最原「僕のパンツが全部盗まれてる…」【ニューダンガンロンパv3】 (48)

ダンガンロンパのssです

キャラ崩壊注意

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学級裁判 開廷

ザワザワ

モノクマ「えー始めに言っときますが、今回の学級裁判では最原くんの下着を盗んだ犯人は誰なのかを議論してもらいます」

モノクマ「通常の学級裁判と同じく正解のクロに投票して選べたらクロのみおしおきされますが、誤ったクロを指摘した場合は……」

最原「ちょっと待って、何でこんな事になってるの!?学級裁判を開くまでの事!?」

赤松「て事は、今の最原くんはノーパンって事…?」

茶柱「パッパンツを履いてない男死だなんて変態です!!不潔です!!極刑です!!」

入間「ギャハハハハハ!ダ最原も俺様美少女の目の前でパンツを脱ぐ変態だったってわけか!」

最原「ノーパンじゃないよ!!」バンッ!

入間「ひぃうっ!?」ビクッ


赤松「え?でも全部盗まれたんだよね…?じゃぁ今は何を履いてるの?」

最原「それは……」

百田「おいおい、終一お前今朝俺にパンツ貸してくれって言ったのはそんな事だったのかよ」

春川「えっ」

王馬「おやおやー?これってつまり最原ちゃんは今、百田ちゃんの下着を共有してるって事かな?」

最原「仕方無いよ…だって、こんな非常事態…」

春川「ちょっと待って最原、アンタ、今百田の下着を着用してるの?」

最原「うっうん……本当に今朝起きたらパンツが無かったからね」

春川「……ふーん」

最原(なっ…何だろう?いつもより春川さんの視線が冷たいような…)

アンジー「なるなるー。つまり終一と解斗は今下半身が一心同体なんだねー」

最原「変な言い方はやめてくれるかな!?」

白銀「でも、地味にこれは嫌いじゃないかな」

最原「何が!?」

キーボ「下着の共有ですか…?僕には分からないです。どうしてそんなに皆が焦るのか」

真宮寺「これも美しき人間の愛の形か…ククク…悪くないじゃないか」

ゴン太「皆!今は百田くんの下着の事じゃなくて最原くんの下着の事を議論するべきだよ!」

ゴン太「だって、最原くんは今困ってるんだよ?それに、この中に最原くんの下着を盗んだ人がいるなんて…考えるだけで悲しいよ」

赤松「いやぁ…それはそうなんだけどさ…」

星「そもそもこの中に最原の下着を盗んだ犯人が居るのは確かなのか?」

キーボ「そういえばそうですね。失くしただけかもしれませんし」

モノクマ「そりゃぁ、僕は知ってるからね。最原くんの下着の行方」

最原「えっ!?」ガタンッ

夢野「では、それをササーっと言ってしまえばよいのではないか?ウチはこの議論自体が面倒でかなわんぞ」


天海「東条さん、貴方が最原くんの下着を預かってるって事は?」

東条「…残念だけど、そのような事は無いわ。そもそも下着の洗濯を頼んでくるのは、入間さんと夢野さんくらいですもの」

茶柱「えっ!?」ガタッ

最原「僕もさすがに自分の下着を東条さんに洗わせる事はしないかな…恥ずかしいし」

百田「…………」

赤松「ええと…それじゃぁ一体だれが」

百田「あのな、それ誰かが盗んだとかじゃないと思うぞ」

最原「え?どういう事?」

百田「ほら、昨日のアレ。男の集まりのアレ。アレでお前下着を忘れたんだろ?」

赤松「!?」

白銀「男の集まり…?アレ…?」

最原「えっええと…確かに昨日のアレは恥ずかしかったし関係ありそうだけど…」

茶柱「恥ずかしかった…?」

王馬「あーあれねー。昨日の最原ちゃん、最高に輝いてたよ!」

真宮寺「実に素晴らしい時間を過ごさせて貰ったヨ…ククク」

東条「…………」

天海「いや、本当今までの人生で生きてて一番良かったっすよ。ありがとうっす最原くん」ニコッ

星「ふっ、まぁ悪くは無かったぜ」

夢野「おっ…男同士で……何をやっとん…?」ダラダラ

キーボ「はい!胸がポカポカしました!」

百田「ま、あれはもう終わった事として流して。多分それで下着を忘れ――」

春川「ちょっと待って、何をしたの?ねぇ、男だけで何をしたの!」ダンッ

百田「ビクッ なっなんだよ急に…何でそんなに怒ってんだ?」


茶柱「不潔!!やっぱり男死どもは全員不潔です!!!!」

入間「てめぇら!俺様というエロイ身体を無視して何男同士で盛ってんだ!?ああん!!?」ダンッダンッ

ゴン太「えっ?何で怒ってるの?皆…あっ!」

ゴン太「たっ確かに最原くんには悪い事をしたと思ってるけど…でも仕方の無い事だから…」クッ

赤松「最原君に悪い事をしたの!?何したの!?」ガーン

白銀「さっ最原くんの最原くんに何をしたの皆!?」

アンジー「終一、男の方が良いのかー…?」シュン…

王馬「えー?俺たちが一体どんな遊びをしていたかって?お前らは一体何を想像したの?」ニヤニヤ

百田「いっ言う訳無いだろ!!男同士の約束ってやつだ!!なぁ終一!!」

最原「うん…さすがに昨日の事は喋って欲しくないかな…」遠い目

赤松「あんな悲しい目をした最原くん初めて見たよ!?」ガガーン

赤松「本当に最原くんに何したの!?誰でも良いから証言してよ!!」ダンッ

百田「その必要はねぇよ、だって」

百田「終一の失くしたパンツって、これだろ?」ビローン

赤松「」

春川「」

最原「あっ…それ僕のパンツ…」

百田「忘れて置いてったのを俺が預かってたんだよ。今日の朝に返そうと思ったんだが、ポッケに入れたまま忘れてた。悪かったな返しそびれて」スッ

最原「いや…はは。ポッケに入れておく必要は無かったんじゃないかな?」スッ


百田「という訳で終一の下着ドロ事件の学級裁判はこれにて閉廷だ!ほら!皆解散解さぼふぉえっ!!」ゴッ

春川「ねぇ…?何してたの……?」ギョロ  ギリギリ…

百田「は…はるまk……首……息が……!!」ギリギリギリギリ

春川「昨日…最原のパンツを脱がして…何してたの……?言えないの…?それも男の約束…?」ギリギリギリギリ

春川「その約束って…自分の命よりも大事なものなの…?」ギリギリギリギリ

最原「止めてよ春川さん!百田くんが死んじゃうよ!!」ガシッ

キーボ「ひっひぃい!!とうとうコロシアイが始まってしまいます!!」

天海「あー、これ喋らないとヤバイ系っすかね?」

夢野「当然じゃろが!!貴様らは昨日、何をしておったか言え!言うんじゃ!!女子だけ仲間外れは酷いぞ!」プンプン

赤松「そうだよ!ここで終わったら気になって眠れないどころか今後の学園生活に支障がでるよ!」

百田「や…止めろ…喋るなぁ…!!これは……俺たちと……最原の…男同士の約束……!!」ギリギリギリ

天海「うーん、百田君がそう言ってますけど、どうします?最原君」

最原「それは―――………」

入間「おい!!てめぇ答えろホモ原!!お前は超絶美少女の俺様よりも野郎共を選ぶのか!?」ガシッ

最原「いっ一体何の話をしてるの!?」

王馬「んもー仕方無いなー。しょうがないから男の約束をブッチしてあげるよ」

百田「んなっ!?」

最原「!!」

王馬「……ゴン太が」

ゴン太「………」

ゴン太「…」

ゴン太「…ええ!?ゴン太が!?」ガーン


王馬「だって仕方無いじゃーん?俺が証言した所で誰も信じないからねー。ウシシシ」

ゴン太「でっでも…男同士の約束を破るなんて!紳士のすることじゃないよ!!」

百田「かっ……はぁ……」カタカタカタカタ

星「おいおいこれヤベェぞ、百田の顔色がブルーベリー色に染まり始めた」

白銀「うわぁ!?これ地味に死んじゃうよ!?絶対に死んじゃう!!」

モノクマ「このままコロシアイが始まっても良いんだけどねー。いかんせん目撃者が多すぎるんだよねー」

最原「ゴン太くん!!ごめん!!約束破っても良いから証言して!!昨日の事を!!」

天海「あっそれなら俺も証言するっすよ」

真宮寺「僕も便乗させてもらうよ」

王馬「おっ!これで堅苦しい約束から解放だね!良かった~約束なんて堅苦しくて気分悪かったからさ~」

最原「軽い!確かに約束破っても良いって言ったけど、軽いよ君たち!!」

アンジー「主は言っている…終一のある事ない事全部話せとー」

茶柱「…転子は別に聞きたくないんですけどね!」


~昨日のゲーム室~


百田「ヒャッホウ!ついに来たぜ女子禁制の男だけの夜時間!!」

最原「聞こえはちょっと嫌らしいよね……」

天海「…で、何するんすか?こんな狭い場所で野郎だけ集まってもむさ苦しいだけのような気もするっすが」

王馬「そういえばあっちのAV室でAVが複数置いてあったんだけど、それ皆で見よーよ!あっ、変な気は一切無いから!」キラキラキラ

百田「おっそれも良いな!でも、今日やる事は一つ…女子が居る前では出来ないゲームをするんだ!」

最原「女子が居る前では出来ないゲーム…?」

百田「ゲーム自体は普通なんだけどな、罰ゲームが特殊なんだよ……」

キーボ「罰ゲームが…特殊?」ガタガタ

王馬「へー…百田ちゃんにしては面白そうな事考えるじゃん」ニヤァ

ゴン太「うっうん…何だか怖いなぁ…」ゴクリ

星「…それで?その女子が居る前では出来ない罰ゲームってのは何なんだ?」

最原「確かに…ちょっと思いつきにくいかな…?」

百田「女装だ!」ダンッ

最原「うわストレート!ストレートに嫌なのが来たよ!!」

真宮寺「…で、ゲームの方は一体何をするつもりなんだイ?」

百田「桃鉄100年だ!!」ダンッ

最原「そっちの方も罰ゲームじゃない!?」




王馬「イェエイ!!俺の圧勝!!お前ら弱いね!!」ガッツ

百田「何なんだよ…有り得ねぇだろ常に天使カードが王馬の電車に99年間付きまとうなんて…」

真宮寺「チートを疑うよネ」

天海「あちゃー…まぁ、三位だったんで別に良かったっすけど」

真宮寺「ククク…僕が二位だネ…まぁ、悪くは無かったヨ」

キーボ「僕は5位ですか…頑張ったんですけどね……」

ゴン太「ゴン太もビリにはならなくて良かったよ」

百田「ったく、途中でキングボンビーに付きまとわれたからケツから二位になっちまったぜ」

星「俺は4位だったが…このドンケツになった最終社長ってのは誰の電車だ?」

最原「……………」

星「あっ」

王馬「そっかー、最原ちゃん罰ゲームかぁー」ニヤニヤ

最原「……」ダラダラダラ

天海「…ま、仕方無いっすね」

ゴン太「ううん…女装って一体どんな罰ゲームなの?」

真宮寺「最原くんに女の子の恰好をさせれば良いんだよ…クク」

最原「…まっ待って、本当に僕に女装させる気なの?皆?」ダラダラダラ

百田「………」

最原「そっそうだ!百田くん、冗談だよね?!いや、冗談じゃなくても別の罰ゲームに――」

王馬「えー?今更それは認めないよー!!」ブーブー

真宮寺「ま、男なら潔く罰を受け止めるんだネ」

ゴン太「何だかよく分からないけど、決まった事だったらゴン太は守るべきだと思うな!」

キーボ「人間で男なら、約束はキチンと守るべきだと思いますよ!」

天海「まっそういう訳で始めますか」

最原「…でっ…でも……女装なんて…!」プルプル

百田「……終一……すまねぇ…」ポン

最原「もっ百田くん?」

百田「俺は今…ビリにならなくて良かったって……心の奥底から思っている……!!」ギュゥゥ…

最原「」



~学級裁判に戻る~

天海「それから最原くんの着せ替えが始まって俺たち一人一人のリクエスト通りの女装ショーが始まったっす」

春川「………」

王馬「本当、楽しかったよねー。俺たち一人一人のリクエスト通りにいちいち着せ替えできてさー」

赤松「………えっええと…」

東条「本当に、女装をしたのですか?最原さん」

最原「うぅ……下着を盗まれた上にこんな事証言されるなんて…」シクシク

百田「うっゲホッ!…だが、さすがに撮影はNGにした。写真に残したら最原が可愛そうすぎるしな」ケホケホ

入間「……はっ…はぁ!?」

ダンッ

入間「お前ら何やってんだ?!そういうのは写真に残しておくのがモットーだろうがよ!!」

天海「そこなんすよねー。写真どころか俺は映像に残して置きたかったっすもん」

天海「最高でしたよ。長袖セーターとミニスカのツインテールの女の子の恰好させた最原くんに上目遣いで「お兄ちゃん」って呼ばせたんすけど、ここが桃源郷かなって」

最原「ちょっとっ!!!??」

王馬「俺はヘソ出しミニスカポリスの恰好させたんだけどねー。俺の罵倒と嘘で半泣きにさせたのは良い思い出として記録するよ!」

最原「何でこんな時に限って嘘をつかないの!?」

赤松「……」ゴクリ

夢野「何だか、昨日は男子が物凄く楽しかったようじゃな…」

アンジー「そうだよずるいよー?アンジー達にも終一を好きにさせて欲しかったなーと、主も嫉妬してるよー」プンプン

天海「いやすいません。次は誘いますから」

最原「もう二度と御免だよ!!」


白銀「……」プルプルプル

茶柱「信じられません…男死は性の矛先を男死にまで向けるんですか!?転子には理解できません!」ダンッ

最原「僕も理解できないよ…」

春川「…というかアンタ達何やってんのよ。最原も百田も」ギロ

百田「まぁ、罰ゲームの中で誰かが最原の下着をも換えさせた時にそのまま置いたのが真じ――」

白銀「皆酷いよ!!」カッ

百田「!?」

白銀「こんなのって無いよ…よってたかって最原くんを女装させてたなんて…!!」

最原「あっいや白銀さん?僕もあんまりだと思ったけど罰ゲームだったから仕方な――」

白銀「私も誘って欲しかったぁ!!」ダンッ

最原「えっ」

白銀「だって!合法的にコスプレさせる事が出来たんでしょ!?最原くんにあのアニメのキャラクターの衣装とかあんなアニメのキャラクターの衣装とか!!」

白銀「私、沢山衣装作ったのに!!有名どころからマイナーな作品まで作ったのに!!!」グスッグスッ

白銀「そんな素晴らしく楽しそうな事をやってたなら…私も参加したかったぁ!!」ポロポロポロポロ

天海「おっ…おう…」

百田「白銀がここまで怒るのって初めてだよな…」

最原(…白銀さんが参加しなくて本当に良かった…。どんな格好させられていたやら)


入間「そうだ!!んな羨まし…楽しそうな事やってるなら、俺様も呼べよ童貞ども!!」ダンッ

百田「いやだから男だけの集まりだって言って――」

最原「今は昨日の夜時間の話じゃなくて、僕の下着の行方の議論だよ!もう昨日の事は良いでしょ!?」

東条「しかし、最原くんの下着の行方はもう分かってるんじゃないかしら?百田くんが持っていたのよね?」

百田「まぁ、確かにそれで議論は終わりの筈だよな?」

最原「いやまだだよ。確かに一枚は百田くんが持っていたかもしれないけど…」

最原「僕は……替えも全て”全部”無くなっていたんだ…!」

夢野「んあっ!?」

百田「ぜっ…全部だとぉ!?」

モノクマ「はいはーい!事件の材料は一通り揃ったみたいだねー!」

赤松「事件の材料…?」

モノクマ「そう!やっとおしおきの内容を発表できるよぉ。いやぁ長かった長かった」

最原「おしおきの内容…?それって、まだ言ってなかったっけ?」

モノクマ「言おうと思ったんだけど、先に議論が始まっちゃってさぁ。まぁ、ここまで進めば君たちの頭の中にスポンと入りそうだからかえって良かったんだけど」

モノクマ「今回、誤ったクロを指摘した場合は…クロは今後の学園生活、最原くんの衣服を完全に管理する事が出来ます!!」

最原「えっ!!!?」

モノクマ「あーんな事やこーんな事の衣装を一日着せたりバニーガール以外今後着せなかったり…いやぁ、中々絶望だねぇ」

最原「それ、僕だけが絶望するおしおきじゃないか!!…いや、僕を公開処刑してるようなものじゃないか!?」

モノクマ「あっ、ちなみに本物のクロへのお仕置きは…最原くんの衣装を管理する事ができませ~ん!!」

モノクマ「代わりに、クロと最原くん以外の全員が最原くんの衣服を完全に管理する事ができまーす!!!」

赤松「!」

白銀「!!!」キラキラ

入間「!!」

夢野「!!」

アンジー「おー!」

最原「えっ」

百田「は?」

春川「は?」

天海「へー」

王馬「ほほーう」

ゴン太「?」

星「…」

キーボ「ん?」

真宮寺「…ククク」ニヤ

モノクマ「それじゃぁ、ここからが学級裁判の本番!!やっていきましょー!!」グッ

最原「ちょっと待て!!」ダンッ

最原「それ、どっちに転んでも僕に不利益な事しか無いじゃないかっ!!僕は景品か何かか!?」

モノクマ「うーん…じゃぁ、一日に何度も着替えるのも大変だから一日に一人だけ管理できるって事で」

最原「違う!!僕が言いたいのはそういう事じゃない!!」


入間「おい見苦しいぞ奴隷原!!裁判の規律くらい守れねぇのか!」

白銀「最原くん、これは君だけの学級裁判じゃないんだよ!ちゃんと集中しようよ!」ギラギラ

王馬「そうだよ!俺たちはもうやる気満々なんだからさーとっとと始めよう!」キラキラキラ

最原「待って…おかしいよ!こんなの!僕は被害者なのに……こんな…」

赤松「………」

最原「赤松さん!赤松さんなら分かってくれるよね!?」

赤松「………」ジュルリ

最原「赤松さん?」

赤松「えっ!?あっ…何最原くん?あっ!まず皆のアリバイを調べる所からだよね!」フキフキ

最原「赤松さん!?」

百田「おい!さすがにおかしいだろ!どっちに転んでも終一が不幸になる運命しか無えじゃねぇかこの裁判!!」

アンジー「でもでもー、クロを見つけないと学級裁判は終わらないよー?」

春川「いやおかしい。百田の言う通りこの学級裁判は最原が可哀想すぎるよ」

白銀「百田くん!春川さん!そんな事ばかり言ってるとモノクマが何を言い出すか分からないよ!?」ダンッ

モノクマ「その通り!今回の学級裁判にケチをつけるようならその場で仲良く処刑という名のおしおきだーい!!」

百田「グッ…!モノクマを仲間に付けやがって…!俺たちはそいつにコロシアイを強要されてるってのに…!」ギリギリ

茶柱「……そもそも」

アンジー「んー?」

茶柱「そもそも、本当に最原さんは女装したんですかね?それが考えられないですよ」

天海「いやいや、それは男子全員が目撃者で証人だから――」

茶柱「だって、男死と女子は言わば水と油!!その男死が女子の恰好になりきるなど考えても理解できないんです!!」ダンッ

最原「僕も理解できないよ…」


東条「そう言えば…女装するにしても女物のの服は一体どこに置いてあったのかしら?」

百田「ああ、倉庫の奥底に何故か一通り揃っていてな。それで今回の罰ゲームを考案したんだが――」

入間「つまりそれが証拠って事だな!それを今ここで出して――」

赤松「最原くんに着てもらえば良いんだね!?」ダンッ

最原「赤松さん!?」

百田「いや、あの服は最原の要望により処分した。だよな?ゴン太」

ゴン太「うん!僕の研究室に居る虫さんの中には衣服が大好物の虫さんも居るからね!」

白銀「大事な衣服を虫に食わせちゃったの!?」ガーン

茶柱「ほら!やっぱり証拠は無いじゃないですか!男死が女子の恰好をした事実なんて転子の想定通り無…」

キーボ「あっ最原くんの女装姿は僕のメモリーに記録してありますので印刷できますよ?」

最原「えっ」

百田「えっ」

春川「えっ」

王馬「ナイス!キー坊!!」キラキラ

入間「でしゃしゃしゃしゃ!さすがは俺様がアップグレードしただけあるな!!」ゲラゲラ

百田「まっ待てキーボ!出すな!!これこそ破ってはならない男の約束のラインだ!!」

最原「お願いキーボくん!後生だから印刷しないで!!」

キーボ「えっ?ええ…当事者のお二人がそう言うのなら…」スッ

赤松「待ってキーボくん!!学級裁判の為に印刷して!」ガシッ

アンジー「主は言ってるよー。それは印刷して皆に見せるべきだとー」

入間「そうだぞ!てめぇ印刷しなかったらこの後どうなるか分かってんだろうなぁ!?」

キーボ「でっでも…最原くん凄く嫌がってますし…やっぱり男の約束は守るべきだと…」

王馬「キー坊キー坊」ニコニコ

キーボ「なっ…なんですか?王馬くん」

王馬「もし、印刷してくれたらこの変態糞女に頼んで味覚機能を搭載させて物を食べられるようにしてあげるよ」ボソボソ

キーボ「昨日の夜時間の最原終一くんの女装姿計7枚、印刷!!」ウィーン ガタガタガタ

最原「あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」




夢野「ほうほう…本当にこんな面妖な恰好を最原がしておったのか」ペラペラ

赤松「最原くんへの罰ゲームって、嘘じゃなかったんだね…」ペラペラ

アンジー「あははー、眼福眼福ー」ニコニコ

最原「……」ズーン

入間「ほっ本当に…ホモ原がこんな格好をしてたってか……」ドキドキ

茶柱「…くっ悔しいですけど…違和感がありません…」

春川「…百田、これ正気の沙汰じゃないよ。何でやろうと思ったの?」

百田「俺だって後悔したさ…最初見た時面白そうだと思った俺を殴りたいくらいだ」

天海「いやいや百田君が落ち込む事無いっすよ。少なくとも俺たちは最高に楽しかったんすから」

王馬「ていうか途中から百田ちゃんもノリノリだったよね?」

白銀「くぅ!見れば見るほど地味に羨ましい…!」プルプル

赤松「この巫女服も布地が少ない…ような?こんな服も倉庫にあったの?」

真宮寺「ああ…それは僕が着させたんだよ…元からあった巫女服を姉さんが特別な日に着る巫女服に改造したんだ」

真宮寺「勿論巫女として完成させるためにパンツも女物を履かせたよ…ああ…!美しい…今思い出しても美しかったよ…最原くん…!!」パァァァ

天海「あれそういう事だったんすか。エゲつない事しますねー涙目で睨みながらモジモジしてたのは俺も胸にきましたけど」

王馬「巫女服って横のポケットがはかまの中に直結してるんだよねー。だからスースーしたり違和感バリバリだったんじゃないかなー?」

赤松「………」ムラッ

星「まぁ、そこの三人が一番ノリ気だったのは間違い無かったな」

ゴン太「という事は、その時点で最原くんはパンツを脱いだんだね!」

夢野「なっ…なんじゃか…へそ下辺りがむずがゆくなってきたのう…」モジモジ ドキドキ

茶柱「夢野さん!?騙されちゃ駄目です!これは女の恰好をした男の変態行為の証拠品なんですから!!」

赤松「ねぇ最原くん。真宮寺くんの時点でパンツを女物に履き替えたって事で良いんだよね?」

最原「もう……なんでもいいよ……」ズーン

入間「おいおい!ちゃんと質問に答えろよ童貞!一体何色のパンツを履いたんだよてめぇはよぉ!」ダンッ

最原「もう…どうでもいいよ……」ブツブツ

アンジー「あららー。終一の精神が壊れ始めてるよー」



赤松「ところで、最原くんを女装させた順番っていうのは分かるかな?」

百田「あっ?ああ…確か、ゲームの結果の順位の順番で一位から二位って流れだな」

王馬「そっ、まずは俺が最原ちゃんにミニスカへそ出しポリスの恰好をさせたってわけ!」ニヤニヤ

東条「この恰好よね?」ペラッ

王馬「そうそうそれそれ!いやぁ、警察官を口で負かすのは最高に楽しくてさぁー!」

百田「しょっぱなから終一の心を折りにかかってたんだよな…。可哀想で見てられなかったぜ」

真宮寺「そして満足した王馬くんと交代する形で僕になって……」

春川「そこでパンツを脱がした…最原はずっとそのパンツを履いたまま女装をさせられてたの?」

百田「あ?ああ…。本当は脱ごうとしたんだけど真宮寺が断固却下してな。そのまま違う奴の順番に回って朝まで…って所だな」

最原「………」メソメソ

天海「そこで俺の番が来たんすけど、俺は長袖セーターとミニスカを着させて前述の通りのツインテール最原くんに「お兄ちゃん」と言わせましたね」

天海「その時の映像や音声は記録されてないんすか?キーボくん」

キーボ「映像は無理ですが、音声は出せ―――」

百田「止めろぉ!それ以上終一を苛めるなぁ!!!」ダンッ

赤松「百田くん!!邪魔しないで!!!!」ダダンッ

百田「!?」

キーボ「いえ、さすがにそれは最原くんが不憫過ぎます。だからこれ以上昨日の事の証拠品は出しません!」ドンッ

王馬「ねぇねぇ東条ちゃん!明日のおやつには金箔を乗せた和菓子が食べたいなー」キラキラキラ

東条「でしたら、金箔を用いた抹茶ティラミスと和風パフェを用意するわね」

キーボ「録音機能、発動!!」キュルキュルキュルキュルキュル

百田「止めろぉぉおおおおおおお!!!!!」

最原「…もう……落ちる所まで落ちたな…はは…ははは…」ポロポロ




天海«キーボ»<さぁ、俺の事をお兄ちゃんって言ってみるっすよ。ほら、罰ゲームなんすから、早く言うっすよ!ほら!早く!>

最原«キーボ»<うっ…ううぅ……>

最原«キーボ»<……酷いよ…”お兄ちゃん”……>ポロポロポロ

天海「うぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ガッツ

白銀「うわぁ!ビックリした…天海くんの大声なんて初めて聞いたよ!」

ゴン太「ゴン太も昨日聞いた時はビックリしたなぁ」

入間「こっこれがダ最原の変態的な恰好の変態的な言葉か…わっ悪くねぇかなぁ…?」モジモジ

アンジー「イケメンの神様は言ってるよー。«もっと出せやおらぁ!»ってねー」

夢野「なっなんじゃ…?この気持ちは…もう一度…もう一度聞けば何か新しい魔法を覚えそうじゃ…」ドキドキドキ

茶柱「夢野さん?!駄目です!それは覚えちゃいけない魔法です!戻ってきてください夢野さーん!!」

春川「狂ってる…」

赤松「」ハァハァ

赤松「ハッ!おっ音声は今のところ必要無いかな!とりあえず順番通りに写真を並べていこうよ!」


東条「皆の証言をもとに、最原くんの女装写真を並べたわ。これで問題無いのよね?」

キーボ「はい。王馬くんがミニスカへそ出しポリス。真宮寺くんが丈の短い巫女服。天海くんがの長袖セーターとミニスカート。星くんが女性テニスプレイヤー。僕が初音ミク。ゴン太くんがメスのカマキリ。最後に百田くんがスチュワーデスですね!」

入間「へぇ、こう見ると確かに女に見えなくは無いな。ま、変態ビッチ女って所だがな!げひゃひゃひゃ!」ゲラゲラゲラ

茶柱「…たっ確かに、しっかりと見てもどこを見ても女子にしか見えませんね…この写真…」ジロジロ

赤松「元々が中性的で身体も細いから女の子の服も映えるんだよきっと。肌も私より綺麗だし」

最原「赤松さんからそんな言葉聞きたくなかった……!」

春川「………」

百田「しかしまぁ…こう見るとメスカマキリの存在感がすげぇな」

ゴン太「うん!最原くんは細いからカマキリさんが一番似合うと思ったんだ!」

最原「この中では一番マシだったんだよね…ゴン太くんのリクエストが一番」

白銀「でも、ゴン太くんのリクエストが一番センス無いよ!そのまんまカマキリの着ぐるみなんてコスプレへの冒涜だよっ!」プンプン

赤松「確かに、これまでの女装と比べるとちょっと萎えちゃうかなぁこれは」

ゴン太「ええっ!?似合ってると思うんだけどなぁ…」

百田「…今日の赤松、何かちょっと怖いな」

春川「ねぇ、百田」

百田「ん?」

春川「アンタ、スチュワーデスが好きなの?」

百田「え?いや、あれは別に深い意味は…」



星「しかし、ここで一度パンツを脱いだとしても得られるのは一枚。残り全部は誰がかっぱらったのかまでは関係無いかもな」

最原「じゃぁ真宮寺くんが証言した時点で止めておくべきだったんじゃ…」

春川「…ちなみに、アンタは何枚のパン…下着を持っていたの?」

最原「え?ええと…数えてないから分からないかな…」

モノクマ「ずばりお答えしましょう!皆それぞれのクローゼットには一週間分の下着が備えられているのです!」

百田「つまり七枚か…俺が今渡した下着を引くと6枚盗まれたって事になるな」

赤松「6枚かぁ……」

王馬「最原ちゃんの下着を6枚も盗むなんて一体どんな変態なんだろうねぇ」ニシシ

真宮寺「ククク…これは最早人間を超えた狂気だネ」

白銀「…そういえば、最原くんを除いた残りの男子も七人だよね?」

最原「…え?」

最原「あっ!?」

星「…おい、まさかと思うが俺たちの中に犯人が居ると言いたいのか?」

東条「有り得ない話じゃないわね。貴方達は最原くんに欲望をままにぶつけている」

東条「有り余った欲望で最原くんの部屋に忍び込んで下着をこそりと拝借した可能性も否定できないわ」

真宮寺「さすがに鍵がかかっていて入れないと思うんだけどネ」

最原「僕もさすがにその日は鍵をかけて出かけたよ。百田くんからも用心して来てくれって言われたしね」

ゴン太「鍵が掛かっていたらさすがに入れないよね」

東条「いえ、最原くんのシャワールームの窓はボルトを外せば外れるようになっているから、犯人はそこを狙って入った可能性があるわ」

最原「…ん?」

入間「そうだよ!入り口から入れねーならそっから入れば良いじゃねぇか!あそこの穴はガバガバなんだからよぉ!」

アンジー「しかもボルトは外側のついてるから、部屋の中よりも外の方が外しやすいんだよー」

天海「そうっすね、つけて外すだけなら一分もかからないっすからね。あの窓は――」

赤松「ちょっちょっと待って!?どうして最原くんのシャワールームの窓についてそんなに詳しいの!?」

東条「何故……?」

入間「……ぁ」

最原「聞こえた!今、入間さんの声から「ぁ」って言ったの聞こえたよ!!?」

入間「ひぅっ!?ちっ違うよ?べっべっ別に…てか、俺様が童貞のパンツを盗むとかするわけねぇだろうがぁ!!」ダンッ

アンジー「そっそうだよー、神様も言ってるよー神に仕える者は盗みなんて働かないってー…」ダラダラダラ

百田「じゃぁその脂汗は何だ…?」


東条「……以前、私が皆さんに話したのよ。最原くんのシャワールームの窓が外れかかってる事を」

東条「おそらく、その時に聞いたんだと思うわ」

入間「そっそうだよ!その時に聞いたんだよ分かったか!ザマーミロ!!」アセアセ

アンジー「主も聞いていたから間違いないよー」ダラダラ

最原「…じゃぁ、どうして当事者である僕がその事について知らないの…?」

茶柱「貴方達…女子なのにそんな男死みたいな事してたんですか…?」

東条「私も人間ですもの。ウッカリする事はありますわ」

夢野「そっそうかー…ウッカリなら仕方が無いな…」ダラダラダラ

茶柱「夢野さん!?うっ嘘ですよね!?夢野さんまで最原さんの部屋に侵入とかしてませんよね!?」

夢野「あっ当り前じゃ!ウチは東条からその事を聞いた一人なだけで…」アタフタ

春川「…モノクマ、仮に犯人が複数人だった場合はクロはどうなるの?投票とかどうするの?」

モノクマ「えー…複数人投票するとか面倒なので、クロはいつもの学級裁判の通り早い者勝ちとなります」

モノクマ「つまり!最初に最原くんの下着を手にした犯人が晴れてクロとなるのです!」

春川「ふーん…そういう事」

春川「…東条、夜長、入間、夢野、天海。昨日のアリバイについて話して」

夢野「んあっ!?」

天海「…ほーう」

入間「なっなんだこの根暗女!ブス川!俺様があんな童貞のパンツ盗んだって疑うのかよ!?」オロオロ

赤松「入間さん…悪いけど、貴方が一番怪しいよ」

入間「ひぃい!?」ビクッ


夢野「うっウチは盗んでない!!本当じゃ!信じてくれ!確かにウッカリ入ってしまったが…」

最原「入ったんだ…僕の部屋に」フラッ

茶柱「夢野さぁぁん!?てっ転子に言ってくれたじゃありませんか!最原さんの部屋には侵入していないって!!」ガガガーン

アンジー「アンジーはねー、パンツ泥棒の罪を被らされるのは不本意だと思うなー…パンツだけにー?」ダラダラダラ

ゴン太「大丈夫?夜長さん。さっきから物凄い汗だけど…」

天海「…で、俺も疑われてるって訳ですか。パンツ泥棒の一人に」

東条「メイドとして、盗みの疑いが掛かるのは大変不本意ね」

赤松「悪いけど証言してもらうよ。最原くんの下着を盗んだクロを見つける為に!」ビシッ

王馬「ニシシシ…すんげぇぇ面白くなってきたwww」ニヤニヤニヤニヤニヤ




《ノンストップ議論開始》


入間「おっ俺様は自分の研究室から一歩も出て無えんだ!本当だ!【一切嘘は言ってねぇ!!】」

王馬「そうだよねー♪入間ちゃんは一切嘘を言ってないもんねー☆」

入間「てってめぇ!俺様の擁護すんじゃねぇ!余計に怪しまれるだろうが!」

アンジー「アンジーはねー、終一の部屋には入ってないよー本当だよー」ダラダラダラ

アンジー「そもそも昨日は【すやすやと眠ってたよ】本当だよー」ダラダラダラ

東条「私は食堂で皆の分の【朝食を作っていた】わ。傍には白銀さんが居たから本当よ」

天海「俺は図書室に居たっすね。気になった本があったもんで」

天海「あっ…て事は、俺には【アリバイが無い】って事になるんすかね?これって」

夢野「ウチは確かに最原の部屋に入った。それは認める…じゃが!」

夢野「その時は既に【パンツは蛻の空】だったんじゃ!本当じゃぞ!!」

白銀「…クローゼットを覗いたのは認めるんだね」

夢野「んあっ?!」ガーン



最原(これが…皆の証言か…)

最原(何故だろう…真相に近づいてる筈なのに涙が溢れて止まらない)




→夢野「その時は既に【パンツは蛻の空】だったんじゃ!本当じゃぞ!!」


最原「ちょっと待って夢野さん!その時って、どの時!?」

夢野「ええい!こうなったら全部喋っちゃる!!夜中の三時頃じゃ!!ウチは夜な夜な最原の匂いで魔力を高――」

最原「僕、部屋に戻ってきたのは夜中の二時だった筈だよ?って事は…」

最原「夜時間の10時から夜中の二時までの間に、僕の下着が全部盗まれてたって事!?」

夢野「なっなぬぅ!?」ガーン

赤松「という事は、犯行時刻がこれで搾れるんだね!」グッ

天海「って事は、俺は容疑者から外れるっすね。だってその時は男だけの大会に勤しんでたんすから」

星「いやちょっと待て、お前途中でトイレに行ってから三十分くらい戻ってこなかっただろ?」

百田「しかもお前の番が終わった後だったよな…」

真宮寺「それじゃぁ、最早これは確定だネ…ククク…」

天海「………」

春川「天m…いや、変態。何か言う事はある?」ギロッ

天海「……………」

天海「フッ、俺もここまで…すか」スッ

ピラッ

百田「あっ?!てめぇそれ終一のパンツ!!」

天海「認めるっすよ、確かに俺は、最原くんのパンツを一枚パクりましたっす」

最原「えっ」

入間「認めるのかよ変態!おい変態!男のパンツ盗んだ変態!!」ビシッ!

天海「変態って事も認めるっすよ…。今でも最原く…いや、最原さんが妹に見えて仕方が無いっす」

天海「そして俺は…妹のパンツが凄く欲しくなったんすよ…もう…我慢が出来ない程にね…」

百田「お前っ…マジかよ……」ドンビキ

アンジー「これにてめでたしめでたしだねー。それじゃぁ!投票行ってみよー!」

天海「あっ、でも勘違いしないで欲しいっす。俺が盗んだのは最原くんのパンツの…」

天海「一枚だけっすよ」

赤松「…え?」

春川「一枚でも十分だよ」


天海「後、もう一つ勘違いしてほしくないのは、俺は最原さんのパンツを手にとったのは今日の早朝の事っす」

天海「男だけの大会の時に行ったトイレは実は嘘で、本当は最原くんから俺の部屋に続くピタゴラ装置を作る為だったんすよ」

天海「パンツに洗濯ばさみを挟んで紐で俺の部屋と外から繋げて、最原くんが寝静まった頃に発動させたんす。確か午前2時半くらいっすかね」

最原「それって普通に盗んだ方が早いんじゃ…」

天海「俺は用心深いもんで、アリバイ工作の一つっす」

キーボ「ロボットの僕でも、この行為が狂ってる事はハッキリと分かります」

真宮寺「これだから人間って興味深イ…そして…素晴らしイ…!」テカー

春川「それじゃぁ残りの下着を盗んだのは入間か夜長か東条か…」

入間「なっ何で俺様が疑われるんだよ!!冗談じゃねぇよ!!」アタフタ

夜長「そうだよー。アンジーはやってないって主は申してるよー」ダラダラダラ

赤松「あの二人は確実に盗んでるよね…」

百田「見苦しいぞ入間!夜長!!男だったら潔く認めやがれ!!」ドンッ

入間「俺様は女だ!!」ダンッ

アンジー「……イケニエが欲しかったんだよぅ……」クスン

入間「!?夜長てめぇ!!」

最原「一人は潔く認めちゃったね…」



アンジー「本当は終一が欲しかったんだけど…部屋を訪ねても居なかったから、美兎の研究所に頼んだだよー」

最原「…えっ?」

アンジー「そこで、パンツを一瞬でワープさせる機械をバージョンアップさせてるって言ってたから、その発明品を見たんだけどー」

入間「ちょっおま」

アンジー「でもでもー、ちゃんとパンツに当てないと瞬間移動できないよー。てなわけだからー終一の部屋まで移動したんだよー」

アンジー「でも終一の部屋は鍵が掛かって入れないからって、シャワールームの窓を外したんだよー。さっき蘭太郎が言ってた糸もあったんだけど、美兎はそんな物無いかのように手慣れた手つきでねー」

入間「………」

アンジー「アンジーはその時に終一の窓だけボルトが外にあるのを知ったんだよー。で、中に入ったんだけどアンジーは終一だけを手に入れれば良かったから終一を探したんだけど誰も居なくてー」

アンジー「しょうがないからアンジーも美兎と一緒に終一のパンツを拝借したんだよー。これが神様も認める真実だよー。約束破ってごめんねごめんねー美兎ー」

入間「……うっうっ…」

入間「うわぁああああああああん!!」ポカポカ

入間「びゃかびゃか!よにゃぎゃのびゃか!!じぇんぶ喋りやがってぇえ!!やくしょくじだのに!やくじょぐじだのにぃ!!」ポカポカポカ

アンジー「あははーごめんねー。でもでも、皆の手でバラされるよりはゲロった方が楽になれるよー」

入間「わぁああああああああああん!!!」ポロポロポロ

最原(泣きたいのは僕の方だよ……)ジワッ…



最原(…ちょっと待って、手慣れた手つきって言ったよね?って事は入間さん、一体何度僕の部屋に侵入してきたんだ!?)ゾクッ

赤松「…と言う事は、そこにあったもの全部入間さんと夜長さんが盗んだって事で良いんだよね?」

入間「…………」シューン…

アンジー「んー、紐にくっついてる奴は取れなかったのと、さすがに終一の履く物が無くなったら可哀想だから、4枚程かなー」

アンジー「その内の二枚は美兎が貰ってー、アンジーが貰った二枚はイケニエに有効活用させて貰ったよー。もう消滅したけど」

最原「…え?」

百田「つー事は、後一枚の行方が分からないままか。となると、怪しいのは……」

最原「ちょっと待って!?今、夜長さん僕の下着を消滅させたって言わなかった!?」ダンッ

アンジー「いやー、ちょっとハッスルしすぎちゃったみたいでねー。ウッカリウッカリー」

最原「ウッカリで人の所有物を盗んでおいて消滅させたの!?」

入間「うひぃい!!ごめんなさい!ごめんなさい!!」ビクビク

王馬「いやぁこの学園、変態の巣窟だねぇー」ニヤニヤ

ゴン太「王馬くん、何だかずっと楽しそうだね」

赤松「…それで、後一枚の行方について、何か知ってる事は無いかな?東条さん」

東条「…………」

最原「出来れば、東条さんまで疑いたくないんだけど…」

赤松「でも、一番最初に最原くんのシャワー室の窓の事を証言したのは東条さんだよ?さすがに無視する事はできないよ!」

茶柱「もうやめてあげてください…これ以上女子の痴態を見るのは私には耐えられません……」ドヨーン

東条「………ふぅ」

パサッ

最原「!!」

赤松「最原くんの…パンツ…!」

茶柱「東条さんまで…?いっ…いやぁあああ!!!」ガーン

東条「…先ほど、天海くんが仕掛けたという紐のトリックの所為なのか」

東条「最原くんのシャワー室の窓から離れた場所に一枚落ちていたのよ」

天海「あちゃー、そこまでは考えていませんでしたね」


赤松「そ…それなら、偶然拾っただけなんだね?東条さんは」

東条「ええ」

茶柱「よっ…良かったです!東条さんまでもが最原さんのパンツを盗むような変態じゃなくて!」ホフーッ

最原「…あれ?でも、さっきの入間さんと夜長さんを擁護するような証言は――」

東条「これで、最原くんのパンツは全て揃いましたわね」

白銀「うん、後は時系列順に並べばクロが誰かはすぐに分かるよ!」キラキラキラ

百田「ええと…天海と入間と夜長と…後、一応東条か…」

茶柱「東条さんは盗んでません!拾っただけです!!」ダンッ

モノクマ「関係無いけどね。最初に最原くんの下着を手にした犯人がクロになるんだから」

茶柱「クッ…!」

赤松「でも、いよいよ学級裁判もクライマックスだね最原君!」グッ

最原「…やっと…この地獄のような裁判が終わるのか…」

最原(後は、誰が一番最初に僕の下着を盗んだのかを突き止めるだけで終わる。簡単な作業だ)

最原(僕はもう何も考えなくても良い。このまま身をゆだねるだけで……)

最原(……ん?ちょっと待て。クロが指摘されたらどうなる?確か、おしおきはクロだけが僕の衣類の管理ができない筈…)

最原(そして、クロを指摘できなかった場合は……)

最原(…………)

最原「あっ!!」


赤松「それじゃぁ皆、ラストスパートだよ!!このまま行って…絶対にクロを見つけようね!!」

赤松「私達がおしおきされないように!何よりクロの思い通りにならないようにね!!」ハァハァ

白銀「うん、そうだね!このまま来れば必然的にクロが分かるから、絶対に間違えないようにね!」ハァハァ ダラダラ

百田「まぁ、確かにここまで来ればクロを当てるなんてお茶の子さいさいだな」

茶柱「…女子の闇を見てしまったのは少し…いや、すごく残念でしたが…まっまぁ、最原さんの女装は悪くありませんでしたね!」

春川「はぁ…やっとこんな馬鹿馬鹿しい裁判が終わる。早くクロを見つけるよ」

アンジー「そだねー♪少なくとも順列的に私達じゃないのは確かだからねー♪」

入間「俺様も違うぞ!だっだから!俺様をクロに選ぶんじゃねーぞ!絶対だぞ!!」アタフタ

夢野「そもそもウチは手に入れてすらおらんしな…」

天海「俺も”パンツを手にした”のは早朝っすからね」

東条「私はこれ以上証言するつもりは無いわ」

王馬「いやいやー、すっごく楽しませて貰ったよ?今回の裁判はさー」ニヤニヤ

ゴン太「まさか最原くんの下着を盗んだのがこんなに沢山居るとは思わなったけど…クロは一人だけなんだよね?」

星「ま、モノクマの言う通りならそうなんだろうな」

キーボ「何だか、集団で最原くんを苛めてる気がして心苦しかったですよ僕は」


真宮寺「ククク…そうだネ。人間の欲望は本当に美しい……」



≪真宮寺のアリバイ)←偽証


最原「あっちょっちょっと待ってよ皆!実は僕、大事な事を忘れていたんだ!!」

赤松「どうしたの?最原くん。もうそろそろ審議も終わる所なんだけど」

最原「実は、僕のパンツは一枚僕のものじゃなくて…百田くんの物が混じってるんだ」

百田「は?」

天海「え?」

春川「…それって、今履いてる奴がそうなんじゃないの?」

最原「違うんだ!その……実は昨日、昼の事なんだけど、男子だけでプールに入ったよね?」

百田「ああ、その時に俺が夜時間の男だけの大会を宣言したんだよな」

最原「実はプールから上がる時、僕は百田くんのパンツを履いてしまったんだ…」

百田「……は?」

王馬「ん?」


星「どういう…事だ?」

最原「実は僕見たんだ…。その時、真宮寺くんが皆のパンツを取り出しそれぞれ違うパンツをそれぞれ違うロッカーに入れてたんだ」

真宮寺「えっ」

最原「そして…僕のパンツを真宮寺くんは自分のロッカーの中に入れたんだ…!!」

王馬「ぶふぅっ!!!」ボフッ

真宮寺「………」

最原「実はあの時…僕達はそれぞれ違う人のパンツを履いてたんだよ!!」

ゴン太「ええ!?でも、ゴン太のパンツは普通にゴン太のパンツだったよ!?」

最原「サイズが違ったらすぐにバレるから、ゴン太くんのパンツは交換されなかったんだよ。同じように、キーボくんのパンツも交換されなかったし王馬くんのパンツは星くんのパンツと交換させられてたんだ」

星「お前…それ本気で言ってるのか?」

王馬「ギャハハハハハハハ!!はっ…腹痛ぇええwwwwwww!!!」ゲラゲラゲラ ゴロゴロゴロ

百田「いや…いやいや!そもそも、真宮寺が俺たちのパンツをバラバラに分ける理由は何なんだよ!?」

最原「そんなの知らないよ!でも、僕は見たんだ!それに、皆は真宮寺くんが何を考えているのか、少しでも理解した事があるの!?」

真宮寺「へぇーえ…最原クン、そんな事言っちゃうんだァ…」

百田「確かに…何かの儀式だった可能性があるな」

天海「マジもんは何を考えてるのか分かんねーっすしねぇー」チラッ

天海「…とりあえず俺のは普通に俺のだったっす」ホッ

王馬「やwwやめwwwwもうwww最原ちゃんwww最高すぎんよwwwwwやっwwww」プルプルプル

最原「とにかく!あの時のプールの時!真宮寺くんは僕達のパンツをグルグル回してたんだ!その時に真宮寺くんは僕のパンツを手にしたんだよ!!」

王馬「ギャハハハハハハハハハハハハ!!!!!」ゲラゲラゲラゲラゲラ  ゴロゴロゴロゴロゴロ

赤松「………」

白銀「………」

春川「………」

東条「………」

夢野「………」

入間「………」

夜長「………」

最原(うぅ…ごめん…ごめんよ真宮寺くん…)

最原(でも…この主張を押し通さないと、僕は皆に玩具にされちゃうんだ…!)




春川「……つまり、昨日の昼の時点で真宮寺は男子更衣室でイタズラをして、そこで最原の下着は真宮寺の元に行ったってわけ」

春川「じゃぁ、クロは真宮寺くんで間違いない。そうだよね?最原」

入間「…え?そんな意味の分かんねー証言、まともに聞き入れろってのか?」

春川「でも、ちゃんと目撃者も居る。そうだよね?百田」ギロッ

百田「えっ!?あっ…ああ。そっそっかー。あの時真宮寺が来るのが遅かったのはそんな事をやってたのかー…」

星「…確かに、真宮寺はプールに入ってくるまでの時間が一番遅かったな。最初はあの服を脱ぐのに時間を掛けているのかと思ったが」

天海「ああ、確かに一番遅かったっすね。真宮寺君が入ってくるの」

茶柱「…じゃぁ、真宮寺さんが最初に最原さんの下着を盗んだクロって事で良いんですね?」

赤松「うん、そうだね。最原くんが言うには、そういう事らしいし…」

キーボ「まさかプールの裏でそんな事が行われていたとは…」

ゴン太「ごめん皆!ゴン太が気づいていれば守れたのに…!くっ…」

夢野「真性の考える事は分からんのう」

東条「私が男子更衣室の整理も出来たら防げたのだけど…」

アンジー「主は言ってるよー。真宮寺は真っ黒ってー」

白銀「うーん、地味にこれが一番可能性が高いかもね」

王馬「はぁはぁ…あー笑った。こんなに笑わせてくれたお礼に俺も真宮寺ちゃんに一票入れてあげるよ」ハァハァ

真宮寺「…………」

百田「どうやら、みんなの心は一つになったらしいな」

最原(皆分かってくれたみたいだ…でも、何おかしい。上手く行きすぎてるような…)

モノクマ「さて、そろそろ結論がついてきたらしいので、投票ターイム! 多数決で決まりますが、一番最初に最原くんの下着を盗んだクロだと思う生徒に投票してくださいね!」

モノクマ「では……スタート!」




【結果発表】

百田解斗…10票

真宮寺是清…6票


最原「………え?」

百田「え…?」

モノクマ「大正解――――!!!今回、一番最初に最原くんの下着を手に取ったのは、百田くんでしたぁ――!!!」

百田「えっ?……ぇぇえええええええええええええ!!!!???」ガガーン

最原「どっ…どうして…!?どうして百田くん…が…?」

赤松「ふふっ最原くん」

赤松「私達が、本当にあんな嘘に騙されると思ったの?」ニコッ

最原「」

白銀「さすがにあの状況であんな事を言うとはとても思えないから、地味に最後の推理を実行してたんだー」

百田「いや、おかしいだろ!そもそも俺は盗んだわけじゃ無くて拾っただけで――」

モノクマ「言わなかったかなぁ?今回のクロは一番最初に最原くんの下着を”手にした”者だって」

百田「おぅ…」

天海「男だけの大会が終わったのは一時半、最原さんが部屋に戻ってきたのは二時。二時半には俺の仕掛けが作動してパンツは自動時に俺の部屋に。その後に夜長さんと入間さん。そして侵入した夢野さん。おこぼれを拾う東条さん」

天海「整理すれば、最初に最原さんのパンツを拾ったのは…大会を終えた後の百田くんだってすぐに分かりましたよ」

アンジー「神様がねー、言ってたんだー。終一がねー、”偽証”してるってー」ニッコニッコ

夢野「…さすがのウチも、あんな嘘に騙されるほど間抜けじゃないわい」

最原「」


天海「ていうか、最原くんも気づいてたっすよね?百田くんがクロだって。だから、あんな偽証を躊躇なくやったんじゃないっすか?」

百田「えっ!?」

最原「………」

百田「どっ…どういう事だ終一!?お前、俺がクロだって知ってて、何で偽証を…!?」

最原「…だって…百田くんが…百田くんだけが僕の衣装の管理ができるようになっても…」

最原「適当に流して…無難な恰好で…今まで通りに過ごせるって信じてたから……!!」ポロポロ

百田「…あっ!!」

春川「……残酷すぎる…」ギリッ…

白銀「ねぇねぇモノクマ!おしおきって、それって今からでも良いんだよね!?」キラキラキラ

モノクマ「ん?それはもちろんだよ!でも、一日一人までだからね!それは被害者である最原くんへの配慮でもあるから絶対だよ!」

白銀「それじゃぁ最原くん!今すぐ私の部屋に来て!着せたい服が1053着あるんだ!」キラキラキラキラ

入間「お…俺様がダ最原の衣服の管理を…それで、あんな恰好やこんな格好も…いひひひひ…」涎ダラダラ

東条「前々から、最原くんはメイドの才能があるんじゃないかって思っていたのよ」

茶柱「転子は男死なんかの衣装管理なんて興味ないですが、しっ仕方無いですね!最原さんを転子好みに仕立て上げてあげましょう!!」ハァハァ

夢野「ウチの番になったら、一日中使い魔の恰好をするのじゃぞ。そしてお互いに魔力を高めるのじゃ」

アンジー「アンジーはねー、終一にボディペイントをしたいんだー。勿論全裸でー。アンジーも一緒にするよー」

赤松「私の担当日には何を着せるかまだ決めてないけど、楽しみに待っててね。最原くん」ニコッ

最原「………嫌だ」

ダッ

最原「嫌だぁぁぁぁああああああああああああ!!!!」ダダダダダダダダダダダダダ

天海「あっ!最原くんが逃げたっすよ」

白銀「東条さん!最原くんを拘束して!!」

東条「それは依頼として受け取るわね」シュダッ

百田「逃げろぉおおおお!!終一ぃいい!!逃げるんだ!!奴らの見つからない地の果てまで!!」

春川「にっ…逃げて!!最原!!」

最原「あああああああああああああああああああ!!!!」ダダダダダダダダダダ

シュバッ

最原「!!」

東条「知っていますか?最原くん」

ガシッ  ドンッ

最原「ガッ……!」

東条「メイドからは、逃げられないのよ」


王馬「あちゃー、最原ちゃん捕まっちゃったかー。まぁ仕方ないねー」

赤松「それじゃぁ白銀さんの研究室まで運ぼうか」ニコッ

真宮寺「最原くん。僕を悪者にしようとした報い、覚悟すると良いヨ。クククク…」ククク…

最原「やっやだ…!助けて!百田くん!!」

百田「!!まっ待て!お前ら!!」

白銀「なぁに?」

百田「今回の事件のクロは俺だろ!?だったら、終一じゃなくて俺を連れていけ!!」

王馬「何言ってるんだよ、そんなの全然面白くないじゃんか」

茶柱「気持ち悪い男死が更に気持ち悪くなるだけですね」

夢野「正直言って、キショイ」

白銀「うーん、百田くんをコスプレさせてもちょっと…それに、もう百田くんはおしおきされてるし」

入間「そーだそーだ!クロだけが奴隷原にエロイ恰好できねぇんだよ!ルール分かってんのか!」

百田「だったら!力づくで止めさせ――」

モノクマ「おっと、それは僕が許さないよ!力づくでおしおきを台無しにするなら、更にキッツーイお仕置きが百田君を待ってるからね!!」

百田「…こ…この…!!」グッ

春川「百田」ガシッ

百田「…離せ、ハルマキ!このままだと終一が――」

春川「私達に出来る事は、もう何もないよ」

春川「もう、最原を見届けるしか…」

百田「……くっ…」ガクッ

最原「いやだあああああああああああああああ!!!!!」ズルズルズルズルズル



後日


最原(バニーガール)「………」死ンダ目

赤松「おはよう最原くん!おっ今日は誰のコーディネートかな?」ニコニコ

入間「俺様だ!ダメージ加工して露出を少なくしてやったぜ!げしゃしゃしゃ!!」

アンジー「なるなるー。化粧までして本当に女の子みたいになったねー。寧ろ美少女?」

東条「化粧は私が施したのよ。上手く出来たと思うのだけど」

茶柱「完璧ですよ!まるで最原さんが男死であることを忘れてしまいそうです!」ハァハァ

夢野「化粧と言っても、まつ毛くらいしかやってなかったように見えたがの」

天海「おお…これはもう完全に女の子っすね」ムラッ

キーボ「僕に味覚機能を付けてくれてありがとうございます!入間さん、王馬くん!見直しました!」パクパクパクパク

キーボ「チキンライスって、こんなに甘苦い味だったんですね!ああ!味覚って素晴らしい!!」パクパクパクパク

王馬「遠慮しないでどんどん食べなよキー坊、まだデザートもあるんだからさぁ…」ニヤニヤ

最原(バニーガール)「………」死ンダ目


百田「…………」

春川「…明日は大丈夫だよ、私の番だから。いつもの恰好をさせるつもり」

春川「だからそんなに落ち込まないでよ。こっちまで暗くなっちゃうからさ」

百田「…駄目だ…俺…もう、見てられねぇよ…」ブワッ

百田「俺が…男だけの大会を開いたばっかりに…!」プルプルプル

春川「それでも、入間と夜長と夢野は最原のパンツ盗みの常習犯だったんだよ?結果は変わらなかったって」

百田「…決めたよ、俺は、何が何でも終一を救い出す。あの混沌とした地獄から救い出して見せる!」ドンッ

百田「その為にはハルマキ、お前の協力も必要だ!」

春川「言われなくてもそうするつもり。このままだと最原が壊れてしまいそうだし」

百田「うっし!それじゃぁ早速明日の為の計画を立てるぜ!一緒に付き合ってくれるよな?」

百田「…ところでハルマキ、何でお前最近スチュワーデスの恰好をしてるんだ?」

春川「…別に、何でも良いでしょ」




翌日、春川さんが事件を起こして、百田くんと春川さんの手によって学級裁判で僕が奴隷制度から解放されるのは

また別のお話―――



終しまい



完全に自分の趣味で書きました

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