【モバマス】晶葉ちゃんSSSS (40)
・6月10日は池袋晶葉ちゃんの誕生日なので記念ステマSSです
・工口は期待しないように
・今日は前準備なのですぐに安価だして明日ちゃんとしたものを投下します
・SS投下は初めてなのでトチったらゴメンね!
・SSSSの意味は最後に書きます
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【池袋研究所(事務所)】
晶葉「助手よ、突然だが明日は何の日か知っているか!?」
P「ほんとに突然だな……明日は6月10日か、あれだろ、時の記念――」
晶葉「ええい、そういうボケはいい!明日は私の誕生日だろう!」
P「お、おう、そうだな……」
晶葉「よろしい、ならば私はPに誕生日プレゼントを所望する!」
P「誕生日プレゼント……?なんだ、欲しい電子部品やパーツでもあるのか?」
晶葉「あー、それはある……が、今回は違うんだ、その……」
P「急に歯切れが悪くなったな」
晶葉「うう……勢いに任せてしまえばなんとかなると思ったのだが……」
P(そんなにすごいプレゼントを俺は所望されるのか……)
晶葉「いや、いきなりで悪かったよ……誕生日プレゼントというのは口実でな。実はPに折り入って頼みがあるんだ」
P「別に誕生日プレゼントでも構わないぞ、ほら、何でも遠慮せず言ってくれ」
晶葉「う、うん……あのな、Pには、私と……」
P「晶葉と……?」
晶葉「きょ、兄妹になって欲しいんだっ!」
P「…………はい?」
というわけでこれから安価します
Pが兄、晶葉ちゃんが妹という設定で、晶葉ちゃんからPへの呼んでほしい呼称を書いて下さい
(例:お兄ちゃん、兄様、兄上など)
安価は晶葉ちゃんの誕生日である6月10日の0時0分0秒に最も近いものを取ります
前後で時間差が全く無い場合は先着にします
採用した呼称で続きの話を書きます
兄に関係ない呼称やおかしいものは独断と偏見で飛ばしますのでご了承下さい
それではまた後ほどに
すみません、追記です
安価終えたら明日の22時ぐらいに続きを投下します
それではよろしくお願いします
(酉忘れてた……)
少し遅れました
もう少ししたら投下始めます
お待たせしました、それでは投下始めます
【6月10日 朝 Pの自宅】
P「Zzz……」
晶葉「朝だぞ、おにいたま!いい加減起きろー!」
P「うおっ!?あ、晶葉……!?」
晶葉「ふふん、起きたな、朝食の支度は出来ているから、早く顔を洗ってくるといい」
P「えっ、あれ……な、なんで晶葉がここにいるんだ……?」
晶葉「何故って、私達は兄妹じゃないか。兄と妹が同じ家に住んでいて何もおかしなことはないだろう」
P「兄妹……?ああ、そういえば――」
【先日 池袋研究所(事務所)】
P「事情はよくわからないが、明日の間だけ俺が晶葉の兄になればいいのか?」
晶葉「そういうことだ、助手の理解が早くて助かるよ」
P(理由を聞くのは……まあ、後でもいいか)
P「わかったよ、それで俺は兄になって他に何をすればいい?」
晶葉「そうだな、明日はお互いオフだろう、できれば1日付き合ってほしいな」
P「何だ、それだけでいいのか?」
晶葉「ああそれだけで十分だ、都合が悪かったら無理にとは言わないが……」
P「そんなことないよ、だからそう心配そうな顔するなって」
晶葉「だ、誰も心配そうな顔なんてしてないぞ!」
P「はいはい、そういや俺は晶葉のことをこれまで通り接していいのか?」
晶葉「ああそれで構わない、Pは妹からこう呼ばれたいって言うのはあるか?」
P「……無いことは無いが、どんなのでもいいのか?」
晶葉「私のワガママを聞いてもらうばかりでは申し訳ないからな、何でも言ってくれ!」
P「それじゃあ遠慮なく、おにいたまで!」
晶葉「そうかおにいたまか、よしわか――おにいたま……?」
P「そう、おにいたま、もっと舌足らずな感じで頼む」
晶葉「お、おにいたまぁ~?」
P「おおいいぞ、その調子だ!」
晶葉(……まあ、これで助手が喜ぶならいいか)
【再び6月10日 朝】
晶葉「おにいたま、朝ご飯だぞ!」
P(今更だが晶葉からおにいたまって呼ばれるのは、何かイケナイことをしている感じがするな……)
晶葉「おにいたま、どうしたんだ?」
P「あ、いや、その……晶葉からそう呼ばれるのに慣れなくてな」
晶葉「おにいたまがそう呼んで欲しいと言ったんじゃないか、正直私も恥ずかしいんだぞ」
P「そうか、だったら兄妹やめるか?」
晶葉「それはできない相談だ、ほら、いいからご飯を食べるぞ」
P「そうだな、ではいただきます」
晶葉「うむ、いただきます」
P「この朝ご飯、晶葉が用意してくれたんだよな?」
晶葉「そうだ、ロボの力も使ってない……美味しくないか?」
P「そんなことないよ、晶葉は料理もできるんだな、見直したよ」
晶葉「へへん、天才の私にかかればこの程度――って見直したってどういう意味だ!」
P「流石は晶葉、俺の自慢の妹だ、ウマイウマイ」
晶葉「誤魔化すなー!」
【朝食後】
P「ところでどうやって家に入ってきたんだ?鍵は渡してないよな?」
晶葉「天才の力を持ってすれば、開錠なんて言葉通り朝飯前に済むものだ」
P「天才スゲー……でもそれ犯罪だから次からはやるなよ」
晶葉「おにいたまだけにしかしない特別でもか?」
P「特別でもダメなものはダメ、代わりに合鍵やるからこれで我慢しろ」
晶葉「えっ……?い、いいのか!?鍵なんてもらったら、勝手に家に入ったりできるんだぞ!?」
P(鍵無くても勝手に入ってるけどな)
P「晶葉が早苗さんのお世話になるよりマシだよ、それに晶葉は俺の妹なんだから別におかしなことじゃないだろう?」
晶葉「そ、それもそうか!そうだな私達は兄妹だし、何もおかしくないな!」
P「それで今日はこれからどうする?1日付き合ってほしいって言ってたけど何か予定はあるのか?」
晶葉「そうだな……天気もいいし、今日は外に出たいな」
P「珍しいな、今日はいつもみたいにロボ製作はしないのか?」
晶葉「わ、私だっていつも引き籠ってばかりじゃないんだぞ!」
P「ははは、わかってるって、それじゃあ支度が済んだら出かけるか」
晶葉「あ、ああ、そうしよう……」
P(晶葉……?)
【出発前】
晶葉「待たせたな、おにいたま!それでは出かけようか!」
P「おう――あれ、その服ってお嬢様チャレンジのときに最初に来ていた服か?」
晶葉「覚えていてくれたか、いつもは適当な服と白衣で済ますが、たまにはいいだろう」
P「白衣じゃなくても晶葉にとてもよく似合ってるよ。うん、晶葉は何を着ても可愛いな」
晶葉「そっ、そういう歯の浮くようなセリフを面と向かって言うんじゃない……!」
P(照れてる晶葉も可愛いなあ)
晶葉「……なあ、私はほんとに似合ってるか?その、周りから浮いてないかな……?」
P「なんだ、今のはお世辞じゃないぞ。むしろ白衣の方が浮くんじゃないか?」
晶葉「そ、それもそうか!よかった……」
P「それで、外に出たはいいけど、どこに向かう?とりあえず適当に歩くか?」
晶葉「そうだな、いつもなら秋葉原散策でもするところだが、今日は別のところに行ってみたいな」
P「んーそれじゃあ、お台場にでも行ってみるか、ガン○ムあるし」
晶葉「別に私はロボは好きだが、ガ○ダムが好きってわけじゃないぞ?」
P「えっ、そうなの!?」
【昼頃 街中】
P「なんかお腹すいてきたな、どこかでお昼にするか」
晶葉「そうだな――あっ、おにいたま、あそこの店なんてどうだ?」
P「おっ、どれどれ――って高級フランス料理店じゃないか!?」
晶葉「作法は一通り習った、問題ない!」
P「懐事情的にむーりぃー……」
晶葉「仕方ないの無いおにいたまだ、ではそこの屋台のクレープがいいな」
P「それならまあ……へえ、結構色々な種類があるな、お好み焼きクレープとか面白そうだ」
晶葉「それはクレープなのかお好み焼きなのか……?私は普通にイチゴのやつで」
P「そういえば、前にも晶葉と一緒にクレープ食べたことがあったな」
晶葉「ああ、あの時は頼子もいたな……そんなに昔のことでもないのに、懐かしく感じるのは何故だろうな」
P「それだけ今が充実してるってことだろ、楽しい時間はあっという間に過ぎるもんだ」
晶葉「充実、か……そのとおりだな、うん、やはりおにいたまと一緒に食べるクレープはおいしいな!」
P「皆で食べればもっとおいしいぞ、今度は頼子や他の皆も連れてくるか」
晶葉「ああ、それもいいな、必要なら私のロボで――あっ、いや、なんでもない……」
P「……なあ晶葉、なにかあったか?」
晶葉「うっ……べ、別になにもないぞ!」
P「まあ話したくないならいいけどさ、俺は晶葉のプロデューサーで、今はおにいたまだからな、遠慮はするなよ」
晶葉「……プロデューサー」
P「おう、何だ?」
晶葉「最後のおにいたまがどうにも締まらないな……」
P「それはほっといてくれ」
【夕方 帰り道】
P「日も暮れてきたし、そろそろ帰るか」
晶葉「…………」
P「晶葉……?」
晶葉「……ん?あっ、な、何だ、おにいたま?」
P「いや、もう帰ろうかって話を――」
晶葉「ああ、もうそんな時間か……本当に楽しい時間はあっという間だな……」
P「楽しんでもらえてよかったよ、せっかくの晶葉の誕生日だったからな」
晶葉「そうだな、今日は色々とありがとう、私のワガママに付き合ってくれて本当に感謝している」
P「どういたしまして。もういいのか?やり残したことがあればまだ付き合うぞ」
晶葉「もう十分――いや、最後にもう1つだけ、私の話に付き合ってもらえないか」
P「いいけど、長くなるやつなら家に戻るか?」
晶葉「大丈夫だ、それにこれでもう兄妹ごっこは終わりにする」
P「そうか、晶葉におにいたまと呼んでもらえないのは何だか寂しいな……」
晶葉(逆に私は安心しているが……)
P「あと鍵はそのまま持ってていいぞ、また不法侵入されても困るしな」
晶葉「ふふ、わかった。じゃあこれは誕生日プレゼントとしてもらっておこうか」
P「それで、話っていうのは今日のことか?」
晶葉「そうだな、まずはPと兄妹ごっこをした理由について話そうか、まあそんな複雑な事情でもないのだが」
P「急に兄が欲しくなったとか?」
晶葉「そういうのじゃない、Pとアイドル以外のつながりで過ごしてみたかったんだ」
P「アイドル以外……?」
晶葉「だから別に兄じゃなくてもよかったが……こ、恋人って設定はさすがにハードルが高くて断念したな」
P(そのハードルは俺の方でも高い……)
晶葉「Pは私がアイドルになった理由は知ってるだろう?」
P「晶葉の才能を世に知らしめるってやつか」
晶葉「そのとおりだ、私の、いや私たちの才能を持ってすればロボ作りもアイドルもトップを目指すことができると、最初はそう思ってたんだが……」
P「…………」
晶葉「Pと一緒にアイドルやって、ロボだけに頼らないようにと考えるようになった私は、ふとこのままでいいのかと疑問を抱くようになった……」
晶葉「ロボがない私にも意味があるのか、アイドルでない私にも意味があるのか、そういうものをこの前からずっと考えていて、とりあえず今日、まとめてそれを実践してみた」
P「なるほどな…・・・それで、答えは見つかったか?」
晶葉「ううん……結局、答えは見つからなかったよ……でも気づいた、いや思い出したことならあった」
P「思い出したこと?」
晶葉「自分の力だけで何かをするんじゃなく、誰かと一緒にした方がずっと楽しいって――」
晶葉「私はもうロボだけじゃないって思い出したんだ。ロボと私とPと仲間とファンと、関わる全ての皆でできることをこれから私はしていきたい」
P「それって……もう、ほとんど答えになってないか?」
晶葉「それはまだ決めるに足りない。まだまだ私は知らないことだらけだからな」
P「天才なのに?」
晶葉「て、天才でもわからないことぐらい、ある……」
P「そうかそうか、晶葉は偉いなぁ」
晶葉「と、当然だ!って頭を撫でるなぁ!」
P(俺はお前のプロデューサーになれてよかったよ……)
晶葉「ん……?何か言ったか?」
P「これからよろしくってな、それじゃ一緒に、いやこれから皆でトップアイドルを目指していくか!」
晶葉「ああ、よろしく頼むよっ」
【おしまい】
【おまけ】
P「晶葉、くししって笑ってみてくれないか?」
晶葉「は?」
P「くししって笑って、そのままおにいたまだ~いすきって言ってくれると素晴らしい」
晶葉「断固拒否する」
P「そうか、晶葉は俺のこと好きじゃないのか、残念だ……」
晶葉「なっ!?ち、違う、私が助手のことを嫌いなわけあるか!」
P「そうかそうか俺も晶葉のことが大好きだぞ!」
晶葉「くっ、だからそういうセリフを堂々と……わかった、一度しか言わないからな……」
P「よっしゃあ!」
晶葉「では、いくぞ……」
P「ごくり……」
晶葉「くしししし、おにいたまぁだ~いすきっ!」
P「ありがとうございます!ありがとうございます!」
晶葉「うああああ、よくわからないが猛烈に恥ずかしい!」
P「よし、じゃあ次は兄くんでいこうか、その次は兄貴で、その次は――」
晶葉「まだあるのか!?」
【ほんとにおしまい】
これにて晶葉ちゃんSSSS(シスター・シミュレーション・ショート・ストーリー)はお終いです!
最後までお付き合いありがとうございました!
改めて晶葉ちゃん誕生日おめでとう!
これからもプロデュース頑張ります!
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