モバP「ボタン付きの電光掲示板…?どうやって使うんだ?」
晶葉「その前に、君はバレンタインデーの由来を知っているか?」
モバP「いや、しらないけど」
晶葉「諸説あるが、2月15日はローマ帝国の祭日でな。その前日に女性は紙に名前を書いて桶に入れ、男性はその桶から紙を引いて書かれた名前の女性とその祭りを一緒に過ごすというのが始まりだという」
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モバP「へー。…ん?じゃあチョコを送るってのはどこから来たんだ?」
晶葉「それは……えー…コホン、まあそれはともかく、このバレンタインロボはな、その話をもとに作ったんだ。ボタンを押すとランダムでアイドルの名前が出る」ポチ
[シラギクホタル]
晶葉「このようにな」
モバP「で、これを渡されて俺はどうしろと」
晶葉「今日一緒に過ごすアイドルでも決めたらいいんじゃないか?じゃあ用は済んだから私は帰る」
モバP「え、ちょ、ちょっと待て!」
晶葉「え、な、なんだ」
モバP「これで終わり?チョコは?」
晶葉「あー、えーっと…ちょ、チョコはない!」
モバP「え」
晶葉「じゃあそういうことで!おつかれ!」ガチャバタン!
―――晶葉ラボ―――
晶葉「まったく、馬鹿か私は」ハア…
晶葉「せっかく助手のためにチョコを作ったのに、直前でヘタレてバレンタインロボだけ渡して帰るなんて…」
晶葉「…このチョコ、どうしよう…」
ピンポーン
晶葉「はーい、今行く」
ガチャ
モバP「よう」
晶葉「なんだ、君か。何の用だ」
モバP「いや、これ」
[イケブクロアキハ]
モバP「名前が出たから。チョコもらいに来た」
晶葉「わ、私でいいのか?」
モバP「お前のチョコがほしい。っていうかくださいお願いします」
晶葉「し、仕方ないな、そこまで言うならこれをやろう。…君の口に合わないかもしれないが…」
モバP「やった!サンキュー!」
晶葉「ふふっ、そこまで喜ばなくてもいいだろう、まったく」
翌日
晶葉「おはよう!」
ちひろ「あ、おはようございます、晶葉ちゃん」
モバP「おーっす」
ちひろ「晶葉ちゃん、昨日プロデューサーさんにチョコ、渡しました?」
晶葉「ああ、それがどうかしたのか?」
ちひろ「プロデューサーさん、晶葉ちゃんにチョコがもらえなくてすっごく落ち込んでたから。『これで晶葉の名前が出たらあいつも観念してチョコをくれるはずだ』って言ってあの機械のボタン、何百回も押してたのよ」
モバP「あー!ちひろさん、それ絶対に言わないでくださいって言ったじゃないですか!!」
ちひろ「そうでしたっけー?ちっひわかんなーい」
モバP「…この鬼!悪魔!ちひろ!」
以上です。
次は3月3日に出すかも。
依頼出してきます。
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