男「お金はどうして使うとなくなるんだろう」
女「哲学的ね」
金持ち「金なんていくら使ってもなくならないけど」
友「なんかあったのか男」
男「昨日ジャンプ買ってる時にふと思ったんだ」
男「なんでこんな紙束に白銅14.4gも払わなきゃいけないんだろうって」
女「銅18gのおつりが来るじゃない」
友「何言ってんだこいつ」
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男「だから僕はもうジャンプは買わないことにした」
男「あんな紙束と金属を交換するなんてみんなどうかしてるよ」
女「頭だけじゃなく耳まで悪いのかしら」
男「誰がなんと言おうと僕は僕の意志を曲げないぞ。例えそれが女さんの言葉だとしてもね」
金持ち「そうか。男、今ここに100万円相当の紙束があるわけだが」
金持ち「お前のアルミニウム1gと交換しないか?」
男「うひひwwwあざーーっすwww」
友「これが人の浅ましさか」
男「んで、金持ちのやつ後から『そんな約束は無効だ』とか言い出してきてさ」
男「ホントクソみたいな奴らだよ」
少女「そのクソにたかる蝿がキミなわけだ」
男「ところでどうしてお金は使うとなくなるの?」
少女「なくなるからお金には価値があるんだよ」
男「答えになってないよ」
少女「割と核心をついた答えだと思ったんだけどなぁ」
男「お金を使ってもなくならない方法はないかなぁ」
少女「キミの思考はたびたび飛躍するよね」
男「だってお金を使ってもなくならなければ、僕がこんなくだらない考えに時間を潰されずにすんだわけじゃん」
少女「キミの理論はたいてい無茶苦茶だよね」
男「少女~、なんでもいいからお金を使ってもなくならなくなる道具を出してよ~」
男「もしもボックスとかさ~」
少女「ああ、あれなんかさすがに一般販売するには危険すぎるってことで最近回収されたんだよね」
男「マジ?」
少女「まぁ、お金を増やせる道具もあるっちゃああるけど…」
テッテレー
少女「バイバイン~」
男「なにこれ」
少女「この液体を垂らした物質は、5分ごとに倍になるんだ」
男「すげぇ。使っていいの?」
少女「いいよ。自分で後始末するなら」
男「僕の全財産は40円だから……5分で80円、10分で160円、15分で320円wwwwwwジャンプ買えるじゃん!」
少女「元手もうちょっと無かったの」
男「よし!このお金で豪遊するぞ!」
男「使っても使っても、手元に10円だけでも残ればお金は永遠に増え続ける!」
男「食べ放題!読み放題!買い放題!」
男「ははははははは!!!」
男「僕は全てを手に入れた!!!」
テレビ『ご覧下さい。街は今、10円玉で溢れかえっています』
テレビ『この10円玉はさらに増殖を続け、街全体を飲み込まんとする勢いです』
男「」
少女「わかったかい。お金は使ってもなくならないんだよ」
少女「なくなるとしたらその価値なんだ」
男「」
~思い出はいつも金だらけ編 完~
男「家に帰ったら妙な装置が置いてあった」
男「弄ってやろう」ピロピロピロピロ
バキッ
男「なんかぶっ壊れた」
ウーウーウーウー
男「急に警報が鳴り響いたよ。うるさいなぁ」
少女「キミは何をしているんだ」
男「あ、少女、ちょうどいいところに」
男「これ壊しちゃったんだけど、何?」
少女「これについて聞く前にボクに言うべき言葉があるんじゃないかな」
男「あ、おかえり」
少女「ただいま。もうどうでもいいや」
テッテレー
少女「未知とのそうぐうき~」
少女「っていうのがこの装置の名前だよ」
男「何今の演出」
少女「気にしないでくれ」
少女「本当なら宇宙人を召喚する装置なんだけど…」
少女「キミが変な風に壊したせいで、何かおかしな電波が出ているね」
男「なんでそんな危険なものをこんなところに置いてたの」
少女「意味もなく宇宙人を呼びつけてカンカンに怒らせて帰らせるのが最近のボクの楽しみなんだ」
男「害悪すぎる…」
少女「触れただけで物を壊す能力の持ち主には言われたくないよ」
男「僕は破壊を司るフレンズだからね」
少女「わーい!すっごーい!」
少女「というわけで今からこの部屋に何か来るけど」
少女「何が来るかはボクには全く予想がつかない」
男「じゃあ僕空き地で野球やってくるから、少女は留守番よろしくね」
少女「おい」マジックハンドー
男「っ!嫌だっ!!まだ僕は死にたくないっ!!死にたくないんだっ!!」ガシッ
少女「覚悟決めろ男でしょ」
男「嫌だよぉぉぉぉ!!!絶対これとんでもない化け物が来るパターンだよぉぉぉ!!!」
玄孫「呼ばれた気がした」ヒョッコリ
男「!?」
玄孫「あ、ひいひいおじいちゃん」
少女「キミはやしゃごくんじゃないか」
玄孫「少女ちゃん。相変わらず犯したいね」
男「だれ?」
玄孫「キミの玄孫だよ」
男「なんで僕の玄孫がこんなところに?」
玄孫「キミがボクを呼んだんだろう?」
男「呼んでないよ。帰れ」
玄孫「はぁっ!?」
玄孫「ここまで来るのにどれだけの費用がかかったと思ってんの!?」
男「ははは、怒ってら」
少女「ごめんねやしゃごくん。この機械の誤作動で、何故か意味もなくキミが召喚されてしまったみたいだ」
少女「本当に申し訳ない」ニヤニヤ
玄孫「何ニヤついてんだよ」
男「ブフォwwwwwwwww」
少女「怒ってるwww怒ってるwww」
玄孫「なんだコイツら」
男「僕は君を呼んでいないし、この部屋には君を置いておくスペースもない」
少女「だから帰ってくれないかな?」
玄孫「ふ、ふざけんなよ!?ボクがここに来るまでにどれだけ苦労したと思ってんだ!」
男「知らないよーんwwwwww」
少女「だってボクらはwwwキミじゃないからwww」
「「ゲラゲラゲラゲラwwwwww」」
男「かーえーれっ!www」
少女「かーえーれっ!www」
男「かーえーれっ!www」
少女「かーえーれっ!www」
玄孫「………………」ピキピキ
男「キレる?キレちゃう?キレてみrぐぼあ」バキバキメキメキグシュグシュドシャ
少女「!?」
玄孫「!?」
魔王アザトース「」グァァ…
.少女「やしゃごくんが来てからも、未知とのそうぐうきはまだ動いていたんだ…」
少女「ボクらはとんでもないものを召喚してしまった…」
玄孫「じゃあボクは帰るので」
少女「待て」マジックハンドー
玄孫「ちょっと待ってぇぇぇ!!シャレにならない!!これはシャレにならないからマジで!!」
少女「知るか」
少女「だいたいキミのせいだろ」
玄孫「だいたいおじいちゃんのせいだよ!!」
少女「知らん」
少女「共に逝こう」
ズバチュッ
~隣同士あなたも私も頭さくらんぼ編 完~
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