
穂乃果「うん。そうだよ」
希「第七十九問。高坂の父が無人島に一つだけ持っていけるとしたら何を持っていく?」
絵里「実際に持って行くとしたら実用的な物が良いわよね?」
穂乃果「え~絵里ちゃん夢がないね」
凛「そうだにゃ」
絵里「夢って何よ。夢って」
凛「かよちんなら何にする?」
花陽「う~ん…お米の苗かなぁ」
絵里「作るつもりなの?」
希「解答をオープン」
穂乃果:なべ
凛:ナイフ
花陽:釣竿
絵里:鶏
絵里「穂乃果も凛も実用的な物じゃない」
穂乃果「いやぁ、実はにこちゃんとか希ちゃんとこの手の話をよくするんだよね?」
凛「無人島に持って行くなら~とか一億円当たったら~とかね」
絵里「え?そうなの?」
凛「うん」
絵里「楽しそうじゃない。私も混ざりたいわ」
希『無人島に一つだけ持って行くとしたら何?』
穂乃果ママ『家族写真…って書いてあるのを消してある。よく見るとうっすら残ってるわね』
穂乃果「一度書いたなら消さなくてもいいのに。まあ、それがお父さんらしいんだけどさ」
絵里「ふふっ、無人島に唯一持って行く物が家族の写真なんて素敵じゃない」
希「第八十五問。穂乃果ちゃんパパ…じゃなかった」
穂乃果「ええ?」
希「高坂の父の好きな祝日は?」
穂乃果「今間違えたよね?」
絵里「何事もないように進めて行くのね」
希「解答をオープン」
穂乃果:元日
凛:秋分の日
花陽:元日
絵里:海の日
穂乃果「ウチは自営業だから祝日とか関係ないしね」
凛「そっか。お休みもすくないんだね」
穂乃果「まあ、仕方ないよね。お正月なんて一番忙しいし」
花陽「それなのに元日にしたの?」
穂乃果「ほら、売り時だからね」
絵里「なるほど」
希『高坂の父の好きな祝日は何?』
穂乃果ママ『元日ですって。ウチは祝日はどれも仕事だしね』
絵里「そう言えば穂乃果は」
穂乃果「ん?何?」
絵里「穂乃果はこのクイズが開かれる度にランチパックを希から貰ってるの?」
凛「そう言えば前に交渉してたね。凛のカップラーメンは無視されたのに」
穂乃果「一応貰ってるよ」
凛「それなのに文句言ってるの?」
穂乃果「だって結局海未ちゃんに没収されるんだよ?太りますよって。意味ないじゃん」
花陽「き、厳しいね」
希「第九十二問。高坂の父の好きな駄菓子は何?」
絵里「和菓子職人に好きな駄菓子を聞くのね」
穂乃果「別にそれはいいんじゃない?」
花陽「プロが選ぶ駄菓子ってちょっと気になるなぁ」
凛「そうだね。何が選ばれるのかな?」
穂乃果「期待し過ぎたよ」
希「解答をオープン」
穂乃果:うまい棒コンポタ味
凛:スズカステラ
花陽:うまい棒
絵里:ブラックサンダー
花陽「コンポタージュ味美味しいよね?」
穂乃果「だよね?だよね?」
絵里「私は明太子が好きね」
凛「凛はてりやきかなぁ」
穂乃果「どれも美味しいよねぇ」
希『高坂の父の好きな駄菓子は何?』
穂乃果ママ『…キャベツ太郎。あれ?あの人好きだったけ?』
穂乃果「食べてる所なんて見た事ないけど」
絵里「私も食べた事ないわ」
凛「え?」
花陽「絵里ちゃん食べた事ないの?」
絵里「え?おかしいの?」
希「さあ、いよいよ最終問題です。第百問。高坂の父の好きな曲は何?」
穂乃果「やっと百問か~」
絵里「今回も長かったわね」
花陽「次回もまたあるのかな?」
凛「どうせきっとあるよ」
穂乃果「たぶんあるよね」
希「解答をオープン」
穂乃果:真夏の果実
凛:未来予想図
花陽:乾杯
絵里:スノハレ
絵里「あれ?μ'sの曲じゃないの?」
穂乃果「え?ああ…そうだね」
凛「なんか違うかなって」
絵里「そう?」
希『高坂の父の好きな曲は?』
穂乃果ママ『さだまさしの親父の一番長い日』
穂乃果「なんの曲?」
絵里「さあ?」
凛「今度お父さんに聞かせてもらえば良いにゃ」
穂乃果「まあ、そうだね」
希「さあ、只今を持ちまして全問終了しました」
穂乃果「いやぁ、やっとだね」
凛「終わったらラーメン食べて帰ろうよ?」
穂乃果「いいねぇ」
花陽「でも、この後何かあるかも」
絵里「そうね。何もなければ」
希「それでは結果発表に移りたいと思います」
穂乃果:18点
凛:12点
花陽:21点
絵里:14点
花陽「あれぇ?わたしぃ?」
穂乃果「ありゃ?まさか…」
絵里「穂乃果が優勝しないでどうするのよ」
凛「接戦って訳でもないしね」
穂乃果「おかしいねぇ」
希「それでは高坂の母の待つ部屋へ」
穂乃果「お父さんじゃないんだ」
ガチャ
花陽「あのぉ」
穂乃果ママ「あら?優勝したのは花陽ちゃんなの?」
花陽「あの、なんか…すいません」
穂乃果「えへへ…優勝出来なかったよ」
穂乃果ママ「あなたねぇ…お父さん泣くわよ?」
穂乃果「だって難し過ぎるよ」
穂乃果ママ「まあ、そうだけど。あっ、はい。優勝賞品」
花陽「あっ、ありがとうございます」
穂乃果「え?お饅頭が賞品?」
穂乃果ママ「そうよ?」
穂乃果「なんだぁ。なら良かったかも」
穂乃果ママ「またそんな事言って」
穂乃果「だって」
希「さあ、今回で最後でした。今までおつきあいありがとうございました。また別の企画でお会いしましょう」
絵里「え?今回が最後?」
穂乃果「なんで今回なの?」
完
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