・大学生の梨子ちゃんと善子ちゃんです
・梨子ちゃんと善子ちゃんは同棲しています
・よしりこです
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~ 土曜日 ~
善子(19歳)「はぁ、今日もバイト疲れたわ……」
善子「この時期はお店も忙しいから、いつもより帰りが遅くなっちゃった……」
ピュー
善子「うぅ、今日は一段と寒いわね……早く、家に帰って温まりたい」ブルブル
善子「ふふっ、恋人が家で帰りを待ってくれてるって幸せなことね♪」
善子「帰ったら、リリーに抱きつこう♪」
ガチャ
善子「ただいま、リリー♪」
シーン
善子「あら、いつもは出迎えてくれるのに……」
アハハハハ
ウワーン
ヨ、ヨーソロー…
善子「……誰か来ているのかしら?」
ガラッ
善子「リリー、誰か遊びに来てるの?」
梨子(20歳)「あはははは♪」キャッキャッ
千歌(20歳)「うわーん」ポロポロ
曜(20歳)「ヨ、ヨーソロー……」グッタリ
善子「三人で何してるのよ……」
梨子「あっ、よっちゃん!」スクッ
梨子「おかえり~♪」ギューッ
善子「ちょっと!? リリー、苦しいわ!」ジタバタ
梨子「外は寒かったでしょ? 私がよっちゃんを温めてあげる///」ギューッ
善子「リリー……もしかして酔ってるの?」
千歌「うわーん」ポロポロ
曜「お、おじゃましています……」グッタリ
善子「はぁ、あなた達……リリーにお酒を飲ませたのね……」
曜「うん、実は……」
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ー 4時間前 ー
千歌『梨子ちゃん、遊びに来たよ!』
曜『ヨーソロー!』
梨子『いらっしゃい、千歌ちゃん、曜ちゃん』ニコッ
梨子『今日は東京まで遊びに来てくれてありがとう! 二人とも元気そうで良かったわ』
千歌『うん! こうやって、梨子ちゃんに会うのも久しぶりだね』
曜『梨子ちゃんが東京の大学に行ってから、なかなか、みんなで集まれなかったからね』
千歌『善子ちゃんが梨子ちゃんと一緒にいたいから、東京に行くって言ったときは本当にびっくりしたよ』
曜『確か、善子ちゃんと一緒に住んでるんだよね』
梨子『ええ、よっちゃんと二人で暮らしているわ』
千歌『ひゅー、恋人と二人で暮らすなんてラブラブだね♪』ニヤニヤ
曜『相変わらず善子ちゃんと仲が良さそうだね♪』ニヤニヤ
梨子『もう、あまりからかわないでよ///』
千歌『今日は久しぶりに三人で語ろう!』
曜『お酒とかもいろいろ買ってきたよ』
梨子『あっ……お酒……』
曜『あれっ? 梨子ちゃんはお酒が苦手なの?』
梨子『お酒は好きなんだけど……』
梨子『よっちゃんに私は酔いやすいから、外で絶対に飲んだら駄目って言われているの……』
千歌『自分の家で飲むんだから、すこしくらい大丈夫だよ』
曜『酔い潰れても私達がいるから安心して飲んでいいよ』
梨子『……そうだよね、二人が一緒だったら大丈夫だよね』
千歌『それじゃ、再会を祝して』
千歌・曜・梨子『かんぱーい!』
梨子『美味しい♪』
千歌『梨子ちゃん、美味しそうにお酒を飲むね』
曜『いっぱいあるから、好きなだけ飲んでもいいよ』
梨子『うん!』コクコク
ー それから1時間後 ー
千歌『いやー、私達もお酒が飲める年になって、大人になったね』ニコニコ
曜『ふふふ、千歌ちゃん、おじさんっぽいよ』ニコニコ
梨子『ふふふ///』ニコニコ
曜『あれっ、梨子ちゃん、顔が赤いよ……もしかして、もう酔っちゃったの?』
梨子『ねぇ、二人とも聞いて! この前、よっちゃんがね///』ニコニコ
千歌『おっ、惚気話? 聞きたい!』
曜『梨子ちゃんの惚気話も久しぶりだね』
ー さらに1時間後 ー
梨子『……で、私も怒っていたから、その日はよっちゃんと口をきいてあげなかったの。 そしたら、次の日によっちゃんが泣きそうな顔で「昨日はわがままを言ってごめんなさい……リリーと話せないのは寂しくて嫌なの……」って謝ってきて、その時のよっちゃんの泣きそうな顔が小さい子どもみたいに可愛いもんだから、私の母性本能がくすぐられて、いつもよっちゃんを許しちゃうの///』ペラペラ
千歌『善子ちゃん、可愛い』ニコニコ
曜『やっぱり、二人とも仲がいいんだね』ニコニコ
ー さらに1時間後 ー
梨子『……で、ベットの上ではいつもよっちゃんに主導権を取られちゃって……ほら、よっちゃんって手先が器用だから結構テクニシャンなのよ。 だから、いつも必死に声を抑えようとするんだけど、よっちゃんが「もっと、リリーの可愛い声を聞かせて、リリーの可愛い姿を見せて」って言いながら私を攻めてくるの。 よっちゃんはキスもエッチも上手だから、私も我慢できなくなっちゃって、よっちゃんに「リリー、気持ちいいんでしょ……そろそろ、堕天させてあげる」って耳元で囁かれながら、よっちゃんの手で堕天しちゃうの///』ペラペラ
千歌『善子ちゃん、すごい///』カオマッカ
曜『やっぱり、二人とも夜は熱いんだね///』カオマッカ
ー さらに1時間後 ー
梨子『……で、私がナンパされて困っている時、よっちゃんがすかさず私の前に出て「このヨハネの愛するリトルデーモンに手を出すとあなた達、地獄に落ちるわよ……」って睨みつけながら言い放って、その人達を追い払ってくれたの。 その時のよっちゃんが、私よりも年下なはずなのに、すごく頼りになってかっこいいもんだから、胸がドキドキしちゃった。 いつもは子どもみたいに甘えて可愛いのに、私が困っている時はかっこよく助けてくれたり、私が落ち込んでいる時は大人っぽく慰めてくれたり、なんだかんだいって、よっちゃんはかっこいいのよね。 もうこれ以上にないってぐらい、よっちゃんのことが大好きなのに、何度もよっちゃんに惚れ直しちゃって、よっちゃんへの愛しさが止まらないのよ///』ペラペラ
千歌『……』
曜(この惚気話……いつまで続くんだろう……)グッタリ
千歌『うぅ……』グスッ
曜『千歌ちゃん!?』
千歌『梨子ちゃんと善子ちゃんはお互いに愛し合っていて羨ましい……』
千歌『ぐすっ……それにくらべて……曜ちゃんは私を愛してくれない……』
千歌『私のことをほったらかしにして、いつも構ってくれない……』
曜『そ、そんなことないよ! いつも、私達は一緒にいるじゃない!?』
千歌『そんなことあるよ! この間も、私から曜ちゃんを誘ったのに、曜ちゃんは明日も早いからってすぐに寝たじゃない!』プンプン
曜『ち、千歌ちゃん! 梨子ちゃんの前でそういう話はやめようよ///』アセアセ
千歌『それに、この前も大学で可愛い後輩の女の子に食事に誘われていたし……相変わらず曜ちゃんはモテるんだから……』
曜『いや、あれは……』アセアセ
千歌『ぐすっ……やっぱり、曜ちゃんは私のことを愛していないんだね……』グスッ
千歌『うわーん』ポロポロ
曜『あぁ、千歌ちゃん、泣かないでよ……』オロオロ
梨子『あはははは、曜ちゃん、彼女を泣かしちゃった! いけないんだー♪』ケラケラ
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曜「……というわけなんだ」
善子(千歌さんもいろいろとめんどくさいわね……)
善子「だから、リリーにお酒を飲んだら駄目って言ったのよ……恥ずかしいから///」
曜「ごめん……」
善子「それで、リリーは二人に惚気話をずっと話していただけなの?」
曜「うん……二人の夜の営みまで詳しく///」
善子「ちょっと!? リリーは二人に何を話しているのよ///」
曜「善子ちゃんって結構な頻度で梨子ちゃんとエッチしているんだね///」ニヤニヤ
善子「うるさい///」
善子「まぁ、そのぐらいだったらいいわ……」
善子「わかったわ、私がリリーの相手をしておくから、曜さんは千歌さんの相手をしてあげて」
曜「うん……」
曜「千歌ちゃん、寂しい思いをさせてごめんね……機嫌を直してくれないかな……」ナデナデ
千歌「ぐすっ……曜ちゃんは私のことを愛してる?」グスッ
曜「もちろん! 私、渡辺曜は千歌ちゃんを世界で1番愛しています!」ビシッ
千歌「じゃあ、今からホテルに行こう」ガシッ
曜「……えっ!?」
千歌「善子ちゃん、梨子ちゃん、私達はホテルに泊まってくるね」
善子「わかったわ」
梨子「千歌ちゃん、曜ちゃんと仲良くね♪」
千歌「うん!」ニコッ
千歌「ほら、曜ちゃん、早くホテルに行こうよ♪」グイグイ
曜「えっ、えっ!?」オロオロ
善子「曜さん、頑張ってね」
梨子「曜ちゃん、優しくしてあげるのよ♪」
曜「あはは……が、頑張ります///」
千歌「それじゃ、曜ちゃんと二人でまた東京に遊びに来るから、二人もたまには内浦に遊びに来てね! Aqoursのみんなも二人に会いたがっているよ!」
善子「ええ、近いうちにリリーと一緒に遊びにいくわ」
梨子「千歌ちゃん、曜ちゃん、バイバイ♪」
「曜ちゃん、今夜はたくさん愛してね///」
「ヨ、ヨーソロー///」
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善子「千歌さんも曜さんも相変わらずね」
梨子「そうだ、よっちゃんも何か飲む?」
善子「それじゃ、ジュースでもいただくわ」
梨子「うん、ちょっと待っててね♪」
善子(リリーは大人になって、ますます綺麗になった……)
善子(特にお酒を飲んで酔っているリリーは頬を赤く染めて、声も普段より甘い感じになって、その……色気がすごい///)
善子(もし、リリーが外でお酒を飲んだりしたら、絶対にリリーのことをいやらしい目で見る下心を持った連中が現れると思う……)
善子(しかも、困ったことにリリーは酔っ払うと次の日には酔っていた時のことをあまり覚えていない……)
善子(大学の飲み会とかで、リリーが知らない人にふらふらとついていかないか、すごく心配なのよね……)
善子(だから、日頃から飲み会とかには参加しちゃ駄目って言い聞かせている……)
善子(リリーのことを束縛したいわけじゃないけど、どうしても心配で仕方がない……私って駄目な恋人ね……)
梨子「はい、よっちゃん♪」スッ
善子「ありがとう」
善子「リリーはいつも美味しそうにお酒を飲んでいるけど、そんなに美味しいの?」
梨子「うん! 美味しいよ!」ニコニコ
善子(まあ、リリーがいつも飲んでいるのはカクテルやチューハイばかりだから、たぶんジュースみたいなものよね)
善子(美味しそうにお酒を飲むリリーを眺めていると、こっちも幸せな気分になれるわ……)
善子「ふふっ」ニコニコ
梨子「?」
梨子「よっちゃんもお酒を飲みたいの?」スッ
善子(19歳)「私はまだ未成年よ」
※未成年の飲酒は絶対に駄目です
梨子「えー、こんなに美味しいのに……飲めないなんて残念……」コクコク
善子「二十歳になったら、いくらでも付き合ってあげるわ」
梨子「うん! よっちゃんと一緒にお酒を飲むの楽しみにしているね」ニコニコ
梨子「それじゃ、今度は久しぶりに高校の時の思い出話でもしようか」
善子「まだ、話すの?」
梨子「私がどれくらいよっちゃんのことが好きなのか、いっぱい伝えたいの///」
善子(酔っているときは恥ずかしがらずに、いつも本音で話してくれる……ちょっと恥ずかしいけど、私は嬉しい///)
ー それからしばらくして ー
梨子「何だか……眠たくなってきちゃった……」ウトウト
善子「それだけ、たくさん飲めば眠たくなるわよ」
梨子「……おやすみ」ゴロン
善子「ちょっと!? こんなところで寝たら風邪を引くわよ! ちゃんとベットで寝なさい!」
梨子「動きたくない……」ゴロゴロ
善子「仕方ないわね……」スクッ
善子「ほらっ」ヨイショ
梨子「きゃー、お姫様抱っこだ♪」キャッキャッ
善子「こら、騒がないの!」
梨子「ねぇ、私をどこに連れて行くの?」
善子「どこって……ベットに決まっているじゃない」
梨子「……よっちゃんのエッチ///」ジトメ
善子「そういう意味じゃないわよ///」
~ 寝室 ~
善子「ほら、お姫様……ベットに着いたわよ」ヨイショ
梨子「ありがとう、堕天使ヨハネ様♪」ニコッ
善子「もう、調子いいんだから……私は片付けをしてくるわね」
梨子「ええー、よっちゃんも一緒に寝ようよ♪」グイッ
善子「ち、ちょっと!?」バタッ
梨子「よっちゃん、温かい♪」ギュッ
善子「私は抱き枕じゃないわよ……」
梨子「いつもは私がよっちゃんの抱き枕になってるから、今日はよっちゃんが私の抱き枕になるの!」ギューッ
善子「もう……」
梨子「ねぇ、よっちゃん……」ギューッ
善子「何?」
梨子「……キスして///」
善子「」チュッ
梨子「んっ……もっと///」
善子「」チュッ
梨子「んんっ……えへへ///」
善子「満足した?」
梨子「うん……よっちゃん、大好き///」
善子「ふふっ、知ってるわ」ニコッ
梨子「そっか」ニコッ
善子「おやすみなさい、リリー」ナデナデ
梨子「うん……おやすみ……」
ー 10分後 ー
梨子「すぅ…すぅ…」zzz
善子「やっと、寝たわね……」
善子(まったく、酔っているときは遠慮なく甘えてくれるのよね……)
善子(普段からこんな風に甘えてくれたら、私は嬉しいのに……)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
~ 日曜日 ~
善子「さて、朝食の準備はこれでいいわね」
善子「そろそろ、リリーが起きてくるころかしら」
ガラッ
梨子「おはよう、よっちゃん……」ズーン
善子「おはよう、リリー」
善子「そのようすだと……」
梨子「うぅ……頭が痛いよ……」ズキズキ
善子「完全に二日酔いね」
梨子「ねぇ、昨日は何かあった? 千歌ちゃんと曜ちゃんとお酒を飲んでからの記憶がないの……」
善子「特に何もなかったわ……しいて言えば、曜さんが酔っ払い二人の相手に苦労していたぐらいね」
梨子「そっか、曜ちゃんに謝っておかないと……」
善子「たぶん、曜さんも疲れているだろうから、夕方ぐらいに電話するといいわ」
梨子「うん、そうする」
善子「今日はずっと、リリーのそばにいて面倒を見てあげるからゆっくりしていなさい」
梨子「ありがとう、よっちゃん」
梨子「……」
梨子「ねぇ、よっちゃん……」
善子「何?」
梨子「いつも、お酒を飲んでよっちゃんに迷惑をかけてるよね……ごめんね……」
梨子「もう私はお酒を飲まないようにするわ……」
善子「……」
善子「別に私は迷惑なんてしていないわ」
善子「だから、リリーは好きなだけお酒を飲んでもいいのよ」
梨子「……いいの?」
善子「ただし、今度からは私と二人きりの時にだけ飲むこと! 約束だからね!」
梨子「うん♪」ニコッ
酔っ払いの梨子ちゃんはめんどくさい……だけど、酔っ払って甘えてくる梨子ちゃんのことも大好きな善子ちゃんなのでした。
おわり
お酒を飲んで酔っ払っている梨子ちゃんを書きたかっただけです。
閲覧ありがとうございました。
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