【モバマスSS】童貞厨・渋谷凛 (23)
凛「世界はなぜ私を追い詰めるのか…」ズーン
モバP「どうした渋谷、急に」
内匠P「来たと思ったらいきなり凹み始めるとか、新ジャンルだな」
凛「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった……」プルプル
内匠P「何を言ってるのか全く意味が解らんぞ……??」
モバP「取り合えず落ち着いて訳を話してみ??力になるから(多分)」
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凛「…この前、プロデューサーが早苗さん達の飲み会に連れて行かれたんだって……」
モバP「ああ、武ちゃん拉致られてたなぁ…」
内匠P「それがどうした。良くあるウチの事務所の日常の風景じゃねーか」
凛「早苗さん達がプロデューサーにお酒飲ませて、過去の女性遍歴聞き出したらしいんだけど…」
モバP「ほう」
凛「始めては高校生の時で……大学生の時にもう一人、合計二人だってさ……」
内匠P「へー」
凛「へー、じゃないよ!!(机バァン!)私の担当プロデューサーが中古だったんだよ!!
ヤリチンだったんだよ!?私に死ねと言ってるのかよ!!」クワッ
モバP「机叩くな叩くな……、えー…でも、二人だろ??普通じゃねぇか??」
内匠P「むしろ少ない方だろ……タケもいい大人なんだしさ…」
凛「少ないとかそういった話じゃないよ!!その話を聞いてから、私、
プロデューサーの声を聴くだけで吐き気がする様になったんだから!!」
モバP「お、おう……そうか…大丈夫か?? (頭の)病院に行くか…?
行くなら、ちひろさんに手続きして貰う様に頼むけどよ…??」
凛「もう行ったよ!!近くの心療内科に行ったら、急性ストレスによる適応障害って言われた!!」
内匠P「もっと違う別の病気の様な気がするんだよなぁ」
凛「もうコレはアイドルの体調管理を行うプロデューサーとしては失格だよね、怠慢だよ。
プロデューサー足るものアイドルに生涯を捧げると言う、強い意志を表明して実践すべきだよ」
モバP「全く意味が解らない……」
内匠P「つまりなんだ……、渋谷はタケが童貞じゃなかったのが不満なのか??」
凛「不満じゃなくて不潔だよ。誰かに隠語を囁いた口から出る音で私達にアレコレ指示をしてたんだよ??
私達まで穢れちゃうよ」
凛「完全に男娼の声になってる。耳に精子が掛かって妊娠しかねないし、アイドル生命の危機じゃない?コレ??」
凛「今後誰かが同じ過ちをしない為にも、ココは徹底的に叩くのが正解」
凛「アイドルも男女交際禁止なんだからさ、プロデューサーも異性との交際や結婚は法律で規制すべきなんだよ!!」
凛「じゃないと、自分が担当してるアイドルまで穢れてしまう事を自覚せよ!!」
モバP・内匠P(アカン)
内匠P「で…俺等にどうしろってんだよ?」
モバP「若しくはどうして欲しいんだ??」
凛「ヤリチンのビッチ(男)にプロデュースされるなんて耐えられないよ、プロデューサー変えてよ。
モバPさん、しばらく面倒見てくれない??」
モバP「お前、その理屈じゃ俺を童貞と思って寄って来てんのか……?? 流石に失礼過ぎんだろ…」
凛「えっ童貞でしょ??」
モバP「アホか!!とっくに捨てとるわ!!勝手に魔法使いのジョブマスター寸前にするんじゃねぇ!!」
凛(ガーン)「そ、そんな…モバPさんなら…モバPさんなら清らかだと信じてたのに……」(ガックリ)
内匠P「童貞が清らかかって言うと微妙だけどな・・・。水と一緒で留まった挙句に澱む気がするわ」
モバP「大体、ウチの事務所のプロデューサーで童貞なんて独特のスメル放ってる奴いねーぞ?? 多分だけどな」
凛「えー……、だってライブに来てくれるプロデュサーの同僚さん達は見るからに(ry」
モバP・内匠P「おい、止めろ」
凛「なんて事なの……コレからはプロデューサーになる必須条件に童貞を追加すべきだよ……」ズーン
内匠P「イヤだろ、そんな業界……」
凛(ハッ!!)「新設された第三芸能課の小さいプロデューサーならワンチャン!!私、第三芸能課に移籍する!!」
モバP「新人を巻き込むんじゃない。
それに、あそこは小さい子専門だろ……身長149センチ以下って決まってるの。お前、身長160cm以上あるじゃねーか……」
凛「……膝下……切断……」ブツブツ
モバP「止めろ」
内匠P「そんなスプラッターな選択を模索しなければならないほど許せない事なのかよ、お前の中で非童貞は」
凛「当たり前だよ!私のプロデューサーなんだから、清らかであるべき!!
自分のプロデューサーが童貞じゃないってありえないし、中古の為に頑張るとか異常者かよ」
内匠P「完全にロジックが声優に対しての処女厨みたいになってんな……」
モバP「コレは早急にどうにかせねばなるまいな……ふむ」
モバP「まゆ、居るか??」(指をパチンと鳴らす)
まゆ「はぁい、ココに居ますよぉ……貴方のまゆですよぉ…」(背後の陰からスッと現れる)
内匠P(何時から居た…??背後から音も無く……ッ)
モバP「まゆは俺の過去の女性遍歴についてどう思う??」
まゆ「……そうですねぇ、あまり興味ないですかねぇ…。
過去に誰を愛してようと、どんなに穢れてようと、今現在まゆの傍に居てくれればそれで構いませんよぉ」
内匠P「世紀末覇者かよ」
モバP「素晴らしい。その思想を渋谷に教育してやってくれ、処女拗らせた所為で面倒くさい事になってる」
まゆ「はぁい、把握してます。・・・それじゃあ行きましょうかぁ、凛ちゃん??」
凛「…歪んだ教育で私の澄んだ思想を汚す積りなら、まゆとは言え容赦はしないよ……?? 蒼の剣よ、出でよ……ッ」ゴオッ!!
内匠P(何もない空間から剣が出て来た……ッ??)
凛「先手必勝!!押し通るッ!!蒼の剣を受けよ、アイオライトブ……ッ!?!?」(剣を振りかぶった所で動きが止まる)
凛「何ッ!!」(ギリギリと力入れるが動かない)
まゆ「うふふ……凛ちゃんが熱く童貞について語っている間に、
既にカーボンナノチューブで編まれた極細のリボンを凛ちゃんの周りに巻き付けておきましたぁ……」
まゆ「異世界の勇者と言えども、このマナに乏しいこの現実世界では最早逃れる事は出来ませんよぉ…」ニタァ・・・
モバP「パーフェクトだ、まゆ」(パチパチと拍手する)
内匠P「何か急激にバトル漫画みたいな展開になってついて行けん……」
凛「くっ、私をどうするつもりなのっ!?」
モバP「そうだなぁ、このまま武ちゃんと拗れても困るしなぁ…、まゆ、仲直りできるように教育してくれるか??
取り合えず処女拗らせてるのが如何にかなればいい」
まゆ「はぁい♪分かりましたぁ」
凛「くっ!!私に歪んだ価値観を埋め込んで洗脳する積りか!!いっそ殺せ!!」ジタバタ
まゆ「はぁい、くっころくっころ。 それじゃ行きますよぉ、凛ちゃん♪」ズルズル
(嬉しそうに見えないリボンを引いて凛を引き摺って連れて行く)
内匠P「おい……、アレ、大丈夫なんスか……??」
モバP「んー、まぁ平気だろ。少なくとも今よりは面倒くさい事にはならんと思うぞ、多分」ハナホジ
内匠P「激しく不安なんだが……」
【数日後】
武内P「渋谷さんが戻ったと言うのは本当ですかっ!?」
モバP「おう、戻って来てるぞ」
凛「あっ、プロデューサー、おはよう」
武内P「渋谷さん……良かった…、私の女性遍歴を聞いて大変ショックを受けてたと聞いて心配してました……
あの……私と渋谷さんはプロデューサーとアイドルと言う関係でして、その……」
凛「あっ、それはもうイイよ、私分かったんだよ」
武内P「はい??」
凛「私はアイドル、プロデューサーはプロデューサー、そこら辺はキッチリ分けて考えないとね」
武内P「渋谷さん……分かって頂けましたか…」ホッ
凛「プロデューサーのプライベートは別の女性が支えればいいよ。 私達はプロデューサーの仕事を、魂を支えるから」
武内P「渋谷さん??」
凛「そしてその魂は私から子供へ、子供から孫へと受け継がれていくし、 そうやっていつかプロデューサーのDNAと混ざり合うから。
それが私とプロデューサーとのEternalだし」ブツブツ
武内P「し、渋谷さん……??(汗)」
モバP「無事和解できたなぁ、やっぱり平和が一番だわ」お茶ズズー
まゆ「そうですねぇ…」(お茶のお代わり用意する)
内匠P「悪化しとる気がするんだが……気のせいか??」
【Eternal】
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