最原「超高校級のラッキースケベ?」天海「そうっす」(86)


最囚学園、図書室……

最原「天海君、この推理小説すごく面白かったよ!」

天海「そうっすか!そう言ってもらえるとおすすめした甲斐がありましたね」

最原「僕の好みのど真ん中だったよ。凄い推察能力だね」

天海「いやいや、ただのまぐれっすよ」

最原「もしかしたら天海君の忘れてる才能って、超高校級の図書委員だったりして!」

天海「あはは、なるほど!それなら俺がこんなに図書室好きなのも納得っすね!」

最原(……天海君、楽しそうだな。最初の頃は何か隠してそうな雰囲気があったけど、僕の気のせいだったみたいだ)

最原(コロシアイ学園生活なんて言われた時は驚いたけど、あれから大分経つって言うのに誰も死んだりなんかしていない。みんな仲良く過ごしてるだけだ)

最原(きっとみんなもコロシアイなんて嫌なんだろうな………モノクマももう何も言ってこないし、このまま何事も無く過ごして行くのが一番かもな……)

天海「……最原君、ちょっと良いっすか?」

最原「え……?な、なにかな?」

天海「実は、君に話したいことがあるっす」

最原「僕に……?一体何なの?」

天海「……俺、自分の才能を思い出したんすよ」

最原「!?」

最原「才能を思い出した!?それは良かったじゃないか!一人だけ才能が分からなくて不安がってたもんね?」

天海「ええ、それはそうなんすけど……」

最原「それで?天海君の超高校級の才能ってなんなの?」

天海「………っす」

最原「え?なに?良く聞こえなかったからもう一度……」

天海「……『超高校級のラッキースケベ』っす」

最原「」

最原「ちょ、超高校級のラッキースケベ……?」

天海「……信じられないっすよね、こんな才能……」

最原(ま、まずい!天海君が傷ついている!何とかしてフォローしないと!)

最原「そ、そんなこと無いよ!ちょっと驚いただけで、天海君を疑ってる訳じゃ無いさ!」

天海「……ホントっすか?」

最原「もちろんだよ!ほら、『超高校級の幸運』って才能もある訳だし、その亜種だと思えば納得できるさ!」

天海「……ありがとう最原君、こんな突拍子もない話を信じてくれて……」

最原(ふぅ……何とかフォローには成功したみたいだな……)

最原「それで、その才能って何ができるの?」

天海「それは……そっすね、その前に最原君に話しとかなきゃならない事があるっす」

最原「???」

天海「俺の才能……超高校級のラッキースケベは、俺自身には効果を発揮しないんすよ」

最原「え?そうなの?」

天海「ええ、この才能は俺が指定した男性に効果を発揮して、その男性の一日をラッキースケベまみれにする才能なんす」

最原(……カオスな才能だなぁ)

天海「俺はこの指定した男性のフォローに回って、その人が女性から嫌われなくするための行動をするっす。そのフォロー力が高い事から、この呼び名がつけられたんだと思うんすよね」

最原「な、なるほど……」

天海「それで物は相談なんすけど……最原君、ちょっと俺の才能の実験台になってくれないっすかね?」

最原「えっ!?」

天海「お願いしますよ、最原君以外にこんな事頼める人、俺には居ないんすから……」

最原「え、え~~っ……」

最原(……まぁ、良いか。ここで断ったら天海君が可哀そうだし、そもそも超高校級のラッキースケベなんてある訳が無いもんね)

最原「うん、良いよ。僕で良ければ付き合うよ」

天海「ありがとう最原君!これで俺も自分の才能に自信を持てるかもしれないっす!」

最原「ははは……ところで、その才能ってどうすれば発動するの?」

天海「ああ、その事なら……ちょっと手を貸してください」ギュッ!

最原「う、うん……」ギュッ!

天海「………」

最原(……気まずいなぁ)

天海(すいません、もう少々待ってもらえますか?)

最原(こいつ、直接脳内に……!?)

天海「……よし!出来たっす!これで最原君は今日一日ラッキースケベまみれになるっすよ!」

最原「……協力するって言っておいてなんだけど、本当にそうなるの?僕、特に変わった事は無いけど……?」

天海「ラッキースケベはやって来るものっす!座して待つんすよ!」

最原「はぁ……」

―――ガチャッ!

赤松「あれ?最原くんと天海くんじゃん!二人で読書?」

最原「あ、赤松さん!」

天海「おや、もしかしてこの間話したあれを?」

赤松「うん!音楽の歴史がぎっしり詰まった本があるんでしょ?読んでみたくなっちゃってさ!」

最原「赤松さんは本当にピアノと音楽が好きなんだね」

赤松「うん!」

天海「ああ……その本っすけど、ちょっと高い位置にあるんすよね。良ければ俺が取りますけど……」

赤松「大丈夫だよ!私が読む本だから、私が取るって!二人はそこで話してて!」

天海「そうっすか?それじゃ、そこの脚立を使って取って下さいね」

赤松「うん!ありがとう!……よいしょ、よいしょ……」

ガタガタ……ギシッ、ギシッ……

最原「……それでその、天海君、さっきの話の続きだけど……」

天海「そうっすねぇ、でも、赤松さんが居るこの場所ではちょっと話しにくいっすね」

最原「あぁ、確かに………ん?」

ギギ……ギシッ……!

最原(あの脚立……バランスが悪くないか?赤松さん、早く本が取りたくて適当に脚立を置いたのかも……?)

グラグラ……ギシッ……

最原(今にも倒れそうだ!急いで支えないと赤松さんが危ない!)ダッ!

天海「あっ、最原君!?」

赤松「えーと……これでもない、じゃあこれかな?……違うなぁ……」

最原「赤松さん!」ガシッ!

赤松「きゃっ!?……さ、最原君、どうかしたの?」

最原「この脚立、凄くバランスが悪いんだ!今にも倒れそうだよ!」

赤松「え……?ほ、本当だ!言われてみればグラついてるね」

最原「僕が抑えるから一度降りて来てよ。このままじゃ赤松さんが怪我しちゃう!」

赤松「あ、ありがとう……」

最原(ふぅ……良かった、最悪の事態は防げたみたいだぞ……!)

赤松「あ、あの……最原、君……?」

最原「ん?どうかしたの、赤松さん?」

赤松「え、えっとね、その……」

最原「???」

赤松「きゃ、脚立を支えてくれてるのはありがたいんだけど……あんまり上を見られると、その、スカートの中が……///」

最原「あ……っ!

―――以下、最原の回想

 その時、僕は初めて気が付いた。先ほどまで必死だったせいか視界に入らなかったが、今の赤松さんはスカートを履いていて、僕の頭上に居る。

 つまり、僕は彼女のスカートの中をばっちりと見える状況にある訳で………最低な事とは知りながらも、僕の目線は赤松さんのスカートの中に吸い込まれてしまっていた。

 薄いピンク色の布地は、彼女の大き目なお尻のラインをはっきりと示していた。さほど遠くなく、ちょうど良い高さのお陰でばっちりと見る事の出来る赤松さんの下着は、僕を興奮させるには十分な威力を持っていた。

「ごっ、ごめんっ!」

 でも、相手はあの赤松さんだ。笑顔が素敵で、誰に対しても優しい彼女を傷つける様な真似は良くない。そう考えた僕は急いで視線を横に逸らした。

「い、良いんだよ!私こそ変な事言ってごめんね!」

 被害者だと言うのに赤松さんは真っ赤な顔で僕に謝罪してくれた。若干振り向いた状態で紅潮させた頬のままそう言う彼女には妙なエロスがあり、僕は彼女を直視できなくなってしまう。

「じゃ、じゃあ、降りるね……」

 赤松さんが足を震わせながら脚立から降りて来る。僕はいけない事だと分かりながらもそんな彼女にチラチラと目線をおくってしまっていた。

 ちょっとずつ近づく赤松さんのお尻、薄いピンクの下着もそれに伴ってさらにはっきりとした輪郭を見せて来る。

 見てはいけない、でも、正直に言って見たい………そんな葛藤を抱えていた僕だったが、次の瞬間、そんな葛藤が吹き飛ぶような出来事が起きてしまった。

「きゃっ!?」

「あっ!」

 震える脚で脚立を降りていた赤松さんが足を滑らせて落下して来たのだ。慌てて僕は彼女を受け止める体勢を取るも、落ちて来る赤松さんを支えきれずに一緒に床に倒れてしまった。

「あ、赤松さん……大丈夫……?」

 なんとか……本当になんとかだが、彼女を受け止める事が出来た。こんな僕でもクッションの代わりにはなるだろう。そう考えて僕の上に居る赤松さんに声をかけた時、僕の右手に柔らかい感触が走った。

「あっ……!」

 同時に聞こえる赤松さんの甘い声。それが喘ぎ声だと理解した瞬間、僕は体中の血液が沸騰した様な感覚に襲われた。

 赤松さんは背中側から落下して来た。僕はそれを抱きしめる様な形で受け止め、そのまま一緒に床に倒れ込んだ。と言う事は……

「んんっ……!」

 右手に覚える柔らかな感触。それが赤松さんの胸の柔らかさだと理解した僕は、すぐさまその手を放した。だが、問題点は他にもあって……

(う、うわっ……!)

 先ほどまで見ていた赤松さんの大きなお尻、それは、丁度僕の腰の辺りに当たっていた。

 柔らかくて、弾力があって、とても心地よくて……それが、さっきまで僕が見ていたあのピンク色の下着に包まれていると知った僕は体を跳ね起こそうとするも、逆にそれが赤松さんを刺激してしまったみたいだ。

「あんっ……!」

 跳ね上げてしまった腰が赤松さんのお尻を強く圧迫する。先ほどよりも強く感じるその柔らかさと彼女の喘ぎ声を聞いた僕は、とてもいけない気分になってしまい……

「……いや~、危なかったっすね。二人とも」

―――回想終了

天海「大丈夫っすか?お二人とも、怪我は?」

最原「あ、天海君……」

天海「さ、赤松さん、手を掴んでください」スッ…

赤松「あ、ありがと、天海君……」

天海「……その様子だと赤松さんには怪我は無いみたいっすね。最原君が身を挺して庇ったお陰っすね」

赤松「あ……!」

天海「赤松さんに迫る危機に気が付いて、いざと言う時に守ってあげられるなんて最原君はすごいっすね!俺も見習わないと……」

最原「い、いや、僕はそんなんじゃ……」

赤松「さ、最原君!」

最原「!?」

赤松「ゴメンね!私がちゃんと脚立を立てなかったばっかりに……痛い所無い?怪我は?」

最原「ぼ、僕は大丈夫だから!そんなに慌てないで!」

赤松「頭は平気!?くらくらしたり、気持ち悪くない?そうだ!私、最原君の部屋まで送ってあげるよ!」

最原「ほ、本当に大丈夫だってば!」

最原(い、今は不味い!立ち上がる訳にはいかないのに!)

天海「……大丈夫っすよ、赤松さん。そう言うのは男の仕事っす」

赤松「で、でも……」

天海「大丈夫、俺が責任もって最原君を送り届けますよ。だから気にしないで下さい」

最原「本当に僕は平気だから、赤松さんも気にしなくて良いよ」

赤松「………」

天海「さぁ、行きましょう最原君……肩を貸すっすよ」マエカガミー…

最原「あ、ありがとう……」マエカガミー…

スタスタスタ……

赤松「……最原君の、アレ……固くなってたよね?わ、私で、その……興奮してくれたのかな……///」

―――1F 玄関ホール

天海「……納まったっすか?」

最原「……うん、ありがとう、天海君」

天海「気にしないでください。もとはと言えば俺のせいなんすから」

最原「今のがその……超高校級のラッキースケベの能力って事?」

天海「恐らくは……最原君はスケベな事をしようと思ったわけじゃ無いんすよね?」

最原「と、当然でしょ!?」

天海「となると……あれは全部、偶然って事になるっすね」

最原「あれが、偶然……」

最原(……でもそうだ。赤松さんが脚立を適当に置いたのも、スカートの中に意識が行くように声をかけてしまったのも、そして足を踏み外してしまったことも、僕はまるで関与していない……全部、偶然だったんだ……)

天海「その偶然を引き起こすのが俺の才能ってことなんすね。フォローもしっかり入れたから、赤松さんは最原君に悪い感情を抱くことも無かったっすしね」

最原「……確かにすごい才能だ。でも……」

天海「でも?」

最原「……一回だけだったら本当にただの偶然って可能性もあるよ?本当に、一回限りのラッキースケベって事もあり得るんじゃないかな?」

天海「……言われてみればそうっすね。赤松さんの性格的に俺のフォローも必要無かったように思えますし、俺の才能は関係なかったのかもしれないっすね」

最原「う~ん……でも、天海君の才能が本物なら、今日一日はこんな感じの出来事が続くんだよね?」

天海「ええ、そうなるっすね……」

最原「だったら、その判断は今日が終わってからでも良いんじゃないかな?そこで結論を出そうよ!」

天海「……最原君、ありがとうございます。こんな俺の為に力を貸してくれて……」

最原「気にしないでよ!僕たち友達でしょ?」

天海「最原君……!」

夢野「んあー……なんじゃお主ら、見つめ合ってキモイのぉ……」

最原・天海「うわぁっ!?」

夢野「なんじゃ、こんなに可愛いうちを見て叫ぶだなんて罰当たりな奴らめ。そんなお主らにはうちのとっておきの魔法を喰らわせてやるぞ」

最原「ゆ、夢野さん!?一体何時から……?」

夢野「何時も何もちょうど今校舎内に入って来たばかりじゃ、外でマナの補給をしててだな……ふぁ~……」

最原「ゆ、夢野さん?どうかしたの?」

夢野「んあー……どうやらマナを摂取しすぎた様じゃ、体がだるくて眠くて仕方が無いわい」

天海(外で日向ぼっこしてたら眠くなってしまったって事で良いんすかね?)

最原(う、うん、多分だけど……)

夢野「んあー……もう限界じゃ、うちは寝るぞ」

最原「え、ええっ!?駄目だよ夢野さん、こんなところで寝たら危ないよ!寄宿舎の自分の部屋まで戻ろうよ!」

夢野「無理じゃ、もう一歩も動けん……んあー……」

最原(どうしよう?何が起きるか分からないし、こんな場所で夢野さんを眠らせる訳にはいかないよね……)

夢野「んあー……んあーーー……」ウツラウツラ……

最原「そうだ!夢野さん、僕がおぶってあげるよ!」

夢野「んあ?」

最原「ここじゃなくて夢野さんが眠っても危なくない場所までおぶってあげるから、僕の背中に乗って!」

夢野「そうか……では、頼むぞい……」ヒョイッ

最原(うわぁ……やっぱり軽いなぁ……)

夢野「最原よ、後は任せた、ぞ………くー……」

天海「……寝ちゃったみたいっすね。それで、どこに連れてくつもりっすか?」

最原「え?寄宿舎で良いんじゃないかな?」

天海「でも、夢野さんの部屋の鍵は閉まってるっすよね?この状態の夢野さんを鍵を開ける為だけに起こすのは忍びない気が……」

最原「あぁ、確かに……でも、僕たちの部屋に寝かせる訳にもいかないよね」

天海「茶柱さんにバレたらとんでもない事になりそうっすね。きっと……」

茶柱『ね、寝ている夢野さんを部屋に連れ込んで何をするつもりですか!?きっといかがわしい事ですね!これだから男死は!根性を叩きなおしてあげます!きえぇぇぇっ!』バキッ!

天海「……って感じっすかね」

最原「この想像、ばっちり当たりそうで怖いよね」

最原「仕方が無い。少し騒がしいかもしれないけど、食堂に連れて行こう。あそこなら椅子もたくさんあるし、東条さんに頼めば簡易的なベッド位作って貰えるよ」

天海「そっすね。それがベターっすね」

最原「それじゃあ、早速……っっ!?」

―――以下、最原の回想

 一歩目を踏み出した時、僕は唐突に気が付いた。自分の背中に当たる小さくとも柔らかみのある確かな感触に……!

 眠っている夢野さんが僕に全体重を預けているせいか、その柔らかさは余すことなく僕の背中に伝わってきている。大きく、とても柔らかいとは言えないその感触は、それだからこそ確かに感じられた。

 マニアックかもしれない。だが、考えて見て欲しい。気が付かなかったものに気が付いてしまった時にこそ、それに意識が行ってしまうのではないだろうか?

 僕が歩くたびに静かに形を変える夢野さんの微乳、その変化を背中で感じる僕は息を飲む。

 先ほどの赤松さんとは違う成熟しきっていない女の子の柔らかさを堪能していた僕だったが、また別の所でも夢野さんの素晴らしさを感じる事が出来ていた。

 それは僕の両手……夢野さんの太ももを掴む、僕の手だ。そこに肉は全くついておらず、ほっそりとしている。なのにとても柔らかくて………とても気持ち良い触り心地がした。

 これも良い。これも有りだ………そこまで考えたところで、僕は自分の最低さに気が付いた。

(ぼ、僕はなんてことを考えているんだ!?)

 赤松さんに続いて夢野さんにまでいやらしい事をしてしまった。不可抗力とはいえ、こんなことを考える僕は変態以外の何物でもない。

 もう止めなきゃ、こんなことをしちゃ駄目だ。そう考えれば考える程に、夢野さんのささやかな柔らかさを体が敏感に感じ取り、そして……

「着いたっすよ、最原君」

―――回想終了

最原「はっ!?」

天海「食堂に着いたっすよ。ドアを開けるんで、中に入って下さい」

最原「あ、ありがとう……」

最原(夢野さんの感触に夢中になってて気が付かなかった……僕は、一体どれだけ集中してたんだ?)

天海「……どうやら、何か楽しんでたみたいっすね?」

最原「!?」

天海「良いんすよ、俺には隠さないで……どうやら、俺の才能はちゃんと仕事をしてるみたいっすね」

最原「う、うん……」

天海「ふふふ……ま、今はその話は置いておいて食堂に入りましょうか。夢野さんを起こさない様に静かにっと……」

最原(……僕は最低だ……一緒に過ごす大切な仲間にこんな事……)

最原(……でも、なんでだろう?僕はなんだか、この状況を楽しんでいる様な……?)

期待

―――食堂……

最原「……あ、東条さん!ちょっと頼みたい事があるんだけど、良いかな?」

東条「最原君……?なんだか不思議な事をしているわね」

天海「実は……かくかくしかじか……モノクマうぷぷ……ってことがあってっすね」

東条「なるほどね。じゃあ、私が簡易的なベッドを作ってあげましょう。倉庫にはクッションとシーツ代わりになる物もあったでしょうし、それを使えば簡単ね」

最原「ありがとう、東条さん」

東条「気にしないで良いのよ、皆に仕える事が私の喜びなんだから……さて、少しだけ待ってて頂戴ね」

ガチャ……バタン!

最原「良かった。東条さんに任せておけば安心だよ」

天海「そうっすね。……おや?」

獄原「う~……」カチャカチャ…

最原「ゴン太くん?何やってるの?」

獄原「あ、最原君!ゴン太はね、今、東条さんに教えて貰いながらテーブルマナーの特訓中なんだ!」

最原「テーブルマナー?」

獄原「紳士は食事の時も品を良くしなきゃいけないって教えて貰ったから、そう言う事に詳しそうな東条さんに教えて貰ってたんだよ!」

最原「そっか……じゃあ、僕たちその特訓の邪魔をしちゃったかな……」

東条「気にしなくて良いわよ、最原君。もう仕事は終わったから」

最原「うわ、早いなぁ……」

東条「……でも、そうね。もし私の手を煩わせたことを申し訳なく思うなら、ゴン太君の特訓に付き合って貰えないかしら?」

最原「え?僕は別にいいけど……」

天海「ああ、夢野さんなら俺が見ておくっすよ。最原君はどうぞ二人に付き合ってください」

最原「ありがとう天海君。それじゃあ、ゴン太君の特訓に付き合わさせてもらうよ」

獄原「わー……ありがとう、最原君!ゴン太の為に時間を割いてくれて!」

最原「あはは、気にしないでよ。それで、僕はなにをすればいいのかな?」

東条「そうね……それじゃあ、ゴン太君の正面に座ってくれるかしら?」

最原「わかった……それで、次は?」

東条「そのまま楽にしていて頂戴、ゴン太君、よく見ててね……」

最原「え……?」

「良い?ゴン太君、あなたは左利きだから、右手にフォークを、左手にナイフを持って頂戴」

 僕の後ろの回り込んだ東条さんが、僕の手にナイフとフォークを持たせた。そのまま僕の両手を操る様にして、後ろから僕を抱きしめる。

「……姿勢も大事よ。今回はあえて背もたれの無い椅子を使っているわ、自分の背筋が伸びている事を意識してね」

 耳元に東条さんの吐く息が触れる。こそばゆくも心地よいその感触を意識した僕の背中に、新たな感触が触れた。

 むにゅり……そんな擬音が脳内でつけられる。僕の背中に触れたのは、東条さんの柔らかな胸だった。

「そう、フォークで食べ物を軽く押さえて……ナイフで切る……」

 ゴン太君への指導に熱を入れる東条さんは、彼に手本を見せる為に僕の手を動かす。僕の腕が前後する度に、背中に当たっている彼女の胸が柔らかに動いていく。

(ま、また背中に胸が……っ!?)

 夢野さんとは違うやや大きめの胸、されど巨乳と言う者では無く、一言で言うのならば品のある美乳と言う奴なのだろう。ブラジャーできっちりと留められているおかげか、彼女の胸は型崩れすることなく僕の背中に当たっている。

(東条さんの胸も、すごい……!)

 赤松さん、夢野さんに続く三人目の女性の胸の感触。それは、前者二人とはまた違う感触を僕に与えてくれていた。

 とても大きく、柔らかい感触では無い。意識すると止まらなくなる中毒性のある敏感さがある訳でも無い。しかし……東条さんの胸は、慎ましやかに見えながらもはっきりとした主張をする存在感を僕に与えていた。

「もっと力を抜くのよ……そうすれば、綺麗にナイフで切れるわ」

 ゴン太君に掛けられた言葉通りに僕も力を抜く。すると、東条さんの胸は僕を包み込む様に柔らかく僕を受け入れてくれた。

 何と言う母性、なんという安らぎ……このまますべてを彼女に任せて、目を瞑りたくなる感覚に襲われる。その思いのままに目を瞑れば、柔らかな胸の感触はさらにはっきりと僕に伝わってきて……

「ああっ!!!」

―――回想終了

最原「うぶっ!?」ベシャッ!

獄原「さ、最原君、ごめん!」

天海「あはは、綺麗に肉が飛んで行ったっすね。最原君の顔面にクリーンヒットだ」

獄原「ごめん、最原君!ゴン太、力が入りすぎてたみたいだ……」

最原「き、気にしなくて良いよ。僕も油断してたし……」

獄原「うぅ……こんなんじゃ本当の紳士になんかなれないよ……ぐすっ」

東条「気にすることは無いわ。ゴン太君が頑張る限り、私は精一杯その後押しをするだけだもの」

天海「東条さんもこう言ってるし、練習を続けたらどうっすかね?」

最原「僕も付き合うよ。一緒に頑張ろう、ゴン太君!」

獄原「み、みんな……!ありがとう!ゴン太、一生懸命頑張って、立派な紳士になるよ!」

東条「立ち直ったみたいね。なら、もう一度……と言いたいところだけど、最原君、まずは顔を洗ってきたらどうかしら?」

最原「う……言われてみれば、肉汁とステーキのソースでべたべただ……」

天海「トイレにでも行って来ればいいんじゃないすかね?もしくはそこの水道で……」

入間「その必要はねーぜ!」ズイッ!

最原「う、うわっ!」

入間「ひゃーっはっは!この俺様の姿を見て驚いた様だな!ついでにおっ起っちまったか!?」

東条「入間さん……一体何時から居たのかしら?」

入間「ゴン太の奴が特訓を始めた時から見てたぜ!何時になったらメイドによる同定卒業レッスンが始まるのかとワクワクで見てたんだが……」

東条「………」ゴゴゴ…!

入間「ひいっ!?か、軽い冗談だよぉ……本気で怒んないでくれよぉぉ……」

獄原「……?どうていそつぎょう、って何?」

天海「ゴン太君は知らないで良い事っすよ」

最原「それで、入間さんは何の用があって声をかけて来たの?」

入間「ひゃーっはっは!クサイ原、それを聞くとは良い心がけじゃねえか!さては俺様のナイスボディに欲情して、居ても立っても居られなくなったな!?」

最原「………」シラーッ……

入間「な、なんて冷たい目線なのぉ……そんな目をされたら、心が冷え切っちゃうよぉ……」

天海「前々から分かってた事っすけど、入間さんって本当に救いようがないっすね」

入間「なんで私こんなぼろくそにいわれてるのぉ……?」

入間「なんだよぉ……せっかく役に立つ発明を持ってきてやったって言うのにぃ……」

最原「役に立つ発明?それって何?」

入間「ひゃーっはっは!そんなに知りたいかダサイ原!それじゃあ教えてやるよ!これだ!」ムクッ!

最原(しまった……調子に乗らせてしまったぞ……)

天海「なんすかこれ?デスマスクみたいに見えるっすけど……」

入間「こいつは顔面洗浄シャカリキマシーン、略して『ガンシャ君』だ!」

東条「酷いネーミングセンスね」

天海「発明者がひどい頭してますからね」

最原「……フォローの仕様がないな」

入間「ひぐぅ……」ビクンビクン……

獄原「ね、ねぇ!これってどうやって使うの!?」

入間「お、おう!仕方が無い、興味津々のゴン太の為に最原を使って実演してやるよ!」

最原「え?う、うわっ!?」スポッ!

入間「まずはこれを顔に多い被せる様にして嵌めて……専用のアームで側頭部から頭の頂点を抑えてから、水漏れしない様にしっかりとチェックしてと……」

最原「むぐー!むぐー!」

入間「それじゃあスイッチを入れるぞ!スイッチって言っても、バイブは関係無い……」

東条「………」ギロッ!

入間「ひいぃっ!普通にするから睨まないでよぉ……」ピッ!

最原「ごぼぼがぼぼ……」

天海「……何が起きてるんすか?」

入間「よーし!俺様が直々に解説してやるから、耳をかっぽじって聞けよクソ天海!今、マスクの中では水流が流れててな、最原の顔面を綺麗にしている所だぜ!」

獄原「す、すごい!」

入間「だろ~?流れた水は下に付けられている容器に回収されるから溺れる心配も無い。終わったら水を捨てて、新しい水を入れればすぐに使えるぜ!」

獄原「すごい!すごいよ入間さん!正に完璧な発明だよ!」

入間「ひゃーっはっは!もっと褒めろ!称えろ!完璧美人過ぎる俺様を崇めろーっ!ひゃーっはっは!ひゃーっはっはっは!」

天海「……これ、水が漏れない様に顔の側面で密封されてるんすよね?」

入間「あん?そうに決まってんだろうが!」

天海「って事は、当然空気穴みたいなものも無いんすよね?」

入間「何言ってんだよ、そんなもんがあったら水が漏れちまうじゃねぇか!漏らすのはお前の小便だけで十分……」

天海「だとすると……最原君は、どこから酸素を吸えば良いんすか?」

入間「……へ?」

東条「……マスクの中にある空気なんてたかが知れてるし、流石に持たないんじゃないかしら?」

入間「へ?へ?」

獄原「ゴン太なら息を止めていられるよ!でも、最原君はどうなのかな……?」

入間「は、はひ……?」

天海「下手するとこれ、最原君が窒息死するんじゃないっすかね?」

入間「ひ、ひえぇぇぇっ!?」

東条「その反応を見るに、空気に関しての問題は何も考えてなかったのね?」

入間「ひぐぅ……ここに閉じ込められてから現実逃避で適当に作った発明品なんだよぉ……機械か体を弄って無いと不安になるから、本当に行き当たりばったりで作ったんだって……」

天海「ってことは……最原君の命が本格的に危ないって事じゃないっすかね?」

東条「そうね……これで最原君が死んだら、当然クロは入間さんになるのよね?」

入間「ひ、ひぃぃっ!い、嫌だ!私、おしおきなんかされたくないよぉ!」

獄原「そんな事言って無いでマスクを引き剥がさなきゃ!最原君が死んじゃうよ!」

入間「よ、よし!俺様が最原を抑えるから、ゴン太はマスクを思いっきり引っ張れ!いっそ首をへし折っても……」

東条「馬鹿な事言って無いでさっさとやりなさい!」

入間「ひぎぃぃっ!」

―――以下、最原の回想

 僕は死にかけていた。本格的に命の危機だった。

 息が出来ない、水のせいもあってまともに呼吸も出来ないでいる。このままでは窒息死してしまう……

 ぼやけた思考でそんな事を考えていた時、強い力で顔が前後に引っ張られる感覚に襲われた。それと同時に後頭部に非常に柔らかいものが当たる。

 首筋から頭のてっぺんを抱える様にして抱きしめられている事と、僕の後頭部に当たっている物が入間さんの胸だと気が付いたのはほぼ同時だった。多分、入間さんともう一人が僕の顔からマスクを引き剥がしてくれようとしているのだろう。

 マスクを引っ張っているのは力の強さ的にもゴン太君だろう。とんでもない力で引っ張られると、それを押さえつけようとする入間さんの腕に力が入ってさらに僕の頭は彼女の胸へと押し付けられることになった。

(や、柔らかい……大きい……!)

 さすがは自分で言うだけある体だ、今までに感じたどの胸のサイズよりも大きく感じる。そして何より柔らかく、心地が良かった。

 その大きさを作り出す胸の脂肪の量が柔らかさの秘密だと推理しながら、僕の人生最後の推理はこんなものになってしまうのかと半ばあきらめかけたその時だった。

 すぽん、と音がして、僕の顔からマスクが剥がれた。僕を抱きしめる入間さんと一緒に後ろに倒れ込むと、僕は彼女の胸を枕にする様な体勢になってしまった。

「さ、最原ぁ……死んでないよね?俺様のおっぱいが気持ちよすぎて、ちょっと眠りこけてるだけだよね?」

 霞む目に映るのは泣きそうになっている入間さんの顔だ。彼女の言う事を否定しようと口を開いた僕だったが、それに反論する言葉が見つからず口を閉じる。

 入間さんの胸は本当に気持ちが良かった。人肌の温かさ、大きく柔らかい感触、高等部へのフィット感…………どれをとっても最高級品の枕と言えるだろう。

「ぐ……ふっ……」

「さ、さいはらぁっ!なんとかいってくれよぉ!おしおきなんていやだよぉぉっ!」

 入間さんが泣きじゃくりながら僕の頭を抱えてくれたおかげで、至高の感触はさらに強さを増して僕の後頭部へと訪れる。こんな枕でならば永眠するのも悪くない………そう思いながら、惜しい事に僕の意識はブラックアウトしたのであった……

―――回想終了

速報に場所を移すならせめてひと言ぐらい残しておいた方がいいんじゃないの

>>36
すいません、一応きりの良い所まではここでも投稿しようと思ってます。

区切りがついたときに改めて移動宣言をさせていただきます。

―――しばらく後、寄宿舎・天海の私室

最原「う、う~ん……?」

天海「あ!最原君、目が覚めたんすね!」

最原「こ、ここは……?」

天海「寄宿舎の俺の部屋っす。自分に何があったか、覚えてるっすか?」

最原「……たしか、入間さんの発明品を試したことは覚えてるけど……」

天海「まぁ、なんやかんやで気絶した最原君をゴン太君が俺の部屋まで運んでくれたっす。東条さんは入間さんをおしおきしてる最中っすよ」

最原「そ、そっか……」

天海「にしても……俺の才能は十分に発揮されたみたいっすね」

最原「たしかにね……赤松さん、夢野さん、東条さんに入間さん。ここに居る女子の内、半分とラッキースケベが起きたんだから疑いようもないよね」

天海「これで俺の知りたい事は分かったっす。これ以上何かあっても危険っすし、最原君は自分の部屋でのんびりしてればいいんじゃないっすかね?」

最原「そうだね。さっきみたいに死にかけるのも嫌だし、今日はもう部屋で休もうかな」

天海「それが良いっすよ。それじゃあ、部屋までお送りするっす」ガチャ…

最原「はは、同じ寄宿舎の中なんだから送るってほどでもないのに。でも、ありがとう」

天海「気にしないでください、もとはと言えば俺の頼みから始まった事ですし……」

茶柱「あっ!居たっ!」ダダダッ!

最原「え?茶柱さん……?うわっ!?」

茶柱「ちょっと付き合って貰いますよ!」グイッ!

最原「えっ!?な、なにっ!?なんなのっ!?」ズルズル……

天海「最原君!?茶柱さん、待ってくださいっす!」ダダダッ!

―――茶柱の研究室……

茶柱「着きました!&ソイヤっ!」ポーイ!

最原「わー!?……いてて、一体何でこんなことをするの……?」

茶柱「身に覚えが無いと言うのですか!?これだから男死は!」

最原「???」

天海「ふぅ、やっと追いついたっす!それで?一体全体茶柱さんは最原君に何の用があるんっすか?」

茶柱「転子は最原さんの腐りきった心を叩きなおす為にここに連れて来たんです!」

最原「ぼ、僕の心を叩きなおす……?」

天海「まさか、俺の才能の事がバレて……!?」

茶柱「夢野さんをおんぶするだなんて……!うらやま、じゃなくってハレンチです!きっと背中全体で夢野さんの体の感触を楽しみまくったんでしょう!この男死!」

天海「……あぁ、そういうことっすか」

茶柱「転子だって夢野さんをおんぶした事なんか無いのに……最原さんはズルい!じゃなくって卑怯です!鬼畜です!変態です!」

最原「……それ、ただのやっかみじゃないの?」

茶柱「何を言いますか!気安く女子に触れる最原さんの様な男死は極刑にかけられるべきなんです!転子のネオ合気道で全身の関節と言う関節を外しまくってぐにゃぐにゃにしてやりますとも!」

最原「無茶苦茶だよ!?そんな事されたら死んじゃうって!」

茶柱「死なない程度には手加減します!ゲームで言うとHPが1だけ残ってる状態ですね!」

天海「そんなの死んだ方がましっすね」

茶柱「いざ、決闘です!最原さんが負けたらここで死んでもらいます!」

最原「嫌だよ!」

茶柱「無論、転子が負けたらペナルティを負いましょう!そうですねぇ……ネオ合気道の神髄を見せる為に、最原さんに技をかけまくるとかどうでしょう?」

最原「どっちみち僕に不利益しかないじゃないか!」

天海「せめて最原君の言う事を何でも聞くとかじゃないと割に合わないっすよね」

最原「それでも合わないよ!負ける確率がほぼ100%な上に、負けたら殺されるんだよ!?」

茶柱「じゃあそれで行きましょう。最原さんが負けたら最原さんが死ぬ、転子が負けたら最原さんの言う事を聞く、という事で」

最原「待って!僕はそんなそんな勝負をするつもりは……」

茶柱「転子は優しいからハンデを付けてあげましょう!最原さんが転子を一度でも床に倒せたら勝ちで良いですよ!転子は最原さんが泣き叫んでも勝負を続けますけどね!」

最原「ただの虐めじゃないか!」

茶柱「さぁ、試合開始です!最原さん、辞世の句を考えておいてくださいね!」ダッ!

最原「い、嫌だ!天海君、助けて!」

天海「いや~……俺もまだ死にたくないんで、遠慮させて頂きます」

最原「そんな!?」

茶柱「やはり男死は薄情ですね!転子は友達を見捨てる事なんかしませんよ!」

最原「い、嫌だ!死にたくない!」ダダダッ!

最原(に、逃げるんだ!どうにかして道場内を逃げ回って時間を稼ごう!茶柱さんに隙が出来たら、急いで外へ逃げ出すんだ!)

茶柱「……なーんてこと、考えてるんじゃないですよね?」ガシッ!

最原「つ、掴まれた……!?」

茶柱「最原さん程度の男死を捉えるなんて転子にとってはお茶の子さいさいです!さぁ、覚悟してください最原さん!ここからネオ合気道・地獄のフルコースの始まりですよ!」

最原「い、いやだー!離して―っ!」ジタバタ!

茶柱「無駄ですよ、無駄ぁっ!さぁ、大人しく技に掛けられて……」

夢野「こらーっ!何をやっておるかーっ!」

最原「え?」

茶柱「ゆ、夢野さん……!?あっ!?」

最原「わわっ!?」

―――以下、最原の回想

「痛たたた……」

 茶柱さんの痛がる声が聞こえる。夢野さんの登場に驚き、気を抜いた彼女を僕が押し倒す様な格好になった為、茶柱さんは後頭部を畳の床に強かにぶつけた様だ。それは痛いだろう。

 対して僕はほとんど痛みを感じる事は無かった。なぜなら、僕の顔を包み込むようにクッションがあったからだ。

「あ……!」

 茶柱さんが自分の置かれている状況に気が付き、声を上げる。僕が彼女の上に覆いかぶさっている事や、自分の胸に僕の顔が埋もれている事に気が付いた茶柱さんはみるみる顔を真っ赤にしていった。

「あ……あ……あ……っ!」

 怒りと恥ずかしさで何も出来ないでいる茶柱さん。僕も驚きのあまり行動を起こせないでいた。

 両頬に当たるのは柔らかい茶柱さんの双房、男勝りで男子が嫌いな彼女もやはり女の子なのだと思わせてしまう魅力の果実。比較的薄着な茶柱さんの恰好のお陰で胸の谷間に顔を突っ込む形になっている僕は、その柔らかさを十分に堪能できていた。

 いつもアクティブ茶柱さんが動くたびに揺れていた彼女の胸……十分な大きさと魅力が詰まったこの胸の感触を、僕は顔面と言う敏感な部分で感じ取っている。

 赤松さん以来のはっきりとした柔らかさを感じられるこの瞬間を知らず知らずのうちに楽しんでいた僕だったが、突如体が浮き上がり、大きく後ろに吹き飛ばされてしまった。

―――回想終了

最原「う、うわっ!?」

茶柱「さ、最原さん……どうやらあなたはここで転子に殺されたいようですね?」ゴゴゴ…

最原「ま、待ってよ!今のは事故で……!」

茶柱「問答無用!きえぇぇぇぇっっ!」

夢野「待たんか転子!最原に手を上げることは、うちが許さんぞ!」

茶柱「ゆ、夢野さん!?なじぇ男死を庇うんですか!?」ピタッ!

夢野「最原には先ほど親切にしてもらったからのぉ、その恩返しじゃ!」

茶柱「でもでも!最原さんは転子にハレンチな事を……」

夢野「それは試合の結果じゃろう、それもお主から仕掛けた試合のな」

茶柱「ぬぐぅっ……!」

天海「あの~……一ついいっすかね?」

茶柱「なんですか!?転子は今、夢野さんと話す事で忙しいので手短に……」

天海「今、茶柱さんは最原君に押し倒されたっすよね?ってことは、この試合は最原君の勝ちってことっすか?」

最原「え……?」

茶柱「そ、そんな!あれはちょっと油断しただけですから、やり直しを……」

天海「おや?まさか超高校級の合気道家ともあろう茶柱さんが、試合中に油断したなんて言い訳をするつもりじゃないっすよね?」

茶柱「ううっ……」

天海「そもそも、試合中は油断なんかしないのが常識なんじゃないっすか?声をかけられた位で気を抜いてたら、勝負なんか出来ないっすよね?」

茶柱「う、うぅぅぅぅ……」

夢野「……転子、お主の負けじゃ。潔く認めるが良い」

茶柱「ゆ、夢野さんまで……分かりました、転子の負けです……最原さんの勝ちで良いですよぉ……ぐすん」

最原「え?ぼ、僕の勝ちなの?」

夢野「やったの最原!まぁ、これもうちが強化魔法をお主にかけてやったからじゃがな!」

最原「あ、ありがとう……」

夢野「んあー!感謝が足りんぞい!もっと称えんか!」

最原(……まぁ、何とか無事に事が終わりそうだし、もう何でも良いか……)

天海「……って事は……当然、茶柱さんは最原君の言う事をなんでも聞くんすよね?」

最原・茶柱「え……?」

夢野「なんじゃ?そんな事まで約束しておったのか?」

天海「ええ、自分が負けたら最原君の言う事を何でも聞くと言ってたっすよ」

茶柱「そ、それは!つい勢いと言うか何と言うか……」

夢野「じゃが約束はしたんじゃろう?なら、ちゃんと守らんとな。ウチはママからそう教わったぞ」

茶柱「そ、そんな……」

最原「え?ぼ、僕の勝ちなの?」

夢野「やったの最原!まぁ、これもうちが強化魔法をお主にかけてやったからじゃがな!」

最原「あ、ありがとう……」

夢野「んあー!感謝が足りんぞい!もっと称えんか!」

最原(……まぁ、何とか無事に事が終わりそうだし、もう何でも良いか……)

天海「……って事は……当然、茶柱さんは最原君の言う事をなんでも聞くんすよね?」

最原・茶柱「え……?」

夢野「なんじゃ?そんな事まで約束しておったのか?」

天海「ええ、自分が負けたら最原君の言う事を何でも聞くと言ってたっすよ」

茶柱「そ、それは!つい勢いと言うか何と言うか……」

夢野「じゃが約束はしたんじゃろう?なら、ちゃんと守らんとな。ウチはママからそう教わったぞ」

茶柱「そ、そんな……」

最原「い、いや、僕はそんなこと別に……」

茶柱「こ、来ないでくださいっ!」ズザァッ!

最原「えっ!?」

茶柱「だ、男死が何を考えてるかなんて手に取る様に分かります!転子にいやらしい事をさせるつもりでしょう!?えっちな本みたいに!」

最原「いや、僕は……」

天海「そうっすねぇ……今日一日、全裸で最原君に付き従うとかどうでしょう?」

茶柱「はぁぁぁぁぁぁっ!?」

夢野「おお!それは名案じゃのぉ!負け犬感がすごく出ているぞい!」

茶柱「夢野さん!?そんな事言わないで下さいよ!」

夢野「自分の得意な勝負に無理やり引きずり込んでおいて負けたんじゃから、その位せんと割に合わんじゃろう?」

茶柱「そそそそ、そんなぁ~~~~っ……」

天海「ついでの暴力禁止もつけないといけませんね。最原君を気絶させたら大変だ」

夢野「王馬辺りにも罰ゲームを考えさせるか、あいつならえげつないのを思いつきそうだしのぉ」

茶柱「あう、あう、あうぅ……」

天海「一生奴隷、とか言ったらどうなるんすかね?」

夢野「おお!それはそれでえげつないのぉ!」

茶柱「………」プルプル…

最原「ちょ、ちょっと!僕はそんな事するつもりは……」

茶柱「……わかりました」

三人「へ?」

茶柱「て、転子も女です!一度言った言葉を無かったことにはしません!その覚悟を見せてあげますよ!」

最原「ちゃ、茶柱さん落ち着いて……!わっ!?」

―――以下、再び最原の回想

「ま、まずは裸になればいいんですね……?」

 僕の静止の声も聞かず、茶柱さんは着ている制服の上着に手をかけた。そのまま学ランを脱ぎ捨て、その下に着ていたシャツの裾を掴むと、それも一気に脱ぎ捨てる。

「ど、どうですか!?次はスカートもいきますよ!」

 無造作に投げ捨てられる茶柱さんの上着、しかし、そんなものよりも目を引くものが僕たちの前にはあった。

 それは色気の無いスポーツブラだった。しかし、花柄の可愛らしい模様が散りばめられており、茶柱さんの可愛らしさが見て取れる。それに隠されている彼女の胸は、実際にこの目で見ると大分大きく思えた。

「ま、待って!もう止めて!」

「い、いきますよ……っ!」

 茶柱さんには僕の声が聞こえていない様だった。顔を真っ赤にしながらスカートを脱ぎ棄てた彼女に対して、僕たちの視線が突き刺さる。

 ブラと同じ模様のスポーツショーツ、健康的な茶柱さんにぴったりの一品が、彼女の魅力的な肢体を彩っている。

 すらりと伸びる脚、引き締まった体、それらに反して豊かに育っている胸……恥じらいながらも下着姿を見せつける茶柱さんの姿は、何とも言えない美しさに満ちていた。

「……そ、それで?転子は次にどちらを脱げば良いんですか?」

「え……?」

「ぶ、ブラジャーとショーツ、どちらを先に脱ぐかを聞いているんですよ!」

 きっとヤケクソなのだろう。怒鳴る様に叫んだり、しょんぼりと恥ずかしそうに呟いたり、茶柱さんの心は騒めき立って平静でないのだ。

 でも、男の僕としては目の前の下着姿の魅力的な女子が居たら、少なからず反応はしてしまう訳で……そんな風にちらちらと彼女の体を見ていた僕に対して、茶柱さんはニヤついた笑みを見せると挑発的に言った。

「さ、最原さんもやっぱり男死ですね!転子の体をじろじろ見て……おかげで、どっちが見たいのか分かっちゃいましたよ!」

「あ……」

 茶柱さんが僕の見ていた方の下着を掴む。顔は赤く、恥じらっていると言うのに挑発的な態度は崩さないままだ。

「……こっちが見たいんですよね?ほら、見せてあげますよ……!」

 そう言いながら手に力を籠める。彼女の体を守る最終防衛ラインを自ら脱ぎ捨てようとする茶柱さんを見ていられなくなった僕は駆け出すと、その手を掴んで……

―――回想終了

最原「もうやめてよ茶柱さん!僕、こんな事望んでないよ!」

茶柱「ひ、ひひひ……男死の癖に据え膳を喰わないつもりですか?流石男死、女々しいですねぇ……!」

最原「もう良いから!服を着てよ!」

茶柱「あは、ひひ、ふひーーっ!」

最原(……駄目だ、色々ありすぎて混乱してるみたいだ)

天海「……すいません最原君、まさかこんなことになるなんて……」

夢野「ちょっと転子を懲らしめようとしただけじゃったんじゃが、ここまで壊れるとはの……」

最原「純粋な子をからかっちゃいけないって事が良く分かったね……」

天海「流石にやりすぎたっすね……」

夢野「最原、天海よ。ここはウチに任せて行くが良い。転子が正気になったら、お主らの命は無いぞ」

最原「確かにその通りだよね……」

天海「こんな痴態を見られたと知ったら、茶柱さんが本気で怒りそうっす」

夢野「ウチが宥めておくから、お主らはどこぞにでも消えるが良い。こちらには近づくでないぞ」

最原「わかった、ありがとう。夢野さん」

夢野「褒め称えるのじゃぞ!ウチはすごいと感謝するのだぞ!」

天海「……さ、行くっすかね」スタスタ…

夢野「んあー!天海の奴め、ウチの扱いが適当すぎるでのではないかー!?」

―――中庭

最原「……ふぅ、なんだかどっと疲れたよ」トボトボ…

天海「茶柱さんは何から何まで一直線っすからね……」トボトボ…

夜長「やっはー!終一、蘭太郎、どしたのー?なんだか元気ないねー?」

最原「あ、アンジーさん、ちょっとね……」

夜長「んー、何か嫌な事があったんだねー!でも大丈夫、そんな時は神様にお祈りを捧げれば幸せな気持ちになれるよー!」

天海「いや、遠慮しとくっす」

夜長「なんでー!?嵐太郎は神様を信じてないのー!?そんな事言うとばちがあたるよー!」

最原「いや、そう言うんじゃなくってさ……」

夜長「神様を信じると良い事あるよー!今ならポイント10倍サービス中だよー!」

天海「ポイント溜めたいとは思わないっすからね」

夜長「きっとお金が沢山手に入るよー!がっぽがっぽでウハウハだよー!」

最原「ここでお金が手に入っても使い道が無いし……」

夜長「じゃあじゃあ、美味しい物がお腹いっぱい食べられるよー!太っちゃわないか心配だね!」

天海「東条さんの作ってくれるご飯があれば神様は要らないっすね」

夜長「むー……二人とも手ごわいなー、なんて言えば神様の凄さが分かって貰える………お?」

最原「……どうかしたの、アンジーさん?」

夜長「……主は言いました。二人ともあっちを見ていれば良い事があると……」

天海「あっち、って……カジノの方っすね」

最原「でも、見ていればってどういう事?」

天海「カジノに行けば、なら大勝ちできるとか何でしょうけど……」

夜長「んじゃ、失礼するよー!」

最原・天海「えっ!?」

―――以下、最原の回想

 僕と天海君は同時に声を上げた。いつの間にか僕たちの正面に立っていたアンジーさんが、自分のスカートをたくし上げたからだ。

 上に着ている水着と同じ白のビキニが露わになり、アンジーさんの褐色の肌とのコントラストで魅せる。未知な子供の様に屈託のない笑顔を浮かべながら卑猥な行動をするアンジーさんもまた、ゾクリとする様な異様な魅力に溢れていた。

「おー!二人とも正直だねー!正直者にはご褒美を上げないとねー!」

 くるりと反転したアンジーさんが、今度はお尻を僕たちに見せつける。下に着ているのは水着であってパンツでは無い。なのに、どうしてこんなにも興奮するのだろうか?

 多分、女の子が自分でスカートをたくし上げると言う行為のせいだろう。背徳的なその行動を無邪気に行うアンジーさんのアンバランスな雰囲気が僕たちの劣情を誘うのだ。

「……二人ともお尻が好きなんだねー、ほら、もっと見やすくしてあげるよ」

 アンジーさんが腰を突き出す。褐色の小振りで可愛いお尻が僕たちの前へと突き出される。妙な色気と妖しさが満天のそのお尻の魅力に僕と天海君の視線は釘付けになっていた。 

「……終一、蘭太郎……神様を信じる気になったー?」

 小悪魔の様な、それでいて天使の様な口調でアンジーさんが僕たちに尋ねる。甘く囁くその声が、僕たちの心に染み込んでいく……

「信じるよねー?崇めるよねー?頷いてくれるよねー?……そうしたらさ……」

 アンジーさんの綺麗で細い指が彼女のお尻を這い回る。やがてゆっくりと水着の側面で結ばれている紐を摘んだその指が動きを止めると同時に、首だけを振り返らせて僕たちを見ているアンジーさんが言った。

「もっと良いもの……見せてア・ゲ・ル……よ?」

 ゆっくりと、彼女の水着を留める紐をつまむ指が動く。徐々に解かれて行くその紐を見ながら僕は思う。

 あどけない雰囲気のアンジーさん、何を考えているか分からない彼女が、こんなにも大胆に男を誘う様な真似をしている……

 彼女の行動の一つ一つから目が離せない。まるで神様が本当に居て、僕たちにアンジーさんを見る事を強制しているかのようだ。

 突き出されたアンジーさんのお尻が、彼女の挙動が、この状況が………僕から冷静な思考を奪って行く……!

「頷こうよ……!見たいでしょ?とっても素敵なものだよ……」

 あとほんの少しだけ力を籠めれば、彼女の水着の紐は解ける……たった一度のおふざけみたいな行動で、彼女の一番大事な部分が白日の下に晒されてしまうのだ。

「終一、蘭太郎……良いんだよ……その望みに従っちゃおうよ……信じる者は救われるんだよ……!」

 ふりふりと目の前で振られるアンジーさんのお尻、そこから目を離せないままでいる僕たちの顔が少しだけ上を向いた。

 自分の意思とは関係無く勝手に動いている様な感覚……でも、これは僕自身の望みなのだろう。見たいと願っているのだろう。

 ゆっくりと頷く様にして動きだした僕たちの顔を見たアンジーさんは、とっても残酷で、可愛くて、嬉しそうな笑みを浮かべた後で……水着の紐を解いた。

―――回想終了

最原「駄目だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」クワッ!

天海「うわぁぁっ!?」ビクゥ!

夜長「にょわわっ!?」ビクッ!

最原「駄目だ!こんなの駄目だ!僕は神様なんか信じないし、アンジーさんの破廉恥な姿も見ないぞぉぉぉッ!」ブンブン!

天海「さ、最原君!少し落ち着くっす!」

最原「うわぁぁっ!負けないっ!パンツじゃないから嬉しくないもんっ!」

天海「駄目っす……完全に正気を失っているっす……」

夜長「にゃはは!やっぱり終一はおもしろいねー!そう言う所好きだよー!」

最原「アンジーさん!僕らは君の誘いには乗らないからねぇぇぇぇっ!」クワッ!

夜長「……うん、わかったよー。まだ終一は神様を信じられないんだよねー。それはしょうがないよ、分かって貰える日が早く来ると良いねー!」

最原「はぁ……はぁ……ほ、本当に納得した?」

夜長「もっちもちー!……でも、惜しい事したね、終一……」ピラッ

天海「そっ、その手に持っているのはっ!?」

夜長「んー?アンジーの履いてた水着だよー。今アンジーはノーパンなのだー!」

最原「ぶふぉぉっ!!!」

夜長「……終一、もう少しだけ声を出すのを我慢してたら、アンジーの恥ずかしい所全部見れたのにねー……残念だねー、惜しい事したねー」

最原「ぼ、僕はそんなこと思ってなんか……」

夜長「……分かるんだよ。終一はそう言う事を望んでるんだよ。望んで望んで止まないんだよ……」

最原「ぼ、僕は、僕はそんな人間じゃ……」

夜長「どんなに否定してもそれが終一の本質なんだよー……!でももし、そんな自分を否定したかったら……神様を信じるといいねー」

最原「え……?」

夜長「神様を信じれば、アンジーが終一の望む事を全部してあげるよ……そうすれば、見境なく女の子に手を出さなくてすむねー!神様のお陰だよー!」

最原「あう……あうぅ……」

天海「そっ、その手に持っているのはっ!?」

夜長「んー?アンジーの履いてた水着だよー。今アンジーはノーパンなのだー!」

最原「ぶふぉぉっ!!!」

夜長「……終一、もう少しだけ声を出すのを我慢してたら、アンジーの恥ずかしい所全部見れたのにねー……残念だねー、惜しい事したねー」

最原「ぼ、僕はそんなこと思ってなんか……」

夜長「……分かるんだよ。終一はそう言う事を望んでるんだよ。望んで望んで止まないんだよ……」

最原「ぼ、僕は、僕はそんな人間じゃ……」

夜長「どんなに否定してもそれが終一の本質なんだよー……!でももし、そんな自分を否定したかったら……神様を信じるといいねー」

最原「え……?」

夜長「神様を信じれば、アンジーが終一の望む事を全部してあげるよ……そうすれば、見境なく女の子に手を出さなくてすむねー!神様のお陰だよー!」

最原「あう……あうぅ……」

夜長「ほら、終一……アンジーのお胸に抱かれてごらん?怖い事も不安な事も、全部全部どこかに消えていくからさ……!」スッ……!

最原「あう、あう、あぁ……」

天海「だ、駄目っす!良く分からないけどここは逃げるっす!」ダダダッ!

最原「あ……あ……」ズルズル……

夜長「……逃がしちゃったかー、でも、終一は絶対にアンジーの所に来るよー。なにせ神様が言ってるんだからねー……」

夜長「……終一、神様の言う事に間違いはないんだよ……怖くなったら、何時でもアンジーの所に来てね……!」

―――数分後、寄宿舎の最原の部屋

最原「うぅ……うぅぅ……」

最原(もう駄目だ……僕はとんでもない変態なんだ……きっと、超高校級の探偵の才能を活かして女の子にストーキングとかしてたクズ野郎なんだ……)

最原「死のう……僕みたいな社会のクズは死んだ方が良いんだ……」

―――ピンポーン!ピンポピンポ・ピンポーン!

百田「よう終一!鍵が開いてたから勝手に入って……うおっ!?」

最原「………」ズーン……

百田「終一!?一体何があった!?何だその負のオーラは!?」

最原「……百田君、僕はクズ野郎なんだ。王馬くんにも負けず劣らずのクズ野郎なんだよ……」

百田「おいどうした!?何でそんな事言うんだよ!?」

最原「………」

百田「……終一、何か悩んでんだろ?俺に相談してみろよ」

最原「うぅ……でも、僕は……」

百田「じゃーかしい!お前は俺の助手だろうが!助手の悩みを解決すんのも親分の役目なんだよ!」

最原「百田君……!」

百田「俺に相談しにくい事だったらハルマキの所にでも行くか?て言うか、あいつも一緒に聞いた方が良いか……」

最原「いや、あの、それは……」

百田「よぅし!そうと決まれば早速行くぜ!最原の悩みを解決するぞ!」

最原「わっ!?ちょ、ちょっとまっ……わ~~っ……!」ズルズル……

―――春川の研究室前

百田「ふぅ、ハルマキの事だからきっとここに居るだろ。食堂にもあいつの部屋にもいなかったしな」

最原「うぅ……なんて強引なんだ……」

百田「……終一、色々言いてぇことはあるが、一人で悩みを抱えんのは良くねぇ。ってか駄目だ!」

最原「え?」

百田「お前が悩んでたら俺が手を貸す!そんかわし、俺が悩んでたら手を貸せ!それがダチってもんだぜ!」

最原「も、百田君……!」

百田「ま、俺だけで解決できない事だったら、ハルマキとか他の奴の手を借りれば良いんだよ。お前は一人で考えすぎんのがわりぃとこなんだよな」

最原「……ありがとう。百田君」

百田「あ?……へっ、礼なんかいらねぇよ。俺は親分として当然のことをしたまでなんだからな!」

最原(……強引だけど、百田君には救われるなぁ。百田君と友達で良かった……!)

百田「ま、ここで立ち話でも何だし、ハルマキの研究室に入ろうぜ」

最原「そうだね。いつまでも廊下に居ても……」

春川「きゃあっ!?」

最原・百田「!?」

百田「い、今のってハルマキの声だよな!?」

最原「超高校級の暗殺者である春川さんが悲鳴を……?」

百田「な、中で何かあったのか!?」

最原「まさか誰かに襲われたとか……!」

百田「なんだって!?こうしちゃいられねぇ、終一、中に踏み込むぞ!」

最原「う、うん!」

最原(僕たちは慌てて春川さんの研究室へと続くドアを開くと二人で一気に突入した。緊張と不安に包まれる中、僕たちはそこで目を覆いたくなる様な光景を目にした……)

―――以下、最原の回想

「も、百田……?最原……?」

 僕たちが見たもの、それは、ペットボトルを片手に僕たちを見る春川さんの姿だった。いきなり部屋の中に入って来た僕たちに驚きの視線を向ける彼女に怪我が無い事を見て取った僕たちは安堵したが、次の瞬間ある事実に気が付いて凍り付いた。

 春川さんは若干汗ばんでおり、何時も着ている赤色のセーラー服を脱いでいた。今はワイシャツ一枚の姿になっており、非常に薄着だ。

 そしてそのワイシャツは水に濡れて透けていた。恐らくは手に持っているペットボトルの中身が零れたのだろう。さっきの悲鳴はその時に上げられたものなのだと理解した僕は、何処か冷静になっていた。

 問題は彼女の透けたワイシャツの下に見える物だ。普通ならそこにはブラジャーがあるはずだ。しかし……春川さんのシャツの下から見える色は、肌色だった。

 ぴったりと張り付いたシャツ、その下から見える肌色……慎ましやかながらも、確かにそこに存在する彼女の膨らみを現すそのラインに僕と百田君が息を飲みこむ。

「……なに固まってんの?」

 そんな僕たちの様子を訝し気に見ていた春川さんは、僕たちに向かって歩いて来た。彼女が近づくたびに彼女の胸の形がはっきりと見えて来て、春川さんも女の子だと言う事を主張してくる。そして僕は……僕たちは、見てしまった。彼女の胸の中心、そこにある桜色の突起を……

 再び自己嫌悪が強くなる。ちょっとずつ心を開いてくれてきていた春川さんの事をいやらしい目で見てしまった自分の事がとても醜い存在だと思えてきてしまう。

 やがて、普段話している位の距離に近づいた彼女は、僕たちの視線が自分の胸に注がれている事に気が付いて妙に納得した素振りを見せた後で、思いっきり右腕を振りかぶった。

―――回想終了

最原「へぶっ!?」パーン!

百田「しゅ、終一!?ぼへっ!?」パーン!

春川「……殺されたいの?」

最原「ご、ご、ご、ごめんっ!わざとじゃ無いんだ!」

百田「悪かった!お前の悲鳴が聞こえてきて、何かあったんじゃないかと思ったからつい……」

春川「……冗談だよ。そんなに怖がらないでよ」

最原・百田「へ?」

春川「……今のビンタは、あんたらが後々自己嫌悪に陥らない様にお見舞いしただけ……別に、怒ってなんかいないよ」

最原「で、で、でも……僕たちは……」

百田「そ、そうだ!とりあえずこれ着とけ!」

春川「……アンタの学ラン?なんか汚そうだから要らないんだけど」

百田「良いから着ろって!俺たちがお前を見れねぇんだよ!」

春川「……分かったよ。これで良い?」

最原「う、うん……それで、何でこんな状況に?」

春川「……軽い運動がてら、ここで武器の演習をしてたんだよ。邪魔だから上着を脱いで、一息入れようと思って食堂から持ってきた水を飲もうとしたら……」

百田「したら?」

春川「爆発した」

百田「はぁ?」

春川「ふたを開けたら一気に水が噴き出してきて、驚いて声を上げたらこの有様ってわけ……まったく、何でこうなったんだか」

最原「……これ、炭酸水だよ。しかもよく振られてる奴」

百田「あぁ……王馬辺りがいたずらでミネラルウォーターのある場所に紛れ込ませてたんだろ。ったく、あいつって奴は……」

春川「……ま、そう言う事。にしても、あんたたちがそんなスケベな奴らだったなんて驚きだね」

百田「えっ!?」

春川「……あんなにじっと私の胸を見ちゃってさ……スケベ以外の何だって言う訳?」

最原「ご、ごめん……つい……」

百田「そ、そうだ!お前、ブラジャーつけてねぇのかよ!?」

最原「も、百田君!?」

春川「……殺されたいの?」

百田「う、うおっ!?」

春川「……だから冗談だって、運動の邪魔になるからつけてないよ。私、大きくないしね」 

百田「あぁ、なるほど……」

春川「……なに納得してんの?殺されたいの?」

最原(あ、これは本気だ)

最原「で、でも……僕たちが言うのもなんだけど、ちょっと無防備すぎるよ」

百田「……そうだな。お前は女なんだから、そういうとこはしっかりした方が良いと思うぜ」

春川「……なんでスケベ野郎どもに説教されてんだろ、ま、いいや……それで?何の用?」

百田「あ~……それなんだが、ちょっと話があってだな……」

最原「でも、その前に春川さんは着替えて来た方が良いと思うよ。そのままじゃ風をひいちゃうかもしれないし」

春川「……それもそうか、それじゃ、一度寄宿舎に戻って着替えて来るよ」

百田「俺も付いて行くぜ、学ランを返してもらわなきゃいけないしな!」

春川「そう……じゃあ、教室から出てって、先に片付けだけしちゃうからさ」

最原「う、うん……分かったよ」

ガチャ……バタン!

春川「……女の子扱いされた……それに、百田の学ラン……!」

春川(なんだろ、この感じ……なんか、ムズムズする……)

―――廊下

百田「……ハルマキには悪い事しちまったな」

最原「うん……もう一度しっかり謝らないとね」

百田「そうだな……あん?」

最原「ん?どうしたの、百田君?」

百田「終一、お前の制服の上着の個々の部分、破れてるぞ」

最原「えっ!?……本当だ、何時破れたんだろう?今日は心当たりがありすぎて逆に分からないな……」

百田「そうだ!この上には白銀の研究教室があったよな?そこで修理を頼んできたらどうだ?」

最原「えっ?でも、そんなの白銀さんにわるいんじゃないかな?」

百田「まぁ、聞くだけ聞いてみろよ!ハルマキには俺が言っておいてやるから、ちょっと行ってこいって!」

最原「うん……それじゃあ、そうさせてもらうよ」スタスタ……

―――白銀の研究教室

最原「白銀さん、ちょっと良いかな?」

白銀「その声は最原君?良いよ、丁度暇だから入ってきなよ!」

最原「ありがとう、お言葉に甘えて……」ガチャ

白銀「どうしたの?私に何か用?」

最原「実は、制服のここの部分が破れちゃってさ」

白銀「ああ、これは結構大きいね。もし良ければ私が直そうか?」

最原「本当!?実はそのお願いに来たんだけど……」

白銀「料理はそんなに得意じゃないけど、裁縫ならばおちゃのこさいさいだからね!東条さんにばかり雑用を押し付けられないし、私もやるときはやるんだよ!」

最原「ありがとう……それじゃあ、お願いするね」

白銀「任せてよ!……でも、その代わりにお願いがあるんだけどさ……」

最原「え……?」

―――数分後

最原(ちょっと待っててって言われてここで待ってるけど、一体僕へのお願いって何なんだろう?)

白銀「ごめんごめん、待たせちゃったね!」

最原「いや、別に待ってなんか……え?」

最原(な、何だ?白銀さん、だよね……?なんだか魔法少女みたいな恰好をしてるけど……)

白銀「ごめんね、驚かせちゃったよね?これ、実はここで作った衣装なんだ!ニチアサでやってる女の子ヒーローの衣装なんだけど……」

最原「そ、そうなんだ。確かに驚いたけど、こうやって見てみるとすごく可愛いね」

白銀「そう言って貰えると作った甲斐があるってものだよ!褒めてくれてありがとうね、最原君!」

最原(……良かった。朝のヒーローものの衣装のお陰か、露出は少な目だぞ。これなら目のやり場に困る事はないな)

白銀「そうそう!それで、最原君へのお願いなんだけどね……」スッ…

最原「……これは、カメラ?」

白銀「それで私を撮って欲しいんだ!撮影会のカメラマンをお願いしたいんだよ!」

最原「えっ!?ぼ、僕が!?」

白銀「駄目かな?出来たら、最原君にお願いしたいんだけど……」

最原「う~ん……」

最原(どうしよう?やっぱりラッキースケベが起きそうな雰囲気があるけど、制服を直してもらう以上、断りにくいよな……)

最原「……わかった。僕で良ければカメラマンをやらせてもらうよ」

白銀「ありがとう!そんなに難しく考えないでよ、ただ写真を撮ってくれればいいからさ!……あ!でも、ローアングルは止めてよね!」

最原「あはは、わかってるよ」

―――それからさらに数分後

最原「……じゃあ、撮影を始めるね」

白銀「はーい!よろしくお願いねー!」

最原「にしても凄いね、研究室に撮影に最適な環境が揃ってるなんてね……」パシャパシャ…

白銀「このセットもそうだよね。背景をボタン一つで切り替えられるなんて便利だよね~」

最原「でも、倉庫からカメラを持ってきてるなんて、白銀さんは大分やるきだったんだね」パシャパシャ…

白銀「そりゃそうだよ!せっかく作った衣装なんだから、誰かに見て欲しいと思うもん!」

最原「それもそうか……でも、凄い完成度だね。そのアニメを見た事が無い僕でも、白銀さんの作った衣装が凄いって事は分かるよ」

白銀「ありがとう!実は、このコスプレのキャラクターは数少ない高校生の魔法少女でさぁ……しかも、眼鏡キャラなんだよ!私とここまで被るだなんて、これは運命感じちゃうよね!」ハァハァ…

最原「わっ!?お、落ち着いてよ白銀さん!」

白銀「私はあそこまでクールじゃないけどさ、でも違いがあるからこそその差を埋めるための演技が楽しいって言うか……全く同じよりも少し違うキャラクターを演じた方がコスプレは楽しいと思うんだよね!」

最原「ど、どうどう!とにかく落ち着いて!」

白銀「あっ……!ご、ごめんね!つい熱が入りすぎちゃってさ……」

最原「いや、僕も白銀さんの話を聞けて楽しかったよ。謝る事なんて無いさ」

白銀「……最原君は優しいね。そう言うとこ、結構好きかな」

最原「えっ!?」

白銀「そろそろフィルムも切れそうなんじゃない?最後に決めポーズを取るから、そこを撮影して貰ったら終わりにしようか」

最原「あ、う、うん!分かったよ!」

白銀「それじゃあ行くよ!……くるっとまわって、ポーズ!」

……ブチッ!

最原「……痛っ!?」

―――以下、最原の回想

 額に何かが当たった痛みを受けた僕は、とっさに後ろにのけ反ってしまった。何とかカメラのシャッターは切れたものの、手振れしてないかが心配だ。

「だ、大丈夫、最原君!?」

「あ、うん、問題無いよ……何かがおでこにあたって……!?」

 心配して近寄ってくれた白銀さんに手を振る。顔を上げて笑顔を見せようとした僕だったが、その表情は彼女を見た瞬間に凍り付いてしまった。

 魔法少女のコスプレをしている白銀さん。その胸元がぽっくりと開き、純白の下着が丸見えになっているのだ。

 自分の事を地味だと言っている白銀さん。しかし、彼女のスタイルは地味に良い……なんて言ったら、彼女に失礼だろう。ハッキリ言ってしまえば、白銀さんは自分を過小評価しているのだ。

 隠れ巨乳と言っても過言ではないバスト、それがキャラクターの雰囲気に合わせた下着に包まれて僕の目の前に曝け出されている。普通の男なら、これだけで十分に眼福だろう。

 加えて、白銀さんは非常に優しい。そして、オタクならではの大胆さもある。額を抑えて痛がった僕の事を心配して、目と鼻の距離にまで近づく位に、男性に対しての警戒心は薄いのだ。

「本当に平気!?おでこ、見せてみて……」

 僕の顔を掴んだ白銀さんがおでこを見る。自分に見やすくするために僕の顔を少しだけ下に向ければ、当然僕の視線の先には地味に大きい彼女の胸が映る訳で……

(う、わぁ……!)

 シミ一つないきれいな肌、コスプレ衣装に合った下着、そして大きな胸とその谷間……僕の目は、すぐ目の前にある白銀さんの胸に釘付けになって……

―――回想終了

白銀「……あぁ、ちょっと赤くなってるね。何がぶつかっ……っ!?」

最原「あっ……!?」

最原「ま、まずい!白銀さんが自分の服装に気付いた!」

白銀「あ、あぁっ!」

最原「ご、ごめ……」

白銀「ご、ごめんね最原君!変な物見せちゃった!」

最原「えっ……!?」

白銀「あぁ、私駄目だなぁ……衣装のサイズは間違えてボタンを飛ばすわ、最原君に逆セクハラをするわ……地味に傷つくよ……」

最原「ぼ、僕こそごめん!つい固まっちゃって……!」

白銀「ううん、最原君は気にしなくていいよ。それよりごめんね。おでこ痛くない?」

最原「う、うん、大丈夫……って、そうじゃなくって!」

白銀「……あぁ、もしかしてこの姿の事?もっと露出の激しいコスプレをしたこともあるし、ブラも手作りの見せて構わない奴だから大丈夫……って、そう言う事じゃないよね」

最原「そ、そうだよ!急いで何か着て!」

白銀「ごめんね。ホント、色々迷惑かけちゃったね。私は着替えるから、最原君ももう行って良いよ。制服は直しておくね」

最原「う、うん……それじゃあ、ごめんね!」スタスタ…

白銀「こっちこそごめんねー!それじゃ、またねー!」

最原(……ゆ、油断しちゃったな……まさかこんなことになるなんて……あ!)

最原(しまった。カメラを持ってきちゃったぞ、これ、さっきのシーンを撮影してたはずだから……!)

最原「こ、今度返そう!それで良いよね!急いで食堂に行かなきゃ!」

ーーー夜、最原の私室

最原(……今日一日、天海君の才能のお陰でいろんな目に遭ったな……まぁ、今日で実験も終わりだし、こんな一日も悪くないよね)

天海「最原君、実験に付き合ってくれてありがとうございました。明日になれば俺の才能は消えて、普通の一日を送れるっすよ」

最原「僕も天海君の役に立てて良かったよ。でも、この才能の事は言わない方が良いかもね」

天海「そうっすね……王馬くんに悪用されるのも嫌ですし、茶柱さんとは口きけなくなりそうっすからね……」

最原「このことは僕たちだけの秘密にして、二度と発動しなければいいんじゃないかな?」

天海「それがベストっすね。そうしますか」

モノクマ「……どっこい、それはできないんだな~!」

最原・天海「!?」

最原「も、モノクマ……!?一体、何の用だ!?」

モノクマ「なに、最原君と天海君が面白い事をしてるな~と思ってね。一日覗いてたんだよ!」

天海「ほ、本当っすか!?」

モノクマ「ボクは嘘は言いません!……でね、ちょっと面白い事を思いついたんだ」

最原「な、なんだ……?何を思いついたんだ……!?」

モノクマ「……コロシアイは一度中止しようと思ってね。代わりに、二人に頑張って貰いたいんだよ」

天海「……は?」

モノクマ「ダンガンロンパV3は『皆のコロシアイ新学期』から、『ちょっとHな学園ラブコメ』へと方向転換しま~す!主役の最原くんと親友ポジの天海君は、協力して女の子とラッキースケベを起こしまくってくださ~い!」

最原「な、なんだって!?」

モノクマ「アンケート結果でもこっちが良いって話になったからね!やっぱマンネリも続いてたし、コロシアイはV4に任せれば良いかな~って思ってさ!良かったね!これで誰も死ななくて済むよ!」

天海「な、何を言ってるんすか!?訳が分からないっすよ!?」

モノクマ「良いの良いの、気にしないで頂戴!コロシアイ学園生活よりもよっぽど平和的で楽しそうでしょ?特に最原君なんてうっはうはのポジションじゃない!」

最原「は、はぁ……?」

モノクマ「さてと……そう決まったからには準備をしないとね。僕も二人に協力するから、この才囚学園をバラ色、いや、パンツ色に染め上げようじゃない!」

天海「じ、事態は好転してるんすか?それとも、よりひどくなったんすか!?」

モノクマ「うぷぷ……それじゃあまず、最原君には女の子たちと仲良くなってもらわないとね!」

最原「ど、どういう意味だ!?」

モノクマ「うぷぷ、天海君の才能『超高校級のラッキースケベ』はね、対象になった人物が女の事仲良くなれば仲良くなるほど、その内容が過激になるんだよ!」

天海「そ、そうなんすか!?」

モノクマ「そうなんです!今回の出来事はスケベレベル1にしか過ぎないのです!これから先、もっともっと過激になるのです!」

最原・天海「………」ゴクリ……!

モノクマ「……最原君、明日から女の子と仲良くしてね。もっともっと過激なラッキースケベの為にさ……うぷぷぷぷ!」

最原「だ、誰がお前の言う通りになんか……!」

天海「待つっす最原君!ここはモノクマの言う事に従った方が得策っす!」

最原「えっ!?」

天海「……考えてみるっす。俺たちが我慢するだけで皆がコロシアイの起きない日々が送れる様になるんすよ?そうなれば、皆で協力して脱出方法を見つけられるかもしれないっす!」

最原「た、確かにそうだけど……」

天海「無理に反発せずにこの機会を利用するっす。俺達二人でこの罪を被れば良いんすから……!」

最原「………」

モノクマ「……あ、話は決まった?それじゃあ、明日からよろしくね!」ピューン!

天海「最原君……俺も一生懸命サポートするっす。だから……」

最原「……分かったよ。とにかく一生懸命頑張ろう……この馬鹿げた学園生活を終わらせるために!」

すいません、ここから先は上の人が行って下さったSS速報というサイトで投稿させていただきます。よろしければご覧になって下さい。お付き合いいただきありがとうございました。


立てるならvipじゃなくてRだよ

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