【ダンガンロンパV3】面接官「次の方どうぞー」 (17)










ネタバレの塊なので







未プレイは






ご遠慮ください

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赤松「こんにちは」

面接官「こんにちは。お名前と志望動機をお願いします」

赤松「216番、〇?△*です。今回この『ダンガンロンパ』に志願した理由は、才能が欲しかったからです」

面接官「…ほう」

赤松「私、両親が音楽家で、小さい頃からピアノを習わされてるんです。でも、いくら練習しても、一度も賞を取れなくて…」

赤松「…私より後から始めた子たちは、みんなすごい賞をばんばん取ってて。私だけが取り残されてて」

赤松「私だけが何の取得もない、普通の高校生で」

赤松「そんな自分に嫌気がさしていて…産まれ持った才能の差に絶望していて…」

赤松「そんなときに、この『ダンガンロンパ』に出会ったんです」

赤松「登場人物みんなが『超高校級』の素晴らしい才能を持っていて、みんながそのことを誇りに思っていて、その才能を賭けてコロシアイをして…」

赤松「私には、それがすごく輝いて見えた。そんなふうに自分の才能を生きる希望にできる、そんなキャラクターたちが羨ましかった」

赤松「だから……私も、その一員になりたいと思ったんです」

赤松「リアルでは何の才能もない落ちこぼれでも…せめてフィクションの世界では、『超高校級のピアニスト』として、命を賭けたかった」

赤松「これが、私の動機です」

面接官「なるほど、では貴女は『超高校級のピアニスト』志望ということでいいんですね?」

赤松「はい。コロシアイゲームではあまり役に立たない才能かもしれませんが…『スーパーダンガンロンパ2』の澪田ちゃんみたいに、聞き分け能力で捜査の役に立ったり…」

赤松「後は『ダンガンロンパ3』の洗脳ビデオのように、洗脳BGMなんてものを作曲してもいいかもしれません!」

赤松「『ダンガンロンパ』の魅力は音楽によるものも大きいと思いますし、なかなか使い勝手のいい才能だとも思いますよ」

面接官「…ふむ」

面接官「…しかし、わかっていますか?この物語はあくまでリアルフィクション」

面接官「フィクション世界での死は、そのまま現実世界への死と直結しているんですよ?」

赤松「その点は心配していません。私、負ける気が全くしないので」

面接官「ほう?」

赤松「たぶん、私ってコロシアイに向いてる性格だと思います。基本的に人のことを信じてないんで」

面接官「…なるほど。貴女は今回のテーマにもきっちり該当する逸材かも知れませんね」

赤松「『嘘』ですよね?ええ、ぴったりだと思いますよ。私は人のことは徹底的に疑いますし、自分のためなら平気で嘘をつくようなやつですから」

面接官「よくわかりました。もう結構です」

赤松「では、失礼します」

面接官「次の方どうぞー」

>>6 (最原以外)

入間

入間「こんちゃーす」

面接官「…こんにちは。お名前と志望動機をお願いします」

入間「92番、□※◎▼だ。志望動機は…ぁーっと、金だ金。金が欲しいんだよ」

面接官「ほう、お金…ですか?」

入間「あァ、悪いかよ?実際そういう動機のやつは多いだろうが」

入間「それともなんだ?コロシアイ大好きでーっす!とか言ってるぶっ飛んだやつしかこのオーディションには受からねぇってのか?」

面接官「そんなことはありませんよ。様々な価値観を持った人間を集めるのが、このオーディションの目的ですからね」

面接官「ですから…そのお金の使い道も、話してもらう必要があるんですよ。出来るだけ正確にね」

入間「……チッ」

入間「…幼馴染みが、今度手術を受けんだ」

面接官「ほう?」

入間「結構難しい手術らしくてな。手術費は莫大な金がかかるんだが…」

入間「…あいつの親は、そんな大金は払えねぇって、あいつを見捨てたんだ」

入間「…あいつを助けられるのは、もうアタシしかいねぇ」

入間「だから…こんな胸糞ワリーイベントに参加するハメになったってわけだ」

面接官「なるほどなるほど…貴女は、その幼馴染みのことを愛しているんですね」

入間「あいっ……///!?ふ、ふざけたこと抜かしてんじゃねぇ!アタシはただ幼馴染みとしてだな…!!」

面接官「いやーそんな否定することないじゃないですかー(ニヤニヤ)」

入間「そのニヤニヤやめろムカつくんだよっ!殴るぞっ!」

面接官「顔真っ赤じゃないですか。そんなナリして意外とウブですねぇ貴女」

入間「放っとけよ……!」

面接官「はいはい。…では次に、貴女はどんな『超高校級の才能』を希望しますか?」

入間「クソッ…煽るだけ煽りやがって……」

入間「…チッ。…『超高校級の発明家』だよ」

面接官「……発明家?」

入間「ああ。メカも弄れる、プログラムも組める、爆弾も作れる、そんな超ムチャクチャな発明家だ!『ダンガンロンパ』らしいだろ!?」

面接官「………」

入間「宣言しておくぜ。アタシはこの才能でこんなくっだらねーコロシアイをすぐに終わらせてやる」

面接官「…それは、受かりたくないという意思表示でよろしいでしょうか?」

入間「ちげーに決まってんだろ。お前らからしてもアタシみたいな存在は必要なはずだぜ」

入間「どうせテメーらは番組が盛り上がることしか考えてねーんだろうからな」

面接官「………」

入間「こんなゲームに参加してるやつなんざ信用できねぇ。アタシは常に単独行動になるだろうよ」

入間「運営から貰った才能を使い、単身で運営に喧嘩を売りに行くキャラクター…一人くらいはそういう奴がいた方が、ゲームが盛り上がるんじゃねーか?」

面接官「………」

入間「わかったらさっさとアタシを合格にしろ。そして『超高校級の発明家』の才能をよこしやがれ。少なくともお前らの予想を超える範囲で暴れ回ってやるからよ」

面接官「…ふふ、わかりました。もう結構です。お引き取り下さい」

入間「ケッ、次会うときは才囚学園だぜ!」

面接官「次の方どうぞー」

>>10 (最原赤松入間以外)


おやすみなさい

>>12です

アンジー

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