~~土曜日、部室にて~~
果南「......」ナデナデ
善子「えっと....(なんでヨハネ、果南になでられてるのかしら)」
果南「......」ナデナデナデ
果南「あっ、ハグしていい?」
善子「え、うん.....」
善子「うん?」
果南「じゃ、ハグ~♪」ギュウウウウ
善子「ちょっ」
善子「.....まぁいいけど」
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果南「(いやー、梨子の言った通り抵抗しないなー)」ギュウウウ
善子「???」
~~回想~~
梨子「よっちゃんともっと仲良くなりたい?」
果南「うん」
梨子「私が見てる分には仲悪いようには見えませんけど....」
果南「そうなんだけどさ。ほら、私って善子と二人っきりになること少ないじゃん?」
梨子「はぁ」
果南「もうちょっと仲良くなって二人で話とかできたらなー、って」アハハ
梨子「なるほど(そういえばよっちゃんも最近『くっくっく、そろそろ果南を本格的に堕天させたいわね』とか言ってたような....)」
梨子「(多分よっちゃんも果南さんともっと仲良くなりたいんじゃないかなー)」
果南「そこで!最近善子と仲がいいと噂の梨子にアドバイスをば!」
梨子「わ、私がですか!?よっちゃんとは普通だと思うけど....」
果南「そこをなんとか!」ズイッ
梨子「わ、わかりましたから」
梨子「じゃあとりあえず知ってることを教えますね。まずよっちゃんは.....」
果南「うんうん」
~~回想終了~~
(よっちゃんメモ1)
真顔でなでたりハグすると混乱してされるがままになります
果南「(堕天使モードじゃないときは結構おとなしいなー)」
果南「善子はかわいいなー」ギュウウウ
善子「かわっ!?か、果南!?どうしたの急に!?」
果南「あ、やべ」
善子「.....もしかしてヨハネを子ども扱いしてる?」
果南「そ、そういうわけじゃないけどさ。なんていうかほら。善子ともっと仲良くなりたいなー、みたいな」ハハハ
善子「な、仲良く?......むぅ///」
善子「と、とにかく離れなさい。リトルデーモンに子ども扱いされるわけにはいかないわ」ジタバタ
果南「えー(あれ、でもジタバタしてる割には抵抗が少ない?)」
果南「(そういえば梨子が言うには....)」
(よっちゃんメモ2)
あんまり抵抗がないときは喜んでる証拠です。ハグしたりなでたりしても大丈夫です
善子「果南―?聞いてるのー?」
果南「......」
善子「果南?」
果南「えっへっへー♪」ギュウウウウウ
善子「なんでハグの力強くなってるのよ!?」
果南「さあねー」ギュウウウウウ
善子「しまってる!しまってるから!」
果南「いやー、ごめんごめん」アハハ
善子「真面目な顔でなでたりハグしてきたり。何かと思ったわ」
果南「善子ともっと仲良くなりたくてさー」
善子「っ!?....って、ていうかヨハネよ!」
善子「.....ふっ、でもまぁいいわ」
果南「(あっ、これは....)」
善子「ヨハネのような『力』を持つ者に人間が引き込まれるのも無理のないこと....」クックック
果南「(堕天使モード入っちゃったー)」
善子「深淵に集いし眷属には更なる高みに臨む闇の力を与えんとす....」
果南「えっと....」
善子「くっくっくっ」
果南「ごめん。何言ってるかわかんない」
善子「えっ、いや、その....」
善子「ヨ、ヨハネも仲良くなりたいってこと!」
果南「ああ」ポンッ
善子「うぅ....」
(よっちゃんメモ3)
よっちゃんが何言ってるのかわからないときは聞きましょう。大体教えてくれます
果南「そして!今日はなんと善子にプレゼントを持ってきました!」
善子「えっ、そうなの?それは普通にうれしいかも」
果南「えーっと、確かカバンにー....」ゴソゴソ
善子「なにかしら」
果南「あった」
果南「はい、みかん」
善子「ちょっと待って」
果南「おいしいよ?みかん」
善子「いや、あの....」
果南「これはちょっと酸っぱいかも」
善子「じゃなくて」
果南「食べさせてあげよっか?あっ、でもさすがに口移しはちょっと照れるなー///」テレテレ
善子「私のプロフィール知ってるわよね!?」ガーンッ
好きな食べ物:チョコレート、苺
嫌いな食べ物:『みかん』
果南「善子にプレゼントをあげつつ、さらに善子は嫌いなものを克服できる!まさに一石二鳥!!」
善子「二鳥どころか一鳥も落とせてないわよ!?」
善子「食べ物なら普通にチョコレートとかでうれしかったのに」
果南「あー。悩んでるときは最後チョコとみかんの二択だったなー」
善子「なんでその二択なのよ!?っていうか悩む要素ないでしょそれ!」
果南「あっはっはー」
善子「ごまかすなー!」ウガーッ
(よっちゃんメモ4)
プレゼントはチョコかみかんがオススメです。チョコならすごく喜びます
みかんならすごく突っ込みます
果南「うんうん。その反応が見たかった」
善子「それだけのためにみかん持ってきたの!?」ガーンッ
果南「まぁまぁまぁまぁ」ムキムキ
善子「とか言いながら剥いてんじゃないわよ!」
果南「善子がみかん食べられるようになったから?」
善子「今日はみかん記念日....ってやかましいわ!」
果南「あはははははは!」
善子「うーがー!」
果南「あー、面白かった」
善子「私は疲れたわ」
果南「どうしよっか、このみかん」ムキダシー
善子「食べるしかないんじゃない?」
果南「善子が?」
善子「か・な・ん・が!」
果南「じょ、冗談冗談」
善子「まったく....」
果南「....あっ、そうだ」
善子「どしたの?」
果南「千歌にあげたら喜ぶかな?」
善子「剥き出しのみかん渡されても困ると思うけど!?」
果南「かなー」アハハ
善子「もう、今日の果南ちょっとおかしい」
果南「まぁまぁ。私だってたまにははっちゃけるよ」
善子「自分で言わないでよ」
果南「なんか今日は善子と仲良くなった気がする」
善子「錯覚じゃない?」
果南「善子に練習時間を1時間早めに教えた甲斐があったよ」
善子「通りで誰も来ないと思ったわ!」
善子「果南は常識人だと思ってたのに」
果南「わ、私けっこう常識人だよ?誰と比べてるのかは知らないけどさ」
善子「マリーとかダイヤと比べて」
果南「あ、私ダイヤよりまともに見えるんだ....。うれしいような複雑なような」
善子「これはヨハネの目指す『普通』の見本を変えないといけないわね....」
果南「普通?よくわかんないけどルビィちゃんとか?」
善子「ええぇ....。私『ピギィ!?』とか言わないし」
果南「そこなの!?」
善子「い、いや、まぁ、ルビィが常識人なのは否定しないけどね、うん」
果南「その言い方だと逆にルビィちゃんが変な人みたいに聞こえるからね!?」
果南「うーん.....。善子はさー」
善子「ヨハネよ」
果南「じゃなくて善子はさー」
善子「?うん、なに?」
果南「普通になりたいの?」
善子「......」
果南「......」
善子「そうね」
果南「ふーん」
善子「普通に部活して、普通に放課後寄り道して、普通に休みの日は友達と遊んで....」
善子「堕天使なんて言わなくて.....」
果南「うんうん」
善子「......」
善子「でも」
果南「?」
善子「私が堕天使だのなんだの言っても受け入れてくれるところがあるってわかったから....」
善子「ヨハネは今の『普通』が一番好きかも」
果南「!!そっかー」
善子「.....///」
果南「そっかー。そっかそっかー」ニコニコ
果南「善子ー、ちょっとこっちきてー」
善子「?なによ?あとヨハネ....」
果南「えっへっへー。ハグー」ギュウウウウウ
善子「ちょお!?」
果南「善子は私たちのこと大好きかー」ギュウウウウ
善子「言ってないでしょそんなこと!?」
果南「みんなが来るまでハグしてようよー」ギュウウウウ
善子「はーなーせー!」ジタバタジタバタ
果南「(おや、これは.....)」
(よっちゃんメモ5)
よっちゃんの抵抗が強いときはハグを恥ずかしがっているときです。
なので....
果南「......」
果南「ふっふっふー」ギュウウウウウウウ
善子「たーすーけーてー!」
おもいっきり抱きしめてあげましょう。そのうち抵抗をあきらめます
おわり
前作
梨子「よっちゃんのどこが可愛いのかわからない」
梨子「よっちゃんはね♪」
善子「リリー、ポッキーゲームするわよ!」
ルビィ「そういえば明日はハロウィンかぁ」
梨子「そもそもなんで私とよっちゃんが仲良いことになってるの?」 曜「はぁ」
Aqoursの何もない一日
【サンシャインSS】善子「リリーのバカ!変態!」 梨子「ありがとうございます!」
【SS】ルビィ「善子ちゃんはルビィの話を聞かない」
花丸「マルと結婚しよう!」 善子「なんでよ!」
鞠莉「ダイヤ!ハグして!」 ダイヤ「はい?」
曜「クリスマスは千歌ちゃんと過ごしたいので」
千歌「あのさ....」 善子「なに?」
【SS】梨子「やっぱりダイまりよね」 曜「え?ダイかなでしょ?」
【SS】千歌「ようりこだと思った?残念!ようちかなのだ!」
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