フレデリカ「お鍋の美味しい季節になりましたー!」 (40)

フレ「これは非常によろしくないですね、塩見さん…」

周子「ほほう、それはまたどうしてですか、宮本さん」

フレ「今この家にいるのは三人だけ……加えて、ご両親は商店街のくじ引きで当たった温泉旅行に出かけていて、明日まで帰ってこない……」

周子「……なるほど。これはもう、集まって鍋をするしかありませんな……」

美嘉「いやいやいやいや」

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美嘉「……あの、さ。ちょっと色々と聞きたいことがあるんだけど」

周子「よろしい。三つまでなら聞きましょう」

美嘉「魔法のランプか!」

フレ「わお!美嘉ちゃんノリノリ~♪」

美嘉「っだー!もう!」

周子「あはは、ごめんごめん。何でも聞いてくれたまえ」

美嘉「まず鍋って何?アタシ聞いてないんだけど!」

フレ「大丈夫、美嘉ちゃん以外には言ってあるよ」

美嘉「いやアタシに言えよ!って……え?何、以外って、他にまだ来るってこと?」

周子「あとは、志希ちゃんと奏ちゃんかな」

美嘉「Lippsっ……なんかレッスンの後こそこそしてるなぁと思ったらそういうことか……」

周子「あー…鍋、嫌だった?」

美嘉「いや、それはいいんだけど……うちででしょ?莉嘉がなぁ……」

フレ「大丈夫!仲良くしてみせるよ!」

周子「大丈夫大丈夫!」

美嘉「あんたたちの大丈夫は全然大丈夫じゃない!」

メールダヨ!

美嘉「…ん?メール…莉嘉からだ…」

フレ「リカちゃんの着信音…」

周子「姉バカ…」

美嘉「うっさい!//」

美嘉「……」

周子「妹さん何だって?」

美嘉「今日、凸レーションで仕事だって……」

美嘉「……泊まりで……」

「「「………」」」

((鍋パーティーの開催じゃー!!!))

周子「さて、そうと決まれば二人にも連絡しないと…」

美嘉「うぅ…あれ?まだ連絡してなかったの?」

周子「いや、だって勝手に決めてたしお家が無理だった場合は流石に諦めなきゃだし?」

美嘉「……意外とそういうとこちゃんとしてるよね……」

周子「あたしは一体なんだと思われてるのかなー?」

フレ「まーまーご両人、そうと決まれば早速買い出し行かないと!」

フレ「…はい!と、いうわけで、一行は最寄りのスーパーマーケットにやってきましたー!」

周子「今ロケにありがちなジャンプしたら場面切り替わってるやつやりましたー」

美嘉「誰に対する説明?」

フレ「このスーパーうちの近所にもあるー」

美嘉「そういえばフレデリカも一人暮らしなんだっけ」

フレ「そうなの?」

周子「いやあたしに聞かれてもしらんて…」

美嘉「ねえ、何鍋にするー?やっぱちゃんこかなー」

周子「城ヶ崎家の定番は?」

美嘉「そうだなー、莉嘉の気分に合わせることが多いけど、大抵はちゃんことか、みそとか…」

周子「出汁からとって?」

美嘉「もっちろん!」

フレ「わお!ほんてきくかー!」

美肌効果を意識して豆乳鍋になりました。

美嘉「あとは白ネギと…あ、こら!お菓子いれない!」

フレ「ぶーケチー」

周子「お揚げさんいれた?」

美嘉「まだー…あ、やっぱり周子といえばお揚げさん?」

周子「えー?何でよ」

美嘉「何でって…京都だし?」

周子「なるほどねえ…コンコン、シューコだよー」

フレ「キツネって何でコンコン?」

美嘉「たしかに…」

周子「ちょっ…変なとこ広げないでよ」

美嘉「結構買ったねー」

周子「そだねー…っとと、重いな」

フレ「半分持つよー」ヒョイ

周子「おぉ…ありがと」

周子「フレちゃん意外に力あるよね」

フレ「お褒め頂き光栄ですお嬢様」

周子「やめてよそれー」

美嘉(夫婦…)

フレ「たっだいまー!」

美嘉「そんなん言っても誰もいなi
志希「おかえりー♪」

美嘉「え」

奏「あら、ずいずん遅かったじゃない」

周子「結構買ったからねー」

奏「先に手洗いうがいしなさいね」

フレ「はーい」

美嘉「ななな」

美嘉「なんでいる!!!」

志希「え?えーっと、寒かったから?」

美嘉「あーなるほど…」

美嘉「…じゃなくて!!鍵!かかってたでしょ!!!」ブンブンブンブン

志希「アーバーバーバー」ガクガクガクガク

志希「まーまー。ほら、アタシは実はもうみんなが出かける前から家の中に隠れててー」

美嘉「…ほんとに?」

志希「ホントホント、ホントだってー。ホントってことにしといてー」

美嘉「うおい!」

周子「奏ちゃんも早かったねー」

奏「えぇ。撮影が思ったよりも早く終わったから」

フレ「洗面所どこ?」

フレ「……」

周子「……」

奏「……」

周子「……ゴキブリ!」

奏「……残念、カメムシでした」

周子「っだー!四枚揃ったー!」

フレ「はいシューコちゃんの負けー」

奏「どうしてこんなものが?」面白いけど

美嘉「あぁ…それは莉嘉が買ってきて…」虫好きだから…

美嘉「っていうか、遊んでないで野菜切るの手伝ってよ」

フレ「だってアタシたち」

フレ周子「料理出来ない芸人でーす」

美嘉「アイドルでしょ…はぁ。奏もいいの?料理出来ないとモテないよ」

奏「私はいいのよ…」

奏「モテてるから」

フレ「カナデちゃんがすごくカッコよくカッコ悪いこと言ってる…」

周子「今の録音したから明日Pに聞かせよ」

奏「ちょっと!//」

志希「よしよし、アタシが手伝ってさしあげよう」にゃはー

美嘉「志希が?なんか意外かも。普段から包丁使ったりするの?」

志希「メスならよく使ってるよー」

美嘉「それはよく使っててほしくないんだけど…」

周子フレ「また負けたー!!!」

奏「私をからかうとこうなるのよ…」フフ

四人「「「「おおーーっっ」」」」

美嘉「へへ、どうよー」

周子「流石読モアイドル!」

フレ「よっ、カリスマJK!」

奏「いい匂い…」

志希「おなかすいてきたー」

フレ「出汁が効いてますなー」

周子「味のびっくり箱やー!」

美嘉「それをいうなら宝石箱…」

美嘉「…そういえば、さっきから食べてるこれなんだろ、美味しい…」

周子「こんなん買ってたっけ?」

志希「はーいそれはアタシが持参してきたやーつ」

美嘉「……。一応聞くけど、これ何の肉?」

志希「やだなー、そんな変な肉じゃないって、牛だよ牛」

美嘉「なんだ…」ほっ

周子「へー。ホルモン系?」

志希「キ○タマだよ。牛のキ○タマ」

美嘉周子「「ブッ!!」」

奏「へえ…キ○タマってこんな味なのね」

フレ「あらあらミカさんてばあんなに美味しそうに食べちゃって…」

美嘉「やめてよ!//」

志希「レアなんだけどなー」

フレ「しめまで美味しかったー!」

周子「んじゃどーする?またゲームでもする?」

周子「それか美嘉ちゃんの卒業アルバム見るとか」

奏「いいわね」

美嘉「やめて!」

フレ「アタシウノがいーなー」

志希「ミカちゃんのベッド…」ハスハスハスハス

美嘉「ほんと自由だねあんたたち…」

美嘉「何にしても先に後片付けしてからね!」

志希フレ「「ぶーぶー」」

奏「……それじゃ、後片付けする人をこれで決める。っていうのはどう?」

周子「ポーカーね…ええよ、のった!」

美嘉「えぇ…?まぁ、いいけどさ…」

奏「私の一人勝ちね」

志希「二人とも洗い物よろしくー♪」

美嘉「食器棚には後でアタシが片付けとくから…」

周子「ぐぬぬ…」

フレ「くやしー!」

奏「さ、それじゃそれまでミカの卒業アルバムでも見てましょうか」

美嘉「あ、それは見るんだ…」

奏「この頃はちょっと妹さんにも似てるかしらね?」

美嘉「んー、いわれるとそうかも?」

志希「カワイイなー」

志希「攫いたい」

美嘉「真顔で言わないでよ怖いから…」

奏「ちょっと二人の様子見てくるわね」

志希「アタシも失踪してくるー」

美嘉「アンタはダメ!」

奏(……あら、意外に大人しくやってるわね)

周子「じゃあアタシから…」

奏(…?)

フレ「速水奏しりとり…次は『う』!」

周子「う…美しさがうつろいゆくものなら、留めておきたいのは人の願いじゃない」クネ

フレ「『い』…今に満たされている代償が、この空虚さなのかしら…?」クネクネ

奏「ちょっとあなたたち何をやっているの!!!//」

美嘉「ねえ志希…?本気じゃないよね…?」

美嘉「あ、洗い物終わっ……どうしたの?」

奏「……………何も」

奏「ないわよね」

フレ「はい奏様」

周子「何もございません奏様」

美嘉「?」

美嘉「てゆーか…そろそろ良い時間だけど、みんな帰りは…」

フレ「…え?」←着替え中

周子「何か?」←既にパジャマ

志希「?」←もはや下着

美嘉「………」

奏「ごめんなさいね…そういう風に聞いてたから…」後でシャワー借りるわね

志希「イイネー!アタシ雑魚寝も好きー♪」ばふんっ

美嘉「こら!布団で遊ぶなー」

周子「おー合宿感出てきましたなー」

フレ「ここいらで一杯いっちゃう?」

志希「待ってました!」

奏「いいわね」

美嘉「おーい未成年」

フレ「それじゃあ枕投げでもする?」

奏「それとも恋バナかしら」

周子「おっ、いいねー」

奏「恋バナは恋バナでも…私たちも子どもじゃないんだから…もっとオトナな話をしましょうよ」

美嘉「お、おおオトナ?」

周子「カリスマJKの美嘉ちゃんなら、さぞオトナな話が聞けるんでしょうなー」

美嘉「あ、アタシは…そういう周子はどうなのよ」

周子「あたし?んー。って言ってもなー、志希ちゃんなんかある?」

志希「ん?んー、じゃーねー、好きな体位の話する?」

四人「「「「??!!////」」」」

志希「奏ちゃんはー、どんな体位が好き?」

奏「え?えーっと…///」

美嘉「もっと子ども!子どもな話しよう!//」

フレ「それじゃあ枕投げでもする?」

奏「それとも恋バナかしら」

周子「おっ、いいねー」

奏「恋バナは恋バナでも…私たちも子どもじゃないんだから…もっとオトナな話をしましょうよ」

美嘉「お、おおオトナ?」

周子「カリスマJKの美嘉ちゃんなら、さぞオトナな話が聞けるんでしょうなー」

美嘉「あ、アタシは…そういう周子はどうなのよ」

部屋の外

周子「え、えらい目にあった…」

美嘉「奏が変なこと言うから」

奏「だ、だって」

奏「……それに、好きな…ってことは、その、あるのかしら、志希は、その……」

三人「「「………」」」

周子「……美嘉ちゃん聞いてきてよ」

美嘉「なんでよ!!それよりアタシは…!」

周子「フレちゃんの好きな人?」

美嘉「そう。気になるでしょ」

周子「そうかなー」

美嘉「何より、フレデリカが照れたりしてるところを見てみたい!」

周子(そっちが本音か…)

奏「まぁ、いつもの仮面を外した、素顔のフレちゃんが見てみたい。っていうのは同意ね」

フレ「アタシの好きな人?」

周子「そ。フレちゃんてあんまそーいうの言わないやん?」

志希「もちろんアタシだよねー♪」

フレ「んー、そうだなー。アタシはねー……」

フレ「……シューコちゃん」

周子「え?!//」

三人「「「!!!」」」((きたー!!!))

志希「ぶー」

フレ「……シューコちゃんが好きだし、シキちゃんも」

志希「おや?」

フレ「ミカちゃんもカナデちゃんも…プロデューサーもアリスちゃんも事務所のみんなもパパもママも、みーんな大好き」

周子(そういうことか…)

フレ「でも今は…」

フレ「…今は、こーして五人でお話し出来てる時間が、すっごく好きかなー」

周子「……フレちゃん…」

志希「アタシもフレちゃんと結婚すりゅうー!!!」ガバァ

フレ「えー?そんなこと言ってないよー」

奏「…完敗ね」

美嘉「…あはは、そうだね」

周子「よっしゃ!今夜は語りつくしますか!」

奏「ちょっと、明日も仕事でしょ?」

美嘉「ま、五人いればなんとかなるっしょ♪」

志希「徹夜ならまっかせなさーい!」

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ありす「……それで?五人揃って朝寝坊ってわけですか」

五人「「「「「すみません…」」」」」

ありす「お泊まり会してて寝坊って…プロとして有るまじき態度ですよ!そもそもあなたたちは…」

フレ「まぁまぁその辺で…」

ありす「……」ギロッ

フレ「ひい!ありすちゃんが怖いよシューコちゃん!」

ありす「橘です!!!」

美嘉(五人いてもダメだった…)

ありす「言い訳の一つでもしたらどうですか!なんのためにその唇はついてるんですか!!!」


おわり

後半少し雑くなってしまった。

しかしこうして書いてみると、一人称、奏以外はみんなあたし呼びなんだなと。どうでもいいですが。

Lippsというユニットに心からの感謝を

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