鞠莉「いいえ！果南よ！」

千歌「曜ちゃん！」

鞠莉「果南！」

千歌「曜ちゃん！」

鞠莉「果南！」

千歌「曜ちゃん！」

鞠莉「果南！」

ダイヤ「あーもう！お黙らっしゃーい！」

ダイヤ「別にそんなのどっちでも良いですわよ！」

果南「そうそう、大事なのは数じゃなくて一人ひとりの気持ちだからね」

鞠莉「甘いわ果南！チョコの数というのはすなわちその人のイケメン度なのよ！」

曜「イケメン度とか求めてないんだけど」

千歌「えっ！？今年はイケメンになりたいって言ってたじゃん！」

曜「言ってないよ！？」

千歌「千歌には聞こえるよ！曜ちゃんの中の声が！」

曜「中の声？」

千歌「そう！今年の抱負はイケメンになることとか言っておきながら全力でサンシャインしてる声！」

曜「私の中で何が起きてるの！？」

鞠莉「ふっふっふ、それなら果南が勝ったも同然ね！」

ダイヤ「なんか盛り上がってますけど果南さんってイケメンでしたっけ？」

善子「確かに果南さんって強いって言うだけでイケメンっていうわけでは無い気が」

鞠莉「What's！？何を言ってるの！？果南ほどイケメンな人はいないわ！」

善子「でもネットではハグ魔とか河童とか言われてるわよ？」

花丸「河童VSサンシャインってＣ級映画とかにありそうずら」

ダイヤ「そもそも2人がチョコを貰えるのか怪しくなってきましたわね」

千歌「だ、大丈夫だよ！今までもらえてたんだから！」

鞠莉「No,problem！たとえ果南が河童でもイケメンなのに変わりはないわ！」

千歌「それじゃあ早速ルール決めだよ！」

鞠莉「ルール？普通に貰ったチョコの数を比べれば良いだけじゃないの？」

千歌「甘いよ！世の中にはバレンタインデーに花束を贈る人もいるんだから！」

鞠莉「な、なんですって！？」

善子「なにこの茶番」

曜「まあ2人とも楽しそうだしほっといて良いんじゃない？」

千歌「ということで、比べるのはチョコの数じゃなくてプレゼントの数だよ！」

鞠莉「どうせ勝負するなら負けた方は罰ゲームってのはどうかしら？」

果南「ちょっ」

千歌「良いね！面白そう！」

曜「えっ」

鞠莉「その言葉、しっかりと聞いたわよ！」

千歌「ふふん！明日の放課後に泣きを見るのは鞠莉ちゃんたちだから問題ないのだ！」

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千歌「ようやく放課後だね！」

梨子「ね、ねぇ…、曜ちゃんと果南さんからもの凄い負のオーラが漂ってるんだけど…」

ダイヤ「2人とも少なかったんですか？」

果南「いやー、それなりには貰えたんだよ？」

曜「あはは…、こんなバレンタインは初めてだよーそろー…」

梨子「こんなに元気の無いヨーソローを初めて聞いたよ」

鞠莉「さて！1年組はまだ来てないけど、早速勝負よ！」

曜「私から？」

鞠莉「Yes！」

曜「えーと、まずチョコが8個でしょ？」

千歌「うんうん！」

曜「次にデミグラスハンバーグが11個でしょ？」

千歌「うん、うん？」

曜「次にチーズハンバーグが6個で「待って待って！」

千歌「ハンバーグ！？なんで！？」

曜「私が聞きたいよ…」

梨子「プロフィールにハンバーグが好きって書いたからかなぁ？」

曜「バレンタインにハンバーグ貰っても困るんだけど…」

ダイヤ「しかも今の時点で17個…」

千歌「と、とりあえず続けて？」

曜「後はチョコinハンバーグが2個」

鞠莉「oh……」

曜「後はハンバーグinチョコが3個だね」

梨子「うん…、なんていうか…どんまい？」

曜「よーそろー…」

ダイヤ「…嫌な予感しかしませんが、果南さんどうぞ」

果南「まずはチョコ8個、曜と同じだね」

曜「あっ…」

果南「次はわかめ3kgで、その次「Wait！」

鞠莉「なに普通に続けようとしてるの！？」

果南「なにか変なところあった？」

鞠莉「変なところしか無かったんだけど！？」

ダイヤ「一々つっこんでたらキリがないですわよ」

果南「そうそう、じゃあ続けるよ？」

果南「えーと、次は干物が1kg、昆布も1kg、後はしじみが2kgだね」

曜「果南ちゃん良いなぁ、私も日持ちするものが欲しかったよ」

梨子「それで、どうやって勝敗つけるの？」

千歌・鞠莉「「あっ……」」

鞠莉「くっ！今回は引き分けよ！」

鞠莉「でも次は負けないわ！」

千歌「こっちこそ次は負けないよ！」

ダイヤ「最後までとことん茶番でしたわね」

善子「…なんで机の上が海鮮市場になってるのよ」

千歌「あっ、善子ちゃ…ってなにその段ボール！？」

善子「貰ったチョコだけど」

梨子「ちなみに何個あるの？」

花丸「さっきおらが見たらチョコが46個といちごが12パックあったずら！」

ルビィ「えへへ、だから今日は善子ちゃん家でチョコパーティーなんだぁ」

千歌・鞠莉「「よ、46個……」」

ダイヤ「いちごも合わせると58個ですわ」

千歌・鞠莉「「ぐはっ！？」」

梨子「これはよっちゃんの圧勝だね」

果南「あはは、まあ河童とサンシャインじゃ堕天使に勝ち目はないよね」

鞠莉「河童が無理なら金剛石で勝負よ！」

千歌「じゃあ千歌は顔芸で勝負だよ！」

ダイヤ「2人ともいい加減にしなさーい！！！」